蓼科温泉郷

たてしな薫風

北横岳ロープウェイ

蓼科大滝(茅野市)

たてしな薫風

八ヶ岳連峰の中腹に位置する、蓼科温泉郷には昔から「親湯」「滝の湯」がありますが、やや低温でアルカリ性、ところが戦後リゾート開発で掘り当てた「三室源泉」は高温・酸性で湯量豊富と言いますから素晴らしい。一流企業や大学等の保養施設が立ち並ぶ、閑静な別荘地の真ん中にある「たてしな薫風(かおるかぜ)」は、その源泉を引き湯しています。コンセプトは「3R、森の隠れ宿」だそうです。「えっ、遊びに来てまで3Rに努めるの?」と思ったらリラックス・リフレッシュ・リセットだそうです。あー良かった。早速、リセット!

外観はプチホテル風

露天風呂付部屋もあります

暖炉を囲み、デザートやコーヒーを

山小屋ロッジ風です

大きなピザ窯のような暖炉を中心に、ラウンジやデッキテラス、ロビー、階段吹き抜け、そして奥まって食事処が配され大変お洒落な空間を演出しております。正に「森の隠れ宿」・「3R」を具現化した、旅館ともホテルとも言い切れない、賄い付きの別荘と云った雰囲気です。

夕食は和洋折衷創作料理

朝食は和食か洋食を選択

食事は高原野菜をふんだんに使い、これまたお洒落な創作料理です。バーニャカウダやピンチョスが出てきたかと思えば、筍と真薯の吸い物や刺身、すだちそばが出て、和とイタリアンの協奏曲といった感じです。私は良く分かりませんが、日本酒でもワインでもどちらもいけそうです。

いつでも入れる貸切風呂

男女入れ替え制の大浴場

部屋数が少ないため浴場はやや小ぶりですが、他のお客さんと会うことも少なくゆったりできます。pH3前後の酸性泉ですので、岳温泉(福島県)でも紹介しましたが、いったんカサカサしますがその後ツルツルになり、しかも1週間程持続します。私のような爺がそうなのですから、若い方はもっと効用があるかもしれません。お試しください。

小津安二郎の別荘「無芸荘」

散策にちょうどよい蓼科大滝

観光は蓼科高原、北八ヶ岳ロープウェイ、白樺湖、車山高原、霧ヶ峰等々、高原のデパート状態です。天候が良くなければ御柱祭で有名な諏訪大社巡りや、尖石縄文考古館で「縄文のビーナス」にご対面し、土偶に思いを馳せるというのはいかがでしょうか。 (2017/7/1)

北八ヶ岳ロープウェイ

北~南アルプスが一望

山頂駅には「坪庭」が広がる

蓼科山と北アルプス(北横岳山頂)

途中にある北横岳ヒュッテ

蓼科湖と彫刻公園