宝川温泉

「汪泉閣」

吹割の滝(沼田市)

宝川温泉「汪泉閣」

広大な露天風呂で有名な一軒宿です。それが成せる訳は毎分1800リットルの湯量にあります。四万温泉積善館の約2倍、貝掛温泉の約4.5倍になります。自然湧出井戸は枯れて、ボーリングによるポンプアップだそうですが量がすごいです。一時間に湯が入れ替わる分の浴槽なら108立方メートルの大きさが造れます。深さが0.5メートルならば10メートル四方の浴場が2個造れる計算になります。逆に循環しないのならこれだけの湯量が必要となる訳です。大型歓楽旅館が立ち並ぶ温泉のお湯は、いかに偽物に極めて近いかが分かります。

宝川温泉露天風呂

宝川温泉ホームページより

その露天風呂へは旧館の前から一旦外へ出て吊橋をわたり土産物屋等を抜けて行きます。年末年始の雪の中でしたが、人気があり日中は日帰り客で大変混雑していました。当時(6年前)は旧館にも宿泊ができ、部屋からちょうど雪に埋もれた吊橋と露天風呂を望むことができ幻想的風景でした。現在は改築され第一別館となった模様ですが未確認です。

新館は近代的で内湯とも快適ですがやはり露天風呂の迫力には負けます。やはり皆さん雪の中を露天風呂へ通っていました。 料理や施設に関しては同じ群馬県の法師温泉「長寿館」とほぼ同じようなレベルかなと考えております。しかし、6年前とだいぶ変わったと思われますのでコメントは控え、次回に詳しくご報告したいと思います。(2004/8/4)