和歌山県

渡瀬温泉「わたらせ温泉」

南紀勝浦温泉「万清楼」

熊野古道(馬越峠・鬼ケ城・松本峠・中辺路)

瀧見寺と那智の大滝(那智勝浦町)

渡瀬温泉「わたらせ温泉」

熊野本宮大社の近くには、湯の峰温泉、川湯温泉、渡瀬温泉があり、合わせて熊野本宮温泉郷と呼んでいます。特徴を比較すると、熊野古道の一部として世界遺産となっている共同浴場「つぼ湯」があり、昔ながらの温泉情緒を街並みに残す「湯の峰」、川底から温泉が涌き川原自体が露天風呂になる「川湯」、クワハウス・キャンプ場・バンガローが整い近代的で遊園地的な「渡瀬」となるでしょうか。 

大きな露天風呂が幾つも並ぶ 

広過ぎる貸切露天風呂 

今回お世話になったのは、何とも紛らわしい命名ですが、渡瀬(わたら)温泉にある「わたら温泉」です。広大な露天風呂が名物で、西日本最大と宣伝しております。貸切露天風呂も、4か所あり、一人で利用するには気が引けるくらい広いのです。ホテルは3棟あり、予算やニーズに合わせて選択できます。私が利用した「ホテルささゆり」は、この露天風呂群からは川を挟んだ向こう岸にあり、吊り橋を渡って通う必要があります。(これが結構距離があり下駄等だと慣れない足の指が痛くなってしまいます。)もちろん、ホテルささゆり専用の大浴場やミニ貸切露天風呂(ミニと称しますが大きさは普通)もあります。 

渓谷に面したホテル専用浴場 

ツイン洋室(和洋室もあり) 

眺めの良いレストラン 

吊り橋を渡って大露天風呂へ 

私は一人旅プランでしたので洋室でしたが、施設もサービスも和洋折衷で、食事は眺めの良い広々としたレストランでいただきます。夜食や翌日のコーヒー、持ち帰りミニ弁当のサービスもありました。飲み物等の料金も良心的で感心していたら、なんと経営母体が近畿地方でホームセンターを主業にしているコーナン商事だそうです。何故か「なる程!」と、納得してしまった次第です。 

参拝者の列ができる「熊野本宮」 

熊野古道「発心門王子」 

明治時代の整った石畳

(松本峠) 

江戸時代の石畳

(馬越峠) 

「鬼ケ城」(三重県熊野市) 

世界遺産に含まれる

観光はやはり熊野本宮大社と熊野古道です。熊野本宮大社付近は一大観光地となっており、観光施設も充実しています。この辺りの熊野古道は意外と石畳が少なく、普通の山道と車道の入り混じった所が多いようです。しかし、牧歌的な山村風景をゆっくりと楽しめるコースや本格的な峠越えコース等バラエティーに富んでいます。私が訪れたのは真冬でしたが、多くの参拝者が訪れていて、熊野古道ではガイドツアーも行われていました。私の場合、信心なく、お賽銭も供していないにもかかわらず、何となく厄払いして頂いたような、清々しい気持ちになりました。宝物殿の入場料を払ったから良いとしましょう。(2015/4/1)

南紀勝浦温泉「万清楼」

南紀勝浦温泉「万清楼」は大洞窟温泉「忘帰洞」や「玄武洞」等で有名な「ホテル浦島」の姉妹館で、マグロ漁が中心の紀伊勝浦漁港に面しています。旅館の真ん前の桟橋からは「ホテル浦島」への唯一の交通手段とされる連絡船が行き来しています。(とは言っても業務用車両はトンネルで直通できるようです。連絡船は営業上の演出?と、またいらぬ勘繰りをしたくなります。)「万清楼」のお風呂はいたって普通ですので、船に乗るのはちょっと面倒ですが、ちょっとした遊覧気分で洞窟風呂に通わない手はありません。(宿泊者はもちろん無料です。) 

勝浦漁港に面した「万清楼」 

目の前が「ホテル浦島」への連絡船 

「ホテル浦島」は巨大なヘルスセンターと云った雰囲気で、4棟のホテルに浴場が計6か所あり、公園、釣り場、遊覧船発着場等が揃っています。迷わないように行先別に、廊下に色分けしたペインティングがしてある程です。到底一日では遊び尽くせません。浦島太郎にでもなったと思って、数日連泊してはいかがでしょうか。 

岬全体が旅館「ホテル浦島」 

帰るのを忘れてしまう「忘帰洞」 

最近の観光の目玉は何と言っても世界遺産「熊野古道」でしょうか。熊野三山の一つ、熊野那智大社が近く、那智の大滝も見逃せません。体力のある方は是非、熊野古道「大門坂」から登られることをお勧めしますが、膝が悲鳴をあげてもあくまで自己責任、恨みっこなしでお願いします。りっぱな苔むした石畳の階段が延々と続く様は、正に熊野古道のイメージにぴったりです。伊勢神宮を手始めに、熊野古道を断片的に幾つかピックアップして寄りながら、熊野速玉大社、熊野那智大社、熊野本宮大社へと至ればベストでしょうか。 

石段を登り詰めると「熊野那智大社」 

「那智の大滝」 

夫婦杉(熊野古道大門坂) 

「熊野古道大門坂」 

他の観光としては、お隣に色々な意味で有名になってしまった捕鯨の町、太地町に「くじらの博物館」があります。また、島巡りの遊覧船もあり、季節によってはホエールウォッチングもできるそうです。 

部屋は和洋折衷で結構広い 

露天風呂はホテル浦島と比べると申し訳程度 

食事のレベルは高い 

部屋からは港が望める 

食事は食事処でいただきますが、さすが港町、鮪や伊勢海老の造り、鮑の陶板焼き、熊野牛のしゃぶしゃぶ等が並び、さんま寿司、イカ金山寺味噌、いらぎ(鮫の味醂干し)等の郷土色あふれる食材も楽しませてくれます。「ホテル浦島」の食事はバイキングが主体ですので、ゆっくり会席料理を堪能したければこちらが断然お勧めです。(2015/1/20)

熊野古道(馬越峠・天狗倉山)

三重県紀北町と尾鷲市を繋ぐルートですが、和歌山県で紹介いたします。

馬越峠の桃乙句碑

天狗岩の祠

「天狗倉山」山頂

天狗岩の上から尾鷲湾

馬越峠茶屋跡

夜泣き地蔵

熊野古道(鬼ケ城・松本峠

三重県熊野市になりますが、熊野古道として和歌山県で紹介いたします。

熊野古道国立公園「鬼ケ城」(熊野市)

国立公園に穴をあけても良いの?

鬼ケ城城址

熊野古道「松本峠」

熊野古道(中辺路発心門王子→熊野本宮本社

発心門王子からスタート

水呑王子跡

伏拝王子跡

三軒茶屋跡

九鬼ケ口関所跡

このルートはあまり石段に出会えない

祓殿王子社跡

熊野本宮本社に到着です