会津地方
東山温泉「くつろぎ宿新滝」「向瀧」
大内宿
一ノ戸橋梁(常磐西線)
大内宿(南会津郡下郷町 )
東山温泉「くつろぎ宿 新滝」
今回はお国の政策「地域住民生活等緊急支援のための交付金」によって、最近あちらこちらに出没している「ふるさと旅行券」を利用してみました。コンビニ等での発売はどこも即日完売もしくは抽選ですが、旅行会社予約サイトは旅館と日を確定する必要がありますので、やや時間的余裕があります。果たしてこれで、東山温泉も地方創生となるでしょうか。乞うご期待?それともお手並み拝見?
会津若松の街外れにある東山温泉には、「向瀧」、「瀧の湯」、「原瀧」と滝の名が付く老舗旅館が多くあります。温泉街の真ん中に流れる湯川は、滝と言うほどではないのですが、岩の段差が連続して小さな滝のようになっている所が多くあります。カワガラスの格好の餌場となり、潜水を繰り返しながら、水中昆虫等をついばむ姿が見られます。
今回お世話になった「新滝」は、不動滝、新滝、千代滝の3つの旅館を一緒にして「くつろぎ宿」と称して再生されたものです。不動滝は新滝別館と改名して渡り廊下で繋がり、千代滝は少し離れていますので、両方の旅館の湯巡りができる仕組みをとっています。お蔭で風呂の種類が豊富で飽きさせません。
「くつろぎ宿 新滝」
渓流に面した露天風呂
「千年の湯」岩風呂と大理石風呂
自噴源泉が味わえる
湯治場風の「わたり湯」
快適な大浴場「猿の湯」
食事は居酒屋風食事処で郷土色あふれる和食をいただきました。朝食はバイキングになりますが、これが夜以上に郷土料理の数々が並びます。会津と云えば、身欠きニシン、スルメや饅頭の天ぷら、鯉の甘煮等、味の濃い保存食を思い浮かべますが、干し貝柱で出汁を採った「こづゆ」をいただいた時は、「山形の芋煮に勝ったじゃないの!」と思わせるのでした。
地酒がずらりと並ぶ和風ダイニング
渓流に面したシングル部屋
十数年振りに東山温泉を再訪し、かつて隆盛を極めたであろう温泉街に、バブル崩壊、そして東日本大震災の風評被害の傷跡が、ところどころに生々しく残っている様を目の当たりにしました。足湯や散歩道等が整備されつつありますが、廃業した旅館の廃屋が放置されたりしています。大型旅館が建ち並ぶ温泉街はどこも同じではありますが。
一部に残る昔ながらの温泉街風景
羽黒山湯上神社の石段
鶴ヶ城や白虎隊の飯盛山等が数分で行ける距離にあり、観光には絶好の地の利です。北へ足を延ばせば喜多方市がありますし、南には「大内宿」や「塔のへつり」があります。定番に飽きたのでちょっと穴場ですが、新宮熊野神社に寄ってみました。 (2015/9/1)
新宮熊野神社の拝殿「長床」
売らない貸さない壊さない「大内宿」
東山温泉「向瀧」
今回は会津若松の奥座敷、東山温泉です。金沢で云うと湯涌温泉となりましょうか、会津若松の郊外、静かな山際の渓谷沿いに温泉街が形成されております。
今回お世話になった宿は「向瀧」さんです。建物が文化財に指定されているほどの歴史があり情緒たっぷりです。風呂は昔ながらの「きつねの湯」、シャワー等近代的設備が整い大理石の裸婦像を眺めながら入浴できる「さるの湯」と家族風呂が3つ、そして離れ専用があります。
個人的には湯量と浴槽の大きさのバランスが良い「きつねの湯」が好きで何度も入りました。すばらしい中庭を眺めながら入れる風呂があれば最高なのですが。(2002/5/20)
大理石の裸婦像
源泉を堪能できる「きつねの湯」
会津東山温泉「向瀧」の玄関
磐越西線「一ノ戸川橋梁」