松川温泉

「松川荘」

岩手山(鬼ケ城コース)

松川温泉「松川荘」

松川温泉と云えば、日本初の地熱発電所で有名です。それだけ蒸気の噴出が多いと云う事で、暖房にはもちろん露天風呂の保温等にまで使われています。温泉街等はなく、旅館が3軒だけそれぞれ少しずつ離れて建っていて、正に秘湯の雰囲気です。岩手山と八幡平の中間地点で、温泉からは八幡平樹海ラインが八幡平の頂上部で八幡平アスピーテラインと合流します。樹海ラインもアスピーテラインに劣らず景色を楽しめます。(両方とも冬季通行止めです。)従って、八幡平周辺のトレッキングの基地としてよく利用されています。

蒸気が吹き上がる地熱発電所

見学施設「松川地熱館」(冬季閉鎖)

どちらの旅館も日帰り入浴客を受け入れているため、時間帯によってはやや込み合います。宿泊客としては静かにゆっくりできる、宿泊客専用浴場がほしいところです。3軒とも目玉は露天風呂で、渓谷に面しておりロケーションはなかなか良好です。

宿全景

売りはやっぱり露天風呂

名物「ほろほろ鳥」とは何ぞや?アフリカ原産のキジ科の鳥で、フランス等ではポピュラーだそうです。日本では飼育が難しくあまり見かけません。岩手県の一部で飼育されているそうです。味は・・・と言いたいところですが、残念なことに、当時かなり酔っていてあまり覚えていないのです。あやしい記憶を辿ると、地鶏にしてはちょっと柔らかいなと云う程度です。酒と○○○が嫌いな私としてはとんだ失態でした。申し訳ありません。ウィ!

泉質が微妙に違う二つの浴槽

入浴中にゆで卵を作れます

部屋は意外と広い

八幡平近辺の温泉としては、秋田県側には後生掛温泉(紹介済み)、蒸ノ湯(ふけのゆ)温泉、玉川温泉、岩手県側には藤七温泉(冬季休業)があります。すべてに泊まった訳ではありませんが、コストパフォーマンスを含めた満足度では後生掛温泉が頭一つ抜きんでていますが、露天風呂の景色・情緒等を重要視すると、松川温泉となるでしょうか。それぞれに良さがありますので、あまりごちゃごちゃ考えすぎずに、出来ればすべてに泊まってみたいものです。 (2015/3/1)

冠雪した岩手山

天然記念物「焼き走り熔岩流」