佐賀県

古湯温泉「おんくり」

吉野ヶ里遺跡

吉野ヶ里歴史公園

古湯温泉「おんくり」

古湯温泉は佐賀市から30分程度の距離の山間にあり、近くの「熊の川温泉」と共に古湯・熊の川温泉郷と呼ばれております。開湯の歴史が古いにもかかわらず、町興しと云う点では、黒川温泉や由布院温泉と比較するとやや出遅れた感が拭えません。しかし、温泉街活性化計画が着実に進んでおり、今後更に期待できそうです。斉藤茂吉、北方謙三、原初枝等の縁のある文豪の歌碑や、記念館等が点在し散策コースも設定されております。街並みの整備も進んでおります。 

小さな旅館が多い温泉街 

斉藤茂吉の歌碑 

今回お世話になった「おんくり」は、古湯温泉街から外れ、国道沿いにある巨大なホテルです。中に入ると、ロビー、レンストランも完全にホテル風、ところが、渡される制服?が浴衣でなく作務服風のパジャマではないですか。そう云えば店員もスーツではなく作務服風です。「おんくり」とはなんぞや、屋号が卍なので「庫裡」のことかな?お寺はどこ?・・・と。早い時間帯に浴場へ向かったら、日帰り客に「ぎょ!パジャマだ」と言わんばかりの驚いた目で見られてしまいました。(遅い時間帯になると、皆パジャマ姿になりますのでご安心を。)実は、「おんくり」とは「恩送り」(感謝の連鎖)と云う意味の命名だそうです。 

高台にそびえ立つホテル 

別棟の砂蒸し風呂 (有料)

和洋折衷会席料理 

窓が大きく開放的 

食事は上記のレストラン(イタリアン)か、これもまたお洒落な居酒屋風の和食処を選択できます。もちろん、爺一人旅は居酒屋を選択し、嫌いなお酒(常備薬)をたっぷりいただいたため、食後は布団に直行でした。お若いアベックはレストランでワイン、そして食後はバーでカクテル等はいかがでしょうか。

しばし弥生人に(吉野ケ里歴史公園) 

甕を2つ合せた棺(吉野ヶ里歴史公園)

観光は吉野ヶ里歴史公園や佐賀市内が近く、陶芸がお好きな方は、ちょっと足を延ばせば有田や伊万里があります。(2015/7/1)