蔵王温泉

「おおみや旅館」

月山

熊野岳頂上(蔵王連峰)

蔵王温泉「おおみや旅館」

日本有数のスキー場に隣接し、細い坂道が入り組み、旅館や共同浴場、土産物屋が立ち並ぶ風情は、野沢温泉と共通するものがあります。温泉街の核心部と言えば、草津温泉ならば湯畑、野沢温泉なら麻釜(おがま)、蔵王温泉なら上湯共同浴場付近でしょうか。酢川温泉神社への急な階段が始まり、周りの石垣からは源泉が湧き出している様が見られます。その上湯の横に建つ「おおみや旅館」に、週末に一人でもOKのプランがありましたので宿泊しました。

「上湯共同浴場」と「おおみや旅館」

温泉街から温泉神社への階段

至る所から源泉が湧く

石垣から湧出る源泉をポンプで配湯

おおみや旅館の内湯は、お隣の「深山荘高見屋」さんとの境界にある石垣から温泉が湧き出しています。「えっ、これって所有権はどちらに?」と要らぬ心配をしてしまいます。自家源泉とおっしゃっていますので、法的には問題ないのでしょう。「泡風呂」は「川原湯共同浴場」と同じで下から泡と一緒に源泉が湧き出しています。

見晴らしがよくゆったりとしたラウンジ

石垣から湧出た源泉を堪能「源泉風呂」

夕食に食事処に行ってビックリです。なんと、半数以上がお一人様ではないですか。(外国人や女性も数人)一人旅専用プランがあるわけでもないのに、お一人様需要がこんなところにも?と疑問に思って聞いてみると、なんと!スカイランニング大会があるとの事でした。(蔵王山頂まで走って競争するそうです。)「えっ、これって皆さんアスリートということ?お腹デブデブの爺は私だけ?」という自己嫌悪状態に。でも、しっかり料理・お酒をいただきました。

露天だが石垣に囲まれ展望はきかない

敷地境界から湧き出す源泉

廊下も畳敷きです

民芸調の部屋でゆったりと広い

山形と言えばまずはブランド米「つや姫」です。我が家も通販で取り寄せております。そして「だし」です。ナスやキュウリ、ミョウガ、オクラ、大葉等の夏野菜をコロコロザクザクに刻んで昆布や出汁、しょうゆ等で味付けした、浅漬けのようなご飯のお供です。今回はうどんに乗っけて「だしうどん」と称して、数年ぶりの再会を果たしました。そして忘れてならないのが芋煮です。

観光はもちろん「お釜」や樹氷、コマクサ等で有名な蔵王連峰でしょうが、すでに紹介済みですので、今回はちょっと離れていますが出羽三山の一つ「月山」に寄ってみました。登山リフトを利用して、比較的手軽に登れる山として人気があります。

牛首下辺りから頂上を望む

「月山」頂上部、月山神社と宿泊小屋

木道が心地よい姥ケ岳への縦走路

帰りは楽をして登山リフト