鳥取県
皆生温泉「松月」
米子城址・松江城(島根県ですが)
岩井温泉「花屋旅館」
三朝温泉「木屋旅館」
鳥取砂丘 子供の国(鳥取市)
皆生温泉「松月」
「お仕事ですか?」「いいえ、観光です。」「それは結構ですね。どちらに寄られました?」・・・。都市に近い温泉旅館のシングル部屋に泊まると、しばしばこの様に声をかけられます。ちょっと見栄を張って、「ビジネスです。」と言ってみたくなります。「経費は会社持ちですか?芸妓衆でもお呼びしましょうか?」と返されたら困りますので、やっぱり嘘は止めときましょう。
美保湾に面した温泉街
旅館裏口から直接砂浜へ
米子市中心部から車でわずか10分に位置する、外海に面した砂浜に湧く皆生温泉です。日本トライアスロン発祥の地だけあって、海辺に大型旅館がずらりと立ち並び、直接海水浴場へ出入りできます。どこも同じですが砂浜が侵食され、保護のためのテトラポットが景観を阻害しているのが残念ですが、天気が良ければ大山から昇る朝日や島根半島に沈む夕日がすばらしいことでしょう。私が訪れた真冬には、寒中水泳大会が行われていました。
シングル角部屋
展望がすばらしい大浴場
同じく大浴場
大浴場と併設の露天風呂
大浴場は最上階に設えてあり、日本海を望みながら入浴できる配慮です。展望はききませんが、予約制で1回無料の貸切露天風呂が4ヶ所あります。部屋は、露天風呂や庭付き等、色々なタイプがあり、空気清浄機やマッサージチェアも置いてある気の使いようです。
趣向を凝らした貸切「樽風呂」
4種類から選べる貸切風呂
夕食は、やはり海の幸が中心でミニ握り寿司や松葉ガニが並びます。レベルの高い会席料理が味わえます。ただ、蟹を食べ慣れた?北陸人にとっては、香箱ガニ(メス)の甲羅盛りの方がありがたいです。
様々な山陰の幸が並ぶ夕食
庭園を眺められる食事処
お帰りの際には記念撮影のサービスがあります。お隣が境港市と云うこともあり、鬼太郎グッズと共に皆さん楽しく写されています。私は緊張のあまりか、笑ったつもりが怒ったような表情に愕然、カメラマンがおっさんだったから仕方ないか。それとも禁酒中だったから?
結構登る石垣だけの米子城址
米子城址からは米子市内と中海が一望
国宝に復活した「松江城」 (島根県)
島根県有形文化財「興雲閣」
興雲閣「貴顕室」
明治天皇の行在所として建立
観光は、境港市(水木しげる記念館がある妖怪と魚の町)か島根半島または大山でしょう。また、島根県と隣接していますので、松江や出雲方面の観光拠点としても便利です。岡山県になりますが蒜山高原も米子道から近いです。(2016/4/1)
岩井温泉「花屋旅館」休館中?(要確認)
老人達が頭に手拭いをかぶり、「湯かむり唄」を歌いながらそれに合わせて柄杓で湯面を叩き飛沫を浴び、また頭に湯をかけながら湯治している様子が映像やポスター等で紹介されています。温泉好きの日本人にとっては、もうこれだけで温泉入浴願望がどうしようもなくふつふつと沸き立ってくるのです。
国道9号線で兵庫県から鳥取県に入ってまもなく、うっかりすると通り過ぎてしまいそうな小さな町です。近代的に改築された共同浴場「ゆかむり温泉」のすぐ横に源泉があり、一部旅館にも配湯されているようです。木造3階建て旅館が数軒立ち並ぶだけで、大型旅館はなく観光バスもめったにこない、静かな温泉街です。
どこも湯量に見合った規模のためか、循環風呂などではなく本物の温泉を提供してくれています。含芒硝石膏泉でもったりとした感じが心地よい泉質でした。ただ「湯かむり」の奇習は旅館ではもちろん共同浴場でも見かけることはありませんでした。草津の「時間湯・湯もみ」も今では観光イベントですから、やむを得ないと云ったところでしょうか。(2003/10/10)
花屋旅館の内湯
庭の池のような露天風呂
三朝温泉「木屋旅館」
河原風呂で有名な三朝温泉に行ってまいりました。早朝晴天に恵まれご来光を拝みながらのすばらしい入浴となりました。ただこんな時間にもかかわらずちょっと過密でした。
温泉街は石畳や街灯、共同浴場、資料館等よく整備され、町をあげて温泉情緒を盛り上げております。今度は5月4日に行われる大綱引き(花湯祭り)に是非参加したいものです。
宿泊は温泉街メインストリート中程の「木屋旅館」にお世話になりました。手打ちそばと手堀自噴温泉がうれしい家庭的な老舗旅館です。(2001/10/18)