2024中教審「質の高い教師の確保」特別部会その②
教育新聞でもQ&Aとして解説されています。
【Q&A解説】長時間勤務は解消されるのか 中教審素案を読む① https://www.kyobun.co.jp/article/2024042301
【Q&A解説】教員の負担軽減どう進むのか 中教審素案を読む② https://www.kyobun.co.jp/article/2024042601
この審議のまとめ(素案)に対して意見を述べるだけでも大変ですが、気になったところにコメントします。
〇大まかに言って次の点に集約されます。
・働き方改革をますます推進する
・学校で働く「スタッフ」増
・加配での教員増
・給特法の維持
・教職調整額の引き上げを図る
・給料表に「主任教諭」的なポジションの級を追加
・担任手当等を追加
〇多くのメディアで上記の点は取り上げられているので、少しだけ違った視点から。
P34には、産休・育休についての記載があります。
「若い教職員の増加に伴い、産休・育休の取得者等も増加している。このような中、教職員が安心して産休や育休を取得することができるような体制の整備が必要である」
はたして、そのような体制はどのような体制で、どう整備するのでしょうか。確かに具体的な案が出されるものではないにしても、こうしたことを整備しようとしているうちに、何年も経過するような気がしてなりません。もしくは、退職者を含めた臨時講師の確保という施策になってしまうのでは。