2019年 我が家のワーゲンとお出掛け その5

MY VOLKSWAGEN STORY

With Our VW Beetles 2019 Part 5

昭和の残り香 信沢あつし

Dec. 29 2019 Smell of oldies. A.Nobusan

2019年の最後の遠出は Street VWs Jamboree 。例年は東京お台場だったが、今年は豊橋のVWグループ本社なのである。遠いのであるが、今回も夜を私が担当し、昼間はトロッ子さんの担当で行くこととした。

エントリーは 1965 VW1200。距離は往復700キロだから岡山の半分である。

10月26日の午前0時過ぎに出て、峠は私が担当し100キロ少々走った岡谷辺りで夜が明け、脇が広いところで'65を止めて、ドライバー交代。

和田峠手前で夜が明けだして、いつものコンビニで美しい朝焼けを眺めて、ホットコーヒーを飲んだ。

眼も心配であるが、一番の心配は台風被害による通行止めだったが、行く先は全く問題なかった。

飯田で国道153号から県道251号へと入ると、灰色の雲が行く手を覆っていた。トロッ子さんは「こりゃダメだ」と橋を渡ったところのコンビニでドライバー交代。この先は食堂の当てもないのだ、コンビニで朝食をして、行く先の知人に「9時半ころになります」とメッセージを出す。

雲だか、霧に覆われた峠道は私が運転したが、曇りのお陰で、眼には優しかった。峠を越えると、眩しい天気となったが、間もなくである。

やって来た「梨元ていしゃば」は閉店していたがトイレは使えるらしい。少しすると軽トラで知人がやって来て、今日は別のイベントがあるとのことで、少し話をして帰っていただいた。

今回は時間はたっぷりあるので、トロッコの線路があるこの広場で12時近くまで楽しんだ。

昼は道の駅「遠山郷」で蕎麦と五平餅。そして、川の反対の旧秋葉街道へと行き、米屋さんの「新橋」さんに顔を出す。ここは城下町だったらしいが、その風情を良く残している。本当に山の中で、今も道路が不便な地であるが、町の魅力で、観光客の姿目立っていた。まあ、この街道を歩く人は少ないようだったが、是非歩いていただきたい。渋い、シビれる。(笑)

帰り道は知人が教えてくれた県道1号ルート。かなりしんどい道だっが、トロッ子さんの運転手で、国道151号へと出る。しかし、151号は国道にしては運転が大変なようだった。天気もあまり良くないこともあり、私が交代して豊橋へ。山を下ってきた豊橋は眩しかった。

ホテルに着くと豊鉄の路面電車に乗って、駅の近くの細い路地の先で1杯飲んで夕飯とした。

10月27日のイベント当日。我が'65ビートルはVWグループジャパンの本社前のe-Station!? ガソリンで走るんですけど。

まあ、VW本社でのイベントとのことで、大層台数が集まった。ただ、VW趣味は多種多様だから、それを一緒くたではなく、それなりのカテゴリー別にしていただければ、もっと見ごたえがあったと思う。

まあ、大きなイベントではそれは大変なのかも知らないが。

10月27日は豊橋の東横イン、28日の晩は浜松の東横イン。今年は何度も東横インを利用して慣れたものである。

浜松でチェックインすると、もう疲れていて、できるだけ近所の居酒屋をさがすと、5分ほど歩いたところで見つけられた。時間が早く、客が少なかったが、飲み終わる頃には常連客で満席の人気の店だった。

10月29日の月曜日は浜松から帰る日であるが、折角来たのだし、もう400キロはないし、ちょっと頑張る。しかし、ホテルを出て走り出すと、ガソリンのゲージが左端に貼りついていた!! すぐにiPhoneでGoogleマップを検索して、一番近いスタンドを探す。走っていた道沿いにはなく、一本裏通りに行かなければならない。

ハラハラドキドキで、ガソリン給油。いや~まいった。

その後は、遠州鉄道の西鹿島駅に寄り、二俣の街に寄り、そこからはとにかく寄り道なしで群馬へと戻ったのであった。もちろん、昼間の運転はトロッ子さん。国道1号を走り、国道52号で日が暮れてきたところで私に交代。その後は国道141号で小海線沿いに走り、いつもの内山峠で関東平野へとでた。

11月3日は地元群馬の甘楽町のクラシックカー・イベント。是非ワーゲンを5台ぐらい並べたいとのことで、ワーゲンクラブの仲間を募って参加。我が家は 1969 VW1500 である。それは、申込時に'65ビートルがフェンダーの修理の予定があったということと、やはり40年間足に乗ってきた足のある車の方が良いだろうということ。時折曇ったが、意外とよい天気で、沢山の来場者でにぎわい楽しい日だった。

家から25キロほどだが、勿論運転はトロッ子さんにお任せした。

あまりワーゲンでの遠出はしたくはなかったが、笠間の「人車軌道の日」のイベントがあるので、どうしても取材をしたくて出かけてしまった。前日からの冷たい雨で、1969 VW1500はエンジンが掛からず、次男の1973 VW1303Sに乗り代えて出発。

朝は曇天のお陰で、運転が楽でした。

笠間人車軌道イベント脇を行く'73 1303S。

雨のため、私が取材をしている間はトロッ子さんはビートルで待機。そして、帰りもずっと運転をしてくれた。

持つべきものは、空冷ビートル好きの奥さんである。

2019年の12月も「前橋中央通り 一日ワーゲン博物館」。12月15日は好天となり、25台ほどが中央イベント広場と中央通りアーケードに展示。もちろん、我が家は3人で5台の車を展示。とても近い場所なので、お出掛けという距離ではないが、そんな感じでワーゲンとの遊びは終了かな。