2019年の線路ネタ その2
Real Railroad 2019 Part 2
Small narrow gauge railroad and local railroad
昭和の残り香 信沢あつし
Dec. 25th 2019. Smell of oldies. A.Nobusan
Real Railroad 2019 Part 2
Small narrow gauge railroad and local railroad
昭和の残り香 信沢あつし
Dec. 25th 2019. Smell of oldies. A.Nobusan
2019年線路趣味は続きます。
4月7日は浜大津の東横インに宿泊してみた。すると、たまたま線路が見下ろせる部屋であった。東横インはなかなか良いホテルである。
朝食は1階で、これまた京阪電車を見ながら食べられる。悪くない。いや、大変良いホテルだった。
4月29日は昭和の日。昭和の日だから、親父がいた横須賀の海軍基地跡に行ったのが始まりだが、恒例行事の一つになった。
ここは京急田浦側に残る線路である。数年前まで奥の方ではガントリークレーンが横切っていた。
こちらはJR田浦駅側。京急田浦側と線路が繋がっていそうであるが、繋がる前に終戦になったのではないかと私は考えている。昨年も来たが、その後、ここの古い倉庫、恐らく海軍時代の倉庫は火災に遭ったしまった。その焼け跡の基礎に線路が埋まっていた。
この中は私有地の様で、監視している方に道案内をしてもらって、港湾内を後にした。
5月31日は、秩父へと行った。目的地はトロッコの線路が残る手焼き煎餅の風神堂である。この先の線路は見せていただけなかったが、今でも店頭から奥の蔵まで50mほど残っているとのことだった。大正時代に敷設したらしい線路であるが、ここにも細い細いレールが残っていた。明治からの建物である。線路と共に永く残っていて欲しい。
6月上旬は毎年、福島の旧熱塩駅にワーゲンで集まる。6月8日に出て前泊するが、途中の足尾駅でトイレ休憩。昔の貨物側線が今も一部残る。ここは足尾の生協だった「三養会」の倉庫群が建っていた。
熱塩温泉に行く途中で、喜多方の三津谷の登り窯へも顔を出す。線路は昨年、土の中から掘り出された490mmゲージである。
さて、定年退職を控えた6月。会社のリフレッシュ休暇の消化で、栗駒岳へ。6月12日の午前0時過ぎに出て下道で行った。昼前には到着して登山道へと行くと、入口の目印のように古い細いレールが立っていた。9kg/mレールに近いが、少し細い。ここは鉱山があった地であり、そこで使われた古レールなのであろう。
ここが目的の地。水が流れて削った下から鉱山鉄道の枕木が現れた。ネットで見て行きたかったが、冬場は道路が通行止めとなるため、この時期まで待ったのだった。ここのレールはどうも木製らしく、約5cm角の角材が枕木に留められ、上部には鉄の帯板を釘で打っていたらしい。写真右手に土に埋もれつつ見えているのがレールと思われる。
6月12日は、山頂の食堂でカレーを食べると一気に山形駅に。地元のワーゲン仲間と飲む約束。ホテルのフロントで待ち合わせをして山形駅へ行くと、ED75が左沢線の気動車を従えていた。
写真は飲んだ帰りで、気動車の検査で、終電のあとに発車するのだろうと、カメラを持った人が説明してくれた。
6月13日は快晴。赤湯温泉を少し散策する。この写真の通りは赤湯人車軌道の終点、赤湯があったところである。右手には古い建物のタクシー会社があり、ここが駅前だったことを教えてくれていた。
赤湯から斜めに高畠へ。山形交通高畠線の旧高畠駅跡である。石積みの素敵な駅舎が保存され、その脇には電気機関車と電車と貨車が保存されている。
このあとは高畠の街を散策して、本当の目的地に向かう。
高畠の街でランチを食べて向かったところは、こちらの線路。知る人ぞ知る米鶴酒造のトロッコ線路である。ちょいと天気が良すぎて、写真が撮り辛かったな~。
6月13日に帰宅して、翌日の14日は東大農場へ。アポイントを取ったら、この日になってしまい、連続のお出掛けとなってしまった。ここは2008年頃に旧牧場を整備したところ、土の下から線路が発掘されたのだった。当時、私のところにも相談が来て「是非、そのまま保存して欲しい」と力説した。古いレールもそのまま、農場博物館として保存されており、線路の資料としても価値がある。
まあ、2019年の前半は、有給消化、リフレッシュ休暇の消化があり、意外と色々と出かけられた。さて、6月末で退職。そして、すぐに急性緑内障発作で入院、手術。でも、後半も楽しんだな。