りんごばなな 2019-2020シーズン Vol.2

Ringo Banana 2019-2020 Season Vol.2 Jan. 18 2020

1980s taste rock band

昭和の残り香 信沢あつし

Smell of oldies. A.Nobusan

りんごばななの 2019-2020シーズンの4回目は2020年1月18日。北高崎駅バス停前の「LIVE BAR みんなのうた」。1月は、11日、18日、25日と3週連続で楽しくなる。

7時ぐらいからだろうと、事前に練習をしたが、実は6時オープンだった。

「だけど6時から来る客も、そうはいないだろう」などと話しつつ、7時頃に到着すると、カウンターに2人のお客さんがいた。順番を聞くと「最初に来たからトップだよ」とのこと。

セッティングをして、1曲だけリハーサルも。

リハーサルも終わる頃、出演バンドのメンバーなども、パラパラとやって来たが、肝心なドラムの知り合いがやって来ない。んな訳で、やはり始まったのは8時過ぎだった。

しかし、店内はほぼ満員状態で、観客が多いことは良いことである。

いつもの感じで「銀行強盗」で始める。そして「シーサイドラブ」。

「赤い旗のところで泳いでいる人!! 今日は波が高いです…」

「黄色い水着だから若い子かと思ったら、おばさんじゃない!!」の辺りは、大変受けが良かった。

実は、このライブハウスのマスターは、私の父親の「のぶさん」のバンド仲間。私が「のぶさんのせがれ」と呼ばれていた時代の人である。子供の頃から良く名前は聞いていたが、私が高校三年でバンドの手伝いに行った頃には東京に行っていて、入れ違いらしい。

それでも昔の話しが弾んだ。そんな訳もあり、そして意外と音が分かりやすく、世界に入り込んでの演奏、歌ができた。とにかく楽しい楽しい、りんごばななを演じることができた。

2つ目のハンドは「ソウル・キャット」だか、「ソウル・キャッツ」。

「ソウルの意味も良く分からないんですけどね」というから、「魂だ」との声。つまり「猫の魂」で「ネコダマし~」ということかも。

なんかちょいと古い、洒落た音楽をやってくれた。ギターの人がとにかくほほえましかった。

3つ目はマスターがドラムを叩く、こちも「ビートルズ」だか「ビールと酢」だか、そんな名前のバンド。

オジサンたちがビートルズをやるのは、ほほえましいものがある。東京時代にビートルズバントでベースを弾いたが、その時のバンドよりも、ビートルズ縛りが緩くて楽しそうだった。

こんな感じの、ゆるいビートルズバンドは好感が持てる。

最後はハウスバンドと云うのか「G☆ちゃんs」というマスターのバンド。ドラム教室の先生だったマスターがギターを弾くという離れ業!!

マスターのトークは昭和のシャレで冴えまくり、なんとも私にとっては懐かしくて楽しい。

「50年振りの再開か!!」とマスター二人で言ってしまったが、私は10歳か!? まあ、そんな時代のバンドの雰囲気が感じるトークを楽しんだ。全部がドラムの入ったバンドだったというのも楽しかった。

そして、りんごばななは今回も最初から大好評!! 面白いほど大好評だった。殆ど初めての人だったが、大好評というのはありがたいことだ。

りんごばななをやっていて良かった。全曲オリジナルで、ジャンルを問われても困るが「ロック」だろう。つまり、自分で歌を作って、適当に歌って、それに演奏を合わせてアレンジしているだけ。

だけど、それが個性で楽しいということなる。そんなバンドは昔も今も少ないと。いや、今は一段と少ないかも。

若者よ、アバウトにロックバンドを志せ!!

そんな「りんごばなな」のシーズン最終ライブは1月25日に「Live Bar Route 66」です。午後7時頃からの出番の予定です。

デハ。2020/01/19 信沢あつし