2019年の我が家のクルマたち その1

MY VOLKSWAGEN STORY

Our VWs 2019 Part 1

昭和の残り香 信沢あつし

Dec. 23 2019 Smell of oldies. A.Nobusan

2019年は色々とあったので、ここに書き留めておく。

先ずは、2018年末、12月29日から始まった。1週間ほど駐車場に止めていた'69 VW1500 ビートルのフロント・フードがなぜか凹んでいたのである。つぶれたことにより、左上と右下の対角線上の角の塗装が剥がれてもいる。しかし、表面には薄っすらと埃が付いた状態で、何かが触れた痕跡が、凹んだ部分にも、周囲にもないのである。

すぐに保険屋さんが見に来て、今度は板金屋さんに行き、ここでも検証してもらうが、謎。

鈑金屋も、保険屋も原因は特定できず、少し日数がかかったが、結局は車両保険で修理ができた。

そして、翌日の12月30日は'78 VW1303LE カブリオレのエンジンが掛からなくなっていた。バッテリーが古いせいだろうが、引っ張ってエンジンを掛けてみる。実は、新春1月2日にカブリオレで出かけたかったのである。1月2日は'65 VW1200 ビートルで出かけた。

1月3日、再び'73 VW1303S ビートルで、'78 カブリオレを引き掛けして、輪玄舎After Youへ。万が一、途中でエンジンが止まった時のために、次男の'73 ビートルに着いて来てもらった。

結局、バッテリーの寿命と判断して、オプティマから、店に在庫していた普通のバッテリーに交換。本当はオプティマがいいんだけれど、高いし、代理店をやっている友人に連絡をしていると日数がかかるし。

1月20日、'69ビートルの鈑金状況を見に行く。フロント・フードの新品パーツはないたないため、全て板金修理である。オヤジさん譲りの鈑金技術で、フードは裏も表も新品のようになっていた。ありがたい。

フードを外された'69ビートル。ついでに錆が出ている箇所を、適当に塗ってもらうこととする。

ここのオヤジさん「おのさん」は戦後間もない頃、若い頃からトラックのボディ工場に勤めていた。当時は船大工が木枠を作り、それに鉄板を当てて板金してボディを作って行ったらしい。だから、ビートルのフェンダーぐらい叩いて作れてしまうし、カルマン・ギアのフロント部分を作ってしまったのも見たことがある。ただ手間は掛かるのだけれど。

鈑金屋さんの帰りに、After Youに寄る。本当は、'69ではなく、こちらの'65ビートルの鈑金塗装、ウェザーストリップ交換をしたかったのである。それで、パーツを相談に来てウェザーストリップとサイド・ステップを発注したのである。あ、ホワイトリボン・タイヤもこの頃にお願いしたかな。

1月27日、'69ビートルの鈑金塗装が完了で引き取りに行く。フード以外は自腹で払うので、お金を掛けずに所々錆びていた部分をペタペタと塗ってもらったが、全体的に磨いてくれたの、パッと見は艶やかになった。本当はドアを修理しなければと思うが、これまた時間とお金がかかる。

2月2日に再び板金屋さんに行き、鈑金塗装の精算。'78カブリオレで行ったのは、昨年亡くなったオヤジさんが所有していたカブリオレと同年式、同色だからだ。1984年だったか、VWイベント用に借りて私も運転したことがある。おばさんは、とても懐かしがって、カブリオレで家族で出かけたことなど、昔の話をしてくれた。

さて、少しおいて5月28日にまたまたAfter Youへと行く。'69ビートルは昨年辺りからガソリンの給油口から微妙にガソリンが漏れていたのである。

年末に給油口を確認して、キャップのパッキンが割れていたのが原因と判明。で、その交換。但し、このパッキンは他の物を流用して加工したもの。そして、このパッキンは取付けるのがかなりシンドイのである。実際のキャップを裏返して見ていただけると良く分かります。まあ、めったにダメにならないものなのでしょうが。この'69だって、50年前の製造当時のものかと。

ガレージには、次男の'79 PORSCHE 924が入っていた。車検だったかな。良く分からない。長男が1年半ほど乗って、次男に譲った車で、乗りだすにあたり足回りを部品交換するなど、全般的に整備した。そのおかげで大きなトラブルはなく、涼しい時間帯を利用した遠出で活躍している。我が家では一番荷物が積める便利なクルマである。

さて、夏前はこんな感じ。その2へつづく。