2019年 我が家のワーゲンとお出掛け その4

MY VOLKSWAGEN STORY

With Our VW Beetles 2019 Part 4

昭和の残り香 信沢あつし

Dec. 29 2019 Smell of oldies. A.Nobusan

2019年の6月はリフレッシュ休暇で、お出掛けをした。

6月16日は趣味のボランティア活動「よみがえれボールドウィン実行委員会」。 1969 VW1500 で行く。帰りに黄色い絨毯の上で写真を撮ってみた。

6月は「世界フォルクスワーゲン・ビートルの日」があり、6月23日に前橋中央通り商店街にワーゲンで集まる。

ここ数年香港から年に2回来るアンドリューとセシリア夫妻と東京で食事などをしているが、今回は前橋のワーゲンの集まりに来たいとのことで、前夜のホテルを予約し、前日は 1965 VW1200 に乗せて、アンドリューの要望で藤原豆腐店のある「おもちゃと人形博物館」へ連れて行く。伊香保の横田氏の博物館であるがこの「藤原豆腐店」は、香港の車好きの間でも有名なスポットである。

帰りも峠を攻めることなくホテルへ送り、夜は同じホテルに宿泊の友人夫婦が前橋の「青井食堂」まで連れて来てくれて、前夜は香港と日本のワーゲンオーナーの交流会となった。

6月23日の前橋での「WORLD WIDE VOLKSWAGEN BEETLE DAY」。規模は小さいが、30台ほどのビートルと、その仲間が集まった。我が家も、'65、'69、'73、'78のVWsと'79 PORSCHE 924と、3人で5台の車で参加した。

6月末で定年退職。7月1日は西浅草のマンションを引き払うために、 1969 VW1500 で行く。とりあえず一旦荷物を整理して、持ち帰れるもののみ積んで、後日、924と知人のウォークスルーバン(軽自動車)で行った。

かっぱ橋の商店街というか本通りは週末が「下町七夕」で、既に飾り付けが進んでいた。天気があいにくだが、正面に東京スカイツリーが薄っすらと見える。

さて、引っ越して一段落し、遅くなってしまったが7月16日に職安へ行く。駐車場へ行くと 1966 VW1300 がいたので、その隣に止める。

ところがである。この日に細かな書類に目を通し、記入して、眼圧が上がった感じがしていたが、そのまま痛みは徐々に大きくなり、翌朝近所の眼科に行くと、緊急手術が必要と群大病院を紹介される。群大に行くと、そのまま検査をしつつ点滴をしつつ、その日のうちに手術をして入院となった。

急性緑内障発作といい、急がないと失明をしてしまう病気だった。5日ほどの入院で退院となったが、右眼は全体的にボケてしまった。少しずつ回復するようであるが。

そんな病気であったが、手術をしたことで、少し楽観的になってはいた。少しずつ回復して、生活にはそんなに支障はないと。

手術をして10日後の7月27日に 1969 VW1500 で岡山へと向かう。'69を選んだのは、運転しやすく信頼できるからである。私は、恐らく長時間の運転は無理なので、最悪ずっとトロッ子さんの運転となる。だから、例年よりも早めに出て、寄り道もなしとした。

夜間の峠道は、いつも私の担当なので、下仁田で運転を交代して、内山峠、笠取峠と走って行くと、意外と大丈夫である。どうも夜の運転は、今までと全く変わりがない。美濃加茂の手前のコンビニで夜が明け始めドライバー交代。そこからはトロッ子さんの運転に頼り、丹波で「狩場酒造」へより純米酒を購入。

姫路のガストでランチにすると、国道2号のバイパスで一気に岡山へと入った。その昼過ぎの明るい時間帯であったが、その辺りでドライバー交代をして私が運転をしてみると、やはりダメだった。どうも明るい、眩しい日の元では眼がダメである。トロッ子さんには申し訳ないが、怖くなってすぐにドライバー交代。

岡山まで片道680キロであるが、私は300キロ弱で約400キロはトロッ子さんが運転してくれた。素晴らしい!!

翌日の7月28日は、玉野市の道の駅「みやま公園」にワーゲンで集まる。もちろん、使用許可は春に申請済みである。昨年は前夜に台風が最接近して通過したところで、朝から台風の雨が残り、方面によってはまだまだ台風であり、参加はとても少なかった。今回も台風6号と共にやって来たが、中山道ルートということで、大層な雨には一切降られず、日曜日の岡山はいつものように暑い日になり、25台ほどのワーゲンが集まった。

イベントが終わるといつもは皆が帰るのを見届けるのだが、今回はトロッ子さんの運転であるから早めに帰る。寄り道もなしである。宿泊地はいつもの亀岡。

京都のワーゲンクラブのメンバーが、一緒に夕飯を食べましょうと、亀岡駅前の「満寿家(ますや)」まで 1972 VW1302S でやって来てくれた。嬉しいね。

7月29日朝、トロッ子さんの運転で亀岡を出る。真っ直ぐに帰るが折角なので浜大津の浜大津の線路道を走り、近江大橋へと向かい、さざなみ街道を行く。

さざなみ街道を走りコンビニで休憩していると、今度は大垣のワーゲン仲間からである。「水まんじゅうでも食べて涼みませんか」というので、大垣のホテルへ。ただ、彼の都合で1時間ほど空いたので、大垣の美濃路沿いのトロッコ線路へ寄ることができた。

とても暑い日で、ホテルのラウンジはありがたかった。冷たいアイスコーヒーとサンドイッチでのんびりとワーゲン話。クーラーなしのワーゲンで一日移動であったから、オアシスであった。

友人は 1977 VW1200LEでやって来て、私の 1969 VW1500 と並べておいたが、ドイツ国旗がはためいていた。

美濃加茂を過ぎると暗くなり、御嵩に入ってすぐのコンビニでドライバー交代。夜間の木曽路と峠は私が走らせた。夜の運転には支障が殆どないのが分かったが、昼間は助手席に座っていても、何度か目がおかしくなり怖い思いをし、また眼が疲れた。

9月22日のロックハート城でのワーゲンの集まりは、次男が 1978 VW1303 Kabriolet、トロッ子さんが 1965 VW1200 で、私は'65のリアシートに納まった。

6月の前橋に続いて、4台のカブリオレがロックハート城の前に並んだ。奥から、1967、1973、1978、1979の年式順である。

10月6日は、ちょっと心配だったが、私が1969 VW1500、トロッ子さんが1965 VW1200の2人で2台で行く。目が心配だったが、運良く朝は曇りがちで薄暗く、帰りも曇りから豪雨で辺りは暗くなり、私の眼には優しい日になった。

例年よりも早い開催で紅葉はまだまだだったが、昼間は天気が良く、屋外で一日のんびりと過ごした。

帰りの二度上峠は途中から豪雨になったが、それが眼に優しかった。意外なほどに運転が楽であった。峠を下ると夜のように暗くなり、そんな中を無事帰宅したのだった。

さて、2019年はもう一つ遠出のイベントが。