りんごばなな 2019-2020シーズン Vol.1

Ringo Banana 2019-2020 Season.

1980s taste rock band

昭和の残り香 信沢あつし

Smell of oldies. A.Nobusan

りんごばななの 2019-2020シーズンが始まった。2015年12月5日の「前橋昭和博覧会」の中のイベント「昭和のロック VS グループサウンド With 関あつし」のライブが、りんごばなな復活ライブの最初だった。

諸事情により「冬季限定りんごばなな」というプレミアムな呼称でスタートして、今シーズンで5シーズン目ということとなる。

今シーズンも2019年12月21日、高崎市の岡田楽器でスタートした。このイベント参加は確か4回目であり、顔なじみも多い。そんな、りんごばなな常連に大好評だった。面白いのは老若男女に関わらず、受けが良いということ。それは、ここで初めてやった時に感じたことだが。

「最初はビックリしましたよ。なんだか分からなくて」

「でもね、二回目を聴いたら、音が身体に入って来る。勝手に入ってくる感じ!?」

などと私たちよりお姉さんたちの話しである。りんごばななは2回目から病みつきになるらしい。

2回目は大晦日。こちらも例年通り、伊勢崎市の「Songs」というライブハウスであった。約35年のブランクがあっての再結成だから、最初は顔見知りも殆どいなく、みんなが目を丸くして驚いていたが、やはりこちらも常連たちが、良い感じで楽しんでくれた。

ちょっと言っちゃいけないようなことを歌って、ちょっと激しい音を出す。だから「明るく楽しい」という感じの音楽ではなかったのだと思うが、なんだかみんな楽しく受け入れてくれる。

35年前とは随分と世の中が変わったのかも知れない。

2020年の最初は1月11日、前橋市の街中の「Live Bar Route 66」だった。ここは昨年の2月にやったのだろうか。好評で、またやって欲しいとのこと。

というか、今やライブハウスでロックをするバンドが少なくなったということもありそうだ。

身体に突き刺さって入って行くような音を出して、怒鳴るように歌う。そんなバンドはあまりなく、やっている方も痛快だが、聴いている方も痛快なようだ。

そんなわけで、35年振りに復活した「りんごばなな」は今や大いに受けている。

これを書いている1月18日には北高崎駅近くの「Live Bar みんなのうた」でやって来た。初めての人ばかりだったが、みんな楽しく受け入れてくれた。

次は、1月25日で再び前橋市の「Live Bar Route 66」である。CDを出している知り合いの前座ではあるが、とりあえず今シーズン最後のライブの予定であるから、ドカンと楽しんでギターをかき鳴らすつもりだ。

2020/01/18 信沢あつし