2016年度研究会活動報告

2016年度研究活動報告

4月13日

国際哲学研究センター主催講演会

畑一成(カイザースラウテルン工科大学)「ゲーテの直観的判断力と自然」

5月23日

 連続研究会「現代社会が直面する宗教問題」第1回

K.V.バーブー(アーンド ラ大学)「ヒンドゥー教徒とムスリムに関連するインドにおける宗教的暴力」

6月3日

一般社団法人サステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム(SSC)/東洋大学国際哲学研究センター主催 研究集会

開会挨拶:竹村牧男(IRCP研究員
【講演】
北脇秀敏(東洋大学副学長、IRCP評価委員)「生活環境分野の国際協力と大学
【研究報告】
金子有子(IRCP研究員)「侵略的外来植物を巡るいくつかの話題提供」
稲垣諭(IRCP研究員)「健康と持続可能性」
福士謙介(東京大学サステイナビリティ学連携研究機構教授)「グローバルチェンジが健康に与える影響~アジア都市の持続可能性を考える」
山野博哉(国立環境研究所生物・生態系研究センター センター長)「陸と海のつながりを考慮した亜熱帯島嶼環境の保全」
竹内やよい(国立環境研究所生物・生態系研究センター研究員)「ボルネオ熱帯林断片化景観における集落保存林が生物多様性保全に果たす役割」
【総合討論】
司会:住明正(国立環境研究所理事長)
閉会挨拶:仲上健一(SSC理事長、立命館大学特任教授・東京大学客員教授)

6月4日

SSC公開シンポジウム「里山の思想」

開会挨拶:松尾友矩(東洋大学常務理事)
司会者挨拶:河本英夫(IRCPセンター長)
【基調講演】
武内和彦(国際連合大学上級副学長、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構長)「レジリエントな自然共生社会の実現を目指して~里山・里海連環による地域再生への展望」
【講演】
高林純示(京都大学生態学研究センター教授)「昆虫と植物の会話を解読する-かおりの生態学-」
八木信行(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)「海からながめる里山」
【パネルディスカッション】
パネル発表:山田利明(IRCP研究員)、中井徳太郎(環境省大臣官房審議官)
【総合討論】
司会:河本英夫
閉会挨拶

6月25日

連続研究会「方法論としての近世哲学研究」第1回

三浦隼暉(東京大学大学院修士課程)「初期ライプニッツにおけるコナトゥス理論に関する覚書-村上勝三『知の存在と創造性』を出発点に-」
冨樫駿太郎(東京大学大学院修士課程)「『省察』の論証構造について-『知の存在と創造性』第II部覚書-」 

7月27日

連続研究会「現象学の方法論および学問論―学際的哲学研究としての間文化哲学の展開に向けて―」第4回

中山純一(東洋大学非常勤講師)「精神分析の技法と現象学者の経験-フロイトとフッサールの交差地点-」

9月24日

文学部哲学科+国際哲学研究センター共催シンポジウム「自然・環境・人間」

【基調講演】
ヴォルフガング・ノイザー(カイザースラウテルン工科大学)「哲学と情報技術」
【シンポジウム】
山口一郎(東洋大学名誉教授)「現象学からみた〈自然・環境・人間〉」
北澤恒人(大東文化大学)「シェリング哲学からみた〈自然・環境・人間〉」
長島隆(IRCP研究員)「環境との媒介における生命」
司会:河本英夫(IRCPセンター長)

10月1日

連続研究会「方法論としての近世哲学研究」第2回

春日亮佑(東京大学大学院博士課程)「ロックにおける道徳的知識について」
竹中久留美(東洋大学非常勤講師)「ヒュームが本当に言いたいことは何か――ヒューム研究の現状とこれから」
藤坂大佑(東洋大学大学院博士課程)「プラグマティズムと経験論的伝統」

10月8日

ワークショップ「哲学・ショック――愛智の営みは何を受け取らせたのか」

開会挨拶:河本英夫
【提題1 古代哲学】
福田宗太郎(京都大学高等教育研究開発推進センター)「プラトンはソクラテスから何を受け取ったのか」
【提題2 中世哲学】
アダム・タカハシ(白百合女子大学)「中世哲学の生成とアリストテレス註解の伝統:アヴェロエスとアルベルトゥス・マグヌス」
【提題3 近世哲学】
阿部皓介(東京大学大学院博士課程)「デカルトとライプニッツ――初期思想を中心に――」
フロア・ディスカッション 司会:坂本邦暢(IRCP研究員)
閉会挨拶:河本英夫

10月12日

研究会「日本語「自然」の定着過程における諸問題―国語学・哲学・文学の観点から―」

相楽勉(IRCP研究員)「美学受容と「自然」―森鴎外の場合―」
木村一(IRCP研究員)「訳語「自然」の定着と一般化」
山本亮介(IRCP研究員)「「うたかたの記」が志向するもの」

10月29日

東洋大学文学部哲学科+国際哲学研究センター共催 第26回白山哲学会 長島隆教授最終講

坂本邦暢(IRCP研究員)「デカルトに知られざる神:新哲学とアレオパゴス説教」
長島隆(IRCP研究員)「フィヒテとシェリング̶知的直観と絶対知ー」

11月12日

シンポジウム「「実在論」の可能性をめぐって」

清水高志(東洋大学)「メイヤスーと思弁的実在論」
菅原潤(日本大学)「ポスト・カント主義と相関主義―グラントを介して」
司会:長島隆(IRCP研究員)

11月16日

「即興ダンスワークショップ テーマ「イメージと動き」」

講師:岩下徹(舞踏家、即興ダンス〈山海塾〉ダンサー)

11月19日

研究会「江戸期から明治期の日本における 自然観の変遷について―儒学と西洋思想の葛藤―」

坂本頼之(IRCP客員研究員)「徂徠における自然観とその展開」
播本崇史(IRCP客員研究員)「西周の「知情意」理解の儒学的背景」
小路口聡(IRCP研究員)「西周の「学術」観―「心理」と「物理」の間―」
吉田公平(IRCP客員研究員)「義と利の葛藤―功利主義との出会い」

国際哲学研究センター主催連続研究会連続研究会「方法論としての近世哲学研究」第3回

渡邊裕一(学習院大学)「ジョン・ロックの自然権論――保持される権利、譲渡される権利――」
笠松和也(東京大学大学院博士課程)「新ストア主義と近世政治思想の一断面――リプシウス、グロティウス、プーフェンドルフ」
寅野遼(東洋大学大学院博士課程)「「接近」と「分離」――日本におけるスピノザ「政治思想」研究をめぐって――」

12月17日

学際的ワークショップ「西洋中世の見/魅せ方―高校の勉強から大学の学問へ―」

開会挨拶:辻内宣博(IRCP研究員)
【提題1 哲学】
小林剛(中央大学)「地動説より天動説の方が正しい?!」
【提題2 歴史】
大谷哲(東北大学専門研究員・跡見学園中学高等学校)「光は東方より,そして消えない輝き――中世キリスト教世界の多様な広がり――」
【提題3 美術史】
古川萌(東京芸術大学・日本学術振興会特別研究員(PD))「はじめまして,美術史――イメージの歴史のダイナミズム」
フロア・ディスカッション 司会:大野岳史
閉会挨拶:鈴木道也(東洋大学)

シンポジウム「宗教の相剋と調和に向けて」

開会式
宮本久義(東洋大学、IRCP客員研究員)「インドにおけるナショナリズムと宗教」
井上忠男(日本赤十字看護大学、IRCP客員研究員)「人道とアイデンティティ戦争~宗教の壁を超える赤十字の視点から~」
廣澤隆之(大正大学)「宗教の言説と文化的・歴史的文脈」
総合討論 司会:渡辺章悟(IRCP研究員)
閉会式

国際哲学研究センター・神経現象学リハビリテーション研究センター主催「第8回 人間再生研究会」

開会の挨拶 河本英夫
【特別講演】
肥後範行(国立研究開発法人 産業技術総合研究所)「脳損傷後の機能回復をもたらす脳システムの可塑的変化-モデル動物による研究-」
【講演】
河本英夫「システム的介入の最近接領域」
【症例研究発表Ⅰ】
本田慎一郎(守山市民病院)「手掴みで食べる左半球損傷例-損傷した脳システムに再び道具の身体化を促すには-」
大越友博(芳賀赤十字病院)・稲垣 諭(東洋大学)「治療の最近接領域-整形外科疾患を手がかりに」
【総合討論】
『治療的介入の最近接領域』
肥後範行,河本英夫,本田慎一郎,大越友博
司会:稲垣諭(東洋大学)

12月21日

研究会「精神性に与える瞑想の効果」

ツルティム・ケサン(白館戒雲)「恩師から聞いた止観―伺察修と安住修の必要性」

●2017年

1月21日

連続研究会「方法論としての近世哲学研究」第4回

三浦隼暉(東京大学大学院修士課程)「ライプニッツにおける有機体概念とその知解可能性―シュタールとの論争を中心にして―」
本間裕之(東京大学大学院修士課程)「ドゥンス・スコトゥスの個別者理解について」

1月24日

国際哲学研究センター主催東洋大学仏教青年会共催連続研究会「現代社会が直面する宗教問題」第2回

佐々木閑(花園大学)「仏教の独自性とはなにか」

2月25日

連続研究会連続研究会「方法論としての近世哲学研究」ワークショップ

村上勝三(東洋大学名誉教授)「述語としての「存在」と「存在論的証明」-20世紀英米分析哲学におけるいくつかの場合-」
有賀雄大(東京大学大学院修士課程)「デカルトにおける神認識の様式について-神の「包括的把握不可能性」をめぐって-」
大野岳史(IRCP客員研究員)「人間精神の内に存在するもの-デカルトにおける「観念」とオッカムにおける「概念」-」