本ページで検証しているサイトでは以下のサイトの文章や画像、デザインが盗用されています。
▼GloveBamboo (https://glovebamboo.jp/) [日本の投資顧問業者」→ 日本投資顧問業界からの注意喚起
▼Monterey Capital Management Japan (モンテレーキャピタルマネジメントジャパン https://moncapi.jp/) [シンガポールに本社がある投資会社で日本で金融商品取引業者 (投資運用業) の登録あり。登録番号:関東財務局長 (金商) 第3434号] → トップページに偽サイトに関して注意喚起あり。
またサイト名 (社名) は以下の業者の名称が盗用されているようです。
▼Issar Limited (https://www.issarglobal.com/en/) [アメリカの自己勘定取引会社で日本で高速取引行為者の登録あり。登録番号:関東財務局長(高速)第47号]
▼Laurel Advisory (https://laureladvisory.com/) [スイス、イギリスに拠点がある投資銀行で日本で金融商品取引業者 (投資助言・代理業) の登録あり。 登録番号:関東財務局長 (金商) 第3361号]
そして本項で検証しているサイトについては財務省、金融庁から無登録の違法業者であるとして警告が出ています。
▼Issarリミテッド → 福岡財務支局からの警告 (2025年11月20日付)
▼IRMGT → 関東財務局からの警告 (2025年12月19日付)
▼Laurel Advisory Sarl → 関東財務局からの警告 (2026年3月26日付)
▼MJMキャピタルジャパン → 関東財務局からの警告 (2026年4月17日付)
またこれらのサイトについては「検証80」、「検証89」、「検証90」、「検証91」、「検証93」、「検証94」、「検証95」で検証しているサイトと同様、LINEグループを勧誘の場として利用する手口で新規公開株 (IPO株) を含む株式投資を勧められて入金すると出金できなくなる事態が予測され、実際に予測されていたような被害事例が出ています。厳重な警戒が必要です。
「検証13」、「検証14」、「検証15」、「検証16」、「検証17」、「検証18」、「検証19」、「検証20」、「検証21」、「検証22」、「検証23」、「検証24」、「検証25」、「検証26」、「検証27」、「検証28」、「検証29」、「検証30」、「検証31」、「検証32」、「検証33」、「検証34」、「検証35」、「検証36」、「検証37」、「検証38」、「検証39」、「検証40」、「検証41」、「検証42」、「検証43」、「検証44」、「検証45」、「検証46」、「検証47」、「検証48」、「検証49」、「検証50」、「検証51」、「検証52」、「検証53」、「検証54」、「検証55」、「検証56」、「検証57」、「検証58」、「検証59」、「検証60」、「検証61」、「検証62」、「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」、「検証80」、「検証81」、「検証86」、「検証89」、「検証90」、「検証91」、「検証93」、「検証94」、「検証95」に続いて中国系と思われる詐欺グループによる可能性があるサイトについての検証77ページ目です。勧誘の手口などについては「検証13」の冒頭、さらにLINEのグループを利用する勧誘については「雑記2」あるいは姉妹サイトの「雑記2」を参照してください。
本ページでは以下のサイトを検証します。検証対象は順次追加の予定です。
●Issar Limited (Issarリミテッド https://www.issarlimited.jp/)
●IRMGT (https://www.irmgt.jp/)
●Laurel Advisory Sarl (https://laureladvisoryjp.com/)
●Laurel Advisory Sarl (ラウレル・アドバイザリー合同会社 https://www.las-japan.com/)
●MJM Capital Japan (MJMキャピタルジャパン https://www.mjm-capital.com/)
まず以下の2つのサイトをまとめて検証します。
●Issar Limited (Issarリミテッド https://www.issarlimited.jp/)
●IRMGT (https://www.irmgt.jp/)
Issarリミテッドは「検証91」、「検証93」、「検証94」で検証してきたサイトの多くで日本の金融庁で高速取引行為者としての登録を得ている海外の自己勘定取引会社の名称やロゴが盗用されていることから高速取引行為者の登録リストにある業者の名称を検索に掛けて見つけてきたなりすましサイトです。すなわち、Issarリミテッドのサイト名やロゴについては高速取引行為者としての登録があるアメリカ・ニューヨーク州の金融関係の企業であるIssar Limited (https://www.issarglobal.com/en/) からの盗用となっています。ちなみに個人投資家からの投資を受け入れるには金融商品取引業者 (第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引偉業) の登録が必要であり、高速取引行為者の登録では個人投資家からの資金を受け入れることは出来ません。
さらにIssarリミテッドから画像検索で見つかってきたのが表題2番目のIRMGTというサイトであり、Issarリミテッドのサイトと酷似しています。またこれら表題の2つのサイトはGloveBamboo (https://glovebamboo.jp/) という投資顧問業者のサイトとも酷似していてGloveBambooのサイトデザインなどを盗用したサイトと考えられます。GloveBambooのサイトのデザインや記述が盗用されている件についてはGloveBambooのサイトに警告が出ていますし、日本投資顧問業界からも2025年11月5日付で警告が出ています。
そしてIssarリミテッドについては財務省福岡財務支局/金融庁から、IRMGTについては関東財務局/金融庁から無登録の違法業者であるとして警告が出ています。またIRMGTについてネットで投資勧誘を受けて入金したところ出金できなくなったという被害に関する質問投稿がYahoo知恵袋に出ています。
IRMGTの松井正雄、藤井結衣と名乗る人物が登場するLINEグループに招待され、デイトレードで資金運用するという投資を勧められて個人名義の銀行口座に入金してしまったようです。当初は出金できたので信頼出来る投資先だと思い込んでさらに入金を重ねてしまい、数字の上では1ヶ月で100万円以上の利益が出ていたものの、IPOに当選したということで数百万円の入金を要求されて口座が凍結され、既に入金してしまったお金は引き出せなくなってしまったという状況になっているようです。
LINEグループで勧誘された経緯は「雑記2」や姉妹サイトの「雑記2」で説明している中国系の詐欺グループによると思われる勧誘の手口に合致するように思われます。IPO株 (新規公開株) を扱うことが出来るのは第一種金融商品取引業者の登録がある証券会社のみです。
かなり状況が複雑ですがまず表題の2つのサイト、サイトデザインの盗用元と考えられるGloveBamboo (https://glovebamboo.jp/) という投資顧問業者のサイトの冒頭部の画像を以下に順に示します。
▼Issarリミテッド (https://www.issarlimited.jp/)
▼IRMGT (https://www.irmgt.jp/)
▼GloveBamboo (https://glovebamboo.jp/)
画像で示した冒頭部で3つのサイトは明らかに似ています。冒頭部には以下の様な文章が3つのサイトで共通して存在しています。
>人生を楽しく楽(らく)に!! そのお手伝いをさせて頂きます!!
>株初心者も大歓迎!! 常に今が最高のタイミング、興味を持った時が株式投資のはじめ時!!
>金融庁登録、投資顧問業協会加入業者だから安心、安全!!
>徹底したサポートをご提供!!株初心者の方でも安心してご利用頂けます。
>東証一部の主力処から新興市場の中小型株まで、幅広く推奨、少額の投資資金からでもご安心を!!
>今トレードすべき銘柄とは?!全体の相場状況を考慮、その他の相場環境にあった銘柄をピンポイントで推奨致します!!
これだけ長い文章が3つのサイトで共通になっています。特に問題なのは「金融庁登録、投資顧問業協会加入業者」という部分ですが、この点については後述します。
さらに3つのサイトが互いに酷似しているのはこの冒頭部だけではありません。以下は冒頭部に続いて出てくる「ご来訪頂き誠にありがとうございます。」と題された部分の比較です。ここでもIssarリミテッド → IRMGT → GloveBambooという順で3枚の画像を示します。
この部分では3つのサイトはサイト名の部分が違うだけで他は文章も画像も全く同じに見えます。
同様に以下は「株式投資の初心者でも大歓迎!!」と題された部分の比較です。この部分はIssarリミテッドとGloveBambooのサイトでは上に示した「ご来訪頂き誠にありがとうございます。」と題された部分の次に出てくるのですが、IRMGTのサイトでは以下で示す社員紹介の部分などよりも後に出てくる形になっています。やはりIssarリミテッド → IRMGT → GloveBambooという順で3枚の画像を示します。
この部分でも3つのサイトは右側の文章の中に出てくるサイト名の部分が変わっているだけで他は全く同じです。
Issarリミテッドのサイトではこの部分に続いて3名の社員の紹介が出てきます。以下に画像を示します。
3名の社員が画像付きで紹介されているのですがいずれも社長とかCEOといった経営トップではないことに違和感があります。さらに違和感があるのは2番目の女性の名前です。
>渡边 晴美 取締役 執行アシスタント アナリスト
となっています。おそらく渡辺という名字だと思われるのですが「辺」という漢字が中国語の簡体字である「边」になっています。日本語だけのサイトなのに中国語のフォントが使われているというのは異様です。このサイトを立ち上げているのは中国人ではないかという疑いが生じます。
さらにこの女性の紹介文とよく似た文章がこれまでに検証してきた幾つかのサイトにある社員紹介文と似ているようです。例えば以下は「検証91」で検証したAPCアセットマネジメント (https://www.apcapital.jp/) というサイトの社員紹介に登場していた3名の人物の内、松本優子なる人物の紹介部分の再掲です。
2人の女性の紹介文を比較してみます。
▼Issarリミテッドのサイトの「渡边 晴美」という女性の紹介文
>渡边 晴美 取締役 執行アシスタント アナリスト
>日本国内の複数の金融機関においてカスタマーサポートおよび資産運用業務に従事し、長年にわたり実務経験を積んできました。
>常に「迅速・専門性・誠実」を信条とし、今後も信頼できる投資パートナーとして、皆様と共に歩み続けます。
▼APCアセットマネジメント (https://www.apcapital.jp/) の「松本優子」という女性の紹介文
>これまで日本国内で複数の金融機関でカスタマーサポートや、資産管理のビジネスに従事しており、8年以上の実務経験を積んでまいりました。 現場で培ったコミュニケーション能力と投資・資産運用に関する実務能力を活かしつつ、自分自身で寄り添った実践的なサポートを提供しております。 「迅速・専門的・誠実」を信条に、今後も信頼される投資パートナーとして、共に歩んでまいります。
>松本優子 取締役 執行アシスタント アナリスト
2人の女性の肩書が共に「取締役 執行アシスタント アナリスト」となっていますし、紹介文も互いに似ています。さらにこれとよく似た女性社員の紹介文はこれ以外にも「検証91」、「検証93」、「検証95」で検証した複数のサイトで確認されており、女性社員の紹介文はコピペ繰り返し使われている文章としか思われません。ちなみに「松本優子」の画像は地方テレビ局の女性アナウンサーの画像と一致することが分かっていてネットで拾ってきた女性アナウンサーの画像を盗用しているとしか思われず、松本優子という人物は架空の人物である可能性が濃厚です。
同様にIRMGTのサイトでも3名の社員が紹介されています。トップページで紹介されているのは以下の画像に示した松井正雄と名乗る人物です。
さらに上の画像の右下にある「社員情報:>」という部分からリンクされている「社員情報」のサブページに松井正雄を含めた3名の社員の紹介があります。
紹介されている3名の社員の肩書は以下のようになっています。
松井正雄 取締役 調査分析部長 投資顧問事業部長 主席アナリスト
石川美鈴 取締役執行アシスタント・プロフェッショナルアナリスト
藤井結衣 取締役執行アシスタント・専門アナリスト
このIRMGTのサイトの場合も社長とかCEOといった経営トップではない、投資顧問事業部長とか取締役執行アシスタントといった役職の男性1名、若い女性2名が紹介されているというパターンはIssarリミテッドや「検証91」、「検証93」、「検証95」で検証した複数のサイトの社員紹介と似ています。そして松井正雄と藤井結衣という名前は最初に引用したYahoo知恵袋への質問投稿でIRMGTへの投資を勧められたLINEグループで勧誘役として登場していた人物の名前と一致します。これらの社員が実在の人物かどうか疑わざるを得ません。
ちなみに GloveBambooのサイトにはこうした社員を紹介するような部分は存在しません。
本項の検証対象である2つのサイトで社員紹介の部分に続いてはGloveBambooのサイトにも存在する金融庁登録を強調する部分が出てきます。Issarリミテッド → IRMGT → GloveBambooという順で3枚の画像を示します。
この部分でも3つのサイトは互いに非常によく似ていていずれのサイトでも
>金融商品取引業者として正式に金融庁に登録している投資助言会社である
>一般社団法人日本投資顧問業協会に加入している
となっています。そして上の画像で確認出来るように脚注部分にIssarリミテッドの場合のみメールアドレスと金融商品取引業者の登録番号、日本投資顧問業協会の会員番号が示されています。
>お問い合わせ:issar@limited-jp.ltd
>福岡財務支局長(金商)第100号
>一般社団法人日本投資顧問業協会 会員番号102-00121
しかし表題の2つのサイト、IssarリミテッドとIRMGTについては金融庁のサイトで公開されている金融商品取引業者の登録リストに該当がありません。むしろIssarリミテッドについては財務省福岡財務支局/金融庁から、IRMGTについては関東財務局/金融庁から無登録の違法業者であるとして警告が出ています。以下にそれぞれのサイトについて出た警告を順に示します。
▼Issarリミテッドに対する警告 (2025年11月20日付 財務省福岡財務支局)
▼IRMGTに対する警告 (2025年12月19日付 関東財務局)
それぞれのサイトにある金融商品取引業者の登録を得ているという記述は全くのデタラメということになります。一方でGloveBambooについては金融商品取引業者の登録リストで以下の登録情報を確認することが出来ました。
登録番号: 福岡財務支局長(金商)第100号
登録年月日: 平成26年3月11日
金融商品取引業者名: Glove Bamboo株式会社
法人番号: 7290001064967
郵便番号: 812-0026
本社等所在地: 福岡県福岡市博多区上川端町12-3
代表等電話番号: 092-262-8140
業務の種別: 投資助言・代理業のみ。
Issarリミテッドの脚注部分に示されていた福岡財務支局長(金商)第100号という登録番号はこのGloveBambooの金融商品取引業者の登録番号ということになります。
さらに「一般社団法人日本投資顧問業協会に加入している」という主張について確認するために日本語牛顧問業協会のサイト (https://www.jiaa.or.jp/) にある「会員名一覧」を確認しましたがIssarリミテッドやIRMGTの登録は確認出来ません。Issarリミテッドの脚注部分に示されていた
>一般社団法人日本投資顧問業協会 会員番号102-00121
という会員番号に合致するのはGloveBambooです。以下に示すGloveBambooの会社概要にも日本投資顧問業協会の会員番号が「102-00121」であることが示されています。
また関連してGloveBambooのサイトにアクセスするとまず以下の様なポップアップ画面の警告文が出てきます。
文章を書き出します。
>【重要なお知らせ】
>「GloveBamboo株式会社」のウェブサイトを模倣した虚偽サイトおよびSNSグループが確認されています。
>最近、弊社「GloveBamboo株式会社」のウェブサイトを模倣した虚偽ウェブサイト(ISSAR LIMITED社、IRMGT社等)を作成し、個別株の推奨等を装い、SNS(LINEなど)のグループへ誘導し、金銭の振込を要求する詐欺行為が強く疑われる事案が報告されています。
>これらのサイトでは、不審なリンクが掲載されており、詐欺行為を目的とした誘導が確認されています。
>当然ながら弊社はこれらの行為とは一切関係がなく、いかなる勧誘・情報提供にも関与しておりません。
>当社の公式ウェブサイトは、https://glovebamboo.jp/ のみです。
>虚偽サイトやSNSグループからの金銭要求には絶対に応じないよう、十分ご注意ください。
「GloveBamboo株式会社」のウェブサイトを模倣した虚偽ウェブサイト(ISSAR LIMITED社、IRMGT社等)が確認されていてさらに「詐欺行為が強く疑われる事案」が報告されているとあります。さらに日本投資顧問業界のサイト (https://www.jiaa.or.jp/) にも2025年11月5日付で以下に画像を示しますが「GlobeBamboo株式会社」のウェブサイトを模倣する虚偽ウェブサイトおよびSNSグループに関する注意喚起」と題された警告が出ています。
さらに上に示した財務省福岡財務支局/金融庁から出たIssarリミテッドに対する警告では業者名について
>業者名 不明(高速取引行為者Issar Limitedの商号等を詐称)
とあります。そこでやはり金融庁のサイトで公開されている高速取引行為者の登録リストを確認すると確かにアメリカのIssar Limitedという業者の登録を確認することが出来ました。登録情報は以下のようになっています。
登録番号: 関東財務局長(高速)第47号
登録年月日: 令和元年6月20日
高速取引行為者名: Issar Limited
本店所在地: C/O Istra LLC 230 Park Avenue 4th Floor, New York NY 10169, USA
この情報を基に検索してみるとこの登録のIssar Limitedのサイト (https://www.issarglobal.com/en/) が見つかってきました。以下に見つかってきたサイトの冒頭部の画像を示しますが、本項で検証しているIssarリミテッドのサイト (https://www.issarlimited.jp/) とは全く似ていません。
▼Issar Limited (https://www.issarglobal.com/en/)
但し、上の画像の左上に確認出来るロゴの部分のみは本項で検証しているIssarリミテッドのサイト (https://www.issarlimited.jp/) のロゴと明らかに似ています。左下が本項で検証しているIssarリミテッドのサイト (https://www.issarlimited.jp/) のロゴ、右下が高速取引行為者の登録を得ているアメリカのIssar Limitedのサイト (https://www.issarglobal.com/en/) のロゴです。
しかし2つのIssar Limitedのサイトには他方のIssar Limitedのサイトに関する言及やリンクはありません。これら2つのサイトが同じ企業のサイトならばサイトが別個になっているだけでなく、互いのサイトについて言及もリンクもないというのは明らかにおかしいです。
また高速取引行為者の名称やロゴを盗用したなりすましサイトが多数確認されており、一部については例えば「検証89」で検証したVirtuファイナンシャル (https://www.virtuskd.com/#/)のように「検証91」、「検証93」、「検証94」で検証していてその多くについては関東財務局から警告が出ています。こうした状況から関東財務局のX (旧Twitter) アカウントに以下に示した「高速取引行為者を詐称する者に注意!」と題された警告が出ています。
本項で検証した2つのサイトはいずれもGloveBamboo (https://glovebamboo.jp/) という投資顧問業者のサイトの画像、文章、デザインを盗用したサイトです。またいずれのサイトも金融商品取引業者の登録を得ている、一般社団法人日本投資顧問業協会に加入していると主張していますが、実際には金融商品取引業者の登録や日本投資顧問業協会加入を確認出来ません。またIssarリミテッドについてはアメリカの自己勘定取引会社の社名を盗用しています。そして少なくともIRMGTについてはLINEグループを勧誘の場として利用する手口でIPO株を含む株式への投資勧誘が行われ、入金したところ出金できなくなってしまったという被害報告が確認されています。
本項で検証した2つのサイトは非常に危険なサイトと考えられ、これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。
●Laurel Advisory Sarl (https://laureladvisoryjp.com/)
●Laurel Advisory Sarl (ラウレル・アドバイザリー合同会社 https://www.las-japan.com/)
金融庁/関東財務局から2026年3月26日付で無登録の違法業者であるという警告が出てきたサイトで海外の投資銀行であるLaurel Advisory社 (https://laureladvisory.com/) の社名や日本の金融庁で得ている金融商品取引業者の登録を詐称しています。まず金融庁/関東財務局から警告を以下に示します。
警告の内容を以下に書き出します。
>業者名等 不明(Laurel Advisory Sàrlの商号等を詐称)
>所在地又は住所 ①港区六本木7-7-7 トライセブン六本木
②東京都港区虎ノ門一丁目17番1号虎ノ門ヒルズ森タワー
>内容等 ウェブサイト上に金融商品取引業を行う旨を表示したもの
>備考 当該業者は、当該業者のウェブサイト上で「Laurel Advisory Sàrl」、「関
東財務局長(金商)第3361号」と表示し、登録を受けた金融商品取引業
者の商号等を詐称していた。
「所在地又は住所」という項目に2つの住所が記されていますが、本項で検証する2つのサイトはこれら2つの住所に対応しています。つまり表題の2つのサイトにはそれぞれ異なる住所が所在地として示されています。しかし金融商品取引業者の登録番号 (関東財務局長(金商)第3361号) は2つのサイトで共通となっています。まず表題の2つのサイトの冒頭部の画像を以下に順に示します。
▼Laurel Advisory Sarl (https://laureladvisoryjp.com/) [表示言語:日本語のみ]
▼ラウレル・アドバイザリー合同会社 (https://www.las-japan.com/) [表示言語:日本語のみ]
これら2つのサイトはサイト名は似ていてもサイトの見かけはここに示したサイト冒頭部だけ比較しても互いに全く異なります。
さらに冒頭部に続いてはいずれのサイトでも会社概要を説明している部分が出てきます。その部分についても表題と同じ順、Laurel Advisory Sarl (https://laureladvisoryjp.com/) → ラウレル・アドバイザリー合同会社 (https://www.las-japan.com/) という順で画像を示します。
記述を以下に書き出してみます。
▼Laurel Advisory Sarl (https://laureladvisoryjp.com/) の記述
Laurel Advisory Sàrlは、世界最大級のオルタナティブ投資運用会社であり、その運用資産残高は1兆ドルを超えています。私たちは、機関投資家や個人投資家の皆さまに対し、持続的な価値を創出できる強固なビジネス基盤を築いてきました。グループ全体で1万2,500件を超える不動産と、250社以上の投資先企業を保有しており、この圧倒的なスケールを活かして、将来の成長が期待できる多様な事業領域への投資を可能にしています。
▼ラウレル・アドバイザリー合同会社 (https://www.las-japan.com/) の記述
>会社概要
>Laurel Advisory Sàrl(LAS)はスイスに本社を置き、長年にわたり銀行、信用機関、資産運用会社、ファミリーオフィスおよび適格機関投資家に対して、資産配分戦略、金融商品設計、クロスボーダー投資ソリューション、リスク管理モデルを提供してきた独立系の金融アドバイザリー会社です。
>2018年、LASは日本の金融庁より金融商品取引業者としての登録(関東財務局長〈金商〉第3361号)を取得し、日本市場を長期的な戦略拠点の一つとして位置づけました。現在、日本事業は既存のコンプライアンス体制を基盤として本格的な展開フェーズに入り、金融商品提供の対象も機関投資家から個人投資家へと段階的に広がっています。
表題最初のLaurel Advisory Sarl (https://laureladvisoryjp.com/) の場合は不動産とかベンチャーキャピタル的な投資を行うオルタナティブ投資運用会社であるという説明ですが、2番目のラウレル・アドバイザリー合同会社 (https://www.las-japan.com/) の場合は機関投資家向けの金融アドバイザリー (投資助言) の会社ということになっています。さらに日本の金融庁で金融商品取引業者 (登録番号:関東財務局長〈金商〉第3361号) を取得していることが強調されています。業務内容や金融ライセンス情報についてはまた後述します。
表題最初のLaurel Advisory Sarl (https://laureladvisoryjp.com/) で次に出てくるのは会社概要の続きのような、会社の存在意義を説明しているような部分です。やはり画像を示します。
多くの金融機関で当てはまりそうな一般的なことが書いてあるだけで具体的な数字などの情報は何もありません。少し気になるのは左側の「経済的安定の実現」という項目に
>機関投資家および個人投資家の資産を誠実に、確信をもって管理する
という記述があることです。この点についてまた後述します。
表題2番目の、2番目のラウレル・アドバイザリー合同会社 (https://www.las-japan.com/) の場合も次に出てくるのは「私たちのビジョン」と題された会社の方針的なことが書いてあるだけで具体的な情報が無く、ハッキリ言って何の為に存在しているのかよく分からない部分です。以下に画像を示します。
、2番目のラウレル・アドバイザリー合同会社のサイトの場合はこの部分に続いて日本代表責任者・森田明彦という人物の紹介が出てきます。
この部分にも日本で金融商品取引業者の登録を得ているという記述が出てきます。
>2018年、Laurel Advisory Sàrl(LAS)に参画。同年、日本の金融商品取引業者登録(関東財務局長〈金商〉第3361号)取得に伴い、日本市場の制度設計と事業構想に深く関与。2025年よりLAS日本代表責任者(Chief Representative Japan)に就任し、日本市場を長期戦略の最優先領域として推進している。
そして表題の2つのサイトのいずれの場合もサイトの脚注部分に連絡先情報として唯一、住所そして再び日本の金融庁での金融商品取引業者の登録番号が示されています。まずLaurel Advisory Sarl (https://laureladvisoryjp.com/) の場合です。
>会社住所:〒106-0032 港区六本木7-7-7 トライセブン六本木
>金融商品取引業者登録番号:関東財務局長(金商)第3361号
まずここにも最初に引用した関東財務局から出た無登録の違法業者であるという警告に記されていた金融商品取引業者の登録番号 (関東財務局長 (金商) 第3361号) が示されています。
連絡先情報として示されているのは東京都港区六本木の住所のみで電話番号とかメールアドレスなどは示されていません。
この六本木の住所を検索してみるとトライセブン六本木は実在していますが、公式サイト (https://trisevenroppongi.co.jp/ja/) によれば地上13階、地下1階のオフィスビルであることが分かりました。Laurel Advisory Sarlのサイトの脚注に示されている住所には階数とか部屋番号が欠落していて不完全な住所のようです。またこのビルにはSERVCORP (https://www.servcorp.co.jp/ja/) というバーチャルオフィス業者の拠点が存在しているようでこの住所がバーチャルオフィス業者の住所を利用した架空住所の可能性も考えられます。
連絡先として他にはURLアドレスが示されていますが、このリンクをクリックしても以下の様な「Page Not Found (ページが見つかりません)」というエラーメッセージが表示されるだけです。
電話番号が示されていない、六本木の住所は不完全でバーチャルオフィス業者を利用した架空住所の可能性もあるとなれば不審を感じざるを得ません。
次は表題2番目のラウレル・アドバイザリー合同会社のサイト (https://www.las-japan.com/) の脚注部分の画像を示します。
>構造・透明性・長期視点に基づき、金融を使いこなす力を提供する。
>Laurel Advisory Sàrl(LAS)|Switzerland・Tokyo|関東財務局長(金商)第3361号
>本社:東京都港区虎ノ門一丁目17番1号虎ノ門ヒルズ森タワー
>© Laurel Advisory Sàrl. All rights reserved.
このサイトの場合もまず最初に引用した関東財務局から出た無登録の違法業者であるという警告に記されていた金融商品取引業者の登録番号 (関東財務局長 (金商) 第3361号) が示されています。
連絡先情報として示されているのは東京都港区虎ノ門の住所のみで電話番号とかメールアドレスなどは示されていません。2つのサイトの脚注に示されている住所は東京都港区までは同じでも六本木と虎ノ門ですから明らかに別個の住所です。また虎ノ門ヒルズ森タワーについてもWikipediaの記事によれば地上52階・地下5階の東京でも指折りの超高層ビルですから階数や部屋番号が明示されていない住所は不完全な住所としか思えません。
2つのサイトで同じ金融商品取引業者の登録番号 (関東財務局長 (金商) 第3361号) が示されており、しかもそれぞれのサイトで示されている住所が異なるという状況は明らかにおかしいです。そこで金融庁のサイトで公開されている金融商品取引業者の登録リストを確認すると登録番号 (関東財務局長 (金商) 第3361号) の登録情報は以下のようになっています。
登録番号: 関東財務局長(金商)第3361号
登録年月日: 令和5年1月5日
登録業者名: Laurel Advisory Sàrl
法人番号: -
郵便番号: 170.907.845
本店等所在地:Rue de Carouge 18, c/o Olivier Janzen, 1205 Genève Switzerland
電話番号: +41 22 777 10 35
業務の種別: 投資助言・代理業
この登録番号の登録は確かに「Laurel Advisory Sàrl」の登録なのですが、住所はスイスのジュネーブになっており、電話番号はスイスの国番号である[+41]から始まっていてスイスの電話番号のようです。一方で法人番号が「-」という横棒のみとなっていて日本で法人登録をしていないようです。法人登録を検索できる国税庁の法人番号公表サイト (https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/index.html) で検索しても「Laurel Advisory Sarl」のものと思われる法人登録は見つかりません。
またLaurel Advisory Sàrlは金融商品取引業者の登録があっても「業種の種別」の項目で登録があるのは「投資助言・代理業」のみであり、株式や債券などの売買仲介を行うのに必要な第一種金融商品取引業や不動産ファンドなど「見なし有価証券」を扱う第二種金融商品取引業の登録を得ていません。
そして本項で最初に引用した金融庁/関東財務局から出た無登録の違法業者であるという警告で登録を受けた金融商品取引業者の商号等を詐称していたとあることからも実際に登録を得ているのは別個の海外業者であると考えられます。そして実際に登録を得ている本物のLaurel Advisory Sàrl のサイト (https://laureladvisory.com/) についてサイト冒頭部の画像を以下に示しますが、本項で検証している2つのサイトとは全く似ていません。
▼Laurel Advisory (https://laureladvisory.com/)
またこのサイトのAdvisory (助言業務) のサブページ (https://laureladvisory.com/advisory/) には業務内容の簡単な説明があります。その部分の画像、さらにGoogle翻訳で日本語訳した結果の画像を以下に順に示します。
経営陣の経営戦略のアドバイスを行ったり。企業買収、合弁事業、資金調達などに関するアドバイスを行ったりすることが主な業務のようです。具体的な業務内容がこれだけではよく分かりませんが、投資顧問というよりは経営コンサルタントに近いような印象を持ちます。少なくとも個人投資家の資産運用業務を行っているようには全く思われません。業務内容から言っても本項で検証している2つのサイトと組織的な繋がりがあるとは思えません。
本項で検証している2つのサイトは実在する海外の業者の名称や登録番号を盗用したなりすましサイトと考えられ、非常に危険です。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。
●MJM Capital Japan (MJMキャピタルジャパン https://www.mjm-capital.com/)
Yahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。またYahoo知恵袋への投稿直後に関東財務局/金融庁から無登録の違法業者であるとして警告が出ました。まずYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
LINEの友達追加を無制限に設定していたところ「大木一美」と名乗るアシスタント役から連絡があってLINEグループに招待され、LINEグループに登場した佐藤雄一と名乗る人物がMJMキャピタルジャパンでの投資を勧めてきたという状況のようです。そこで調べてみるとMJMキャピタルジャパンのサイトに示されている金融庁の登録番号が実際には他の投資会社の登録番号であることや示されている住所のオフィスビルに問い合わせたところ、MJMキャピタルジャパンが実際にはテナントとして入居していないことなどが発覚し、さらに金融庁にも照会したところ「詐欺ですね」と断言されたということのようです。LINEグループに招待されて勧誘された経緯などは「雑記2」や姉妹サイトの「雑記2」で説明している中国系と思われる詐欺グループによる詐欺勧誘の手口に一致します。
さらにこの質問投稿の直後 (2026年4月17日付) に関東財務局/金融庁から無登録の違法業者であるという警告が出てきました。以下に画像を示します。
この警告でも関東財務局長 (金商) 第3434号という登録番号を詐称していること、当該の登録番号はMonterey Capital Management Japan (モントレー キャピタル マネジメント ジャパン https://moncapi.jp/) という投資会社の登録番号であることが示されています。金融庁のサイトで公開されている金融商品取引業者の登録リストでも「関東財務局長(金商)第3434号」という登録番号で登録されているのはMonterey Capital Management Japan 株式会社となっています。
そこで本項の検証対象であるMJM Capital Japan (MJMキャピタルジャパン) と登録番号の盗用元であるモントレー キャピタル マネジメント ジャパンのサイトについて調べてみるとこの2つのサイトが互いに酷似している、つまり登録番号だけでなくサイトの画像、文章、デザインまでもがモントレー キャピタル マネジメント ジャパンのサイトから盗用されていることが判明しました。以下にはまず検証対象のMJMキャピタルジャパンのサイトと盗用元になっているモントレー キャピタル マネジメント ジャパンのサイトの冒頭部の画像を示します。
▼MJMキャピタルジャパン (https://www.mjm-capital.com/) [表示言語:日本語のみ]
▼モントレー キャピタル マネジメント ジャパン (https://moncapi.jp/) [表示言語:日本語のみ]
説明するまでもなくこれら2つのサイトはこの冒頭部で互いに非常によく似ています。さらにこれら2つのサイトが互いに似ているのはこの冒頭部だけではありません。表題のMJMキャピタルジャパン のサイトで冒頭部に続いて出てくるのは「弊社の公式情報について」と題された部分です。以下に画像を示します。
「公式情報」の一部を以下に書き出します。
>会社名:MJM Capita株式会社
>登録番号:関東財務局長(金商)第3434号
>一般社団法人 日本投資顧問業協会 加入
ここで既に書いたようにモントレー キャピタル マネジメント ジャパンの「関東財務局長(金商)第3434号」という登録番号が登場しています。さらに「日本投資顧問業協会」に加入していると書いてあるのですが、調べてみると「日本投資顧問業協会」は2026年4月に「投資信託協会」と統合して資産運用業協会 (https://www.imaj.or.jp/) に改組されているようです。資産運用業協会のサイトのトップページに統合に関する記述がありますし、日本投資顧問業協会のサイト (https://www.jiaa.or.jp/) にアクセスしてみると資産運用業協会のサイト (https://www.imaj.or.jp/) にリダイレクトされるようになっています。
さらにここで非常に気になるのは以下に書き出した部分です。
>私たちはLINEグループを通じて一般向けに無料で学員を募集し、専門分野を活かして、より多くの投資家が株式、投資信託、ファンドなどの投資分野でより多くの利益を得られるようサポートします。
具体的な内容が分かりませんが、一般向けにLINEグループを通して投資に関する教育や情報発信を行っているようです。
一方でモントレー キャピタル マネジメント ジャパンのサイトにも「弊社の公式情報について」と題された部分が存在しますがその部分に先立って「【注意喚起】弊社名を騙る偽サイトにご注意ください」と題された部分が出てきます。むしろ注意喚起の文章の一部という形で「弊社の公式情報」が示されているという形になっています。以下に画像を示します。
一部抜粋して以下に書き出します。
>現在、弊社の社名・ロゴ・役職者名等を無断で使用した、いわゆる「なりすましサイト」や「偽サイト」の存在が確認されております。これらのサイトは、弊社とは一切関係ございません。
サイト名やロゴ、役職者名などを無断で使用した「なりすましサイト」や「偽サイト」に関する警告になっていますが、本項で検証対象としているMJMキャピタルジャパン のサイトで盗用されているのはサイトデザインとか金融庁の登録番号などです。もしかするとこの警告文にあるようなモントレー キャピタル マネジメント ジャパンのサイト名やロゴ、役職者名などを盗用した「なりすましサイト」が他に存在している、あるいはかつて存在していたのかもしれません。
そして「弊社の公式情報について」の部分には以下の様な記述があります。
>また、LINEグループは一切運営しておりません。
MJMキャピタルジャパンのサイトに
>私たちはLINEグループを通じて一般向けに無料で学員を募集し、
という記述があったのと比べて書いてあることが全く逆です。
次にMJMキャピタルジャパン → モントレー キャピタル マネジメント ジャパンという順でいずれのサイトにも存在する「新興運用業者促進プログラム(日本版EMP)への掲載について」と題された部分の画像を示します。
2つのサイトの文章は互いに酷似していますが
MJMキャピタルジャパンのサイトでは「日本投資顧問業協会 会員名簿」に記載されているという主張なのに対してモントレー キャピタル マネジメント ジャパンのサイトでは「資産運用業協会 会員名簿」に記載されているという記述になっています。そして既に書いたように「日本投資顧問業協会」は2026年4月に「投資信託協会」と統合して資産運用業協会 (https://www.imaj.or.jp/) に改組されており、既に存在しません。そしてMJMキャピタルジャパンのサイトの「日本投資顧問業協会 会員名簿」へのリンクは以下のサイトにリンクされています。
https://www.mjm-capital.com/assets/pdf/emplist.pdf
これはMJMキャピタルジャパン (https://www.mjm-capital.com/) のサイトのサブページであり、123ページもあるかなり長大なPDFファイルがアップされています。このPDFファイルの1ページ目の画像を以下に示します。このファイルで示されているのはこの1ページ目のリストに登場する28社で全てです。
そして上のリストの6番目、赤枠で囲った部分に「MJMキャピタルジャパン」が登場しています。一方でモントレー キャピタル マネジメント ジャパンはこのリストに含まれていません。
さらにこのファイルの22ページ目には以下に画像を示す「MJMキャピタルジャパン」の会社概要が出てきます。以下に画像を示します。
ここにはMJMキャピタルジャパンのサイトには見当たらない電話番号などが示されています。この記述を以下に書き出してみます。
>会社名 MJM Capital Japan 株式会社
>所在地
>住所 〒108-0075東京都港区港南2-15-3 シナガワインターシティタワー
>電話 03-6731-9245
>HPアドレス https://www.mjm-capital.com/
>代表者 佐藤 雄一
>金融商品取引業登録番号 関東財務局長(金商)第3434号
>登録年月日 2024/5/3
>協会会員番号 012-03075
>業務開始年月 2024/11/8
>資本金 5000万円
>受付窓口 佐藤 雄一
>電話 03-6731-9245 (代表)
>E-mail アドレス mjmjp.capital@gmail.com
最後に出てくるメールアドレスは無料登録出来るgmailのアドレスです。投資や金融に関係するまともな会社のメールアドレスとは到底思えません。それ以外の項目の幾つか、例えば金融商品取引業登録番号、協会会員番号、資本金などは以下で示すモントレー キャピタル マネジメント ジャパンの情報と一致します。
一方、モントレー キャピタル マネジメント ジャパンのサイトにある「資産運用業協会 会員名簿」へのリンク (https://jiaa.or.jp/sintyaku/pdf/emplist.pdf) は資産運用業協会のサイトの「2026年のお知らせ」というページ (https://www.imaj.or.jp/news/2026/) にリダイレクトされるようになっています。肝心の「新興運用業者を一覧化したリスト (エントリーリスト)」については資産運用業協会のサイトの脚注部分にリンクがあります。このエントリーリストには53の業者が挙げられており、MJMキャピタルジャパンのサイトの「日本投資顧問業協会 会員名簿」というPDFファイルにリストされている28社よりずっと多くなっています。
以下の画像ではそのリストの最初の部分のみ示します。
ここでも赤枠で囲ってありますがリストの7番目にモントレー キャピタル マネジメント ジャパンが登場しています。他にも上のリストで最初に出てくるauアセットマネジメント株式会社などMJMキャピタルジャパンのサイトの「日本投資顧問業協会 会員名簿」には登場していないけれども資産運用業協会のサイトのリストにのみ登場する会員企業が25社 (モントレー キャピタル マネジメント ジャパンを含めると26社) あります。両方のリストに登場するのが27社です。会員企業の数から全く違うということなどからMJMキャピタルジャパンのサイトの「日本投資顧問業協会 会員名簿」は本物のリストとは思えません。
そして上の画像で確認出来るように資産運用業協会のサイトの会員リストの場合は会員企業毎にPDFファイル、EXCELファイルへのリンクが示されています。以下にはモントレー キャピタル マネジメント ジャパンの情報をまとめたPDFファイルの冒頭部、会社概要が書かれている部分の画像を示します。
MJMキャピタルジャパンの場合と同様、ここに記されている会社概要を以下に書き出してみます。
>会社名 Monterey Capital Management Japan 株式会社
>所在地
>住所 〒104-0042東京都中央区入船一丁目3番9号長崎ビル8F
>電話 03-6731-9358
>HPアドレス https://www.moncapi.jp/
>代表者 蛭田和彦
>金融商品取引業登録番号 関東財務局長(金商)第3434号
>登録年月日 2024/10/9
>協会会員番号 012-03075
>業務開始年月 2024/11/8
>資本金 5000万円
>受付窓口 蛭田和彦
>電話 03-6731-9358 (代表)
>E-mail アドレス info@moncapi.com
この会社概要の情報は上で書き出したMJMキャピタルジャパンのサイトの「日本投資顧問業協会 会員名簿」というPDFファイルの22ページ目に出てくるMJMキャピタルジャパンの会社概要の情報とかなりの部分で一致しています。具体的には以下の4項目の情報が完全に同じです。
>金融商品取引業登録番号 関東財務局長(金商)第3434号
>協会会員番号 012-03075
>業務開始年月 2024/11/8
>資本金 5000万円
業務開始の年月日とか資本金が2つの会社で同じという偶然は有り得るでしょうけれども金融商品取引業登録番号とか協会会員番号が同じというのは明らかにおかしいです。MJMキャピタルジャパンが日本投資顧問業協会あるいは改組された資産運用業協会の会員であるという主張は虚偽と断ぜざるを得ません。
次にMJMキャピタルジャパン → モントレー キャピタル マネジメント ジャパンという順でいずれのサイトにも存在する「当社について」と題された部分の画像を示します。
この部分でも2つのサイトは互いに酷似しており、右側の文章ではサイト名の部分が入れ替わっているだけです。いずれも2008年にシンガポールで設立されたアセットマネジメント会社の日本法人であると主張しています。そして左側の3人の人物の画像で中央の人物のみ画像編集で入れ替えられています。2つの画像を切り出して横並びで比較してみます。左下がMJMキャピタルジャパンの画像、右下がモントレー キャピタル マネジメント ジャパンの画像です。
ちなみに「検証95」で検証したハシモト インベストメント マネジメントなど3つのサイトでも同様に盗用元のサイトの画像の中の1人の人物の画像だけ入れ替えた画像編集が確認されています。同じグループによるサイトである可能性が強く示唆されます。
そしてMJMキャピタルジャパンの画像に登場している中年の男性は次に出てくる「ビジョン」と題された部分で代表取締役・佐藤雄一として紹介されています。以下に画像を示します。
そしてこの部分で非常に気になるのは赤枠で囲った部分、文章の主語が「モントレー」となっていることです。前後の文脈から本来は社名の「MJMキャピタルジャパン」が主語として使われるべき部分だと思われます。そこでモントレー キャピタル マネジメント ジャパンのサイトを確認するとやはり「ビジョン」と題された経営者を紹介する非常によく似た部分が存在しています。以下に画像を示します。
2つのサイトでこの部分を比較すると右側の代表取締役として紹介されている人物の名前と画像は全く異なりますが、左側の文章は互いに非常によく似ていることが分かります。そしてMJMキャピタルジャパンのサイトで
>モントレーは2024年に日本で創業し、
となっていた赤枠で囲った部分はモントレー キャピタル マネジメント ジャパンのサイトでは
>モントレーは2006年に日本で創業し、
となっています。モントレー キャピタル マネジメント ジャパンのサイトから文章をコピペする際に、「2006年」を「2024年」に修正している一方で「モンテレー」という部分を本来ならば「MJMキャピタル」と書き換えなければならいところを忘れてしまい、「モンテレー」がそのまま残ってしまったからこうしたおかしな文章になっているとしか思えません。
次に示すのは「EAM BUSINESS」と題された部分の画像です。やはりMJMキャピタルジャパン → モントレー キャピタル マネジメント ジャパンという順で画像を示します。
この部分は2つのサイトで違いが全く見つかりません。そして以下のような記述があります。
>個人法人問わず3億円以上の運用資産を保有される特定投資家様へ、世界屈指の金融機関(シンガポール、欧州のプライベートバンクや米国大手オンライン証券)を保管口座とした、極めて透明性の高い運用体制を提供いたします。
つまり3億円以上というかなり大きな金額の運用にのみ特化して資産運用を行っているということです。機関投資家や3億円以上の資金を投資できる富裕層の資産運用にのみ関わっており、普通の個人投資家レベルの資産運用には関わらないということです。仮に3億円以下の資金でも個人投資家から投資を受け入れるような勧誘が行われているとすればこの記述と矛盾しているということになるはずです。
次に2つのサイトの「会社概要」と題された部分を比較します。ここでもMJMキャピタルジャパン → モントレー キャピタル マネジメント ジャパンという順で2つの画像を示します。
金融商品取引業登録番号 (関東財務局長(金商)第3434号) や資本金 (5000万円) といった項目が両社で一致していることは既に上で示した新興運用業者 (日本版EMP) エントリーリストの比較で示しましたが、2つのサイトの「会社概要」の比較ではさらに東京都の宅地建物取引業者の登録番号がいずれも「東京都知事 (1) 第112952号」となっていることが分かりました。そこで東京都住宅政策本部のサイト (https://www.takken.metro.tokyo.lg.jp/index) にある宅地建物取引業者免許情報提供サービスのページ (https://www.takken.metro.tokyo.lg.jp/search) で「東京都知事 (1) 第112952号」という登録番号を検索してみると以下の様な結果になります。
「東京都知事 (1) 第112952号」という登録番号で登録されているのはMJMキャピタルジャパンではなく、モントレー キャピタル マネジメント ジャパンであることが確認されたことになります。またこの検索ページで「MJMキャピタルジャパン」の登録を検索してみましたが該当なしです。MJMキャピタルジャパンが宅地建物取引業者の登録を得ているという主張も虚偽でしょう。
MJMキャピタルジャパンのサイトで次に出てくるのは「メンバー」と題された主要な社員を紹介している部分です。既に登場している代表取締役の佐藤雄一という人物に加えて他に4名の社員が紹介されています。以下は2~4番目に登場している社員の紹介部分の画像です。ちなみにモンテレーキャピタルのサイトにも「メンバー」と題された部分が存在していて代表取締役・蛭田和彦に加えて5名の社員が紹介されていますが、氏名、役職、画像が示されているだけで詳しい履歴などはありません。
そして上の画像の範囲で紹介されている3名の社員の内、中央の投資戦略部長・松田幸雄という人物の画像ですが、画像検索に掛けてみたところ、千葉県富里市の井上康 (いのうえやすし) 市議会議員の画像と一致することが判明しました。以下が井上康議員の活動レポートのサイト (https://inoueyasushi.com/) にあるプロフィールのページの画像です。
さらに2つのサイトの画像を横並びで比較してみました。左下がMJMキャピタルジャパンのサイトで資戦略部長・松田幸雄として紹介されている人物の画像、右下が富里市の市議会議員である井上康氏の画像です。
明らかに同じ人物の同じ画像です。同じ人物がMJMキャピタルジャパンの投資戦略部長と富里市の市議会議員を別名を名乗って兼務しているとは思えません。MJMキャピタルジャパンの投資戦略部長とされている松田幸雄という人物は架空の人物である疑いが濃厚です。またMJMキャピタルジャパンの他の社員も架空の人物である可能性は充分に考えられます。
次に示すのはMJMキャピタルジャパンの脚注に示されている連絡先情報の部分です。日本の拠点とシンガポール本社の連絡先が記されているようです。
>東京都港区港南2-15-3 シナガワインターシティタワー
>Email: mjmjp.capital@gmail.com
>Singapore1 Coleman St, #09-09B The Adelphi, Singapore 179803
>Email: mjmjp.capital@gmail.com
いずれの拠点についても示されているのは住所とメールアドレスのみで電話番号はありません。東京の住所は既に示した会社概要などに書いてあった住所と同じです。「シナガワインターシティタワー」を検索してみると品川インターシティ (https://www.sicity.co.jp/) が見つかりますが、Wikipediaの記事によるとこの品川インターシティは32階の品川インターシティA、31階の品川インターシティB、同じく31階の品川インターシティCなど複数のビルから成っており、「シナガワインターシティタワー」はどれかに該当するのかもしれませんがはっきりしません。また仮にいずれかのビルに該当するとしても階数とか部屋番号が示されておらず、違和感があります。架空住所の可能性も考えられます。またメールアドレスは東京拠点、シンガポール本社で共通のメールアドレスになっており、しかも無料登録出来るgmailのアドレスです。まともな金融機関のメールアドレスとは全く思えません。
これに対してモンテレーキャピタルのサイトの相当する部分の画像も以下に示します。やはり東京の拠点とシンガポール本社について住所、メールアドレス、さらに電話番号が示されています。
>〒104-0042 東京都中央区入船 1丁目3番9号
>Phone: 03-6731-9358
>Email: info@moncapi.com
>Singapore1 Coleman St, #09-09B The Adelphi, Singapore 179803
>Phone: +65-6980-8350
>Email: info@moncapi.com
東京の拠点の住所は全く異なりますが、シンガポール本社の住所はMJMキャピタルジャパンの場合と同じです。シンガポールの住所も盗用対象になっているものと思われます。
総合的に判断してMJMキャピタルジャパンは到底信用出来る投資先とは思えません。サイトのデザインや金融商品取引業者の登録番号、宅地建物取引業者の登録番号などは全てモンテレーキャピタルマネジメントという資産運用会社からの盗用になっていてモンテレーキャピタルマネジメント社や関東財務局/金融庁から警告が出ています。非常に危険なサイトと考えざるを得ず、投資の勧誘を受けても決して応じるべきではありません。
※付記
MJMキャピタルジャパンのサイトは「検証95」で検証した以下の3つのサイトとIPアドレス (45.192.225.15) を共有していることが判明しました。
GCAアセットマネジメント (https://www.web-gca-jp.com/ja-jp/individual/)
Seine Capitalアセットマネジメント (https://www.seine-capital-jp.com/ja-jp/individual/)
Kaiser Kapital GmbHアセットマネジメント (https://www.kaiser-kapital-jp.com/ja-jp/individual/)
MJMキャピタルジャパンとこれらのサイトは同じグループによるサイトである可能性が濃厚です。