本ページで検証するサイトはいずれも金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストに該当が見つかりません。日本居住者に対して勧誘が行われれば違法な無登録業者ということになります。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
本ページでは以下を検証します。尚、本ページで検証しているサイトは「検証13」以降で検証してきた多数の詐欺サイトに関与していると思われる中国系のグループによるサイトではなく、「検証4」で検証したエックスプロマーケッツ~Azelisファイナンス (https://azelisfinance.world/) までの21個のFXサイトや「検証83」、「検証84」、「検証87」、「検証92」で検証しているサイト、さらには姉妹サイトの「検証151」、同じく姉妹サイトの「検証152」、姉妹サイトの「検証162」で検証した仮想通貨のサイトなどを運営している海外の詐欺グループによるサイトである可能性が高いです。検証対象は順次追加の予定です。
●BULL360 (ブル360 https://bull360.com/ja/)
●ZenGTP (ゼンGTP https://zengtp.com/ja/)
●SANON CAPITAL (SANONキャピタル https://sanoncapital.online/ja)
●フジマーケッツ (https://fujimarkets.com/)
●箱根360 (https://hakone360.com/)
まず以下の2つのサイトをまとめて検証します。
●BULL360 (ブル360 https://bull360.com/ja/)
●ZenGTP (ゼンGTP https://zengtp.com/ja/)
ブル360はネット検索していて偶然見つけたサイトですがこの検証を準備していたらちょうど関東財務局から無登録の違法業者であるということで以下に示す警告 (2026年3月26日付) が出ました。
ブル360については宣伝目的と思われる日本語のYouTube動画やブログが見つかります。一方のゼンGTPはブル360について調べていてNeonFX (ネオンFX) という運営会社を共有しているということで見つかってきたサイトです。上に示した関東財務局から出た警告は運営会社であるネオンFXに対して出されているのでゼンGTPについても警告対象として含まれることになるものと思われます。ブル360とゼンGTPのサイトは運営会社が同じでサイトの記述などに共通性もあるということでまとめて検証することにします。
まず検索して見つかってきたブル360の宣伝目的と思われるYouTube動画やブログを引用します。まずYouTube動画です。3つのYouTubeチャンネル、BullRun Nation、ApexTrades、txnocから日本語対応の以下の5本の動画が投稿されています。
▼Bull360レビュー|日本進出で人気上昇中のCFD業者 (BullRun Nation)
▼Bull360とは?人気急上昇のCFDプラットフォーム (BullRun Nation)
▼Bull360は他の取引プラットフォームと戦える? (ApexTrades)
▼正直、予想外だった…Bull360レビュー (ApexTrades)
▼Bull360.com レビュー:正直、期待以上だった (txnoc) [以下はこの動画のスクリーンショットです。]
これら5本の動画はいずれも日本語の動画なのですが、日本語のナレーションにはかなり違和感があります。外国人が話しているあるいは人工音声の日本語かもしれません。BullRun NationというYouTubeチャンネルからは他に2本の動画がアップされていますが、いずれもマレー語の動画でマレー語は分かりませんが動画タイトルなどからやはりBull360での取引を勧める勧誘動画と思われます。
txnocというYouTubeチャンネルからも他に2本の動画がアップされていますが、それぞれ英語とスペイン語でTrade Gaia (トレードガイア https://tradegaia.io/) というサイトでの取引を勧誘する動画のようです。 このトレードガイアというサイトは英語とスペイン語にしか対応していないので本項では直接の検証対象とはしませんが、まず間違いなく同じグループによって運営されているサイトだと思われ、比較対象として取り上げます。尚、以下はtxnocというYouTubeチャンネルからアップされている計3本の動画のリストです。
左端が日本語でブル360での投資を勧誘する動画ですが、サムネイル画像の中に確認出来る「Bull360.comレビュー:正直、期待以上だった」という動画タイトルの「直」という字のフォントがおかしなことになっています。これは中華フォント現象と呼ばれる中国語のフォントが使われている為に起こる文字化けだと思われます。この勧誘動画を作成しているのは中国語圏の人物なのかもしれません。
勧誘目的と思われるブログは以下です。
▼haseebのブログ Bull360レビュー:口座タイプ別の特徴と選び方を詳しく解説 (2025年10月26日付)
この投稿もタイトルは「レビュー」となっていますが、ブル360を絶賛して勧誘するような内容になっています。
次に表題の2つのサイト、さらにtxnocというYouTubeチャンネルからブル360と共に勧誘動画が出ていたトレードガイア (https://tradegaia.io/)、計3つのサイトについてまずサイト冒頭部の画像を示します。
▼ブル360 (https://bull360.com/ja/) [表示言語:英語、マレー語、ヒンディー語、韓国語、中国語、日本語]
▼ゼンGTP (https://zengtp.com/ja/) [表示言語:英語、韓国語、マレー語、日本語]
▼トレードガイア (https://tradegaia.io/) [表示言語:スペイン語、英語]
これら3つのサイトはここに示した冒頭部だけ見たのではそれほど互いに似ているようには見えません。それでも画像の右下に見える表示言語の選択肢が国旗のアイコン付きで表示されるプルアップメニューの形式などは互いに似ています。
さらに以下ではこれらのサイトの口座開設画面を比較してみます。
▼ブル360 登録画面 (https://client.bull360.com/auth/signup)
▼ゼンGTP 登録画面 (https://client.zengtp.com/auth/signup)
▼トレードガイア登録画面 (https://client.tradegaia.io/auth/signup)
説明するまでもなくこれら3つのサイトの登録画面は互いに酷似しています。画像は省略しますが、これら3つのサイトはログイン画面の相互比較でも互いに酷似しています。これら3つのサイトは同じグループによるサイトと考えてまず間違いないでしょう。
しかし3つのサイトがサイト全体としてこれほどあからさまに互いに似ているというわけではありません。例えば以下はそれぞれのサイトのトップページにある取引対象を説明している部分の比較です。やはりブル360 → ゼンGTP → トレードガイアという順で3枚の画像を示します。
いずれのサイトでも暗号資産、株式、インデックス、商品、外国為替の5つが取引対象となっていますが、上の画像の範囲を相互比較しても似ているようには思えません。さらにこれら取引対象の中で3つのサイトの外国為替に関するサブページの画像を以下に順に示します。
▼ブル360 為替取引 (https://bull360.com/ja/forex-trading/)
▼ゼンGTP 外国為替取引 (https://zengtp.com/ja/forex-trading/)
▼トレードガイア Forex (https://tradegaia.io/forex-trading/)
3つのサイトはこれらの外国為替のサブページの相互比較でも互いに似ているようには思われません。しかしここで3つのサイトはある意味で一致している部分があります。それは3つのサイトのいずれで外国為替取引に関するこれらのサブページを見ても具体的に取引できる通貨ペアのリストとか、取引単位、スプレッド、スワップ金利といった当然示されているべき情報が何も示されていないという点です。リアルタイムの相場情報とかチャートといったものも見当たりません。本当にこれらのサイトで外国為替取引が行われているのか疑問を感じるほどです。さらにこれは外国為替に限らず、他の取引対象についても言えることです。例えばいずれのサイトでも暗号資産 (仮想通貨) が取引出来ることになっていますが、具体的に取引できる暗号資産の種類など何も示されていないのです。強い違和感を感じざるを得ません。
一方でかなり詳しく示されているのがこれらのサイトでそれぞれ5種類用意されているアカウントに関する情報です。まずブル360のサイトで用意されている5種類のアカウントの情報を以下に示します。
ブル360の場合、250ドルの入金で開設できる「スターター」というアカウントから「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」という計5種類のアカウントが用意されているようです。最上位と思われるVIPアカウントは開設に必要な入金額が示されておらず、マネージャーに連絡、交渉することが開設に必要と思われます。
アカウント名称 最低入金額 最大レバレッジ ボーナス
スターター 250ドル 25倍 ー
シルバー 1万ドル 25倍 最大30%
ゴールド 5万ドル 50倍 最大50%
プラチナ 10万ドル 50倍 最大75%
VIP 要交渉? 50倍 最大100%
そして上級のアカウントになればレバレッジが上がるとか異様に高額なボーナスが得られるといった形で優遇されるようです。但し、レバレッジは最大でも50倍と海外のFX業者としては最も低いレベルですし、ボーナスについても「最大」とあることから実際にボーナスを受け取るには何か他にも条件があるのかもしれません。
同様にゼンGTPについても5種類のアカウントに関する情報の画像を以下に示します。
やはり最低入金額が異なる以下の5種類のアカウントが用意されているようです。
アカウント名称 最低入金額 最大レバレッジ ボーナス
ベーシック 5,000ドル 25倍 ー
シルバー 1万ドル 25倍 30%のボーナスの可能性
ゴールド 5万ドル 50倍 50%のボーナスの可能性
プラチナ 10万ドル 50倍 75%のボーナスの可能性
VIP 15万ドル 50倍 100%のボーナスの可能性
ゼンGTPの5種類のアカウントの名称や条件はブル360の場合と非常によく似ています。やはりレバレッジは最大50倍とかなり控えめですし、ボーナスについては「可能性」となっており、口座を開設して入金すれば必ず受け取れるということではなさそうです。
さらにトレードガイアについても同様の5種類のアカウントが用意されています。
トレードガイアの5つのアカウントの条件はゼンGTPの場合と全く同じに見えますし、ブル360のアカウントの条件と比較してもよく似ています。以下にまとめた最低入金額、最大レバレッジ、ボーナスなど全てゼンGTPの場合と同じです。ボーナス額は「Up to (上限~まで)」となっているのでやはり30~100%のボーナスが確定しているわけではないようです。
アカウント名称 最低入金額 最大レバレッジ ボーナス
ベーシック 5,000ドル 25倍 ー
シルバー 1万ドル 25倍 最大30%のボーナス
ゴールド 5万ドル 50倍 最大50%のボーナス
プラチナ 10万ドル 50倍 最大75%のボーナス
VIP 15万ドル 50倍 最大100%のボーナス
そしてこれら3つのサイトで最低入金額が異なる5つのアカウントが用意されているという状況については「検証4」、「検証83」、「検証84」、「検証87」、「検証92」で検証してきたサイトで用意されているアカウントの状況と非常によく似ています。それら関連が疑われるサイトとまずはアカウントの種類と最低入金額を比較してみます。
サイト名 アカウントの種類 最低入金額
エックスプロマーケッツ: 5種類 250ドル
エランドロード: 5種類 250ドル
フェニックスリミテッド: 5種類 250ドル
インベサキャピタル 4種類 250ドル
インベストマーケッツ 4種類 250ドル
アジアFXプロ 6種類 不明
FXマグナス: 5種類 250ドル
FXタンパ: 5種類 250ドル
RNインベスティング: 5種類 1000ドル
インベスティコ: 4種類 250ドル
ビッグマーケッツ: 4種類 250ドル
Ventorus: 5種類 不明
Azelisファイナンス: 5種類 250ドル
エッジファイナンス: 5種類 250ドル
トレドポール: 5種類 250ドル
ポートレイズ: 5種類 250ドル
ModMount: 5種類 250ドル
Maunto: 5種類 不明
ブルマーケッツ: 4種類 250ドル
ニッポンキャピタルFX: 6種類 不明
OYASHIMA FX: 5種類 4万円 (1ドル=160円で250ドル)
ZENマーケッツ 6種類 250ドル
キャッププレイス 3種類 不明
KROXIO 5種類 250ドル
アローインベスト 6種類 不明
ファーストECN 3種類 不明
Emarlado 5種類 不明
ストーンウォールキャピタル 4種類 250ドルあるいは1万ドル?
lukインベスト 6種類 200ドル
24フォレックスマーケット 4種類 250ドル
fxonet 4種類 250ドル
トレデロ 5種類 250ドル?
サベクサ 5種類 250ドル
ブロックブリッジ 6種類 250ドル
ShihjukuFX 5種類 250ドル?あるいは5000ドル?
シンライ・トレード 5種類 5000ドル
ニホン・マーケッツ 4種類 5000ドル
クイックキャッシュFX 6種類 200ドル
Berrypax 5種類 250ドル
INNVESTER 5種類 250ドル
ブル・オントレード 5種類 不明
BXBマーケット 3種類 不明
BONMOTインベスト 4種類 230ドル
Bullfxo 4種類 250ドル
Skadeva 5種類 不明
Neerix 5種類 250ドル
アクシアトレード 5種類 1万ドル
シブヤキャピタル 3種類 250ドル?あるいは5000ドル?
信金証券ジャパン 3種類 1万円?あるいは5000ドル?
ヒカリ証券 3種類 5000ドル?
西松フィナンシャル 3種類 5000ドル
キズナホールディングス 3種類 5000ドル
ショーグンマーケッツ 5種類 5000ドル
Kinto FX 5種類 5000ドル
ブル360 5種類 250ドル
ゼンGTP 5種類 5000ドル
SANONキャピタル 5種類 250ドル
フジマーケッツ 3種類 5000ドル
箱根360 5種類 5000ドル
SANONキャピタル以下の3つのサイトについては以下で検証しています。最低入金額が250ドルとか5000ドルというのはこれらのサイトでよくあるパターンです。さらにそれぞれのサイトで用意されているアカウントの名称についても比較してみます。
サイト名 アカウントの名称
エックスプロマーケッツ: 「クラシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
エランドロード: 「クラシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
フェニックスリミテッド: 「クラシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
インベサキャピタル: 「ベーシック」「ゴールド」「プラチナム」「VIP」
インベストマーケッツ: 「ベーシック」「ゴールド」「プラチナム」「VIP」
31FX: 確認出来ず。
Kyoto FX: 確認出来ず。
アジアFXプロ: 「ベーシック」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダイアモンド」
FXKYOTO: 確認出来ず。
FXマグナス: 「クラシック」「ゴールド」「プラチナ」「ブラック」「VIP」
FXタンパ: 「クラシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
RNインベスティング: 「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
インベスティコ: 「ベーシック」「ゴールド」「プラチナム」「VIP」
ビッグマーケッツ: 「ベーシック」「ゴールド」「プラチナム」「VIP」
Ventorus: 「クラシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
Azelisファイナンス: 「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」
エッジファイナンス: 「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」「プロ」
トレドポール: 「ベーシック」「シルバー」「ゴールド」「ダイヤモンド」「VIP」
ポートレイズ: 「ベーシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」
Azelisファイナンス: 「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」
ModMount: 「クラシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
Maunto: 「クラシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
ブルマーケッツ: 「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
ニッポンキャピタルFX: 「ベーシック」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダイアモンド」
OYASHIMA FX: 「ベーシック」「シルバー」「ゴールド」「VIPプラチナ」「VIPダイアモンド」
Aboveインベスティング: 「ベーシック」「アドバンスト」「VIP」
ZENマーケッツ: 「スターター」「スタンダード」「シルバー」「ゴールド」「プラチナム」「ダイヤモンド」
キャッププレイス: 「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」
KROXIO: 「ルーキー」「エキスパート」「エリート」「デラックス」「タイタン」
アローインベスト: 「スタート」「スタンダード」「シルバー」「ゴールド」「プラチナム」「ダイヤモンド」
ファーストECN: 「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」
Emarlard: 「クラシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
ストーンウォール: 「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」
lukインベスト: 「ベーシック」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」「エクゼクティブ」「VIP」
24フォレックスマーケット: 「ベーシック」「ゴールド」「プラチナム」「VIP」
fxonet: 「ベーシック」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
トレデロ: 「スタートアップ」「ブロンズ」「銀」「金」「プラチナ」
サベクサ: 「クラシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
ブロックブリッジ: 「スタート」「スタンダード」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダイアモンド」
ShinjukuFX: 「ブロンズ」「銀」「金」「白金」「ダイヤモンド」
シンライ・トレード: 「ブロンズ」「銀」「金」「白金」「ダイヤモンド」
ニホン・マーケッツ: 「ブロンズ」「銀」「金」「白金」
クイックキャッシュFX: 「ベーシック」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」「エクゼクティブ」「VIP」
Berrypax: 「基本 (ベーシック)」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
INNVESTER: 「ベーシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
ブル・オントレード: 「クラシック」「銀」「金」「白金」「VIP」
BXBマーケット: 「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」
BONMOTインベスト: 「ミニ」「クラシカル」「プロ」「VIP」
Bullfxo: 「ベーシック」「金 (ゴールド)」「プラチナ」「ビップ (VIP)」
Skadeva: 「クラシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
Neerix: 「スタンダード」「プロ」「ウルトラ」「プレスティージュ」「オメガ」
アクシアトレード: 「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」 「ダイヤモンド」
シブヤキャピタル: 「スタンダード」「プロ」「ゴールド」
信金証券ジャパン: 「スタンダード」「プロ」「ゴールド」
ヒカリ証券: 「スタンダード」「プロ」「ゴールド」
西松フィナンシャル: 「スタンダード」「プロ」「ゴールド」
キズナホールディングス: 「スタンダード」「プロ」「ゴールド」
ショーグンマーケッツ: 「ブロンズ」「銀」「金」「白金」「ダイヤモンド」
Kinto FX: 「ブロンズ」「銀」「金」「白金」「ダイヤモンド」
ブル360: 「スターター」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
ゼンGTP: 「ベーシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
SANONキャピタル: 「ベーシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
フジマーケッツ 「スタンダード」「プロ」「ゴールド」
箱根360 「ブロンズ」「銀」「金」「白金」「ダイヤモンド」
ブル360やゼンGTPのアカウントの名称、「スターター」あるいは「ベーシック」、そして「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」といったアカウントの名称はこれまで検証してきたサイトと明らかに似ています。
さらにブル360やゼンGTPと「検証4」、「検証83」、「検証84」、「検証87」、「検証92」で検証してきた一連のサイトとの類似点として挙げられるのが、利用規約などがPDFファイルの形で示されていることです。(トレードガイアについてはこうしたPDFファイルは見当たりません。) 以下にブル360、ゼンGTPのサイトにある「法的文書」と題されたサブページにあるPDFファイルのリストの画像を順に示します。
それぞれのサイトで以下の5つのPDFファイルが用意されています。
▼ブル360
「クライアント契約」、「苦情処理方針」、「利益相反」、「プライバシーポリシー」、「リスク開示」
▼ゼンGTP
「プライバシーポリシー」、「諸条件」、「苦情」、「リスク開示」、「利益相反」
特に重要な取引条件に関する規定の説明があるのはブル360の「クライアント契約」、ゼンGTPの「諸条件」というファイルです。そしてこれら2つの取引規定などが書かれたファイルの内容は互いに酷似しています。例えば以下には2つのファイルの冒頭部分の画像を順に示します。
2つのファイルの文章は互いに非常によく似ているのですが、問題なのはその文章の内容です。ブル360とゼンGTPはいずれもNeon FXという運営会社の商号であるとなっているのです。Neon FXはコモロ諸島で登録を得ているとなっており、そのライセンス番号 (L15876/NF) も共通です。1つの運営会社が2つの商号 (2つのサイト) を運営しているという状況なのですが、互いに存在については情報がありません。例えば飲食店の運営会社が複数の業態、例えば和食とイタリアンとフランス料理のレストランをそれぞれ別個の屋号で運営するといったことは普通にあることですが、ブル360とゼンGTPの間では取引対象も同じであり、役割分担的なものがあるとは思えません。この運営会社や金融ライセンスの問題についてはまた後述します。
そしてこれらのPDFファイルの記述で最も気になるのは全体で30ページの内、20ページ目に出てくる「16.7. 非アクティブおよび休眠口座」という項目です。以下にブル360 → ゼンGTPという順で2枚の画像を示します。
この部分で2つのサイトの記述は全く同じです。そしてここに記されている「非アクティブおよび休眠口座」に関する規定が大問題です。30日間取引無しの状況が継続すると「非アクティブおよび休眠口座」と見なされて「非アクティブ手数料」と称して1ヶ月毎に口座からお金が差し引かれていくという規定になっているのです。しかも「非アクティブ手数料」は非アクティブ期間が延びていくと金額が増えていく規定になっています。
非アクティブ期間 非アクティブ手数料金額 (月額)
1~2ヶ月目: 50 (ユーロ/米ドル/英ポンド)
3~4ヶ月目: 100 (ユーロ/米ドル/英ポンド)
5~6ヶ月目: 200 (ユーロ/米ドル/英ポンド)
7ヶ月目以降: 300 (ユーロ/米ドル/英ポンド)
この規定を見てブル360やゼンGTPが「検証4」、「検証83」、「検証84」、「検証87」、「検証92」で検証してきた一連のサイトと同じグループによるサイトであることを確信しました。それら一連のサイトの多くにも非常によく似た取引しないでいる期間が1ヶ月を超えると罰金のような形で課金が行われるという規定があることが確認されているからです。例えば以下は「検証4」で検証したXPro Markets (エックスプロマーケッツ https://xpromarkets.com/ja/) という既に閉鎖されたサイトのInactivity Feesに関する規定です。
このエックスプロマーケッツの規定で課されるインアクティブフィーは以下のようになっています。
インアクティブ期間 インアクティブフィー金額 (月額)
1~2ヶ月目: 100 (ユーロ/米ドル) あるいは14,500円
2~6ヶ月目: 250 (ユーロ/米ドル) あるいは36,250円
6ヶ月目以降: 500 (ユーロ/米ドル) あるいは72,500円
金額は変わっていますが、取引のない期間が1ヶ月を超えると意味不明の罰金が課されてしかもその額が取引のない期間が長くなるほど増えていくという異様なシステムは基本的に同じです。また罰金の金額が50ユーロあるいは50米ドルあるいは50英ポンド、14,500円といった通貨単位を1つに特定しない形で示しているのも過去に確認された一連のサイトでの同様の規定と重なります。
次に連絡先情報についてです。各サイトの「お問い合わせ」のサブページに記されている連絡先情報を以下に示します。まずブル360の「お問い合わせ」のサブページに示されている連絡先情報です。
記されている連絡先情報を以下に書き出します。住所は英語版の英語表記についても書き出します。
>所在地
>ハムチャコ、ムタムドゥ、アンジュアン自治島、コモロ連合。(Hamchako, Mutsamudu, The Autonomous Island of Anjouan, Union of Comoros.)
>電子メール
>support@bull360.com
>complaints@bull360.com
>電話番号
>+82 308-491-0164
>+81 50-6889-9458
>+60 3-2770-0229
>+91 22 7127 9258
住所はインド洋に浮かぶ島国、コモロ連合のアンジュアン島となっています。ムタムドゥ (Mutsamudu) がコモロで2番目に人口が多い町 (人口:25.471人) であることは確認しましたが、「ハムチャコ、ムタムドゥ」だけでは不完全な住所のように思われます。一方で電話番号は韓国、日本、マレーシア、インドの電話番号になっています。コモロ諸島の電話番号はありませんし、電話番号がある4ヵ国の住所も示されてません。住所と電話番号が一致しないことからもコモロのアンジュアン島にブル365の事業実体が存在するかどうかは相当に疑問です。日本の電話番号 (050-6889-9458) は050局番から始まっているのでIP電話の電話番号です。
次はゼンGTPの「お問い合わせ」のサブページにある連絡先情報の画像を示します。
やはり記述を以下に書き出します。
>お電話でのお問い合わせ
>+815069899453
>+911171816834
>+823084910316
>+60327052857
>米国郵送
>support@zengtp.com
>私たちを見つける
>ハムチャコ、ムタムドゥ、アンジュアン自治島、コモロ連合。
電話番号はブル360の場合と同じで日本、インド、韓国、マレーシアの4ヵ国の電話番号が記されています。但し、4つの電話番号はブル360の場合とゼンGTPの場合で重なってはいないようです。一方で住所はブル360とゼンGTPで同じコモロ連合の住所になっています。
次に比較対象としてきたトレードガイアについてもお問い合わせ情報を示します。
やはり記されている連絡先情報を書き出します。
>+34 960 409 972
>support@tradegaiamail.com
>Hardstrasse 201, 8005 Zürich, Switzerland – Prime Tower
スペインの国番号 {+34] から始まるスペインの電話番号、メールアドレス、そしてスイス・チューリッヒの住所が記されています。住所がコモロ連合なのに電話番号は日本、インド、韓国、マレーシアの電話番号だったブル360やゼンGTPの場合と同じで電話番号がスペインなのに住所がスイスなのは矛盾しているとしか思えません。
スイスの住所は検索してみるとPrime Tower (https://www.primetower.ch/en/) という36階建てのオフィスビルの住所です。実在の住所であることは確かなのですが、36階建ての高層オフィスビルなのに階数とか部屋番号が示されていないことには違和感があります。電話番号がスイスではなくスペインの電話番号であること、明らかに同じグループによるサイトであるブル360やゼンGTPの住所とも全く異なることなどを考えると果たしてこのスイスのオフィスビルにトレードガイアの事業実体が存在するかどうか相当に疑問です。
次に金融ライセンス情報を探しました。以下にまずブル360の脚注部分に記されている金融ライセンスに関する記述を順に示します。
ライセンスに関する部分を書き出します。
>ネオンFX(ブランド名:Bull360)は登録番号15876で登録されています。当社の登録事務所はコモロ連邦アンジュアン自治島ムツァムドゥ市ハムチャコに位置しています。当社はアンジュアン・オフショア金融庁(AOFA)の規制下にあり、ライセンス番号L15876/NFを保持しています。
同様にゼンGTPの脚注部分に記されている金融ライセンスに関する記述を順に示します。
やはりライセンスに関する部分を書き出します。
>ネオンFX(ブランド名:ZenGTP)は登録番号15876で登録されています。当社の登録事務所はコモロ連邦アンジュアン自治島ムツァムドゥ市ハムチャコに位置しています。当社はアンジュアンオフショア金融庁(AOFA)の規制を受け、ライセンス番号L15876/NFを保持しています。
本項の最初に書いたようにブル360とゼンGTPはいずれもNeon FX (ネオンFX) という運営会社の商号ということになっているのでライセンスは同一です。アンジュアンオフショア金融庁 (AOFA) でライセンス番号 (L15876/NF) でライセンスを得ているというので確認を試みました。ところがAnjouan Offshore Finance Authority (アンジュアンオフショア金融庁) を検索してみると公式サイトらしきサイトが複数見つかり、いずれが本物なのか、それともいずれもニセモノなのか分かりません。実際に見つかってきたサイトは以下の3つです。
▼Anjouan Offshore Finance Authority (AOFA https://anjouanoffshorefinancialauthority.org/)
▼Anjouan Offshore Finance Authority (AOFA https://anjouanoffshorefinanceauthority.com/)
▼Anjouan Offshore Finance Authority (AOFA https://anjouanoffshorefinanceauthority.org/) → 既に閉鎖?
3番目のサイトは既に閉鎖されているようでアクセス出来ません。
まず1つ目のAnjouan Offshore Finance Authority (アンジュアンオフショア金融庁) のサイト (https://anjouanoffshorefinancialauthority.org/) には登録済みのリストがありません。代わりに登録情報を確認出来るページで「Neon FX」という運営会社名とかライセンス番号 (L15876/NF) を入力して登録の確認を試みたのですが、以下に示すように「No licences found. (ライセンスが見つかりませんでした)」という結果にしかなりません。「BULL360」「ZenGTP」という商号でもライセンスの検索をしてみましたが結果は同じです。
2番目のAnjouan Offshore Finance Authority (アンジュアンオフショア金融庁) のサイト (https://anjouanoffshorefinanceauthority.com/) の場合には登録業者のリストが公開されているのですが、やはり運営会社である「Neon FX」、商号である「BULL360」「ZenGTP」、ライセンス番号「L15876/NF」に合致する登録はありません。要するにアンジュアンオフショア金融庁でライセンスを得ているという主張を全く確認出来ません。
そもそもコモロ連合の金融ライセンスの審査が厳密に行われているとは思えませんが、Anjouan Offshore Finance Authority (アンジュアンオフショア金融庁) のサイトが少なくとも2つ、おそらく3つ以上存在していてしかもブル360やZenGTPのサイトで主張されているライセンスが見当たらないという状況は理解できません。
金融ライセンスは確認出来ない、住所と電話番号が一致しておらず、住所は架空住所の可能性が高い、そもそもNeon FXという1つの運営会社が少なくとも2つのサイト (商号) を運営しているなどこれらのサイトを信頼できる要素はおよそ見当たりません。また1ヶ月間取引しないでいるだけでインアクティブフィーを課せられるなど顧客にとって非常に不利な条件が分かりにくい形で示されていること、「検証4」、「検証83」、「検証84」、「検証87」、「検証92」で検証している一連のサイトと似ている部分があって同じグループによるサイトと考えられるがこれまでに検証してきたサイトの多くで被害報告が確認されているとか、次々と何の告知もなくサイトが閉鎖されているといった状況を考えてもブル360やゼンGTPでの取引は非常に危険と考えざるを得ません。
これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。
▼SANONキャピタル (https://sanoncapital.online/ja) {表示言語: 英語、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語}
この冒頭部は特にこれまで検証してきたサイトと似ているようには思われません。気になるのは上の画像の下端に見える以下の記述です。
>142千人 世界中のお客様
>91百万ドル トレーディングの口座に
>5つ アカウントの種類
>70か国 弊社と貿易している
世界中から14万2000人の顧客を獲得していて預かり資産は9100万ドルという意味だと思われますが、実際にこれだけ多くの顧客を獲得しているかどうかはかなり疑問です。この点についてはまた後述します。
次に出てくるのは「お客様の成功のための幅広い市場」と題された取引対象を説明している部分です。以下に画像を示します。
「株式」「外国為替」「インデックス」「金属」「エネルギー」「暗号通貨」の6つが取引対象として挙げられていてそれぞれの項目に「もっと詳しく >」と書かれたそれぞれの項目を説明するサブページへのリンクもあるのですが、具体的な取引対象に関する情報は極めて乏しいです。例えば「外国為替」という項目ではサブページを見ても具体的に取引できる通貨ペアの種類、取引単位、スプレッド、スワップ金利といったFX業者のサイトならば必ず示されているべき情報が何もありません。他の5つの項目でも同様です。また取引対象や取引の条件の詳細に関する情報開示が非常に少ないというのは例えば上で検証したブル360やゼンGTP、さらに「検証4」、「検証83」、「検証84」、「検証87」、「検証92」で検証している一連のサイトでも認められている特徴になっています。
さらにそれらのサイトとSANONキャピタルの共通する特徴はこれだけではありません。SANONキャピタルでは最低入金額が異なる5種類のアカウントが用意されており、トップページの「料金プラン」と題された部分に一覧があります。以下に画像を示します。
5種類のアカウントの名称と最低入金額を以下に書き出してみます。
アカウントの名称 最低入金額 最大レバレッジ
ベーシック 250ドル 50倍
シルバー 500ドル 100倍
ゴールド 5000ドル 150倍
プラチナ 5万ドル 200倍
VIP 10万ドル 300倍
複数のアカウントが存在していて最低入金額が大きな上級のアカウントの方が最大レバレッジが大きいなど取引条件が有利になっているというシステムは上で検証したブル360やゼンGTPなどなど同じグループによる可能性が高い一連のサイトで共通する特徴の1つです。アカウントの名称も上で検証したゼンGTPの場合と全く同じ、ブル360のアカウントの名称も5個中、4個が同じです。
ブル360: 「スターター」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
ゼンGTP: 「ベーシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
SANONキャピタル: 「ベーシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」
さらに「検証87」で検証したINNVESTER (https://innvesterglobal.com/jp/index.html) というサイトで用意されている5種類のアカウントの名称もSANONキャピタルやゼンGTPと全く同じ「ベーシック」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「VIP」となっています。一連の同じグループによる可能性が高いサイトで用意されているアカウントの名称、最低入金額などのまとめは上に書いたブル360とゼンGTPの検証の中にありますが、最低入金額はSANONキャピタルと同様、250ドルという設定になっている場合が最も多いです。
さらにSANONキャピタルの利用規約などが「法的文書」と題されたサブページで複数のPDFファイルの形で示されているという状況も一連の同じグループによる可能性が高いサイトと似ており、組織的な繋がりを示唆する重要な要素になっています。SANONキャピタルの場合、メニューバーの「弊社について」という項目の中に「法的文書」のサブページへのリンクがあります。以下にそのサブページの画像を示します。
以下の9つのPDFファイルが用意されています。
そして最も気になるのは利用規約のファイルです。これまで検証してきた同じグループによると思われるサイトの利用規約では取引しない状況が1ヶ月以上続いているとInactivity Fee (休眠手数料) などと称して口座から勝手にお金が奪われてしまうような顧客にとって著しく不利な規定がこうした利用規約のPDFファイルに分かりにくい形で示されていたからです。上で検証したブル360やゼンGTPの場合もPDFファイルに1ヶ月以上取引しないでいると月額で50 (ユーロ/米ドル/英ポンド) の休眠手数料が課せられ、さらに休眠期間が長くなると月額で最大300 (ユーロ/米ドル/英ポンド) もの休眠手数料が課せられるという規定が示されていました。
そこでSANONキャピタルの利用規約のファイルを調べてみると14ページある利用規約の中で9ページ目に以下の画像に示した記述があることを確認しました。
赤枠で囲った部分を書き出してさらにGoogle翻訳による日本語訳を示します。
>13.4. If your trading account remains inactive for a certain period, an inactivity fee may be charged in accordance with the working regulations. Commissions will be deducted monthly from your account balance until you resume activity or the balance reaches zero.
▼日本語訳
13.4. 取引口座が一定期間利用されない場合、運用規定に基づき、非活動手数料が課される場合があります。手数料は、お客様が取引を再開するか、残高がゼロになるまで、毎月口座残高から差し引かれます。
やはりSANONキャピタルの場合も「Inactivity Fee」と称して取引しないでいると口座からお金が差し引かれてしまうとなっています。さらに怖いのはどれだけの期間取引しないでいると「Inactivity Fee」が課せられるのか、金額が幾らなのか全く記されていないことです。これでは1ヶ月どころか1日取引しなかっただけで口座残高全額がInactivity Feeとして奪われてしまうといった可能性もあることになります。こうした顧客にとって著しく不利な取引条件を英文のみのPDFファイルの形でしか示していないことには強い不信感を感じざるを得ません。非常に危険としか思えません。
次にSANONキャピタルのサイトで連絡先情報や金融ライセンス情報を探しましたが殆ど情報がありません。以下の画像に示した「連絡先」というサブページが存在するのですが、連絡先情報はメールアドレスが示されているだけです。
>support@sanoncapital.online
他にはメール送信用の窓があるだけです。住所、電話番号といった連絡先情報は全く見当たりません。また金融ライセンスについても情報が全くありません。日本で金融ライセンスを取得していないだけでなく、世界中どこの国でもライセンスを得ていない無登録の違法業者ということになります。
さらにSANON CAPITAL (SANONキャピタル) について検索していたらニュージーランドの金融ライセンスを管理しているFinancial Markets Authority (FMA https://www.fma.govt.nz/) から2025年6月26日付で無登録の違法業者であるとして警告が出ていることが判明しました。英語の原文とGoogle 翻訳による日本語訳を以下に順に示します。
但しこの警告をよく見ると警告対象になっているSANON CAPITALのURLアドレスやメールアドレスが本項で検証しているSANONキャピタルのURLアドレス (sanoncapital.online) やメールアドレス (support@sanoncapital.online)と異なっていることに気が付きました。警告対象になっているSANONキャピタルのサイトのURLアドレスは以下のようになっています。
企業名:Sanon Capital
ウェブサイト:Sanoncapital.pro、Sanoncapital.trade
メールアドレス:support@ sanoncapital.pro 、karolina.harper@sanoncapital.pro
これらニュージーランドのFMAから警告対象になっている2つのウェブサイト (Sanoncapital.pro、Sanoncapital.trade) にアクセスしてみましたがいずれも既に閉鎖されているようでアクセス出来ません。アクセス出来ないのでどんなサイトだったのか確認出来ませんが、本項で検証したSANONキャピタルのサイトとよく似たサイトだった可能性も考えられます。さらに検索していたらSANON CAPITAL (SANONキャピタル https://sanoncapital.cfd/) というサイトが見つかりました。以下に画像を示します。
▼SANONキャピタル (https://sanoncapital.cfd/) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、リトアニア語、ポーランド語、アラビア語、ロシア語、日本語、韓国語 ]
このサイトはこのログイン画面しか見つからないのですが、本項で検証しているSANONキャピタルのログイン画面と酷似しています。
▼SANONキャピタル (https://sanoncapital.online/ja) のログイン画面 (https://sanoncapital.online/ja/login) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、リトアニア語、ポーランド語、アラビア語、ロシア語、日本語、韓国語 ]
そして本項の検証対象であるSANONキャピタル (sanoncapital.online) とログイン画面しか見つからないSANONキャピタル (sanoncapital.cfd) についてそれぞれのWho Is情報に記されているサイトの登録・開設日は以下のようになっています。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日
SANONキャピタル (sanoncapital.online) 2025年10月29日
SANONキャピタル (sanoncapital.cfd) 2025年6月25日
本項で検証対象としているSANONキャピタルのサイトの方が4ヶ月ほど新しいサイトのようです。やはり幾つものSANONキャピタルのサイトが立ち上げられては短期間で使い捨てにされることが繰り返されている可能性が高いです。
総合的に判断してSANONキャピタルは信頼できる投資先とは到底思えません。このサイトあるいはURLアドレスが異なるSANONキャピタルというサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。
▼フジマーケッツ (https://fujimarkets.com/) [表示言語:日本語のみ]
このサイトは日本語にしか対応しておらず、「フジマーケッツ」というサイト名に対応していると思われる富士山のイラスト、さらに青海波 (せいがいは) と呼ばれる半円形の波を重ねた日本の伝統的な文様が使われているデザインなどから日本の会社であることを強調しているように思われます。さらにこの冒頭部に続いては何の意味があるのかよく分からないのですが以下に示した東京・渋谷のスクランブル交差点の画像が出てきます。
しかし後述しますが、このサイトの連絡先情報に書かれている住所は港区高輪となっており、画像の渋谷からは同じ東京都内であってもかなり離れています。なぜここで渋谷の画像が出てくるのか違和感があります。
さらに渋谷の画像に続いて出てくるのが以下の画像に示したサイトの特長を説明している部分です。
ここでもなぜか京都・東山の法観寺・八坂の塔の画像が登場しています。
日本の会社であることを強調したいから渋谷のスクランブル交差点とか京都の五重の塔の画像を使っているのかもしれませんがかなり唐突な感覚を覚えます。むしろ渋谷と港区高輪の位置関係も分からない人物がこのサイトを立ち上げているからこうした違和感のある画像が使われているのではないかという印象を持たざるを得ません。
次に出てくるのは以下に画像を示したやはりフジマーケッツの特長を4項目にまとめて説明している部分です。
そして本項の冒頭でフジマーケッツのサイトは「検証92」で検証しているShibuya Capital (シブヤキャピタル) というサイトに似ている部分があると書きましたが、以下に画像を再掲したシブヤキャピタルのサイトの部分と似ているように思われます。いずれのサイトでも4項目の特長が挙げられていますが、「超高速実行」という項目がいずれのサイトでも存在しており、なぜかノートパソコンの画像が添えられている点でも似ています。
これだけではフジマーケッツのサイトがシブヤキャピタルのサイトに似ているとは言い難いですが、それぞれのサイトのサブページを相互比較していくと明らかに似ている部分が見つかります。例えばいずれのサイトでもメニューバーに「アカウント」という項目があって用意されている3種類の口座に関する一覧表があります。以下にフジマーケッツ → シブヤキャピタル (https://shibuya-capital.com/) という順で3種類の口座の一覧表を以下に示します。
いずれのサイトでも3種類の口座が用意されています。そしてそれらの口座の名称はいずれのサイトでも「スタンダード口座」「プロ口座」「ゴールド口座」となっており、しかも3種の口座それぞれの最低入金額はいずれの場合も5000ドル、1万ドル、2万5000ドルとなっています。尚、最大レバレッジはいずれの口座でも500倍となっています。
さらにそれ以外の条件も比較してみる為にぞれぞれのスタンダード口座の部分だけ切り出して以下で横並びで比較してみました。左下がフジマーケッツ、右下がシブヤキャピタルのスタンダード口座の条件です。
「最低入金額: $5,000」「 スプレッド:1.5ピップ〜」「 最大レバレッジ:1:500」以下全ての項目が2つのサイトで並び順まで含めて全く同じです。
こうした最低入金額が異なる複数の口座 (アカウント) が用意されているというのは「検証4」、「検証83」、「検証84」、「検証87」、「検証92」、そして本ページで検証してきた一連のサイトで共通する特徴となっており、それらのサイトで用意されている口座 (アカウント) の名称、最低入金額について上に書いたブル360、ゼンGTPの検証の中でまとめていますが、「スタンダード口座 (最低入金額:5000ドル)」「プロ口座 (最低入金額:1万ドル)」「ゴールド口座 (最低入金額:2万5000ドル)」という3種類の口座 (アカウント) が用意されているというのはシブヤキャピタルに加えてやはり「検証92」で検証している信金証券ジャパン、ヒカリ証券、西松フィナンシャル、Kizuna Holdings (キズナホールディングス) でも共通するパターンです。フジマーケッツはこれらのシブヤキャピタル以下の5つのサイトと同じテンプレートを基に構築されたサイトと考えざるを得ません。
さらに以下はフジマーケッツのサイトのメニューバーにある「取引とプラットフォーム」という項目の中にある「FX取引」という項目を選択した場合に表示される「外国為替取引」のサブページの前半部分の画像です。
「当社で取引の利点」と題された部分には「最狭スプレッド-スプレッド 0.0ピップスから」「レバレッジ 最大レバレッジ:2000:1」「即日 高速約定」「マイナス バランス保護」という4項目が挙げられています。
一方で以下はシブヤキャピタル (https://shibuya-capital.com/) のメニューバーにある「取引とプラットフォーム」という項目の中にある「FX取引」という項目を選択した場合に表示される「外国為替取引」のサブページの前半部分の画像です。
2つのサイトの「外国為替取引」のサブページは冒頭から互いに非常によく似ています。まずそれぞれのサブページの冒頭には以下のような記述があります。
▼フジマーケッツ
>外国為替取引
>最小0ピップスの超狭スプレッドと最大2000:1のレバレッジを提供し、取引制限は一切ありません。
▼シブヤキャピタル
>外国為替取引
>最狭スプレッドは0ピップスから、最大2000:1のレバレッジを提供し、制限はありません。
完全に同じ文章というわけではありませんが、互いに非常によく似ています。そして最大レバレッジが2000倍となっているのですが、上で示した「スタンダード口座」「プロ口座」「ゴールド口座」という3種類の口座の条件の一覧表ではいずれの口座でも「最大レバレッジ:1:500」となっていて明らかに矛盾しています。尚、これと同じ矛盾はフジマーケッツとシブヤキャピタルだけでなく、「検証92」で検証している西松フィナンシャルの「外国為替取引」のサブページでも確認されています。
またシブヤキャピタルの場合も上の画像の下半分に「当社で取引の利点」と題された部分があって「最狭スプレッド-スプレッド 0.0ピップスから」「レバレッジ 最大レバレッジ:2000:1」「即日 高速約定」「マイナス バランス保護」という4項目が挙げられています。ここでもレバレッジ2000倍と書かれていますし、4項目の記述はフジマーケッツの「当社で取引の利点」と題された部分の記述と全く同じです。
さらにフジマーケッツ、シブヤキャピタルのサイトの「外国為替取引」のサブページで共通して次に出てくるのが「外国為替取引とは」と題されている部分です。その部分の画像を以下にフジマーケッツ → シブヤキャピタルという順で示します。
それぞれの記述の1つ目の文節を以下に書き出します。
▼フジマーケッツ
>外国為替取引とは
>外国為替取引(FX取引)、通称フォレックス取引とは、通貨を売買することで外国為替市場における為替レートの変動から利益を得るプロセスです。外国為替市場は世界最大かつ最も流動性の高い金融市場の一つであり、EUR/USD(ユーロ/米ドル)やUSD/JPY(米ドル/日本円)など、多様な通貨ペアが取引されています。
▼シブヤキャピタル
>外国為替取引とは
>外国為替取引(FX取引)、通称フォレックス取引は、通貨の売買を通じて外国為替市場での為替レートの変動から利益を得るプロセスです。外国為替市場は世界最大かつ最も流動性の高い金融市場の一つであり、EUR/USD(ユーロ/米ドル)やUSD/JPY(米ドル/日本円)など、多様な通貨ペアで取引が行われます。
細かな違いが幾つかありますが、ほぼ同じ文章です。またこれと非常によく似た文章は「検証92」で検証している西松フィナンシャルの「外国為替取引」のサブページにもあります。さらに画像は省略しますがこれらのサイトの「外国為替取引」のサブページには他にも「外国為替取引の方法とは」と題された項目などがあるのですが、それらの項目の文章もフジマーケッツ、シブヤキャピタル、西松フィナンシャルで互いに非常によく似ています。これらのサイトが互いにこれだけ似ているというのは到底偶然とは思えません。明らかに同じグループが同じ文章のコピペでこれらのサイトを立ち上げているとしか思えません。
それからここで示しているのは「外国為替取引」というタイトルのサブページなのですが、フジマーケッツの場合も「検証4」、「検証83」、「検証84」、「検証87」、「検証92」、そして本ページで検証してきた一連のサイトと同じで実際に取引できる通貨ペアの種類とか取引単位、スプレッド、スワップ金利などなどFX取引のできるサイトならば必ず示されているような取引条件などが示されていません。メニューバーの「取引とプラットフォーム」という項目からは「FX取引」以外にも「エネルギー」「コモディティ (商品)」「株価指数」「貴金属」「株式市場」という5つのサブページが選択出来るのですが、いずれのサブページを見てもやはり具体的な取引対象や取引単位といった基本的な情報が何もありません。またリアルタイムの相場情報とかチャートもありません。本当にフジマーケッツのサイトでFXなどの取引が出来るのか極めて疑わしいです。
次に示すのはフジマーケッツと比較対象のシブヤキャピタルのサイトの脚注部分の画像です。
ここでも2つのサイトには共通点があります。左側に電話番号、メールアドレス、住所という順で連絡先情報が並び、次いで「FX取引」「エネルギー」「コモディティ (商品)」といった6種類の取引対象に関するサブページへのリンク、そして「顧客契約 (こきゃくけいやく」「クッキーポリシー」「利用規約」といった項目が右側に並んでいます。全く同じというわけではありませんが、似たような項目が似たような配置で並んでいるのです。
そして連絡先情報の部分を以下に書き出してみます。
▼フジマーケッツ
>815030975039
>support@fujimarkets.net
>〒108-0074 東京都港区高輪4-10-18京急第一ビル
▼シブヤキャピタル
>815031112038
>support@shibuya-capital.net
>〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-19-15 高野第一ビル
いずれも日本語にしか対応していないサイトなのに電話番号は[+81]という日本の国番号、日本国外から日本の電話番号に掛ける際に使う日本の国際電話の国番号から始まっており、国番号に続いては「(0)50」となっているのでIP電話の電話番号ということになります。IP電話ではどの地域で使われている電話番号なのか情報がないということになります。日本国内からフジマーケッツに電話を掛けるとなれば電話番号は
>050-3097-5039
ということになります。そしてフジマーケッツの住所として東京都港区高輪の住所が記されていますが、この住所を検索してみると京急第一ビルは不動産情報によれば地上14階、地下2階のオフィスビルのようです。しかし国税庁の法人番号公表サイト (https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/) でフジマーケッツの法人登録を検索しても法人登録が見つかりません。「東京都港区高輪4丁目10-18」という住所には23件の法人が登録されているのですが、それらの中にフジマーケッツのものと思われる法人登録は見つかりません。またフジマーケッツとシブヤキャピタルは同じグループによるサイトとしか思えませんが、住所は同じ東京都内であっても全く異なります。
フジマーケッツと部分的にでも明らかに似ている部分が認められた、「検証92」で検証しているまず間違いなく同じグループによる他のサイトについても住所は日本国内になっていますが、それぞれのサイトの住所を以下に書き出してみるとフジマーケッツと住所が一致しているサイトは1つもありません。
サイト名 住所
フジマーケッツ 〒108-0074 東京都港区高輪4-10-18京急第一ビル
シブヤキャピタル 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-19-15 高野第一ビル
信金証券ジャパン 〒920-0031 石川県金沢市広岡3丁目1-1 金沢パークビル
ヒカリ証券 〒108-0073 東京都港区三田3丁目5-24
西松フィナンシャル 〒108-0073 東京都港区三田3丁目5-24
キズナホールディングス 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-4-11 全研プラザビル 2F-10F
ちなみにヒカリ証券と西松フィナンシャルの住所は同一ですが、この住所は「検証92」に書いたそれぞれの検証で説明したように実在しない住所です。フジマーケッツが入居していることになっている京急第一ビルにはWeWork 品川というシェアオフィス業者の拠点があるようなので郵便物の受け取りぐらいは可能なのかもしれませんが、この住所にフジマーケッツが実在するとは思えません。
次に示すのはフジマーケッツの脚注にある「利用規約」という項目からリンクされているサブページの冒頭部の画像です。
一部抜粋して以下に書き出します。
>フジマーケッツ株式会社は、セントルシアの国際ビジネス会社法第12.14条(IBC法)に基づいて設立され、登録番号は###です。登録住所はADDRESSです。メールアドレスはsupport@fujimarkets.netです。
>一般条項1.1. www.fujimarkets.com(以下「ウェブサイト」)で提供されるサービスは、国際ビジネス会社法、セントルシアのCap 12.14(IBC法)に基づいて有限責任で設立された会社であるフジマーケッツ(登録番号####)によって提供されています。当社の登録住所はADDRESSです。メールアドレスはsupport@fujimarkets.netです。
「登録番号は###です。」「登録住所はADDRESSです。」といった記述は全く意味不明です。そしてこれと非常によく似た意味不明の記述はシブヤキャピタルなど複数のサイトで確認されています。例えば以下はシブヤキャピタルの「利用規約」のサブページの冒頭部の画像です。
やはり記述を以下に書き出します。
>Shibuya Capital FX株式会社は、セントルシアの国際ビジネス会社法第12.14条(IBC法)に基づいて設立され、登録番号は###です。登録住所はADDRESSです。メールアドレスはsupport@shibuya-capital.comです。
>一般条項1.1. www.shibuya-capital.com(以下「ウェブサイト」)で提供されるサービスは、国際ビジネス会社法、セントルシアのCap 12.14(IBC法)に基づいて有限責任で設立された会社であるShibuya Capital FX(登録番号####)によって提供されています。当社の登録住所はADDRESSです。メールアドレスはsupport@shibuya-capital.comです。
フジマーケッツの記述と極めてよく似ています。そしてこれと非常によく似た記述は「検証87」で検証したShinjukuFX、シンライトレード、ニホン・マーケッツ、さらに「検証92」で検証している信金証券ジャパン、ヒカリ証券、キズナホールディングス、Kinto FXの利用規約でも確認されています。これらのサイトとフジマーケッツは同じグループによるサイトと考えざるを得ません。
これらのサイトはフジマーケッツとかシブヤキャピタルといったサイト名、日本語にしか対応していないこと、また特にフジマーケッツの場合には上で示したようにサイト冒頭部に富士山のイラストや渋谷の風景など日本的なデザインや画像が使われていること、そして住所も日本国内になっていることなどから日本の業者であることを強調しているように思われるのですが、例えば最低入金額がドル単位になっていることには強い違和感を感じます。日本の業者であることを強調していても実際に運営しているのは海外のグループである可能性が濃厚です。
そしてこれらフジマーケッツと同じグループによると思われるサイトの内、例えばシブヤキャピタルについては「検証92」に書いたシブヤキャピタルの検証で説明した通り、Yahoo知恵袋に被害報告が出ています。また西松フィナンシャルについても有名人の名前や画像を盗用したニセ記事広告で騙されてしまったという情報が確認されています。こうした事例からもフジマーケッツについても非常に危険なサイトである疑いが濃厚です。フジマーケッツについても有名人の名前や画像を盗用したニセ記事広告で勧誘が行われる可能性が高いですが、勧誘されても決して応じるべきではありません。
※付記
フジマーケッツのサイトのURLアドレスのドメイン名が「fujimarkets.com」となっているのに対してメールアドレスのドメイン名が「fujimarkets.net」となっていることが気になって調べてみるとこれら2つのドメイン名はいずれも2026年4月5日に登録されていることが分かりました。以下にWho Is 情報を示します。
もしかすると「fujimarkets.net」というドメインのサイトも立ち上がっているのかと考えてアクセスを試みましたが、2026年6月中旬現在ではこのドメインに対応するサイトは開設されていないようです。しかしフジマーケッツのサイトと明らかに似ている部分があるシブヤキャピタル、信金証券ジャパン、ヒカリ証券、キズナホールディングスといったサイトでURLアドレスが異なる2つのサイトが確認されていることを考えると「fujimarkets.net」というドメイン名を使った2番目のフジマーケッツのサイトが立ち上がってくる可能性は充分にあるように思われます。
▼箱根360 (https://hakone360.com/) [表示言語:日本語のみ]
このサイトについても日本語にしか対応しておらず、「箱根360」というサイト名、さらに後述しますが住所が日本国内 (東京都千代田区) になっていることなどから日本の会社であることを強調しているように思われます。しかし住所が東京都なのになぜサイト名が箱根なのか意味不明で日本人の感覚からずれているように感じられる部分もあります。
そして上で書いたようにこの箱根360というサイトには特に「検証87」で検証したシンジュクFXや「検証92」で検証しているSHOGUN MARKETS (ショーグンマーケッツ)、Kinto FXといったサイトと似ている部分があります。例えば以下に示したのは箱根360のサイトの登録画面 (https://trading.hakone360.com/register/) の画像です。
そして以下には箱根360のサイトと似ている部分が認められるサイトの登録画面、具体的には「検証87」で検証したシンジュクFX (https://shinjukufx.com/) の登録画面、シンライ・トレード (https://shinraitrade.com/) の登録画面、ニホン・マーケッツ (https://nihonmarkets.com/) の登録画面、ショーグンマーケッツの登録画面、Kinto FX (https://kintofx.com/) の登録画面の画像を順に再掲します。
これら箱根360を含めて6つのサイトの登録画面を比較すると右側の画像は全く異なりますが、左上の「60秒以内に開始」という記述から始まって上から順に「ファーストネーム」「苗字」「電子メールアドレス」「パスワードを決めて下さい」と書かれた4つの記入欄が共通して並んでいます。さらに「選択してください」と書かれた居住国を選択すると思われる欄、電話番号を記入する欄と「登録する」と書かれたボタンが出てきます。偶然の一致とは思えません。これらの登録画面は同じテンプレートから右側の画像部分だけを入れ替える形で量産されているものと考えて間違いないでしょう。
違和感があるのは居住国を選択すると思われる欄です。日本語にしか対応していないサイトなのですから「Japan」以外を選択する人がいるとは思えません。居住国を選択する欄が存在しているということからもこれらのサイトは海外のグループによるサイトであることを示唆するように思われました。
次に示すのは箱根360のサイトのトップページにある5種類のアカウントの条件をまとめた表です。メニューバーにある「アカウント」という項目からリンクされているサブページにも同じ表があります。
一部の条件を以下に書き出してみます。箱根360の場合とシンジュクFX、さらに画像の再掲は省略しますが、シンライ・トレード、ショーグンマーケッツやKinto FXの場合もアカウントの名称、最低入金額、レバレッジ、スプレッドなど全ての項目が全く同じです。スプレッドの「プレリュード」とか「ゴールドスプレッド」、「専門家」「カスタム」といった意味が分からない表現もそれらのサイトで全く同じです。
アカウントの名称 最低入金額 レバレッジ スプレッド スワップ
ブロンズ 5000ドル 1:100 プレリュード 標準
銀 1万ドル 1:200 15%割引 標準
金 2万5000ドル 1:400 ゴールドスプレッド 30%割引
白金 10万ドル 1:400 専門家 50%割引
ダイヤモンド 25万ドル 1:400 カスタム カスタム
ニホン・マーケッツのアカウントは5種類ではなく、「ブロンズ」「銀」「金」「白金」の4種類となっています。箱根360やShinjukuFXなどの「ダイヤモンド」というアカウントが欠落した形です。一連のサイトで用意されているアカウントの名称や最低入金額のまとめは上に書いたブル360の検証の中にありますから参照してください。
さらに6個のサイトの「ブロンズ」アカウントの条件の部分のみ切り出して以下に横並びで画像を示してみます。まず左下から右下にかけて箱根360 → シンジュクFX → シンライ・トレードのブロンズアカウントの条件の画像です。
同様に左下がニホン・マーケッツ、右下がKinto FXのブロンズアカウントの取引条件の表です。
最後はショーグンマーケッツのブロンズアカウントの取引条件の表です。
表の形式などは大きく違いますが、アカウントの名称、レバレッジは1:100、スプレッドはプレリュード、スワップは標準など箱根360、シンジュクFX、シンライ・トレード、ニホン・マーケッツ、ショーグンマーケッツ、Kinto FXの6つのサイトで共通であることが確認出来ます。取引条件の項目の並び順まで同じです。これらのサイトは同じグループによるサイトと考えて間違いないでしょう。
さらに以下は箱根360のサイトのメニューバーにある「トレーディング」という項目から選択出来る「FX (通貨ペア)」 というサブページにある「なぜ外国為替取引をするのか?」と題された部分の画像です。
そしてシンジュクFX、シンライ・トレード、ニホン・マーケッツ、ショーグンマーケッツ、Kinto FXのサイトでこの部分に対応するやはり「なぜ外国為替取引をするのか?」と題された部分の画像を以下に順に再掲します。
6つのサイトでこの部分を比較すると「なぜ外国為替取引をするのか?」という項目名が一致しているだけでなく、以降の文章も殆ど同じでいずれのサイトでも外国為替取引をする理由として4つの項目が挙げられています。それぞれのサイトの4つの項目の部分を以下に書き出してみます (項目の並び順は比較の為に揃えてあります。)。
▼箱根360
▽1日の取引量は約6.6兆ドルに達し、大きな利益機会が存在します。
▽市場は24時間365日稼働しているため、自分のライフスタイルに合わせて自由に取引できます。
▽少額から始める方も、大きな資金を運用する方も、すべてのレベルのトレーダーが歓迎されます。選択はあなた次第です。
▽箱根360では、メジャー・マイナー・エキゾチックを含む60種類以上の通貨ペアを提供しています。
▼シンジュクFX
▽1日の取引量は約6.6兆ドルで、利益を上げる可能性は大きい。
▽市場は24時間年中無休で営業しており、自分の時間とペースで取引を行うことができます。
▽数ドルから始める場合でも、数千ドルを投資する場合でも、あらゆる経験レベルのトレーダーを歓迎します。選択はあなた次第です。
▽新宿FXでは、メジャー、マイナー、エキゾチックな取引を含む60以上の通貨ペアを提供しています。
▼シンライ・トレード
▽1日の取引量は約6.6兆ドルで、利益を上げる可能性は大きい。
▽市場は24時間年中無休で営業しており、自分の時間とペースで取引を行うことができます。
▽数ドルから始める場合でも、数千ドルを投資する場合でも、あらゆる経験レベルのトレーダーを歓迎します。選択はあなた次第です。
▽新宿FXでは、メジャー、マイナー、エキゾチックな取引を含む60以上の通貨ペアを提供しています。
▼ニホン・マーケッツ
▽1日の取引量は約6.6兆ドルで、利益を上げる可能性は大きい。
▽市場は24時間年中無休で営業しており、自分の時間とペースで取引を行うことができます。
▽数ドルから始める場合でも、数千ドルを投資する場合でも、あらゆる経験レベルのトレーダーを歓迎します。選択はあなた次第です。
▽Nihon Marketsでは、メジャー、マイナー、エキゾチックな取引を含む60以上の通貨ペアを提供しています。
▼ショーグンマーケッツ
▽1日の取引量は約6.6兆ドルで、利益を上げる可能性は大きい。
▽市場は24時間年中無休で営業しており、自分の時間とペースで取引を行うことができます。
▽数ドルから始める場合でも、数千ドルを投資する場合でも、あらゆる経験レベルのトレーダーを歓迎します。選択はあなた次第です。
▽Shogun Marketsでは、メジャー、マイナー、エキゾチックな取引を含む60以上の通貨ペアを提供しています。
▼Kinto FX
▽1日の取引量は約6.6兆ドルで、利益を上げる可能性は大きい。
▽市場は24時間年中無休で営業しており、自分の時間とペースで取引を行うことができます。
▽数ドルから始める場合でも、数千ドルを投資する場合でも、あらゆる経験レベルのトレーダーを歓迎します。選択はあなた次第です。
▽新宿FXでは、メジャー、マイナー、エキゾチックな取引を含む60以上の通貨ペアを提供しています。
箱根360のサイトの記述では最後の4つ目の理由の文章の主語が「箱根360」というサイト名になっており、他の5つのサイトでも相当する文章の主語がぞれぞれのサイト名になっているのですが、シンライ・トレードとKinto FXの場合は主語が「新宿FX」になっています。シンジュクFXのサイトから文章をコピペして主語を修正するのを忘れた為にこうした異様な間違いが生じているものと思われます。
それから同じグループによると思われる一連のサイトの検証で繰り返し指摘していますが、箱根360の場合も「FX (通貨ペア)」 というサブページで必ず示されているべきと思われるFX取引の条件、例えば取引可能な通貨ペア、取引単位、スワップ金利などの基本的な情報が全く示されていません。「メジャー、マイナー、エキゾチックな取引を含む60以上の通貨ペアを提供」と書いてあっても具体的に60以上の通貨ペアがどんな通貨ペアなのかサイト全体を見ても全く情報がないのです。またリアルタイムの相場情報とかチャートも見当たりません。また箱根360の場合ならFX以外に「暗号資産」「コモディティ」「株価指数」「株式市場」も取引できるとなっているのですがやはり具体的な取引対象とか取引の単位など情報が全く見当たりません。本当に箱根360のサイトでこうした取引対象の取引が行われているのか疑問を感じざるを得ません。
次に示すのは箱根360のサイトの脚注部分の画像で連絡先情報などが示されています。
連絡先情報の部分を以下に書き出してみます。
>電話番号 +815030975024
>メールアドレス support@hakone360.net
>住所 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目4-13 MT-O神保町アネックス
電話番号は箱根360のサイトと類似性が認められ、同じテンプレート由来と思われるシンジュクFX、シンライ・トレード、ニホン・マーケッツ、ショーグンマーケッツ、Kinto FX、さらには上で検証したフジマーケッツやフジマーケッツと類似点が多いシブヤキャピタル、信金証券ジャパン、ヒカリ証券、西松フィナンシャル、キズナホールディングスといった同じグループによると思われる基本的に日本語のみにしか対応していないサイトの場合と同じで[+81]という日本の国番号、日本国外から日本の電話番号に掛ける際に使う日本の国際電話の国番号から始まっています。日本語のみのサイトなのですから電話を掛ける人は国際電話の国番号を使う必要などないはずで非常に不自然です。そして国番号に続いては「(0)50」というIP電話の番号が出てきています。IP電話ではどの地域で使われている電話番号なのか情報がないことになります。日本国内から箱根360に電話を掛けるとなれば電話番号は
>050-3097-5024
ということになります。箱根360と同様、基本的に日本語にしか対応しておらず、日本の国番号+050局番の電話番号を示しているサイトの電話番号を整理してみると以下のようになります。
サイト名 電話番号
箱根360 050-3097-5024
シンジュクFX 050-6889-9608
シンライ・トレード 050-6888-3666
ニホン・マーケッツ 050-6888-3685
ショーグンマーケッツ 050-6887-4498
Kinto FX 050-3097-4988
フジマーケッツ 050-3097-5039
シブヤキャピタル 050-3111-2038
信金証券ジャパン 050-3032-3486
ヒカリ証券 050-3032-3485
西松フィナンシャル 050-3114-7037、050-3114-7656
キズナホールディングス 050-3097-5019、050-3097-5005
KintoFX、フジマーケッツ、キズナホールディングスの電話番号は050局番の次の4桁も3097で一致しており、最後の4桁についても番号がかなり近いです。多数の電話番号をまとめて取得して利用している可能性が考えられます。
次に住所ですが箱根360の住所 (〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目4-13 MT-O神保町アネックス) は確かに実在の住所で「MT-O神保町アネックス」は不動産業者の情報によれば地上3階建てのビルのようですが、国税庁の法人番号公表サイトで「箱根360」という社名あるいは神田神保町の住所から法人登録を探しても見つかりません。そして住所についても日本語にしか対応していない10個のサイトについてまとめてみました。
サイト名 住所
箱根360 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目4-13 MT-O神保町アネックス
シンジュクFX 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル8階
シンライ・トレード 〒163-0590 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル
ニホン・マーケッツ 〒550-0005 大阪市西区西本町一丁目4番1号 オリックス本町ビル
ショーグンマーケッツ 〒531-0071 大阪市 北区 中津1-11-1中津センタービル
Kinto FX 〒522-0074 彦根市大東町14番15号(上野第Ⅴビル)
フジマーケッツ 〒108-0074 東京都港区高輪4-10-18京急第一ビル
シブヤキャピタル 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-19-15 高野第一ビル
信金証券ジャパン 〒920-0031 石川県金沢市広岡3丁目1-1 金沢パークビル
ヒカリ証券 〒108-0073 東京都港区三田3丁目5-24
西松フィナンシャル 〒108-0073 東京都港区三田3丁目5-24
キズナホールディングス 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-4-11 全研プラザビル 2F-10F
これらのサイトは同じグループによるサイトとしか思えませんが、住所はバラバラで信頼できる住所とは思えません。ヒカリ証券と西松フィナンシャルの住所は同一ですがこの住所 (東京都港区三田3丁目5-24) は実在しない住所であることが判明しています。
それから箱根360のメールアドレス (support@hakone360.net) ですがメールアドレスのドメイン名 (hakone360.net) とURLアドレスのドメイン名 (hakone360.com) が異なることが気になります。これは上で検証したフジマーケッツのサイトのURLアドレスのドメイン名 (fujimarkets.com)がメールアドレスのドメイン名 (fujimarkets.net) が異なっていることと同じ状況です。
さらにURLアドレスのドメイン (hakone360.com) と同じIPアドレス (111.90.150.54) 上にもう1つ類似のドメイン名のサイト (hakone360.com) が存在していることにも気が付きました。
そこで箱根360に関わると思われる3つのドメインのWho Is 情報を調べてみた結果が以下です。「hakone360.com」→ 「hakone-360.com」 → 「hakone360.net」という順でWho Is 情報を示します。
いずれのドメインも黄色の枠で囲った部分に書いてあるように2026年4月5日付で登録されています。同じグループが登録しているのは間違いないでしょう。そこで2つ目、3つ目のドメイン (hakone-360.com、hakone360.net) に対応するサイトも存在するのではないかと考えてアクセスしてみるといずれの場合も以下に示した工事中という表示が出てきます。
つまり2番目、3番目のドメインは現時点では登録されているだけで対応するサイトが立ち上がっている状態ではないようです。しかし本項で比較対象とした箱根360のサイトと似た部分がある、同じグループによると思われるサイトの中にはShinjukuFX、シブヤキャピタルなど複数のURLアドレスが微妙に異なるサイトが見つかっているサイトもありますから箱根360についても複数の箱根360というサイトが立ち上げられる可能性は充分に考えられるように思われます。
さらにそれら同じグループによると思われるサイトの中にはシブヤキャピタルなど被害報告が確認されているサイトも含まれています。箱根360についても詐欺目的で立ち上げられたサイトである可能性が濃厚ですから投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。