このページで検証するサイトは互いに酷似しており、同じテンプレートからコピペで量産されたサイトと思われます。またPlus500 (プラス500) という2つのサイトはPlus500JP証券 (https://jp.plus500.com/)、Tickmill (ティックミル) というサイトはTickmill (ティックミル https://www.tickmill.com/) というサイトのサイト名やロゴを盗用したなりすましサイトと考えられます。AXEL (アクセル https://axeltrader.com/index.html?lang=jap) というサイトはAxel Private Market Limited (https://axelprivatemarket.com/) の偽サイトであり、本家のサイトからURLアドレス限定で警告が出ています。
さらにこのページで検証しているサイトはキプロスのColmexpro (コルメックスプロ https://www.colmexpro.com/) という金融機関のサイトのデザインをほぼ全面的に盗用しているものと考えられます。
本ページで検証するサイトはいずれも金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストに該当が見つかりません。日本居住者に対して勧誘が行われれば違法な無登録業者ということになります。本ページで検証するサイトの少なくとも一部については日本人に向けた勧誘が確認されています。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証13」、「検証14」、「検証15」、「検証16」、「検証17」、「検証18」、「検証19」、「検証20」、「検証21」、「検証22」、「検証23」、「検証24」、「検証25」、「検証26」、「検証27」、「検証28」、「検証29」、「検証30」、「検証31」、「検証32」、「検証33」、「検証34」、「検証35」、「検証36」、「検証37」、「検証38」、「検証39」、「検証40」、「検証41」、「検証42」、「検証43」、「検証44」、「検証45」、「検証46」、「検証47」、「検証48」、「検証49」、「検証50」、「検証51」、「検証52」、「検証53」、「検証54」、「検証55」、「検証56」、「検証57」、「検証58」、「検証59」、「検証60」、「検証61」、「検証62」、「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」、「検証80」、「検証81」に続いて中国系と思われる詐欺グループによる可能性があるサイトについての検証70ページ目です。勧誘の手口などについては「検証13」の冒頭、さらにLINEのグループを利用する勧誘については「雑記2」を参照してください。このページで検証するのは以下のサイトです。検証対象は順次追加の予定です。
●MITY Capital Ltd (MITYキャピタルリミテッド https://amitytpen.com/index.html?lang=jap) → 閉鎖確認
●Plus500 (プラス500 https://plusglob.com/index.html?lang=jap) → 閉鎖確認
●Plus500 (プラス500 https://www.plussmarts.com/index.html?lang=jap) → 閉鎖確認
●Bovei Financial Limited (Boveiファイナンシャルリミテッド https://www.boveifx.com/index.html?lang=jap) → 閉鎖確認
●Bovei Financial Limited (Boveiファイナンシャルリミテッド https://boveipro.org/) → 閉鎖確認
●GTX EXCHANGE (GTXエクスチェンジ https://www.gffxxforex.com/index.html)
●Mic-Market (Mic-マーケット https://www.micmarketsfx.com/index.html)
●Forex-Group (フォレックス-グループ https://www.hotforex-markets.com/index.html)
●Forex-Group (フォレックス-グループ https://www.forexltd.org/index.html) → 閉鎖確認
●VNDIRECT Exchange (VNダイレクトエクスチェンジ https://vndirectsvip.com/index.html?lang=jap)
●Tickmill (ティックミル https://tickmillglobalus.com/index.html) → 閉鎖確認
●JP CPT Markets (JP CPTマーケッツ https://jpcptmarkets.com/index.html?lang=jap)
●Open Eyes Limited (オープンアイズリミテッド https://opeyesgfx.com/index.html?lang=jap)
●Baillie Gifford Capital (Baillie Giffordキャピタル https://bailiesvip.com/index.html?lang=jap)
●Baillie Gifford Capital (Baillie Giffordキャピタル https://www8.testtrademo.com/index.html?lang=jap)
●AXEL (アクセル https://axeltrader.com/index.html?lang=jap)
●Coink (https://coinkglobal.com/index.html?lang=jap)
●NEW Future (ニューフューチャー https://newfuturefx.com/index.html?lang=jap)
●NEW Future (ニューフューチャー https://www.newfuturevip.com/index.html?lang=jap)
●SeamanFx (シーマンFX https://www.seamanfx.com/index.html?lang=jap)
●GKFX Prime (GKFXプライム https://gkfxprimefx.com/index.html)
●Bit Mine Forex (ビットマインフォレックス https://bitmineforex.com/index.html?lang=jap)
●Mxotc Ltdd (https://www.mxotc.com/index.html?lang=jap)
まず以下の9個のサイトをまとめて検証します。
●MITY Capital Ltd (MITYキャピタルリミテッド https://amitytpen.com/index.html?lang=jap) → 閉鎖確認
●Plus500 (プラス500 https://plusglob.com/index.html?lang=jap) → 閉鎖確認
●Plus500 (プラス500 https://www.plussmarts.com/index.html?lang=jap) → 閉鎖確認
●Bovei Financial Limited (Boveiファイナンシャルリミテッド https://www.boveifx.com/index.html?lang=jap) → 閉鎖確認
●Bovei Financial Limited (Boveiファイナンシャルリミテッド https://boveipro.org/)
●GTX EXCHANGE (GTXエクスチェンジ https://www.gffxxforex.com/index.html)
●Mic-Market (Mic-マーケット https://www.micmarketsfx.com/index.html)
●Forex-Group (フォレックス-グループ https://www.hotforex-markets.com/index.html)
●Forex-Group (フォレックス-グループ https://www.forexltd.org/index.html) → 閉鎖確認
最初のMITYキャピタルリミテッドはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外のサイトは画像検索などで見つけてきたサイトでMITYキャピタルリミテッドのサイトを含めて9つのサイトが互いに非常によく似ており、同じテンプレートからコピペで量産されたサイトと思われます。実はもう1つ、Colmexpro (コルメックスプロ https://www.colmexpro.com/) というサイトが画像検索で見つかってきたのですが、このサイトについては検証対象ではなく、比較対象として扱うことにします。理由は後述します。
まず最初のMITYキャピタルリミテッドのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
Instagram経由でDMがあり、LINEに移行してやり取りしている内にFXの話になってMITYキャピタルリミテッドのサイトでの投資を勧められたようです。指示に従って10万円入金してしまい、さらに勧誘役が30万円を資金提供したようで勧誘役の指示通りに5回ほど取引したところ全て利益を得られたことになっているようです。しかし、このMITYキャピタルリミテッドというサイトが信頼出来るかどうか疑ってこの質問を投稿しているようです。勧誘役がどういう人物なのか、外国人あるいは外国人である可能性のある人物なのかについては残念ながら情報がありません。
とにかくまずはこの質問投稿に出てきたMITYキャピタルリミテッドのサイト、画像検索などで見つけてきた表題の他のサイトの冒頭部の画像を以下に順に示していきます。
▼MITYキャピタルリミテッド (https://amitytpen.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
▼プラス500 (https://plusglob.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、日本語、インドネシア語、香港語]
▼プラス500 (https://www.plussmarts.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、日本語、インドネシア語、香港語]
▼Boveiファイナンシャルリミテッド (https://www.boveifx.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
▼BOVEIプロ (https://boveipro.org/) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語]
▼GTXエクスチェンジ (https://www.gffxxforex.com/index.html) [表示言語:英語、日本語など多数]
▼Mic-マーケット (https://www.micmarketsfx.com/index.html) [表示言語: 英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
▼フォレックス-グループ (https://www.hotforex-markets.com/index.html) [表示言語:英語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、フランス語]
▼フォレックス-グループ (https://www.forexltd.org/index.html) [表示言語:英語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、フランス語]
さらに冒頭で説明した画像検索で見つかってきたもう1つのサイト、コルメックスプロというサイトについてもサイト冒頭部の画像を示します。
▼コルメックスプロ (https://www.colmexpro.com/) [表示言語:英語、ヘブライ語、スペイン語]
比較対象のコルメックスプロのサイトを含む10個のサイトの内、日本語表示に対応しているのは6個のみです。そしてこれらのサイトはこの冒頭部の相互比較で明らかに互いに似ています。但し、上の画像では分からないと思いますが、表題1~4番目の4つのサイトでは背景が静止画像になっているのに対してそれ以外の6つのサイトでは背景が動画になっています。
それからPlus500 (プラス500) というサイトが2つ確認されましたがこのPlus500 (プラス500) というサイト名やロゴはPlus500というイギリスに本社があるネット証券の名称やロゴを盗用しているものとと思われます。以下にはPlus500の日本支社であるPlus500JP証券 (https://jp.plus500.com/) のサイト冒頭の画像を示します。
以下には表題2番目のプラス500 (https://plusglob.com/index.html?lang=jap) のサイトのロゴを示します。
背景が黒でよく分からないのでこのロゴの画像データー (https://plusglob.com/static/com/logo.png) だけ別ウインドウで開くと左下のようになります。そして右下が盗用元と思われるPlus500の日本法人であるPlus500JP証券 (https://jp.plus500.com/) のロゴの画像です。
Plue500JP証券は日本の金融庁で金融商品取引業者 (登録番号:関東財務局長(金商)第156号 ) を得ている業者であり、日本語対応したPlus500系列のサイトが複数あるとは思えません。サイト名やロゴの盗用は間違いないと考えます。
次に本項の検証対象であるサイトについて冒頭部に続いて出てくるアプリをダウンロード出来るようになっている部分の画像を表題と同じ順で示していきます。まず表題1~3番目のサイトについてMITYキャピタルリミテッド → プラス500 (https://plusglob.com/index.html?lang=jap) → プラス500 (https://www.plussmarts.com/index.html?lang=jap) という順で3枚の画像を示します。
同様に表題4番目~7番目の4つのサイトについてBoveiファイナンシャルリミテッド (https://www.boveifx.com/index.html?lang=jap) → Boveiファイナンシャルリミテッド (https://boveipro.org/) → GTXエクスチェンジ → Mic-マーケットという順で同じ部分の画像を示します。
同様に表題8~9番目の2つのサイト、さらに比較対象のコルメックスプロのサイト、計3つのサイトについても同じ部分の画像を → フォレックス-グループ (https://www.hotforex-markets.com/index.html) → フォレックス-グループ (https://www.forexltd.org/index.html) → コルメックスプロという順で画像を示します。
説明するまでもなく、比較対象のコルメックスプロを含む計10個のサイトはこの部分で冒頭部以上に互いによく似ています。
さらに以下では10個のサイトの取引対象を説明している部分の画像を並べて比較してみます。まず表題1~3番目のサイトについてMITYキャピタルリミテッド → プラス500 (https://plusglob.com/index.html?lang=jap) → プラス500 (https://www.plussmarts.com/index.html?lang=jap) という順で3枚の画像を示します。
さらに表題4~7番目の4つのサイトについてもBoveiファイナンシャルリミテッド (https://www.boveifx.com/index.html?lang=jap) → Boveiファイナンシャルリミテッド (https://boveipro.org/) → GTXエクスチェンジ → Mic-マーケットという順で4枚の画像を示します。
同様に表題8~9番目の2つのサイトと比較対象のコルメックスプロ、計3つのサイトについても同じ部分の画像を表題と同じ順、フォレックス-グループ (https://www.hotforex-markets.com/index.html) → フォレックス-グループ (https://www.forexltd.org/index.html) → コルメックスプロという順で画像を示します。
この部分でも表題の9個のサイト+比較対象のコルメックスプロのサイト、計10個のサイトは互いに全く同じという訳ではありませんが、かなり似ています。
そしてこの部分には気になる部分があります。比較対象としているコルメックスプロの場合は3000銘柄以上の米国株式と4000銘柄以上のCFDが取引可能と書いてあります。また6番目のGTXエクスチェンジと7番目のMic-マーケットの場合は貴金属、原油、外国為替、暗号通貨、株式、商品の取引が可能となっているだけで取引可能な銘柄数については記載がありません。それ以外の7つのサイトでは「29,000 以上の 米国株と 3,000 以上のCFD」を取引できるという内容の記述になっています。
しかし「29,000 以上の 米国株」という記述には強い違和感があります。アメリカの株式は主にニューヨーク証券取引所 (New York Stock Exchange https://www.nyse.com/index)とNASDAQ証券取引所 (NASDAQ Stock Exchange https://www.nasdaq.com/) で取引されていますが、上場銘柄数はニューヨーク証券取引所が2300銘柄ほど、NASDAQ証券取引所が4000銘柄ほどとなっていて合計しても「29,000以上」という数には到底及びません。経営破綻してしまった企業の株式などニューヨーク証券取引所やNASDAQ証券取引所では上場できないような株式を扱っているOTC Markets (https://www.otcmarkets.com/index.html) で取引出来るとされている12000銘柄ほどを加えても「29,000 以上」という数字にはかなり遠いです。
またそれぞれのサイトに取引対象の数について矛盾しているのではないかと思われる記述があります。以下にはメニューバーの「私たちについて (About)」という項目の中にある「会社について (About the Company)」からリンクされているサブページ、「数字で表す」と題された部分の画像を示します。やはりまず表題1~3番目のサイトについてMITYキャピタルリミテッド → プラス500 (https://plusglob.com/index.html?lang=jap) → プラス500 (https://www.plussmarts.com/index.html?lang=jap) という順で3枚の画像を示します。
さらに表題4~7番目の3つのサイトについてもBoveiファイナンシャルリミテッド (https://www.boveifx.com/index.html?lang=jap) → Boveiファイナンシャルリミテッド (https://boveipro.org/) → GTXエクスチェンジ → Mic-マーケットという順で3枚の画像を示します。
同様に表題8~9番目の2つのサイト+比較対象のコルメックスプロについても同じ部分の画像をフォレックス-グループ (https://www.hotforex-markets.com/index.html) → フォレックス-グループ (https://www.forexltd.org/index.html) → コルメックスプロという順で画像を示します。
表題の9個のサイトについてはいずれの場合も上に示した画像の中央部分に以下のように書かれています。
>11,000以上
>金融商品合計
これは投資対象の合計が11,000以上あるという意味だと思われますが、上で示したように表題の9つのサイトの内、GTXエクスチェンジとMic-マーケットの2つのサイトを除く7つのサイトのトップページには「29,000 以上の 米国株」が取引可能であるという記述があって矛盾しているとしか思われないのです。また銘柄数が記載されているだけで具体的に取引できる取引対象のリストはサイトを見回しても一切見当たりません。例えば検証対象の9つのサイトではいずれについても51種類の通貨ペア (Currency Pairs)が取引出来るとなっていますが、具体的に取引できる通貨ペア、取引単位などの情報は見当たりません。スワップ金利やスプレッドといった情報もありません。非常に違和感があります。尚、そうした基礎的な情報の開示が無いのは比較対象のコルメックスプロのサイトでも同じです。
さらにこの部分の左端には「登録クライアント」つまり顧客数が記されています。
MITYキャピタルリミテッド、2つのBoveiファイナンシャルリミテッド、GTXエクスチェンジ、Mic-マーケット、そして比較対象のコルメックスプロ、計6つのサイトでは顧客数が8000人以上となっています。これに対して2つのプラス500のサイトでは顧客数が30万人以上、2つのフォレックス-グループのサイトでは実に1億人以上の顧客を獲得していると記されています。これは幾ら何でも事実とは思えません。この点についてはまた後述します。
次にトップページに戻って以下には「思いやりのある企業に投資する (Invest with a company that cares )」と題されたサイトの特長を説明している部分の画像を示します。この部分についてもまず表題1~3番目のサイトについてMITYキャピタルリミテッド → プラス500 (https://plusglob.com/index.html?lang=jap) → プラス500 (https://www.plussmarts.com/index.html?lang=jap) という順で3枚の画像を示します。
さらに表題4~7番目の4つのサイトについてもBoveiファイナンシャルリミテッド (https://www.boveifx.com/index.html?lang=jap) → Boveiファイナンシャルリミテッド (https://boveipro.org/) → GTXエクスチェンジ → Mic-マーケットという順で4枚の画像を示します。
同様に表題8~9番目の2つのサイト+比較対象のコルメックスプロについても同じ部分の画像をフォレックス-グループ (https://www.hotforex-markets.com/index.html) → フォレックス-グループ (https://www.forexltd.org/index.html) → コルメックスプロという順で画像を示します。
この部分でも表題の9個のサイト+比較対象のコルメックスプロのサイト、計10個のサイトは互いに非常によく似ています。そしてこの部分で最も気になるのは左上の
>規制 (Regulation)
>2つの管轄区域で規制されています。 (Regulated in two jurisdictions)
という部分です。日本語訳が曖昧ですが、これは2つの金融ライセンスを取得しているという意味かと思われます。そこで各サイトにある金融ライセンス情報や連絡先情報について順に検証してみることにします。各サイトについて基本的に脚注部分とお問い合わせのサブページにそういった記述があります。
表題最初のMITYキャピタルリミテッドの場合ですが、まず脚注部分の記述の画像を以下に示します。最初にこのサイトについて2025年3月中旬に調べた際には以下のようになっていました。
記述を以下に書き出します。
>MITY Capital Ltd is located at Level 7, One Canada Square, Canary Wharf, London, E14 5AA, UK
>MITY Capital Ltd has a US NFA license, license number 0563358
>MITY Capital Ltd has a US MSB license, license number 31000292838529
1行目にはイギリス・ロンドンの住所が書いてあり、2行目にはアメリカでNFAのライセンスを得ている、3行目にはアメリカのMSBのライセンスを得ていると書いてあります。
ところがこの検証を書いている2025年3月下旬に再度脚注の記述を確認すると以下のようになっていました。
>MITY Capital Ltd is located at Level 7, One Canada Square, Canary Wharf, London, E14 5AA, UK
>MITY Capital Ltd has a US MSB license, license number 31000292838529
以前に確認されていた2行目のNFAのライセンスを得ているという文章が消失しています。この時点でトップページにある「2つの金融ライセンスを取得している」という記述と合致しなくなっています。さらに以下は「お問い合わせ」のサブページに記されている連絡先情報です。
脚注に記されているのと同じイギリス・ロンドンの住所と以下のメールアドレスが記されていますが、電話番号はありません。
>support@amitytpen.com
まずイギリス・ロンドンの住所ですが「One Canada Square」は50階建ての超高層ビルでその7階がMITYキャピタルリミテッドの住所となっています。しかしイギリスの法人登録を検索してもMITYキャピタルリミテッドの法人登録が見つかりません。ロンドンにMITYキャピタルリミテッドが実在するかどうか疑わしいです。
次にライセンスについてですが、記述が消失したNFA (National Futures Association、https://www.nfa.futures.org/index.html) でライセンスを得ているという件についてNFAのサイトに用意されている検索ページで「MITY Capital Ltd」という法人名、あるいは「0563358」という登録番号の登録を探してみましたが法人名で検索しても登録番号で検索しても以下の画像に示したように登録は見つからないという結果になります。
NFAでライセンスを得ているという記述が消滅したのはNFAでライセンスを得ていたが取り消されたといった理由によるものかもしれません。
次にアメリカのMSBのライセンスを得ているという件についてもFINANCIAL CRIMES ENFORCEMENT NETWORK (FinCEN https://www.fincen.gov/) のサイトにあるmoney services business (MSB) の登録の検索ページを利用して検索してみるとこちらは以下に示した登録情報が見つかりました。
記載されている情報を以下にまとめます。
法人名: MITY Capital Ltd.
住所: 6465 Greenwood Plaza Blvd, Greenwood Village, CO, 80111
業務内容コード: 408. 409, 415
登録日付: 2025年2月15日
まずこのサイトでは何度も同じことを書いていますが、MSBの登録を担当しているFINANCIAL CRIMES ENFORCEMENT NETWORK (FinCEN、日本語訳は金融犯罪取締ネットワーク) という組織はその組織名からも分かるように金融ライセンスの管理などを行う組織ではなく、マネーロンダリングなどの防止を目的とする組織です。以下に示した業務内容のコード一覧、日本語訳を見てもトラベラーズチェックの発行とか小切手の換金など投資とは言えないような業務内容が並んでいます。
MITYキャピタルリミテッドのMSBの登録情報に記されている業務内容コード (408. 409, 415) を上の一覧と照らし合わせるとMITYキャピタルについて認められている業務内容は
408: 小切手換金係
409: 送金業者
415:外国為替ディラー
ということになります。株式などへの投資業務は明らかに含まれていません。MSBの登録は金融ライセンスと言えるようなものではありません。
またMSBの登録情報にある住所はアメリカのコロラド州になっており、サイトに記されていたイギリス・ロンドンの住所とか全く異なります。この住所にはPeakview Towerという10階建てのオフィスビルがあるようですが、住所に階数とか部屋番号の住所が無いのが気になります。さらに登録の日付は2025年2月15日となっており、この検証を書いている2025年3月下旬現在で登録から1ヵ月半しか経過していない非常に新しい登録ということになります。さらに以下にはMITYキャピタルリミテッドのサイトのWho Is 情報を示します。
黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2025年2月14日となっています。MSBの登録の日付 (2025年2月15日) と1日違いでしかありません。
上で示したようにMITYキャピタルリミテッドのサイトのトップページには「顧客数が8000人以上」といった記述がありますがサイトの開設から1ヵ月半でそれだけの顧客を獲得しているのか極めて疑問です。
次は表題2番目のプラス500 (https://plusglob.com/index.html?lang=jap) の場合です。脚注の記述、お問い合わせのサブページの記述の画像を以下に示します。
同様に表題3番目のプラス500 (https://www.plussmarts.com/index.html?lang=jap) についても脚注の記述、お問い合わせのサブページの記述の画像を以下に示します。
いずれのプラス500のサイトでもに金融ライセンスに関する情報は記されておらず、連絡先情報として同じイギリス・ロンドンの住所と同じメールアドレスのみ記されています。
住所: Level 7, One Canada Square, Canary Wharf, London, E14 5AA, UK
メールアドレス: support@plussmarts.com
そしてイギリス・ロンドンの住所は上で示したMITYキャピタルリミテッドのサイトに記されている住所と全く同じです。住所がイギリスということでイギリスの法人登録を探すと「plus500」を名称に含む以下の3つの法人が見つかりました。
▼PLUS500UK LTD (2009年9月21日法人登録)
登録住所: 8 Angel Court, Copthall Avenue, London, England, EC2R 7HJ
▼PLUS 500 T LTD (2024年3月22日法人登録)
登録住所: 10 Aylesbury Drive, Dunstable, Bedfordshire, United Kingdom, LU5 6FX
▼PLUS500 GLOBAL LTD (2025年1月23日法人登録)
登録住所: Suite 302 4 Station Square, Cambridge, United Kingdom, CB1 2GE
いずれの法人の登録住所もサイトに記されている住所 (Level 7, One Canada Square, Canary Wharf, London, E14 5AA, UK) と一致しません。しかし2番目のPLUS 500 T LTDについては業種がIT関連となっており、無関係と思われます。また最初のPLUS500UK LTDについては法人登録の日付や経営者情報からサイト名やロゴの盗用元であるイギリスの証券会社、Plus500 (http://plus500.com/) の法人登録と考えられます。このPlus500 (http://plus500.com/) についてはイギリスの金融ライセンスを管理するFINANCIAL CONDUCT AUTHORITY (FCA https://register.fca.org.uk/s/) から2010年6月29日付で金融ライセンスが付与されています。
残るのは3番目のPLUS500 GLOBAL LTDの法人登録ということになります。以下にその法人登録情報を示します。
この法人登録情報の一部を抜粋して以下にまとめます。
法人名: PLUS500 GLOBAL LTD
登録住所: Suite 302 4 Station Square, Cambridge, United Kingdom, CB1 2GE
法人登録日付: 2025年1月23日
本項で検証している2つのプラス500というサイトのWho Is 情報を見ると以下のようになっています。
サイト名 (URLアドレス) サイトの登録・開設日
Plus500 (plusglob.com) 2025年1月14日
Plus500 (www.plussmarts.com) 2024年12月19日
法人登録の日付とかなり近いようですし、この検証を書いている2025年3月下旬時点でそれぞれサイトの開設から2ヵ月半、3ヵ月半しか経過していない新しいサイトということになります。一方で上で示したようにこれら2つのプラス500というサイトには30万人以上の顧客を抱えているという記述があります。実際に30万人以上の顧客を獲得しているかどうか極めて疑問です。
それからこの法人登録の経営者情報のページを見ると以下に示したWATKINS, Urenasというアメリカ国籍、中国在住の人物が唯一の経営者となっています。中国系の組織によるサイトである可能性と矛盾しないように思われます。
次は表題4番目のBoveiファイナンシャルリミテッド (https://www.boveifx.com/index.html?lang=jap) のサイトの脚注、お問い合わせのページに記されているライセンス情報、連絡先情報を示します。
続けて表題5番目のBoveiファイナンシャルリミテッド (https://boveipro.org/) のサイトの脚注、お問い合わせのページに記されているライセンス情報、連絡先情報を以下に示します。
いずれのBoveiファイナンシャルリミテッドのサイトでも脚注部分に記されている住所とライセンス情報は全く同じ、ライセンス番号まで全く同じです。
>Bovei Financial Limited is located at Level 7, One Canada Square, Canary Wharf, London, E14 5AA, UK
>Bovei Financial Limited has a US NFA license, license number 0563358
>Bovei Financial Limited has a US MSB license, license number 31000269824572
しかもロンドンの住所は上で示したMITYキャピタルリミテッドや2つのプラス500のサイトに記されていた住所と全く同じです。同じ住所に少なくとも3つのサイトの運営が同居しているというのは非現実的のように思われます。それでもイギリスの住所ということでイギリスの法人登録を探してみると以下に示した「BOVEI FINANCIAL LIMITED」の法人登録が見つかってきました。
法人登録の日付は2024年4月30日、法人登録上の住所は以下のようになっています。
>132 Lewisham High Street, London, United Kingdom, SE13 6EE
この住所を検索してみると以下のFLEXIBLE OFFICE SPACEというシェアオフィス業者の拠点の住所と一致します。
またイギリスの法人登録をこの住所で検索してみるとかなり多くの法人が同じ住所を法人登録上の住所としていることが分かりました。それらの法人もこのシェアオフィスを利用している可能性が当然考えられます。この住所は架空住所の疑いが相当に濃厚と考えます。
ちなみに法人登録の経営者情報を見ると登録されている唯一の経営者は以下に示したQU, Yanyanという中国国籍、フィリピン在住の人物となっています。
次にライセンス情報についてですが、まずNFAのライセンス番号が「0563358」となっていますが、これは上で示したMITYキャピタルリミテッドのサイトに以前記載されていて現在は削除されたNFAのライセンス番号と全く同じです。そしてMITYキャピタルリミテッドの説明で示したようにこのライセンス番号に対応する登録情報は見つかりません。
MSBの登録についても例によってFINANCIAL CRIMES ENFORCEMENT NETWORK (FinCEN https://www.fincen.gov/) のサイトにあるmoney services business (MSB) の登録の検索ページを利用して検索してみるとこちらは以下に示した登録情報が見つかりました。
「31000269824572」というMSBの登録番号で見つかってきたのは上に示した「SK Markets」の登録情報であり、Boveiファイナンシャルリミテッドの登録情報ではありません。この「SK Markets」について検索してみましたが対応すると思われるサイトは見つかってきません。
2つのBoveiファイナンシャルリミテッドについて主張されているNFAの登録もMSBの登録もいずれも確認出来ないという結論になります。
2つのBoveiファイナンシャルリミテッドのサイトで脚注ではなく、「お問い合わせ」のサブページに記されている住所は表題5番目のBoveiファイナンシャルリミテッド (https://boveipro.org/) の場合のみ、脚注に記されているロンドンの住所とは異なる以下のニューヨークの住所になっています。
>1585 Broadway, Midtown Manhattan, West of Broadway, New York City, USA.
この住所を調べてみると「1585 Broadway」という42階建てのオフィスビルがあることが分かります。このビルは別名、「Morgan Stanley Building」とも呼ばれており、アメリカの大手金融機関であるMorgan Stanley (https://www.morganstanley.com/) の本社が入居しているようです。42階建てのビルなのにBoveiファイナンシャルリミテッドの住所に階数とか部屋番号が含まれていないことに違和感がありますし、この住所に本当にBoveiファイナンシャルリミテッドが実在するかどうか疑問です。
尚、2つのBoveiファイナンシャルリミテッドのサイトのWho Is 情報にあるサイトの登録・開設日、登録者の所在地情報は以下のようになっています。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者所在地
Boveiファイナンシャル (www.boveifx.com) 2024年5月22日 アメリカ・インディアナ州
Boveiファイナンシャル (boveipro.org) 2024年10月11日 記載なし
次は表題6番目のGTXエクスチェンジと7番目のMic-マーケットについてまとめて説召します。まず脚注部分の記述の画像をGTXエクスチェンジ → Mic-マーケットという順で以下に示します。
いずれのサイトでも金融ライセンスはキプロスのCyprus Securities and Exchange Commission (CySEC https://www.cysec.gov.cy/en-GB/home/)、南アフリカのFinancial Sector Conduct Authority (FSCA https://www.fsca.co.za/Pages/Default.aspx)、アメリカのNational Futures Association (NFA https://www.nfa.futures.org/index.html) の3つから得ているとなっています。
ここまでは問題ないのですが、大問題なのは2つのサイトでライセンス番号まで同じであることです。いずれの場合もキプロスのライセンス番号は「123/10」、南アフリカのライセンス番号は「46990」、米国NFAのライセンス番号は「0557897」となっています。これは明らかにおかしいです。
連絡先情報はいずれのサイトでも以下のようになっています。
住所: 117 Makariou III Avenue & Sissifou (ex Lefkosias-Limnazousas) Street、Quarter of Apostoloi Petrou & Pavlou、3021 Limassol、キプロス。
電話番号: +61 2 8459 8050
住所はキプロスのリマソールとなっているのですが、電話番号は[+61]という国番号から始まっています。この国番号はオーストラリアの国番号です。キプロスの電話番号なら[+357]という国番号から始まっていなければおかしいのです。住所と電話番号が全く噛み合っていません。GTXエクスチェンジと Mic-マーケットが同じキプロスの住所を共有しているという点にも違和感があります。
さらにここで比較対象としてきたコルメックスプロというサイト (https://www.colmexpro.com/) の脚注の記述の画像を以下に示します。
このコルメックスプロの場合もキプロスのCySECからライセンス番号「123/10」で、南アフリカのFinancial Servises Boardからライセンス番号「46990」で金融ライセンスを得ていると書いてあります。これら2つのライセンス番号はGTXエクスチェンジ、Mic-マーケットのサイトの脚注に記されているライセンス番号と同じです。つまり少なくとも3つのサイトで同じライセンス番号でライセンスを得ているという主張が為されていることになります。コルメックスプロのサイトには米国NFAのライセンスを得ているという記述はありません。連絡先情報は以下のようになっています。
住所:117 Makariou III Avenue & Sissifou (ex Lefkosias-Limnazousas) Street, Quarter of Apostoloi Petrou & Pavlou, 3021 Limassol, Cyprus.
電話番号:+357 25 030036
住所はGTXエクスチェンジとMic-マーケットの住所と同じで電話番号はキプロスの国番号である[+357]から始まっています。
そこでこれらのライセンス番号を調べてみました。まずキプロスのCySECでライセンス番号が「123/10」という登録を探してみると以下に示したコルメックスプロの登録情報が出てきました。
赤枠で囲った部分に示されているLicence Number (ライセンス番号) が「123/10」となっています。また青枠で囲った最後の部分、Approved Domains (認定済みのドメイン名)の欄に「www.colmex.com」「www.colmexpro.com」という2つのドメイン名が記されていますが後者が本項で比較対象としてきたコルメックスプロのサイト (https://www.colmexpro.com/) のドメイン名に一致します。つまりこのキプロスCySECの登録は間違いなくコルメックスプロの登録であってGTXエクスチェンジやMic-マーケットの登録ではないということです。登録の日付は2010年10月19日となっています。
また南アフリカの金融ライセンスを管理しているというFSCAのサイト (https://www.fsca.co.za/Pages/Default.aspx) にある登録業者の検索ページからライセンス番号「46990」の登録情報を探してみると以下に示したCOLMEX PRO LIMITEDの登録情報が出てきました。
登録の日付は2016年10月11日、住所はGTXエクスチェンジ、Mic-マーケット、コルメックスプロの3つのサイトに記されていたキプロス・リマソールの住所です。南アフリカの金融ライセンスについてもコルメックスプロのライセンスであり、GTXエクスチェンジやMic-マーケットのライセンスではないことが確認されたことになります。GTXエクスチェンジ、Mic-マーケットはコルメックスプロのライセンス番号を盗用しているということです。
さらに以下で検証している
▼ニューフューチャー (https://newfuturefx.com/index.html?lang=jap)
▼ニューフューチャー (https://www.newfuturevip.com/index.html?lang=jap)
▼シーマンFX (https://www.seamanfx.com/index.html?lang=jap)
▼GKFXプライム (https://gkfxprimefx.com/index.html)
▼ビットマインフォレックス (https://bitmineforex.com/index.html?lang=jap)
という計5つのサイトでも同じコルメックスプロのキプロスと南アフリカで取得されているライセンス番号のライセンスが自らのライセンスであるという明確な虚偽が登場していることが分かりました。以下の検証を参照してください。
さらにGTXエクスチェンジ、Mic-マーケットはいずれも米国のNational Futures Association (NFA, 全米先物協会) からライセンス番号「0557897」でライセンスを得ているという件ですが、NFAのサイト (https://www.nfa.futures.org/index.html)に用意されている検索ページで「0557897」というライセンス番号の登録を探してみましたが以下の画像に示されている通り、このライセンス番号に対応するライセンス情報は見つかりません。
この「0557897」という存在しないNFAのライセンス番号の登録については以下で検証しているティックミル (https://tickmillglobalus.com/index.html)、GKFXプライム (https://gkfxprimefx.com/index.html) という2つのサイトでも登場しています。それぞれ参照してください。
次にGTXエクスチェンジ、Mic-マーケット、さらに比較対象のコルメックスプロ、計3つのサイトに共通する以下のキプロスの住所についてです。
>117 Makariou III Avenue & Sissifou (ex Lefkosias-Limnazousas) Street、Quarter of Apostoloi Petrou & Pavlou、3021 Limassol、キプロス。
この住所については本サイトでしばしば引用しているWikiFX (https://www.wikifx.com/ja/) にコルメックスプロのキプロスの住所を訪問したという記事が出ています。
▼COLMEX PROのキプロスオフィス訪問 - オフィス発見 (キプロス 2024-08-05)
オフィスへの立ち入りは出来なかったもののコルメックスプロのオフィスが実在していることを確認したとなっています。このキプロスの住所に実在するのはコルメックスプロであり、GTXエクスチェンジやMic-マーケットではないと考えて間違いなさそうです。
一方で既に上で示してきたようにコルメックスプロのサイトは本項で検証しているGTXエクスチェンジやMic-マーケットを含む9つのサイトと極めてよく似ています。コルメックスプロのサイトのデザインをそのまま盗用して他の9つのサイトが立ち上げられているのではないかと考えざるを得ません。当初はデザインが互いに酷似しているということでコルメックスプロのサイトも同じグループによるサイトと考えていたのですが、コルメックスプロはデザインや金融ライセンス情報を盗用されてしまった被害者と考えられます。
ちなみにコルメックスプロのサイトの脚注には以下の様な記述もあります。
カナダ、イラン、日本、ミャンマー、北朝鮮、アメリカの居住者の口座開設は受け付けませんと書いてあります。一方で日本からの口座開設には応じないといった記述は表題の検証対象の9つのサイトでは見つかりません。
GTXエクスチェンジ、Mic-マーケットのお問い合わせのページにある連絡先情報の画像も以下に順に示しておきます。
いずれの場合も住所はコルメックスプロの住所と同じキプロスの住所になっています。また電話番号は脚注に記されていたのと同じオーストラリアの国番号[+61]から始まる同じ電話番号です。住所と電話番号に矛盾があります。それ以外にはメールアドレスが記されているだけです。
▼GTXエクスチェンジ: support@gffxxforex.com
▼Mic-マーケット: support@micmarketsfx.com
次は表題8番目、9番目の2つのフォレックス-グループのサイトのライセンス情報&連絡先情報です。まず脚注部分の画像を表題8番目のフォレックス-グループ (https://www.hotforex-markets.com/index.html) → 表題9番目のフォレックス-グループ (https://www.forexltd.org/index.html) という順で以下に示します。
2つのフォレックス-グループのサイトの記述は互いに全く同じです。続けて「Contact Us」のサブページにある連絡先情報についても表題8番目のフォレックス-グループ (https://www.hotforex-markets.com/index.html) → 表題9番目のフォレックス-グループ (https://www.forexltd.org/index.html) という順で2枚の画像を以下に示します。
「Contact Us」のサブページの記述も2つのフォレックス-グループのサイトで互いに全く同じです。
まず金融ライセンスについてまとめてみます。2つのフォレックス-グループのサイトでは運営会社である「GAIN Capital Group」が以下の金融ライセンスを取得していると主張しています。
▼アメリカ
Commodity Futures Trading Commission (CFTC):ライセンス番号記載なし。
National Futures Association (NFA): ライセンス番号「0339826」
▼イギリス
Financial Conduct Authority (FCA): ライセンス番号「113942」
▼カナダ
Investment Industry Regulatory Organization of Canada (IIROC): ライセンス番号「123456」
▼オーストラリア
Australian Securities and Investments Commission (ASIC): ライセンス番号「345646」
さらに連絡先情報は以下のようになっています。
住所: 30 Independence Blvd, Suite 300 (3rd floor), Warren, NJ 07059, USA.
メールアドレス: service@service@forex-group.org
電話番号:4153518789
住所はアメリカのニュージャージー州にあるWarrenという町になっています。
一見すると信頼性が高いとされているイギリスのFCAのライセンスを取得しているなどまともなライセンス状況ではないかと思われたのですが、これらの登録情報などについて調べてみるとこれらの登録情報、連絡先情報に合致する「Gain Capital」という会社はかつて存在していたアメリカの金融機関であり、2020年にStoneX (https://www.stonex.com/en/) という別の金融機関に買収されて子会社となっていることが分かってきました。
▼StoneX Group Inc. (英語版 Wikipedia)
Wikipedia英語版に記されている「Gain Capital」の情報概要の原文を左下に、Google翻訳で日本語訳した結果を右下に示します。
会社種別がSubsidary (子会社) となっており、2020年2月にStoneX Group Inc. に買収されたと書いてあります。住所はアメリカ・ニュージャージー州のWarrenとなっており、上に示した2つのフォレックス-グループのサイトの連絡先情報の住所と矛盾しません。
そして「Webサイト」として以下の3つのURLアドレスが書いてあります。
しかし最初のURLアドレス (http://www.gaincapital.com/) にアクセスしてみるとStoneXのサイト (https://www.stonex.com/en/) にリダイレクトされます。また2番目のサイト (https://www.forex.com/) はかつて「Gain Capital」が運営していたFX業者のサイトで「Gain Capital」の買収により、現在はStoneX傘下となっていることが以下に示したこのFOREX.comというサイト冒頭の画像でも確認出来ます。
要するに2つのフォレックス-グループのサイトに記されている運営会社・Gain Capitalのライセンス情報、連絡先情報は2020年に買収されたGain Capitalのライセンス情報、連絡先情報をそのまま盗用した情報と思われます。
さらに以下は2つのフォレックス-グループのサイトに記されていた金融ライセンス情報の内、アメリカのNational Futures Association (NFA): ライセンス番号「0339826」を探して見つかってきた登録情報です。
ライセンス番号 (NFA ID) は確かに「0339826」となっています。しかし上の登録情報の画像で左下に見える
>Doing Business As
>FOREX.COM
という部分からこの登録にあるGAIN CAPITAL GROUP LLCが運営しているサイトがFOREX.com (https://www.forex.com/) であって2つのフォレックス-グループのサイトではないことが確認出来ます。
2つのフォレックス-グループのサイトに記されているライセンス情報や連絡先情報は既にStoneX Groupの傘下に入って子会社となっているGain Capitalのライセンス情報や連絡先情報の盗用であることは間違いありません。
最後に本項で検証した9つのサイト+比較対象のコルメックスプロのサイトについてWho Is 情報にあるサイトの登録・開設日をまとめて以下に示します。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日
MITYキャピタル (amitytpen.com) 2025年2月14日
プラス500 (plusglob.com) 2025年1月14日
プラス500 (www.plussmarts.com) 2024年12月19日
Boveiファイナンシャル (www.boveifx.com) 2024年5月22日
Boveiファイナンシャル (boveipro.org) 2024年10月11日
GTXエクスチェンジ (www.gffxxforex.com) 2024年8月6日
Mic-マーケット (www.micmarketsfx.com) 2025年1月12日
フォレックス-グループ (www.hotforex-markets.com) 2024年10月5日
フォレックス-グループ (www.forexltd.org) 2024年11月8日
コルメックスプロ (www.colmexpro.com) 2009年8月30日
サイトのデザインや文章などを盗用されたサイトと思われるコルメックスプロのサイトが2009年8月30日に開設されていますが、本項の検証対象である9つのサイトはいずれも2024年5月以降に開設されたかなり新しいサイトです。コルメックスプロのサイトのデザインや文章が盗用されて本項で検証した9つのサイトが立ち上げられたと考えて矛盾はありません。
またこれらのサイトの内、上で示したように2つのプラス500のサイトでは顧客数が30万人以上、2つのフォレックス-グループのサイトでは実に1億人以上の顧客を獲得していると記されていますが、これだけ新しいサイトで30万人以上とか1億人以上といった顧客を獲得しているというのは非現実的としか思えません。サイト全体の記述の信頼性を疑わざるを得ません。
改めて結論するまでもなく、本項で検証した9個のサイトは到底信用出来る投資先とは思われません。9つのサイトで互いに極めて似通ったデザインはColmexpro (コルメックスプロ https://www.colmexpro.com/) というキプロスの金融機関のサイトからの盗用です。また2つのPlus500 (プラス500)というサイトの名称やロゴは同名のPlus500というイギリスに本社があるネット証券の名称やロゴを盗用していますし、2つのForex-Group (フォレックス-グループ) というサイトの金融ライセンスや連絡先情報は既に買収されてStoneX (https://www.stonex.com/en/) という別の金融機関の子会社となっている「Gain Capital」の金融ライセンスや連絡先の情報を転載しただけです。それ以外にも金融ライセンスを得ているという主張が記されているサイトもありますが、まともな金融ライセンスが確認されたサイトは1つとしてありません。まさに盗用を重ねて構築されたこれら9つのサイトは非常に危険としか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。
※付記1
既に何の告知もなく閉鎖されているようですが、本項で検証したMic-マーケット (https://www.micmarketsfx.com/index.html) とよく似たMic-Market (Mic-マーケット https://www.micmarkfx.com/) というサイトがかつて存在していたようで2024年12月3日付でニュージーランドのFinancial Markets Authority (FMA https://www.fma.govt.nz/) から以下に示した警告が出ています。
さらにこの警告文をGoogle翻訳で日本語訳した結果も以下に示します。
ニュージーランド在住者に対してこのMic-マーケットのサイトでの投資勧誘が行われていることを確認したとし、キプロス、米国、南アフリカで金融ライセンスを取得していると主張しているが、調査したところ虚偽であることを指摘しています。この警告の末尾に示されているキプロスの住所は本項で検証したMic-マーケットのサイト (https://www.micmarketsfx.com/index.html) に記されているキプロスの住所と同じでURLアドレスのドメイン名は1文字違いです。
そしてこの既に閉鎖されていると思われるMic-マーケットのサイト (https://www.micmarkfx.com/) のスクリーンショットがネット上に残っていたので冒頭部の画像を転載します。
本項で検証したMic-マーケットのサイト (https://www.micmarketsfx.com/index.html) の冒頭部と極めてよく似ており、同じテンプレートから量産されたサイトと考えられます。
本項で検証したサイトもこのサイトと同様に告知なしで閉鎖される可能性があるものと考えざるを得ません。非常に危険と考えざるを得ません。
※付記2
本項で検証した9つのサイトと非常によく似たサイトがさらに2個+9個、計11個見つかってきました。やはりコルメックスプロのサイトをテンプレートに開設されたサイトと考えられます。以下で検証しているので参照してください。
●VNDIRECT Exchange (VNダイレクトエクスチェンジ https://vndirectsvip.com/index.html?lang=jap)
●Tickmill (ティックミル https://tickmillglobalus.com/index.html) → 閉鎖確認
これら2つのサイトは上で検証した9つのサイトの幾つかで所在地とされていたキプロスの住所を検索することで見つかってきたサイトで上で検証した9つのサイトと酷似していて同じグループにより、同じテンプレートから量産されたサイトと思われます。また上で検証した9つのサイトと同様、Colmexpro (コルメックスプロ) というサイト (https://www.colmexpro.com/) とも酷似していてコルメックスプロのサイトの画像や文章などを盗用して立ち上げられたサイトと考えられます。さらに2番目のTickmill (ティックミル) というサイトの名称やロゴは既存のTickmill (ティックミル https://www.tickmill.com/) というFX業者のサイトからの盗用と思われます。
まずこれら2つのサイトの冒頭部の画像を順に示します。
▼VNダイレクトエクスチェンジ (https://vndirectsvip.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、日本語、韓国語、香港語、ベトナム語]
▼ティックミル (https://tickmillglobalus.com/index.html) [表示言語:英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、韓国語、香港語、日本語]
上で検証した9つのサイトの内、MITYキャピタルリミテッド、2つのプラス500、Boveiファイナンシャルリミテッド (https://www.boveifx.com/index.html?lang=jap) までの4つのサイトはこの冒頭部の背景画像が静止画像になっていますが、残りの5つのサイト、すなわちBoveiファイナンシャルリミテッド (https://boveipro.org/)、GTXエクスチェンジ、Mic-マーケット、2つのフォレックス-グループのサイトは冒頭部の背景が動画になっています。さらにコルメックスプロというこれらのサイトに画像や文章を盗用されているサイトについても冒頭部の背景画像は動画になっています。
そして本項で検証している2つのサイト、VNダイレクトエクスチェンジとティックミルについても冒頭部の背景画像は静止画ではなく、動画になっています。以下には比較対象としてコルメックスプロのサイトの冒頭部の画像を再掲します。
▼コルメックスプロ (https://www.colmexpro.com/) [表示言語:英語、ヘブライ語、スペイン語]
本項の検証対象であるVNダイレクトエクスチェンジとティックミルのサイトはこの冒頭部の相互比較で上で検証した9つのサイトやコルメックスプロのサイトと非常によく似ています。
それから表題2番目のTickmill (ティックミル https://tickmillglobalus.com/index.html) というサイトの名称やロゴはTICKMILL (ティックミル https://www.tickmill.com/) という同名の海外FX業者のサイトの名称を盗用しているものと勘がられます。以下にそのサイト名やロゴの盗用元と思われるティックミルのサイト (https://www.tickmill.com/) の冒頭部の画像を示します。
▼ティックミル (https://www.tickmill.com/) [表示言語:英語、ドイツ語、中国語、香港語、インドネシア語、ロシア語、スペイン語、アラビア語、ポーランド語、イタリア語、韓国語、タイ語、マレー語、ベトナム語、ポルトガル語]
サイト自体は本項で検証しているティックミル (https://tickmillglobalus.com/index.html) と全く似ていませんがロゴの部分だけは似ています。左下に示したのが本項で検証している方のティックミルのサイトのロゴ部分の拡大です。背景が黒でロゴが埋もれてしまっているのでロゴの画像のみ別ウインドウで開いて拡大した画像が右下です。
そしてロゴの盗用元と思われるティックミル (https://www.tickmill.com/) のロゴの拡大を以下に示します。
サイト全体としては2つのTICKMILL (ティックミル)のサイトは全く似ていませんが、サイト名とロゴだけは互いに酷似しています。上で検証した2つのPlus500 (プラス500) というサイトの名称やロゴがPlus500JP証券というサイト (https://jp.plus500.com/) のサイト名やロゴと一致していて盗用してきたものであるのと同じ図式と考えられます。
次に本項の検証対象である2つのサイトについて冒頭部に続いて出てくるアプリをダウンロード出来るようになっている部分の画像を表題と同じ順、VNダイレクトエクスチェンジ → ティックミルという順で示します。
さらに比較対象のコルメックスプロのサイト (https://www.colmexpro.com/) の相当部分の画像を比較の為に以下に示します。
この部分でも本項の検証対象である2つのサイトは互いに酷似していますし、比較対象であり、盗用元であると思われるコルメックスプロのサイトや上で検証した9つのサイトとも非常によく似ています。
さらに以下では検証対象の2つのサイトの取引対象を説明している部分の画像を表題と同じ順、VNダイレクトエクスチェンジ → ティックミルという順で並べて比較してみます。
さらに比較対象のコルメックスプロのサイト (https://www.colmexpro.com/) の相当部分の画像を以下に再掲します。
この部分でも検証対象の2つのサイト、比較対象のコルメックスプロのサイトは互いに非常によく似ています。それでも小さな違いはあってVNダイレクトエクスチェンジの場合は
>29,000 以上の 米国株と 3,000 以上のCFD
を取引できると記されていますが、既に上の検証で書いたように証券市場で取引できる「米国株」の銘柄数は「29,000 」に遠く及びません。また具体的に取引できる銘柄などに関する情報は一切ありません。尚、この「29,000 以上の 米国株と 3,000 以上のCFD」という記述は上で検証したサイトの内、MITYキャピタルリミテッドなど7つのサイトにも存在します。
一方でティックミルの場合は貴金属、原油、外国為替、暗号通貨、株式、商品が取引出来ると書いてあるだけで銘柄数などに関する情報はありません。これは上で検証した9つのサイトの内、GTXエクスチェンジとMic-マーケットの2つのサイトの記述と同じです。
そしてVNダイレクトエクスチェンジ、ティックミルの場合もメニューバーの「私たちについて」という項目からリンクされている「会社について」あるいは「会社概要」というサブページにも取引対象に関する記述があります。そのサブページの画像をVNダイレクトエクスチェンジ → ティックミルという順で以下に示します。
さらに比較対象のコルメックスプロのサイト (https://www.colmexpro.com/) の相当部分の画像を以下に再掲します。
VNダイレクトエクスチェンジの場合はトップページに
>29,000 以上の 米国株と 3,000 以上のCFD
が取引出来ると書いてあるのにこのサブページでは取引対象の総数が1万1000以上となっていて矛盾があるようにしか思われません。また比較対象のコルメックスプロの場合を含めて取引対象の具体的な情報や取引条件に関する情報が見当たりません。例えばVNダイレクトエクスチェンジとティックミルでは51種の通貨ペア、コルメックスプロでは84種の通貨ペアが取引できるとなっていますが具体的に取引できる通貨ペアの種類とか取引単位、スプレッド、スワップ金利などの基本的な情報が見当たりません。アプリをダウンロードするなどすればそういった情報も分かるのかもしれませんが、かなり違和感があります。
次にトップページに戻って以下には「思いやりのある企業に投資する (Invest with a company that cares )」と題されたサイトの特長を説明している部分の画像を示します。この部分についてもVNダイレクトエクスチェンジ → ティックミル → 比較対象のコルメックスプロという順で画像を以下に示します。
この部分でもVNダイレクトエクスチェンジ、ティックミルのサイトは比較対象のコルメックスプロや上で検証した9つのサイトの相当部分と非常によく似ています。さらにVNダイレクトエクスチェンジのサイトの場合はこの部分に非常に気になる部分があります。上に示したVNダイレクトエクスチェンジの画像の中で赤枠で囲った部分に「ColmexPRO」と明確に書いてあるのです。ティックミルの場合は相当する位置が空欄になっています。上で検証した9つのサイトでも同様に空欄です。しかしVNダイレクトエクスチェンジの場合のみ「ColmexPRO」と書いてあるというのはこの部分がコルメックスプロのサイトからコピペしてきた画像であり、「ColmexPRO」の部分を本来は消しておかなければならないのにVNダイレクトエクスチェンジの場合のみ消すのを忘れて残ってしまったということではないかと思われるのです。
次に連絡先情報やライセンス情報についてです。VNダイレクトエクスチェンジ、ティックミルの場合も上で検証した9つのサイトと同様で脚注部分と「お問い合わせ」のサブページに関連する記述があります。まずVNダイレクトエクスチェンジのサイトの脚注の記述の画像を示します。
>VNDIRECT Exchange is regulated by the Cyprus Securities and Exchange Commission (CySEC) under license number 123/10. VNDIRECT Exchange Ltd is authorised as a Financial Services Provider with licensing number 46990 by the Financial Services Board in South Africa.
>VNDIRECT Exchange is located at 117 Makariou III Avenue & Sissifou (ex Lefkosias-Limnazousas) Street, Quarter of Apostoloi Petrou & Pavlou, 3021 Limassol, Cyprus.
>Cyprus Tel:+612 8459 8050
キプロスのCyprus Securities and Exchange Commission (CySEC) からライセンス番号「123/10」で金融ライセンスを得ている、さらに南アフリカのFinancial Services Boardからライセンス番号「46990」で金融ライセンスを得ているということが書いてあります。さらにキプロスの住所と電話番号が書いてあります。
>住所 117 Makariou III Avenue & Sissifou (ex Lefkosias-Limnazousas) Street, Quarter of Apostoloi Petrou & Pavlou, 3021 Limassol, Cyprus.
>Cyprus Tel:+612 8459 8050
続けてVNダイレクトエクスチェンジの「お問い合わせ」のサブページの記述の画像も示します。
こちらにはメールアドレスが書いてあるだけです。
>E-Mail support@vndirectsvip.com
続けてティックミルの脚注部分に記されているライセンスや連絡先情報の画像を以下に示します。
記述内容はVNダイレクトエクスチェンジの脚注の記述の内容と極めてよく似ていてキプロスのCyprus Securities and Exchange Commission (CySEC) からライセンス番号「123/10」で金融ライセンスを得ている、さらに南アフリカのFinancial Services Boardからライセンス番号「46990」で金融ライセンスを得ているということが書いてあります。さらにキプロスの住所と電話番号が書いてあります。
>住所 117 Makariou III Avenue & Sissifou (ex Lefkosias-Limnazousas) Street, Quarter of Apostoloi Petrou & Pavlou, 3021 Limassol, Cyprus.
>Cyprus Tel:+612 8459 8050
さらにティックミルの場合のみ米国NFAライセンス (ライセンス番号 0557897) を得ていると書いてあります。さらにティックミルの「お問い合わせ」のページの記述も示します。
メールアドレス、キプロスの住所と電話番号が記されていますが、住所と電話番号は脚注に記されている住所、電話番号と同じです。メールアドレスは以下のようになっています。
>サポート@tickmillgloballtd.com (support@tickmillgloballtd.com)
VNダイレクトエクスチェンジとティックミルのライセンス情報、連絡先情報を比較すると互いに非常によく似ていることが分かります。
まずキプロスの金融ライセンスですが、いずれのサイトでも「123/10」というライセンス番号でライセンスを得ているとなっています。しかしこのライセンス番号は上で検証したGTXエクスチェンジとMic-マーケットのサイトでもキプロスのCySECでライセンスを取得していると称して示されていたライセンス番号と全く同じです。そしてGTXエクスチェンジとMic-マーケットの検証で書きましたが、実際にCySECのサイトでライセンス番号が「123/10」という登録を探してみるとコルメックスプロの登録情報が出てきます。つまりこのライセンス番号はコルメックスプロの金融ライセンスの番号であり、VNダイレクトエクスチェンジやティックミルのライセンス番号ではありません。
同様に南アフリカのFinancial Services Boardからライセンス番号「46990」で金融ライセンスを得ているという記述もVNダイレクトエクスチェンジやティックミルで共通ですが、このライセンス番号についてもGTXエクスチェンジとMic-マーケットの検証で示したようにコルメックスプロのライセンス番号になっています。以下にライセンス番号「46990」のライセンス番号の登録情報の画像を再掲します。
コルメックスプロのキプロスの金融ライセンス、南アフリカの金融ライセンスはいずれも上で検証したGTXエクスチェンジとMic-マーケット、そして本項で検証しているVNダイレクトエクスチェンジとティックミルの計4つのサイトで盗用されているということになります。
さらにティックミルの脚注に記されている
>Tickmill は、米国 NFA ライセンス (ライセンス番号 0557897) を取得しています。
という記述についてですが、「0557897」というライセンス番号についても上で検証したGTXエクスチェンジとMic-マーケットの脚注に記されているNFAのライセンス番号と全く同じです。そして既にGTXエクスチェンジ、Mic-マーケットの検証で書いたようにNFAのサイトにある検索ページで「0557897」というライセンス番号の登録を探してみましたが以下の画像に示されている通り、このライセンス番号に対応するライセンス情報は見つかりません。NFAのライセンスを得ているという記述も虚偽ということになります。
次に住所ですがVNダイレクトエクスチェンジ、ティックミルの2つのサイトで以下のキプロスの住所が示されています。
>117 Makariou III Avenue & Sissifou (ex Lefkosias-Limnazousas) Street, Quarter of Apostoloi Petrou & Pavlou, 3021 Limassol, Cyprus.
そしてこのキプロスの住所も上で検証したGTXエクスチェンジとMic-マーケット、さらに比較対象としているコルメックスプロのサイトに示されている住所と同じです。この住所もキプロスや南アフリカの金融ライセンスを共有していたGTXエクスチェンジとMic-マーケット、VNダイレクトエクスチェンジとティックミル、そして比較対象であるコルメックスプロの計5つのサイトで共有されているということになります。そしてこの住所についてはGTXエクスチェンジとMic-マーケットの検証で引用しましたが、本サイトでしばしば引用しているWikiFX (https://www.wikifx.com/ja/) にコルメックスプロのキプロスの住所を訪問したという記事が出ています。
▼COLMEX PROのキプロスオフィス訪問 - オフィス発見 (キプロス 2024-08-05)
この住所に実在しているのはコルメックスプロのオフィスが実在していることを確認したとなっています。逆の言い方をすればこの住所にGTXエクスチェンジ、Mic-マーケット、VNダイレクトエクスチェンジ、ティックミルではないということだと思われます。
またGTXエクスチェンジとMic-マーケット、VNダイレクトエクスチェンジとティックミル、計4つのサイトには電話番号として
>Cyprus Tel:+612 8459 8050
という記述があります。しかしGTXエクスチェンジとMic-マーケットの検証で書いたように[+61] という国番号はキプロスの国番号ではなく、オーストラリアの国番号です。キプロスの電話番号ならばキプロスの国番号である[+357] から始まっていなければおかしいです。
VNダイレクトエクスチェンジとティックミルのライセンス情報とか連絡先情報はいずれも確認出来ず、デタラメとしか思われません。
最後に本項で検証した2つのサイトについてもWho Is 情報を確認しました。
サイト名 登録・開設日
VNダイレクトエクスチェンジ 2025年2月9日
ティックミル 2025年3月6日
この検証は2025年4月上旬に書いているのでVNダイレクトエクスチェンジはサイトの開設から2ヶ月、ティックミルについては1ヶ月しか経過していない非常に新しいサイトということになります。
改めて結論するまでもなく、これらのサイトは到底信用出来る投資先とは思われません。金融ライセンス情報、連絡先情報はいずれのサイトについてもデタラメとしか思われず、有効な金融ライセンスは確認出来ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。
●JP CPT Markets (JP CPTマーケッツ https://jpcptmarkets.com/index.html?lang=jap)
●Open Eyes Limited (オープンアイズリミテッド https://opeyesgfx.com/index.html?lang=jap)
●Baillie Gifford Capital (Baillie Giffordキャピタル https://bailiesvip.com/index.html?lang=jap)
●Baillie Gifford Capital (Baillie Giffordキャピタル https://www8.testtrademo.com/index.html?lang=jap)
●AXEL (アクセル https://axeltrader.com/index.html?lang=jap)
●Coink (https://coinkglobal.com/index.html?lang=jap)
●NEW Future (ニューフューチャー https://newfuturefx.com/index.html?lang=jap)
●NEW Future (ニューフューチャー https://www.newfuturevip.com/index.html?lang=jap)
●SeamanFx (シーマンFX https://www.seamanfx.com/index.html?lang=jap)
●GKFX Prime (GKFXプライム https://gkfxprimefx.com/index.html)
●Bit Mine Forex (ビットマインフォレックス https://bitmineforex.com/index.html?lang=jap)
●Mxotc Ltdd (https://www.mxotc.com/index.html?lang=jap)
最初のJP CPTマーケッツはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、2番目のオープンアイズリミテッド以下の11個のサイトは画像検索で見つかってきたサイトでいずれも上で検証してきた一連のサイトと酷似しており、Colmexpro (コルメックスプロ) というサイト (https://www.colmexpro.com/) とも酷似していてコルメックスプロのサイトの画像や文章などを盗用して立ち上げられたサイトと考えられるのでここで検証します。まず最初のJP CPTマーケッツについてYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。
どういう経緯でこの質問を投稿しているのか全く情報がありませんが、表題のJP CPTマーケッツというサイトについて信頼性を質問しています。とにかくこの投稿に出てきたJP CPTマーケッツ、さらに表題2番目のオープンアイズリミテッド以下の11個のサイト、計12個のサイトの冒頭部の画像をまず以下に示します。
▼JP CPTマーケッツ (https://jpcptmarkets.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、インドネシア語、香港語]
▼オープンアイズリミテッド (https://opeyesgfx.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
▼Baillie Giffordキャピタル (https://bailiesvip.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
▼Baillie Giffordキャピタル (https://www8.testtrademo.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
▼アクセル (https://axeltrader.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、インドネシア語、香港語]
▼Coink (https://coinkglobal.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
▼ニューフューチャー (https://newfuturefx.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
▼ニューフューチャー (https://www.newfuturevip.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
▼シーマンFX (https://www.seamanfx.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、日本語、韓国語、香港語]
▼GKFXプライム (https://gkfxprimefx.com/index.html) [表示言語:英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
▼ビットマインフォレックス (https://bitmineforex.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、日本語、韓国語、香港語]
▼Mxotc Ltdd (https://www.mxotc.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
JP CPTマーケッツと残りの11個のサイトで背景の画像 (動画)は異なりますが、それ以外の部分、例えばメニューバーの項目名とその並び順、言語選択のプルダウンメニューの形式や選択可能な表示言語とその並び順など似ている部分も認められます。これら計12個のサイトの内、5番目のアクセル、11番目のMxotc Ltddの2つのサイトでは背景画像が静止画なのに対して残りの10個のサイトでは動画が背景になっています。
そしてこの冒頭部は上で検証してきた一連のサイトの冒頭部とも似ています。比較の為に上で検証したサイトの内、MITYキャピタルリミテッド (https://amitytpen.com/index.html?lang=jap) のサイト冒頭部の画像を以下に再掲します。
▼MITYキャピタルリミテッド (https://amitytpen.com/index.html?lang=jap) [表示言語:英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語、香港語]
さらに以下に示したのはこれらのサイトのデザインの盗用元と思われるコルメックスプロ (https://www.colmexpro.com/) というサイトの冒頭部の画像です。明らかに上で検証してきたサイト、本項で検証対象としているサイトの冒頭部と酷似しています。
以下で示していきますが、本項の検証対象である12個のサイトは上で検証してきた一連のサイトとこの冒頭部以外でも非常によく似ており、同じテンプレートから量産されたサイトである可能性が極めて濃厚です。
それからこれらのサイトの冒頭部で特に気になるのは上に示した冒頭部の画像の左上に見えるロゴの部分です。少なくとも一部のサイトについて他のサイトからサイト名やロゴが盗用されているようです。例えば表題最初の「JP CPTマーケッツ」というサイトはサイト名からして「CPTマーケッツ」の日本法人あるいは日本向けのサイトという意味ではないかと思われたので「CPT Markets」を検索してみると2つのサイトが見つかってきました。
▼CPT Markets (CPTマーケッツ https://cptmarkets.com/ja/us)
▼CPT Markets UK (CPTマーケッツ UK https://www.cptmarkets.co.uk/)
これら2つのCPTマーケッツというサイトはサイト全体としては本項で検証しているJP CPTマーケッツのサイトとは似ていません。例えば以下はCPTマーケッツ (https://cptmarkets.com/ja/us) のサイト冒頭部の画像です。
しかしロゴの部分だけを比べると本項で検証しているJP CPTマーケッツと2つの「CPTマーケッツ」を検索して見つかってきたサイトは明らかに似ています。以下では3つのサイトのロゴの部分の画像を示します。まず左下が表題最初のJP CPTマーケッツのサイトのロゴ、中央がCPTマーケッツ (https://cptmarkets.com/ja/us) のロゴ、右下がCPTマーケッツ UK (https://www.cptmarkets.co.uk/) のロゴの画像です。
ライセンスなどの関係で同じ系列の同じ名称のサイトが複数存在する場合もありますが、本項で検証しているJP CPTマーケッツのサイトはサイト名やロゴを盗用したいわばクローンサイトである疑いが濃厚です。
CPTマーケッツ UK (https://www.cptmarkets.co.uk/) についてはイギリスの金融ライセンスを管理しているFinancial Conduct Authority (FCA https://register.fca.org.uk/s/) で金融ライセンスを取得しているのですが、FCAのサイトにあるCPTマーケッツ UKの登録情報のページには過去に確認されたCPTマーケッツの名称を盗用したクローンサイトの情報が示されています。
次は表題5番目のアクセル (https://axeltrader.com/index.html?lang=jap) の場合です。トップページ左上のロゴの部分の画像を別ウインドウで開いてみると以下の様な画像になっていることが分かりました。
このロゴに書いてある「AXEL PRIVATE MARKET LIMITED」を検索してみると以下にサイト冒頭部の画像を示したAxel Private Market Limited (https://axelprivatemarket.com/) というサイトが見つかってきました。 見つかってきたサイトの脚注部分にあるロゴの部分とサイト冒頭部の画像を以下に示します。
ロゴは背景の色が違うだけで全く同じに見えますが、2つのサイトは全体としては全く似ていません。そしてこのAxel Private Market Limited (https://axelprivatemarket.com/) というサイトにアクセスすると以下に示したような警告が出てきます。
この英文の警告文をGoogle翻訳で訳すと以下のようになります。
まさに本項で検証しているアクセル (https://axeltrader.com/index.html?lang=jap) のURLアドレスが示されていて、Axel Private Market Limited (https://axelprivatemarket.com/) とは何の関係もない、非常に危険な詐欺サイトであると断言しています。そしてアクセスや入金は絶対に行わないでくださいとも明記されています。
次は表題11番目のビットマインフォレックスの場合です。サイト冒頭左上のロゴの画像を別ウインドウで開いてみると左下に示したようになっています。全く意味が分からないのですが、サイト名がBit Mine Forex (ビットマインフォレックス) なのにロゴにはCORE SCIETIFIC (コア・サイエンティフィック) と書いてあります。そこでCORE SCIETIFIC (コア・サイエンティフィック) について検索してみるとコア・サイエンティフィック社のサイト (https://corescientific.com/) が見つかりました。サイト全体としてはビットマインフォレックスのサイトと全く似ていませんが、右下に示したコア・サイエンティフィック社のサイトのロゴは左下のビットマインフォレックスのロゴと全く同じに見えます。
ちなみにコア・サイエンティフィック社はアメリカのNASDAQ市場で株式が取引されている上場企業であり、仮想通貨のマイニングを手掛けるなど投資に関連した事業も手掛けてはいますがあくまでもITとか通信関係の会社であって金融機関ではありません。どうしてビットマインフォレックスのサイトにコア・サイエンティフィック社のロゴが使われているのか分かりません。もしかするとコア・サイエンティフィックの名称を騙る偽サイトが存在していて、その偽サイトをテンプレートにビットマインフォレックスのサイトが立ち上げられたのかもしれません。
次に表題の12個のサイトで冒頭部に続いて出てくるアプリをダウンロード出来るようになっている部分を比較していきます。まず表題1~4番目までの4つのサイトについて表題と同じ順、JP CPTマーケッツ → オープンアイズリミテッド → Baillie Giffordキャピタル (https://bailiesvip.com/index.html?lang=jap) → Baillie Giffordキャピタル (https://www8.testtrademo.com/index.html?lang=jap) という順で画像を示します。
同様に表題5~8番目の4つのサイトについて相当部分の画像を表題と同じ順、アクセル →coink → ニューフューチャー (https://newfuturefx.com/index.html?lang=jap) → ニューフューチャー (https://www.newfuturevip.com/index.html?lang=jap) という順で示します。
さらに表題9~12番目の4つのサイトについてもシーマンFX → GKFXプライム → ビットマインフォレックス → Mxotc Ltddという順で画像を示します。
計12個のサイトはこの部分でも互いに酷似していますし、上で検証してきた一連のサイトやデザインの盗用元と考えられるColmexpro (コルメックスプロ https://www.colmexpro.com/) の相当部分とも酷似しています。
次に連絡先情報やライセンス情報についてです。本項で検証している12個のサイトでも上で検証した一連のサイトと同様で脚注部分と「お問い合わせ」のサブページに関連する記述があります。まず表題最初のJP CPTマーケッツのサイトのお問い合わせの画像を示します。
このJP CPTマーケッツのサイトの場合、連絡先情報としてメールアドレスとイギリスの住所が書いてあるだけです。電話番号はありません。画像は省略しますが脚注部分にも同じイギリスの住所が書いてあるだけで金融ライセンスに関する情報は示されていません。
>E-Mail support@jpcptmarkets.cc
>Floor 7 One Canada Square Canary Wharf London E14 5AA UNITED KINGDOM
そして上でCPTマーケッツの名称やロゴは以下のサイトからの盗用である可能性が高いと書きましたが、
▼CPT Markets (CPTマーケッツ https://cptmarkets.com/ja/us)
▼CPT Markets UK (CPTマーケッツ UK https://www.cptmarkets.co.uk/)
このイギリスの住所も以下の画像に示したCPTマーケッツ UKの住所と同じです。サイト名、ロゴだけでなく住所も盗用している可能性があります。
そしてこのロンドンの住所 (Level 7, One Canada Square, Canary Wharf, London, E14 5AA, UK) は共通でさらに上で検証してきた以下の2つのサイト
▼MITYキャピタルリミテッド (https://amitytpen.com/index.html?lang=jap)
▼プラス500 (https://www.plussmarts.com/index.html?lang=jap)
さらに以下で検証している2つのサイト
▼アクセル (https://axeltrader.com/index.html?lang=jap)
▼Coink (https://coinkglobal.com/index.html?lang=jap)
でも全く同じ住所が所在地とされています。そしてイギリスの法人登録を検索できるサイトで検索してみるとCPT MARKETS UK LIMITEDの法人登録 (会社番号 06707165) は見つかるのですが、「JP CPT Markets (JP CPTマーケッツ)」の法人登録は見つかりません。JP CPTマーケッツがこの住所に実在しているかどうか極めて疑わしいです。
次は表題2番目のオープンアイズリミテッドの場合です。脚注の記述、お問い合わせの記述の順で画像を示します。
▼脚注の記述
>Open Eyes Limited is located at 1585 Broadway, Midtown Manhattan, West of Broadway, New York City, USA.
>Open Eyes Limited : +1 (315) 816-9189
>Open Eyes Limited has a US NFA license, license number 0558058
▼お問い合わせの記述
>E-Mail: support@opeyesgfx.com
>Phone: +1 (315) 816-9189
>1585 Broadway, Midtown Manhattan, West of Broadway, New York City, USA.
さらに続けて表題3番目のBaillie Giffordキャピタル (https://bailiesvip.com/index.html?lang=jap) についても脚注とお問い合わせの記述の画像を以下に示します。
▼脚注の記述
>Baillie Gifford Capital is located at 1585 Broadway, Midtown Manhattan, West of Broadway, New York City, USA.
>Baillie Gifford Capital : +1 (315) 816-9189
>Baillie Gifford Capital has a US NFA license, license number 0558058
▼お問い合わせの記述
>E-Mail support@bailglobalmarkets.com
>Phone: +1 (315) 816-9189
>1585 Broadway, Midtown Manhattan, West of Broadway, New York City, USA.
さらに続けて表題3番目のBaillie Giffordキャピタル (https://bailiesvip.com/index.html?lang=jap) についても脚注とお問い合わせの記述の画像を以下に示します。
▼脚注の記述
>Baillie Gifford Capital is located at 1585 Broadway, Midtown Manhattan, West of Broadway, New York City, USA.
>Baillie Gifford Capital : +1 (315) 816-9189
>Baillie Gifford Capital has a US NFA license, license number 0558058
▼お問い合わせの記述
>E-Mail support@bailglobalmarkets.com
>Phone: +1 (315) 816-9189
>1585 Broadway, Midtown Manhattan, West of Broadway, New York City, USA.
表題2番目のオープンアイズリミテッド、3番目、4番目の2つのBaillie Giffordキャピタルの記述は互いに非常によく似ています。ニューヨークの住所、電話番号 (+1 (315) 816-9189) 、NFA (National Futuires Asssociation 全米先物協会) のライセンス番号 (0558058) は3つのサイトで共通です。メールアドレスも2つのBaillie Giffordキャピタルのサイトでは共通でオープンアイズリミテッドのメールアドレスだけ別個ということになっています。またニューヨークの住所ですが、「1585 Broadway」という住所には同名の42階建ての高層オフィスビルの住所です。42階建てのビルなのに階数とか部屋番号が示されていないとなれば不完全な住所としか思えません。またオープンアイズリミテッドと2つのBaillie Giffordキャピタルの住所、電話番号が全く同じというだけでなく、この「1585 Broadway」という住所は上で検証した2つのBoveiファイナンシャルリミテッドというサイト、Boveiファイナンシャルリミテッド (https://www.boveifx.com/index.html?lang=jap) とBoveiファイナンシャルリミテッド (https://boveipro.org/) でも所在地として示されていた住所です。連絡先情報の信頼性は極めて疑わしいです。
さらにNFA (National Futuires Asssociation 全米先物協会) のライセンス番号 (0558058) についてNFAのサイトにあるライセンス情報検索ページで検索してみましたが以下の画像に示すように該当なしという結果になります。
試しに「Open Eyes Limited」とか「Baillie Gifford Capital」というサイト名 (社名) でも検索してみましたがやはり該当なしという結果になります。オープンアイズリミテッドと2つのBaillie Giffordキャピタルのサイトで主張されているNFAのライセンスは確認出来ないということになります。
次は表題5番目のアクセルの場合です。やはり脚注とお問い合わせの記述の画像を以下に示します。
続けて表題6番目のCoinkの連絡先情報の画像を以下に示します。
▼アクセルの記述
2ヵ所の記述を併せてもイギリス・ロンドンの住所とメールアドレスしか情報がありません。金融ライセンスの情報はありません。
>Level 7, One Canada Square, Canary Wharf, London, E14 5AA, UK
>E-Mail support@axeltrader.com
▼Coinkの記述
連絡先情報はやはりイギリス・ロンドンの住所とメールアドレスのみです。
>Level 7, One Canada Square, Canary Wharf, London, E14 5AA, UK
>E-Mail support@coinkglobal.com
>Coink has a US NFA license, license number 0563358
>Coink has a US MSB license, license number 31000269824572
そしてこれら2つのサイトに記されているロンドンの住所 (Level 7, One Canada Square, Canary Wharf, London, E14 5AA, UK) は共通でさらに上で検証してきた以下の3つのサイトでも全く同じ住所が所在地とされています。
▼MITYキャピタルリミテッド (https://amitytpen.com/index.html?lang=jap)
▼プラス500 (https://www.plussmarts.com/index.html?lang=jap)
▼JP CPTマーケッツ (https://jpcptmarkets.com/index.html?lang=jap)
そしてこのイギリス・ロンドンの住所ですが「One Canada Square」は50階建ての超高層ビルでその7階ということになります。しかしイギリスの法人登録を検索できるサイトで検索してもAXELとかCoinkという法人名で住所が一致するような法人は見つかりません。この住所にアクセルやCoinkの運営が実在しているかどうか極めて疑わしいです。
さらにCoinkのサイトに記されているNFA (National Futures Association 全米先物協会) からライセンス番号 (0563358) で登録を得ている、MSBの登録をライセンス番号 (31000269824572) で得ているという記述ですが、MSBの登録というのは本サイトの検証でしばしば出てくるアメリカのFINANCIAL CRIMES ENFORCEMENT NETWORK (FinCEN https://www.fincen.gov/) という組織でMoney Services Businessの登録を得ているという主張だと思われます。但し、これも本サイトで何度も書いていますがNFAの登録にしてもMSBの登録にしてもマネーロンダリングなどの不正を防ぐ為の登録であって金融ライセンスと呼べるようなものではありません。それでもとにかく登録の確認を試みてみましたが、いずれも確認出来ません。まず左下はNFAのライセンス番号 (0563358) をNFAのサイトで検索してみた結果ですが、該当なしです。さらに右下はMSBの登録を検索できるページでライセンス番号 (31000269824572) を検索して出てきた登録情報ですがCoinkではなく、「SK Markets」の登録情報になっています。つまりCoinkのサイトで主張されている2つの登録はいずれも確認出来ません。
次は表題7番目、8番目の2つのNEW Future (ニューフューチャー) というサイト、表題9番目のシーマンFX、10番目のGKFXプライム、11番目のビットマインフォレックスという5つのサイトについて部分的に共通性があるのでまとめてサイトの脚注とお問い合わせの記述の画像を示していきます。まず以下は表題7番目のニューフューチャー (https://newfuturefx.com/index.html?lang=jap) のサイトの画像です。
続けて表題8番目のニューフューチャー (https://www.newfuturevip.com/index.html?lang=jap) の画像を以下に示します。
次は表題9番目のシーマンFXの連絡先情報の画像です。
さらに表題10番目のGKFXプライムの連絡先情報の画像も以下に示します。但しGKFXプライムの日本語版の記述は住所の一部などが変な形で日本語化されていたりするので以下に示すのは英語版の画像です。
次は表題11番目のビットマインフォレックスの場合です。
まとめて5つのサイトの画像を示しましたが2つのニューフューチャーというサイトの記述はライセンス番号、メールアドレス、電話番号まで互いに全く同じで以下のようになっています。
>NEW Future is regulated by the NEW Future Securities and Exchange Commission (CySEC) under license number 123/10. NEW Future Ltd is authorised as a Financial Services Provider with licensing number 46990 by the Financial Services Board in South Africa.
>E-Mail support@newfuturefx.com
>Phone: +1 (315) 816-9189
連絡先情報はメールアドレスと電話番号のみで住所がありません。電話番号はアメリカあるいはカナダの国番号である[+1]から始まっています。金融ライセンスは
キプロスのCySEC:ライセンス番号 (123/10)
南アフリカのFinancial Services Board:ライセンス番号 (46990)
の2件を取得していると主張しています。
表題9番目のシーマンFXのライセンス情報、連絡先情報は以下のようになっています。
>SeamanFx is regulated by the Cyprus Securities and Exchange Commission (CySEC) under license number 123/10. SeamanFx Ltd is authorised as a Financial Services Provider with licensing number 46990 by the Financial Services Board in South Africa.
>117 Makariou III Avenue & Sissifou (ex Lefkosias-Limnazousas) Street, Quarter of Apostoloi Petrou & Pavlou, 3021 Limassol, Cyprus.
>Tel:+612 8459 8050
>E-Mail support@seamanfx.com
表題10番目のGKFXの記述はシーマンFXの場合と似ています。
>GKFX Prime is regulated by the Cyprus Securities and Exchange Commission (CySEC) under license number 123/10. GKFX Prime Ltd is authorised as a Financial Services Provider with licensing number 46990 by the Financial Services Board in South Africa.
>117 Makariou III Avenue & Sissifou (ex Lefkosias-Limnazousas) Street, Quarter of Apostoloi Petrou & Pavlou, 3021 Limassol, Cyprus.
>Tel:+61 2 8459 8050
GKFX Prime has a US NFA license, license number 0557897
>E-Mail support@gkfxprimefx.com
>Phone: +61 2 8459 8050
続けて表題11番目のビットマインフォレックスの記述は以下のようになっています。
>Bit Mine Forex is regulated by the Cyprus Securities and Exchange Commission (CySEC) under license number 123/10. Bit Mine Forex Ltd is authorised as a Financial Services Provider with licensing number 46990 by the Financial Services Board in South Africa.
>117 Makariou III Avenue & Sissifou (ex Lefkosias-Limnazousas) Street, Quarter of Apostoloi Petrou & Pavlou, 3021 Limassol, Cyprus.
>Tel:+612 8459 8050
>E-Mail support@bitmineforex.com
>Phone: +612 8459 8050
シーマンFX、GKFXプライム、ビットマインフォレックスの3つのサイトの記述を比較するといずれも連絡先情報はキプロスの同じ住所、キプロスの国番号 [+612] から始まるキプロスの電話番号も共通となっています。連絡先情報で異なるのはメールアドレスだけです。さらに金融ライセンスはシーマンFXとGKFXプライムで共通して
キプロスのCySEC:ライセンス番号 (123/10)
南アフリカのFinancial Services Board:ライセンス番号 (46990)
となっています。GKFXプライムの場合のみ、キプロスと南アフリカに加えてアメリカのNFA (National Furures Association 全米先物協会) でも取得しているとなっており、ライセンス番号は0557897となっています。
そしてキプロスのライセンス番号 (123/10) と南アフリカのライセンス番号 (46990) は上で示したばかりの2つのニューフューチャーのサイト、シーマンFX、GKFXプライム、ビットマインフォレックス、計5つのサイトで全く同じです。さらにキプロスおよび南アフリカのライセンス番号は上で検証したGTXエクスチェンジ (https://www.gffxxforex.com/index.html) とMic-マーケット (https://www.micmarketsfx.com/index.html) で主張されていたライセンス番号とも同じです。GTXエクスチェンジやMic-マーケットの検証で既に示しましたが以下に示したキプロスのCySECのサイト (https://www.cysec.gov.cy/) で見つけてきたライセンス番号 (123/10)の登録情報でこのライセンス番号がColmexpro (コルメックスプロ https://www.colmexpro.com/) に付与されたライセンス番号であることが明示されています。
赤枠で強調した部分にライセンス番号が「123/10」であると明示されています。
同様に南アフリカのFinancial Services Boardのライセンス番号 (46990) の登録情報についても以下に示したようにコルメックスプロの登録となっています。
このコルメックスプロというサイト (https://www.colmexpro.com/) は既に上で説明したようにこのページで検証している一連のサイトのデザインの盗用元のサイトでもあります。サイトのデザインだけでなく、ライセンス番号まで盗用されていることになります。
またGKFXプライムのサイトに記述があったアメリカのNFA (National Furures Association 全米先物協会) でもライセンス番号 (0557897) で登録を得ているという記述については全く同じライセンス番号でNFAの登録を得ているという記述が上で検証した以下の3つのサイトでも確認されています。
▼GTXエクスチェンジ (https://www.gffxxforex.com/index.html)
▼Mic-マーケット (https://www.micmarketsfx.com/index.html)
▼ティックミル (https://tickmillglobalus.com/index.html)
しかもこれら3つのサイトの検証で示してきましたが、NFAのサイトで確認を試みてもライセンス番号 (0557897) の登録は存在しないという結果になります。NFAはそもそも金融ライセンスを管理するような権限のある機関ではありませんし、NFAのライセンスを得ているという主張はいずれもデタラメとしか思われません。
次は表題最後、12番目のMxotc Ltddの脚注、お問い合わせのページの連絡先情報の画像を示します。
連絡先情報として米国・ニューヨークの住所とメールアドレスが示されているだけです。電話番号やライセンス情報は示されていません。
>E-Mail support@mxotc.com
>Brookfield Place, 250 Vesey St, New York, NY 10281
ニューヨークの住所を検索してみると「Brookfield Place (ブルックフィールド・プレイス)」はニューヨーク市にある4つの高層オフィスビルなどからなる施設であり、「250 Vesey St」は34階建てで4つの高層オフィスビルの1つの名称であることが分かりました。Mxotc Ltddがこの34階建てのオフィスビルに入居しているとしても階数や部屋番号がない住所は不完全な住所だと思われます。電話番号が示されていないことなど考えると本当にこの高層オフィスビルにMxotc Ltddが入居しているかどうか疑わざるを得ません。また金融ライセンス情報がないことも非常に気になります。
12個のサイトについて連絡先情報や金融ライセンス情報に関する情報をまとめてみましたがいずれのサイトでもそれらの情報の信頼性は著しく低いようです。そこで例によって各サイトのWho Is 情報も確認してしみました。以下にサイトの登録・開設日と登録者の所在地情報をまとめてみました。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者所在地
JP CPTマーケッツ (jpcptmarkets.com) 2025年4月30日 香港
オープンアイズリミテッド (opeyesgfx.com) 2025年2月14日 オーストラリア
Baillie Giffordキャピタル (bailiesvip.com) 2025年4月13日 南極
Baillie Giffordキャピタル (www8.testtrademo.com) 2025年4月1日 香港
アクセル (axeltrader.com) 2025年4月2日 アメリカ
Coink (coinkglobal.com) 2024年11月5日 アメリカ
ニューフューチャー (newfuturefx.com) 2025年2月21日 アメリカ
ニューフューチャー (www.newfuturevip.com) 2025年2月21日 アメリカ
シーマンFX (www.seamanfx.com) 2024年11月23日 アメリカ
GKFXプライム (gkfxprimefx.com) 2023年8月18日 アメリカ
ビットマインフォレックス (bitmineforex.com) 2024年12月16日 アメリカ
Mxotc Ltdd (www.mxotc.com) 2019年2月11日 アメリカ
登録者の所在地情報はいずれのサイトでも国名しか示されていません。しかも同じグループによるサイトとしか思えないのに所在地が香港、オーストラリア、アメリカそして南極となっているサイトも含まれており、到底信用出来る情報とは思えません。
これらのサイトの情報開示は明らかに不充分、不適切ですし、記述内容の信頼性も非常に低いです。金融ライセンスに関してもそもそも金融ライセンスの記述がないサイトもありますし、記述があってもそのライセンスが全く確認出来ないサイトばかりでまともな金融ライセンスが確認出来たサイトは1つとしてありません。サイト名やロゴが既存のサイトからの盗用と思われるサイトも含まれています。そもそも明らかに同じテンプレートからコピペで量産されたと思われるサイトがこれだけ多数存在しているという時点で信頼性は非常に低いです。これらのサイトでの取引は推奨できません。