検証44
本ページで検証するサイトはいずれも金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストに該当が見つかりません。日本居住者に対して勧誘が行われれば違法な無登録業者ということになります。このページで取り上げているサイトの中には日本のFX業者のサイトを真似た偽サイトも含まれています。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証13」、「検証14」、「検証15」、「検証16」、「検証17」、「検証18」、「検証19」、「検証20」、「検証21」、「検証22」、「検証23」、「検証24」、「検証25」、「検証26」、「検証27」、「検証28」、「検証29」、「検証30」、「検証31」、「検証32」、「検証33」、「検証34」、「検証35」、「検証36」、「検証37」、「検証38」、「検証39」、「検証40」、「検証41」、「検証42」、「検証43」に続いて中国系の詐欺グループによる可能性があるサイトについての検証32ページ目です。「検証45」、「検証46」、「検証47」、「検証48」、「検証49」、「検証50」、「検証51」、「検証52」、「検証53」、「検証54」、「検証55」、「検証56」、「検証57」、「検証58」、「検証59」、「検証60」、「検証61」、「検証62」、「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証13」の冒頭を参照してください。このページで検証するのは以下のサイトです。検証項目は順次追加の予定です。
●FOGEE (http://fogee.online/index.html)
●Excellent Revenue Limited (エクセレントリベニューリミテッド https://erlfx.com/index21.html)
●Excellent Revenue Limited (エクセレントリベニューリミテッド https://excellent-uk.com/index21.html)
●Excellent Revenue Limited (エクセレントリベニューリミテッド https://erlbank.com/index21.html)
●Excellent Revenue Limited (エクセレントリベニューリミテッド https://erlforex.com/index21.html)
まず以下のサイトを検証します。
●FOGEE (http://fogee.online/index.html)
まずこのサイトのURLアドレスは暗号化されていることを示す「https」ではなく、暗号化されていないことを示す「http」で始まっています。この時点で仮想通貨取引所のサイトとして有り得ません。そしてこのサイトは「検証40」で検証したヤマトグローバルリミテッド (https://www.yamato-global.com/) などのサイトと同じIPアドレス上にあることで見つかってきたサイトです。以下がヤマトグローバルリミテッドのサイトを基準にして同じIPアドレス (124.156.188.36) 上にあるサイトのリストの一部です。
上のキャプでヤマトグローバルリミテッド (https://www.yamato-global.com/) と同じIPアドレス上にあるとして検出された10個のサイトの内、最初の
FOGEE (https://www.fogee.vip/index8.html)
は「検証25」で既に検証したサイト、以下の6つについても「検証40」で検証したサイトです。
RIST-VERSOSリミテッド (https://ristversos.com/index21.html)
ヤマトグローバルリミテッド (https://www.yamatoonline.com/index)
FOGEEリミテッド (https://www.fogee.net/index21.html)
RIST-VERSOSリミテッド (https://www.ristversos.net/)
FULILAI カンパニーリミテッド (http://fulilai.uk/index21.html)
FOGEEリミテッド (https://www.fogee.cc/)
特に「検証40」で検証済みの6つのサイトは単に同じIPアドレス上にあるというだけでなく、いずれもヤマトグローバルのサイトと非常によく似ていることから同じ詐欺グループによる詐欺サイトと考えられます。そしてこうして検出されたサイトの内、上のキャプのリストの下から3番目に「fogee.online」というサイトが見えていますが、これが本項で検証するサイトということになります。尚、他に2つのサイトが同じIPアドレス上あるサイトとして見つかってきましたがそれらのサイトについては以下で検証します。
当然、これら新たに見つかってきたIPアドレスを共有するサイトについても既に被害報告が出ているヤマトグローバルリミテッドと同じ詐欺グループの運営である可能性が高いと当初から考えられました。しかもFOGEEという名称のサイトは「検証25」で検証したFOGEE (https://www.fogee.vip/index8.html)、「検証40」で検証したFOGEEリミテッド (https://www.fogee.net/index21.html) などヤマトグローバルリミテッドと明らかに似た6つのサイト、計7つのサイトが確認されているのでここで検証するサイトは8つ目のFOGEEという名称のサイトということになります。しかしここで検証するFOGEEのサイトはこれまでに検証してきた7つのFOGEEという名称のサイトとは全く異なっており、見た目は日本のFX業者のサイトと極めてよく似ています。明らかに日本人を標的として作られた非常に危険な偽サイトと思われたので勧誘されたとか出金出来ないといった報告が確認されているわけではありませんが検証対象にすることにします。
まずこのサイトの冒頭部のキャプを以下に示します。
この冒頭部の背景画像はスライドショー形式で入れ替わる設定になっており、その中には以下のキャプに示すようなパターンもあります。
>ワイジェイFXは外貨ex by GMOに社名が変わります
>進化するFXアプリ誕生 外貨ex FX
などと書いてあるのが確認出来ます。確かにYahooの系列であったワイジェイFXがGMOに買収されて外貨ex by GMO (https://www.gaikaex.com/) に改称した事実はあるのですが、ここで見ているサイトはあくまでも「検証40」で検証した、既に被害報告が出ているヤマトグローバルリミテッド (https://www.yamato-global.com/) のサイトと同じIPアドレス上にあることで見つかってきたサイトなのです。そこで本物の外貨ex by GMOのサイト (https://www.gaikaex.com/) と比較してみることにしました。以下に本物の外貨ex by GMOのサイトの冒頭部のキャプ、こちらも2つのパターンのキャプ画像を示します。
明らかに2つのサイトが似ていることが分かると思います。この冒頭部に続いてはいずれのサイトでもNewsという項目が出てきます。まずここで検証しているFOGEEのサイトからのキャプを示します。
この検証は2021年12月中旬に書いているのですが上のキャプに見えるように最新のニュースは2021年9月1日付の「社名変更に関するお知らせ」となっています。さらに上のキャプの一番下にFacebook、Twitter、Youtubeのアイコンが見えており、FOGEEのサイトのSNSアカウントへのリンクになっているように見えますが、実際にはこれらのアイコンはリンクになっておらず、クリックしてもどこにも繋がりません。
一方で外貨exのサイトのNewsの項目についても比較の為に以下にキャプを示します。
最新の投稿は2021年11月4日になっています。そしてこちらにもキャプの一番下にTwitterとYoutubeのアイコンがありますがFOGEEのサイトにあったFacebookのアイコンはありません。そしてTwitter、Youtubeのアイコンは以下のアカウントへのリンクになっています。
Twitter:外貨ex byGMO (https://twitter.com/Gaikaex_byGMO)
Youtube:ファイスタTV / 外貨ex byGMO (https://www.youtube.com/c/financestadium)
さらに2つのサイトの比較を続けます。以下では「About」という項目を2つのサイトで比較する為に左右に並べています。左下がFOGEEのサイトからのキャプ、右下が外貨exのサイトからのキャプです。
この部分でも2つのサイトは明らかに似ており、「選べる3つのサービス」「学べるコンテンツが盛りだくさん」という部分はイラストも文章も全く同じに見えます。しかし左上のFOGEEのサイトではGMOファイナンシャルホールディングスによるワイジェイFXのYahooグループからの買収が2021年9月27日に完了してヤフーのグループから離脱しているはずなのに2021年12月現在でもワイジェイFXのロゴが掲げられ、「ヤフーグループだから安心」と記されています。これは明らかにおかしいです。
さらに以下はサービス内容を説明する部分の比較です。ここでもまず左下がFOGEEのサイトからのキャプ画像、右下が外貨ex by GMOのサイトからのキャプ画像です。
2つのサイトからのキャプを比較すれば殆どコピーとしか思われないほどに似ていますがFOGEEのサイトにはここでもやはり「ヤフーグループが提供する」と書かれていてYahooの社会的信用を利用しようとしているように見えます。さらにFX取引の「外貨ex」とバイナリーオプション取引の「オプトレ!」は共通していてFOGEEのサイトにのみ「投資信託」という項目が加わっています。そしてここでもYahooが運営しているから信頼出来るという主張が繰り返されています。
さらに以下にはFOGEEの会社概要のページのキャプを示します。
商号がワイジェイFX株式会社(英語社名:FOGEE, Inc.) となっていますがワイジェイFXは既に買収されて「外貨ex by GMO」に変更されたことによって消滅したはずの商号です。また「ワイジェイFX株式会社」の英語社名が「FOGEE, Inc.」というのは有り得ないでしょう。株主構成も既に買収が完了しているはずなのに「ヤフー株式会社100%」になっています。
所在地は
>〒102-8223 東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー23階
設立は2003年9月1日となっています。
比較の為に外貨ex by GMOの会社概要のキャプも以下に示します。
所在地、設立年月日、資本金などの情報はFOGEEの会社情報と同じです。しかし株主構成は「ヤフー株式会社100%」から「GMOファイナンシャルホールディングス株式会社100%になっています。既にGMOファイナンシャルホールディングスによる買収は完了しているのですからFOGEEの会社情報は明らかに間違っているあるいは古い情報が書き換えられていないということになると思われます。
次に脚注部分の記述のキャプを示します。比較の為に外貨ex by GMOのサイトの脚注のキャプも示します。
FOGEEのサイトにも金融商品取引業者の登録番号が記されていますが、その登録番号、「関東財務局長(金商)第271号」は外貨ex by GMOの登録番号と同じです。金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストを確認するとこの「関東財務局長(金商)第271号」という登録番号が割り当てられているのは言うまでもなく「外貨ex byGMO株式会社」であって「ワイジェイFX株式会社」とか「FOGEE」ではありません。
それからFOGEEのサイトの会社概要には設立が2003年9月1日となっていることを指摘しましたが以下に示したFOGEEのサイトのWho Is 情報を見るとサイトの登録・開設日 (Creation Date) は2021年10月6日となっています。
つまりこのサイトはこの検証を書いている2021年12月中旬時点でまだ2ヶ月余りしか経過していない非常に新しいサイトです。ちなみに外貨ex by GMOのサイトには以下のキャプに示した警告が出ています。
>最近、当社ホームページの画像やページ構成等を流用し、あたかも当社ホームページであると誤認するようなサイトが確認されております。
>当社においても調査および対策を実施しておりますが、お客さまにおかれましても、不審なサイトでのお手続き等をされないよう十分ご注意くださいますようお願いいたします。
偽サイトに対する警告なのですが警告の日付は2021年10月6日となっています。これは上で示したFOGEEのサイトのWho Is 情報にあったサイトの登録・開設日と全く同じです。サイトが開設された当日に警告が出るとは思われませんからこの警告はここで検証しているFOGEEのサイトへの対処として出されたものではなく、おそらくFOGEEのサイトよりも以前に開設された別の偽サイトに対して出されたものではないかと思われます。
改めて結論するまでもなく、ここで検証したFOGEEのサイトはあらゆる点からみて日本のFX業者の名前を語った偽サイトと考えざるを得ません。同じIPアドレス上にヤマトグローバルリミテッド (https://www.yamato-global.com/) など既に被害報告が出ているサイトが存在しているといった状況から非常に危険な詐欺グループによる特に日本人を標的にした詐欺目的のサイトとしか思われません。このサイトについて勧誘されたとか被害を受けたといった報告はまだ確認されていませんが、勧誘を受けても絶対に応じるべきではありません。またこうした日本のFX業者の偽サイトが続々と立ち上がってくる可能性は高いです。警戒が必要です。
●Excellent Revenue Limited (エクセレントリベニューリミテッド https://erlfx.com/index21.html)
●Excellent Revenue Limited (エクセレントリベニューリミテッド https://excellent-uk.com/index21.html)
●Excellent Revenue Limited (エクセレントリベニューリミテッド https://erlbank.com/index21.html)
●Excellent Revenue Limited (エクセレントリベニューリミテッド https://erlforex.com/index21.html)
同じ名称でサイトの見かけも互いに殆ど区別できないほど似ている4つのサイトをまとめて検証します。最初の2つのサイト、エクセレントリベニューリミテッド (https://erlfx.com/index21.html) とエクセレントリベニューリミテッド (https://excellent-uk.com/index21.html) は上で検証したFOGEE (http://fogee.online/index.html) と同様に「検証40」で検証したヤマトグローバルリミテッド (https://www.yamato-global.com/) などのサイトと同じIPアドレス上にあることで見つかってきたサイトです。一方で3番目、4番目のサイトは画像検索で見つかってきたサイトです。そしてこれらのサイトは同じIPアドレス上にあるヤマトグローバルリミテッドなどのサイトと極めてよく似ています。まず4つのサイトのサイト冒頭部のキャプ画像を以下に表題と同じ順で示します。
4つのサイトはこの冒頭部を見る限り全く区別出来ません。表示言語の選択肢はいずれも中国語、英語、日本語の3つになっています。そして背景画像は異なりますがこのサイト冒頭部は「検証40」で検証した同じIPアドレス上にある一連のサイトと似ている部分が認められます。例えば以下はFOGEEリミテッド (https://www.fogee.net/index21.html) のサイトの冒頭部のキャプの再掲ですがメニューバーの項目とその並び、3つの表示言語の選択肢を示すプルダウンメニュー、キャプの右端に見えるチャットへのリンクなど背景画像以外の部分は明らかに似ていることが分かると思います。
さらにこの冒頭部に続いては「会社の紹介」と題してサイトの特長をまとめて説明する部分が出てきますが、この部分についても4つのエクセレントリベニューリミテッドのサイトのキャプを表題と同じ順で示します。
この部分でも4つのサイトは全く互いに区別出来ません。さらに「検証40」で検証した同じIPアドレス上にある一連のサイトとも非常によく似ています。以下にはFOGEEリミテッド (https://www.fogee.net/index21.html) の相当部分のキャプを再掲しますがここで検証している4つのエクセレントリベニューリミテッドのサイトと全く同じに見えます。
さらにこの部分に続く「顧客サービス」と題されている部分についても4つのエクセレントリベニューリミテッドのサイトのキャプを表題と同じ順で示します。
この部分でも4つのエクセレントリベニューリミテッドのサイトは互いに全く区別出来ません。またこの部分でも以下に再掲したFOGEEリミテッド (https://www.fogee.net/index21.html) の相当部分のキャプと比較して全く区別出来ません。
要するに最初に書いたようにこれら4つのエクセレントリベニューリミテッドのサイトは互いに全く同じに見えますし、「検証40」で検証した一連のサイトとも非常によく似ています。URLアドレスだけ変更した極めてよく似たサイトが量産されているとなるとそれは詐欺目的としか思われません。
次に連絡先情報を探しましたが4つのサイトのいずれにも連絡先情報は全く見当たりません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報を確認すると全てのサイトではありませんが登録者に関する断片的に情報が記されていることが分かりました。まず表題3番目のエクセレントリベニューリミテッド (https://erlbank.com/index21.html) のWho Is 情報を以下に示します。
黄色の枠で囲った部分にあるサイトの登録・開設日は2021年11月10日となっています。この検証を書いている2021年12月中旬の時点でちょうど1ヶ月ほどしか経過していない非常に新しいサイトということになります。そして赤枠で囲った部分にある登録者の情報を見ると所在地のみTianjin, CNと記されています。これは中国の天津市の意味と思われます。
次に表題2番目のエクセレントリベニューリミテッド (https://excellent-uk.com/index21.html) のサイトのWho Is 情報を以下に示します。
まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2021年7月28日となっています。そして赤枠で囲った部分に登録者に関する情報が記されています。記載内容を整理して以下にまとめます。
登録者名: EXCELLENT
登録者所属: EXCELLENT REVENUE LIMITED
登録者住所: Unit G25 Waterfront Studios, 1 Dock Road, London, United Kingdom, E16 1AH
登録者電話番号: +852.5588448
登録者メール: hujinsuo@protonmail.com
まず電話番号は[+852] という香港の国番号から始まっています。ところが住所はイギリスのロンドンになっています。電話番号と住所が矛盾しているのです。
他の2つのサイトについてはキャプを省略しますが、4つのエクセレントリベニューリミテッドのサイトのWho Is 情報からサイトの登録・開設日と登録者の所在に関する情報を以下にまとめます。
URLアドレス サイトの登録・開設日 登録者住所
erlfx.com 2021年10月14日 記載なし
excellent-uk.com 2021年7月28日 イギリス・ロンドン
erlbank.com 2021年11月10日 中国・天津
erlforex.com 2021年11月10日 中国・天津
サイトが明らかに互いに酷似しているのに中国・天津が所在地となっている場合とイギリス・ロンドンが所在地となっている場合が混在していることになります。ともかくイギリスを所在地としている場合があるので例によってイギリスの法人登録を探してみると以下に示したエクセレントリベニューリミテッドのものと思われる法人登録が見つかってきました。
法人登録の日付は2021年7月13日となっており、Who Is 情報にイギリスの住所が記されていたエクセレントリベニューリミテッド (https://excellent-uk.com/index21.html) のサイトの登録・開設日である2021年7月28日と2週間ほどしかずれていません。
さらにこの法人登録上の住所は以下のようになっています。
>291 Brighton Road, South Croydon, Surrey, CR2 6EQ
この住所はエクセレントリベニューリミテッド (https://excellent-uk.com/index21.html) のWho Is 情報に記されていた住所ではありませんが法人登録の「Filling history」のページを見ると以下のキャプに示したように2021年10月1日付で住所が変更されていることが判明しました。
旧住所: Unit G25 Waterfront Studios 1 Dock Road, London E16 1AH United Kingdom
新住所: 291 Brighton Road South Croydon Surrey CR2 6EQ
この旧住所がエクセレントリベニューリミテッド (https://excellent-uk.com/index21.html) のWho Is 情報に記されていた住所と一致します。さらにこれら新旧の住所は「検証13」以降で検証してきた一連の中国系の詐欺サイトの検証で非常に頻繁に登場している住所です。
まず旧住所 (Unit G25 Waterfront Studios 1 Dock Road, London E16 1AH United Kingdom) ですが以下のサイトの検証でこの住所がサイトに記載の住所あるいは法人登録上の住所となっています。
「検証13」ゴールド エイト サービシーズおよびXHFXマーケット
「検証14」オールブライトファイナンシャルおよびDarkasマーケッツリミテッド
「検証15」ユナイテッドインターナショナルフォレインインベストメントセンターリミテッド
「検証16」ビクトリーファルコンサービスリミテッド
「検証18」UKフュージョン・インターナショナル、BtcethインベストメントリミテッドおよびビットリンクFXインターナショナルリミテッド
「検証19」ア・グランス・グループ、IATFXWELSHIサービシーズおよびBMIマーケッツ
「検証20」KSGリミテッドとDingsheng
「検証21」Odinサービスグループ
「検証22」イーストセンチュリーグループリミテッド、MARVALLE 3THグループリミテッド、ONDERSONおよびクリアリングファルコン
「検証23」センターフォーカスガイドグローバルリミテッド、Antsテクノロジーデベロップメントリミテッド、ゼロリファイングループリミテッド、リードディアカンパニーリミテッドおよびJUNE BOWESデベロップメントグループリミテッド
「検証24」ミリオンhui FXリミテッド
「検証27」アルトマンファイナンインベストメント
「検証29」Ueeインターナショナルリミテッド
「検証30」アクトゴールドリミテッドとVPマーケッツグローバルリミテッド
「検証31」FTFゴールドグローバル、PKGグローバル、BOPグローバルおよびMWHマーケッツリミテッド
「検証32」TIXインベストメントマネージメントリミテッドおよびJIAXINGインターナショナルリミテッド
「検証34」FUNRATS ウエルスリミテッドおよびLEBWAYウエルスリミテッド
「検証35」セレクトグローバル、トレジャーリーフグループリミテッド
「検証39」HNDグローバルリミテッド、ITEグローバルリミテッド、RTSゴールドグローバルリミテッド、SODグローバルリミテッド、インダスゴールドマーケッツリミテッド、YLLグローバルインベスティングリミテッド、BSVグローバルインベスティングリミテッド、KBLグローバル インベスティングリミテッド、FFFAグローバルインベスティングリミテッド、HANグローバルインベスティングリミテッド、TUFマーケッツリミテッド、KBLグローバル インベスティングリミテッド、FFFAグローバルインベスティングリミテッド、HANグローバルインベスティングリミテッド、TUFマーケッツリミテッドおよびパワーファンクションキャピタルリミテッド
「検証40」FOGEEリミテッド (https://www.fogee.net/index21.html)
これだけのFX業者が部屋番号まで同じ住所に共存しているとは思えませんからこれはまず間違いなくオフショア会社などを利用した架空住所でしょう。
一方の新住所 (291 Brighton Road South Croydon Surrey CR2 6EQ) は以下のサイトで法人登録上の住所になっています。
「検証20」 FOYAインベストメントリミテッド → 法人登録
「検証22」 MARVALLE 3THグループリミテッド → 法人登録、ONDERSON → 法人登録
「検証23」 Bairradaインターナショナルリミテッド → 法人登録、JUNE BOWESデベロップメントグループリミテッド → 法人登録
「検証25」 FOGEE → 法人登録 (「検証40」で検証している11個のFOGEEのサイトとも共有)、NODEキャピタルグループ → 法人登録
「検証31」 WSL FX ユニオンリミテッド → 法人登録、POGグローバルリミテッド → 法人登録、ADGマーケッツリミテッド → 法人登録、KOPEグローバルリミテッド → 法人登録
「検証37」 Gotlonインベストメントリミテッド → 法人登録
「検証39」 HNDグローバルリミテッド → 法人登録、ITEグローバルリミテッド → 法人登録、SODグローバルリミテッド → 法人登録、インダスゴールドマーケッツリミテッド → 法人登録、BSVグローバルインベスティングリミテッド → 法人登録、パワーファンクションキャピタルリミテッド → 法人登録
「検証40」 ダブルドリル → 法人登録、FULILAI カンパニーリミテッド → 法人登録
「検証41」 スーパー・キャピタル・マネジメント・リミテッド → 法人登録
「検証49」 ビッグアンクルリミテッド → 法人登録、DUXホールディンググループリミテッド → 法人登録、Qtマーケッツリミテッド → 法人登録
「検証54」 ローカスマーケットインターナショナルリミテッド → 法人登録
この住所についても「検証37」のGotlonインベストメントリミテッドの項目で説明してありますが架空住所の可能性が濃厚です。
さらにこのエクセレントリベニューリミテッド法人登録に戻って経営者情報のページを見ると以下に示す中国国籍、中国在住のWANG, Qiqiという人物が唯一の経営者として登録されています。
この法人の法人登録時の提出書類を見るとこのWANG, Qiqiという人物が例によって100%の株主となっており、信頼できるかどうかは極めて疑問ですが一応中国の住所が記されています。
>NO.46, QIANWANGZHUANG, DAFU VILLAGE, BANQIAOJI TOWN, MENGCHENG COUNTY, ANHUI, CHINA, 233500
この住所は漢字表記にすると中国の安徽省亳州市 (はくしゅう-し) 蒙城県 (もうじょう-けん) 板橋集鎮という地域の住所のようです。
サイトの登録・開設日と法人登録の日付がほぼ一致していること、一連の中国系と思われる詐欺サイトの検証で頻繁に登場している住所がこの法人登録でも登場しているということからこのエクセレントリベニューリミテッド法人登録がここで検証しているエクセレントリベニューリミテッドのものであると考えてほぼ間違いないものと考えます。そしてイギリスの住所やイギリスの法人登録はおそらくダミーでエクセレントリベニューリミテッドの実質的な本拠はやはり中国にある可能性が高いと考えます。
この検証を書いている2021年12月中旬の時点ではこれら4つのエクセレントリベニューリミテッドでの投資を勧誘されたとか、出金出来なくなったといった証言は確認されていません。しかしこれらのサイトはやはり「検証13」以降で検証してきた一連の中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトと様々な共通点が認められます。またそもそも見かけが非常によく似た区別も難しいサイトが4つも存在しているという状況だけでこれらのサイトは全く信用出来ないサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資を持ち掛けられても決して応じるべきではないと結論します。