検証62

本ページで検証するサイトはいずれも金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストに該当が見つかりません。日本居住者に対して勧誘が行われれば違法な無登録業者ということになります。尚、本ページで検証しているサイトは「検証49」「検証68」「検証73」で検証しているサイトと明らかに似ており、同じグループが同じテンプレートから量産したサイトの可能性が高いです。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証13」「検証14」「検証15」「検証16」「検証17」「検証18」「検証19」「検証20」「検証21」「検証22」「検証23」「検証24」「検証25」「検証26」「検証27」「検証28」「検証29」「検証30」「検証31」「検証32」「検証33」「検証34」「検証35」「検証36」「検証37」「検証38」「検証39」「検証40」「検証41」「検証42」「検証43」「検証44」「検証45」「検証46」「検証47」「検証48」「検証49」「検証50」「検証51」「検証52」「検証53」「検証54」「検証55」「検証56」「検証57」「検証58」「検証59」「検証60」「検証61に続いて中国系の詐欺グループによる可能性があるサイトについての検証50ページ目です。「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証13」の冒頭を参照してください。このページで検証するのは以下のサイトです。


●Decode Global Ltd (デコードグローバルリミテッド https://www.decodeefx.com/jap/index)

●BACFX (https://www.bacapitalfx.com/jap/index)

●Tradingweb (トレーディングウェブ https://www.tradingwebpro.com/jap/index)

●GMW LTD (GMWリミテッド https://www.gmw-limited.com/jp)

●IG GLOBAL LIMITED (IGグローバルリミテッド https://igglobal.co/jap/index)

●Amtop Markets Ltd (Amtopマーケッツリミテッド http://jinhuifx.online/index2.html)

●VastSceneryCourtGroup (ヴァーストシーナリィコートグループ http://www.vastscenery.com/jap/index)

●Hewedal LNG (https://www.tradingwebfox.com/jap/index)

●Hota Coinbase Ltd (Hotaコインベースリミテッド http://www.coinbaseglobal.net/index3.html)

●FREEDOM FX (フリーダムFX https://www.freedom-fxpro.com/index3.html)

●SBITRADEFX LTD (SBIトレードFXリミテッド https://www.sbitradefx.com/jap/index)

●CTRL FX (http://www.ctrl-fx.com/index3.html)

●Go Markets Pty limited (ゴーマーケッツプロパティリミテッド https://www.whexmarketex.com/jap/index)

●wealthfgald (http://wealthfgald.com/)

●Gula Capital Limited (Gulaキャピタルリミテッド https://www.gulaltd.com/jap/index)

●CONCEPT LTD Trade MT5 (コンセプトリミテッド トレードMT5 https://newconcept-fx.com/index3.html)

●Reputation Capital (レピュテーションキャピタル https://www.meifu-financial.com/jap/index)

●Global Market Index Limited (グローバルマーケットインデックスリミテッド https://www.gmited.com/jap/index)


まず以下の8個のサイトをまとめて検証します。

●Decode Global Ltd (デコードグローバルリミテッド https://www.decodeefx.com/jap/index)

●BACFX (https://www.bacapitalfx.com/jap/index)

●Tradingweb (トレーディングウェブ https://www.tradingwebpro.com/jap/index)

●GMW LTD (GMWリミテッド https://www.gmw-limited.com/jp)

●IG GLOBAL LIMITED (IGグローバルリミテッド https://igglobal.co/jap/index)

●Amtop Markets Ltd (Amtopマーケッツリミテッド http://jinhuifx.online/index2.html)

●VastSceneryCourtGroup (ヴァーストシーナリィコートグループ http://www.vastscenery.com/jap/index)

●Hewedal LNG (https://www.tradingwebfox.com/jap/index)

最初の2つのサイト、デコードグローバルリミテッドとBACFX、はYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外のサイトは画像検索で見つかってきたサイトです。その後、表題3番目のトレーディングウェブに関すると思われる質問がやはりYahoo知恵袋に出てきました。まずYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2022年12月5日投稿 (デコードグローバルリミテッドに関する投稿)

2022年12月6日投稿 (BACFXに関する投稿)

これら2つの質問投稿は同じ投稿者によるものでいずれもどういう経緯で質問しているのか何の説明もなく、正規のサイトか?信頼しても大丈夫か?というだけの質問になっていてURLアドレスが示されています。

2022年12月17日 (トレーディングウェブに関する投稿)

この質問もなぜこの質問をしているのか説明がなく、サイトを知っているかというだけの質問になっています。

しかしこうした質問が出てくるということは日本人に対してこれらのサイトでの投資を誰かが勧誘している可能性が高いことを示しているように思われます。とにかくこれらの質問で取り上げられているサイトの冒頭部のキャプを以下に示します。

▼デコードグローバルリミテッド (https://www.decodeefx.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼BACFX (https://www.bacapitalfx.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語]

▼トレーディングウェブ (https://www.tradingwebpro.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼GMWリミテッド (https://www.gmw-limited.com/jp) [表示言語:英語、香港語、日本語、マレー語、ポルトガル語、ベトナム語、タイ語]

▼IGグローバルリミテッド (https://igglobal.co/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼Amtopマーケッツリミテッド (http://jinhuifx.online/index2.html) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼ヴァーストシーナリィコートグループ (http://www.vastscenery.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼Hewedal LNG (https://www.tradingwebfox.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

これら8つのサイトはこの冒頭部において互いに非常によく似ていることが分かります。さらにこれらのサイトの冒頭部は「検証49」で検証したQewoldCoLtd (Qewoldカンパニーリミテッド https://qewoldcoltd.com/jap/index) など29個のサイトともかなり似ているようです。以下にQewoldカンパニーリミテッドのサイト冒頭部のキャプ画像を比較の為に再掲します。

背景になっている動画が少し変わっていますが、テキスト部分は全く同じですし、言語選択メニューの形式も選択可能な表示言語の選択肢なども非常によく似ています。

さらに以下の2つのキャプ画像は「検証49」で検証したQtマーケッツリミテッド (http://qt-markets.com/jap/index) のキャプですが左下は2022年8月下旬に取得、右下がこの検証を書く為に2022年12月下旬に取得した画像です。

背景画像が無地に近い、本項で検証している8つのサイトと同じ背景画像に変更されているようです。

さらに本項で検証対象とする8つのサイトはこの冒頭部以降の部分でも互いに非常によく似ていますし、「検証49」で検証したQewoldカンパニーリミテッドなどのサイトとも酷似しています。以下では冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を3項目にまとめて説明する部分のキャプを比較します。まず最初の4つのサイトについて表題と同じ順、デコードグローバルリミテッド → BACFX → トレーディングウェブ → GMWリミテッド、でキャプを示します。

同様に表題5~8番目のサイトについても表題と同じ順、IGグローバルリミテッド → Amtopマーケッツリミテッド → ヴァーストシーナリィコートグループ → Hewedal LNG、で同じ部分のキャプを示します。

さらに以下には「検証49」で検証したQewoldCoLtd (Qewoldカンパニーリミテッド https://qewoldcoltd.com/jap/index) のサイトの相当部分のキャプを比較の為に示します。

この部分でも本項で検証している8つのサイトは互いに酷似していますし、「検証49」で検証したQewoldカンパニーリミテッド https://qewoldcoltd.com/jap/index) などのサイトとも非常によく似ていることが分かります。そして同様のことを「検証49」でも指摘しましたが、3つの特長の第一項の文章にはおかしな部分があります。例えばデコードグローバルリミテッドのサイトの第一項の部分の文章について日本語版と英語版のキャプを以下に示します。

▼日本語版

>競争力のあるハンディキャップとダイナミックな可変融資レバレッジにより、お客様の取引収入を最大化することができます。トレーダーがなぜトゥールーズ・インターナショナルを選ぶのか?

英語版

>Competitive handicap and dynamic variable financing leverage allow you to maximize your trading income. Why do traders choose Decode Global Ltd?


日本語版の太字で強調した文章、「なぜトゥールーズ・インターナショナルを選ぶのか?」となっているのですが「トゥールーズ・インターナショナル」の部分の意味が分かりません。そこで英語版を見ると「トゥールーズ・インターナショナル」ではなく、サイト名に一致する「Decode Global Ltd」となっています。これはデコードグローバルリミテッドのサイトに限ったことではなく、本項で検証している8つのサイトに共通して日本語版では本来は各サイトのサイト名が記されているべきと思われる部分が「トゥールーズ・インターナショナル」になっている一方で英語版ではきちんとそれぞれのサイト名になっているのです。

どうやらこれらのサイトは「トゥールーズ・インターナショナル」というサイトがかつては存在していてそのサイトをテンプレートにコピペでこれらのサイトを量産した際に日本語版での修正を忘れた結果ではないかと思われるのです。そしてこれと同じ修正忘れ、間違いは「検証49」で検証した多くのサイトでも確認されています。

さらに同様の修正忘れと思われる部分は他にも見つかります。以下はデコードグローバルリミテッドのサイトの6項目の特長を説明している部分のキャプです。

この部分も「検証49」で検証したQewoldカンパニーリミテッド https://qewoldcoltd.com/jap/index) などのサイトとも非常によく似ています。以下には比較の為にQewoldカンパニーリミテッドの相当部分のキャプを再掲します。

そして「検証49」でも同様の指摘しましたが、本項で検証対象としている8つのサイトについてもこの部分にはおかしな点が幾つかあります。例えば以下にはデコードグローバルリミテッドのサイトの6つの特長を説明している部分の左上、第1項の説明文、日本語版と英語版を示します。

記されている文章を以下に書き出します。

▼日本語版

Decode Global Ltdの本社は香港に設立されており、その子会社は米国金融犯罪執行局MSBの監督下にあり、米国NFAにも登録されています。その厳しい監査と監督を受け入れます。

▼英語版

The headquarters of Decode Global Ltd is established in London, and its subsidiaries are under the supervision of the US Financial Crimes Enforcement Bureau MSB, and are also registered in the US NFA. Accept its strict audit and supervision.

日本語版と英語版を比べてみると記述内容に食い違いがあります。すなわち日本語版では「本社は香港」と記されているのに英語版では「The headquarters of Decode Global Ltd is established in London」つまり本社はロンドンにあるとなっているのです。

さらに以下は同じデコードグローバルリミテッドのサイトの6つの特長の説明の右上、「お客様にフォーカスする」という項目の日本語版と英語版の比較です。

この項目、英語版ではデコードグローバルリミテッドではお客様の資金量によって差別を受けることはないという説明なのですが、日本語版ではサイト名がデコードグローバルリミテッドなのに

>トゥーラン・インターナショナルでは

という文章になっています。これは明らかにおかしいです。この点については「検証49」で検証したサイトでも日本語版と英語版で同じ食い違いがあることを指摘しましたが、おそらくは「トゥーラン・インターナショナル」という名称のサイトがかつては存在していてそのサイトをテンプレートにコピペでこれらのサイトを作った際に日本語版のみ修正を忘れてこういうおかしなことになっているのではないかと思われます。

同様の誤りと思われるものが6つの特長の説明の中、下段中央の「透明性と公平性」という項目の中にもあります。やはりデコードグローバルリミテッドのサイトの日本語版と英語版のキャプを比較します。

右上に示した英語版では文章が

>At Decode Global Ltd,

から始まっていてサイト名 (デコードグローバルリミテッド) と一致しているのですが日本語版ではこの部分が

>トゥールーズ・インターナショナルでは

となっています。これもおそらくかつてはトゥールーズ・インターナショナルというサイトが存在していてその文章をそのままコピーして修正しなかった為に生じた間違いではないかと思われます。そして「トゥーラン・インターナショナル」「トゥールーズ・インターナショナル」というサイト名とは異なる記述はデコードグローバルリミテッドのサイトの場合のみでなく、本項で検証している8つのサイトの全てに存在します。

それから以下はデコードグローバルリミテッドの取引対象を説明している部分のキャプ画像です。これと極めてよく似た部分は本項で検証している8つのサイトの全て、さらに「検証49で検証したQewoldCoLtd (Qewoldカンパニーリミテッド https://qewoldcoltd.com/jap/index) などのサイトにも存在します。

「検証49」でも指摘しましたがまずこの部分で気になるのは「直接」とか「通貨」という部分が日本語ではないと思われる活字になっていることです。少なくとも「通货」という部分は中国語の簡体字になっているようです。中国語の活字が使われているということはやはりこれらのサイトを立ち上げているのは中国系のグループであることを示唆するように思われます。

さらに株式も取引できるということを説明しているのだと思われますが、アメリカの株式市場で取引されているAlphabet、Micorsoft、facebook、Appleの4銘柄についてロゴやTicker (注文時に使う略称) などが並んで示されていますが、この内、フェイスブック社は2021年10月28日付で社名をMeta Platforms (メタ・プラットフォームズ) に変更していてTickerもMETAに変更されています。しかしこの検証を書いている2022年12月下旬現在、社名変更から1年以上経過してもここに見える株価情報では社名変更、Ticker変更が反映されておらず、社名が「Facebook. Inc」、Tickerも社名が変更される前のTickerであるFBと書いてあるのです。こうした直ぐに更新されていて当然の情報が1年以上も更新されていないというのは異様でしょう。こうした細かい点からもこれらのサイトが金融の専門家によって運営されているサイトかどうか、実際にアメリカ株などが取引可能なのか極めて疑問と考えざるを得ません。

ここまで8つのサイトを相互比較してきましたが、トップページでは8つのサイトは互いに非常によく似ていてサイト名の部分が変わっているぐらいです。しかし調べてみると登録画面については8つのサイトの中に他のサイトとかなり異なるものがあることが分かりました。なぜか表題6番目のAmtopマーケッツリミテッド (http://jinhuifx.online/index2.html) は登録画面が出てこないので残りの7つのサイトについて登録画面を示していきます。

▼デコードグローバルリミテッド (https://trader.decodeefx.com/reg/real)

この口座開設画面は本サイトで検証している他の幾つかのサイトの口座開設画面と明らかに似ています。例えば以下には「検証61」で検証しているXMグローバルリミテッド (https://www.xmusa.net/jp) の口座開設画面のキャプを再掲しますが上に示したデコードグローバルリミテッドの口座開設画面と酷似しているのが分かると思います。

他にも以下のようなサイトで極めてよく似た口座開設画面が確認されています。

「検証27」 SMK (https://www.radiantfex.com/Jp)

「検証61」 XMグローバルリミテッド (https://www.xmusafx.com/jp)

「検証68」 XMマーケットリミテッド (https://www.xmmarketlimited.com/)

「検証78」 グレースケールフォレックス (https://grayfxcenter.com/)

これらのサイトは組織的に繋がっている可能性が濃厚と考えます。

これら2つのサイトの登録画面は以下に示す5つのサイトの登録画面とはかなり異なります。

▼トレーディングウェブ (https://user.tradingwebpro.com/register/fast)

▼IGグローバルリミテッド (https://user.igglobal.co/register/fast?lang=en)

▼ヴァーストシーナリィコートグループ (https://user.vastscenery.com/register/fast)

トレーディングウェブGMWリミテッド、IGグローバルリミテッド、ヴァーストシーナリィコートグループ、Hewedal LNGの5つのサイトの登録画面は互いに似ています。さらにこれら5つのサイトの登録画面、特に登録希望者の画像を貼り付ける欄のあるトレーディングウェブ、GMWリミテッド、IGグローバルリミテッドの3つのサイトの登録画面はこれまで検証してきた幾つかのサイトの登録画面とも似ているようです。例えば以下には比較の為に「検証60」で検証したカウトレーディングウエルスリミテッド (https://www.cowtradingvip.com/jp) の口座開設画面のキャプ画像を示しますがかなり似ていることが分かると思います。

尚、これと非常によく似た口座開設画面は以下のサイトでも確認されています。

「検証27」 gsfx (https://kraewd.com/en)

「検証27」 AUSグローバルリミテッド (https://ausglobald.com/)

「検証27」 Auricマーケッツリミテッド (https://auricvip.com/jap)

「検証33」 SHUN YUENリミテッド (http://shunyuenltd.com/jp)

「検証33」 WMグローバルフォレックスリミテッド (https://www.tradingpointuk.com/jp

「検証34」 Kwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/)

「検証42」 ビッグアンクルリミテッド (https://www.biggloballtd.com/ja.html

「検証46」 Allinキャピタルマーケットリミテッド (https://www.allinltd.com/index2)

「検証48」 ETHERマクロキャピタルリミテッド (https://ethermacrocapital.com/)

「検証48」 Starekcoリミテッド (https://www.starekco.com/jp)

「検証48」 ビッグアンクルリミテッド (https://biggloballimited.com/jp)

「検証48」 Carrod セキュリティーズカンパニーリミテッド (https://carrodsecurities-ltd.com/jp)

「検証60」 Xinkeリミテッド (https://xinkelimited.com/jp)

「検証60」 Huixinリミテッド (https://www.huixinlimited.com/jp

「検証60」 カウトレーディングウエルスリミテッド (https://www.cowtradingvip.com/jp)

「検証61」 Arakaフィンテックリミテッド (https://arakaltd.com/jp)

「検証61」 リライアンスキャピタルマーケッツリミテッド (https://reliancecapitalltd.com/jp)

「検証61」 Ludaマーケッツリミテッド (https://www.ludamarkets.com/jp)

「検証63」 LANLASAKI (https://www.lanlasaki.com/)

「検証63」 FUCIIリミテッド (https://fucsfx.com/zh-hk/)

「検証66」 FTIコーポレーションズ グローバル (https://www.fticorporationsglobal.com/jp)

「検証66」 ARLTインベストメン トリミテッド (https://www.arltinvestmentltd.com/)

「検証68」 外為ファイネスト (https://www.gaitamefinestltd.com/)

「検証68」 RHトレード (https://rhtradefx.com/jap/index)

「検証68」 Kaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index)

「検証68」 Tongliウェルスインコーポレーション (https://www.tongliwealth.com/jap/index)

「検証68」 BLOOMSマーケッツリミテッド (https://www.blmforex.com/jap/index)

「検証70」 YIDUGJ グローバルリミテッド (https://www.yidugj.com/)

「検証75」 Weastarグローバルマーケッツリミテッド (https://weastartop.com/jp/)

「検証78」 Lioppa グローバルマーケットリミテッド (https://www.lioppafx.com/)

「検証79」 DASANGJ (https://www.dasangj.com/jp

さらに以下で検証しているコンセプトリミテッド トレードMT5 (https://newconcept-fx.com/index3.html) というサイトの口座開設画面も非常によく似ていて同じテンプレートを使ったものと思われます。

これらのサイトは組織的に繋がっている可能性が充分に考えられるように思われます。


次に各サイトで連絡先情報を探してみました。しかし開示されている情報は殆どありません。サイトの特長を説明している部分に本社が香港にあるとかイギリス・ロンドンにあるといった記述があることは既に示しましたが具体的な住所とか電話番号は示されていません。本項で検証している8つのサイトのいずれの場合も脚注部分にメールアドレスが記されているだけのようです。例えば以下はデコードグローバルリミテッドのメールアドレスが示されている部分のキャプです。

記されているメールアドレスを以下にまとめます。

サイト名 メールアドレス

デコードグローバルリミテッド: info@decode-fx.com

BACFX: support@dhgfx.com

トレーディングウェブ: info@tradingwebpro.com

GMWリミテッド: support@gmw-limited.com

IGグローバルリミテッド: service@igglobal.ntesmail.com

Amtopマーケッツリミテッド: info@amtoppd.com

ヴァーストシーナリィコートグループ: info@vastscenery.com

Hewedal LNG: info@tradingwebfox.com


連絡先情報がこれだけでは話にならないので例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報はほぼ何も開示されていません。唯一、最後のHewedal LNGのサイト (https://www.tradingwebfox.com/jap/index)場合のみ登録者の所在地に関して断片的な情報が示されていたので以下にWho Is 情報のキャプを示します。

まず黄色の枠で囲った部分を見るとサイトの登録・開設日が2022年11月16日となっていて非常に新しいことが分かります。この検証は2022年12月下旬に書いているのでサイトの開設から1ヶ月を経過したばかりです。そして赤枠で囲った部分に登録者に関する情報が示されているのですが殆どの項目が非開示となっていて分かるのは所在地が中国・香港であるということだけです。

これ以外の7つのサイトについては登録者に関する情報が皆無なのでサイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 登録・開設日

デコードグローバルリミテッド: 2022年11月4日

BACFX: 2022年10月16日

トレーディングウェブ: 2022年11月22日

GMWリミテッド: 2022年10月26

IGグローバルリミテッド: 2022年10月27日

Amtopマーケッツリミテッド: 2022年6月6日

ヴァーストシーナリィコートグループ: 2022年9月6日

Hewedal LNG: 2022年11月16日


Amtopマーケッツリミテッド (http://jinhuifx.online/index2.html) だけは開設から半年以上経過していますが、それ以外のサイトは開設から1、2ヶ月程度というケースが多いです。短期間に大量にサイトが立ち上げられて使い捨てにされていることが示唆されます。実際問題、画像検索で引っかかってきた同じテンプレート由来と思われるサイトが検索で見つかってきた時点で閉鎖されていた、あるいはこの検証を準備している内に閉鎖されたという事例も確認されています。例えば以下の2つのサイトは本項での検証対象にするつもりだったのですが、サイト冒頭部のキャプを取得した後に何の告知もなく閉鎖されているサイトです。

▼IG GLOBAL LIMITED (IGグローバルリミテッド https://www.ig-mt5.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼Amtop Markets Ltd (Amtopマーケッツリミテッド https://amtopltd.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

また「検証49」で検証した明らかに同じテンプレートから同じグループによって立ち上げられたと思われる一連のサイトも大半がこの検証を書いている時点で何の告知もなく閉鎖されています。

改めて結論するまでもなく、これらのサイトは信頼出来るとは思えません。そもそもこれだけ多数の明らかにコピペで量産されたサイトが存在することだけで異常ですし、情報開示は極めて不適切、金融ライセンスも一切確認出来ません。そして何の告知もなく突然閉鎖される可能性があるとなれば取引は危険としか思われません。これらのサイトでの投資はオススメ出来ません。

※付記

以下は本項で検証したDecode Global Ltd (デコードグローバルリミテッド https://www.decodeefx.com/jap/index) のロゴの拡大です。

「Decode Global」を検索していて気が付きましたが、「Decode Global」という名称でロゴも酷似しているサイトが2つ見つかってきました。それぞれのロゴの拡大図を示します。

▼Decode Global (デコードグローバル https://en.decodefx.com/) → 左下のロゴ

▼Decode G;onal (デコードグローバル https://decode-group.com/index.html) → 右下のロゴ

いずれのサイトのロゴも本項で検証したデコードグローバルリミテッド (https://www.decodeefx.com/jap/index) のロゴと一致しているようです。しかしロゴ以外の部分は全く似ていません。以下には見つかってきた2つのデコードグローバルのサイト冒頭のキャプを示します。

▼Decode Global (デコードグローバル https://en.decodefx.com/)

▼Decode G;onal (デコードグローバル https://decode-group.com/index.html

これら新たに見つかってきた2つのデコードグローバルのサイトはいずれも日本語対応していないことなどから詳しく調べる気にならないのですが、いずれもバヌアツの同じ住所を所在地とするなど共通点があります。本項で検証したデコードグローバルリミテッドのサイトとどういう関係なのかはよく分かりません。どれかが本物のサイトで他のサイトはロゴや名称を盗用した偽サイトということも考えられます。アクセス数が多いのはデコードグローバル (https://en.decodefx.com/) のようで1日当たりの独立訪問者数が2000人ほどあるようです。


●Hota Coinbase Ltd (Hotaコインベースリミテッド http://www.coinbaseglobal.net/index3.html)

●FREEDOM FX (フリーダムFX https://www.freedom-fxpro.com/index3.html)

●SBITRADEFX LTD (SBIトレードFXリミテッド https://www.sbitradefx.com/jap/index)

●CTRL FX (http://www.ctrl-fx.com/index3.html)

●Go Markets Pty limited (ゴーマーケッツプロパティリミテッド https://www.whexmarketex.com/jap/index)

●wealthfgald (http://wealthfgald.com/)

●Gula Capital Limited (Gulaキャピタルリミテッド https://www.gulaltd.com/jap/index)

●CONCEPT LTD Trade MT5 (コンセプトリミテッド トレードMT5 https://newconcept-fx.com/index3.html)

●Reputation Capital (レピュテーションキャピタル https://www.meifu-financial.com/jap/index)

●Global Market Index Limited (グローバルマーケットインデックスリミテッド https://www.gmited.com/jap/index)

最初のHotaコインベースリミテッドと2番目のフリーダムFXはYahoo知恵袋に被害者を含む複数の投稿者から質問が出てきたサイト、他の8つは画像検索で見つけてきたサイトでいずれも上で検証したデコードグローバルリミテッド (https://www.decodeefx.com/jap/index) 以下の8つのサイトや「検証49」で検証した一連のサイトと非常によく似ており、同じテンプレートから同じグループによって量産されたサイトと思われます。

まず最初のHotaコインベースリミテッド (http://www.coinbaseglobal.net/index3.html) に関してYahoo知恵袋に出てきた3件の質問投稿を引用します。

2023年3月16日投稿

SNSで知り合った自称・現在日本に住んでいる韓国人から勧誘されてHotaコインベースリミテッドでの投資を始めてしまったようです。入金は日本国内の日本人個人名義の口座を指定されたようで海外のサイトなのに国内のしかも個人名義の口座への入金を指示されたことに不審を感じたようです。そして当初は出金出来ていたようですし、勧誘役の指示に従って取引すれば数字の上では利益が出ていたものの資金の追加を勧められて躊躇しているという状況で質問しているようです。そして詳しい状況は分かりませんが結局は勧誘役と連絡が取れなくなり、詐欺が確定したとあります。

2023年3月23日投稿

株取引に関するメルマガから株式銘柄の診断とか市況開設を無料でしてくれるといった形で接触してきたアメリカ人っぽい名前を名乗る、日本語に違和感の人物からFX投資を勧められてFX6-Proというトレーディングアプリをダウンロードするように指示され、そのアプリからHotaコインベースリミテッドのサイトに誘導されたようです。

2023年4月3日投稿

この質問投稿では既に引用した3月16日付の投稿の文章を引用して自分も同じ状況に陥っていて既に1000万円も入金してしまったという状況のようです。

次に表題2番目のフリーダムFXに関してYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2023年2月19日投稿

詳しい状況は分かりませんが、マッチングサイトで知り合った人物 (外国人かどうかは情報なし) に勧誘されて入金してしまい、出金しようとしたら「保証金」を追加入金しないと出金出来ないと宣告されたようです。こうした意味の分からない名目で出金を拒否し、出金の条件として追加入金を要求してくるというのはまさに「検証13」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる手口と合致するように思われます。

とにかくこれらの質問投稿に出てきたHotaコインベースリミテッドおよびフリーダムFXというサイト、さらにHotaコインベースリミテッドのサイトからの画像検索で見つけてきた表題3番目以降のサイトについてもサイト冒頭部のキャプ画像を以下に順に示します。

▼Hotaコインベースリミテッド (http://www.coinbaseglobal.net/index3.html) [表示言語:日本語、英語、香港語]

フリーダムFX (https://www.freedom-fxpro.com/index3.html) [表示言語:英語、香港語、中国語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼SBIトレードFXリミテッド (https://www.sbitradefx.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼CTRL FX (http://www.ctrl-fx.com/index3.html) [表示言語:日本語、英語、香港語]

▼ゴーマーケッツプロパティリミテッド (https://www.whexmarketex.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼wealthfgald (http://wealthfgald.com/) [表示言語:日本語、英語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼Gulaキャピタルリミテッド (https://www.gulaltd.com) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼コンセプトリミテッド トレードMT5 (https://newconcept-fx.com/index3.html) [表示言語:英語、香港語、中国語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼レピュテーションキャピタル (https://www.meifu-financial.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

▼グローバルマーケットインデックスリミテッド (https://www.gmited.com/jap/index) [表示言語:英語、香港語、日本語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、韓国語、タイ語、ロシア語]

これら10個のサイトはこの冒頭部において互いに非常によく似ていることが分かります。さらにこれらのサイトの冒頭部は上で検証したデコードグローバルリミテッド (https://www.decodeefx.com/jap/index) 以下の8つのサイトや「検証49」で検証したQewoldカンパニーリミテッド (https://qewoldcoltd.com/jap/index) など29個のサイトともかなり似ているようです。以下にQewoldカンパニーリミテッドのサイト冒頭部のキャプ画像を比較の為に再掲します。

背景になっている動画が少し変わっていますが、テキスト部分は全く同じではない場合もあるようですがかなり似ており、言語選択メニューの形式も選択可能な表示言語の選択肢なども非常によく似ています。

さらにこれらのサイトはこの冒頭部に続く部分でも互いによく似ていますし、上で検証したデコードグローバルリミテッド (https://www.decodeefx.com/jap/index) 以下の8つのサイトや「検証49」で検証したQewoldカンパニーリミテッド (https://qewoldcoltd.com/jap/index) などのサイトとよく似ていす。以下では冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を3項目にまとめて説明している部分のキャプを比較します。まず最初の5つのサイトについて表題と同じ順、HotaコインベースリミテッドフリーダムFXSBIトレードFXリミテッドCTRL FX → ゴーマーケッツプロパティリミテッド という順でキャプを示します。

さらに同じ部分のキャプ画像を残りの5つのサイトについてやはり表題と同じ順、wealthfgald → Gulaキャピタルリミテッド → コンセプトリミテッド トレードMT5 → レピュテーションキャピタル → グローバルマーケットインデックスリミテッドという順で以下に示します。

さらに以下には「検証49」で検証したQewoldCoLtd (Qewoldカンパニーリミテッド https://qewoldcoltd.com/jap/index) のサイトの相当部分のキャプを比較の為に示します。

これらのキャプの比較からこの部分でも本項で検証対象としている10個のサイトは上で検証したデコードグローバルリミテッド (https://www.decodeefx.com/jap/index) 以下の8つのサイトや「検証49」で検証したQewoldカンパニーリミテッド (https://qewoldcoltd.com/jap/index) などのサイトと極めてよく似ていることは確かです。さらに「検証68」「検証73」でも非常によく似た多数のサイトを検証しています。これらのサイトが同じテンプレートから量産されたサイトであることは間違いないと思われます。

そしてこれまで検証してきた同じテンプレート由来と思われるサイトと同じでこの3つの特長を説明している部分にはおかしな部分があります。唯一の例外は表題2番目のフリーダムFXの場合です。フリーダムFXの3つの特長を説明している部分の左端の「取引コストの低減」という項目の説明文の日本語版を左下に、英語版を右に示します。

日本語版、英語版で最後の文章が以下のようになっています。

>なぜ取引者がFreedom FXを選ぶか?

>Why do traders choose Freedom FX?

特に矛盾はありません。しかし例えば表題3番目のSBIトレードFXリミテッドの場合は同じ部分の日本語版と英語版が以下のようになっています。

やはり最後の文章を書き出します。

>トレーダーがなぜトゥールーズ・インターナショナルを選ぶのか?

>Why do traders choose SBITRADEFX LTD

英語版では「SBITRADEFX LTD」というサイト名が出てきているのに日本語版ではサイト名が示されているべきと思われる部分が「トゥールーズ・インターナショナル」となっていて意味が分かりません。おそらくこれらのサイトは「トゥールーズ・インターナショナル」というサイトをテンプレートにして量産されており、日本語版のこの部分を修正しないままでコピペを重ねているためにこうなっているのだとしか思えません。表題2番目のフリーダムFXの場合を例外として本項で検証している残りの9個のサイトで同じ修正抜けが確認されます。

またこの部分では10個のサイトの内、唯一適切に修正されていたフリーダムFXのサイトでもこれ以外の部分ではやはり修正忘れと思われる部分が見つかります。以下はフリーダムFXのやはりサイトの特長を説明しているような部分のキャプ画像です。ここでは説明項目が6つになっています。

この6項目の説明文の内、左上の「厳格に管理されたブローカー」という項目の日本語版と英語版を以下に拡大して示します。

左上の日本版の文章を以下に書き出します。

>厳格に管理されたブローカー

>Freedom Fx總部設立於愛爾蘭,旗下公司受英國FCA和澳大利亞ASIC,以及日本FSA和愛爾蘭CBI監管, その格式ある審計と監察を受ける。。

日本語表示を選択しているのに中国語の繁体字 (香港語) の文章になっています。この香港語の部分をGoogle翻訳に掛けると以下のようになります。

>Freedom Fx はアイルランドに本社を置き、子会社は英国の FCA とオーストラリアの ASIC、日本の FSA とアイルランドの CBI によって規制されています。

これに対して英語版は以下のようになっています。

>Strictly Regulated Brokers

>Freedom Fx is headquartered in London, and is regulated by the MSB of the United States and accepts its strict audit and supervision.

これもGoogle翻訳に掛けると以下のようになります。

>厳しく規制されたブローカー

>Freedom Fx はロンドンに本社を置き、米国の MSB によって規制され、その厳格な監査と監督を受けています。

英語版と日本語版で記述内容が異なります。日本語表示を指定した状態で示される香港語の文章ではアイルランドに本社があるとなっていますが、英語版では本社がロンドンにあるとなっています。ちなみにロンドンはイギリスの首都ですが、アイルランドはダブリンを首都とするイギリスの隣国です。また日本語版では子会社がイギリスのFCA、オーストラリアのASIC、日本の金融庁、アイルランドのCBIからそれぞれ金融ライセンスを取得していると書いてあるのに、英語版ではアメリカのMCBからライセンスを受けているとなっていてイギリス、オーストラリア、日本、アイルランドから金融ライセンスを得ているという記述はありません。

そしてイギリスのFCAのサイトで「Freedom Fx」の登録情報がないか、日本の金融庁のサイト公開されている金融商品取引業者のリストに「Freedom FX」の登録がないか探してみましたが、いずれも該当がありません。子会社が登録を取得しているという書き方なので子会社の名称が「Freedom Fx」とは異なるならばライセンスが存在する可能性を否定することは難しいですがそれなら子会社の名称とか登録番号を示すべきでしょう。また英語版の記述が全く異なるという状況では記述内容の信頼性に関して疑わざるを得ないと考えます。

次に以下に示すのは表題3番目のSBIトレードFXリミテッドの相当する部分、6つの特長の第1項、「厳格に管理されたブローカー」という項目のキャプです。ここでも左下が日本語版、右下が英語版です。

日本語版でも英語版でも本社が日本にあると書いてあります。SBIトレードFXリミテッドというサイト名からすれば日本のSBIホールディングス株式会社のグループに属するような印象を受ける人が多いものと思われますし、左下に示したSBIトレードFXリミテッドのロゴと右下に示したSBIホールディングス株式会社 (https://www.sbigroup.co.jp/) のロゴも一致しているとは言えなくても雰囲気が似ています。しかしSBIトレードFXリミテッドがSBIホールディングス株式会社の系列とは全く思えません。

本項で検証対象としている10個のサイトの日本語版でこの「厳格に管理されたブローカー」という項目に記されている本社の所在地を以下にまとめてみます。

サイト名 本社所在地

Hotaコインベースリミテッド アイルランド

フリーダムFX アイルランド

SBIトレードFXリミテッド 日本

CTRL FX アイルランド

ゴーマーケッツプロパティリミテッド 香港

wealthfgald 香港

Gulaキャピタルリミテッド 香港

コンセプトリミテッド トレードMT5 アイルランド

レピュテーションキャピタル 香港

グローバルマーケットインデックス 香港

アイルランドと書いてあるサイトが4つありますが全てフリーダムFXの場合と同じで日本語表示を選んでいるのに香港語でアイルランドに本社があるという記述になっています。東京に本社があるという記述になっているのは上に示したSBIトレードFXリミテッドの場合のみで残りの5つのサイトでは香港に本社があるとなっています。しかしこれら10個のサイトは互いに酷似していて明らかに同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトでしょう。本社の所在地が3ヵ国分散しているというのは事実かどうか極めて疑わしいです。またこれ以上の具体的な住所はいずれのサイトでも見当たりません。

そしてこれ以外の連絡先情報としては脚注部分にメールアドレスだけ記されています。記されているメールアドレスをまとめておきます。

サイト名 メールアドレス

Hotaコインベースリミテッド info@ctrl-fx.top

フリーダムFX info@freedom-fxpro.com

SBIトレードFXリミテッド info@sbitradefx.com

CTRL FX info@ctrl-fx.top

ゴーマーケッツプロパティリミテッド support@whexmarket.com

wealthfgald info@wealthfgala.com

Gulaキャピタルリミテッド support@gulaltd.com

コンセプトリミテッド トレードMT5 support@newconcept-fx.com

レピュテーションキャピタル support@reputation-capital.com

グローバルマーケットインデックス support@reputation-capital.com

これ以外に連絡先情報が見当たらないので例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。各サイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。

サイト名 メールアドレス

Hotaコインベースリミテッド 2023年2月15日

フリーダムFX 2023年1月15日

SBIトレードFXリミテッド 2023年2月15日

CTRL FX 2023年1月31日

ゴーマーケッツプロパティリミテッド 2023年2月4日

wealthfgald 2023年1月31日

Gulaキャピタルリミテッド 2023年3月14日

コンセプトリミテッド トレードMT5 2023年1月11日

レピュテーションキャピタル 2023年3月13日

グローバルマーケットインデックス 2023年2月18日

いずれも2023年になってから開設されている新しいサイトです。特にこの検証を書いてる2023年4月上旬時点で7番目のGulaキャピタルリミテッドや9番目のレピュテーションキャピタルは開設から1ヶ月も経過していない非常に新しいサイトということになります。

それから大して重要な要素とは思いませんが、これらのサイトの登録画面についてもこれまで検証してきたサイトとの比較という意味も含めて簡単に説明しておきます。本項で検証対象としている10個のサイトの登録画面は幾つかのタイプに分かれるようです。

まず以下は表題最初のHotaコインベースリミテッドの登録画面です。

キャプは省略しますが、表題2番目のフリーダムFXと表題4番目のCTRL FXの登録画面がこのHotaコインベースリミテッドの登録画面と同じタイプのようです。

次に示すのは左下から右下に向けて順に表題3番目のSBIトレードFXリミテッド、7番目のGulaキャピタルリミテッド、9番目のレピュテーションキャピタルの登録画面です。これら3つの登録画面は同じテンプレート由来でしょう。

上で検証したトレーディングウェブ (https://user.tradingwebpro.com/register/fast)、GMWリミテッド (https://user.gmw-limited.com/register/fast?lang=ja)、IGグローバルリミテッド (https://user.igglobal.co/register/fast?lang=en) などのサイトの口座開設画面と似ているのが下に示したコンセプトリミテッド トレードMT5の口座開設画面です。これとよく似た口座開設画面は「検証13」以降で検証してきた一連の中国系と思われるサイトでしばしば確認されています。よく似た口座開設画面が確認されているサイトのリストについては上のデコードグローバルリミテッドなどのサイトの検証の中にまとめてありますから参照してください。

コンセプトリミテッド トレードMT5の口座開設画面と似ていますが、簡略化されていて英語以外の言語に対応していないと思われるのが以下に示す表題5番目のゴーマーケッツプロパティリミテッドと6番目のwealthfgaldの口座開設画面です。

表題最後のグローバルマーケットインデックスリミテッドについては理由は不明ですが登録画面のページが確認出来ません。「登録」と書かれたリンクボタンをクリックしてもページが見つからないというエラーメッセージが出てきます。サイトが未完成なのかもしれません。

これらのサイトは情報開示が不充分、不適切であり、記載内容の信頼性も低いです。そもそも明らかにコピペで量産されたサイトがこれだけ大量に立ち上げられているという状況が非常に危ういものとしか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても応じないことを強く推奨します。