検証34

本ページで検証するサイトはいずれも金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストに該当が見つかりません。日本居住者に対して勧誘が行われれば違法な無登録業者ということになります。本ページで検証するサイトの少なくとも一部については日本人に向けた勧誘、被害報告が確認されています。特にグリーンスタンウエルスリミテッド、atatong、Kwillowインターナショナルリミテッドという3つのサイトについてはLINEの投資関係グループで勧誘され、投資したところ出金出来なくなったという報告が確認されています。LINEの投資関係グループを利用した勧誘については「雑記2」にまとめがありますから参照してください。取引は全くお勧めできません。

削除の解除の再検討をお願いします。→ 雑記0

このサイトは最近、ニュースで頻繁に報道されているいわゆるSNS型投資詐欺、非常に被害者が多い中国系の詐欺グループと戦っているサイトです。このブログを削除 (閲覧不能) にしているのは詐欺グループに味方するも同然です。プラットフォーム企業としての社会的責任を考慮して頂けるよう配慮をお願いします。尚、このページで検証したサイトは2024年3月現在で殆どが何の告知もなく閉鎖されています。まともな投資サイトだったとは思えません。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証13」「検証14」「検証15」「検証16」「検証17」「検証18」「検証19」「検証20」「検証21」「検証22」「検証23」「検証24」「検証25」「検証26」「検証27」「検証28」「検証29」「検証30」「検証31」「検証32」「検証33に続いて中国系の詐欺グループによる可能性があるサイトについての検証22ページ目です。「検証35「検証36「検証37「検証38「検証39「検証40「検証41「検証42「検証43「検証44「検証45「検証46「検証47「検証48「検証49「検証50「検証51「検証52「検証53」「検証54「検証55」「検証56「検証57「検証58「検証59「検証60「検証61「検証62「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証13」の冒頭を参照してください。このページで検証するのは以下のサイトです。これらのサイトは見かけが互いに非常によく似ており、同じグループによるサイトと思われます。


●FUNRATS WEALTH LTD (FUNRATS ウエルスリミテッド https://www.funrats.com/ja/

●ROSYSTYLE WEALTH LIMITED (ロージースタイルウエルスリミテッド https://www.rosystyle.com/ja/index.htm)

●ROSYSTYLE WEALTH LIMITED (ロージースタイルウエルスリミテッド https://www.rosyglobal.com/ja/index.htm)

●LEBWAY WEALTH LTD (LEBWAYウエルスリミテッド https://www.lebwayz.com/ja/index.htm)

●Horse Forex (ホースフォレックス https://www.horsegroup.net/ja/)

●GREENSTAN WEALTH LTD (グリーンスタンウエルスリミテッド http://www.greenstan.com/ja/index.htm)

●PROFIT CINDA LIMITED (プロフィットシンダリミテッド http://www.investindata.com/ja/index.htm)

●COWTRADING WEALTH LTD. (カウトレーディングウエルスリミテッド https://www.cowtrading.com/ja/)

●DBAYE MARKET LIMITED (DBAYEマーケットリミテッド http://www.dbaye.com/ja/)

●HOPFIST WEALTH LTD. (HOPFISTウエルスリミテッド http://www.hopfist.com/ja/)

●CoWos Holding Group Limited (CoWosホールディンググループリミテッド https://www.cowosfx.com/ja/)

●Elderton (エルダートン https://www.elderton-fx.com/Jp)

●EldertonFX (エルダートンFX https://eldertoncap.com/Jp)

●ELCFX/INCM (https://eldertoncapfx.com/Jp)

●Ally Financial Inc. (Allyファイナンシャルインコーポレイテッド https://www.allyinvestforex.jp/)

●Ally Financial Inc. (Allyファイナンシャルインコーポレイテッド https://www.allyfx.jp/index.htm)

●Ally Financial Inc. (Allyファイナンシャルインコーポレイテッド https://lanlasaki.com/)

●atatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm)

●Kwillow International Limited (Kwillowインターナショナルリミテッド https://www.kwillow.net/)

●ROSYSTYLE WEALTH LIMITED (ロージースタイルウエルスリミテッド https://www.rosystyle.xyz/ja/)

●atatong (https://www.askyolo.com/ja/)


まず以下の5つのサイトを検証します。

●FUNRATS WEALTH LTD (FUNRATS ウエルスリミテッド https://www.funrats.com/ja/

●ROSYSTYLE WEALTH LIMITED (ロージースタイルウエルスリミテッド https://www.rosystyle.com/ja/index.htm)

●ROSYSTYLE WEALTH LIMITED (ロージースタイルウエルスリミテッド https://www.rosyglobal.com/ja/index.htm)

●LEBWAY WEALTH LTD (LEBWAYウエルスリミテッド https://www.lebwayz.com/ja/index.htm)

●Horse Forex (ホースフォレックス https://www.horsegroup.net/ja/)

最初のFUNRATS ウエルスリミテッドはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、2つのロージースタイルウエルスリミテッドのサイト (同じ名称でURLアドレスが異なる2つのサイト) やLEBWAYウエルスリミテッドのサイトはFUNRATS ウエルスリミテッドのサイトからの画像検索や同じIPアドレスを共有していることで見つかってきたサイト、最後のホースフォレックスは海外のFX業者比較サイトで見つけたサイトです。

まず最初のFUNRATS ウエルスリミテッドのサイトを知ることになったYahoo知恵袋の投稿を引用します。

2021年5月1日投稿

質問の背景が全く分かりませんがポータルレルムリミテッドFUNRATS ウエルスリミテッドという2つのサイトについて詐欺サイトではないかという質問になっています。この2つのサイトの内、ポータルレルムリミテッドについては「検証38」に検証があります。

2021年7月5日投稿

詳しい状況は不明ですが自称・日本在住の女性から投資勧誘されて中国人名義の三井住友銀行の銀行口座に入金してしまったようです。そして出金しようとすると元金の50%を入金することを要求された、つまり事実上の出金拒否を受けたようです。まさに「検証13」の冒頭で説明した詐欺の手口に合致した経緯と合致しています。

さらにこの検証を書いた後ですがやはりYahoo知恵袋にやはりFUNRATS ウエルスリミテッドのサイトに関する以下の投稿が出てきました。

2021年8月17日投稿

この投稿でも詳しい状況は不明ですが誰かに勧誘されたようです。

とにかくこれらの質問投稿にあったURLアドレスからFUNRATS ウエルスリミテッドのサイトにアクセスしてみました。以下がサイト冒頭のキャプ画像です。

表示言語は右上に国旗アイコンが並んでいるのが見えますが英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語の10ヵ国語からの選択になっています。「検証13」以降で検証してきた一連の中国系と思われるサイトでは頻繁に見かけの似た同じテンプレートから作られたと思われる関連サイトが見つかっているのでこのサイトについても画像検索やIPアドレスを共有するサイトを調べるなどして探してみました。そして予期通りに見つかってきた関連サイトについてもサイト冒頭のキャプを示していきます。

ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.com/ja/index.htm

ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosyglobal.com/ja/index.htm)

LEBWAYウエルスリミテッド (https://www.lebwayz.com/ja/index.htm)

ホースフォレックス (https://www.horsegroup.net/ja/)

最後のホースフォレックス以外の4つのサイトは左上のロゴが違うぐらいで殆ど区別するのも難しいほど互いに酷似しています。表示対応言語の選択肢は基本的に英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語の10ヵ国語となってい背景画像など明らかに他の4つのサイトと見かけが異なる最後のホースフォレックスの場合のみ英語、中国語、スペイン語、フランス語、タイ語、ポルトガル語、アラビア語、日本語、韓国語、マレー語、ベトナム語の11ヵ国語となっています。他のサイトの表示言語から香港語が抜けてポルトガル語とアラビア語が加わっています。

この冒頭部に続く部分にはいずれのサイトでも簡単なイラスト付きでサイトの特長を9項目にまとめて説明する部分が出てきます。この部分についても表題と同じ以下の順でキャプを並べて比較します。

FUNRATS ウエルスリミテッド (https://www.funrats.com/ja/) →

ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.com/ja/index.htm)

ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosyglobal.com/ja/index.htm)

LEBWAYウエルスリミテッド (https://www.lebwayz.com/ja/index.htm)

ホースフォレックス (https://www.horsegroup.net/ja/)

改めて指摘するまでもないと思いますが最後のホースフォレックスでイラスト部分の色が異なるのが目につくくらいでテキスト部分は互いに完全に同じ、これらのサイトは全て明らかに同じテンプレートから作られていて運営者も同一でしょう。

次に連絡先情報や運営者情報、金融ライセンスに関する記述など探しましたが殆ど情報がありません。以下はFUNRATS ウエルスリミテッドのサイトからのキャプ画像ですが5つのサイトにはいずれの場合にもこうした世界地図があってオフィスがアメリカ、メキシコ、イギリス、イタリア、ロシア、中国、オーストラリアなどにあるとなっているのですがそれらのオフィスとか拠点の住所とか電話番号、メールアドレスといった連絡先情報は全く見当たりません。

さらに以下は左下からFUNRATS ウエルスロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.com/ja/index.htm) ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosyglobal.com/ja/index.htm)LEBWAYウエルスリミテッドの4つのサイトの脚注の一部のキャプ画像の比較です。[相当部分がホースフォレックスのサイトにも存在していたかどうかはホースフォレックスのサイトが閉鎖されてしまった為に不明。]

4つのキャプを見るといずれもロゴの直下にFacebook、TwitterなどSNSのロゴが並んでいて「Follow Us」と書いてあるのでこれらはSNSの公式アカウントへのリンクになっていてSNSの公式アカウントには連絡先情報が記されている可能性もあると考えてこれらのSNSのアイコンをクリックしてみましたがこれらは単なる画像であってリンクになっていません。見せかけだけのリンクです。

さらに以下もFUNRATS ウエルスリミテッドのサイトからのキャプ画像です。

>2010年に英国で設立され、グローバルなビジネスレイアウトを持っています。乗馬クラブ、科学研究、金融、その他の企業を複数の分野で運営しています。2018年には、有名なモーリシャス外国為替ブローカーAUSINVESTを買収しました。

2010年にイギリスで創業したとあり、乗馬クラブとか科学研究なども行っているというのですがやはり具体的な住所とか電話番号などの情報は見当たりません。乗馬クラブは一体何処にあるのでしょうか?どうして所在地情報が開示されていないのでしょうか?明らかに情報開示は不適切ですし、11年も前にイギリスで創業したという記述も信用出来ません。

同様の記述は他の4つのサイトにもあります。以下、順にキャプを示します。

ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.com/ja/index.htm

FUNRATS ウエルスリミテッドのサイトにった記述と非常によく似ていますが、イギリスで設立されたのが2010年ではなく、2016年になっています。それ以外は乗馬クラブなどを運営しているといった記述も同じですし、連絡先情報が皆無なのも同じです。

ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosyglobal.com/ja/index.htm)

2つのロージースタイルウエルスリミテッドのサイトの記述は互いに非常によく似ています。英国での会社設立は2016年となっています。

LEBWAYウエルスリミテッド (https://www.lebwayz.com/ja/index.htm)

このLEBWAYウエルスリミテッドのサイトの記述は明らかにおかしいです。

>2010年に設立されたLEBWAY WEALTH LTDは世界的な存在感を持ち、乗馬クラブ、研究、金融などの学際的な企業を運営しています。 LEBWAY WEALTH LTDは2016年に設立され。2018年にモーリシャスの有名な外国為替ブローカーを買収しました。 

LEBWAYウエルスリミテッドが設立されたのは2010年であるという記述と2016年に設立されたという記述が併存していて明らかに矛盾しています。どちらが正しいのでしょうか?また上の3つのサイトではイギリスが会社設立の地であるということが明記されていましたが、この場合は設立された国について情報がありません。そしてこの場合も乗馬クラブなどを運営していることになっていますが連絡先情報は全く見当たりません。

ホースフォレックス (https://www.horsegroup.net/ja/)

このホースフォレックスの記述もLEBWAYウエルスリミテッドの場合と同じで設立が2010年なのか2016年なのか矛盾する記述になっています。

>2010年に設立されたHorse Groupは世界的な存在感を持ち、乗馬クラブ、研究、金融などの学際的な企業を運営しています。 Horseforex PTY Limitedは2016年に設立され、2017年に正式に中国市場に参入しました。

全く意味が分かりません。LEBWAYウエルスリミテッドの場合と同じで設立の地に関する記述はありません。

次に信頼出来るかどうかは極めて疑問ですが3つのサイトでイギリスで設立という記述があったこと、「検証13」以降で検証してきた一連の中国系と思われる詐欺サイトでしばしばイギリスの法人登録が見つかることから本項で検証しているサイトについてもイギリスの法人登録を探してみたところ予想通りそれらしき法人登録が見つかってきました。まずFUNRATS ウエルスリミテッドのものと思われる法人登録を以下に示します。

まずFUNRATS ウエルスリミテッドのサイトには上で指摘したように

>2010年に英国で設立され

と書いてありましたがこの法人登録の日付は2020年7月30日となっています。そしてこの法人登録上の住所が以下のようになっています。

>Unit G25 Waterfront Studios, 1 Dock Road, London, United Kingdom, E16 1AH

この住所は「検証13」以降で検証してきた一連の中国系の詐欺グループによると思われるサイトの検証で繰り返し登場している住所です。具体的には以下のサイトで法人登録上の住所やサイトの連絡先情報に登場している住所と同じです。

「検証13」ゴールド エイト サービシーズおよびXHFXマーケット

「検証14」オールブライトファイナンシャルおよびDarkasマーケッツリミテッド

「検証15」ユナイテッドインターナショナルフォレインインベストメントセンターリミテッド

「検証16」ビクトリーファルコンサービスリミテッド

「検証18」UKフュージョン・インターナショナルBtcethインベストメントリミテッドおよびビットリンクFXインターナショナルリミテッド

「検証19」ア・グランス・グループ、IATFXWELSHIサービシーズおよびBMIマーケッツ

「検証20」KSGリミテッドとDingsheng

「検証21」Odinサービスグループ

「検証22」イーストセンチュリーグループリミテッド、MARVALLE 3THグループリミテッド、ONDERSONおよびクリアリングファルコン

「検証23」センターフォーカスガイドグローバルリミテッド、Antsテクノロジーデベロップメントリミテッド、ゼロリファイングループリミテッドリードディアカンパニーリミテッドおよびJUNE BOWESデベロップメントグループリミテッド

「検証24」ミリオンhui FXリミテッド

「検証27」アルトマンファイナンインベストメント

「検証29」Ueeインターナショナルリミテッド

「検証30」アクトゴールドリミテッドとVPマーケッツグローバルリミテッド 

「検証31」FTFゴールドグローバル、PKGグローバル、BOPグローバルおよびMWHマーケッツリミテッド

「検証32」TIXインベストメントマネージメントリミテッドおよびJIAXINGインターナショナルリミテッド

「検証35」セレクトグローバルトレジャーリーフグループリミテッド

「検証39」HNDグローバルリミテッド、ITEグローバルリミテッド、RTSゴールドグローバルリミテッド、SODグローバルリミテッド、インダスゴールドマーケッツリミテッド、YLLグローバルインベスティングリミテッド、BSVグローバルインベスティングリミテッド、KBLグローバル インベスティングリミテッド、FFFAグローバルインベスティングリミテッド、HANグローバルインベスティングリミテッド、TUFマーケッツリミテッド、KBLグローバル インベスティングリミテッド、FFFAグローバルインベスティングリミテッド、HANグローバルインベスティングリミテッドTUFマーケッツリミテッドおよびパワーファンクションキャピタルリミテッド

「検証40」FOGEEリミテッド (https://www.fogee.net/index21.html)

「検証44」エクセレントリベニューリミテッド

さらに以下で示しているLEBWAYウエルスリミテッドについても法人登録上の住所が全く同じ住所になっています。これは中国の詐欺グループ御用達のオフショア会社か何かの住所の可能性が高いです。同時にこの法人登録が詐欺目的の幽霊会社の登録である可能性を強く示唆するものと考えられます。さらにこの法人登録の経営者情報のページを見ると以下に示すLI, Mingzeという中国国籍、中国在住の人物が唯一の経営者となっています。

1999年1月生まれとなっていますからこの検証を書いている2021年7月現在で22歳という若者であり、実質的な経営者かどうかは疑問でしょう。居住地が中国であるとなっていますが法人登録時の提出書類を見るとこの経営者が100%の株主ともなっており、中国の住所が記されています。

>NO.22, BEIYUAN ROAD, SHANGCHENG DISTRICT, HANGZHOU, ZHEJIANG CHINA 310000

この住所を調べてみると中国の浙江省杭州市上城区(じょうじょう-く)という場所の住所のようです。

次はROSYSTYLE WEALTH LIMITED (ロージースタイルウエルスリミテッド) のものと思われる法人登録です。

住所と登録の日付が以下のようになっています。

法人登録上の住所:Flat 43 Perkins House, Wallwood Street, London, England, E14 7AH

法人登録日付:2020年9月9日

住所の方は

「検証13」 MKNDYリミテッド → 法人登録

「検証25」 DEFIインベストメントリミテッド法人登録

「検証28」 ゴールデンレインインベストメント法人登録

「検証28」 Fu Da Tian Huiグローバルリミテッド → 法人登録

「検証37」 ANCHGOリミテッド → 法人登録

「検証40」 ブリリアンスファイナンス → 法人登録

「検証41」 SUSHIグローバルインベスティングリミテッド  → 法人登録

「検証50」 Visenoキャピタルリミテッド  → 法人登録

「検証60」 カウトレーディングウエルスリミテッド  → 法人登録

「検証63」 Verseキャピタルリミテッド  → 法人登録

「検証65」 フルトンFX → 法人登録

「検証65」 キャピタル ワンFX → 法人登録

「検証65」 Razorfinリミテッド → 法人登録

「検証65」 ピークライン グローバル リミテッド → 法人登録

「検証75」 Weastarグローバルマーケッツリミテッド → 法人登録

に登場している住所と全く同じです。さらに本サイトの姉妹サイトである「仮想通貨(暗号通貨)を辛口評価」「検証95」で検証しているやはり中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの疑いが濃厚なEta (https://www.etausdc.com/#/home) という仮想通貨取引所のサイトに対応すると思われるEXTRAORDINARY COIN GLOBAL LIMITEDの法人登録 (会社番号 13480054) でもこの住所が法人登録上の住所として登録されています。 

これだけ多くの法人が部屋番号まで同じ住所に共存しているとは思えませんからオフショア会社などを利用した架空住所の可能性が当然考えられます。

そしてこの法人登録の経営者情報のページを見ると以下のキャプに示しましたが唯一の経営者として登録されているのは1999年1月生まれで中国国籍のLI, Mingzeという人物です。これは上で示したFUNRATS ウエルスリミテッドのものと思われる法人登録経営者情報のページに登録されていた人物と同一人物でしょう。

FUNRATS ウエルスリミテッドとロージースタイルウエルスリミテッドは法人登録上、同じ経営者によって経営されていることになります。

次はLEBWAYウエルスリミテッドのものと思われる法人登録です。

法人登録上の住所:Unit G25 Waterfront Studios, 1 Dock Road, London, United Kingdom, E16 1AH

法人登録日付:2020年7月29日

法人登録上の住所は上のFUNRATS ウエルスリミテッドの法人登録についての説明でも取り上げましたが「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺サイトの検証で非常に頻繁に登場している住所と全く同じです。架空住所の疑いが濃厚です。そしてこの法人登録についても経営者情報のページを見ると以下のキャプに示しましたがHE, Zhihong という中国国籍、中国在住の人物が唯一の経営者として開示されています。

この法人登録には一連の検証で登場した多くの法人登録と比較して異質な部分があります。

法人登録上の住所:71-75 Shelton Street, London, Greater London, United Kingdom, WC2H 9JQ

法人登録日付:20181210

法人名変更:IRON CORE LTDより2019年7月12日付で法人名変更

まず法人登録された当初の法人名 (IRON CORE LTD) からHORSE FOREX LTDに2019年7月12日付で変更になっていることです。さらにさらに重要なのが2021年1月5日付でDISSOLVED (解散)  になっていることです。そして経営者情報のページを見ると現役の経営者は以下のキャプに示すXU, Boxiang という中国国籍、キプロス在住の人物となっています。

この人物は法人名変更の直前、2019年6月11日にこの法人の経営者になっていますが法人創立時の経営者2名はまさに入れ替わりで2019年6月11日にこの法人の経営から離れています。そして離任した以前の経営者の一方はインド国籍でインド在住の人物、他方が中国国籍で中国在住のWENBO, Zhangという人物になっています。こうした経緯からこれは法人の売却が行われたのではないかと思われますがいずれにしろ法人としては既に解散済みで無効です。

以上、5つのサイトに対応する5つの法人登録を調べてみましたが、イギリスの法人はおそらく実体のないペーパーカンパニーでしょう。経営者情報からいずれも中国との繋がりが示されており、やはり本項で検証した5つのサイトは中国系の可能性が高いように思われます。これらのサイトでの投資を勧誘されても応じないことを強く推奨します。


●GREENSTAN WEALTH LTD (グリーンスタンウエルスリミテッド http://www.greenstan.com/ja/index.htm)

●PROFIT CINDA LIMITED (プロフィットシンダリミテッド http://www.investindata.com/ja/index.htm)

これら2つのサイトはいずれも画像検索で見つかってきたサイトで上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッドなど5つのサイトと極めてよく似ていて同じグループによって同じテンプレートから作られたサイトと思われます。まず2つのサイトの冒頭部のキャプ画像を表題と同じ順 (グリーンスタンウエルス → プロフィットシンダ) で示します。

キャプの右上に表示言語の選択肢を示す国旗アイコンが並んでいますが英語、中国語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語の10言語となっているようです。

言うまでもないと思いますがこれら2つのサイトは互いに酷似していますし、上で検証したFUNRATS ウエルス、2つのロージースタイルウエルス、LEBWAYウエルス、ホースフォレックスの5つのサイトとも非常によく似ています。比較の為にFUNRATS ウエルスのサイト冒頭部のキャプを再掲します。背景画像は明らかに同じ画像ですし。表示言語の選択肢を示す国旗アイコンが10個並んでいるのも同じです。

この冒頭部に続いてはサイトの特長を説明する部分が出てきます。この特長を説明する部分についてもキャプをグリーンスタンウエルスプロフィットシンダ、比較の為に再掲するFUNRATS ウエルスの順で以下に示します。

この部分についてもイラスト部分の配色が異なるだけでグリーンスタンウエルス、プロフィットシンダのサイトは上で検証したFUNRATS ウエルスのサイトと極めてよく似ているのが明らかです。

さらに連絡先情報についても上で検証したFUNRATS ウエルスなどの場合と同じで殆ど開示されていません。FUNRATS ウエルスなどの場合と同じでグリーンスタンウエルス、プロフィットシンダのサイトには世界地図があってオフィスがアメリカ、メキシコ、イギリス、イタリア、ロシア、中国、オーストラリアなどにあるとなっています。以下は順にグリーンスタンウエルス、プロフィットシンダのサイトにある世界地図のキャプですが互いに全く同じであるだけでなくFUNRATS ウエルスなどのサイトにあった世界地図とも同じに見えます。そして世界各地にあるオフィスの具体的な連絡先は一切示されていません。本当にこれだけのオフィスが世界各地に存在するのか極めて疑問です。

さらに直接の連絡先情報というわけではありませんが、以下のキャプに示したようにグリーンスタンウエルス、プロフィットシンダのサイトの脚注部分、ロゴの下にはFacebook、TwitterなどSNSのアイコンが並んでいて一見するとSNSのアカウントのリンクになっているように見えます。「Follow us:」と書いてあるのはこれらのアイコンからSNSのアカウントをチェックしてフォロワーになってくれという意味としか思われません。

SNSのアカウントがあるならそちらに連絡先情報があるということも充分に考えられます。しかし実際にこれらのSNSのアイコンは上で検証したFUNRATSなどのサイトの場合と同じでリンクにはなっておらず、単なる画像です。クリックしてもSNSアカウントには繋がりません。これは明確に騙しでしょう。強い不審を抱かざるを得ません。

会社概要の項目を見るといずれのサイトにもこれもFUNRATS ウエルスなどの場合と同じで「設立されたのはいつですか?」という文章があります。以下にまずグリーンスタンウエルスのサイトからのキャプを示します。

グリーンスタンウエルスの場合には最初の文章に2010年に設立されたとあるのに次の行には2016年に設立されたという文章も出てきます。意味が分かりません。所在地については何の情報もありません。「乗馬クラブ、研究、金融などの学際的な企業を運営している」とも書いてありますが、それらの名称や所在地についての情報も開示されていません。

次にプロフィットシンダのサイトの同じ部分のキャプを示します。

プロフィットシンダの場合には2016年に英国で設立されたと書いてあります。「乗馬クラブ、研究、金融などの学際的な企業を運営している」と書いてあるのは同じでやはりそれらの具体的な名称や所在地に関する記述はありません。そしグリーンスタンウエルス2018年にAUSINVESTというモーリシャスの有名な外国為替ブローカーを買収したとありますがこのAUSINVESTを買収したという記述は上で検証したFUNRATS ウエルスなど5つのサイトにも記されています。「モーリシャスの有名な外国為替ブローカーであるAUSINVEST」が2018年に買収された事実があったかどうか確認しようとしましたが確認出来ません。また仮にAUSINVESTというモーリシャスの外国為替ブローカーが存在していて2018年に買収されていたとしてもその買収を行った業者が複数存在しているというのは明らかにおかしいです。

そしてこれらの記述が信頼出来るとは到底思えませんが、少なくともプロフィットシンダの場合はイギリスで設立されたとありますし、上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッド、ロージースタイルウエルスリミテッド、LEBWAYウエルスリミテッド、ホースフォレックスではいずれもイギリスに対応すると思われる法人登録が見つかっていることから本項で検証しているグリーンスタンウエルス、プロフィットシンダについてもイギリスの法人登録を探してみました。するとイギリスで設立されたという記述のあるプロフィットシンダについては見つかりませんでしたが、どこで設立されたのか記述がないグリーンスタンウエルスについてはそれらしき法人登録が見つかりました。以下に見つかってきたグリーンスタンウエルスのものと思われる法人登録のキャプを示します。

法人登録の日付は2021年5月17日になっています。そして住所は以下のようになっています。

>Unit G1, Capital House 61 Amhurst Road, London, United Kingdom, E8 1LL

この住所は「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの検証で何度か出てきている住所です。具体的には以下のサイトに対応すると思われる法人登録に記されている住所と一致します

「検証25」 GARDALA  → 法人登録

グリーンスタンウエルス  → 法人登録

IDFパワーウエルス  → 法人登録

「検証27」 Bsusdfes Investmen Ltd法人登録

「検証28」 Carrodセキュリティーズカンパニーリミテッド → 法人登録

「検証29」 Loowire グローバルリミテッド法人登録

「検証40」 ヤマトグローバルリミテッド → 法人登録

「検証46」 Allinキャピタルマーケットリミテッド法人登録 (おそらくサイトの旧称に対応)

「検証50」 Visenoキャピタルリミテッド → 法人登録

「検証53」 エリートストラテジーコーポレーションリミテッド法人登録

「検証56」 VIPOTOR → 法人登録

BULUTUN → 法人登録

POOPAC → 法人登録

「検証59」 Poipexマーケットリミテッド  → 法人登録

アイコニックマネジメント  → 法人登録

また下で検証しているカウトレーディングリミテッドの法人登録、DBAYEマーケット法人登録、CoWosホールディンググループリミテッドの法人登録でも同じ住所が使われています。さらに本サイトの姉妹サイトである「仮想通貨(暗号通貨)を辛口評価」「検証95」で検証しているやはり中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの疑いが濃厚なPLASMAORACLE (プラスマオラクル) という仮想通貨取引所のサイトに対応すると思われるPLASMA ORACLE GLOBAL LIMITEDの法人登録 (会社番号 13430842)でもこの住所が法人登録上の住所として登録されています。これだけ多くの法人が部屋番号まで同じ住所に存在するというのは現実的とは思われません。架空住所の疑いが濃厚です。

さらにこのグリーンスタンウエルスのものと思われる法人登録経営者情報のページを見ると以下のキャプに示したWEI, Ningjianという中国国籍、中国在住の人物が唯一の経営者となっています。

この人物は1999年9月生まれですから2021年12月現在で22歳、日本なら大学4年生の年齢です。そして同じ1999年9月生まれのWEI, Ningjianという中国国籍、中国在住の人物が「検証25」で検証したアイデアルカインドマーケット (https://www.idealkind.com/jp/index.html) というサイトに対応すると思われるイギリスの法人登録でやはり唯一の経営者として登録されています。そして2021年9月にアイデアルカインドマーケットの検証を書いた時点でWEI, Ningjianという中国人経営者が経営者を兼務している法人としてGREENSTAN WEALTH LTD (グリーンスタンウエルスリミテッド) の存在には気が付いていました。さらにもう1つ、

COWTRADING WEALTH LTD

法人番号:13339698

登録日付:2021年4月16日

という法人でも同じWEI, Ningjianという中国人が経営者となっていることにも気が付いていました。しかし2021年9月の時点では「GREENSTAN WEALTH LTD」「COWTRADING WEALTH LTD」をGoogle検索すると以下のキャプに示したように

▼GREENSTAN WEALTH LTD (http://www.greenstan.com/ja/index.htm)

▼COWTRADING WEALTH LT (http://www.cowtrading.com/ja/index.htm)

というサイトが見つかったもののアクセス出来ない状況になっていました。

そこでGREENSTAN WEALTH LTD (グリーンスタンウエルスリミテッド http://www.greenstan.com/ja/index.htm) 、COWTRADING WEALTH LT (http://www.cowtrading.com/ja/index.htm) は共に閉鎖されたサイトだと思っていました。しかし実際にはグリーンスタンウエルスリミテッドのサイトの閉鎖は一時的なものだったらしく、ここでの検証対象になったということになります。一方でCOWTRADING WEALTH LTD (http://www.cowtrading.com/ja/index.htm) の方は復活していないようです 。→ その後、時期は不明ですがこのCOWTRADING WEALTH LTDのサイトも復活したようで次項で検証しています。

改めて結論するまでもなく、本項で検証したグリーンスタンウエルス、プロフィットシンダの2つのサイトは被害報告が確認されているFUNRATS ウエルスリミテッドなどのサイトと明らかな繋がりがあることなどから危険な詐欺サイトの疑いが濃厚です。これらのサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


※付記1

Yahoo知恵袋にグリーンスタンウエルスリミテッドに誘導されて詐欺に遭いそうになったという投稿が出てきました。かなり長いですが引用します。

2022年3月18日投稿

どうやらLINEのグループに加入させ、投資の指南を行うと称して結局は詐欺サイトに誘導するという勧誘手段を用いているものと思われます。この投稿に示されていたYoutube動画も視聴してみましたがチャートの読み方について初歩的な説明しているだけの動画でURLアドレスを知らないと視聴出来ない限定公開設定になっています (以下のキャプ参照)。動画の中には特に特定のサイトでの投資を勧めるような宣伝文句は出てきません。そして動画の解説は日本語なのですが確かに中国系と思われる訛りがあるように思われます。

投資クラブのような形で詐欺勧誘が行われているとすればこれまでとは異なった勧誘方法が試みられていると言えるかもしれません。厳重な注意が必要です。


※付記2

Greenstan Wealth (グリーンスタンウエルス) という名称の詐欺サイトがさらに少なくとも2つ存在することが確認されました。

Greenstan Wealth (グリーンスタンウエルス https://www.greenstans.com.tw/jp/index.html)

Greenstan Wealth (グリーンスタンウエルス https://www.greenstansjp.com/jp/index.html)

いずれもここで検証したグリーンスタンウエルスのサイトとはかなり見かけが異なっていますが、3つのグリーンスタンウエルスのサイトは全て同じIPアドレス (8.218.19.129) 上にあります。これら2つのグリーンスタンウエルスのサイトについては「検証25」で検証していますが特にグリーンスタンウエルス (https://www.greenstansjp.com/jp/index.html)に関してYahoo知恵袋にLINEを介した投資グループに誘導されて勧誘を受けたという証言が複数出ています。そして投資グループの主催的な立場の人物が鈴木ゆうすけ、森田正之と名乗っていたということです。

2022年4月7日投稿

2022年4月11日投稿

2022年4月11日投稿

鈴木ゆうすけ、森田正之という名前は上の付記1で名前が出ていた勧誘役と同姓同名であり、同じ人物あるいは少なくとも同じ詐欺グループの人物でしょう。またこれも含めて勧誘役などの名前は異なっている場合が多いですが、LINEの投資関係フォーラムに招待されて詐欺サイトに誘導されたという似たような報告が以下のサイトで確認されています。

「検証25」 グリーンスタンウエルス (https://www.greenstansjp.com/jp/index.html)

「検証25」 IDFパワーウエルス (https://www.idfpowerio.com/jp/index.html)

「検証50」 OSIRISフォレックス (https://www.osiristradelimited.com/jp/)

「検証56」 BULUTUN (https://www.bulutun.site/)

「検証56」 POOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#)

「検証56」 Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/)

「検証59」 IDFパワーウエルスリミテッド (http://www.idfpower.site/jp/index.htm)

「検証59」 アイコニックマネジメント (https://www.iconicjp.com/

「検証60」 Foyaリミテッド (https://foyavip.com/jp)

「検証60」 ニュージーランドビジョンズ (https://www.nz-visions.com/index.htm)

「検証60」 Xinkeリミテッド (https://xinkelimited.com/jp)

「検証63」 スイストレードファイナンス (https://swisstrade.io/?lang=ja)

「検証63」 リッジコーポレーション (https://www.ridgecorporation.co/index.html)

「検証63」 FUCII LTD (FUCIIリミテッド (https://fucsfx.com/zh-hk/)

「検証63」 キーストンインターナショナルマーケッツ (https://ksimarket.com/?lang=ja)

「検証64」 CBXIマーケッツリミテッド (https://www.cbximarkets.com/jp/)

「検証64」 Brerona (https://breronagroup.com/#/)

「検証64」 APBG (https://apbgforex.com/#/)

これらのサイトも同じグループによるサイトである可能性が高いです。それぞれ参照してください。


●COWTRADING WEALTH LTD. (カウトレーディングウエルスリミテッド https://www.cowtrading.com/ja/)

●DBAYE MARKET LIMITED (DBAYEマーケットリミテッド http://www.dbaye.com/ja/)

●HOPFIST WEALTH LTD. (HOPFISTウエルスリミテッド http://www.hopfist.com/ja/)

最初のカウトレーディングリミテッドは「検証25」で検証したグリーンスタンウエルス https://www.greenstans.com.tw/jp/index.html) およびで検証したグリーンスタンウエルスリミテッド http://www.greenstan.com/ja/index.htm) に対応すると思われるGREENSTAN WEALTH LTD (Company number 13403327) のイギリスの法人登録で経営者となっていたWEI, Ningjianという中国人経営者について調べていて見つけたサイトです。すなわちこの中国人経営者がイギリスの法人登録上で経営者を兼務している法人としてCOWTRADING WEALTH LTD (Company number 13339698) という法人が見つかってきました。この法人名を検索して見つかってきたのがここで検証する最初のサイトであるカウトレーディングウエルスリミテッドのサイトということになります。上のグリーンスタンウエルスリミテッドの検証で書きましたが、以前にグリーンスタンウエルスリミテッドの検証を書いた時にカウトレーディングウエルスリミテッドというサイト存在には気がついていましたが、一時的に閉鎖されていたようでその後、時期は不明ですが復活したようなので改めて検証することにしました。

さらにこのカウトレーディングウエルスリミテッドのサイトからの画像検索で見つかってきたのが表題2番目のDBAYEマーケットリミテッドのサイト、このDBAYEマーケットリミテッドのサイトとIPアドレス (43.230.89.202.) を共有するサイトとして見つかってきたのが表題3番目のHOPFISTウエルスリミテッドのサイトということになります。

そしてこれら3つのサイトは互いに似ているだけでなく、上で検証してきたFUNRATS ウエルスリミテッド以下のサイトとも非常によく似ていて同じテンプレートから量産されたサイトと思われるのでここで検証します。

まず本項で検証するサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に順に示します。

カウトレーディングウエルスリミテッド (https://www.cowtrading.com/ja/)

DBAYEマーケットリミテッド (http://www.dbaye.com/ja/)

HOPFISTウエルスリミテッド (http://www.hopfist.com/ja/)

いずれのサイトでも表示言語は右上に国旗アイコンが並んでいるのが見えますが英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語の10ヵ国語からの選択になっています。そしてこの冒頭部の比較だけでこれら3つのサイトが互いに酷似しているだけでなく、以下に比較の為にキャプを再掲したFUNRATS ウエルスリミテッドなど上で検証してきたサイトとも非常に似ています。

これらは同じグループによって同じテンプレートからコピペで量産されたサイトである可能性が高いです。

さらにこの冒頭部に続く部分にはサイトの特長を簡単なイラスト付きで説明している部分が出てきます。この部分についても3つのサイトからのキャプ画像を表題と同じ順 (カウトレーディングウエルス → DBAYEマーケット → HOPFISTウエルス) で示します。

この部分についても3つのサイトは互いに酷似しています。またこれも比較の為に以下にキャプを再掲したFUNRATS ウエルスリミテッドなど上で検証してきたサイトとも互いに区別できないほど非常に似ています。

やはり本項の検証対象である3つのサイトはFUNRATS ウエルスリミテッドなど上で検証してきたサイトと同じグループによって同じテンプレートからコピペで量産されたサイトで間違いないと考えます。

次に各サイトで連絡先情報を探しましたがやはり開示されている情報は非常に限られています。まず以下は各サイトの脚注の一部のキャプ画像です。

いずれの場合も「Follow us:」と書いてあってFacebook、TwitterなどSNSのアイコンが並んでいます。当然これらの公式のSNSアカウントへのリンクになっていてSNSアカウントには連絡先情報があるかもしれないと考えてアイコンをクリックしてみましたがこれらはリンクになっておらず単なる画像です。上で検証したFUNRATSなどのサイトでも同じでしたがこれらは見せかけだけのリンクであり、不審を抱かざるを得ません。

さらに各サイトのメニューバーの「会社」の項目をクリックして出てくる「About Us」という項目のキャプを以下に順に示します。

このAbout Us の文章も3つのサイトで互いに非常によく似ていますし、上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッドなどのサイトの記述ともよく似ています。2016年に設立され、2018年にモーリシャスの有名外国為替ブローカーのAUSINVEST」を買収したという記述まで基本的に同じです。「AUSINVEST」というモーリシャスの外国為替ブローカーが複数存在していたなどとは思えないのでこれらの記述は単に互いによく似ているというだけでなく、矛盾しているとも言えるかもしれません。さらに例えばFUNRATS ウエルスリミテッドの場合には「英国で設立され」と設立場所が明記されていたのにこれら3つのサイトの記述には設立場所に関する情報がありません。

しかし本項の冒頭で説明したようにカウトレーディングリミテッドについてはグリーンスタンウエルスリミテッドのイギリスの法人登録の経営者が経営者を兼務している法人という形で法人登録の方から先に見つかってきたサイトです。さらに上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッド以下の同じグループによって同じテンプレートから量産されたと思われるサイトについてプロフィットシンダリミテッドを唯一の例外として他のサイトについては全てイギリスの法人登録が見つかっていることからDBAYEマーケットHOPFISTウエルスについてもイギリスの法人登録を探してみると予想通り、いずれについても対応すると思われるイギリスの法人登録が見つかってきました。以下に順に示していくことにします。まずカウトレーディングリミテッドのものと思われるイギリスの法人登録から示します。

法人登録の日付は2021年4月16日、業種はやはり金融関係になっていて矛盾はありません。そして住所は以下のようになっています。

>Unit G1, Capital House 61 Amhurst Road, London, United Kingdom, E8 1LL

この住所は上で検証し、同じ人物が経営者になっているグリーンスタンウエルスリミテッドの法人登録に記されている住所と同じであり、以下に示すDBAYEマーケットのものと思われる法人登録CoWosホールディンググループリミテッドのものと思われる法人登録の住所も同じ住所です。それ以外にも「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺サイトの検証で何度か法人登録上の住所として登場している住所でもあります。同じ住所が法人登録上の住所になっている他のサイトについてはグリーンスタンウエルスリミテッドの検証の中にリストがありますから参照してください。部屋番号まで同じ住所が何度も登場しているとなれば架空住所の疑いが濃厚です。

さらにこの法人登録で経営者情報のページに記されているのはキャプは省略しますが既に書いたようにグリーンスタンウエルスリミテッドの法人登録でも経営者となっていたWEI, Ningjianという中国国籍、中国在住の人物です。組織的な繋がりは間違いないものと思われます。

次はDBAYEマーケットのものと思われる法人登録を示します。

法人登録の日付は2021年10月29日となっていて上に示したカウトレーディングリミテッドのものと思われる法人登録よりも半年以上新しい登録です。業種も金融関係になっていて矛盾がありません。さらに住所は以下のようになっています。

>Unit G1, Capital House 61 Amhurst Road, London, United Kingdom, E8 1LL

これは上のカウトレーディングリミテッドのものと思われる法人登録の住所と部屋番号まで同じ住所であり、それ以外にも同じく上で検証したグリーンスタンウエルスリミテッドの法人登録に記されている住所とも一致します。下で検証しているCoWosホールディンググループリミテッドのものと思われる法人登録の住所も同じです。他にもこの住所は「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺サイトの検証で法人登録上の住所として何度も登場している住所でもあります。この住所が法人登録上の住所として登場している他のサイトについては上のグリーンスタンウエルスリミテッドの検証の中にリストがありますから参照してください。そして部屋番号まで同じ住所が繰り返し使われているとなれば架空住所の疑いが濃厚ですし、この法人登録がここで検証しているDBAYEマーケットのサイトに対応するものである可能性が高いということにもなると思われます。

そしてこの法人登録の経営者情報のページを見ると以下に示す中国国籍、中国在住のYU, Juanという人物が経営者になっています。

残念ながら連絡先住所は法人登録の住所と同じイギリスの住所で中国の住所は公開されていないようです。ともあれこの法人についてはやはり中国と何らかの繋がりがあるのは間違いありません。

そしてこのDBAYEマーケットリミテッドというイギリス法人の経営者はその後、2022年3月30日付で以下に示したROTH, Monytaというカンボジア国籍、マレーシア在住の人物に交代したようです。

そしてこのROTH, Monytaというカンボジア人経営者はDBAYEマーケットリミテッドに加えて「検証25」で検証しているIDFパワーウエルスというサイトに対応すると思われるイギリス法人、IDFPOWER WEALTH LIMITED (法人番号:13691449)経営者兼務しています。DBAYEマーケットリミテッドと「検証25」で検証しているIDFパワーウエルスは同一のグループによる運営と考えてほぼ間違いないでしょう。同時に本ページで検証しているDBAYEマーケットリミテッドとサイトが酷似している一連のサイトと「検証25」で検証しているスマートコントラクトグループなどIDFパワーウエルスと同じグループによると思われるサイトも同じ系列と考えられます。

最後はHOPFISTウエルスのものと思われる法人登録を示します。

法人登録の日付は2021年7月5日、業種はやはり金融関係となっています。そして住所は以下のようになっています。

>12b Capital House 61 Amhurst Road, London, United Kingdom, E8 1LL

この住所は「検証25」で検証したアイデアルカインドマーケットのものと思われる法人登録の住所と同じであり、さらに上で検証したグリーンスタンウエルスリミテッド、カウトレーディングリミテッド、DBAYEマーケットなどの法人登録上の住所、

>Unit G1, Capital House 61 Amhurst Road, London, United Kingdom, E8 1LL

とも部屋番号と思われる部分が異なるだけです。この住所にHOPFISTウエルスリミテッドの事業実体があるかどうかはかなり疑問でしょう。そしてこの法人登録の経営者情報のページに記されている経営者はカンボジア国籍、カンボジア在住のCHEA, Munthyという人物になっています。

しかしこのカンボジア人経営者は法人設立時からの経営者ではなく、法人設立時には以下のキャプに示した韓国国籍、韓国在住のHONG, Ju Jungという人物が経営者だったようです。

残念ながらこれらカンボジア人経営者、韓国人経営者についてそれぞれの国での住所は開示されていません。「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺サイトの検証で法人登録上の経営者がフィリピンとかマレーシアの国籍だったことはこれまでもありましたが、カンボジア国籍というのは初めてです。そしてカンボジアとの繋がりは以下に示すWho Is 情報からも示唆されました。以下には3つのサイトのWho  Is 情報のキャプを表題と同じ順 (カウトレーディングウエルス → DBAYEマーケット → HOPFISTウエルス) で示しています。

これらのWho Is 情報の中で重要と思われる黄色の枠で囲った部分にあるサイトの登録・開設日と赤枠で囲った部分にある登録機関名とその所在地の情報を以下にまとめます。

サイト名 登録・開設日 登録機関名 登録者所在地

カウトレーディングウエルス: 2020年12月4日 記載なし 記載なし

DBAYEマーケット: 2010年5月24日 DBAYE Market Limited カンボジア・プノンペン

HOPFISTウエルス : 2008年5月22日 HOPFIST WEALTH LTD カンボジア・プノンペン

これら3つのサイトはいずれも登録されてからかなりの時間が経過しています。最も登録が古いHOPFISTウエルスのサイトは2008年5月に登録されています。しかしこれらのサイトがこれほど前からFX業者として運営されていたかどうかは疑問でしょう。上で示したように各サイトの「About Us」にはいずれのサイトでも「2016年に設立され」と記されているのですから少なくとも2016年以前にFX業者として運営されていたとは思えません。以前に別の目的で登録されたサイトのドメイン名を最近になって買い取ってサイトを立ち上げたという可能性が高いと思われます。

そしてDBAYEマーケットとHOPFISTウエルスのWho Is 情報に記されている登録者の所在地はカンボジアの首都であるプノンペンになっています。これまで検証してきたサイトでもWho Is 情報にカンボジアとの繋がりを示す記述があった事例は幾つかありました。例えば「検証46」で検証したGLOファイナンスのWho Is 情報には登録者の所在地として中国とカンボジアの両方が記されていましたし、「検証20」で検証したJINGERグローバルリミテッドの場合もWho Is 情報に所在地がカンボジアであると記されていました。しかし本当にカンボジアにこれらのサイトの運営拠点があるかどうかは何とも言えません。少なくともDBAYEマーケットの場合には対応すると思われるイギリスの法人登録では中国国籍、中国在住の人物になっているのでやはり中国に拠点があるという可能性もあるように思われます。

いずれにしろこれら3つのサイトはYahoo知恵袋に出金出来ないという投稿が出ているFUNRATS ウエルスリミテッドなどのサイトと同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトであることについては間違いないでしょう。運営者に関する情報開示は明らかに不充分、不適切であり、金融ライセンスも確認出来ません。到底信用出来るサイトとは思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


※付記

本項で検証した3つのサイトについて2022年11月下旬に確認したところ、アクセス可能なのは2番目のDBAYEマーケットリミテッド (http://www.dbaye.com/ja/) だけで最初のカウトレーディングウエルスリミテッド (https://www.cowtrading.com/ja/) と3番目のHOPFISTウエルスリミテッド (http://www.hopfist.com/ja/) の2つのサイトは何の告知もなく閉鎖されているようです。また上でカウトレーディングウエルスリミテッドに対応すると思われるということで示したイギリスの法人登録 (会社番号:13339698) は以下に示すように2022年9月20日付でDISSOLVED )登録取り消し) 扱いになっていることが判明しました。

一方で新たに閉鎖されたサイトと同じ名称で牛の頭部をデザインしたと思われるロゴも一致するCowtrading Wealth Ltd (カウトレーディングウエルスリミテッド https://www.cowtradingvip.com/jp) というサイトが開設されていることに気が付きました。さらにこの新しいカウトレーディングウエルスリミテッドのサイトに対応すると思われるイギリスの法人登録 (会社番号:14447124) も確認されました。この新しいカウトレーディングウエルスリミテッドのサイトやイギリスの法人登録については「検証60」で検証しているので参照してください。


●CoWos Holding Group Limited (CoWosホールディンググループリミテッド https://www.cowosfx.com/ja/)

これは「検証25」で検証したGreenstan Wealth (グリーンスタンウエルス https://www.greenstansjp.com/jp/index.html) と同じIPアドレス ((8.218.19.129) を共有していることで見つかってきたサイトで上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッド以下のサイトと明らかに似ているのでここで検証することにします。まず以下がサイト冒頭のキャプ画像です。

表示言語は右上に国旗アイコンが並んでいる英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語の10ヵ国語からの選択になっているようです。そしてこの表示言語の選択肢も含めて上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッドなどのサイトに明らかに似ています。以下に比較の為にFUNRATS ウエルスリミテッドのサイト冒頭のキャプを再掲します。

さらにこの冒頭部に続く部分には以下にキャプを示したサイトの特長を説明する部分が出てきます。

この部分についても上で検証してきたFUNRATS ウエルスリミテッド以下のサイトと非常によく似ています。以下にはFUNRATS ウエルスリミテッドの相当部分を比較の為に再掲します。

そしてこのサイトには連絡先情報らしきものが何もありません。脚注部分には以下のキャプに示したようにFacebook、Twitterなどのアイコンが並んでいて公式アカウントへのリンクになっているように見えますがこれらはCoWosホールディンググループリミテッドのサイト自体へのリンクになっていて公式アカウントではないようです。見せかけだけのリンクです。

それ以外にもメニューバーにあるサブページへのリンクと思われるものが実際にはこのCoWosホールディンググループリミテッドのトップページへのリンクになっている見せかけだけのリンクが多いようです。

そこで上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッドロージースタイルウエルスリミテッド、LEBWAYウエルスリミテッド、ホースフォレックス、カウトレーディングウエルスリミテッド、DBAYEマーケットリミテッド、HOPFISTウエルスといったサイトで対応すると思われるイギリスの法人登録が見つかっていることからCoWosホールディンググループリミテッドについてもイギリスの法人登録を探してみるとやはり対応すると思われる法人登録が見つかってきました。以下にキャプを示します。

法人登録の日付は2022221となっています。この検証は2022年6月下旬に書いているので4ヶ月ほどしか経過していない新しい登録ということになります。業種は卸売業、IT関連、金融関係です。そして住所は以下のようになっています。

>Unit G1, Capital House 61 Amhurst Road, London, United Kingdom, E8 1LL

この住所は上で検証しグリーンスタンウエルスリミテッドに対応すると思われる法人登録、DBAYEマーケットのものと思われる法人登録CoWosホールディンググループリミテッドのものと思われる法人登録の住所同じ住所です。それ以外にも「検証13」以降の一連の中国系と思われる詐欺サイトの検証で何度か法人登録上の住所として登場している住所でもあります。全く同じ住所が法人登録上の住所になっている他のサイトについてはグリーンスタンウエルスリミテッドの検証の中にリストがありますから参照してください。部屋番号まで同じ住所が何度も登場しているとなれば架空住所の疑いが濃厚です。

そしてこの法人登録の経営者情報のページのキャプを以下に示します。

法人登録の日付である2022年2月21日に就任したLIN, Zhenという中国国籍、中国在住の人物はわずか13日後の2022年3月6日に辞職し、同日付でやはり中国国籍、中国在住のXIA, Fengという人物が代わって就任しています。かなり異様な状況ですし、新旧の経営者が共に中国国籍、中国在住となればやはりイギリスの法人登録は名目だけのもので事業実体はやはり中国にあることを疑わざるを得ません。

現時点ではこのサイトでの投資を勧誘されたとか出金出来ないといった報告は確認されていません。しかし上で検証した被害報告が確認されているFUNRATS ウエルスリミテッドなどのサイトと極めてよく似たサイトであり、同じ詐欺グループによって同じテンプレートから量産されたサイトであるとしか思われず、非常に危険としか思われません。情報の開示は極めて不適切、不充分であり、金融ライセンスに関する記述もありませんから無登録の違法業者でしょう。

このサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


●Elderton (エルダートン https://www.elderton-fx.com/Jp)

●EldertonFX (エルダートンFX https://eldertoncap.com/Jp)

●ELCFX/INCM (https://eldertoncapfx.com/Jp)

最初のエルダートン (https://www.elderton-fx.com/Jp) というサイトは「検証27」で検証したElderton / interva (エルダートン / interva https://www.eldercapfx.com/) というサイトについて検索していて存在に気が付いたサイトです。

表題2番目のエルダートンFX (https://eldertoncap.com/Jp)、3番目のELCFX/INCM (https://eldertoncapfx.com/Jp) については最初のエルダートン (https://www.elderton-fx.com/Jp) からの画像検索で見つけてきたサイトです。また表題2番目のエルダートンFX (https://eldertoncap.com/Jp)は「検証27」で検証したinterva (https://intervatefex.com/Jp)、「検証28」で検証したファーリーチキャピタル (https://www.farreach-fx.com/Jp) 、「検証56」で検証しているインターベートFX (https://hmimarketsfx.com/Jp) やエルダートンキャピタルリミテッド (https://elder-tonfx.com/Jp) といったサイトとIPアドレス (104.225.238.147) を共有していることでも存在に気が付きました。以下に示したのはエルダートンFX (https://eldertoncap.com/Jp) のサイトを基準にして同一のIPアドレス (104.225.238.147) 上にあるサイトのリストです。リストの5番目に出ている「検証23」で検証しているエルダートン (https://eldertonsfx.com/Jp) もこの同一IPアドレス上のサイトを検索することで見つかってきたサイトです。これらのサイトは同一グループによるサイトである可能性が非常に高いものと思われます。

また最初のエルダートン (https://www.elderton-fx.com/Jp) と3番目のELCFX/INCM (https://eldertoncapfx.com/Jp) はまた別のIPアドレス (212.50.244.88) を共有しています。以下は最初のエルダートン (https://www.elderton-fx.com/Jp) のサイトを基準にして同じIPアドレス上のサイトを探した結果のキャプです。

3番目のELCFX/INCM (https://eldertoncapfx.com/Jp) のサイトに加えてもう1つ、GrandFX (グランドFX https://grandsignfx.com/Jp) というサイトが同一IPアドレス上に見つかってきていますが、このグランドFXというサイトもここで検証するエルダートンなど3つのサイトと部分的にですが似ている部分が認められます。「検証58」で別に検証しているので参照してください。

そしてここで検証対象とする3つのサイトは互いに非常に似通っているだけでなく、上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッド以下のサイトとも酷似していて同じテンプレートから量産されたサイトと考えられるのでここで検証することにしました。

まず本項で検証する3つのサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に順に示します。

▼エルダートン (https://www.elderton-fx.com/Jp) [表示言語:英語、香港語、日本語]

▼エルダートンFX (https://eldertoncap.com/Jp) [表示言語:英語、中国語、フランス語、日本語、ドイツ語、イタリア語]

▼ELCFX/INCM (https://eldertoncapfx.com/Jp) [表示言語:英語、中国語、フランス語、日本語、ドイツ語、イタリア語]

最初のエルダートンのサイトで表示言語の選択肢が少ないぐらいで3つのサイトは互いに見分けるのも困難なほどによく似ていますし、上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッド以下のサイトと比べてもニューヨークの夜景と思われる背景画像が共通しているなど非常によく似ています。

さらにこの冒頭部に続いてはサイトの特長を簡単なイラスト付きでまとめている部分がありますが、その部分についても以下に3つのサイトからのキャプを表題と同じ順 (エルダートン → エルダートンFX → ELCFX/INCM) で示します。

この部分でも3つのサイトは互いに非常によく似ています。また以下に再掲したFUNRATS ウエルスリミテッドの相当部分のキャプと比較すると項目数は9個から6個に減っていますし、テキスト部分も全く同じというわけではありませんがやはり明らかに似ています。

次に各サイトで連絡先情報を探しましたが殆ど何の情報もありません。3つのサイトに共通して以下に示した世界地図があってアメリカ、メキシコ、イギリス、イタリア、ロシア、オーストラリアなどにオフィスがあると称していますが、具体的な住所とか電話番号は示されていません。

各サイトに「お問い合わせ」というサブページがあるのですが、示されているのはそれぞれ以下のキャプに示したメールアドレスが1つだけです。表題と同じ順 (エルダートン → エルダートンFX → ELCFX/INCM) でキャプを示します。

記されているメールアドレスをまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

Elderton (https://www.elderton-fx.com/Jp) support@elderton-fx.com

EldertonFX (https://eldertoncap.com/Jp) support@eldertoncapfx.com

ELCFX/INCM (https://eldertoncapfx.com/Jp) support@eldertoncapfx.com

2番目のEldertonFXと3番目のELCFX/INCMのサイトに記されているメールアドレスは同一です。

これだけでは話にならないので例によってサイトのWho Is 情報も確認しましたが、いずれのサイトでも登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

Elderton (https://www.elderton-fx.com/Jp) 2022年7月8日

EldertonFX (https://eldertoncap.com/Jp) 2022年8月14日

ELCFX/INCM (https://eldertoncapfx.com/Jp) 2022年7月9日

この検証は2022年8月下旬に書いているのでいずれもサイトの開設から2ヶ月以内という非常に新しいサイトということになります。

尚、上で検証してきたFUNRATS ウエルスリミテッド以下の同じテンプレート由来と思われる一連のサイトでは脚注のロゴの下にSNSのアイコンが並んでいて一見すると公式アカウントへのリンクになっているように見せかけられていましたが、本項で検証した3つのサイトでは以下に示したようにいずれについてもSNSのアイコンは存在していません。以下の左からエルダートン → エルダートンFX → ELCFX/INCMのサイトのキャプです。

それからこれら3つのサイトの会社概要のページの冒頭のみを以下にやはり表題と同じ順 (エルダートン → エルダートンFX → ELCFX/INCM) で示します。

この会社概要にも所在地に関する記述は一切見当たりませんが気になるのは2番目のエルダートンFXの場合、文章の主語が「エルダートンFX」ではなく、「INCM」になっていることです。同様に3番目のELCFX/INCMの場合も主語がINCMになっています。ELCFX/INCMの場合は他にもサイト名が示されていると思われる部分にINCMと書いてある部分があり、実のところ「ELCFX」と「INCM」のいずれがサイト名なのかよく分からないような状態になっています。ちなみに同じ会社概要の冒頭部の英語版を同じ3つのサイトについて確認すると以下のようになっています。

2番目のエルダートンFXの場合は日本語版で「INCM」となっていた主語が英語版では「EldertonFX」となっています。一方で3番目のELCFX/INCMの場合は英語版でも「INCM」となっています。なんでこういう不可解なことになっているのか推測するしかありませんが、これらのサイトはINCMというサイトをテンプレートとして立ち上げられたサイトであり、コピペしてサイト名などを修正する際に修正を忘れた結果ではないかと思われます。

これら3つのサイトは非常に新しいサイトであるということもあってこれらのサイトでの投資を勧誘されたとか出金出来なくなったといった報告が確認されているわけではありません。しかし上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッドなど明らかに同じテンプレートに由来すると思われるサイトの幾つかでは勧誘され、出金出来ないといった報告が出ていて非常に危険なサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●Ally Financial Inc. (Allyファイナンシャルインコーポレイテッド https://www.allyinvestforex.jp/)

●Ally Financial Inc. (Allyファイナンシャルインコーポレイテッド https://www.allyfx.jp/index.htm)

●Ally Financial Inc. (Allyファイナンシャルインコーポレイテッド https://lanlasaki.com/)

●atatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm)

最初のAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイトは他のサイトについて検索していて偶然見つけたサイト、他の3つのサイトは最初のサイトからの画像検索などで見つけてきたサイトです。そしてこれらのサイトも上で検証してきたFUNRATS ウエルスリミテッド以下のサイトとよく似ており、同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトと考えられます。また3つのAllyファイナンシャルというサイトはAlly (https://www.ally.com/) というアメリカの銀行の名称やロゴを盗用したサイトと思われます。さらに後述しますがこれらのサイトの一部についてはネット上に被害報告が出ているようです。まず本項で検証する4つのサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に順に示します。

▼Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) [表示言語:英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語]

▼Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyfx.jp/index.htm) [表示言語:英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語]

▼Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) [表示言語:英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語]

▼atatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) [表示言語:英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語]

これら4つのサイトの冒頭部は互いに酷似していますし、表示言語の選択肢も同じです。また指摘するまでもないと思いますが上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッド以下のサイトの冒頭部ともよく似ています。以下には比較対象としてFUNRATS ウエルスリミテッド (https://www.funrats.com/ja/) のサイト冒頭部のキャプを再掲します。

明らかに同じ背景画像が使われていますし、右上の国旗アイコンの並びで示されている表示言語の選択肢も本項の検証対象である4つのサイトと同じです。さらにこの冒頭部に続いてはサイトの特長を9項目にまとめて簡単なイラスト付きで説明している部分が出てきます。その特長を説明する部分のキャプも表題と同じ順、Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) → Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyfx.jp/index.htm) → Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) → atatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) の順で以下に示します。

この部分でも4つのサイトは色が異なるだけで互いにあるいは上で検証してきた一連のサイトとも非常によく似ています。以下には比較対象としてFUNRATS ウエルスリミテッド (https://www.funrats.com/ja/) のサイトの相当部分のキャプを再掲します。

4つのサイトではこの部分に続いてリアルタイムの為替相場情報やビットコインのチャートがあり、さらに「私たちのオフィス」というタイトル付きで世界地図が出てきます。その世界地図の部分についても表題と同じ順、Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) → Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyfx.jp/index.htm) → Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) → atatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) の順で以下に示します。

「私たちのオフィス」という項目名になっていますが、世界地図の上で国名だけ示されているだけで住所とか電話番号といった連絡先情報は見当たりません。オフィスの場所を示していると思われる矢印の数や位置が少しずつ違いますが、4つのサイトはこの部分でもやはり互いに非常によく似ています。但しこれらの地図で示されている拠点の場所をよく見ると例えばatatongのサイトの世界地図ではSeychelles (セーシェル) と書かれた矢印が指し示しているのはどう見ても実際のインド洋に浮かぶ島国であるセーシェルの位置とは異なっていて南米のブラジル国内ではないかと思われる場所になっています。地中海に浮かぶ島国であるはずのキプロスの位置も相当にずれているように見えますし、カナダの位置もアメリカのアラスカ州ではないかと思われる場所となっています。雑に作られた地図という印象を受けます。最初Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) と3番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) の場合のみ、日本の東京にオフィスがあることになっています。

そしてこれらの世界地図も上で検証した一連のサイトとも非常によく似ています。以下には比較の為に本ページで最初に検証したFUNRATS ウエルスリミテッド (https://www.funrats.com/ja/) のサイトの相当部分のキャプを再掲します。

このFUNRATS ウエルスリミテッドのサイトの地図で示されている10個の拠点の位置はAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyfx.jp/index.htm) のサイトの世界地図で示されている拠点の位置と一致するようです。

さらに以下は4つのサイトの脚注の一部、ロゴが示されている部分のキャプです。まず左下に表題最初のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) からのキャプ、右下に表題2番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyfx.jp/index.htm) からのキャプを示します。

さらに左下には表題3番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) からのキャプ、右下には表題4番目のatatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) のキャプを示します。

この部分にはそれぞれのサイトのロゴ、取引対象として「外国為替」「大口の商品」「指数」「希少金属」「暗号通貨」の5項目が示されている他、最初のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) と3番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) の場合のみ以下の電話番号が書いてあります。

>Tel:03-6824-1963

これは(03)局番から始まっているので東京のオフィスの電話番号かと思われました。上で示した「私たちのオフィス」と題された世界地図でも最初のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) と3番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) の場合のみ日本にオフィスがあることになっています。しかしこれら2つのAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイトで表示言語を英語に切り替えた場合でも下の2つのキャプに示したように同じ(03)から始まる電話番号が示されるのです。全く同じにしか見えませんが左下が表題最初のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) からのキャプ、右下が表題3番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) からのキャプです。これは異様です。

さらに3つのAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイトではロゴの下に「Follow us」と書いてあってFacebook、TwitterなどSNSのアイコンが4つ並んでいるので公式アカウントへのリンクになっているように見えます。しかし実際にはこれらのロゴの部分は上で検証してきた同じテンプレート由来と思われるサイトと同じで単なる画像であってリンクにはなっていません。公式のSNSアカウントが存在するように見せかけているだけです。

これ以外に連絡先情報が記されている可能性があるのはまずAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) のサイトでは「弊社について」と題されたサブページ、Allyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyfx.jp/index.htm) のサイトでは「について私たち」と題されたサブページ、3番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) では「弊社について」と題されたサブページがあります。これら3つのサイトのサブページの冒頭部のキャプを以下に順に示します。

文章部分はおそらく翻訳の違いで微妙に異なりますが3つのサイトはこのサブページでも互いに非常によく似ています。そして最高経営責任者という肩書でジェフリー・J・ブラウンという人物の挨拶が掲載されています。そしてこの経営者の画像を画像検索に掛けてみたところ、本項の最初に書きましたがAlly (https://www.ally.com/) というアメリカのミシガン州・デトロイトに本社を置く銀行のサイトが見つかってきました。以下に見つかってきた銀行のサイトのまずはトップページ冒頭部のキャプを示します。

本項で検証している2つのAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイトの冒頭部とは全く似ていません。アメリカの銀行のサイトですから当然でしょうけど表示言語は英語のみです。しかし上のキャプの左上に見えるロゴの部分だけは本項で検証している3つのAlly ファイナンシャルインコーポレーテッドのサイトのロゴに酷似しています。以下にはロゴの部分の拡大図を示します。左下が本項で検証しているAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) のサイトのロゴ、右下がアメリカの銀行であるAlly (https://www.ally.com/) のロゴのそれぞれ拡大です。

並べて比べてみると微妙に色が異なる、本項で検証しているAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのロゴの色の方が濃いようですが見分けるのは困難です。さらに問題なのは画像検索で見つかってきたAlly (https://www.ally.com/) のサイトの「About Us」のページです。以下に冒頭部のキャプを示します。

このサブページは本項で検証している3つのAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイトのサブページに酷似しています。比較の為に以下には本項で検証しているAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) のサイトを英語表示にした場合の「About Us」のサブページのキャプを示します。

メニューバーの部分は異なりますが、それ以外の部分は全く同じに見えます。挨拶の文章を寄せている最高経営責任者 (CEO) もJeffrey J. Brownで一致していますし、画像も明らかに同じです。そして後述しますが、Ally (https://www.ally.com/) のサイトはWho Is 情報によれば1995年4月27日に登録されていて27年以上の歴史があるのに対して本項で検証している3つのAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイトは20205月以降に登録されています。こうした状況から本項で検証している3つのAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイトはアメリカの銀行であるAlly (https://www.ally.com/) のサイトの名称やロゴ、さらにはサイトの記述内容に一部を盗用した偽サイトとしか思われません。

次にatatongのサイトについても「私たちについて」と題されたサブページの冒頭部を示します。

このatatongの場合もオーストラリア、スペイン、マレーシア、セーシェル、カナダ、キプロスに拠点があると書いてありますが具体的な住所や電話番号など連絡先情報は示されていません。経営者情報も見当たりません。他には

>NFA ID:  0552860

というライセンス番号らしきものが記されています。このNFAというのは「検証13」以降の中国系と思われるグループによるサイトの検証でしばしば登場するNational Futures Association (全米先物協会 https://www.nfa.futures.org/) を指すものと思われます。そこでNFAのサイトに用意されている検索窓atatongの登録番号 (0552860) を探してみると以下のような情報が出てきます。

NFAのサイトで何らかの情報が出てくるのは確かなのですが

>Not an NFA Member (NFAの会員ではない)

>Non-Member not subject to NFA oversight. (非会員は NFA の監督を受けません。)

と記されています。既に書いたように「検証13」以降で検証してきた中国系のグループによると思われるFXのサイトではしばしばNFAで登録を得ているという主張が出てくるのですが、それらの登録情報を調べると常にこのメンバーではないという情報が出てきます。これで金融ライセンスを得ているとは言えないでしょう。

いずれのサイトでも連絡先情報が開示されていないということで次に例によって各サイトのWho Is 情報を確認しました。断片的ですが登録者に関する情報がWho Is 情報に記されていたのは3つのAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイトの場合です。それら3つのサイトのWho Is 情報のキャプを以下に示します。一方でatatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) の場合はWho Is 情報に登録者の情報がないのでキャプは省略します。まず表題最初のAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイト (https://www.allyinvestforex.jp/) のWho Is 情報を以下に示します。

次に表題2番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイト (https://www.allyfx.jp/index.htm) のWho Is 情報を示します。

これら最初の2つのAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのサイトのWho Is情報の赤枠部分に記されている登録者の情報は共通で以下のようになっています。

登録者名:sdfa fashg

メールアドレス:woaibbaba9@gmail.com

住所:060-8588 MIN PHNOM PENH, PHNOM PENH

電話番号:[+855] 69310015

まず住所ですが、カンボジアの首都、プノンペン (PHNOM PENH) の住所のようです。電話番号もカンボジアの国番号である[+855] から始まっています。メールアドレスも記されていますが無料登録できるgmailのアドレスです。まともなFX業者のメールアドレスとは思えません。

その後、このWho Is 情報の登録者名、メールアドレス、カンボジアの住所、カンボジアの電話番号は以下の2つのサイトのWho Is 情報でも登場していることが分かりました。

「検証25」 Fasoniaウエルスリミテッド (http://www.tradingtech.jp/jp/index.html)

「検証65」 キャピタルファイナンシャルアドバイザーズ (https://capitalfa.jp/)

これらの登録者に関する情報がどれほど信頼出来るかは疑問ですが、ほぼ間違いなく登録者情報が一致する3つのサイトは同じグループによるサイトでしょう。

最後は表題3番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) のサイトのWho Is 情報です。

3番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) のサイトのWho Is 情報は最初の2つのAllyファイナンシャルインコーポレイテッドのWho Is 情報とは異なります。記載されている内容を以下にまとめます。

登録者名:ENYO SIEW LENG

郵便番号:999077

住所:香港

電話番号:+852.92698640

登録者名は「ENYO SIEW LENG」となっており、住所は香港とだけ記されています。電話番号も[+852]という香港の国番号から始まっています。

3つのサイトのWho Is 情報では黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日、およびアップデート日を本項で検証対象とした4つのサイトについてまとめると以下のようになります。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 アップデート日

Allyファイナンシャル (https://www.allyinvestforex.jp/) 2022年10月13日 記載なし

Allyファイナンシャ(https://www.allyfx.jp/index.htm) 2022年10月10日 記載なし

Allyファイナンシャル (https://lanlasaki.com/) 2020年5月2日 2023年2月3日

atatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) 20221117日 20221123日

最初の2つのAllyファイナンシャルのサイトの開設日は3日ずれているだけ、ほぼ同時期に開設されています。

そしてここで検証した4つのサイトの内、最初のAllyファイナンシャル (https://www.allyinvestforex.jp/) と最後のatatongのサイトについてはWiki FXという口コミ情報サイトに複数の被害報告が出ています。まず最初のAllyファイナンシャル (https://www.allyinvestforex.jp/) に関する被害報告ですが3名のいずれも日本在住者から4件の被害を報告する投稿が出ています。

次に以下がatatongに関する被害報告です。

4件の投稿がありますが、その内3件は同じ投稿者によるものです。そしていずれの投稿も日本国内からの投稿のようです。残念ながらatatongのサイトで取引を始めてしまった経緯はいずれの投稿にも書かれていません。最初に少額を入金した時には出金できたが大金を投入したら出金出来なくなった、有り得ない値動きがあってロスカットされた、残ったお金も出金できないといったことが記されていて「検証13」の冒頭に書いた中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口と似ているように思われます。

さらに「atatong」を検索したところjust answer (https://www.justanswer.jp/) というサイトにatatongで詐欺被害を受けたという投稿があることに気が付きました。

この投稿でも残念ながら勧誘された経緯などが分かりませんが、富田純平、堂本高史、ATATONG、佐藤博文FX投資詐欺グループに騙されてかなりのお金を奪われてしまったようです。

さらに「解約110」というブログ「冨田純平、堂本高史、atatong、ディセマネイト投資顧問株式会社というFX詐欺グループ」という投稿が出ていることに気が付きました。このブログによればFacebookの広告に株式投資の推奨銘柄を教える富田純平を名乗る人物の広告が出ていたがその富田純平を名乗る人物の画像が富山市長である藤井裕久という人物の画像になっていることに気が付いたようです。

その富田純平を名乗る人物のLINEグループに参加してみるとさらに富田純平の師匠であるというディセマネイト投資顧問 (https://www.disseminatorgroup.com/) の取締役会長と称する堂本高史という人物が登場してatatongでのFX投資を勧められたようです。以下にディセマネイト投資顧問 (https://www.disseminatorgroup.com/) のサイト冒頭部のキャプ画像を示します。

このディセマネイト投資顧問のサイトについて調べてみると詐欺目的としか思われない点があることに気が付きました。まずこのサイトと非常によく似たサイトが存在することに気が付きました。それが以下に冒頭部のキャプを示すカタリスト投資顧問株式会社のサイト (https://www.japancatalyst.com/) です。

この冒頭だけ見てもディセマネイト投資顧問のサイトとカタリスト投資顧問のサイトが互いに非常によく似ていることが明らかです。そしてこのカタリスト投資顧問株式会社というのは上のキャプにも記述がありますが、MONEX (マネックス) グループの投資顧問業者のようです。

さらにこの冒頭部に続いて出てくる部分についても相互比較します。ディセマネイト投資顧問カタリスト投資顧問の順でキャプを示します。

この部分には経営者の紹介などが含まれていますが2つのサイトを比較するとやはり偶然とは思われない似ている点が認められます。例えば経営者の紹介の部分にはいずれのサイトでも

>今までの経験とネットワークと、情熱の全てを注ぎます。

という記述があって経営者の画像が並んでいます。カタリスト投資顧問の取締役会長として登場しているのはマネックスグループの松本大氏です。一方でディセマネイト投資顧問の取締役会長として登場しているのが問題の堂本高史という人物です。こちらも画像が付いていますが、これが本当に堂本高史という人物の画像なのかは疑問でしょう。そして上の2枚のキャプの後半部でも左側の英字新聞風のイラストが同じものに見えます。しかし後半部右側についてはディセマネイト投資顧問の場合、「セミナー」という項目になっていてセミナーの案内へのリンクになっています。実際にリンク先となっているのは以下の3つのURLアドレスです。

https://seminar2.monex.co.jp/public/seminar/view/20065

https://info.monex.co.jp/news/2022/20220210_03.html

https://seminar2.monex.co.jp/public/seminar/view/18184

これらはいずれも「monex.co.jp」というドメイン名から分かるようにマネックス証券のサイトのセミナー案内のページです。このリンクから判断するとディセマネイト投資顧問はマネックスグループの一角であるかのように見えます。しかしカタリスト投資顧問のサイトで相当部分は「ニュース」という項目になっていて3件のリンクが見えますが、その内の2件目が2022年11月28日付で出された

>【重要なお知らせ】当社ウェブサイトを模倣したサイトに関してのご注意

というタイトルの警告になっています。その警告のキャプを以下に示します。

カタリスト投資顧問の模倣サイトが存在することを指摘しています。模倣サイトの具体的な名称とかURLアドレスが示されているわけではありませんが、ここで模倣サイトとして取り上げられているのがまさにディセマネイト投資顧問のサイトである可能性が濃厚でしょう。

さらに2つの投資顧問サイトの比較を続けます。次いで出てくるのはいずれのさいとでも「TEAM」と題された運営陣を紹介する部分です。ここでもディセマネイト投資顧問 → カタリスト投資顧問の順でキャプを示します。

右側のイラストは同じものに見えます。運営陣の内、イェスパー・コール / Jesper Koll という名前だけは共通しています。ディセマネイト投資顧問については堂本高史に加えてLINEの投資グループに登場していた富田純平という人物の名前も登場しています。

さらに以下は脚注部分の比較です。やはりディセマネイト投資顧問 → カタリスト投資顧問の順でキャプを示します。

いずれのサイトにも金融商品取引業者の登録番号が書いてあります。

ディセマネイト投資顧問は関東財務局長(金商)第317号カタリスト投資顧問は関東財務局長(金商)第3171号となっていますが、金融庁のサイトで公表されている金融商品取引業者の登録リストで確認すると関東財務局長(金商)第3171号カタリスト投資顧問の登録番号であることは確認出来るものの、関東財務局長(金商)第317号はディセマネイト投資顧問ではなく、キャピタル・インターナショナル株式会社の登録番号になっています。

この「キャピタル・インターナショナル株式会社」を検索してみると公式サイト (https://www.capitalgroup.com/advisor/jp/ja) が見つかってきました。 以下に示したようにこのキャピタル・インターナショナルのサイトでも関東財務局長(金商)第317号という登録番号が確認出来ます。

金融庁のサイトで公表されている登録業者リストで関東財務局長(金商)第317号という登録番号がキャピタル・インターナショナルの登録番号であるとなっているのですからディセマネイト投資顧問が登録を得ているという主張はデタラメとしか思えません。

次にディセマネイト投資顧問の会社概要のページのキャプを示します。

比較の為にカタリスト投資顧問の会社概要のページのキャプも以下に示します。

本店所在地の住所 (〒107-6025 東京都港区赤坂1丁目12番32号 アーク森ビル25階) は2つの投資顧問で同じです。また取締役の内、上田雅貴および田名網尚という2名の氏名は2つのサイトで共通して登場しています、事業内容も「投資助言業」で一致しています。しかし電話番号はカタリスト投資顧問のサイトにしか記されていません。

総合的に判断してディセマネイト投資顧問はマネックスグループの一角を自称しているものの詐欺目的の幽霊組織としか思われません。ディセマネイト投資顧問の運営陣を称する富田純平、堂本高史といった人物も架空人物の疑いが濃いです。

本項で検証した3つのサイトの内、被害報告が確認されるのは最後のatatongというサイトだけですが、2つのAllyというサイトも明らかに同じグループによるサイトでしょう。さらに上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッドなどやはり同じテンプレートから同じグループによって量産されたと思われるサイトでも被害報告が出ていることを考えても本項で検証したサイトはいずれも非常に危険なサイトと考えざるを得ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


※付記1

atatongでの投資を勧誘する目的と思われるブログなどが存在することに気が付きました。

投資交流とーしグ (Note)

cywcrのブログ (Amebaブログ)

2つ目のブログでは富田純平は京都大学教授として紹介されています。

そしてこの京都大学教授・富田純平を紹介する投稿には富山市長・藤井裕久氏のものと思われる画像が添付されています。左下が添付されている画像、右下が富山市の公式サイトにある藤井裕久市長の画像です。同一人物の画像の可能性が高いです。

一方で京都大学教授富田純平という人物の実在を裏付けるような信頼出来る情報は一向に見つかりません。やはり京都大学教授・富田純平なる人物は架空人物としか思われません。

そしてこのブログにはatatongやディセマネイト投資顧問を紹介するような投稿があります。

少なくともatatongについては日本人を標的にかなり力を入れた勧誘が行われていることで間違いないと考えます。


※付記2

Allyファイナンシャル (https://www.allyinvestforex.jp/)Allyファイナンシャル (https://www.allyfx.jp/index.htm) のメニューバーにある「オープンアカウント」という項目をクリックすると口座開設画面、ログイン画面が出てくるのですがそれらはいずれのAllyファイナンシャルのサイトからでも同じURLアドレス (https://www.ally-crm.com/pc/user/login) の同じページになっているようです。以下にその2つのAllyファイナンシャルのサイトで共有されているログイン画面のキャプを示します。

さらに以下にはatatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) のログインページ (https://www.atatongcrm.com/pc/user/login) のキャプを示します。

atatongは左側の画像部分が異なりますが、基本的にこの口座開設画面も互いによく似ています。表示言語の選択肢はいずれの場合も日本語、香港語、英語の3つです。そしてこれらの口座開設画面は例えば「検証25」で検証したGreenstan Wealth (グリーンスタンウエルス https://www.greenstansjp.com/jp/index.html) のログイン画面 (以下のキャプ参照)に酷似しています。

明らかに同じテンプレート由来でしょう。さらにこれらも含めた以下のサイトでもログイン画面がこれと非常に似ているようです。これらのサイトの組織的な繋がりが強く示唆されます。

「検証25」 グリーンスタンウエルス (https://www.greenstansjp.com/jp/index.html)  → 閉鎖済み

「検証50」 OSIRISフォレックス (https://www.osiristradelimited.com/jp/)  → 閉鎖済み

OSIRISフォレックス (https://osirisforex.com/jp/)  → 閉鎖済み

atatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) → 閉鎖済み

「検証64」 CBXIマーケッツリミテッド https://www.cbximarkets.com/jp/)  → 閉鎖済み

「検証65」 キャピタルファイナンシャルアドバイザーズ (https://capitalfa.jp/)

「検証69」 ジャフコ インベストメント (アジア パシフィック) リミテッド (https://www.jafcoasia.io/jp/index.html)


※付記3

Yahoo知恵袋に2つのAllyファイナンシャルのサイトのいずれかに誘導されて出金出来ない状況に陥っていると思われる人からの投稿が出てきました。

2023年3月25日投稿

質問投稿の本文中には入金してしまったサイトの情報がありませんが、上の添付画像の一番上に「Ally Financial Inc」と書いてあります。このサイトで取引することになってしまった経緯も全く不明ですが、クライアントサポートの星野と名乗る人物が登場しているようです。

2023年4月2日投稿

こちらも詐欺に遭って「Ally Financial Inc」から引き出せなくなっているというだけの投稿になっています。3月25日付の投稿もこちらの投稿も投稿者のID非公開なので同じ投稿者なのかもしれません。


※付記4

この付記を書いている2023年4月上旬現在で既に削除されているようですがnote (https://note.com/) というサイトにatatongでの投資を勧誘するような投稿が存在していたことが確認されました。

そして投稿自体は削除されているのですが投稿者のアカウントは残っていて以下のキャプに示した清水コルカという名義になっています。

そしてこの「清水コルカ」について検索するとTwitterに清水コルカという人物にLINEの投資グループに招待されるという報告がかなりの数、出ていることが判明しました。以下はその一例です。

2023年4月3日投稿

LINEの投資グループに多数の人を招待して詐欺サイトに誘導するという勧誘方法については上で検証したグリーンスタンウエルスリミテッド (http://www.greenstan.com/ja/index.htm) など多くのサイトで類似の報告が多数確認されています。

「検証25」 グリーンスタンウエルス (https://www.greenstansjp.com/jp/index.html)

「検証25」 IDFパワーウエルス (https://www.idfpowerio.com/jp/index.html)

「検証50」 OSIRISフォレックス (https://www.osiristradelimited.com/jp/)

「検証56」 BULUTUN (https://www.bulutun.site/)

「検証56」 POOPAC (http://www.ipoopac.com/index.html#)

「検証56」 Askyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.net/)

「検証59」 IDFパワーウエルスリミテッド (http://www.idfpower.site/jp/index.htm)

「検証59」 アイコニックマネジメント (https://www.iconicjp.com/

「検証60」 ニュージーランドビジョンズ (https://www.nz-visions.com/index.htm)

「検証60」 Foyaリミテッド (https://foyavip.com/jp)

「検証60」 カウトレーディングウエルスリミテッド (https://www.cowtradingvip.com/jp)

「検証63」 スイストレードファイナンス (https://swisstrade.io/?lang=ja)

「検証63」 リッジコーポレーション (https://www.ridgecorporation.co/index.html)

「検証63」 FUCII LTD (FUCIIリミテッド (https://fucsfx.com/zh-hk/)

「検証63」 キーストンインターナショナルマーケッツ (https://ksimarket.com/?lang=ja)

「検証64」 CBXIマーケッツリミテッド (https://www.cbximarkets.com/jp/)

「検証64」 Brerona (https://breronagroup.com/#/)

「検証64」 APBG (https://apbgforex.com/#/)

さらに以下で検証しているKwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/) というサイトについても同様の勧誘が行われているという報告が出ています。同じグループによると思われる同じ手口で非常に多くの被害者が出ているものと思われ、非常に危険です。


※付記5

表題3番目のAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://lanlasaki.com/) がURLアドレスそのままにLANLASAKI (https://www.lanlasaki.com/) と改称し、サイトの見かけも一新されて全く別のサイトに変貌したようです。改称・改変は2023年4月3日~4月13日の10日間の間に行われたようですが、改称・改変の件は改称後のサイトで全く説明されていません。この改称・改変されたLANLASAKIというサイトについては「検証63」で検証しているので参照してください。


●Kwillow International Limited (Kwillowインターナショナルリミテッド https://www.kwillow.net/)

●ROSYSTYLE WEALTH LIMITED (ロージースタイルウエルスリミテッド https://www.rosystyle.xyz/ja/)

●atatong (https://www.askyolo.com/ja/)

これら3つのサイトは上で検証したサイトの検証の過程で見つかってきたサイトです。

まず最初のKwillowインターナショナルリミテッドのサイトは上で検証したAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) のサイトに記されていた電話番号 (Tel:03-6824-1963)を検索したら出てきたサイトです。但し現在のKwillowインターナショナルリミテッドのサイトにはこの電話番号は記されていません。推測ですが、かつては検索した電話番号が記されていたけれどもその後、改訂されたのではないかと思われます。

他の2つのサイト、ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.xyz/ja/) とatatong (https://www.askyolo.com/ja/) は上で検証したatatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) の脚注にあった以下の記述を調べることによって見つかってきたサイトです。

>グレンバーは、独自の状況に応じて独立して運営する多国籍の権威ある規制ライセンスを持つグループ会社です

この「グレンバー」の意味が全く分かりません。一方でatatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) のサイトで表示言語を英語にすると同じ脚注部分の文章が以下のようになります。

>ATATONG FINANCIAL SERVICES GROUP LIMITED is a group company with a multinational authoritative regulatory license and operates independently according to its own conditions.

日本語版では文章の主語が「グレンバー」だったのに英語版 (https://www.atatong.com/en/index.htm) では「ATATONG FINANCIAL SERVICES GROUP LIMITED」になっています。意味不明なのですが上で検証してきた一連のサイトは明らかに同じテンプレートの使い回しで作られており、これはテンプレートからatatongのサイトを作成する際の修正忘れの結果である可能性が高いのではないかと考えられました。そこで「グレンバー」を検索してみたところWikiFX (https://www.wikifx.com/ja/) という海外のFX業者口コミ情報サイトにGLENBER (グレンバー http://www.glenber.com/ja/index.htm) というサイトの情報があることが判明しました。

このグレンバー (http://www.glenber.com/ja/index.htm) というサイトは既に閉鎖されているのでサイト自体を確認することは出来ませんが、このWikiFXの評価によれば有効な金融ライセンスが確認出来ないといった理由により信頼度は10点満点の0.29点という最低レベルになっています。さらに2021年6月から10月に掛けて出金出来ないなど36件もの被害報告的な口コミ情報が主に台湾在住の人たちから出ています。そして2021年10月に寄せられている被害報告では既にサイトが閉鎖されているとなっています。

そしてこのグレンバーを調べている過程で

>グレンバーは、独自の状況に応じて独立して運営する多国籍の権威ある規制ライセンスを持つグループ会社です

という文章全体を検索に掛けてみると全く同じ文章が記されている同じテンプレート由来のサイトが新たに3つ見つかってきました。それが本項で検証対象とするロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.xyz/ja/) とatatong (https://www.askyolo.com/ja/) という2つのサイトです。

さらに表題最初のKwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/) については検証を準備中にYahoo知恵袋に質問が出てきました。まずはその質問投稿を引用します。

2023年4月8日投稿

このYahoo知恵袋への投稿によれば山本智行、清川浩平などと名乗る人物が主催するLINEの投資関係グループで勧誘が行われているようです。こうしたLINEの投資関係グループで勧誘が行われるというパターンは上で検証した上でグリーンスタンウエルスリミテッド (http://www.greenstan.com/ja/index.htm)、atatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) などかなり多くのサイトで使われている勧誘手法のようです。他に同様のLINEのグループに招待するという勧誘手法が使われているサイトについては上のatatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) の検証にリストがありますから参照してください。

さらにこの検証を書いた後ですがやはりYahoo知恵袋にKwillowインターナショナルリミテッドでの投資を勧誘されて出金出来なくなったという被害者からの投稿が出てきました。

2023年6月22日投稿

これもLINEで勧誘する投資詐欺に遭ったという投稿になっており、先生役の山本智行、アドバイザーと称する佐藤政彦に250万ほど騙し取られてしまったようです。山本智行という先生役の名前は上に示した4月8日付の質問投稿に出てきた名前と同じです。間違いなく同じ詐欺グループによる詐欺の被害事例でしょう。

それから4月8日付の質問投稿によればatatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) の場合と同様にYoutubeやNoteというサイトを使った勧誘も行われているようです。この内、Kwillowインターナショナルリミテッド名義のYouTubeアカウントのキャプを以下に示します。

アップされている動画を幾つか見てみましたが上のキャプにも見えるサポートラインとかトレンドとかチャートの見方とかテクニカル分析の一般的な話などの動画で特にKwillowインターナショナルリミテッドでの投資を勧誘するような内容ではありません。そしてこの検証を書いている2023年4月上旬現在、動画の大半が削除され、残っているのは「山本智行:サポートラインとレジスタンスライン」と題された動画1つのみです。

さらにnoteというサイトに出ているこれも宣伝目的と思われる2件の投稿が以下です。

Kwillow International Limitedジャパンエリアシニアアナリストが閉幕した (2023年3月3日投稿)

山本智行:Kwillow International Limitedは日本の大手企業と戦略的パートナーシップを締結します (2023年3月6日投稿)

2件目の投稿の冒頭部を以下に示します。

>三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券、ゆうちょ銀行、日本信用金庫、大和証券、野村證券などの有名企業との戦略的契約計画を開始

などと書いてありますが「Kwillow International Limited」を検索しても殆ど情報が出てこないぐらいなのに日本の大手金融機関と関係があるという主張はデタラメとしか思えません。

とにかく本項で検証対象とする3つのサイトの冒頭部のキャプを以下に示していきます。

▼Kwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/) [表示言語:英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語]

▼ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.xyz/ja/) [表示言語:英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語]

▼atatong (https://www.askyolo.com/ja/) [表示言語:英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語]

2番目のロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.xyz/ja/) と3番目のatatong (https://www.askyolo.com/ja/) の冒頭は上で検証してきたFUNRATS ウエルスリミテッド (https://www.funrats.com/ja/) 以下のサイトの冒頭部と同じ背景画像を使っており、明らかに似ています。特にロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.xyz/ja/)は上で検証した同名のロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.com/ja/index.htm) やロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosyglobal.com/ja/index.htm) と左上のロゴなども共通ですし、同様に3番目のatatong (https://www.askyolo.com/ja/) は上で検証したatatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) とURLアドレスが異なるだけでそっくりです。

一方で最初のKwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/) の冒頭部は背景画像が異なっていて一見すると似ているようには見えませんが、背景画像以外の部分では似ている部分があります。例えば表示言語の選択肢はキャプ右上に小さな国旗アイコンの並びで示されていますが、その国旗アイコンや英語、中国語、日本語、タイ語、韓国語、ベトナム語、マレー語、スペイン語、フランス語、香港語という選択肢とその並び順は他の2つのサイトと共通です。さらにメニューバーの項目などもかなり似ています。

そしてここで気が付きましたが、3番目のatatong (https://www.askyolo.com/ja/) のURLアドレスは以前に「検証56」で検証したAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.com/)というサイトのURLアドレスと同じです。以下は「検証56」で検証した際に取得したAskyoloテックリミテッド (https://www.askyolo.com/) のサイト冒頭部のキャプです。

現在のatatongというサイト名に改称したサイトとは全く似ていません。しかし3番目のatatong (https://www.askyolo.com/ja/) というサイトはAskyoloテックリミテッドという名称のサイトだったことは間違いありません。以前のAskyoloテックリミテッドというサイトが閉鎖された後でドメインが中古で販売され、現在のatatongのサイトの運営グループが購入してサイトを再開したという可能性もないわけではありませんが以前のAskyoloテックリミテッドという名称のサイトと現在のatatong (https://www.askyolo.com/ja/) の運営グループは同一である可能性が高いです。

次にまず表題最初のKwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/) の冒頭部に続く部分のキャプを以下に示します。

サイトの特長を説明しているのですがこの部分は上で検証してきたFUNRATS ウエルスリミテッド (https://www.funrats.com/ja/) 以下のサイトの特長を説明する部分とは似ているようには見えません。しかしこのKwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/) のサイトで表示言語を英語に設定すると冒頭部に続く部分が以下のようになります。

英語版のこの部分は上で検証してきたサイトと非常によく似ています。また以下に順に示すロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.xyz/ja/) やatatong (https://www.askyolo.com/ja/) の相当部分とも非常によく似ています。

さらに以下は各サイトに存在する拠点の場所を示すと思われる世界地図です。やはり表題と同じKwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/) → ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.xyz/ja/) atatong (https://www.askyolo.com/ja/) の順でキャプを示します。

Kwillowインターナショナルリミテッドの世界地図は配色が他の2つのサイトの場合と異なりますが、やはり非常によく似ています。そして世界中に多くの拠点があることになっていますが、それらの具体的な住所とか電話番号については記述がありません。

次に上で検証したAllyファイナンシャルインコーポレイテッド (https://www.allyinvestforex.jp/) などの場合には電話番号らしき数字が書いてあったサイトの脚注部分について確認しましたがKwillowインターナショナルリミテッドの場合のみ電話番号らしき数字が書いてあります。

>TEL:03-6824-5066

(03)という局番からすれば東京の電話番号のようにも思われますがこの電話番号が本当に使われているかどうかは確認していません。奇妙なのはKwillowインターナショナルリミテッドのサイトで英語表記を選択してもこの電話番号は変わらないことです。

電話番号らしき数字が書いてあるのはKwillowインターナショナルリミテッドの場合のみで他の2つのサイトには記載がありません。またKwillowインターナショナルリミテッドロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.xyz/ja/) の場合にはFacebook、TwitterなどSNSのアイコンが並んでいますがいずれも単なる画像であってリンクになっていません。SNSの公式アカウントが存在するように見せかけているだけです。こうした見せかけだけのSNSリンクは上で検証してきた一連のサイトでも確認されています。

次にそれぞれのサイトの脚注にある「弊社について」「について私たち」と題されたリンク先となっているサブページにある記述を示します。まずKwillowインターナショナルリミテッドの「弊社について」サブページの場合です。

2013年に設立されて本社はアメリカのカリフォルニア州・メンローパークにあるとなっています。後述しますがこのKwillowインターナショナルリミテッドのサイトは2022年に開設されており、2013年に会社が創設されていたかどうかは疑わしいです。またカリフォルニア州・メンローパークにあるという本社の具体的な住所とか電話番号は記載がありません。本社の外観を示しているのかと思われる建造物に画像が添付されていますが、この画像は以下に示すフリー素材の画像と一致します。画像の建造物がKwillowインターナショナルリミテッドの本社とは思えません

さらにライセンス関係の記述があります。やはりキャプを以下に示します。

こちらも添付されている画像はフリー素材の画像です。

金融ライセンスに関して

>イギリス金融行動監視機構(FCA)、キプロス証券取引委員会(CySEC)、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)、南アフリカ金融サービス委員会(FSB)、米国国家先物協会(NFA)からもライセンスを取得しております。

とあるので確認を試みました。しかしイギリス、オーストラリアなどについては法人登録さえ見つかりませんし、イギリスのFCAやキプロスのCySECのサイトで登録の確認を試みましたがいずれも該当なしです。例えば以下はイギリスのFCAのサイトでKwillowインターナショナルの登録を探した結果ですが「Unfortunately, we didn't find any results matching your search term (残念ながら、検索用語に一致する結果は見つかりませんでした)」という結果になっています。

南アフリカについては金融サービス委員会 (FSB)という組織からライセンスを得ているとなっていますが、このFSB (Financial Services Board) という組織はWikipediaの記事 (英文) によれば2018年にFinancial Sector Conduct Authority (FSCA https://www.fsca.co.za/Pages/Default.aspx) という組織に役目を引き継ぐことで廃止されているようです。そこで一応、後継組織のFSCAのサイトにある検索窓でKwillow Internationalの登録を探してみましたがやはり該当なしという結果になります。

唯一Kwillowインターナショナルリミテッドに関する情報が見つかってきたのは最後のNational Futures Association (全米先物協会 https://www.nfa.futures.org/) の場合のみです。NFAのサイトに用意されている検索窓で「Kwillow International」を探してみると以下のような情報が出てきます。

しかし出てきた情報には「Not an NFA Member (NFAのメンバーではない)」と書かれています。これは上で検証したatatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) の場合と同じですし、「検証13」以降で検証している中国系のグループによると思われるサイトで同様にNFAでライセンスを得ていると称しているものの同様の結果になります。要するにKwillowインターナショナルリミテッドについてまともな金融ライセンスは1つとして確認出来ません。

次にロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.xyz/ja/) の「について私たち」のサブページにある記述を以下に示します。

具体的な住所、電話番号といった連絡先情報、金融ライセンスに関する情報はありません。そして

>ROSYSTYLE WEALTH LIMITEDは、2016年に英国で設立され、グローバルなビジネスレイアウトを持っています。乗馬クラブ、科学研究、金融、その他の企業を複数の分野で運営しています。2018年には、有名なモーリシャス外国為替ブローカーAUSINVESTを買収しました。

という文章は上で検証したFUNRATS ウエルスリミテッド (https://www.funrats.com/ja/)、ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.com/ja/index.htm)、ロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosyglobal.com/ja/index.htm)、LEBWAYウエルスリミテッド (https://www.lebwayz.com/ja/index.htm)、ホースフォレックス (https://www.horsegroup.net/ja/)、グリーンスタンウエルスリミテッド (http://www.greenstan.com/ja/index.htm)、プロフィットシンダリミテッド (http://www.investindata.com/ja/index.htm) という7つのサイトで確認されていた文章と基本的に同じです。比較の為に同名のロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.com/ja/index.htm) からのキャプを以下に再掲します。

上に書いたロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.com/ja/index.htm) の検証で指摘した通り、

>2016年に英国で設立され

とあるのに見つかってきたイギリスのROSYSTYLE WEALTH LIMITEDの法人登録は2020年に登録されています。以前にロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.com/ja/index.htm) の検証を書いた時には経営者が中国国籍、イギリス在住のLI, Mingzeという人物でしたが、その後、経営者はKIM, Chanmoninnというカンボジア国籍、マレーシア在住の人物を経てこの検証を書いている2023年4月現在はFONG, Kim Siewというマレーシア国籍、マレーシア在住の人物になっています。イギリスにロージースタイルウエルスリミテッドの事業実体があるかどうかは極めて疑問でしょう。

最後はatatong (https://www.askyolo.com/ja/) の「私たちについて」のサブページにある記述を示します。

この記述は上で検証した同名のサイト、atatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) に書いてあった文章と全く同じです。オーストラリア、スペイン、マレーシア、セーシェル、カナダ、キプロスに「代表的な場所やサービスセンター」があるとなっていますがそれらの住所とか電話番号といった具体的な連絡先情報はありません。

>NFA ID: 0552860

という何の説明もない番号が書かれていますが、これもatatong (https://www.atatong.com/ja/index.htm) に書いてあった番号と同じでNational Futures Association (全米先物協会 https://www.nfa.futures.org/) の登録番号を示しているものと思われます。を指すものと思われますが上で書いたようにこの登録番号を調べると「Not an NFA Member (NFAの会員ではない)」という情報が出てきます。

さらにこのサブページには以下に示した会社沿革のようなものがあります。

こちらは2010年にアメリカで設立されたとありますが、そもそもこのサイトは既に上で書いたように以前に「検証56」で検証した際にはAskyoloテックリミテッドという名称だったことが分かっています。そして前回の検証は調べてみると2022年8月頃だったという記録になっています。この会社沿革の記述が事実とは思われません。

連絡先情報の開示が明らかに不充分、不適切なので例によって各サイトのWho Is 情報も確認しました。以下にまずKwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/) のWho Is 情報を示します。

まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2022年9月1日になっています。上で説明したようにKwillowインターナショナルリミテッドの「弊社について」サブページにはKwillowインターナショナルリミテッドが2013年にアメリカのカリフォルニアで設立されたと書いてありましたがサイトは2022年開設なのです。2013年に設立されたという記述は事実かどうか極めて疑わしいです。

そして赤枠で囲った部分に登録者に関する情報があります。記述内容を整理して以下に書き出します。

登録者名:PHEAKDEY UM

住所:カンボジア・プノンペン

電話番号:+855.81847801

住所はカンボジアの首都であるプノンペン、電話番号もカンボジアの国番号である[+855]から始まっています。ここでもアメリカのカリフォルニア州で設立されたという記述の信頼性を疑わざるを得ません。

次にatatong (https://www.askyolo.com/ja/) のサイトのWho Is 情報を示します。

黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は201737日になっていて2023年3月8日にアップデートされています。2017年に登録されたドメインを中古で買ってきて再利用している可能性があるかもしれません。そして赤枠で囲った部分に記されている登録者に関する情報ですがまとめると以下のようになっています。

登録者名:SIVHORNG KIET

登録者所属機関:Askyolo Tech Limited

住所:カンボジア・プノンペン

電話番号:+855.86694148

登録者名はKwillowインターナショナルリミテッド (https://www.kwillow.net/) のWho Is 情報に記されていた登録者名とは異なりますが住所はカンボジアのプノンペンで同じです。電話番号もカンボジアの国番号である[+855]から始まっています。登録者所属機関名はこのサイトの元の名称であったAskyoloテックリミテッドと一致しています。既に示したようにatatong (https://www.askyolo.com/ja/) のサイトの会社沿革には「2010年にアメリカで設立された」という記述がありますがサイトのドメイン名登録が2017年なのですから2010年に設立されたという主張は事実とは全く思えません。

残りのロージースタイルウエルスリミテッド (https://www.rosystyle.xyz/ja/) のWho Is 情報には登録者に関する情報は何もありません。キャプ画像は省略しますがサイトの登録・開設日は2022年7月30日、アップデート日が2022年8月4日となっています。サイトには

>2016年に英国で設立され

という記述がありましたが到底事実とは思えません。


改めて結論するまでもなく、これらのサイトは非常に危険としか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。


※付記

以下はKwillowインターナショナルリミテッドの口座開設ページ (https://user.kwillow.com/register/fast) のキャプ画像です。

この口座開設ページはこれまでに検証してきたサイトの口座開設ページと明らかに似ているようです。例えば以下は「検証63」で検証しているFUCIIリミテッド (https://fucsfx.com/zh-hk/) の口座開設ページ (https://user.fuclls.com/register/fast) のキャプ画像です。

これを含めて以下はよく似た口座開設画面が確認されているサイトのリストです。

「検証27」 gsfx (https://kraewd.com/en)

「検証27」 AUSグローバルリミテッド (https://ausglobald.com/)

「検証27」 Auricマーケッツリミテッド (https://auricvip.com/jap)

「検証33」 SHUN YUENリミテッド (http://shunyuenltd.com/jp)

「検証33」 WMグローバルフォレックスリミテッド (https://www.tradingpointuk.com/jp

「検証42」 ビッグアンクルリミテッド (https://www.biggloballtd.com/ja.html

「検証46」 Allinキャピタルマーケットリミテッド (https://www.allinltd.com/index2)

「検証48」 ETHERマクロキャピタルリミテッド (https://ethermacrocapital.com/)

「検証48」 Starekcoリミテッド (https://www.starekco.com/jp)

「検証48」 ビッグアンクルリミテッド (https://biggloballimited.com/jp)

「検証48」 Carrod セキュリティーズカンパニーリミテッド (https://carrodsecurities-ltd.com/jp)

「検証60」 Xinkeリミテッド (https://xinkelimited.com/jp)

「検証60」 Huixinリミテッド (https://www.huixinlimited.com/jp

「検証60」 カウトレーディングウエルスリミテッド (https://www.cowtradingvip.com/jp)

「検証61」 Arakaフィンテックリミテッド (https://arakaltd.com/jp)

「検証61」 リライアンスキャピタルマーケッツリミテッド (https://reliancecapitalltd.com/jp)

「検証61」 Ludaマーケッツリミテッド (https://www.ludamarkets.com/jp)

「検証62」 トレーディングウェブ (https://www.tradingwebpro.com/jap/index)

「検証62」 GMWリミテッド (https://www.gmw-limited.com/jp)

「検証62」 IGグローバルリミテッド (https://igglobal.co/jap/index)

「検証62」 コンセプトリミテッド トレードMT5 (https://newconcept-fx.com/index3.html

「検証63」 FUCIIリミテッド (https://fucsfx.com/zh-hk/)

「検証66」 FTIコーポレーション グローバル (https://www.fticorporationsglobal.com/jp)

「検証66」 ARLTインベストメン トリミテッド (https://www.arltinvestmentltd.com/)

「検証68」 外為ファイネスト (https://www.gaitamefinestltd.com/)

「検証68」 RHトレード (https://rhtradefx.com/jap/index)

「検証68」 Kaerm IM (https://www.kaermim.com/jap/index)

「検証68」 Tongliウェルスインコーポレーション (https://www.tongliwealth.com/jap/index)

「検証68」 BLOOMSマーケッツリミテッド (https://www.blmforex.com/jap/index)

「検証70」 YIDUGJ グローバルリミテッド (https://www.yidugj.com/)

「検証75」 Weastarグローバルマーケッツリミテッド (https://weastartop.com/jp/)

「検証78」 Lioppa グローバルマーケットリミテッド (https://www.lioppafx.com/)

「検証79」 DASANGJ (https://www.dasangj.com/jp

これらのサイトはトップページで比較するなら本項で検証した2つのサイトと全く似ていません。しかし口座開設画面では明らかに似ているとなればトップページでは似ていなくても同じグループによるサイトである可能性が非常高いものと考えられます。