▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
本ページでは「検証151」で説明、検証した詐欺目的と思われるサイトと同じ海外の詐欺グループによると思われるサイトを検証します。「検証151」で説明していますがこのグループは有名人の名前や画像を盗用した一見するとネットのニュース記事に見えるニセ記事広告で勧誘する手口を使っています。「検証162」にも同じグループによると思われるサイトの検証があります。さらに同じニセ記事広告を使って勧誘する手口はFXの詐欺サイトへの誘導でも利用されていることが確認されており、姉妹サイトの「検証4」で取り上げたXPro Markets (エックスプロマーケッツ) からAzelis Finance (Azelisファイナンス) までの21個のサイトや同じく 姉妹サイトの「検証83」で取り上げているModMountなどのサイト、 姉妹サイトの「検証84」で検証しているEmarladoなどが同じグループによる詐欺サイトである可能性が濃厚です。
このページでは以下のサイトを検証します。検証対象は順次追加の予定です。
●xTraderAi 4.3 GPT (エックストレーダーAi 4.3 GPT https://xtraderai.com/ja/)
●Bit FlexGPT 3.1 Ai (ビットフレックスGPT 3.1 Ai https://bitflexgpt.org/?lang=jp)
●BitFlexGPT 3.1 Ai (ビットフレックスGPT 3.1 Ai https://bitflexgpt.com/?lng=jp)
●BitAMG 3.6 Ai (ビットAMG 3.6 Ai https://bitamg360ai.com/?lng=jp)
●Tokenizer360 (トークナイザー360 https://crypto.tokenizer360.com/ja/)
まず以下のサイトを検証します。
●xTraderAi 4.3 GPT (エックストレーダーAi 4.3 GPT https://xtraderai.com/ja/)
これはYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたサイトです。まずそのYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
TOKYO MXで放送されている寺島実郎氏が聞き手を務める対談番組でファーストリテイリングの経営者である柳井正氏が「何もしなくても誰でも金持ちになれる」システムとして「xTraderAi 4.3 GPT」を紹介したという記事を読んだということのようです。この質問にある情報から即座に「検証151」で説明したニセ記事広告で勧誘する投資詐欺の手口が思い出されました。柳井正氏はまさに「検証151」で引用したニセ記事広告で名前や画像が盗用されていることが確認されている有名人の1人です。
そして検索してみると柳井氏の名前や画像を盗用したと思われる「xTraderAi 4.3 GPT」の偽記事広告サイトが見つかってきました。以下にかなり長く引用します。尚、危険なサイトなのでURLアドレスのリンクは外してあります。アクセスする場合には自己責任でお願いします。
▼Tadashi Yanai xTraderAi 4.3 GPT 口コミ (https://medium.com/@xtraderai4.3.gpt_88634/tadashi-yanai-xtraderai-4-3-gpt-%E5%8F%A3%E3%82%B3%E3%83%9F-17f91c344b3e)
TOKYO MXで寺島実郎氏がホストを務める「寺島実郎の世界を知る力」という対談番組が放送されているのは事実なのですが、寺島氏と柳井氏の対談で実際にxTraderAi 4.3 GPTという投資が取り上げられたかどうか、確認を試みました。まずTOKYO MXテレビの「寺島実郎の世界を知る力」の公式ページを見るとフェイクニュースに関する警告文が出ていることが判明しました。
フェイクニュースに対する警告文を以下に書き出します。
>【重要なお知らせ】
>「寺島実郎の世界を知る力」の画像を使用したフェイクニュース・広告がSNSで確認されました。
>放送された内容とは異なる、虚偽の内容ですので、ご注意下さいますようお願い申し上げます。
そして調べてみると柳井正氏はこの番組に少なくとも2回登場しているようでいずれについてもTOKYO MXの公式アカウントに動画がアップされています。
▼【ゲスト 柳井正(株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長)】寺島実郎の世界を知る力対談篇〜時代との対話〜#10(2022年1月23日放送)
▼【ゲスト:柳井正】寺島実郎の世界を知る力対談篇〜時代との対話〜#24(2023年3月26日放送)
上のニセ記事広告で使われている画像と2つの動画を見比べたところ、どうやら2回目の2023年3月26日放送回から画像が切り取られてニセ記事広告に使われていることが分かりました。まずニセ記事広告冒頭の画像の再掲です。
そしてTOKYO MX 公式アカウントの動画の画像です。以下は動画の3分9秒の場面で取得したスクリーンショットです。上のニセ記事広告の画像とテーブル上の茶器の配置とか登場人物の服装や手の組み方など細かい部分を見ても区別出来ません。
そしてこの48分間の動画を視聴してみましたが、柳井氏が「xTraderAi 4.3 GPT」について触れたという場面は一切確認出来ません。
さらに対談相手が異なりますが、以下も柳井正氏が同様の発言をしたというニセ記事広告です。やはり危険なのでリンクを外してあります。
▼日本銀行が生放送での発言で柳井 正さんを提訴 (https://w4pqjftbi3jhvglvikfaqrfi.gardenkyat.com/Tadashi-Yanai-dinam/)
このニセ記事広告は読売新聞オンラインの記事がgooニュースに転載された形式になっています。しかしURLアドレスはgooニュースのURLアドレス (https://news.goo.ne.jp/) とは全く異なりますし、他のニュース記事に繋がっているはずのリンクを実際にクリックしても「404 Bad Request」と表示されるだけでリンクになっていません。そしてこの記事では柳井氏と名前が明示されていない「インタビューアー」が対談していることになっていますが、記事冒頭の画像に見える「インタビューアー」は明らかにメジャーリーグ・シアトルマリナーズのイチロー氏 (鈴木一朗氏) です。
そこで柳井氏とイチロー氏の対談について検索するとやはりYoutubeのUNIQLI ユニクロの公式アカウントから対談の動画がアップされていることが分かりました。
▼イチローPOST 柳井社長×イチローさん対談 フルバージョン(46分)
そこでさらに上のニセ記事広告で使われている画像とこの動画を見比べたところ、やはり動画の画像が切り取られてニセ記事広告に使われていることが分かりました。まずニセ記事広告冒頭の画像の再掲です。
そして以下は動画の22分08秒の場面で取得したスクリーンショットです。柳井氏の対談相手がイチロー氏であることに気づかれにくいようにする為ではないかと思われますが、動画の画像の一部が切り取られてニセ記事広告に使われているようです。
この動画も一応視聴してみましたが、柳井氏が「xTraderAi 4.3 GPT」という投資について語る場面は出てきません。
こうした有名人の名前や画像を盗用した投資詐欺目的と思われるニセ記事広告は多数確認されていて「検証151」でも取り上げていますが、同一の海外の詐欺グループによるものと考えられます。
ともかくこれら2つのニセ記事広告で勧誘が行われている「xTraderAi 4.3 GPT」について検索して出てきたのが表題のサイトです。まずそのサイトの冒頭部の画像を以下に示します。
▼xTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/)
このサイト冒頭部は「検証151」で検証した幾つかのサイトの冒頭部と似ている部分もあるように思われます。例えば以下は「検証151」で最初に取り上げたGranimator (https://mp7.jpcrypt.com/jp) というサイトの冒頭部の画像です。
サイト冒頭にいきなり登録の為に名前、名字、メールアドレス、電話番号を入力する窓が用意されています。
さらにxTraderAi 4.3 GPTのサイトについて冒頭部に続く部分の画像を示していきます。まず「収益を最大化」と題された部分の画像です。
>スマートフォン、コンピューター、タブレットを使用してお金を稼ぐ
とありますが、どういう仕組みで利益が出るのか全く説明がありません。どれほどの利益が実際に出ているのかについても情報がありません。
さらに以下は「世界をリードする収益化ソフトウェアを発見してください」と題された部分の画像です。
右側には世界地図があって光の点が10個ほど散りばめられていますが、意味が分かりません。最初は拠点の壱を示しているのかとも思いましたが、よく見るとグリーンランドの北側、北極海の中にも光の点があり、とてもではありませんが拠点の位置を示しているようには思えません。
さらに左下には以下のような記述があります。
>67K+ xTraderAi 4.3 GPTに参加した人々
>100+ xTraderAi 4.3 GPTをプレイする有名人
>50 大企業との連携
67000人以上の参加者がいて、その中には100人以上の有名人が含まれていて、さらに50以上の大企業と連携しているというのですが、100人以上の有名人とか50以上の大企業の具体名は全く示されていません。どんな分野で大企業と連携しているのかも不明です。また67000人以上の顧客を抱えているという主張もどれほど信頼出来るのか非常に疑問です。
実際問題、このサイトへのアクセス状況を調べてみた結果を以下に示します。
1日当たりの独立訪問者数とか月間のアクセス数といった数字が軒並み検出限界以下という結果になっています。とてもではありませんが67000人以上がこのサイトでの投資に参加しているとは思えません。
さらに以下はユーザー体験と題された部分の画像です。
例えば最初の「タラ・ベンソン」という女性の文章を以下に書き出してみます。、
>友人が xTraderAi 4.3 GPT を勧めてからわずか 3 日後、試してみることにしました。驚いたことに、取引開始 1 日で $3,483 を稼ぎました。これは最初の入金額のほぼ 5 倍です。
友人に勧められて取引してみたところ1日目にして入金額のほぼ5倍の利益を得られたというのですが、非現実的としか思われません。1日で元本の5倍の利益を上げるとなれば何を取引対象としてどんな取引をするのか全く情報がありませんが、よほど大きなレバレッジを掛けてハイリスクの取引をしているとしか思われません。
同様に右側の「ルカ・グリフィス」という男性の証言も書き出してみます。
>最初は疑念を抱き、暗号通貨に関する予備知識もなかったのですが、自動取引はシンプルで非常に収益性が高く、最小限の労力で毎週約 $2,400 の利益が得られることがすぐにわかりました。
どうやら仮想通貨の自動売買で運用しているらしいということは分かりますが、毎週約2400ドルの利益が得られるという部分については事実かどうかやはり極めて疑わしいと考えざるを得ません。
「タラ・ベンソン」以下の3名のユーザーも実在のユーザーかどうかさえ疑わしいように思われます。
次に連絡先情報とか金融ライセンスに関する情報を探しましたが、開示されている情報はわずかです。以下はメニューバーにある「お問い合わせ」の項目からリンクされているサブページに示されている住所とメールアドレスの画像です。日本語版だと住所がカタカナ表示になる為、以下は英語版の画像です。
住所: 150 Baker Street, London W1U 6BW, UK
メールアドレス: office@xtraderai.com
示されているのはイギリス・ロンドンの住所とメールアドレスのみです。電話番号はありません。またイギリスの法人登録を探してみましたが、それらしい法人登録は見つかりません。本当にイギリスに本拠があるかどうかについても疑問です。例によってサイトのWho Is 情報も確認しましたが、登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日は2023年11月27日となっています。
これは到底信用できるサイトとは思われません。このサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。
※付記
勧誘の手口など全く異なるのですが、「検証154」で検証しているReibit (レイビット https://reibit.io/) 以下のサイトは xTraderAi 4.3 GPTのサイトと明らかに似ていて同じグループによるサイトである可能性があります。参照してください。
●Bit FlexGPT 3.1 Ai (ビットフレックスGPT 3.1 Ai https://bitflexgpt.org/?lang=jp)
●BitFlexGPT 3.1 Ai (ビットフレックスGPT 3.1 Ai https://bitflexgpt.com/?lng=jp)
●BitAMG 3.6 Ai (ビットAMG 3.6 Ai https://bitamg360ai.com/?lng=jp)
最初の2つのサイトはYahoo知恵袋に出てきた質問投稿から見つけたサイト、3番目のBitAMG 3.6 Ai (ビットAMG 3.6 Ai) というサイトは画像検索などで見つかってきたサイトで2番目のBitFlexGPT 3.1 Ai (ビットフレックスGPT 3.1 Ai) というサイトと非常によく似たサイトです。
まずYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
質問はこれだけでこの質問だけではどういう経緯でこの質問をしているのか全く分かりません。この質問に対して2件の回答が寄せられていますが、1件は否定的な回答、2件目は肯定的な回答になっています。まずベストアンサーに選択された否定的な回答と質問者の返信から引用します。
このベストアンサーの投稿と質問の投稿者の返信でこの質問までの経緯が少し分かります。質問の投稿者は「著名な人の画像を使って巧妙に作られた (フェイクと思われる) 記事」を見て「Bit FlexGPT 3.1 Ai」という投資先を知って検索したけれども情報が見つからなかったのでこの質問を投稿したようです。「著名な人の画像を使って巧妙に作られた (フェイクと思われる) 記事」で思い浮かぶのは上で検証したxTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) の検証で取り上げたようなニセ記事広告です。この検証を書くに当たって「Bit FlexGPT 3.1 Ai」を取り上げている「フェイク記事」を探してみましたが残念ながら見つかりません。既に削除されてしまったのかもしれません。ともかくベストアンサーの回答者はこの件について既に知っているようでフェイク記事で勧誘する詐欺であると警告しています。
一方で以下がもう1つのBit FlexGPT 3.1 Aiについて肯定的な回答です。
この回答には何かの文章をコピペしたような印象を受けます。かなり肯定的、少なくとも否定的でないのは明らかですが、回答者が自分で書いた文章ではないような気がします。ステルスマーケッティングの可能性もあるかもしれないと疑いたくなります。質問の投稿者はこの回答に対して
>数万円の投資が数ヵ月で1億円って本当ですか?
という返信をしていますが、この返信に対する回答はありません。
数万円の投資が数ヵ月で1億円になるというおよそ有り得ないであろう運用利回りを示して勧誘が行われていたのならば投資詐欺の可能性を強く疑わざるを得ません。そして残念ながらこの質問投稿には「Bit FlexGPT 3.1 Ai」のサイトのURLアドレスが示されていないので検索して表題の2つのサイトを見つけてきました。さらに表題2番目のビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) からの画像検索で見つけてきたのが表題3番目のビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) というサイトです。まずそれぞれのサイトの冒頭部の画像を以下に示します。
▼Bit FlexGPT 3.1 Ai (ビットフレックスGPT 3.1 Ai https://bitflexgpt.org/?lang=jp)
▼BitFlexGPT 3.1 Ai (ビットフレックスGPT 3.1 Ai https://bitflexgpt.com/?lng=jp)
▼BitAMG 3.6 Ai (ビットAMG 3.6 Ai https://bitamg360ai.com/?lng=jp)
最初の2つのサイトの名称は厳密には同じではなく、「Bit」と「Flex」の間にスペースがあるかどうかが異なります。
Bit FlexGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.org/?lang=jp)
BitFlexGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp)
上で引用したYahoo知恵袋への質問投稿は「Bit」と「Flex」の間にスペースがある「Bit FlexGPT 3.1 Ai」に関する質問となっていますから前者のサイトについての質問だったのかもしれません。2つのサイトはURLアドレスも互いによく似ています。
一方でサイトの見かけが似ているのは表題2番目のビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) と画像検索で見つけてきた表題3番目のビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) のサイトです。以下で示していきますが、これら2つのサイトはこの冒頭部だけでなく、サイト全体を通して互いに非常によく似ています。
また画像の取得が困難なのですが、これら3つのサイトの表示言語の選択肢やその並び順は全く同じではないものの互いに似ているようです。
▼Bit FlexGPT 3.1 Ai (ビットフレックスGPT 3.1 Ai https://bitflexgpt.org/?lang=jp)
英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、フィンランド語、ギリシャ語、タイ語、ヒンディー語、イタリア語、日本語、韓国語、オランダ語、ノルウェー語、スウェーデン語、スロバキア語、スロベニア語、ポルトガル語 (ブラジル)、ポルトガル語 (ポルトガル)、ロシア語
▼BitFlexGPT 3.1 Ai (ビットフレックスGPT 3.1 Ai https://bitflexgpt.com/?lng=jp)
英語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、フランス語、フィンランド語、ギリシャ語、イタリア語、ヒンディー語、日本語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語 (ブラジル)、ポルトガル語 (ポルトガル)、ロシア語、スロバキア語、スロベニア語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語
▼BitAMG 3.6 Ai (ビットAMG 3.6 Ai https://bitamg360ai.com/?lng=jp)
英語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、フランス語、フィンランド語、ギリシャ語、イタリア語、ヒンディー語、日本語、ポーランド語、ポルトガル語 (ブラジル)、ポルトガル語 (ポルトガル)、ロシア語、スロバキア語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語
そして最初のビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.org/?lang=jp) と残りの2つのサイトの冒頭部は一見して大きく異なりますが、右側に登録の為の窓が用意されていること、記入項目が「名」「姓」「メールアドレス」「電話番号」の4項目であることは同じです。そしてこうした登録用の窓、記入欄は上で検証したxTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) や「検証151」で検証した幾つかのサイトの冒頭部と似ている部分もあるように思われます。例えば以下はxTraderAi 4.3 GPTの検証でも比較対象としましたが「検証151」で最初に取り上げたGranimator (https://mp7.jpcrypt.com/jp) というサイトの冒頭部の画像です。口座開設の為に「名」「姓」「メールアドレス」「電話番号」の4項目を記入することになっている点が同じです。
そして本項の敬称対象である3つのサイトを互いに比較すると「よくある質問」という項目がいずれのサイトにも存在することに気が付きました。しかもいずれのサイトの「よくある質問」でも6つの質問が取り上げられており、内容が似ているようです。以下に表題と同じ順で3つのサイトの「よくある質問」の画像を示します。
この部分では表題2番目のビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) と画像検索で見つけてきた表題3番目のビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) の2つのサイトは互いに全く区別出来ないほどよく似ています。
一方、表題最初のビットフレックスGPT 3.1 Ai https://bitflexgpt.org/?lang=jp) と残りの2つのサイトは見かけは全く異なりますが、質問の内容などはかなり似ているようです。但し以下に書き出した第4の質問項目だけは全く異なります。
▼ビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.org/?lang=jp) の場合。
>ビットコインは誰が作成しましたか?
>ビットコインは、1998年にWei Daiによって最初に書かれ、中央機関の代わりにその作成と取引を制御するために暗号化を使用する新しい形式のお金に関するものでした。最初のビットコインの概念証明は、2009年にSatoshi Nakamotoによって暗号化のメーリングリストで公開されました。
▼ビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) とビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) の場合。
>4. プログラムユーザーになるための費用は何ですか?
>ソフトウェアの使用は無料です。登録フォーム(上記にあります)をご記入の上、サインアップしてください。
しかしそれ以外の5つの質問項目は互いにかなり似ているように思われます。例えば第1の質問項目はいずれのサイトでも期待できる収益に関する質問、第2の質問項目は取引に必要な時間に関する質問となっています。偶然似ているとは考えにくいように思います。
さらにこれらの「よくある質問」は上で検証したエックストレーダーAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) のサイトにある「よくある質問」と似ている部分があることにも気が付きました。以下に画像を示します。
「よくある質問」として取り上げられている質問の数が6項目ではなく、10項目に増えていますが、例えば最初の3つの質問をそれぞれ抜き出して並べてみると以下のようになっています。
▼ビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.org/?lang=jp) の場合。
>どのような結果が期待できますか?
>1日何時間働く必要がありますか?
>最大の利益はいくらですか?
▼ビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) とビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) の場合。
>1. ユーザーはどんな結果を期待できますか?
>2. ユーザーに必要な1日の平均時間はどのくらいですか?
>3. 最大の収益可能性は何ですか?
▼エックストレーダーAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) の場合。
>ユーザーはどのような結果を期待できますか?
>ユーザーは の作業に毎日何時間費やす必要がありますか?
>の最大潜在収益はいくらですか?
日本語がかなり不自然な点も含めてこれら4つのサイトの「よくある質問」は互いにかなり似ているように思います。
さらに以下はビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.org/?lang=jp) のサイトでサイトの特徴を説明している部分の画像です。
この部分を見て既視感を感じたので調べてみると以前に「検証151」で検証したGranimator (https://mp7.jpcrypt.com/jp) というサイトに似ている部分があることに気が付きました。以下に画像を示します。
「的に命中した矢」などを意味すると思われる3つの簡単なイラストは全く同じものと思われますし、3つの特徴の項目名や添えられている説明文なども全く同じではありませんが、互いに似ているようです。これも偶然とは思えません。
さらに以下はビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) とビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) のサイトで「主な特性」とか「メイン属性」と題された部分の画像を順に示します。
説明するまでもなく、ビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) とビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) のサイトはこの部分でも互いに非常によく似ています。さらにこれと明らかに似た部分が上で検証したxTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) のサイトに存在します。以下に画像を示します。
全く同じという訳ではありませんが、項目の並び順なども含めて明らかに似ています。
一方で以下はビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) のサイトで「関連トレーディングプラットフォーム」と題された部分の画像です。
何を比較しているのか、よく分かりませんが、「プラットフォーム/機能」という欄に以下の項目が並んでいてリンクになっています。項目名とリンク先の情報を以下にまとめます。
項目名 リンク先
xTradeGPT 3.1 Ai xTradeGPT 3.1 Ai (https://tradegpt360ai.com/)
Trade GPT 3.6 Plixi (v1) xTradeGPT 3.1 Ai (https://tradegpt360ai.com/)
BitAMG 2.6 Force Plixi BitAMG 450 (https://bitamg.com/)
SmartTradeGPT SmartTradeGPT (https://smarttradegpt.com/)
BitFlexGPT Ai Bit FlexGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.org/)
Eth AMG 2.6 Ai Eth AMG 2.6 Ai (https://ethamg.com/)
BitAMG 450 Jolix BitAMG 450 (https://bitamg.com/)
xTraderAi 3.5 Plixi xTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/)
vTraderAi 500 Jolix xTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/)
xTraderAi 3.1 Plixi xTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/)
xTradeGPT 3.1 (v2) xTradeGPT 3.1 (https://xtradegpt.com/)
項目名とリンク先サイトの名称は多くの場合で異なっています。本来リンクされていたサイトが閉鎖されてリンク先が入れ替えられたのかもしれません。例えば最初の「xTradeGPT 3.1 Ai」、2番目の「Trade GPT 3.6 Plixi (v1)」という項目からリンクされているのはxTradeGPT 3.1 Ai (https://tradegpt360ai.com/) というサイトです。また8~19番目の「xTraderAi 3.5 Plixi」「vTraderAi 500 Jolix」「xTraderAi 3.1 Plixi」という3つの項目からリンクされているのは上で検証したエックストレーダーAi 4.3 GPTのサイト (https://xtraderai.com/ja/) です。BitFlexGPT 3.1 Ai (ビットフレックスGPT 3.1 Ai https://bitflexgpt.com/?lng=jp) とエックストレーダーAi 4.3 GPTのサイト (https://xtraderai.com/ja/) は同じ系列、同じグループによるサイトと考えて間違いないでしょう。
そしてこの部分についても非常によく似た表が表題3番目のビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) のサイトにも存在します。以下に示します。
やはり記されている項目名とリンク先の情報を以下にまとめます。
項目名 リンク先
xTradeGPT 3.1 AI xTradeGPT 3.1 Ai (https://tradegpt360ai.com/)
BitAMG 3.6 Ai BitAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/)
Trade GPT 3.6 Plixi (v1) xTradeGPT 3.1 Ai (https://tradegpt360ai.com/)
BitAMG 2.6 Force Plixi BitAMG 450 (https://bitamg.com/)
SmartTradeGPT SmartTradeGPT (https://smarttradegpt.com/)
BitFlexGPT Ai Bit FlexGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.org/)
Eth AMG 2.6 Ai Eth AMG 2.6 Ai (https://ethamg.com/)
BitAMG 450 Jolix BitAMG 450 (https://bitamg.com/)
xTraderAi 3.5 Plixi xTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/)
vTraderAi 500 Jolix xTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/)
xTraderAi 3.1 Plixi xTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/)
xTradeGPT 3.1 (v2) Bit Ai (https://xtradegpt.com/)
やはり項目名とリンク先サイトの名称は多くの場合で異なっています。本来リンクされていたサイトが閉鎖されてリンク先が入れ替えられた可能性が考えられます。また9~11番目の「xTraderAi 3.5 Plixi」「vTraderAi 500 Jolix」「vTraderAi 500 Jolix」のリンク先は上で検証したエックストレーダー Ai 4.3 GPTのサイト (https://xtraderai.com/ja/) です。
さらに上で検証したxTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) のサイトにも明らかに似た部分が存在します。以下に画像を示します。
ここでも同様に記されている項目名とリンク先の情報を以下にまとめます。
項目名 リンク先
xTradeGPT 3.1 AI xTradeGPT 3.1 Ai (https://tradegpt360ai.com/)
ビットAMG 3.6 BitAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/)
GPT 3.6 Plixi (v1) の取引 xTradeGPT 3.1 Ai (https://tradegpt360ai.com/)
vTraderAi 500 ジョリックス Trader Ai 500 (https://traderai500.com/)
BitAMG 2.6 フォースプリクシ BitAMG 450 (https://bitamg.com/)
スマートトレードGPT SmartTradeGPT (https://smarttradegpt.com/)
ビットフレックスGPT Ai Bit FlexGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.org/)
イース AMG 2.6 Ai Eth AMG 2.6 Ai (https://ethamg.com/)
ビットAMG 450 ジョリックス BitAMG 450 (https://bitamg.com/)
BitAMG 450 アルゴリズム BitAMG 450 (https://bitamg.com/)
xTraderAi 3.5 プリクシ xTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/)
vTraderAi 350 ジョリックス xTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/)
xTraderAi 3.1 プリクシ xTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/)
xTradeGPT 3.1 (v2) Bit Ai (https://xtradegpt.com/)
vTrader Ai 500 アルゴリズム (v3.6) Trader Ai 500 (https://traderai500.org/)
項目数が増えていますがやはり項目名とリンク先サイトの名称は多くの場合で異なっており、11~13番目の「xTraderAi 3.5 プリクシ」「vTraderAi 350 ジョリックス」「xTraderAi 3.1 プリクシ」のリンク先は上で検証したエックストレーダー Ai 4.3 GPTのサイト (https://xtraderai.com/ja/) です。
これら多数のリンク先のサイトについてそれぞれ詳しく調べる気にはならないのですが、これらのサイトも本ページや「検証151」で検証している一連のサイトとそれぞれ似ている部分があり、同じグループによる危険なサイトの可能性が高いように思われます。
さらに表題2番目のビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) と表題3番目のビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) を比較すると他にも互いに非常によく似ている部分があります。例えば以下に画像を示した部分です。表題と同じ順、ビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) → ビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) という順で2つの画像を示します。
文章は微妙に異なる部分もありますが、互いに非常によく似ています。そして気になるのは右下に小さな活字で書いてある文章の中にある
>たった$250の最初の入金
という部分です。
このページの冒頭でこのページで検証するサイトは「検証151」で検証したサイトや姉妹サイトの「検証4」で取り上げたXPro Markets (エックスプロマーケッツ) からAzelis Finance (Azelisファイナンス) までの21個のサイトや同じく 姉妹サイトの「検証83」で取り上げているModMountなどのサイトと同じグループによる詐欺サイトである可能性が濃厚であると書きましたが、それらの同じグループによると思われるサイトでも最初に250ドルの入金を指示されたという証言や口座を開設するのに最低250ドルの入金が必要という説明が確認されている場合が多いのです。最初の入金額が一致しているというだけでは同じグループによるサイトであると結論することは全く出来ませんが、同じグループによるサイトであることを示唆する情報ではあると考えます。
次いでビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp)、ビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) の2つのサイトで顧客の証言を取り上げた部分の画像を示します。それぞれ4人の顧客が素晴らしい投資先であると主張しているのですが、登場する4人の人物の画像や証言内容が同じなのです。まず1人目の証言者の証言です。
名前は「ジョン・スミス」と「ジョン・スミット」となっていて微妙に異なりますが、明らかに同じ人物の画像で証言内容も利益の額も同じです。さらにこの男性の画像を画像検索に掛けてみるとGetty Images (https://www.gettyimages.co.jp/) という素材画像の販売サイトで販売されている「な成熟した男性カメラ目線の写真素材」というタイトルで販売されている画像であることが判明しました。以下に画像を示します。
この男性が実際にビットフレックスGPT 3.1 AiやビットAMG 3.6 Aiで投資しているとは全く思えません。
同様に以下には顧客の証言者の4人目に登場する女性の画像をやはりビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) → ビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) という順で示します。
やはり名前が「アリス・キャプシー」「アリス・カプシー」となっていて微妙に違いますが明らかに同じ女性の画像です。そしてこの女性の画像についても画像検索してみるとやはりiStock (https://www.istockphoto.com/) という素材画像の販売サイトで販売されている「美しい春の少女」と題された画像と一致することが判明しました。
この女性についても実際にビットフレックスGPT 3.1 AiやビットAMG 3.6 Aiで投資しているとは全く思えません。そもそも同一人物としか思えない画像が2つのサイトに登場して同じような内容の証言をしている時点で明らかに信憑性が疑問です。短期間で大きな利益を得ているといった証言内容について捏造の可能性を強く疑わざるを得ません。
次にこれらのサイトで連絡先情報を探しましたが全く見当たりません。例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日は以下のようになっています。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日
ビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) 2024年4月24日
ビットAMG 3.6 Ai (https://bitamg360ai.com/?lng=jp) 2024年5月15日
またWho Is 情報を調べていて気が付きましたがビットフレックスGPT 3.1 Ai (https://bitflexgpt.com/?lng=jp) の国別アクセスは以下に示したように日本からのアクセスが100%になっています。
多数の言語に対応しているサイトですが、日本人を主な標的にしているサイトであることは確実でしょう。
改めて結論するまでもなく、これらのサイトでの投資は全く推奨できません。
質問はこれだけです。示されているURLアドレス (https://brazilialeoa.com/) にアクセスしてみると読売新聞オンラインの記事を装ったニセ記事広告であることが分かりました。以下にそのニセ記事広告の画像を示します。
記事のタイトルは
>小島よしお氏解放のため、物議を醸したインタビューの後、ファンが再結集
となっており、お笑い芸人の小島よしお氏がフジテレビの「ホンマでっか!?TV」という番組に出演してMCの明石家さんま氏との会話の中でトークナイザー360に3万6600円を投資しただけで「1日35~45万円」の利益を得て大儲けしている、誰でも3〜4ヶ月で最初の10億に到達できるという話をしたところ、番組終了後に国立銀行の要請で小島よしお氏は裁判所に召喚され、告発されたという内容になっています。さらに記事の冒頭に戻ることになりますが、拘束された小島よしお氏の釈放を何百人もの人が集まって要求しているということになっています。
しかしこの記事の内容を確認出来るような情報は全く確認出来ません。またこの一見すると読売新聞オンライン (https://www.yomiuri.co.jp/) の記事に見えるニセ記事広告のURLアドレス (https://brazilialeoa.com/) は読売新聞オンラインのURLアドレスと全く異なります。また読売新聞オンラインのサイトから掲載中の「小島よしお」に関する記事を検索してみましたがこの記事は出てきません。
また記事の内容は登場人物こそ変わっていますが、上に書いたエックストレーダーAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) の検証で取り上げたファーストリテイリングの経営者である柳井正氏が登場するニセ記事広告や「検証151」で説明した楽天の三木谷浩史氏、プロテニス選手の大坂なおみ氏、俳優の櫻井翔氏、落語家の笑福亭鶴瓶氏、俳優の吉川晃司氏、タレントのマツコ・デラックス氏、映画監督の新海誠氏や宮崎駿氏、ソフトバンクの孫正義氏、お笑い芸人の松本人志氏などなど多くの有名人がテレビ番組の中で有利な投資についてうっかり口にしてしまい、日銀から提訴されたといったニセ記事広告の内容と全く同じではないもののかなり似通っています。そしてこれら以前に確認されている有名人の名前や画像を盗用したニセ記事広告は海外の詐欺グループによるものと思われ、ここで取り上げた小島よしお氏の発言を取り上げたニセ記事広告も同じ海外の詐欺グループによるものである可能性が極めて濃厚と考えられました。
そこでこの小島よしお氏のニセ記事広告に用意されている「トークナイザー360」と書かれたリンクをクリックしてみると以下のランディングページが出てきました。以下にそのランディングページの冒頭部の画像を示します。
▼トークナイザー360のランディングページ (https://brazilialeoa.com/?_lp)
このランディングページのURLアドレスと上で示した小島よしお氏のニセ記事広告のURLアドレスは殆ど同じです。
ニセ記事広告: https://brazilialeoa.com/
ランディングページ: https://brazilialeoa.com/?_lp
トップページにニセ記事広告があり、ランディングページが同じサイトのサブページに存在するということになります。ニセ記事がニセ記事であることは間違いないものと考えます。
そしてこのランディングページにはタモリ氏とソフトバンクの孫正義氏が非常に好意的なコメントを寄せています。
>タモリ
>コメディアン、俳優
>私はこのプラットフォームを数年間利用しています。明日が遅すぎないように、今日登録することを皆さんにお勧めします。私の意見では、日本にいるすべての人がこれから恩恵を受けるでしょう。
>孫 正義
>ソフトバンク CEO、起業家
>これは最も誠実で進歩的な投資プロジェクトの一つだと考えています。この技術を研究し、テストした後、私は驚きました。このシステムを発見してから3週間後、私は1億9500万円を投資しました。今日の私の成長率は78.47パーセントです - インタビューで述べました。
しかし両氏が実際にこうしたコメントを寄せているとは到底思えません。勝手に名前や画像を使われているだけであるものと考えます。
タモリ氏や孫正義氏が勝手に名前や画像を使われているだけではないかと考える根拠にもなるのですが、このランディングページには有名人ではない投資している人たちが高評価を寄せている部分があります。まず以下に画像を示した部分です。3人の日本人と思われる名前の人物がそれぞれ257万円、129万円、67万円あまりの利益を得たと証言しています。
しかしこれら3人の画像を検索してみると、いずれも素材画像として販売されている画像であることが判明しました。例えば左側の257万円余りの利益を得た渡辺という男性の画像ですが、Adove Stock (https://stock.adobe.com/jp/) という画像データーを販売するサイトで販売されている「若いビジネスマンのポートレイト」と題された以下の画像と一致します。
同様に2番目の129万円の利益を得たという三浦という女性の画像はiStock (https://www.istockphoto.com/jp) という画像データーを販売するサイトで販売されている「会議室で話し合う幸せな若い実業家」と題された画像のようです。
さらに右側の67万円余りの利益を手にしたという廣瀬明という男性の画像もiStockで販売されている「日本男性カメラを見ている」と題された画像と一致します。
つまり257万円、129万円、67万円あまりの利益を得たと証言している3人の人物の画像はいずれもネットで販売されている画像と一致していることになり、実在の投資家とは思えません。
次にそもそも簡単に大儲けできるという仕組みについてですが、このランディングページには詳しい説明はありません。以下に示した画像では
>人工知能と最先端のアルゴリズムを活用し、利益が見込める取引のみを識別します。
と書いてあるだけです。
一般的に言ってスプレッド (買値と売値の差) が大きな仮想通貨の短期売買で利益を出すのはかなり困難と思われますし、特に多くの投資家からお金を集めて売買しようとすれば自らの買い注文、売り注文が相場を動かしてしまい、大きな不利となるはずです。
そしてニセ記事広告と同じサイトのサブページにあるランディングページ (https://brazilialeoa.com/?_lp) がランディングページであるならTokenizer360 (トークナイザー360) の本体のサイトは何処にあるのかということになりますが、検索して見つかってきたのが表題のサイト (https://crypto.tokenizer360.com/ja/) です。他にもトークナイザー360というサイトが存在している可能性はありますが、とにかくこの検索で見つかってきたサイトを調べてみることにしました。まずサイト冒頭部の画像を以下に示します。
▼トークナイザー360 (https://crypto.tokenizer360.com/ja/)
右に示したのはこのサイトの言語選択メニューなのですが、違和感を感じる部分があります。
日本語、英語、イタリア語までは言語名が並んでいますが、次が「Switzerland (スイス)」という国名になっています。それから再びフランス語、ドイツ語、オランダ語、ヒンディー語、ノルウェー・ブークモール (ノルウェー語)、スペイン語、スウェーデン語までは言語名が並んでいますが、最後の4つの項目、Austria (オーストリア)、Canada (カナダ)、Luxembourg (ルクセンブルク)、SingaporeSingapore (シンガポール) は国名になっています。
そして国名で示されている件について実際に表示される言語は以下のようになっているようです。
国名 表示される言語
Switzerland (スイス) ドイツ語
Austria (オーストリア) ドイツ語
Canada (カナダ) 英語
Luxembourg (ルクセンブルク) ドイツ語
Singapore (シンガポール) 英語
例えばドイツのドイツ語、スイスのドイツ語、オーストリアのドイツ語、ルクセンブルクのドイツ語はそれぞれ微妙に異なるのでしょうけど、ここまで細かく分かれているのは特別でしょう。
そして少し脱線しましたが、このトークナイザー360のサイト冒頭部は「検証151」や上で検証してきたサイトの冒頭部と似ている部分があるようです。例えば以下に示したのは「検証151」で最初に取り上げたGranimator (https://mp7.jpcrypt.com/jp) というサイトの冒頭部の画像です。
右側に見えるファーストネーム (名前)、ラストネーム (名字)、メールアドレス、電話番号を記入する欄が用意されている点がトークナイザー360のサイト冒頭部と似ているように思われます。
トークナイザー360のサイトに戻って冒頭部に続いて出てくるのは以下に示す「受賞歴のあるプラットフォームとサービス」と題された部分です。
どんな組織がトークナイザー360にこれらの賞を授与しているのか全く情報がありませんが、2019年から2024年に掛けて4つの賞を受賞していることになっています。しかし実際にトークナイザー360にこうした受賞歴があるかどうかは極めて疑問です。以下はトークナイザー360のサイトのWho Is 情報ですが黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日が2024年4月4日になっています。
2019年に受賞歴があるとは到底思えません。ちなみにニセ記事広告+ランディングページのサイトについてもWho Is 情報を以下に示しました。やはり黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2024年9月17日になっていてさらに新しいサイトであることが分かります。
ランディングページにはタモリ氏の発言として
>私はこのプラットフォームを数年間利用しています。
という記述がありましたが、全くのデタラメとしか思われません。また同様にトークナイザー360のサイトにも以下に画像を示した「ユーザーレビュー」という項目があります。
この「ユーザーレビュー」の中で特に気になるのは左側のレビューです。2024年2月14日付の投稿で
>過去6か月間使ってみて、結果に驚いています。
と書いていますが、既に示したようにWho Is情報によればトークナイザー360のサイトの登録・開設日が2024年4月4日なのですから2024年2月14日でレビュー投稿の日付よりも後です。ましてや2024年2月時点で既にトークナイザー360のサイトを6ヶ月使っていたはずがありません。時系列が明らかにおかしいです。
次に連絡先情報とかライセンス情報を探しましたが、殆ど開示されていません。トークナイザー360のサイトのメニューバーには「会社概要」「お問い合わせ」という項目があるのですがそれらの項目からリンクされているサブページを見ても殆ど情報がありません。以下には「お問い合わせ」のページの画像を示します。
「お問い合わせ」のサブページなのにトップページと同じ登録用の窓が右側にある一方、連絡先情報は上の画像の左下にメールアドレスが1つ書いてあるだけです。
>電子メール:support@tokenizer360.com
住所とか電話番号といったものは見当たらず、どこの国に運営本拠があるのかも分かりません。明らかに情報開示が不充分、不適切です。金融ライセンスの情報も見当たらず、違法な無登録業者で間違いないでしょう。
改めて結論するまでもなく、トークナイザー360での投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。