本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。無登録の違法業者である可能性が高いです。また本ページで検証対象とするサイトの幾つかではネットで知り合ったおそらく外国人に勧誘されて投資したところ出金出来なくなったという証言が確認されています。「検証63」で説明した中国系と思われるグループによる危険なサイトの疑いが極めて濃厚です。
削除の解除の再検討をお願いします。→ 姉妹サイト雑記0
このサイトは最近、ニュースで頻繁に報道されているいわゆるSNS型投資詐欺、非常に被害者が多い中国系の詐欺グループと戦っているサイトです。このブログを削除 (閲覧不能) にしているのは詐欺グループに味方するも同然です。プラットフォーム企業としての社会的責任を考慮して頂けるよう配慮をお願いします。特にこのページで検証したサイトは2024年3月現在で全て何の告知もなく閉鎖されています。まともな投資サイトだったとは思えませんし、本ページ削除の意味がありません。
その後、2025年1月になって同じテンプレート由来のサイトが確認されましたが、日本銀行を自称する明らかにおかしなサイトです。投資先として全く信用出来ないことに変わりはありません。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」、「検証80」、「検証81」、「検証82」、「検証83」、「検証84」、「検証85」、「検証86」、「検証87」、「検証88」、「検証89」、「検証90」、「検証91」、「検証92」、「検証93」、「検証94」、「検証95」、「検証96」、「検証97」、「検証98」、「検証99」、「検証100」、「検証101」、「検証102」、「検証103」、「検証104」、「検証105」、「検証106」、「検証107」、「検証108」、「検証109」、「検証110」、「検証111」、「検証112」、「検証113」、「検証114」、「検証115」、「検証116」、「検証117」、「検証118」、「検証119」、「検証120」、「検証121」、「検証122」、「検証123」、「検証124」、「検証125」、「検証126」、「検証127」、「検証128」、「検証129」、「検証130」、「検証131」、「検証132」、「検証133」で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証72ページ目です。「検証135」、「検証136」、「検証137」、「検証138」、「検証139」、「検証140」、「検証141」、「検証142」、「検証143」、「検証144」、「検証145」、「検証146」、「検証147」、「検証148」、「検証149」、「検証150」、「検証153」、「検証155」、「検証156」、「検証157」、「検証158」、「検証159」、「検証160」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。検証項目は順次追加の予定です。
●Bitop (https://www.bitop-otc.com/h5/#/) → 閉鎖確認
●NGOEX (https://www.ngoexpro.com/h5/#/) → 閉鎖確認
●BIZEX (https://www.bizex.vip/h5/#/) → 閉鎖確認
●BNY (https://www.bnybitcoin.com/h5/#/) → 閉鎖確認
●BitNode (https://bit-nodes.com/h5/#/) → 閉鎖確認
●State Street Corp (ステートストリートコーポレーション https://www.sscexchange.com/h5/#/) → 閉鎖確認
●CBDC Bank of Japan (CBDC 日本銀行 https://cbdc-e-boj.jp/h5/#/) → 閉鎖確認
●CBDC Bank of Japan (CBDC 日本銀行 https://cbdcjpy.com/h5/#/)
まず以下の6つのサイトをまとめて検証します。
●Bitop (https://www.bitop-otc.com/h5/#/) → 閉鎖確認
●NGOEX (https://www.ngoexpro.com/h5/#/) → 閉鎖確認
●BIZEX (https://www.bizex.vip/h5/#/) → 閉鎖確認
●BNY (https://www.bnybitcoin.com/h5/#/) → 閉鎖確認
●BitNode (https://bit-nodes.com/h5/#/) → 閉鎖確認
●State Street Corp (ステートストリートコーポレーション https://www.sscexchange.com/h5/#/) → 閉鎖確認
いずれもYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたサイトです。これらは互いにかなり似ており、同じテンプレートから量産されたサイトと思われるのでまとめて検証します。尚、この検証を書いている2023年5月上旬の時点で最初の3つのサイト、Bitop、NGOEX、BIZEXの3つのサイトは既に閉鎖されているようで取得しておいたキャプ画像だけを頼りに検証を書くことになるので必ずしも充分な検証にはならないものと思われます。しかし同じグループによるサイトと思われるので勧誘の経緯などは今後も同じテンプレートから同じグループによるサイトが登場する可能性が高いので参考になると考えて検証対象とします。まずそれぞれのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
▼2022年11月29日投稿 (Bitopに関する投稿)
出会い系サイトで知り合った自称・ハーフの人物からBitopでの投資を勧誘されて10万円投資したら12万円になってしかも出金できたので信頼できるかと考えているが、入金方法が日本国内の銀行の個人名義の口座への入金だったことに違和感があってこの質問を投稿しているという状況のようです。これはまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致しているように思われます。10万円程度の少額ならば最初の1回、あるいはせいぜい2回ぐらいは出金も可能だがそれで信頼して大金を入金すると出金出来なくなるという事例も多数報告されているのでこの件でも1度は出金出来たことで安心できる状況とは思われません。次の投稿も同じサイトに関する投稿です。
▼2022年12月25日投稿 (Bitopに関する投稿)
自称・シンガポール在住のLISAと名乗る人物からLINEでBitopでの投資を勧誘されているという状況のようです。被害を受けたという訳ではなく、勧誘されているだけの段階ですがやはりネットを介して外国人に勧誘されたという経緯は「検証63」の冒頭で説明した勧誘の手口に合致するように思われます。
▼2023年1月13日投稿 (NGOEXに関する投稿)
この投稿はNGOEXというサイトに関する質問で残念ながらNGOEXでの投資を始めてしまった経緯については情報がありません。とにかく出金出来ない状況に陥っているようです。URLアドレスは添付画像から読みとることが出来ます。
▼2023年2月4日投稿 (BIZEXに関する投稿)
これはBIZEXというサイトでの投資がオススメ出来るか?というだけの質問になっています。実はこの質問が出てきた時点で既にBIZEXというサイトは閉鎖されていたようで、質問に添えられていた添付画像しかサイトの見かけに関する情報がありません。しかしこの添付画像によって本項で継承対象としている他の5つのサイトと非常によく似たサイトであることが分かりました。以下の質問も同じサイトに関する質問になっています。
▼2023年2月7日投稿 (BIZEXに関する投稿)
インスタグラム経由で接触してきた自称・日本人ハーフから勧誘されて25万円入金してしまい、数字の上では2万円ほど利益が出ていたがさらに200万円の資金を追加するように言われて拒否すると連絡が途絶え、出金出来なくなってしまったようです。しかもこれは上で引用したのと同じBIZEXのサイトに関する質問であり、この質問の時点でサイトが閉鎖されていました。明らかな被害事例です。ちなみに以下は勧誘役のインスタグラムアカウントです。
静岡で生まれて香港で育ち、また静岡に帰ってきて家具工場を経営している、さらに仮想通貨の投資家でもあるといった自己紹介が記されています。またブランド品の山の画像などを並べて経済的に成功していることをアピールしているようですが、勧誘役本人の画像かどうかは極めて疑わしいです。ちなみにこのインスタグラムのアカウントもその後、閉鎖されています。
▼2023/2/7投稿 (BNYに関する投稿)
インスタグラム経由で接触してきた海外生活が長くて日本語が不自由な自称・日本人からBNYというサイトでの投資を繰り返し勧誘されているようです。叔母がアメリカの銀行の理事をしていて信頼出来る情報を持っていると称しているようです。これも「検証63」の冒頭で説明した中国系の詐欺グループによる勧誘の手口に合致しているように思われます。
▼2023円4月26日投稿 (BitNodeに関する投稿)
現在日本で働いている日本とアメリカのハーフを自称する人物からインスタグラム経由でBitNodeでの投資を勧誘され、指定された日本国内の銀行の個人名義の口座への入金するという形で入金してしまったようでどうやら出金出来なくなってしまっているものと思われます。
▼2023年5月5日投稿 (ステートストリートコーポレーション)
インスタグラム経由で接触してきた人物 (外国人かどうかは情報なし) にステートストリートコーポレーションというサイトでの投資を勧誘され、入金してしまったようです。リアルタイムで勧誘役の言うとおりに出金すると出金出来るのに勧誘役の指示なしに出金しようとすると出金出来ないということで詐欺と判断したということのようです。
とにかく質問投稿が出てきた時点でサイトが閉鎖されていた表題3番目のBIZEXを除く、5つのサイトについて以下にサイトのトップページとログイン画面のキャプ画像を順に示していきます。
▼Bitop (https://www.bitop-otc.com/h5/#/)
▼NGOEX (https://www.ngoexpro.com/h5/#/)
さらに現時点でもアクセス可能な以下の3つのサイトについてはトップページとログイン画面に加えてアクセスすると一瞬だけ表示される設定画面と言語選択画面についてもキャプを示します。
▼BNY (https://www.bnybitcoin.com/h5/#/) [表示言語:英語、中国語、香港語、ベトナム語、タイ語、日本語、韓国語、フランス語、スペイン語]
▼BitNode (https://bit-nodes.com/h5/#/) [表示言語:中国語、香港語、英語、タイ語、日本語、韓国語]
▼ステートストリートコーポレーション (https://www.sscexchange.com/h5/#/) [表示言語:英語、中国語、香港語、ベトナム語、タイ語、日本語]
既に閉鎖されたサイトについてはキャプ画像が残っていない為に全てを相互比較することは出来ませんが、6つのサイトは質問の添付画像でしか確認出来ないBIZEXの場合を含めて互いに明らかに似ているように思われます。同じテンプレートから怪しげなサイトが量産されている可能性が濃厚です。
特に最後のステートストリートコーポレーションというサイトはアメリカの資産運用会社として有名なSTATE STREET (https://www.statestreet.com/us/en/asset-manager) の名称やロゴを盗用した偽サイトの疑いが濃厚です。左下は本項で検証しているステートストリートコーポレーション (https://www.sscexchange.com/h5/#/) のログイン画面に確認出来るロゴ、右下がアメリカの金融機関であるSTATE STREET (https://www.statestreet.com/us/en/asset-manager) に関する英語版Wikipedia で確認出来るロゴです。
そしてこれらのサイトでは連絡先情報が全く確認出来ません。アクセスすると一瞬表示される各サイトの設定画面の項目の中には「私たちについて」という項目が存在することは確認出来ますが、ログインしないと見ることが出来ません。登録してログインしないと連絡先情報を見ることが出来ないというのは明らかにおかしいでしょう。
そこで例によって各サイトのWho Is 情報も確認しました。登録者に関する情報が記されていたのは表題最初のBitop (https://www.bitop-otc.com/h5/#/) と5番目のBitNode (https://bit-nodes.com/h5/#/) の場合だけです。まずBitopのWho Is 情報を以下に示します。
まず黄色の枠で囲まれた部分に示されているサイトの登録開設日は2022年10月28日となっています。そして問題は赤枠で囲まれた部分に記されている登録者に関する情報の部分です。以下に記されている内容を書き出します。
登録者名:plum Bruce
登録者所属機関名:Nasdaq
住所:ニューヨーク州・ニューヨーク市
国名:CN (中国)
電話番号:非開示
登録者はNasdaqに所属するplum Bruceという人物になっており、住所はニューヨーク州・ニューヨーク市なのですが、国名が中国になっています。明らかに矛盾していて到底信頼出来る情報とは思えません。さらにこの登録者情報は「検証132」で検証したCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) というサイトのWho Is 情報にあった登録者情報と酷似しているのです。以下にCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) のWho Is 情報を再掲します。
色の枠で囲まれた部分に示されているサイトの登録開設日は2022年8月13日です。そして赤枠で囲まれた部分に記されている登録者情報はBitop (https://www.bitop-otc.com/h5/#/) のWho Is 情報にある登録者情報と全く同じです。
登録者名:plum Bruce
登録者所属機関名:Nasdaq
住所:ニューヨーク州・ニューヨーク市
国名:CN (中国)
電話番号:非開示
Bitop (https://www.bitop-otc.com/h5/#/) と「検証132」で検証したCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) の2つのサイトの見かけは特に似ているようには思われないのですがこれら2つのサイトの運営は同じグループであることが強く示唆されるように思われます。
次にWho Is 情報に登録者に関する情報が記されていたもう1つのサイト、5番目のBitNode (https://bit-nodes.com/h5/#/) のWho Is 情報を以下に示します。
黄色の枠で囲った部分にあるサイトの登録・開設日は2023年2月23日です。そして赤枠内に記されている登録者情報をまとめると以下のようになります。
登録者名:Zatochilova Glen
住所:21 Glenoak Lane Northwest, Glen Burnie, 21061, 21061
国名:US (アメリカ)
電話番号:非開示
登録者名はZatochilova Glen、住所はアメリカのメリーランド州にあるGlen Burnie (グレンバーニー) という町になっています。同じグループによるとしか思えないBitopのWho Is 情報に記されていた登録者情報とは全く異なっていてどれほど信頼できるかは疑問です。
それ以外のサイトのWho Is 情報には登録者に関する情報が何もないのでサイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。
サイト名 登録・開設日
Bitop 2022年10月28日
NGOEX 2023年1月4日
BIZEX 2023年1月20日
BNY 2022年12月1日
BitNode 2023年2月23日
ステートストリート 2023年2月7日
本項で検証対象とした6つのサイトについてはいずれも投資を勧誘されたという証言が確認されており、その勧誘の経緯は「検証63」の冒頭でまとめた中国系と思われる詐欺グループによる勧誘の手口に合致しています。そしてNGOEX、BIZEX、BitNodeの3つのサイトについては出金出来ないといった被害報告がYahoo知恵袋に出ていますし、Bitop、NGOEX、BIZEXの3つのサイトはこの検証を書いている2023年5月中旬現在で何の告知もなく閉鎖されています。さらにはWho Is 情報の解析からこれらのサイトは「検証132」で検証したCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) というサイトと同じグループによるサイトである可能性が高いです。そして「検証132」で書きましたが、CEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) についてもネットで知り合った人物に勧誘されて投資したら結局出金出来なくなったという被害報告が確認されています。
これらのサイトは非常に危険なサイトと考えざるを得ません。これらのサイトあるいはこれらのサイトと同じテンプレート由来と思われるサイトでの投資を勧誘されても応じるべきではありません。
●CBDC Bank of Japan (CBDC 日本銀行 https://cbdc-e-boj.jp/h5/#/) → 閉鎖確認
これもYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトで何と日本の中央銀行である日本銀行の名称やロゴを盗用しています。中央銀行が仮想通貨の取引所を運営することなど有り得ません。まずYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
「SNSで知り合った人物」に「CBDC Bank of Japan」での投資を勧誘されて5万円入金してしまい、出金出来なくなっているようで詐欺が疑われる状況のようです。とにかくこの投稿で投資先となっている「CBDC Bank of Japan」のサイトに行ってみることにしました。左下が「CBDC Bank of Japan」のサイトの画像、右下は既に閉鎖されていますが上で検証したBitop (https://www.bitop-otc.com/h5/#/) のサイトの画像です。
全く同じという訳ではありませんが、やはり明らかに似ています。
次に設定画面を比較します。左下が本項の検証対象である「CBDC Bank of Japan」の設定画面 (https://cbdc-e-boj.jp/h5/#/pages/setting/setting) の画像、右下が比較対象のBitop (https://www.bitop-otc.com/h5/#/) の設定画面の画像です。
トップページ以上に互いによく似ていて明らかに同じテンプレート由来でしょう。
そして「お問い合わせ」とか「サイトについて」といった項目があるので連絡先情報などが示されているのかと思ってクリックしてみると以下の画像に示したチャット画面が立ち上がるだけで連絡先情報などは全く見当たりません。
しかも「こんにちわ」の間違いではないかと思われる「こんりちか」
>(新しい会話)をクリックしテカスタマーサーニスと会話しテください。
といった平仮名とカタカナが混在するような違和感の文章、しかも「話」という漢字が中国語の簡体字になっていることなどこの部分を見るだけでこのサイトを運営しているのは中国系のグループであろうと考えられました。
連絡先情報がこれだけでは話にならないので例によってサイトのWho Is 情報も確認しました。以下に画像を示します。
黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2024年11月10日となっており、この検証を書いている2025年1月下旬時点でサイトの登録・開設から2ヶ月余りというかなり新しいサイトであることが分かります。また赤枠で囲った部分に記されている登録者は「Li XIAN SHENG」という中国系ではないかと思われるおそらく個人名になっています。どれほど信頼できる情報のなのかは疑問ですが、やはりこのサイトが中国系のグループによるサイトである可能性と矛盾はしません。
改めて結論するまでもなく日本銀行を名乗るようなサイトが投資先として信用出来るとは到底思えません。このサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。
※付記
時期は不明ですが、本項で検証したCBDC 日本銀行 (https://cbdc-e-boj.jp/h5/#/) というサイトは閉鎖されたようです。代わりということなのでしょうけれども同じCBDC 日本銀行という名称で見た目もそっくりでURLアドレスのみ微妙に異なるサイトが見つかってきました。以下で検証しているので参照してください。
詳細が全く分かりませんが「知り合い」という人物にサイトを紹介されて「日本銀行の仮想通貨」を買うように勧誘されたようです。この質問に出てきた「CBDCJPY.com」というドメイン名から表題のサイトを探してきました。左下に見つかってきたCBDC 日本銀行 (https://cbdcjpy.com/h5/#/) というサイトのトップページの画像、右下には比較対象として上で検証したCBDC 日本銀行 (https://cbdc-e-boj.jp/h5/#/) という既に閉鎖されているサイトのトップページの画像を再掲します。
全く同じではないものの明らかに互いに似ています。また「日本銀行 BANK OF JAPAN」と書かれたロゴがいずれのサイトにも確認出来ますが、このロゴは本物の日本銀行の公式サイト (https://www.boj.or.jp/) で確認出来る以下のロゴと一致します。しかしこれらのサイトが日本銀行の公式サイトとは到底思えません。
さらに以下では2つのサイトの設定画面を相互比較します。左下が本項の検証対象であるCBDC 日本銀行 (https://cbdcjpy.com/h5/#/) のサイトの設定画面 (https://cbdcjpy.com/h5/#/pages/setting/setting) の画像、右下が比較対象のCBDC 日本銀行 (https://cbdc-e-boj.jp/h5/#/) のサイトの設定画面 (https://cbdc-e-boj.jp/h5/#/pages/setting/setting) の画像です。
説明不要でこの設定画面は互いに酷似しています。
さらに以下は上の画像で確認出来る「お問い合わせ」の項目をクリックすると出てくる画面の画像です。やはり左下が本項の検証対象であるCBDC 日本銀行 (https://cbdcjpy.com/h5/#/) のサイトのお問い合わせ画面、右下が上で検証したCBDC 日本銀行 (https://cbdc-e-boj.jp/h5/#/) のサイトのお問い合わせ画面の画像です。
いずれのサイトでも「こんにちわ」の間違いではないかと思われる「こんりちか」という意味不明のメッセージが出ています。さらに
>(新しい会话) をクリックしテカスタマーサーニスと会话しテください。
と書いてありますが、会話の「話」という漢字が中国語の簡体字である「话」になっていますし、カタカナと平仮名が混在しています。また「サーニス」は「サービス」の間違いでしょう。明らかに日本人が作成した文章、サイトではなく、中国系のグループの関与が強く疑われます。当然日本銀行のサイトとは全く思えません。
また同じテンプレートから量産されたと思われる上で検証してきた一連のサイトが既に何の告知もなく閉鎖されていることから、このサイトについても告知なしで閉鎖されることになる疑いが極めて濃いです。
それから最初に引用したYahoo知恵袋への質問投稿の投稿者は
>日本銀行の仮想通貨が買える
という誘いを受けたようですが、日本銀行の公式サイトには以下に画像を示した警告が出ています。
▼円の中央銀行デジタル通貨の売買に関するウェブサイトにご注意ください (2023年7月26日 日本銀行)
改めて結論するまでもなく、このサイトでの投資は推奨できません。