このページで検証したマネックスグループという名称のサイトはいずれも日本の大手上場企業であるマネックスグループ (https://www.monexgroup.jp/jp/index.html) の名称やロゴ、文章までもを盗用した「なりすましサイト」です。本物のマネックスグループのサイトにはマネックスグループの名前を装った投資勧誘 (詐欺) が行われていることについて注意喚起が出ています。
そもそも互いに酷似したサイトが幾つも存在している時点で非常に危険なサイトとしか思われませんし、金融ライセンスも確認出来ません。また1つのサイトについてはGoogle Chromeからフィッシングが検出されたということで警告が出るようになっていますし、2つのサイトについては何の告知もなく閉鎖されています。
今後も同じテンプレートを利用したサイトが出現してくる可能性は高いです。
閲覧停止の解除を願います。→ 姉妹サイト雑記0
本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。日本居住者に投資勧誘すれば無登録の違法業者ということになります。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」、「検証80」、「検証81」、「検証82」、「検証83」、「検証84」、「検証85」、「検証86」、「検証87」、「検証88」、「検証89」、「検証90」、「検証91」、「検証92」、「検証93」、「検証94」、「検証95」、「検証96」、「検証97」、「検証98」、「検証99」、「検証100」、「検証101」、「検証102」、「検証103」、「検証104」、「検証105」、「検証106」、「検証107」、「検証108」、「検証109」、「検証110」、「検証111」、「検証112」、「検証113」、「検証114」、「検証115」、「検証116」、「検証117」、「検証118」、「検証119」、「検証120」、「検証121」、「検証122」、「検証123」、「検証124」、「検証125」、「検証126」、「検証127」、「検証128」、「検証129」、「検証130」、「検証131」、「検証132」、「検証133」、「検証134」、「検証135」、「検証136」、「検証137」、「検証138」、「検証139」、「検証140」、「検証141」、「検証142」、「検証143」、「検証144」、「検証145」、「検証146」、「検証147」、「検証148」、「検証149」、「検証150」、「検証153」で検証してきた中国系と思われる海外の詐欺グループによって勧誘が行われていると思われる一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証90ページ目です。「検証156」、「検証157」、「検証158」、「検証159」、「検証160」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。検証項目は順次追加の予定です。
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://tseabc.online/?lang=ja-jp → 閉鎖確認
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://tsetra.com/?lang=ja-jp) → 閉鎖確認
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://tsecc.cc/?lang=ja-jp)
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://tseabcq.xyz/?lang=ja-jp) → 閉鎖確認
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://kuasu221.com/?lang=ja-jp)
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://koasu221.life/?lang=ja-jp)
まず以下の4つのサイトをまとめて検証します。
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://tseabc.online/?lang=ja-jp) → 閉鎖確認
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://tsetra.com/?lang=ja-jp) → 閉鎖確認
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://tsecc.cc/?lang=ja-jp)
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://tseabcq.xyz/?lang=ja-jp) → 閉鎖確認
最初のサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の3つは画像検索で見つけてきたサイトです。これら4つのサイトは互いに酷似おり、また日本の金融関係の持株会社であるマネックスグループ (https://www.monexgroup.jp/jp/index.html) の社名や画像を盗用しているサイトと思われます。まず最初のサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
SNSで知り合っただけで実際に会ったことはない「友人」(外国人かどうかは不明) に表題最初のマネックスグループ (https://tseabc.online/?lang=ja-jp) というサイトでのバイナリーオプション取引を勧められて一度だけ取引して数千円程度の利益を得て、6%の手数料は掛かったものの出金できたようです。しかし依然として詐欺ではないかという疑いは拭いきれずにこの質問を投稿しているようです。
とにかくこの質問に出てきたサイトのトップページを左下に、ログイン画面 (https://tseabc.online/index/login/login.html) を右下に示します。
左上のトップページにはリアルタイムの相場情報が表示されていますが、表示対象の中には「XAU/USD (金先物米ドル建て)」「BTC (ビットコイン)」「USD/JPY (米ドル/円)」「EUR/JPY (ユーロ/円)」といった取引対象と思われる項目が並んでいます。貴金属先物、仮想通貨、外貨 (FX) などの取引が可能と思われます。本項の冒頭で引用したYahoo知恵袋への質問投稿によればバイナリーオプションのサイトとして紹介されたとありますし、左上に示したトップページの画像を見ると
>LOCK-UP MINING
と書いてあります。これはマイニングで利益を出すということを意味しているように思われます。このサイトはかなり広範な取引が可能なサイトなのかもしれません・
そしてログイン画面に見えるMONEX GROUP (マネックスグループ)というのがサイト名のようですが、これは日本の日本の金融関係の持株会社であるマネックスグループ (https://www.monexgroup.jp/jp/index.html) の名称やロゴを盗用しているようにしか思われません。以下には表題最初のマネックスグループのサイト (https://tseabc.online/?lang=ja-jp) のトップページの一部を拡大して示します。
一方で以下は本物のマネックスグループの英語サイトの「Who We Are (私たちについて)」というサブページ (https://www.monexgroup.jp/en/company/monexgroup_future.html) の冒頭部の画像です。
題最初のマネックスグループのサイト (https://tseabc.online/?lang=ja-jp) のトップページに見られる画像と一致しており、
>One Step Beyond the Future of Monex Group (マネックスグループの未来への1歩)
と書いてあることが確認出来ます。
またログイン画面にみられるロゴはマネックスグループのサイトのブランドシンボルの説明に示されているロゴと一致しています。以下に画像を示します。
そして本物のマネックスグループは既にマネックスグループの社名やロゴが盗用されて詐欺に使われている事例を把握しているようで「詐欺等注意喚起」と題されたサブページを設けて注意喚起しています。以下にこのサブページの冒頭部の画像を示します。
日本で仮想通貨の取引事業を行うには金融庁で暗号資産交換業者の登録が必要ですが、金融庁のサイトで公表されている暗号資産交換業者の登録リストにマネックスグループの登録は見当たりません。また上場企業でネット証券事業も手掛けているマネックスグループが無登録の違法状態で仮想通貨の取引に参画するとは到底思えません。
またこの検証を書いている2024年9月中旬現在でこのマネックスグループ (https://tseabc.online/?lang=ja-jp) というサイトにアクセスしようとすると使用しているGoogle Chromeから以下のような警告が出るようになっています。
このGoogle社から出ている警告によればこのサイトではフィッシングが検出されていて危険なサイトであるのでアクセスしないことが推奨されています。表題最初のマネックスグループ (https://tseabc.online/?lang=ja-jp) というサイトはマネックスグループの名称やロゴを盗用した詐欺目的のサイトとしか思われません。
さらに画像検索で見つかってきた表題2番目以降の3つのマネックスグループのサイトについてもトップページとログイン画面の画像を以下に順に示します。
▼マネックスグループ (https://tsetra.com/?lang=ja-jp)
▼マネックスグループ (https://tsecc.cc/?lang=ja-jp)
▼マネックスグループ (https://tseabcq.xyz/?lang=ja-jp)
これら画像検索で見つかってきた3つのサイトのサイト名はいずれも「MONEX GROUP (マネックスグループ)」となっており、ログイン画面のロゴはなくなっていますが、トップページには
>One Step Beyond the Future of Monex Group (マネックスグループの未来への1歩)
と書いてあることが確認出来ます。互いに酷似したコピペで量産されたとしか思われないサイトが少なくとも4つ存在しているだけで異常ですし、これらのサイトもマネックスグループの名称やロゴを盗用したサイトとしか思われません。
そしてこれらのサイトには運営元に関する情報が全く見当たりません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報を確認しました。しかし運営者 (登録者) に関する情報は何も開示されていません。以下にサイトの登録・開設日のみまとめておきます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日
マネックスグループ (tseabc.online) 2024年7月18日
マネックスグループ (tsetra.com) 2023年10月1日
マネックスグループ (tsecc.cc) 2024年7月2日
マネックスグループ (tseabcq.xyz) 2024年7月18日
2番目のマネックスグループ (https://tsetra.com/?lang=ja-jp) は2023年10月に開設されていますが、それ以外の3つのサイトは全て2024年7月に登録・開設されていて特に最初のマネックスグループ (https://tseabc.online/?lang=ja-jp) と4番目のマネックスグループ (https://tseabcq.xyz/?lang=ja-jp) はいずれも2024年7月18日に登録・開設されています。
これらのサイトはマネックスグループの名称やロゴを盗用した詐欺目的のサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。
※付記1
表題最初のマネックスグループ (https://tseabc.online/?lang=ja-jp) は時期はこの検証を書いている間にサイトが閉鎖されたようです。
※付記2
この検証を書き始める時点で既に閉鎖されていて画像も残っていないので検証対象には含めませんでしたが、MONEX GROUP (マネックスグループ) という名称でサイトの見かけもそっくりなサイトでの投資を勧誘されて出金できなくなったという被害者からYahoo知恵袋に質問が出ています。
この質問の投稿者はTikTokで知り合った「白兎ちゃん」と名乗る人物に勧誘されてMONEX GROUP (マネックスグループ https://tseff.biz/?lang=ja-jp) という本項で検証した4つのサイトとサイト名は同じですがURLアドレスは別個のサイトに入金してしまい、出金できなくなったようです。質問の添付画像に示されているこのサイトの見かけは本項で検証した4つのマネックスグループのサイトと非常によく似ていることが確認出来ます。
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://kuasu221.com/?lang=ja-jp)
●MONEX GROUP (マネックスグループ https://koasu221.life/?lang=ja-jp)
いずれも画像検索で見つかってきたサイトで基本的に上で検証した4つのサイトとURLアドレスが違うだけのサイトです。上で検証した4つのサイトと同様にトップページとログイン画面の画像を以下に順に示します。
▼マネックスグループ (https://kuasu221.com/?lang=ja-jp) [表示言語:日本語、英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、フィリピン語、インドネシア語、ベトナム語]
▼マネックスグループ (https://koasu221.life/?lang=ja-jp) [表示言語:日本語、英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、フィリピン語、インドネシア語、ベトナム語]
画像検索で見つけてきたサイトですから当然とも言えますが、上で検証したマネックスグループと称する4つのサイトと酷似しています。そしてこれら2つのサイトでも本物のマネックスグループの英語サイトの「Who We Are (私たちについて)」というサブページ (https://www.monexgroup.jp/en/company/monexgroup_future.html) の冒頭部にある以下の画像が盗用されています。
そしてこれらのサイトについても上で検証した4つのサイトと同じで運営元に関する情報が全く見当たりません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報を確認しましたが運営者 (登録者) に関する情報は何も開示されていません。以下にサイトの登録・開設日のみまとめておきます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日
マネックスグループ (kuasu221.com) 2024年9月1日
マネックスグループ (koasu221.life) 2024年9月2日
2024年9月1日、2日に相次いで登録・開設されています。
これらのサイトはマネックスグループの名称やロゴを盗用した詐欺目的のサイトとしか思われません。そもそもURLアドレス以外に違いが全く見つからないようなサイトが複数存在しているだけで異常ですし、連絡先情報などの開示もまともにされていません。そして上で検証した4つのサイトの内、3つが既に閉鎖されていることなど考えれば本項で検証した2つのサイトもいつ閉鎖されるか分からないような非常に危険なサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。