検証17

このページではLCF Coin (ロスチャイルドコイン)、Proteusion (プロテーション)、ADS Cash (ADSキャッシュ)という3つの仮想通貨に関係する以下の4つのサイトを検証しています。

●Rothschild Family LCF Project [LCF Coin ロスチャイルドコイン] (ロスチャイルド・ファミリー・プロジェクト www.hlcf586cn.com)

●株式会社Zondir [Proteusion プロテーション] (株式会社ゾンディール www.zondir.jp)

●Wrapious (wrapious.com)

●ADS Cash (ADSキャッシュ ads.cash)


それでは検証を開始します。

●Rothschild Family LCF Project [LCF Coin ロスチャイルドコイン] (ロスチャイルド・ファミリー・プロジェクト www.hlcf586cn.com)

Twitterの10個以上のアカウントからロスチャイルドコイン・LCFという暗号通貨を配布する、10倍以上の値上がりが期待出来ると称する宣伝が行われているようです。

Rothschild Coin Twitter勧誘2マスク.PNG

さらに「ロスチャイルドコイン」で検索するとリンクはしませんが日本語で書かれた勧誘用のブログが複数見つかります。勧誘ブログにはロスチャイルドコインに関する簡単な説明があります。

>皆さんも一度はロスチャイルドって名前は聞いたことはあると思います。例えば都市伝説にもなっている、アメリカ$1紙幣に描かれているピラミッドの中の目など、その秘匿性は、多くの方に影響を与えています。そして世界の基軸通貨になったUSドル。そのドルの創設者であり、そのピラミッドの目(プロビデンスの目)のモデルであるのがロスチャイルドです。そのロスチャイルドファミリーと中国が手を組み仮想通貨を発行します。【2017年、この仮想通貨『LCF』が表舞台に登場してまいります。】

欧州の名門貴族である「ロスチャイルド家」と「中国政府」が協力してロスチャイルドコインという仮想通貨を発行するということのようです。さらに報酬制度に関する説明が書いてあります。

>【ボーナスプラン】

>自分の紹介で会員20名以上達成してその中から5名が自分と同じように20名づつ会員紹介出てそれら総合計 200人になった場合。

>◯ センター長の職位が与えられる。

>◯ 2万コイン :120万円分

>◯ 給料:10万円~30万円

>◯ 事務所経費:月 10万円

>◯ 月ボーナス5万円~10万円

>◯ 毎年 北京で開くかれる創業式に無料招待

>(付与された2万コインはのちに一千万円をすぐ越えるらしいです。)

どうやらロスチャイルドコイン無料配布という餌で集まってきた人たちに勧誘した人たちに高額の報酬が得られると称してネズミ講方式でコインの購入者を勧誘させるのが目的のようです。

しかしこの日本語の勧誘ブログにはこれ以上の情報、特にコインの発行元などに関する情報が見当たらないし、どうやら中国で発行された仮想通貨ということになっているようなので英語で「Rothschild Coin」を検索してみるとさらに情報が見つかります。例えば以下のキャプは英語でのロスチャイルドコインに関する説明記事の冒頭部です。勧誘を目的として書かれたものである可能性が高いので内容は必ずしも信用出来るとは思えませんし、タイトルのすぐ下にはこの記事に書かれている情報は100%確認されたものではないといった但し書きが付いています。

Rothschild Coin 英語記事.PNG

この記事によればLCF Coinという略称のLは「ロスチャイルド家」の中国名が「L」で始まることに由来し、Cは中国(China)の頭文字、Fは「Future degital currency」の頭文字だそうです。またアジアの本拠は香港、中国国内での本拠は深圳に置かれるとありますが発行体の組織名については明確な記述がありません。そしてこの記事でも2016年12月末までに申し込めば1000枚のロスチャイルドコインが無料で配布される。1000枚のコインは3000人民元、およそ500米ドルの価値があるといった日本語の勧誘ブログに書いてあるのと同様の内容が書かれています。但しキャンペーン期間は2016年の年末で終了となっているのに対して日本国内では海外でのキャンペーン期間が終了してから無料配布が開始されたと思われ、現時点(2017年3月)でも継続しているという点が異なるようです。そしてコインの換金などについては3月になるまでは出来ないとなっています。

そして英語で検索するとコイン発行の当事者であるはずのロスチャイルド家がロスチャイルドコイン(LCF Coin)との関係を否定したという記事も出てきました。

Rothschild Coin 関与否定記事.PNG

LCFコインという仮想通貨の発行にロスチャイルド家が中国政府と共に関与している、コインの運営の為に17万平方メートルのオフィスを建設するといった情報が出てコインの購入の勧誘が行われているがロスチャイルド家から公式のコメントが発表されたというのがこの記事の主な内容です。記事の日付は2017年1月12日、ロスチャイルド家から公式コメントが出たのはその前日となっているので1月11日になります。

またこの記事にはLCFコインの発行が“Rothschild Family LCF Project”と名乗って行われていることや、その公式サイトのURLアドレス(hlcf586cn.com)なども記されています。

まずロスチャイルド家から出たという公式コメントは以下の様になっています。ちょっと長いですがそのまま引用します。

Rothschild Coin 関与否定声明.PNG

>We have recently become aware of an unregulated fundraising scheme in China calling itself “Rothschild Family LCF Project”. This scheme purports to be a fund for investment in relation to virtual currencies and the 'Internet of Things'. The fundraising scheme's online advertisement links to a website at www.hlcf586cn.com. The investors should be aware that the Rothschild Family LCF Project has falsely associated this financial scheme with the Rothschild name without authorisation. Rothschild & Co has no connection with this fundraising scheme.

要するにロスチャイルド家の名前を語ってLCFプロジェクトへの投資が呼び掛けられているようだが、ロスチャイルド家の名前はロスチャイルド家の許諾を得ずに(勝手に)使われているものであり、ロスチャイルド家はこの投資と何の関係も有していないというのが公式コメントの内容です。当然ですがロスチャイルド家と協力していたという中国政府がこの件に本当に関わっているかどうかも非常に疑わしいと考えざるを得ません。

そしてLCFプロジェクトの公式サイト (www.hlcf586cn.com)にもアクセスしてみましたが驚いたことに既に閉鎖されているようです。

Rothschild Coin サイト閉鎖.PNG

ネット上に残っているこのサイトのWho Is情報には登録者の連絡先らしきものが残っています。

>Registrant Name: zhang zhen jie

>Registrant Organization: zhang zhen jie

>Registrant Street: he nan sheng zheng zhou shi jing san lu nong ke lu jiao cha kou jin cheng guo ji guang chang 2hao lou

>Registrant City: Other

>Registrant State/Province: OT

>Registrant Postal Code: 450000

>Registrant Country: CN

>Registrant Phone: +86.037160307905

>Registrant Fax: +86.037160307905

>Registrant Email: 1198335274@qq.com

登録者は「zhang zhen jie」というおそらく中国系の人物の個人名。住所は中国河南省鄭州市で発行体の本拠であるはずの香港とか深圳とはかなり遠い場所です。電話番号も[+86]という中国の国番号から始まっています。メールアドレスの「@qq.com」も中国では有名なフリーのメールアドレスのようです。

いずれにしろこの件は活動の本拠である中国で既に中心人物が逃亡していると思われる案件ということになります。この件への投資は絶対に推奨出来ません。


●株式会社Zondir [Proteusion プロテーション] (株式会社ゾンディール www.zondir.jp)

●Wrapious (wrapious.com)

「Wrapious (ラピアス)」という会社が開発したという「次世代型暗号通貨・Proteusion (プロテーション)」への投資勧誘が日本総代理店と称する「株式会社ゾンディール」によりセミナーやブログで行われているようです。ゾンディール社のサイトにある連絡先情報は以下の様になっています。会社所在地は大阪で実在する住所のようです。

ZonDir 会社概要.PNG

ここで資本金が100万円になっていますから少なくともこのままでは2017年4月から導入された仮想通貨交換サービス業の登録を金融庁から得るのに必要な最低要件となっている「資本金の額が1000万円以上」を満たすことが出来ないことになります。少なくとも現時点で無登録業者と考えざるを得ません。

ZonDir 資本金要件1000万円.PNG

ゾンディール社のサイトには毎週末、全国各地で開かれているセミナーの開催日程がカレンダー形式で示されています。以下に示しますが勧誘目的と思われるブログも幾つか存在します。セミナーとブログが主な勧誘手段のようです。表題の2つのサイトだけでは情報が不充分なので以下に挙げる勧誘用のブログに書かれている内容も一部取り上げて検証することにします。

Gokigen☆Gorgeous

イントロデューサー白蛇仁 投資系スーパープレイヤー

Wrappy (ラッピー) Proteusion (プロテーション)暗号通貨革命ブログ

特に1つ目のブログに書かれている内容、画像を以下の検証で幾つか取り上げます。ちなみに2つ目の勧誘ブログのタイトルに出てくる「白蛇仁」という名前は以前に「検証4」で検証したAsset Coin (アセットコイン)という仮想通貨、あるいは「投資全般その7」で検証した「マッハ利息サービス」というFXの自動売買ソフトを用いた投資詐欺と思われる案件でも登場したのと同じ人物のようです。同一と思われる人物が広告塔の様な形で共通して登場しているこれらの怪しげな投資は全て同じ組織によって運営されている可能性も考えられます。ちなみに以前に検証したアセットコインジャパン(asset-coin.net)、マッハ利息サービス(cybersea-main.com/lp/)のサイトはいずれも既に閉鎖されているようです。仮想通貨として普及することなく消滅してしまったと思われるアセットコインに関係していた人物が再び登場して別の仮想通貨の宣伝に加わっているとなればそれだけで信用度を疑わざるを得ません。例えば泉忠司なる人物が広告塔的な役割を果たしているエイダコイン (検証1を参照)、ノアコイン、ビットクラブ (共に検証13を参照)、D9クラブ (投資全般その9を参照)などの投資案件が軒並み詐欺の疑いが極めて濃いのと同じ図式を思い浮かべざるを得ません。

ZonDir 暗号通貨プロテーション.PNG

まず表題のゾンディール社のサイトにあるプロテーションに関する情報は極めて断片的です。

>次世代型暗号通貨『Proteusion』

>『Proteusion(プロテーション)』の語源プロメテウスの意味のごとく、すべてのものの「基礎、始まり」として、先進国も新興国も世界中に隔たりのない未来を創造し、絶えず進化する時代に常に必要とされる暗号通貨となる想いから誕生しました。身近な店舗での利用可能など普遍的存在へ、かつ遠いと思われている世界と個人をつなぐ最大のツールを目指します。

>分散型管理暗号通貨(2.0型)

>分散型管理暗号通貨(2.0型)とは最大の特徴であるブロックチェーン、P2P、スマートコントラクトが搭載された次世代暗号通貨です。

身近な店舗で利用可能とありますが、現時点であるいは近い将来に利用可能になる店舗に関する情報などは何もありませんし、ブロックチェーンによる分散管理を行うならば多くの人がマイニングという形で帳簿管理に参加出来る体制になっていなければならないはずです。しかしマイニングに参加する手段が示されている訳でもありません。

「お知らせ」という項目には毎月コインの販売価格の告知が出ています。

>【レート更新のお知らせ】12/1より「1枚あたり0.26セント」に更新されますので、ご了承下さい。

>【レート変更のお知らせ】2017年1月より「1枚あたり0.265セント」に更新されますので、ご了承下さい。

>【レート変更のお知らせ】2017年2月より「1枚あたり0.27セント」に更新されますので、ご了承下さい。

>【レート変更のお知らせ】2017年3月より「1枚あたり0.2775セント」に更新されますので、ご了承下さい。

>【レート変更のお知らせ】2017年4月より「1枚あたり0.285セント」に更新されますので、ご了承下さい。

販売価格が毎月上昇している意味は全く分かりません。例えばビットコインの価値が上昇したのはビットコインの需要が発生したからですが、このプロテーションなる仮想通貨は市場取引も始まっていないし、実際に何処かの店舗などで仮想通貨として使える体制になっているとも思えません。需要と供給の関係で価格が上昇しているのではなく、単に早く買わないと高くなりますよという買い煽りが目的ではないかとしか思えません。

さらにこのゾンディール社のサイトには開発元となっている「Wrapious (ラピアス)」に関する情報が何も見当たらないだけでなく、当然用意されているべきラピアス社の公式サイトへのリンクさえ見当たりません。ラピアス社については詳しいことを追及して欲しくないという意図さえ感じます。但し上で取り上げた宣伝ブログには幾らか情報があります。1つ目のブログには下のキャプにあるようにラピアス社が次世代型SNSプラットフォーム『Wrappy』と呼ばれるものを開発中であり、「オフショアのセーシェル諸島に所在する法人」と書かれています。SNS上で仮想通貨を支払いに用いることが出来るのがメリットであるとしていますがこれが利点であるという説明は全く理解出来ません。

ZonDir ロゴ2種類バージョン.PNG

そしてここにある「オフショアのセーシェル諸島に所在する法人」という記述は微妙な印象を持ちます。法人としての登録だけが「オフショアのセーシェル諸島」に存在しているという様にも読めるからです。とにかく検索して表題の2番目に挙げたラピアス社の公式サイトを見つけましたが、このサイトには住所や電話番号といった連絡先情報、経営者情報、決算情報などマトモな会社の公式サイトならば当然あるべき情報が全くありません。これは明らかに異様です。さらにこのサイトを見てもプロテーションという仮想通貨を発行していることだけは書いてありますが、その仮想通貨の入手方法とか販売価格、予定発行枚数、支払いに使える小売店などに関する情報も皆無で単にサイトが存在しているだけ、つまり何らかの業務を行っているという感触が一切感じられません。

下のキャプに示すラピアス社のサイトのWho Is情報を見ても連絡先情報は開示されていませんし、ドメインネームの取得先とか契約者として「お名前.com」とか「GMOインターネット」といった日本のネット関連業者の名前が登場しています。

ZonDir 発行元Wrapious Who Is情報.PNG

これはとてもではありませんが海外のマトモな会社の公式サイトとは思えません。実体のない幽霊会社のサイトを日本のグループがでっち上げただけというのが真相であると判断します。この実体が存在するかどうかも疑問な幽霊会社に責任を押し付けて流通させる予定もない「仮想通貨」を売った挙句に計画破綻させる予定の詐欺である可能性は充分に考えられます。結論としてこの仮想通貨への投資は全く推奨出来ません。


●ADS Cash (ADSキャッシュ ads.cash)

ADS Cash 公式サイト冒頭.PNG

登録するだけで無料で100枚のADSキャッシュという新・暗号通貨を貰えるという誘い文句でTwitterの少なくとも3つのアカウントからそれぞれ勧誘目的のブログに誘導するステマが発信されているようです。

ADS Cash Twitterステマ.PNG

それ以外にYoutubeを「ADS Cash」で検索すると100を優に超える勧誘目的と思われる動画がアップされているようです。但し日本語の動画は現時点(2017年4月)で1本だけで残りは英語、アラビア語、スペイン語、ロシア語など幅広い言語での勧誘であり、表題のサイトも英語表示しか出来ないので主に海外で金集めが行われているようです。但し、後述するようにネズミ講方式で勧誘が行われている模様なのでネズミ講のネットワークから今後日本で勧誘が拡大する可能性は充分にあるものと思われます。

確認している勧誘目的の日本語で書かれたブログは以下の3つです。

ALOHA STATE グローバル広告業界標準を目指す電子通貨ADS CASH

ビットコインで悠々自適

HYIP 最新情報お届けだぁー

表題のサイト(ads.cash)には情報が少ないのでこれらのブログに書かれている内容も一部検証対象にします。まず例によって表題のサイトにある発行元の連絡先情報です。

ADS Cash 公式サイト連絡先情報.PNG

>16F, King's Comm CTR, 25 KING'S RD TIN HAU Hong kong

>info@ads.cash

連絡先情報は香港の住所とメールアドレスだけで電話番号がありません。これだけで既に危ないです。さらに香港の住所を調べると下のキャプに示すHomey Business Centre (www.homey.com.hk)というバーチャルオフィス業者の拠点の住所と一致するようです。つまりこれは架空住所でしょう。

ADS Cash 香港住所バーチャル.PNG

さらに日本語勧誘ブログの1つにはシンガポールにオフィスがオープンしたとして以下の住所が記されています。

>AdsCash Global

>Level 39, Marina By Financial Centre Tower 2, 10 Marina Boulevard, Singapore 018983

しかしこの住所もブログでも指摘されている通り、Servecorpというバーチャルオフィス業者の拠点の住所です。誰が経営責任者なのかという情報も開示されておらず、到底信用出来る運用元とは思えません。

さらに仮想通貨としての役割、意義などに関する説明が意味が分かりません。以下は勧誘ブログからの抜粋で運営元のサイトにある英語の文章の翻訳と思われます。

>ADS CASHは世界標準の広告用電子通貨を目指しています!!

>Ads Cashは香港発の広告用クリプトカレンシー(電子暗号通貨)を発行する会社です。

(中略)

>広告主はグローバル化する広告市場での決済費用、手数料などに高い取引手数料を支払っているのが現状で重要な課題となっています。 ADS CASHはイーサリアムのブロックチェーン技術を利用し安価な手数料でで迅速な決済を行うグローバルな広告用通貨として、現状のオンライン広告決済システムに代わる新しい決済手段としてADSコインを提供しインターネットマーケティングを行うあらゆる企業を支援します。(ADSホームページより要約)

正直言ってこの仮想通貨によって何が便利になるのか全く不明で納得出来るような説明ではありません。何処かの店舗などで仮想通貨として使える、あるいは近い将来に使えるようになるという情報もありません。仮想通貨として実際に普及する可能性は極めて薄いと判断します。さらにこの項目の最初にも触れましたがこの仮想通貨はネズミ講方式で販売されているようです。勧誘目的の動画やブログが多数あるのは子ネズミ勧誘の目的でしょう。以下も上に記した勧誘ブログからのキャプですが、コインの購入枚数によってランク付けがされ、勧誘した子ネズミ、孫ネズミ以下が払い込んだお金の一定割合が販売報酬として支払われる仕組みのようです。多数のコインを購入してランキングを上げれば自分から遠く離れた世代の払い込んだお金からも報酬が支払われるから利益も大きいということでしょう。

ADS Cash ネズミ講階層別報酬率.PNG

要するにこれは実際に流通する可能性の極めて乏しい仮想通貨販売を名目とする単純なネズミ講と思われます。上の表によればネズミ講から勧誘の報酬を得るのは最低1000枚のコインが必要とされていますから登録するだけで貰える100枚のコインは殆ど何の役にも立ちません。最低900枚のコインを自腹で追加購入させ、子ネズミを勧誘するように仕向ける為の撒き餌でしょう。

投資は論外と結論します。