検証119

本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。無登録の違法業者である可能性が高いです。またアメリカの大手仮想通貨交換業者であり、日本でも登録を得ているcoinbase (コインベース) や日本の仮想通貨交換業者であるbitFlyer (ビットフライヤー) の名称やロゴを盗用したと思われる偽サイトも確認されています。特にビットフライヤーの名称やロゴを盗用したサイトは日本人を主な標的にしているとしか思われません。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112「検証113「検証114「検証115「検証116「検証117」「検証118で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証57ページ目です。「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。検証項目は順次追加の予定です。


●RileyCoin (ライリーコイン https://www.rileycoin1.com/#/、スマホ用サイト:https://m.rileycoin1.com/#/)

●BrolnCoin (Brolnコイン https://www2.brolncoin.com/)

●DollyCoin (ドリーコイン https://www.dollycoin.net/#/、スマホ用サイト:https://m.dollycoin.net/#/)

●GALLA (https://www.coingalla.com/#/、スマホ用サイト:https://m.coingalla.com/#/)

●DCXBCOIN (DCXBコイン https://www.dcxbcoin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.dcxbcoin.com/#/)

●Manage Coin (マネージコイン https://www.managecoin.net/dist/#/、スマホ用サイト:https://www.managecoin.net/h5/#/)

●Bingx (https://bingxd.com/#/home)

●BingX (https://bingx.cyou/dist/#/、スマホ用サイト:http://bingx.cyou/h5/#/)

●Ycoin/eToro (https://etororo.top/dist/#/、スマホ用サイト:https://etororo.top/h5/#/)

●GUTScoin (GUTSコイン https://guts-official.com/dist/#/、スマホ用サイト:https://guts-official.com/h5/#/)

●BerisCoin (Berisコイン https://beriscoin.net/dist/#/、スマホ用サイト:https://beriscoin.net/h5/#/)

●Xbest (https://ngocnephrite.com/dist/#/、スマホ用サイト:https://ngocnephrite.com/h5/#/)

●Xbest (https://xbest.online/dist/#/、スマホ用サイト:https://xbest.online/h5/#/)

●ISE Global (ISEグローバル https://isegolbaler.com/#/home)

●CoinWorld (コインワールド https://coin.worldind.com/app/#/、スマホ用サイト:https://coin.worldind.com/mobile/#/)

●BTCWorld (BTCワールド https://btcworlds.net/app/#/、スマホ用サイト:https://btcworlds.net/mobile/#/)

●TG Coin (TGコイン https://tgbone.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tgbone.com/mobile/#/)

●TG Coin (TGコイン https://tgkaudio.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tgkaudio.com/mobile/#/)

●coinbase (コインベース https://scintillafx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://scintillafx.com/mobile/#/)

●coinbase (コインベース https://upbasecoins.top/app/#/、スマホ用サイト:https://upbasecoins.top/mobile/#/)

●tether (テザー https://tetherusdt-max.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tetherusdt-max.com/mobile/#/)

●uniswap (ユニスワップ https://tosket-coin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tosket-coin.com/mobile/#/)

●Uxe Coin (Uxeコイン https://uxecoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://uxecoin.com/mobile/#/)

●ETF (https://etf-coin.org/app/#/、スマホ用サイト:https://etf-coin.org/mobile/#/)

●CoinWorld (コインワールド https://coin-worlds.com/app/#/、スマホ用サイト:https://coin-worlds.com/mobile/#/)

●bitFlyer (ビットフライヤー https://bitflyercoin.org/app/#/、スマホ用サイト:https://bitflyercoin.org/mobile/#/)

●tether (テザー https://tetherusdt-coin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tetherusdt-coin.com/mobile/#/)

●DG-TOKEN (DG-トークン https://www.dgjxcb.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.dgjxcb.com/mobile/#/)

●DG-Token (DG-トークン https://www.dgmodoo.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.dgmodoo.com/mobile/#/)

●BTC-Coin (BTC-コイン https://crm.gtmmarket.com/app/#/、スマホ用サイト:https://crm.gtmmarket.com/mobile/#/)

●BTC-Coin (BTC-コイン https://www.btc-coin.uk/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btc-coin.uk/mobile/#/)

●Vertical (バーティカル https://vertical-coin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://vertical-coin.com/mobile/#/)

●MTBCoin (MTBコイン https://www.mtb-coin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.mtb-coin.com/mobile/#/)

●MDT (https://mdtbit.com/app/#/、スマホ用サイト:https://mdtbit.com/mobile/#/)


まず以下のサイトを検証します。

●RileyCoin (ライリーコイン https://www.rileycoin1.com/#/、スマホ用サイト:https://m.rileycoin1.com/#/)

これはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。まずその質問投稿を引用します。

2022年9月17日投稿

質問だけでは状況が全く分かりませんが回答者とのやり取りを見るとネットで知り合った人物に恋愛感情を利用したロマンス詐欺の手口で勧誘され、320万円も入金してしまい出金できなくなっているようです。またベストアンサーの回答者も同じサイトに誘導されて少額ながら入金してしまったようです。情報不足ですが外国人が勧誘役であったこと、恋愛感情を利用した勧誘が行われていたらしいことなどすると「検証63」以降で検証してきた一連の中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの一角である可能性が考えられました。

さらにこの検証を書いた後ですがもう1件同じサイトで出金出来なくなっているという投稿がYahoo知恵袋に出てきました。

2022年10月4日投稿

Twitterで知り合った自称・台湾生まれで現在は北海道在住という女性に勧誘されて150万円投資してしまったようです。そして途中で一度15万円の出金が出来たことで信頼してしまい、その後、2000万円まで名目上の資金が増えたけれど271万円の税金を支払わないと2000万円の出金は出来ない、さらには期日までに払わなければ延滞料が発生すると言われたようです。これもまさに「検証63」の冒頭で説明した典型的な中国系と思われる詐欺の手口に合致しているように思われます。

とにかくこれらの質問に出てきたサイト、まずはPC用のサイトの冒頭部を以下に示します。

表示言語の選択肢は英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の7ヵ国語となっています。このサイト冒頭部はこれまで検証してきたいずれのサイトとも似ている印象はありません。

この冒頭部に続いては仮想通貨のリアルタイム相場情報があり、さらにその下には「初心者ガイド」と題された口座開設から取引開始までの段階を説明する部分が出てきます。

さらにこの部分に続いては「RileyCoinを選ぶ理由」と題されたサイトの特長を4項目にまとめて説明している部分が出てきます。やはりキャプ画像を以下に示します。

この特長を説明する部分に続いてはマルチプラットフォーム対応を説明し、アプリがダウンロード出来る部分が出てきます。やはりキャプ画像を以下に示します。

以上、トップページの大半をカバーするキャプ画像を並べてきましたが「検証63」以降で検証してきた一連の中国系と思われる詐欺グループによるサイトとサイト全体の構成とか全体の雰囲気について似ている部分は感じるものの決定的に酷似しているとまで言えるような部分は見当たりません。

また以下はライリーコインのスマホ用サイトのキャプ画像です。

「検証63」以降で検証してきた一連の中国系と思われる詐欺サイトの中にはPC用サイトとスマホ用サイトの両方が確認される場合も少なくありませんが、このライリーコインのスマホ用サイトは特にこれまで検証してきたスマホ用サイトのどれかと似ているようには思われません。

トップページやスマホ用サイトを見ただけでは特に以前に検証したサイトと似ている部分を感じなかったのですが、しかしさらにライリーコインのサイトを調べていくと脚注にある「わたしたちについて」という項目をクリックして出てくるサブページには非常に見慣れたイラストや文章が存在することが判明しました。以下に「プラットフォームの特色」と題された部分のキャプを示します。

この部分の特に盾、時計、地球、宝石を意味すると思われる4つのイラストの部分は「検証93」「検証96」「検証104」「検証116」「検証127」で検証した多数のサイトでも確認されています。例えば以下は「検証116」で検証したCoin Partner/LOEX (コインパートナー/LOEX https://biloex.com/pc/#/、スマホ用サイト:https://biloex.com/mobile/#/) のサイトからのキャプ画像ですがイラスト部分は全く同じものと思われますし、イラストの下に添えられているサイトの特長を説明する文章も全く同じではないものの互いに非常によく似ています。

これと同じ4つのイラストと説明文の組み合わせは「検証116」で検証した20個ほどのサイト、さらには「検証93」「検証96」「検証104」で検証してきた多数のサイトでも確認されています。

更に以下は「検証103」で検証したVCOIN (Vコイン https://vcoin.so/#/) のサイトのキャプ画像です。背景が黒になっていますがやはりイラストは同じものですし、説明文も全く同じではなくても非常によく似ています。これと同じイラストと説明文の組み合わせはやはり「検証103」で検証している20個ほどのサイトで共有されています。

さらに以下はライリーコインのやはりサブページにある「私たちについて」と題された文章のキャプです。

>RileyCoin技術世界トップのデジタル資産取引プラットフォームであり、ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。RileyCoinコアメンバーはトップクラスのインターネットと金融会社から来ています,ほとんどのメンバーは深ビットコインとブロックチェーン信奉者です,ブロックチェーンは伝統的な独占金融システムを変え、より民主的、自治的な社会構造を構築すると確信しています

この文章にも見覚えがあります。例えば以下は「検証103」で検証したVCOIN (Vコイン https://vcoin.so/#/) のサイトに見られた文章のキャプです。

>私たちについて

>VCOIN(VCOIN.SO)技術世界トップのデジタル資産取引プラットフォームであり、ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。VCOIN(VCOIN.SO)コアメンバーはトップクラスのインターネットと金融会社から来ています,ほとんどのメンバーは深ビットコインとブロックチェーン信奉者です,ブロックチェーンは伝統的な独占金融システムを変え、より民主的、自治的な社会構造を構築すると確信しています

あるいは以下は「検証107」で検証したKinsbi (https://kinsbi.com/#/) という既に閉鎖されたサイトの「私たちについて」という項目のキャプ画像です。

>私たちについて

>Kinsbi(WWW.Kinsbi.PRO)技術世界トップのデジタル資産取引プラットフォームであり、ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。Kinsbi(WWW.Kinsbi.PRO)コアメンバーはトップクラスのインターネットと金融会社から来ています,ほとんどのメンバーは深ビットコインとブロックチェーン信奉者です,ブロックチェーンは伝統的な独占金融システムを変え、より民主的、自治的な社会構造を構築すると確信しています

これら2つのサイトの文章は上で示したばかりのライリーコインのサイトにあった文章と主語が変わっているだけで極めてよく似ています。いずれのサイトにも「ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。」と書いてありますが、具体的な住所などの連絡先情報が記されていないのも同じです。

これらのサイトは全体としては特に互いに似ているようには思えないのですが、一部が同じテンプレートの使い回しで作られているとしか思われません。同じグループによるサイトである可能性は濃厚です。

連絡先情報については例によってサイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録開設日は2022年8月11日になっています。最初に引用したライリーコインのサイトに関するYahoo知恵袋の質問が2022年9月17日付ですからサイトの開設から1ヶ月ほどで質問が出ていることになります。

そしてその知恵袋の質問に出てきた勧誘の手口などはまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致します。このライリーコインのサイトもやはり中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの1つである可能性が極めて濃厚と考えます。改めて結論するまでもなくこのサイトでの投資は絶対に避けるべきです。


※付記

2022年12月上旬に確認したところ、ライリーコインのサイトは何の告知もなく閉鎖されているようです。やはりライリーコインは詐欺目的で立ち上げられていたサイトである可能性が極めて濃厚です。またライリーコインと共通点の多い、ほぼ間違いなく同じグループによると思われるBrolnコイン、ドリーコインというサイトが見つかってきました。特にドリーコインのサイトはライリーコインのサイトと共通点が多いです。これらも詐欺目的のサイトである可能性が充分に考えられます。次項、次々項で検証しているので参照してください。


●BrolnCoin (Brolnコイン https://www2.brolncoin.com/)

これYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。まずその質問投稿を引用します。

2022年11月30日投稿

架空取引所かどうかというだけの質問でどういう経緯で質問しているのかについては全く情報がありませんがこのサイトでの投資を勧誘されているのではないかと推測されます。とにかくこの質問投稿に記されていたURLアドレスにアクセスしてみました。以下にサイト冒頭のキャプを示します。

表示言語の選択肢は英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の7ヵ国語となっています。そしてこの冒頭部を見て最も気になるのは上のキャプの一番下に3つのイラストが並んでいてさらにその下に中国語と思われる「高性能自动匹配」「多达数百个交易」「最低的交易成本」という記述があることです。Google翻訳に掛けてみるとやはり中国語 (簡体字) で「高性能自動マッチング」「最大数百のトランザクション」「最低取引コスト」といったサイトの特長を説明するようなことが書いてあるようです。ちなみにサイトの表示言語を英語やドイツ語など日本語以外の言語に指定してもこの部分は中国語 (簡体字) のままです。このサイトの運営元が中国系であることが強く示唆されます。

この冒頭部に続いては仮想通貨の相場情報があり、さらにその下には以下のキャプに示すサイトの特長を説明する部分が出てきます。

サイトの特長として

▼金融レベルのセキュリティ

▼スピードチャージ

▼グローバルサービス

▼資産を厳選する

の4項目が挙げられていてさらにそれぞれの項目に説明がついています。例えば最初の「金融レベルのセキュリティ」という項目の説明文は以下のようになっています。

>全方位金融リスクを制御するシステムと盗難防止システム、冷熱財布、多署名システムは資金の安全を保証します

さらに同じ項目名や説明文がこのBrolnコインのサイトの「私たちについて」というサブページにあることに気が付きました。以下にキャプを示します。

左から盾、時計、地球、宝石を意味すると思われるイラストが並んでいますが、このイラストの並びはこれまで検証してきた一連の中国系と思われるサイトで頻繁に登場したものと酷似していることに気が付きました。例えば以下は上で検証したライリーコイン (https://www.rileycoin1.com/#/) のサイトの「わたしたちについて」確認された同じ4つのイラストの組み合わせと説明文のキャプです。

4つのイラストが完全に一致するだけでなく、「金融レベルのセキュリティ」など4つの項目名、さらにはそれぞれの項目の説明文も全く同じです。

さらにこの部分の特に盾、時計、地球、宝石を意味すると思われる4つのイラストの部分は「検証93」「検証96」「検証104」「検証116」「検証127」で検証した多数のサイトでも確認されています。例えば上のライリーコインの検証でも比較対象としましたが以下は「検証116」で検証したCoin Partner/LOEX (コインパートナー/LOEX https://biloex.com/pc/#/) のサイトからのキャプ画像ですイラスト部分は全く同じものと思われますし、イラストの下に添えられている項目名や説明文も全く同じではないもののおそらく翻訳の違いから生じた程度の違いであり、非常によく似ています。

さらにBrolnコインのトップページ、4つの特長を説明する部分に次いでは以下のキャプに示しますが、マルチプラットフォーム対応を説明し、アプリのダウンロードボタンが用意されている部分が出てきます。

画像部分は全く見たことがないものですが、

>いつでも、どこでも、機会を逃さないでください

という題目の部分はやはり以下にキャプを再掲しましたが上で検証したライリーコインのサイトの相当部分と一致しています。

またBrolnコインのサイトの「私たちについて」というサブページ4つの特長を説明する部分の下にある「私たちについて」という項目名の文章の冒頭部を以下に示します。

この文章も以下に再掲したライリーコインのサイトの相当部分にある文章とサイト名の部分だけを除き、

>ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。

といった文章が完全に一致しています。

ケイマン諸島の登録とか香港の連絡先など具体的な連絡先情報が何も見当たらないのもライリーコインの場合と同じです。さらに上のライリーコインの検証で指摘しましたがこれと極めてよく似た文章が他にもかなり多くのサイトで確認されています。Brolnコインはライリーコインなどのサイトと同じテンプレートから同じグループにより立ち上げられたサイトであると考えて間違いないでしょう。

尚、後になって気が付きましたが、脚注部分、「カスタマーメールボックス」という項目の部分にマウスを持っていくとメールアドレスが示されることが分かりました。

しかし

>Brolncoin2@gmail.com

というメールアドレスは無料登録できるgmailのアドレスです。まともな仮想通貨取引所の連絡先とは思えません。

連絡先情報については例によってサイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録開設日は2022年11月18日になっています。最初に引用したBrolnコインのサイトに関するYahoo知恵袋の質問が2022年1130日付ですからサイトの開設から2週間も経過せずにおそらく勧誘が行われ、質問が出ていることになります。

そしてライリーコインについてYahoo知恵袋に寄せられている3件の質問投稿によれば投稿者はいずれの場合も出金出来ないといった状況に陥っているようですし、何よりもこの検証を書いている2022年12月上旬の時点で既にライリーコインのサイトは何の告知もなく閉鎖されているようです。ライリーコインのサイトで被害が発生しているとなれば当然同じグループによるサイトである可能性が極めて濃厚なBrolnコインのサイトも同じく極めて危険な詐欺目的のサイトである可能性が濃厚と考えざるを得ません。

Brolnコインでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


●DollyCoin (ドリーコイン https://www.dollycoin.net/#/)

これもYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトで上で検証したライリーコイン、Brolnコインと共通点があり、同じグループによるサイトの可能性が高いです。まずYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2022年12月13日投稿

Twitterで勧誘されたようですが勧誘役が外国人だったかどうかは不明です。さらにこの質問に対して以下のような回答が出ています。

詳しい状況が分かりませんけどどうやら既に被害者が出ている可能性があるようです。

そして質問本文中にURLアドレスは書いてありませんが、添付画像から読み取ることが出来るのでサイトにアクセスしてみました。以下がまず左下がスマホ用サイト、右下がスマホ用サイトのログイン画面のキャプ画像です。

スマホ用サイトは最初に引用したYahoo知恵袋への質問投稿の添付画像と一致しています。これが質問対象のサイトで間違いないでしょう。そして以下にはPC用サイトの冒頭部のキャプを示します。

表示言語の選択肢は右上のプルダウンメニューに見えますが英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語となっています。そしてこのサイトは本項の最初に書きましたが上で検証したライリーコイン、Brolnコインのサイト、特にライリーコインのサイトに似ています。以下には比較の為にライリーコインのサイト冒頭部のキャプを再掲します。

ドリーコインとライリーコインのPC用サイト冒頭部を相互比較すると表示言語の選択肢が英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の7言語で共通していてプルダウンメニューでの並び順も同じです。またメニューバーの項目も左から「ホーム」「市場」「貨幣取引」「プロジェクトが始発」「ログイン」「サインアップ」の6項目で完全に一致しています。

さらに冒頭部中央に記されている文章を比較します。

▼ドリーコイン

>世界をリードするデジタル資産プラットフォーム

>世界130ヵ国以上の何百万人ものユーザーに、安全で信頼できるデジタル資産取引と資産管理サービスを提供しています

▼ライリーコイン

>世界にリードする暗号通貨を取引するプラットフォーム

>総じて130ヵ国を超える数百万人のユーザーのために、信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供しています

一字一句が同じというわけではありませんが、かなり似た文章であることは確かです。数百万人ものユーザーを抱えているという主張についてはまた後述します。

この冒頭部に続いては仮想通貨のリアルタイム相場情報があり、さらにその下には「初心者ガイド」と題された口座開設から取引開始までの段階を説明する部分が出てきます。その「初心者ガイド」の部分についてもドリーコインとライリーコインで明らかに似ているので2つのサイトのキャプをドリーコインライリーコイン (再掲) の順で以下に並べて比較します。

2つのサイトの「初心者ガイド」を比較すると右側のイラストは全く異なりますが、「~のアカウント作成」「入金」「認証を完了」「取引開始」という4つの項目名やそれらの項目の短い説明文は2つのサイトで一致しているようです。さらにこの部分に続いてはドリーコインでもライリーコインでも「~を選ぶ理由」と題してサイトの特長を4項目にまとめて説明している部分が出てきます。その部分についても比較の為に2つのサイトのキャプをドリーコイン → ライリーコイン (再掲) の順で以下に並べます。

この部分でも4つの項目名、「セキュリティと法的資金による包括的な保護」「効率的な取引と即時入出金」「いつものように、耐久性と安定性」「お客様の期待に応える取引所」は完全に一致していますし、それぞれの項目の説明文もサイト名の部分を除いて一致しているようです。例えば最初の「セキュリティと法的資金による包括的な保護」という項目の説明文をドリーコインとライリーコインで比較してみます。

▼ドリーコイン

DollyCoinは、中央集権型と分散型の両方の方法でお客様の資金を保護します。また、セキュリティと法的資金に数百万ドルを投資して資産の保護を強化した最初の取引所でもあります。

▼ライリーコイン

RileyCoinは、中央集権型と分散型の両方の方法でお客様の資金を保護します。また、セキュリティと法的資金に数百万ドルを投資して資産の保護を強化した最初の取引所でもあります。

サイト名が入れ替わっているだけでそれ以外の部分は全く同じです。さらにこの部分に続いて出てくるマルチプラットフォーム対応を説明してアプリがダウンロード出来るようになっている部分についても同様にドリーコインとライリーコインのサイトのキャプを以下で比較します。

この部分でも2つのサイトは明らかに似ています。並べて比較してみると右側のスマホとノートパソコンの画面にチャートが映っているイラストではチャートパターンまで一致していることが分かります。

さらに以下ではドリーコインのサイトの脚注にリンクがある「私たちについて」というサブページにある「プラットフォームの特色」という部分を上で検証したライリーコイン及びBrolnコインの相当部分と比較します。以下にはドリーコイン → ライリーコイン → Brolnコインの順でキャプを示します。

この部分では3つのサイトが互いに明らかに似ていますが、特にドリーコインとBrolnコインのサイトが黒の背景を使っていて非常によく似ています。またライリーコインやBroinコインの検証で説明しましたが盾、時計、地球、宝石を意味すると思われるイラストは同じイラストがこれまで本サイトで検証してきた非常に多くのサイトでも確認されており、組織的な繋がりの可能性が強く示唆されます。

さらにこの項目の下に出てくる「私たちについて」というタイトルの文章の冒頭部についてもドリーコイン → ライリーコイン → Brolnコインの順でキャプを示します。

やはりサイト名の部分を除けば3つのサイトの文章は全く同じです。そしてケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあると書いてありますが具体的な住所とか電話番号といった連絡先情報は見当たりません。唯一見つかったのは脚注部分、以下のキャプに示しましたが「カスタマーメールボックス」という項目にマウスを持っていくと出てくる形で記されているメールアドレスです。

これは上で示したBrolnコインの場合と同じでわざわざ分かりにくい形で記されているようにしか見えませんし、

>Dollycoin4@gmail.com

というメールアドレスはこれもBrolnコインの場合と同じく無料登録できるgmailのアドレスです。まともな取引所がフリーメールのアドレスを連絡先とするなんてことがあるとは思えません。

尚、連絡先情報については例によってサイトのWho Is 情報も確認しました。

黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録開設日は2022年10月12日になっています。この検証を書いている2022年12月中旬の時点で2ヶ月ほどしか経過していない新しいサイトです。そして赤枠で囲った部分に示されている登録者に関する情報を以下にまとめます。

登録者名:dao dao

住所:19037 N. Carnation Dr., Sun City, AZ, 85373

電話番号:[+1] 6617400079

メールアドレス:wangxiaoba1432@gmail.com

住所はアメリカのアリゾナ州、電話番号も北米の[+1]という国番号から始まっています。アリゾナ州の住所をGoogle Street Viewで見ると普通の住宅のようです。この住所に拠点があるかどうかは疑問です。またメールアドレスはサイトの脚注に記されていたメールアドレスとは異なりますが、やはり無料登録できるgmailのアドレスです。まともな連絡先とは思えません。

ドリーコインはライリーコイン、Brolnコインと明らかに似ている部分があります。特にライリーコインのサイトとはかなり似ていて同じグループによって同じテンプレートから立ち上げられたサイトで間違いないでしょう。そしてライリーコインについては出金出来ないという被害報告が出ている上にライリーコインのサイト自体が何の告知もなく閉鎖されるという事態になっています。ドリーコインのサイトについても投資先としては極めて危険と考えざるを得ません。このサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


●GALLA (https://www.coingalla.com/#/、スマホ用サイト:https://m.coingalla.com/#/)

Twitterで以下のような投稿を見かけて知ったサイトです。結論から言えば上で検証しているライリーコイン (https://www.rileycoin1.com/#/)、Brolnコイン (https://www2.brolncoin.com/)、ドリーコイン (https://www.dollycoin.net/#/) の3つのサイトと明らかに似ている部分があり、同じテンプレートから同じグループによって量産されたサイトである可能性が高いです。

まずこのサイトを知るきっかけになったTwtitterの投稿を引用します。

2023年2月8日投稿

この投稿には添付画像が付いており、左下がその添付画像です。「未空」という名前の女性のTwitterアカウント (https://twitter.com/sbabalex) から勧誘されたようです。ところがこのTwitterアカウントを確認してみると右下のキャプに示したように「千穗理」と名乗る女性のアカウントになっています。また「千穗理」の「穗」という字は日本語の字ではないように思われます。

いずれの場合も

>衣類の輸出入貿易に従事し、もっと友達を作りたい。

と書いてあるのは同じなのですが名前が変わっているだけでなく、画像を見ても別人としか思われません。また「未空」も「千穗理」もプロフィール上は東京在住となっているのですが、2022年12月には以下のような日本に旅行したいという投稿をしています。

東京在住というプロフィールと矛盾があるように思われますし、日本に行きたい海外在住の女性のアカウントだとすればプロフィールも投稿も全て日本語になっているのはおかしいでしょう。おそらくこれらの女性の画像は実際にこのTwitterアカウントを利用して勧誘を行っている人物とは全く無関係である可能性が高いです。

とにかく最初に引用したTwitterの投稿に記されていたURLアドレスからこの女性によって誘導されたという表題のGALLAというサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に示します。

表示言語の選択肢は右側のプルダウンメニューに見えますが英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の7つです。

そしてこの冒頭部は上で検証したライリーコイン (https://www.rileycoin1.com/#/) 以下の3つのサイトと似ていることに気が付きました。例えばライリーコイン の冒頭部のキャプを以下に再掲します。

GALLAとライリーコインの2つのサイト冒頭部を相互比較すると背景画像は全く異なりますが、中央に書いてある

>世界にリードする暗号通貨を取引するプラットフォーム

>総じて130ヵ国を超える数百万人のユーザーのために、信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供しています

という文章は共通です。またメニューバーの「ホーム」「市場」「貨幣取引」「プロジェクトが始発」「ログイン」「サインアップ」という項目名とその並びは全く同じです。さらに表示言語の選択肢も英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の7つでその並びまで含めて共通です。これは偶然とは思えません。

次にGALLAのスマホ用サイトのキャプを以下に示します。左下がスマホ用サイトのトップページ、右下がログイン画面です。

このスマホ用サイトはライリーコインやドリーコインのスマホ用サイトと特に似ているようには見えません。敢えて言うならドリーコインのスマホ用サイト (https://m.dollycoin.net/#/) に少し似ているようではありますが、スマホ用サイトの比較だけでは確実に似ているとは言い難いようです。

しかしPC用サイトの比較ではこれらのサイトの関係性は確度が高いものになります。GALLAのPC用サイトの冒頭部に続いては仮想通貨の相場情報を示す部分があり、さらにその続きには「Gallaを選ぶ理由」と題してサイトの特長をまとめた部分が出てきます。以下にキャプを示します。

この部分についてもライリーコインなどのサイトに対応すると思われる部分があります。比較の為にライリーコインの対応すると思われる部分のキャプ画像を再掲します。

イラスト部分や4つの特長の配置が全く異なりますが4つの特長を説明する部分は互いに酷似しています。例えば最初の項目の文章をそれぞれのサイトから抜粋して以下に示します。

GALLAの場合

>セキュリティと法的資金による包括的な保護

>Gallaは、中央集権型と分散型の両方の方法でお客様の資金を保護します。また、セキュリティと法的資金に数百万ドルを投資して資産の保護を強化した最初の取引所でもあります。

ライリーコインの場合

>セキュリティと法的資金による包括的な保護

>RileyCoinは、中央集権型と分散型の両方の方法でお客様の資金を保護します。また、セキュリティと法的資金に数百万ドルを投資して資産の保護を強化した最初の取引所でもあります。

太字で強調したサイト名の部分を除いて全く同じ文章です。句読点の位置さえ同じです。これは4項目の内の最初の項目の比較ですが他の3項目についてもサイト名の部分以外は同じ文章になっているようです。

さらにこの部分に続いてはアプリをダウンロード出来る部分が出てきます。やはりGALLAとライリーコインからのキャプ画像を以下に順に示します。

ここでもイラスト部分は全く異なりますが

>いつでも、どこでも、機会を逃さないでください

>QR コードをスキャン Android、iOS をダウンロード

という文章は2つサイトで全く同じです。

さらに以下はGALLAのサイトの脚注にある「私たちについて」という項目からリンクされているサブページにあるサイトの特長を4項目にまとめて説明している部分のキャプです。

この部分によく似た部分がやはりライリーコインのサブページにあります。キャプ画像を以下に再掲します。

GALLAとライリーコインでこの部分を比較すると「金融レベルのセキュリティ」など4つの項目のタイトル部分がGALLAのサイトでは抜けています。しかしそれ以外の部分では文章も盾、時計、地球、宝石を意味していると思われるイラスト部分も同じです。またこの4つのイラストと特長を説明する文章の組み合わせはライリーコインなどの検証でも指摘しましたが「検証93」「検証96」「検証104」「検証116」「検証127」で検証した多数のサイトでも確認されています。例えば以下は「検証116」で検証したCoin Partner/LOEX (コインパートナー/LOEX https://biloex.com/pc/#/) のサイトのトップページにある同じ4つのイラストが使われている部分のキャプ画像です。イラスト部分は全く同じものと思われますし、イラストの下に添えられている項目名や説明文も全く同じではないもののおそらく翻訳の違いから生じた程度の違いであり、非常によく似ています。

さらにGALLAのサイトの「私たちについて」のサブページの続きには運営元に関する以下のような記述があります。

>ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。

と書いてありますがこれ以上の具体的な住所などは見当たりません。そしてこれと非常によく似た記述がやはり上で検証したライリーコインなどのサイトのサブページにあります。以下にはライリーコインのサイトの相当する文章のキャプを比較の為に示します。サイト名の部分が異なるだけで他は全く同じ文章です。

さらにライリーコインの項目で説明しましたがこれと非常によく似た文章は他にもかなり多くのサイトで確認されています。同じグループが非常に多くのサイトを量産している可能性を強く示唆するように思われます。

尚、GALLAのサイトで唯一見つかった連絡先情報は上で検証したドリーコインのサイトの場合と同じなのですが脚注部分にマウスを持ってきた時に出てくるメールアドレスだけです。以下にキャプを示します。

そしてこのメールアドレス

>coingalla@gmail.com

は無料登録できるgmailのアドレスです。まともな取引所がフリーメールのアドレスを連絡先として使うとは思えません。そこで例によってサイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者情報は何も開示されていません。登録・開設日は2022年12月17日になっています。ついでに上で検証した3つのサイトのWho Is 情報に記されていた登録・開設日も以下にまとめます。

サイト名 登録・開設日

ライリーコイン 2022年8月11日

Brolnコイン 2022年11月18日

ドリーコイン 2022年10月12日

GALLA 2022年12月17日

いずれのサイトも新しいサイトですがやはり本項で検証しているGALLAのサイトが最も新しいようです。ちなみにライリーコイン、Brolnコイン、ドリーコインの3つのサイトはこの検証を書いている2023年2月中旬時点で何の告知もなく、既に閉鎖されているようです。開設からせいぜい半年ほどで告知なしに閉鎖されているという状況からもこれらの閉鎖されたサイトはやはり当初から詐欺目的で立ち上げられたサイトであった可能性が高いように思われます。

それからGALLAのサイトではチャートで確認出来るだけで21種類の仮想通貨が取引されているようです。そしてその中に聞き慣れないMMXという仮想通貨が含まれており、以下はGALLAのサイトで確認出来るMMXのUSDT (ドル) 建ての日足チャートです。

この日足チャートは明らかに異様です。せいぜい2ヶ月にも満たない短い期間のローソク足チャートですが、一方的な右肩上がりで相場が上昇している上に毎日の始値よりも終値が高い陽線ばかり並んでいて、始値よりも終値が安い陰線が全く見られません。しかも上ヒゲ、下ヒゲも殆ど確認出来ません。連日、始値がその日の最安値、終値がその日の最高値という状況が続いているということになってしまいます。さらに以下は同じMMXという謎の仮想通貨の5分足チャートです。

5分足チャートで見てもローソク足が間断なく並んでおり、しかも殆どのローソク足で上ヒゲ、下ヒゲも確認出来ます。5分間の間に少なくとも4回以上の取引が成立していなければこうしたチャートパターンにはならないはずです。よほど多くの人がこのMMXという謎の仮想通貨の取引に参加していなければおかしいということになります。しかしこのGALAAのサイトへのアクセス状況を調べてみると以下のキャプに示したように殆どアクセスがありません。

1日当たりの独立訪問者数とか月間のアクセス数といった数字が検出限界以下という結果になっています。5分足チャートが間断なく並ぶほどこのサイトにアクセスしてMMXという謎の仮想通貨の売買に参加している人がいるとは全く思えません。別の言い方をすればMMXの一方的な右肩上がりのチャートパターンは架空のものではないかと疑わざるを得ません。このMMXという謎の仮想通貨他の仮想通貨取引所で盛んに取引されている可能性も考えてみましたが確認出来ません。

そして本項で検証したGALLAというサイトは総合的に判断して信用できるサイトとは到底思えません。本項の最初に引用したYahoo知恵袋への投稿では出金出来ない状況に陥っているということも信頼性を強く疑わなければならない要素でしょう。

GALLAのサイトでの投資を勧められても決して応じるべきではありません。


●DCXBCOIN (DCXBコイン https://www.dcxbcoin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.dcxbcoin.com/#/)

これもYahoo知恵袋に出てきた質問から見つかってきたサイトで上で検証してきたサイトと部分的に似ているのでここで検証します。まずYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2024年4月2日投稿

質問は「dcxbcoin」という取引所は安全かというだけの質問でどういう経緯で質問しているのか分かりませんし、「dcxbcoin」のURLアドレスも分かりません。しかし回答の方で「dcxbcoin」を検索して見つかってきたサイトのURLアドレスが示されており、しかもYahooが危険と判断しているようでURLアドレスを書き込むことが出来ないということが指摘されています。まずPC用サイトの冒頭部の画像を示します。

右端に見えるプルダウンメニューから選択できる表示言語は英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の7言語になっています。

またメニューバーに並んでいる項目名が「ホーム」「市場」「貨幣取引」「プロジェクトが始発」「ログイン」「サインアップ」となっていますが、これら表示言語の選択肢やメニューバーの項目名について上で検証してきたサイトと似ている部分があることに気が付きました。上で検証してきたライリーコイン、Brolnコイン、ドリーコイン、GALLAという4つのサイトの冒頭部の画像を以下に再掲します。

本項の検証対象であるDCXBコインを含めた5つのサイトのいずれでもプルダウンメニューから選択できる表示言語は英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の7言語になっていてその並び順まで同じです。またメニューバーに並んでいる項目名は左から「ホーム」「市場」「貨幣取引」「プロジェクトが始発」「ログイン」「サインアップ」の6つになっていてやはり並び順まで含めて5つのサイトが同じです。特に「プロジェクトが始発」という日本語としてかなり不自然な項目が一致しているのは偶然とは思えません。

さらに以下はDCXBコインのサイトのトップページにある「製品とサービス」と題されたサイトの特長を説明している部分の画像です。

「製品とサービス」というタイトルの下には以下のような文章があります。

>世界中の何百万人ものユーザーに安全で信頼性の高いデジタル資産取引および資産管理サービスを提供し、

このサイトについて本当に何百万人ものユーザーがいるかどうかについては非常に疑問です。この点については後述します。

4つのイラストはこれまでに見たことがないものですが、文章はこれまでに検証してきた多くのサイトの文章とかなり似ています。

実はDCXBコインのサイトではサイト脚注にあるサブページへのリンクにある「私たちに関しては」と題されたサブページ (https://www.dcxbcoin.com/#/about-us) にも同様にサイトの特長を4項目にまとめて説明している部分があります。そのサブページの説明部分の画像を以下に示します。

トップページとサブページではイラスト部分は異なりますが、文章は同じです。またサブページの盾、時計、地球、宝石を意味していると思われる4つのイラストはこれまでに検証してきたかなり多くのサイトで確認されているイラストと全く同じです。

例えば以下は上で検証したBrolnコインのサブページおよ「検証116」で検証したCoin Partner/LOEX (コインパートナー/LOEX (https://biloex.com/pc/#/) のサイトの相当すると思われる部分の画像です。やはり盾、時計、地球、宝石を意味すると思われる4つのイラストがあり、各イラストの下に添えられているサイトの特長を説明する文章全く同じあるいは全く同じではなくても非常によく似ています。

例えば4つの特長の内、左端の盾のイラストの下に添えられている文章を比較してみます。

DCXBコイン (トップページ)

>金融レベルのセキュリティ

>全方位金融リスクを制御するシステムと盗難防止システム、冷熱財布、多署名システムは資金の安全を保証します

DCXBコイン (サブページ)

>金融レベルのセキュリティ

>全方位金融リスクを制御するシステムと盗難防止システム、冷熱財布、多署名システムは資金の安全を保証します

▼Brolnコイン (サブページ)

>金融レベルのセキュリティ

>全方位金融リスクを制御するシステムと盗難防止システム、冷熱財布、多署名システムは資金の安全を保証します

コインパートナー/LOEX

>金融レベルの安全

>全方位金融風制御システムと盗難防止システム、冷熱財布、多署名システムは資金の安全を保証します

DCXBコインのトップページとサブページの記述は全く同じでさらいBrolnコインのサブページの文章も全く同じです。コインパートナー/LOEXのサイトの記述もおそらくホットウォレット、コールドウォレットを意味すると思われる「冷熱財布」といった違和感のある言葉を含めてかなり似ています。それ以外の3つの項目も相互比較するとかなり似ていることが分かります。これらのサイトで同じテンプレートが使われているのは間違いないでしょう。

さらに以下はDCXBコインのサイトのアプリをダウンロード出来る部分の画像です。

そして以下は上で検証したBrolnコインの相当部分の画像です。互いに全く区別出来ません。

これらのサイトが同じテンプレートからコピペで量産されていると考えて間違いないでしょう。

次にDCXBコインのスマホ用サイトとスマホ用サイトのログイン画面を示します。

このスマホ用サイト、スマホ用サイトのログイン画面は上で検証し、以下に画像を再掲したGALLAのスマホ用サイト(https://m.coingalla.com/#/) とスマホ用サイトのログイン画面に似ているようです。

次に以下に示すのはDCXBコインのサイトのメニューバーの「貨幣取引」という項目からリンクされているサブページで見ることが出来る取引対象となっている仮想通貨のリストです。USDT建てで取引されている仮想通貨が20種類、BTC (ビットコイン) 建てで取引されている仮想通貨が2種類、ETH (イーサリアム) 建てで取引されている仮想通貨が3種類です。

BTC (ビットコイン)、ETH (イーサリアム)、XRP (リップル) などメジャーな仮想通貨の中に見慣れない、さらに仮想通貨データーベースのCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) で調べても情報が出てこないような仮想通貨が幾つかあります。以下は例えばHRWという仮想通貨のUSDT建て日足チャート (https://www.dcxbcoin.com/#/exchange/hrw_usdt) です。

同様に以下はFSDBという仮想通貨のUSDT建て日足チャート (https://www.dcxbcoin.com/#/exchange/fsdb_usdt) です。

いずれの聞き慣れない、CoinMarketCapで情報が見つからない仮想通貨のチャートも著しく不自然です。2024年3月11日に上場されてから一方的な右肩上がりの上昇相場になっており、一日の初値より終値が上回る陽線ばかりで初値より終値が下回った場合の陰線さえありません。さらに殆どのローソク足には上ヒゲ、下ヒゲもありません。一日の初値が1日の安値であり、1日の終値が1日の高値であるということになります。明らかに不自然です。出来高がかなりの期間に渡ってほぼ一定だったという点も不自然です。

さらに以下は同じHRW、FSDBという仮想通貨のUSDT建て5分足チャートです。

「DCXBCOIN」やそのURLアドレス「www.dcxbcoin.com」について検索しても殆ど情報が出てこないような状況の上に「HRW」や「FSDB」といった仮想通貨についても全く情報が見つからないのに5分足チャートで見るとローソク足が間断なく並んでいて上ヒゲ、下ヒゲも付いています。上ヒゲ、下ヒゲ付きのローソク足が並んでいるということは少なくとも始値、終値、高値、安値を形成する4回以上の取引が成り立っているということです。一体誰がこれらの情報が見当たらない仮想通貨の取引に参加しているのでしょうか?残念ながらDCXBコインのサイトにどれほどのアクセスがあるのか不明なのですが、実際にこれらの仮想通貨について非常に盛んに取引が行われ、一方的な右肩上がりの相場が形成されているかどうか極めて疑問と考えます。架空取引、架空相場のチャートであることを疑わざるを得ません。

ちなみにこれら2つの仮想通貨の一方的な右肩上がりで非常に不自然なチャートは上で検証したGALLAというサイトで見つけたMMXというこれも情報が見つからない仮想通貨の日足チャートによく似ています。

DCXBコインのサイトでの投資を勧誘される人がいるとすればこうした一方的な右肩上がりの実在しているかどうか確認することも出来ない仮想通貨を有望な投資先であるとして投資を勧められることになる可能性が高いように思います。

次にDCXBコインのサイトで連絡先情報を探しましたが殆ど開示されていません。せいぜい「私たちについて」のサブページに以下のような記述があるだけです。

>Dcxbcoin技術世界トップのデジタル資産取引プラットフォームであり、ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。

ケイマン諸島に登録があって香港に拠点があるというのですが、これ以上の具体的な連絡先情報は見当たりません。メールアドレスさえ見つからないというのは明らかにおかしいですし、金融ライセンスに関する情報もありません。例によってサイトのWho Is 情報も確認してみましたが、登録者に関する情報は何も示されていません。サイトの登録・開設日は2024年3月9日となっていて非常に新しいです。トップページには

>世界中の何百万人ものユーザーに安全で信頼性の高いデジタル資産取引および資産管理サービスを提供し、

という記述があることを上で示しましたが事実かどうか極めて疑わしいです。

DCXBコインの情報開示は明らかに不充分、不適切です。また上で検証したライリーコインなど4つのサイトと似ている部分が認められ、共通するテンプレートから同じグループによって量産されたサイトとしか思われません。そして上で検証したライリーコインなど4つのサイトはこの検証を書いている2024年4月現在で既に何の告知もなく閉鎖されています。何百万人ものユーザーを抱えていると称していますが、非常に新しいサイトであること、ネット検索してもDCXBコインに関する情報が殆ど見つからないことなどから考えて事実とは思えません。あらゆる点から考えてDCXBコインが信頼するに足る投資先とは全く思えません。


●Manage Coin (マネージコイン https://www.managecoin.net/dist/#/、スマホ用サイト:https://www.managecoin.net/h5/#/)

●Bingx (https://bingxd.com/#/home)

最初のマネージコインはYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたサイト、2つ目のBingxは画像検索で見つけてきたサイトです。まずマネージコインに関してYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2022年11月18日付

インスタグラムで知り合った中国人に紹介され、入金について質問するとPayPay銀行の個人名義の口座への入金を指示されたようです。まともな仮想通貨取引所が国内銀行の個人名義の口座への入金を指示するなんてことがあるとは思えませんからこの時点で非常に危うい印象を持たざるを得ません。質問者も入金する気はないようです。

とにかくこの質問投稿に示されていたURLアドレスのサイトにアクセスしてみました。以下にサイト冒頭のキャプを示します。さらに画像検索で見つかってきた表題2番目のBingxについてもサイト冒頭のキャプを示します。

▼マネージコイン (https://www.managecoin.net/dist/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、中国語、香港語、スペイン語、タイ語]

▼Bingx (https://bingxd.com/#/home) [表示言語:英語、日本語、韓国語、ベトナム語、中国語、香港語]

マネージコインとBingxという本項で検証対象とする2つのサイトが互いに酷似しているのは明らかです。さらにこの冒頭部に続いてはいずれのサイトでも仮想通貨の相場情報を示す部分があり、さらにサイトの特長を4項目にまとめて簡単なイラスト付きで説明している部分が出てきます。その特長を説明している部分のキャプをやはりマネージコイン → Bingxの順で以下に示します。

イラスト部分は完全に一致しているのですがテキストの部分は互いに似ていても全く同じというわけではありません。それでも翻訳の違いレベルと思われます。

そしてこの部分を見て気が付いたのですが、このサイトの特長を説明する部分に記されている文章は上で検証したライリーコイン (https://www.rileycoin1.com/#/) の場合と同じで以前に検証してきたかなり多くのサイトに示されていた文章と酷似しているのです。例えば以下は「検証116」で検証したCoin Partner/LOEX (コインパートナー/LOEX https://biloex.com/pc/#/、スマホ用サイト:https://biloex.com/mobile/#/) のサイトの特長を説明している部分のキャプです。

イラスト部分は全く異なりますが、テキスト部分はマネージコインのサイトの文章と非常によく似ています。まず項目のタイトルの部分の文章をマネージコインとコインパートナー/LOEXで比較してみます。

▼マネージコイン

>Manage Coin Global,24時間の出来高536866236.36ドル

世界130カ国を超える数百万人のユーザーに安全で信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供する

コインパートナー/LOEX

>Coin Partner Global,24時間の出来高536866236.36ドル

>世界130カ国を超える数百万人のユーザーに安全で信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供する

サイト名の部分を除けば全く同じ文章です。どういう仕組みなのか分かりませんが、同時刻に確認すると「24時間の出来高」の金額まで同じです。また「数百万人のユーザー」という記述がありますが、これらのサイトに本当に数百万人のユーザーがいるかどうかは極めて疑問です。この点についてはまた後述します。さらに4つの項目の内、最初の「金融レベルのセキュリティ」という項目の文章をやはりこの2つのサイトで比較してみます。

▼マネージコイン

>金融レベルの安全

>全方位金融風制御システムと盗難防止システム、冷熱財布、多署名システムは資金の安全を保証します

コインパートナー/LOEX

>金融レベルの安全

>全方位金融風制御システムと盗難防止システム、冷熱財布、多署名システムは資金の安全を保証します

やはり2つのサイトの文章は全く同じです。コールド&ホットウォレットを意味すると思われる「冷熱財布」という違和感のある単語まで同じです。

そして上のライリーコインの検証でも書きましたが、コインパートナー/LOEXと同様の4つのイラストと文章の組み合わせは「検証116」で検証した20個ほどのサイト、さらには「検証93」「検証96」「検証103」「検証104」で検証してきた多数のサイトでも確認されています。

さらにマネージコインやBingxのサイトの特長を説明する部分に続いてはマルチプラットフォーム対応を説明する部分が出てきます。以下にマネージコイン → Bingxの順でキャプを示します。

この部分でもマネージコインBingxのサイトは互いに酷似しています。テキスト部分でマネージコインのサイトでは「安全な取引を開始する」という部分がBingxでは「安全な取引を開く」という不自然な日本語になっているといった細かい違いがあるだけです。

そしてイラスト部分は全く異なるのですが、これと同様のマルチプラットフォーム対応を説明する部分がやはりこれまで検証してきた多数のサイト、サイトの特長を説明する部分で共通性の認められた多くのサイトで見つかっています。例えば以下には再び「検証116」で検証したCoin Partner/LOEX (コインパートナー/LOEX (https://biloex.com/pc/#/) のマルチプラットフォーム対応を説明する部分のキャプを示します。

テキスト部分をマネージコインとコインパートナー/LOEXで比較してみます。

▼マネージコイン

>いつでもどこでも安全取引を開始する

>iOS、Android、Windowsの複数のプラットフォームをカバーし、全業務機能をサポートします

コインパートナー/LOEX

>いつでもどこでも安全取引を開始する

>iOS、Android、Windowsの複数のプラットフォームをカバーし、全業務機能をサポートします

この部分でもマネージコインとコインパートナー/LOEXのサイトの記述は全く同じです。イラスト部分が待ってくことなっているので一見した印象はずいぶんと異なるのですがマネージコインとコインパートナー/LOEXのサイトは同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトである可能性が濃厚と判断します。

一方でマネージコインのサイトについてしか見つからないスマホ用サイトについては明確にこれまで検証対象としてきたサイトと特に似ている部分があるようには思えません。一応以下にキャプを示しておきます。

次にマネージコインとBingxのサイトで連絡先情報や金融ライセンスに関する情報を探しましたがいずれのサイトについても全く情報が見当たりません。例によってWho Is 情報も確認しましたがやはり登録者に関する情報は何も開示されていません。明らかに情報開示は不充分、不適切です。Who Is 情報に記されていたサイトの登録・開設日のみ以下に示します。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

マネージコイン (www.managecoin.net) 2022年10月31日

Bingx (bingxd.com) 2022年9月17日

この検証を書いている2022年11月中旬の時点でBingxのサイトは開設から2ヶ月ほど、マネージコインについては1ヵ月半ほどしか経過していない新しいサイトです。サイトの特長を説明している部分に「数百万人のユーザー」という記述がありましたがこれほど新しいサイトに数百万人のユーザーがいるかどうかは益々疑問です。マネージコインやBingxについて検索しても殆ど情報がないことから考えても数百万人のユーザーという数字は到底信用出来るとは思えません。最初に引用したYahoo知恵袋の質問でネットで知り合った中国人にマネージコインのサイトでの投資を勧誘されたという証言も考え合わせればこれらのサイトでの投資は全く推奨できません。


●BingX (https://bingx.cyou/dist/#/、スマホ用サイト:http://bingx.cyou/h5/#/)

●Ycoin/eToro (https://etororo.top/dist/#/、スマホ用サイト:https://etororo.top/h5/#/)

●GUTScoin (GUTSコイン https://guts-official.com/dist/#/、スマホ用サイト:https://guts-official.com/h5/#/)

●BerisCoin (Berisコイン https://beriscoin.net/dist/#/、スマホ用サイト:https://beriscoin.net/h5/#/)

●Xbest (https://ngocnephrite.com/dist/#/、スマホ用サイト:https://ngocnephrite.com/h5/#/)

●Xbest (https://xbest.online/dist/#/、スマホ用サイト:https://xbest.online/h5/#/)

●ISE Global (ISEグローバル https://isegolbaler.com/#/home)

最初の3つのサイト、BingX、Ycoin/eToro、GUTSコインはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の4つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。またこれらのサイトは上で検証したマネージコイン (https://www.managecoin.net/dist/#/、スマホ用サイト:https://www.managecoin.net/h5/#/) やBingx (https://bingxd.com/#/home) と非常によく似ており、同じテンプレート由来のサイトと思われます。尚、Ycoin/eToroというサイトはこの検証を書いている2023年7月上旬時点で既に閉鎖されていて残しておいたキャプ画像を頼りに検証を書くことになるので充分な検証とはなりません。ご容赦ください。

まずYahoo知恵袋に質問が出てきた3つのサイトに関する投稿を引用します。

2023年7月4日投稿 (BingXに関する投稿)

ディスコードからダイレクトメールを送ってきた海外の女性から投資を勧誘されていてロマンス詐欺を疑っているということのようです。

さらにこの検証を書いた後ですがこれと似た投稿が出てきました。

2023年7月18日投稿 (BingXに関する投稿)

これもディスコードで知り合った女性に勧誘されているという内容になっています。勧誘役が同じ人物なのかもしれません。

2023年5月29日投稿 (Ycoin/eToroに関する投稿)

Instagramで知り合った自称・シンガポール人から勧誘されたようです。口座は開設してしまったようですが、執拗に入金を要求されて疑いを抱き、この質問をしているという状況のようです。

2023年5月9日投稿 (GUTSコインに関する投稿)

残念ながらこの質問では何の情報もありません。サイトのURLアドレスも示されていないので検索して見つけてきました。

とにかくこれらのサイトについてまずPC用サイトの冒頭部のキャプ画像を以下に表題と同じ順で示していくことにします。

▼BingX (https://bingx.cyou/dist/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、中国語、香港語、スペイン語、タイ語]

▼Ycoin/eToro (https://etororo.top/dist/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、中国語、香港語、スペイン語、タイ語]

▼GUTSコイン (https://guts-official.com/dist/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、香港語]

▼Berisコイン (https://beriscoin.net/dist/#/) [表示言語:インドネシア語、英語、日本語、韓国語、スペイン語、タイ語、フランス語、香港語]

▼Xbest (https://ngocnephrite.com/dist/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、タイ語、フランス語、香港語]

▼Xbest (https://xbest.online/dist/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、タイ語、フランス語、香港語]

▼ISEグローバル (https://isegolbaler.com/#/home) [表示言語:英語、日本語、韓国語、ベトナム語、中国語、香港語]

これら7つのサイトの冒頭部が互いに非常によく似ているのは明らかです。さらにこれらのサイトの冒頭部は上で検証したマネージコイン (https://www.managecoin.net/dist/#/) 及びBingx (https://bingxd.com/#/home) のサイト冒頭部とも非常によく似ています。以下には比較の為にマネージコインのサイト冒頭部のキャプ画像を再掲します。

▼マネージコイン (https://www.managecoin.net/dist/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、中国語、香港語、スペイン語、タイ語]

さらにこれらのサイトが互いに、あるいは上で検証したマネージコインなどのサイトと非常によく似ているのはサイト冒頭部だけではありません。以下には冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を4項目にまとめて説明している部分のキャプを表題と同じ順で示します。まず表題の最初の4つのサイトについてBingX → Ycoin/eToro → GUTSコイン → Berisコインという順でキャプを示します。

さらに表題5番目以降の3つのサイトについても表題と同じ順、Xbest (https://ngocnephrite.com/dist/#/) → Xbest (https://xbest.online/dist/#/) → ISEグローバルという順で相当部分のキャプを以下に示します。

さらに比較の為に上で検証したマネージコインの相当部分のキャプを以下に再掲します。

比較対象のマネージコインのサイトを含めてこれらのサイトはこの部分においても互いに非常によく似ています。例えば最初のBingXの場合、最初に

>BingX Global,24時間の出来高536866236.36ドル

>世界130カ国を超える数百万人のユーザーに安全で信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供する

と書いてありますが、比較対象のマネージコインの場合を含めてこの文章はいずれのサイトでもほぼ同じです。特に「24時間の出来高」の数字が表題7番目の ISEグローバルの場合を除いて全て「536866236.36ドル」と小数点以下まで全く同じ数字というのは明らかに異様です。この出来高の数字はそれぞれのサイトの実際の出来高とは全く思えません。また同じ文章に「数百万人のユーザー」と書いてありますが、これらのサイトがそれだけ多くの顧客を抱えているとは到底思えません。この点についてはまた後述します。

さらにこれらサイトの特長を説明している部分に続いてはマルチプラットフォーム対応を説明する部分が出てきます。その部分についても7つのサイト+比較対象のマネージコインのサイトからのキャプを以下に順に示します。まず表題の最初の4つのサイトについてBingX → Ycoin/eToro → GUTSコイン → Berisコインという順でキャプを示します。

さらに表題5番目以降の3つのサイト+上で検証したマネージコインについてもXbest (https://ngocnephrite.com/dist/#/) → Xbest (https://xbest.online/dist/#/) → ISEグローバル → マネージコインという順で相当部分のキャプを以下に示します。

この部分でも比較対象として再掲したマネージコインの場合も含めて8つのサイトは互いに非常によく似ています。これらのサイトは上で検証したマネージコインやBingx (https://bingxd.com/#/home) を含めて同じテンプレートから同じグループによって立ち上げられたサイトと考えてまず間違いないでしょう。

次にそれぞれのサイトについてスマホ用サイトを示します。まず左下にBingXのスマホ用サイト (http://bingx.cyou/h5/#/)、右下にYcoin/eToroのスマホ用サイト (https://etororo.top/h5/#/

次いで左下がGUTSコインのスマホ用サイト (https://guts-official.com/h5/#/)、右下がBerisコインのスマホ用サイト (https://beriscoin.net/h5/#/) のキャプ画像です。

同様に左下が表題5番目のXbestのスマホ用サイト (https://ngocnephrite.com/h5/#/)、右下が表題6番目のXbestのスマホ用サイト (https://xbest.online/h5/#/) のキャプ画像です。

表題7番目のISEグローバルについてはスマホ用のサイトが見つかりません。6つのスマホ用サイトを比較するとGUTSコインのスマホ用サイト (https://guts-official.com/h5/#/) が他の5つのサイトと比べてかなり異なっているのが目につきます。これらのスマホ用サイトだけ見ていたのではGUTSコインと他のサイトと関連性が分からないかもしれません。

次に各サイトで連絡先情報を探してみましたが開示されている情報は極めて限定されています。最初に書いたように既に閉鎖されてしまって確認出来ないYcoin/eToroの場合を除いて最も連絡先に関する情報が多いのは表題4番目のBerisコインの場合のようです。まず左下にキャプを示しましたが脚注部分にメールアドレスだけ示されています。それ以外に脚注の「私たちに関しては」という項目からリンクされているサブページにシンガポールの住所とメールアドレスが示されています。日本語版サイトではシンガポールの住所がカタカナで示されているので右下に示したのは英語版のキャプです。

脚注のメールアドレス: support@beriscoin.com

サブページのメールアドレス: support@miycoin.com

サブページの住所: 137 Market St, Grace Global Raffles, Singapore 048943

2つのメールアドレスは全く別個のメールアドレスです。脚注に記されているメールアドレスはサイトのURLアドレス (https://beriscoin.net/dist/#/) と共通のドメイン名ですが、サブページに記されているメールアドレスのドメイン名 (miycoin.com) は全く異なります。このドメイン名を調べてみるとWho Is 情報が確認され、サイトが存在していたことは間違いないものと思われますが、既にサイトは閉鎖されていて以下に示したようにドメイン名が売りに出ています。

Berisコインのサイトはこの既に閉鎖された「miycoin.com」というドメイン名のサイトをテンプレートにして立ち上げられたサイトなのかもしれません。尚、シンガポールの住所 (137 Market St, Grace Global Raffles, Singapore 048943) を検索してみると不動産会社の情報で「Grace Global Raffles」というのがシンガポールに実在する15階建てのオフィスビルであることは確認されました。しかし15階建てのビルなのにBerisコインの住所には階数とか部屋番号がありませんし、電話番号もありません。この住所にBerisコインの事業実体が実在するかどうかは疑わしいように思います。

Berisコイン以外のサイトで開示され散る連絡先情報ですがBerisコイン以外に住所が記されているサイトはありません。メールアドレスは以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

BingX (https://bingx.cyou/dist/#/) 記載なし

Ycoin/eToro (https://etororo.top/dist/#/) サイト閉鎖の為に確認出来ず

GUTSコイン (https://guts-official.com/dist/#/) gutscoin.official@gmail.com

BerisCoin (https://beriscoin.net/dist/#/) support@beriscoin.com

Xbest (https://ngocnephrite.com/dist/#/) support@xbest.online

Xbest (https://xbest.online/dist/#/) support@xbest.online

ISEグローバル (https://isegolbaler.com/#/home) 記載なし

2つのXbestのサイトのメールアドレスは同じです。またGUTSコインのメールアドレスは以下にキャプを示しますが無料登録できるgmailのアドレスです。まともな取引所がフリーメールを使うとは思えません。

連絡先情報がこれだけでは話にならないので例によってWho Is 情報を確認しましたが、いずれのサイトの場合も登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

BingX (https://bingx.cyou/dist/#/) 2023626日

Ycoin/eToro (https://etororo.top/dist/#/) 2023年5月25日

GUTSコイン (https://guts-official.com/dist/#/) 2023年4月8日

BerisCoin (https://beriscoin.net/dist/#/) 2023年4月8日

Xbest (https://ngocnephrite.com/dist/#/) 2019年1月31日 (2023年5月22日アップデート)

Xbest (https://xbest.online/dist/#/) 2023年5月4日

ISEグローバル (https://isegolbaler.com/#/home) 2023年3月7日

2019年1月に登録されている5番目のXbest (https://ngocnephrite.com/dist/#/) を例外として全て2023年になってから立ち上げられていることが分かります。2019年に立ち上げられているXbest (https://ngocnephrite.com/dist/#/) についても2023年5月にアップデートされているので中古ドメインの再活用の可能性があると思われます。

そしてこれだけ新しいサイトですから当然とも言えますが、これらのサイトへのアクセス数は非常に少ないようです。既に閉鎖されているYcoin/eToro以外の6つのサイトへのアクセスを調べてみましたが最もアクセスが多いのは表題6番目のXbest (https://xbest.online/dist/#/) の場合で以下のようなアクセス状況になっています。

1日当たりの独立訪問者数が7人、1ヶ月のアクセス回数が212回という状況です。これ以外のアクセス状況を確認したサイトでは検出限界以下のアクセスしかありません。これらのサイトの特長を説明している部分には上で説明したように共通して

>世界130カ国を超える数百万人のユーザーに安全で信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供する

という記述がありますがとてもではありませんが、これらのサイトが「数百万人のユーザー」を抱えているとは思えません。

総合的に判断してこれらのサイトは到底信用できるサイトとは思われません。前項で検証し、本項で検証した7つのサイトと非常によく似ているマネージコイン、Bingx、本項で検証したYcoin/eToroが何の告知もなく閉鎖されていること、情報開示が明らかに不充分、不適切であること、サイトの記述内容に顧客数など記述内容に事実とは思われない部分があることなど考えればこれらのサイトでの取引は全く推奨できません。投資を勧誘されても応じないことを強く推奨します。


●CoinWorld (コインワールド https://coin.worldind.com/app/#/、スマホ用サイト:https://coin.worldind.com/mobile/#/)

●BTCWorld (BTCワールド https://btcworlds.net/app/#/、スマホ用サイト:https://btcworlds.net/mobile/#/)

●TG Coin (TGコイン https://tgbone.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tgbone.com/mobile/#/)

●TG Coin (TGコイン https://tgkaudio.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tgkaudio.com/mobile/#/)

●coinbase (コインベース https://scintillafx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://scintillafx.com/mobile/#/)

●coinbase (コインベース https://upbasecoins.top/app/#/、スマホ用サイト:https://upbasecoins.top/mobile/#/)

●tether (テザー https://tetherusdt-max.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tetherusdt-max.com/mobile/#/)

●uniswap (ユニスワップ https://tosket-coin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tosket-coin.com/mobile/#/)

●Uxe Coin (Uxeコイン https://uxecoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://uxecoin.com/mobile/#/)

●ETF (https://etf-coin.org/app/#/、スマホ用サイト:https://etf-coin.org/mobile/#/)

最初のコインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/) はTwitterに投資を勧誘されたという人からの投稿が出ていたこと、さらに上で検証したライリーコインのサイトからの画像検索で引っかかってきたことで存在に気が付いたサイトです。それ以外のサイトは最初のコインワールドおよびライリーコインのサイトからの画像検索で見つかってきたサイトです。

まず最初のコインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/) についてTwitterに出ていた投稿を引用します。

2022年9月22日投稿

「SNSで知り合った人」からコインワールドでの口座開設を強く勧められているということなのですが、勧誘している人物が外国人かどうかは不明です。とにかくこの投稿に示されていたリンクのサイトの冒頭部を以下に示します。

▼コインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、香港語]

このサイトの冒頭部の背景画像はスライドショー形式で2つのパターンが繰り返し表示される設定になっています。上に示したのは1つ目のパターンで下には2つ目のパターンを示します。この2つ目の背景画像パターンは以下で取り上げるサイトでも登場します。

このコインワールドというサイトは一応は英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、香港語に対応していることになっていますが、日本語表示になるのは一部だけで大半は英語表示のままです。

次に表題2番目以降の画像検索で見つかってきたサイトの冒頭部のキャプを示していきます。まず表題2番目のBTCワールドのサイト冒頭部を示しますが、このサイトについてもスライドショー形式で表示される2つの背景パターンが存在しており、いずれもが上で示したコインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/) の2つの背景パターンに一致していてサイト全体としてもコインワールドのサイトに非常によく似ています。

▼BTCワールド (https://btcworlds.net/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、香港語]

次に示す表題3~4番目の2つのTGコイン、表題5~6番目のコインベース、表題7番目のテザー、表題8番目のユニスワップという6つのサイトは冒頭部の背景パターンが3種類あってその内、2つが上に示したコインワールド、BTCワールドのパターンと一致します。それぞれ3つの背景パターン全てを示します。

▼TGコイン (https://tgbone.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、香港語]

▼TGコイン (https://tgkaudio.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、香港語]

▼コインベース (https://scintillafx.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼コインベース (https://upbasecoins.top/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼テザー (https://tetherusdt-max.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、香港語]

▼ユニスワップ (https://tosket-coin.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、香港語]

これら6つのサイトの内、coinbase (コインベース) という2つのサイトは日本の金融庁で暗号資産交換業者の登録を得ているであるcoinbase (コインベース https://www.coinbase.com/ja/) の名称やロゴを盗用したサイトと思われます。左下が本項で検証しているコインベース (https://scintillafx.com/app/#/) のロゴの拡大、右下が盗用元と思われるcoinbase (コインベース https://www.coinbase.com/ja/) のロゴの拡大です。

ユニスワップ (https://tosket-coin.com/app/#/) の名称とロゴについてもUNISWAP PROTOCOL (ユニスワッププロトコール https://uniswap.org/) という取引所の名称やユニコーン (一角獣) のロゴを盗用したものである疑いが濃厚です。

また2つのTGコイン、2つのコインベース、ユニスワップ、テザーという6つのサイトの3つの背景パターンは互いに全く同じです。そしてこれら6つのサイトで共通して3番目の背景画像パターンで登場しているロケット発射台の画像は例えば「検証116」で検証している以下の4つのサイトでも使われています。

▼MTM (https://www.mt314.cc/app/#/、スマホ用サイト:https://www.mt314.cc/mobile/#/)

▼MTM (https://mtmpro.xyz/app/#/、スマホ用サイト:https://mtmpro.xyz/mobile/#/)

▼BCH-Pro (BCH-プロ https://bitcoin-cashpro.org/app/#/、スマホ用サイト:https://bitcoin-cashpro.org/mobile/#/)

▼UPbit (アップビット https://upbitcoin-pro.com/app/#/、スマホ用サイト:https://upbitcoin-pro.com/mobile/#/)

例えば以下はMTM (https://www.mt314.cc/app/#/) のキャプ画像ですが明らかに同じ画像です。「MTC-ロケットプログラム」という記述も上に示したTGコインなど6つのサイトの「MTC-ROCKET PROGRAM」という記述と一致します。

これら「検証116」で検証している4つのサイトはここで検証しているサイトとサイト全体の見かけは似ているとは言い難いのですが、同じグループによるサイトの疑いが濃厚と考えます。「検証116」も参照してください。

次に示す表題6番目のUxeコインというサイトは背景パターンが2つで1つは上で示してきた6つのサイトの2番目の背景パターンに一致し、もう1つは新しい背景パターンです。

▼Uxeコイン (https://uxecoin.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

このUxeコインの2番目の背景画像パターンは次項で検証しているDG-トークンBTC-コイン、バーティカル、MTBコインの4つのサイトでも使われています。

最後のETFというサイトはこの冒頭部だけを見ると背景は1つのパターンだけで上に示した計7つのサイトと一見して全く違います。しかし、表示言語の選択肢はUxeコインの場合と同じ9ヵ国語でブルダウンメニューでの選択肢の並び順や国旗アイコンは全く同じです。さらにメニューバーの項目名なども一致しています。

▼ETF (https://etf-coin.org/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

それでもこのETFというサイトはPC用のサイトを見る限りは他の9つのサイトと全く異なるのですが、スマホ用のサイトを見ると明らかに似ていることが分かります。以下に表題の10個のスマホ用サイトのキャプを示していきます。

▼コインワールド (https://coin.worldind.com/mobile/#/) → 左下

▼BTCワールド (https://btcworlds.net/mobile/#/) → 右下

▼TGコイン (https://tgbone.com/mobile/#/) → 左下

▼TGコイン (https://tgkaudio.com/mobile/#/) → 右下

▼コインベース (https://scintillafx.com/mobile/#/) → 左下

▼コインベース (https://upbasecoins.top/mobile/#/)

▼テザー (https://tetherusdt-max.com/mobile/#/) → 左下

▼ユニスワップ (https://tosket-coin.com/mobile/#/) →

▼Uxeコイン (https://uxecoin.com/mobile/#/) → 左下

▼ETF (https://etf-coin.org/mobile/#/)

これら10個のスマホ用サイトの冒頭部にはPC用のETFのサイト (https://etf-coin.org/app/#/) の冒頭部に示されているイラストと明らかに似たイラストが共通して掲げられていて同じグループによるサイトであることが強く示唆されます。

PC用のサイトに戻って上に示した冒頭部に続いては10個のサイトの共通して20種ほどの仮想通貨のリアルタイムの相場情報が示されています。さらにその下にはやはり10個のサイトに共通してサイトの特長を5項目にまとめて説明する部分が出てきます。以下にキャプ画像を示します。

まずコインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/)、BTCワールド (https://btcworlds.net/app/#/)、TGコイン (https://tgbone.com/app/#/)、TGコイン (https://tgkaudio.com/app/#/)、 コインベース (https://scintillafx.com/app/#/)の5つのサイトについてキャプを順に示します。

さらに表題6~10番目のコインベース (https://upbasecoins.top/app/#/)、テザー (https://tetherusdt-max.com/app/#/)ユニスワップ (https://tosket-coin.com/app/#/)、Uxeコイン (https://uxecoin.com/app/#/)、ETF (https://etf-coin.org/app/#/) の5つのサイトの相当部分のキャプを以下に示します。

このサイトの特長を説明する部分は冒頭部では他のサイトと明らかに異なっていたETF (https://etf-coin.org/app/#/) のサイトの場合を含めて互いに酷似しています。またこの部分はサイト右上のプルダウンメニューから日本語表示を選択しても全く日本語にならず、全て英語表示になります。

5項目の特長の内容は高度なセキュリティーとか24時間対応のカスタマーサポートといった普通の内容です。気になるのはいずれのサイトでも最後の「Global Compliance Operation」という項目の中にある以下の記述です。

>Obtained licenses in the U.S, Canada, and Australia

アメリカ、カナダ、オーストラリアでライセンスを得ているというのですが、具体的に何処の機関からどういうライセンスを取得しているのか全く情報がありません。

このサイトの特長を説明する部分に続いてはマルチプラットフォーム対応を説明する部分が10個のサイトに共通して出てきます。この部分についても以下にキャプを比較の為に示します。まずコインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/)、BTCワールド (https://btcworlds.net/app/#/)、TGコイン (https://tgbone.com/app/#/)、TGコイン (https://tgkaudio.com/app/#/)、コインベース (https://scintillafx.com/app/#/) の5つのサイトについてキャプを順に示します。

さらに表題610番目のコインベース (https://upbasecoins.top/app/#/)、テザー (https://tetherusdt-max.com/app/#/)、ユニスワップ (https://tosket-coin.com/app/#/)、Uxeコイン (https://uxecoin.com/app/#/)、ETF (https://etf-coin.org/app/#/) の5つのサイトの相当部分のキャプを以下に示します。

この部分でも10個のサイトは全く区別出来ません。また本項の最初にこれらのサイトについて上で検証したRileyCoin (ライリーコイン https://www.rileycoin1.com/#/) のサイトからの画像検索で見つけてきたと書きましたが、以下に再掲したライリーコインのサイトのマルチプラットフォーム対応を説明する部分にあるスマホとノートパソコンの画像を画像検索に掛けた結果として本項で検証しているサイトの幾つかを見つけてきたという経緯があります。実際に本項で検証している10個のサイトのこの部分のスマホとノートパソコンのイラスト画像は下に再掲したライリーコインのサイトにあったイラスト画像とチャートパターンまで全く同じに見えます。

ライリーコインと本項で検証し対象とした10個のサイトはサイト全体としては全く似ているようには見えませんが、同じグループによるサイトである可能性が充分に考えられます。

次に各サイトで連絡先情報を探しましたが脚注部分にメールアドレスが記されているぐらいで住所とか電話番号といった情報は全く見当たりません。既に上で書いたようにサイトの特長をまとめた部分にアメリカ、カナダ、オーストラリアで何らかのライセンスを取得しているという記述がありましたから常識的に考えてこれらの国に拠点があることが考えられますが、具体的な住所とか電話番号が開示されていないのは明らかにおかしいです。

以下に連絡先情報として唯一脚注部分に記されているメールアドレスのみまとめておきます。2つのTGコインのサイト、2つのコインベースのサイトに記されているメールアドレスはそれぞれ同じです。またUxeコインのサイトにはメールアドレスの記載がありません。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

コインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/) info@coinwordind.com

BTCワールド (https://btcworlds.net/app/#/) info@btcworlds.net

TGコイン (https://tgbone.com/app/#/) info@tgbone.top

TGコイン (https://tgkaudio.com/app/#/) info@tgbone.top

コインベース (https://scintillafx.com/app/#/) info@upbasecoins.top

コインベース (https://upbasecoins.top/app/#/) info@upbasecoins.top

テザー (https://tetherusdt-max.com/app/#/) info@tetherusdt-max.com

ユニスワップ (https://tosket-coin.com/app/#/) info@uniswapcoin.top

Uxeコイン (https://uxecoin.com/app/#/) 記載なし

ETF (https://etf-coin.org/app/#/) info@etf-coin.org


さらに連絡先情報を探して例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報が断片的でも記されていることを確認出来たのは本項で検証している10個のサイトの内、2つのサイトのみです。まず以下にはTGコイン (https://tgkaudio.com/app/#/) のWho Is 情報を示します。

まず黄色の枠で囲った部分に示されているサイトの登録・開設日は2021年12月30日となっています。そして赤枠で囲った部分に記されているのは所在地が「hu nan、CN」であるということだけです。これは中国の湖南省を意味すると思われます。

次に示すのはUxeコイン (https://uxecoin.com/app/#/) のWho Is 情報です。

黄色の枠で囲った部分に示されているサイトの登録・開設日は202285日とかなり新しいです。そして赤枠で囲った部分に所在地が「GUANG DONG、CN」であると示されています。これは中国の広東省を意味すると思われます。

明らかに同じグループによるとしか思われない2つのサイトのWho Is 情報に示されている登録者の所在地が一方は湖南省、他方は広東省となっているのですから信頼出来る情報とは思われませんが、やはり中国との関連がありそうです。他の8個のサイトのWho Is 情報には登録者に関する情報が何も開示されていないので登録・開設日のみ以下にまとめます。


サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

コインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/) 1995年9月11日 (2022年7月8日アップデート)

BTCワールド (https://btcworlds.net/app/#/) 2022年8月5日

TGコイン (https://tgbone.com/app/#/) 2020年6月27日 (2022年9月1日アップデート)

TGコイン (https://tgkaudio.com/app/#/) 2021年12月30日

コインベース (https://scintillafx.com/app/#/) 2021年11月1日

コインベース (https://upbasecoins.top/app/#/) 2022年9月17日

テザー (https://tetherusdt-max.com/app/#/) 2022年8月24日

ユニスワップ (https://tosket-coin.com/app/#/) 2022年1月24日

Uxeコイン (https://uxecoin.com/app/#/) 2022年8月5日

ETF (https://etf-coin.org/app/#/) 2022年7月4日

1995年にドメイン登録されているコインワールドと2020年に登録されているTGコイン (https://tgbone.com/app/#/) の場合は中古ドメインが使われていてアップデートによって現在のサイトが立ち上げられている可能性があるように思われます。それ以外の8つのサイトはこの検証を書いている2022年10月上旬現在で登録から1年未満の新しいサイトばかりです。

これらのサイトについてはコインワールドについて勧誘されているという投稿がTwitterに出ていただけでそれ以外の9つのサイトについては勧誘されたという報告や被害報告が現時点で確認されているわけではありません。しかしそもそも明らかに同じテンプレートから量産されたサイトが10個も確認されるという時点で明らかに異様ですし、連絡先情報や金融ライセンスに関する情報開示が明らかに不充分、不適切であること、被害報告が出ているサイトと同じ画像が使われていて組織的な繋がりが充分に考えられることなどから非常に危険なサイトである可能性が高いと考えます。コインベースのような大手の仮想通貨交換業者の名称やロゴを盗用している点からも安心できるサイトとは到底思えません。

これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを推奨します。


※付記

同じテンプレートから量産されたと思われるサイトが他にも多数見つかってきたので次項で検証しています。また本項および項で検証した20個のサイトと同じテンプレート由来と思われるサイトがその後大量に見つかってきています。「検証123」「検証130」「検証143」で検証していますから参照してください。


●CoinWorld (コインワールド https://coin-worlds.com/app/#/、スマホ用サイト:https://coin-worlds.com/mobile/#/)

●bitFlyer (ビットフライヤー https://bitflyercoin.org/app/#/、スマホ用サイト:https://bitflyercoin.org/mobile/#/)

●tether (テザー https://tetherusdt-coin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tetherusdt-coin.com/mobile/#/)

●DG-TOKEN (DG-トークン https://www.dgjxcb.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.dgjxcb.com/mobile/#/)

●DG-Token (DG-トークン https://www.dgmodoo.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.dgmodoo.com/mobile/#/)

●BTC-Coin (BTC-コイン https://crm.gtmmarket.com/app/#/、スマホ用サイト:https://crm.gtmmarket.com/mobile/#/)

●BTC-Coin (BTC-コイン https://www.btc-coin.uk/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btc-coin.uk/mobile/#/)

●Vertical (バーティカル https://vertical-coin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://vertical-coin.com/mobile/#/)

●MTBCoin (MTBコイン https://www.mtb-coin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.mtb-coin.com/mobile/#/)

●MDT (https://mdtbit.com/app/#/、スマホ用サイト:https://mdtbit.com/mobile/#/)

これらのサイトも基本的に上で検証したRileyCoin (ライリーコイン https://www.rileycoin1.com/#/) や CoinWorld (コインワールド https://coin.worldind.com/app/#/) のサイトからの画像検索で見つかってきたサイトです。まずサイト冒頭部のキャプ画像を表題と同じ順で示していきます。いずれのサイトも複数の背景画像が入れ替わりで表示される設定になっているので複数の背景画像のパターンを示します。

▼コインワールド (https://coin-worlds.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

これら2種類の背景画像パターンは上で検証した同じコインワールドという名称のサイト (https://coin.worldind.com/app/#/) などで使われている背景画像パターンと全く同じです。

▼ビットフライヤー (https://bitflyercoin.org/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

このサイトの2種類の背景画像パターンも上で示したコインワールドなどの場合と同じです。またbitFlyer (ビットフライヤー) という名称とロゴは日本の暗号資産交換業者であるbitFlyer (ビットフライヤー https://bitflyer.com/ja-jp/) の名称とロゴを盗用したものとしか思えません。左下にここで検証しているビットフライヤー (https://bitflyercoin.org/app/#/) のロゴの拡大図、右下に日本のbitFlyer (ビットフライヤー https://bitflyer.com/ja-jp/) のロゴの拡大図を示しますが酷似しています。

▼テザー (https://tetherusdt-coin.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

このサイトの2種類の背景画像パターンも上で示したコインワールドなどの場合と同じです。上で同じ名称のサイト、tether (テザー https://tetherusdt-max.com/app/#/) について検証していますが、このテザーのサイトには3つ目のロケットの背景画像パターンがありません。背景画像パターンは上に示した2つのパターンのみです。

次の2つのDG-トークンのサイト、2つのBTC-コインのサイト、バーティカル、MTBコインの計6つのサイトでは冒頭部の背景画像の2番目が上で検証したUxeコイン (https://uxecoin.com/app/#/) の背景画像の2番目と同じものになっています。

▼DG-トークン (https://www.dgjxcb.com/app/#/) [表示言語:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語]

▼DG-トークン (https://www.dgmodoo.com/app/#/) [表示言語:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語]

▼BTC-コイン (https://crm.gtmmarket.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼BTC-コイン (https://www.btc-coin.uk/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼バーティカル (https://vertical-coin.com/app/#/) [表示言語:英語、ベトナム語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼MTBコイン (https://www.mtb-coin.com/app/#/) [表示言語:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語]

このMTBコインの場合のみ背景画像中の文章が英語ではなく、日本語になっています。但し「エーテル坊による動力提供」という日本語は意味が分かりません。英語表示と比較すると仮想通貨の名称である「ethereum (イーサリアム)」を「エーテル坊」、「powered by」を「動力提供」と誤訳しているようです。

▼MDT (https://mdtbit.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

このMDT (https://mdtbit.com/app/#/) というサイトはこの冒頭部だけの比較ではここで検証している他の7つのサイトとは似ているとは言い難いのですが、「検証104」で検証したこの検証を書いている2022年10月上旬現在では既にいずれも閉鎖されている以下のサイト名もよく似た2つのサイトと同じ背景画像を使っているようで明らかに似ています。

▼MDTCoin Global (MDTコイングローバル https://www.tokenmdt.com/app/#/)

▼MDTCoin Global (MDTコイングローバル https://mdttoken.com/app/#/)

以下にはMDTコイングローバル (https://www.tokenmdt.com/app/#/) のサイト冒頭部の4つの背景画像パターンの内、2つのパターンのキャプを再掲します。

あるいは「検証116」で検証した以下の2つのサイトの冒頭部も1枚目の背景画像と同じ由来の可能性が高いです。

▼TOSKET (https://tos-ket.com/app/#/)

▼TOSKET (https://tosketpro-coin.com/app/#/)

以下にはTOSKET (https://tos-ket.com/app/#/) のサイト冒頭のキャプを再掲します。

「検証104」で検証した2つのMDTコイングローバル、「検証116」で検証した2つのTOSKETのサイトはこの冒頭部以外の部分では明らかに異なるのですが、同じグループによるサイトである可能性が高いように思われます。

さらに本項で検証している8つのサイトについてスマホ用サイトのキャプを表題と同じ順で以下に示していきます。まず以下の2つです。

▼コインワールド (https://coin-worlds.com/mobile/#/) → 左下

▼ビットフライヤー (https://bitflyercoin.org/mobile/#/)

▼テザー (https://tetherusdt-coin.com/mobile/#/) → 左下

●DG-トークン (https://www.dgjxcb.com/mobile/#/)

▼DG-トークン (https://www.dgmodoo.com/mobile/#/)

BTC-コイン (https://crm.gtmmarket.com/mobile/#/) → 右下

▼BTC-コイン (https://www.btc-coin.uk/mobile/#/) → 左下

▼バーティカル (https://vertical-coin.com/mobile/#/)

▼MTBコイン (https://www.mtb-coin.com/mobile/#/) → 左下

▼MDT (https://mdtbit.com/mobile/#/)

上で検証したCoinWorld (コインワールド https://coin.worldind.com/app/#/) などのサイトではスマホ用のサイトにスマホ用サイト独自の背景画像が加わっていましたが本項で検証した10個のサイトについてスマホ用のサイトではPC用と同じ背景画像しかありません。そしてPC用のサイトでは明らかに他のサイトと異なっていたMDT (https://mdtbit.com/mobile/#/) の場合を含めて本項で検証している8個のスマホ用のサイトは互いに非常によく似ています。

次にPC用のサイトに戻って冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を5項目にまとめて説明している部分のキャプを示します。まず以下の5つのサイトの相当部分を順に示します。

▼コインワールド (https://coin-worlds.com/app/#/)

▼ビットフライヤー (https://bitflyercoin.org/app/#/)

▼テザー (https://tetherusdt-coin.com/app/#/)

▼DG-トークン (https://www.dgjxcb.com/app/#/)

▼DG-トークン (https://www.dgmodoo.com/app/#/)

さらに表題6~10番目の以下の5つのサイトについても同じ部分のキャプを以下に順に示します。

▼BTC-コイン (https://crm.gtmmarket.com/app/#/)

▼BTC-コイン (https://www.btc-coin.uk/app/#/)

▼バーティカル (https://vertical-coin.com/app/#/)

▼MTBコイン (https://www.mtb-coin.com/app/#/)

▼MDT (https://mdtbit.com/app/#/)

この部分で10個のサイトは互いに酷似していますし、上で検証したCoinWorld (コインワールド https://coin.worldind.com/app/#/) など10個のサイトとも明らかに同じテンプレートを共有しているものと思われます。違いはそれぞれのキャプに一番上に示されているサイト名の部分だけだと思われます。

さらにこの部分に続くマルチプラットフォーム対応を説明する部分についてもキャプを示します。まず以下の5つのサイトからのキャプを順に示します。

▼コインワールド (https://coin-worlds.com/app/#/)

▼ビットフライヤー (https://bitflyercoin.org/app/#/)

▼テザー (https://tetherusdt-coin.com/app/#/)

▼DG-トークン (https://www.dgjxcb.com/app/#/)

▼DG-トークン (https://www.dgmodoo.com/app/#/)

さらに表題610番目の以下の5つのサイトについても同じ部分のキャプを以下に順に示します。

▼BTC-コイン (https://crm.gtmmarket.com/app/#/)

▼BTC-コイン (https://www.btc-coin.uk/app/#/)

▼バーティカル (https://vertical-coin.com/app/#/)

▼MTBコイン (https://www.mtb-coin.com/app/#/)

▼MDT (https://mdtbit.com/app/#/)

この部分についてはサイト名も含まれていないので10枚のキャプ画像が互いに全く区別出来ません。上で検証したCoinWorld (コインワールド https://coin.worldind.com/app/#/) 以下の10個のサイトの相当部分とも全く同じに見えます。本項で検証対象としている10個のサイト、上で検証した10個のサイトは同じテンプレートから同じグループによってコピペで量産されたサイトとしか思われません。

次に連絡先情報を探しましたがいずれのサイトでも脚注部分にメールアドレスが書かれているだけのようです。記されているメールアドレスを以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

コインワールド (https://coin-worlds.com/app/#/) info@coin-worlds.com

ビットフライヤー (https://bitflyercoin.org/app/#/) info@bitflyer.top

テザー (https://tetherusdt-coin.com/app/#/) info@tetherusdt-coin.com

DG-トークン (https://www.dgjxcb.com/app/#/) info@dgjxcb.org

DG-トークン (https://www.dgmodoo.com/app/#/) info@dgjxcb.org

BTC-コイン (https://crm.gtmmarket.com/app/#/) info@btc-coin.uk

BTC-コイン (https://www.btc-coin.uk/app/#/) info@btc-coin.uk

バーティカル (https://vertical-coin.com/app/#/) info@vertical-coin.com

MTBコイン (https://www.mtb-coin.com/app/#/) support@mtb-coin.com

MDT (https://mdtbit.com/app/#/) info@mdtbit.com

2つのDG-トークンのサイト、2つのBTC-コインのサイトのメールアドレスはそれぞれ同じです。実際問題、2つのDG-トークンのサイト、2つのBTC-コインのサイトはそれぞれ互いにURLアドレス以外の違いが見つかりません。

連絡先情報を探して例によってWho Is 情報も確認しましたがいずれのサイトでも登録者に情報は全く見つかりません。サイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 (アップデート日)

コインワールド (https://coin-worlds.com/app/#/) 2022年6月30日 (2022年9月18日)

ビットフライヤー (https://bitflyercoin.org/app/#/) 2022年6月30日 (2022年7月5日)

テザー (https://tetherusdt-coin.com/app/#/) 2022年5月25日 (2022年9月14日)

DG-トークン (https://www.dgjxcb.com/app/#/) 2018年2月7日 (2022年6月1日)

DG-トークン (https://www.dgmodoo.com/app/#/) 2021年11月23日 (2022年8月26日)

BTC-コイン (https://crm.gtmmarket.com/app/#/) 2018年8月6日 (2021年12月17日)

BTC-コイン (https://www.btc-coin.uk/app/#/) 2022年5月14日

バーティカル (https://vertical-coin.com/app/#/) 2022年5月13日 (2022年9月27日)

MTBコイン (https://www.mtb-coin.com/app/#/) 2022年5月2日 (2022年9月17日)

MDT (https://mdtbit.com/app/#/) 2022年5月18日 (2022年10月1日)


DG-トークン (https://www.dgjxcb.com/app/#/) BTC-コイン (https://crm.gtmmarket.com/app/#/) の2つのサイトだけが2018年登録されていて飛びぬけて古いですが、これらは中古ドメインの使い回しかもしれません。それ以外のサイトは2022年の5~6月に登録されている場合が多く、やはりかなり新しいサイトです。

これらのサイトついても上で検証した10個のサイトと同じで被害報告が現時点で確認されているわけではありません。しかしそもそも明らかに同じテンプレートから量産されたサイトが計20個も確認されるという時点で明らかに異様ですし、連絡先情報や金融ライセンスなどの情報開示が明らかに不充分、不適切であることなどからも非常に危険なサイトである可能性が高いと考えます。コインベースやビットフライヤーのような大手の仮想通貨交換業者の名称やロゴを盗用している点からも安心できるサイトとは到底思えません。

これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを推奨します。


※付記

本項および前項で検証したコインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/) 以下の20個のサイトと同じテンプレート由来と思われるサイトがその後、大量に見つかってきています。「検証123」「検証130」「検証143」で検証していますから参照してください。