検証89

本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。日本語表示に対応しているサイトはありませんが、少なくとも一部のサイトについて日本人に向けた勧誘が行われている実態や被害報告が確認されていて無登録の違法業者、詐欺業者で間違いないものと考えられます。2022年7月現在でこれらのサイトの多くが何の告知もなく閉鎖されていることもこれらのサイトが詐欺目的のサイトであったことを強く示唆します。また本ページで検証したサイトの中には例えば日本の仮想通貨交換業者であるコインチェックなど既存の金融機関などの名称やロゴを盗用したと思われるサイトが含まれています。著作権侵害も強く疑われます。

削除の解除の再検討をお願いします。→ 姉妹サイト雑記0


このサイトは最近、ニュースで頻繁に報道されているいわゆるSNS型投資詐欺、非常に被害者が多い中国系の詐欺グループと戦っているサイトです。このブログを削除 (閲覧不能) にしているのは詐欺グループに味方するも同然です。プラットフォーム企業としての社会的責任を考慮して頂けるよう配慮をお願いします。特にこのページで検証したサイトは2024年3月現在で全て何の告知もなく閉鎖されています。まともな投資サイトだったとは思えませんし、本ページ削除の意味がありません。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証27ページ目です。「検証90」「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112」「検証113」「検証114」「検証115」「検証116」「検証117」「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは互いに酷似している点が認められ、同じグループに属すると思われる以下のサイトを検証します。尚、本ページで検証しているサイトは「検証90」で取り上げているサイトとも同じグループに属する可能性が高いです。


●IG Markets (IGマーケッツ www.igmarketsex.com/、スマホ用サイト:www.igmarketsex.com/wap/#/

●IC Markets (ICマーケッツ www.icmarketsex.cc/index.html)

●IC Markets (IC マーケッツ www.icmarketsex.xyz/index.html)

●FXCM (coinomiex.site/index.html)

●OKEBit (OKEビット okbitexchange.site/index.html)

●OKEBit (OKEビット www.okebitex.com/index.html)

●WETRADE (ウィートレード www.wetradeex.com/、スマホ用サイト:www.wetradeex.com/wap/#/)

●Coincheck (コインチェック www.wetradeex.com/index.html、スマホ用サイト:www.wetradeex.com/wap/#/)

●CoinCheck (コインチェック www.coincheckex.com/index.html、スマホ用サイト:www.coincheckex.com/wap)

●IC Markets (ICマーケッツ www.hsduahdwf.site/index.html)

●BitMEX (ビットメックス www.bitmexvips.com/、スマホ用サイト:bitmexvips.com/wap)

●Binett (バイネット www.binettex.com/、スマホ用サイト:binettex.com/wap/#/)

●Fdlity Bitcoin Exchange (Fdlityビットコインエクスチェンジ amazon-tu.top/、スマホ用サイト:amazon-tu.top/wap/#/)

●Fdlity Bitcoin Exchange (Fdlityビットコインエクスチェンジ www.zwiahbgd.site/、スマホ用サイト:www.zwiahbgd.site/wap/#/)

●Fdlity Bitcoin Exchange (Fdlityビットコインエクスチェンジ www.esgexvip.com/、スマホ用サイト:www.esgexvip.com/wap/#/)


まず以下の互いに非常に似たサイトをまとめて検証します。

●IG Markets (IGマーケッツ www.igmarketsex.com/、スマホ用サイト:www.igmarketsex.com/wap/#/

●IC Markets (ICマーケッツ www.icmarketsex.cc/index.html)

●IC Markets (IC マーケッツ www.icmarketsex.xyz/index.html)

●FXCM (coinomiex.site/index.html)

●OKEBit (OKEビット okbitexchange.site/index.html)

●OKEBit (OKEビット www.okebitex.com/index.html)

これらは互いに非常に似たサイトで実はこれ以外にも明らかに似たかなり多くのサイトの存在が確認されていたのですが検証を書く間もなく非常に短期間で閉鎖されていてキャプ画像も残っていないサイトが多いです。以下に別項で検証したウィートレード/コインチェックのサイトも同じグループに属すると思われるサイトです。さらに「検証90」で検証しているサイトもかなり似ており同じグループによるサイトの可能性が濃厚です。併読を推奨します。

まず最初のIGマーケッツと2番目のICマーケッツのサイト (www.icmarketsex.cc) はYahoo知恵袋に質問が出てきたことで知ったサイトです。まずそれらの質問投稿を引用します。

2021年2月27日投稿 (IGマーケッツに関する投稿)

この投稿ではIG証券のサイトと別物なのか?詐欺サイトがどうか?という質問になっていて残念ながらどういう経緯があって質問しているのかなどの説明が全くありません。次はICマーケッツに関する質問投稿2件です。

2021年2月14日投稿 (ICマーケッツに関する投稿)

マッチングサイトで知り合った自称・マレーシア人からICマーケッツでの投資を勧誘されたとなっています。添付の画像からICマーケッツのURLアドレス (www.icmarketsex.cc) を読み取ることが出来ます。

2021年2月23日投稿 (ICマーケッツに関する投稿)

この投稿者の場合にはPairsというマッチングサイトで知り合った男性に勧誘されてICマーケッツに入金したが出金を試みても「引き出しに失敗」という結果になったということです。確かに上の添付画像には出金出来なかったという結果が表示されており、サイトのURLアドレスを読み取ることも出来ます。

そしてYahoo知恵袋で知ったこれら2つのサイトからの画像検索で表題3~5番目のもう1つのICマーケッツ (www.icmarketsex.xyz)、FXCM、OKEビット (okbitexchange.site/index.html)のサイトが見つかってきました。

表題最後のもう1つのURLアドレスが異なるOKEBit (www.okebitex.com/index.html) というサイトについては被害者が告発するTwitterアカウント(以下のキャプ参照)を見つけたことから知ることになりました。

マッチングサイトで知り合った自称・大阪在住の中国人に勧誘されてかなりの金額を出金出来なくなったということでまさに「検証63」の冒頭にまとめてある詐欺の手口に合致しています。

こういった経緯で知ることになった6つのサイトについて以下検証を進めます。

まず以下が最初のYahoo知恵袋の質問にあったIGマーケッツのサイト、質問にあったURLそのままのスマホ用と思われるサイトの冒頭部のキャプです。

さらに以下がパソコン用のと思われるIGマーケッツのサイトの冒頭部のキャプです。

表示言語は右上にプルダウンメニューが見えますが英語、香港語、中国語の3つだけで日本語表示は出来ません。以下、基本的に情報量が多いパソコン用のサイトを検証対象にします。

次はYahoo知恵袋の投稿で知った2つ目のサイト、ICマーケッツのサイトの冒頭部のキャプです。

明らかに上のIGマーケッツのサイトに酷似しています。左上のロゴの部分以外は全く同じに見えます。こうして互いに酷似している2つのサイトが出てきたことで当然他にも非常によく似たサイトが存在している可能性が考えられたので画像検索を試みたところ、予想通り非常によく似たサイトが見つかってきました。それら画像検索で見つかってきたサイトの冒頭部のキャプを表題と同じもう1つのICマーケッツ (www.icmarketsex.xyz)、FXCM、OKEビット(okbitexchange.site/) の順でキャプを並べます。

ここまで出てきた5つのサイトの冒頭部は左上のロゴの部分がなければ全く同じに見えます。2つのICマーケッツのサイトについてはそのロゴの部分も同じですから全く区別出来ません。表示言語の選択肢も英語、香港語、中国語の3つで共通しています。

さらにTwitter投稿から見つかった表題5番目のもう1つのOKEビットのサイトの冒頭部のキャプも示します。

こちらも表題5番目のOKEビットのサイトと左上のロゴさえ同じで全く区別出来ません。表示言語の選択肢も英語、香港語、中国語の3つで同じです。

さらにこれらのサイトが互いに酷似しているのはこの冒頭部だけではありません。この冒頭部に続いては以下に示したキャプのようなトレードソフトをダウンロードするためのリンクがある部分が共通して存在します。以下も表題の順と同じIGマーケッツ、2つのICマーケッツ、FXCM、2つのOKEビットの順でキャプを並べます。

この部分では6つのサイトは全く違いが見られません。さらにこの下には何やらブロックチェーンに関する記述がいずれのサイトでも出てきます。これもキャプを表題の順と同じIGマーケッツ、2つのICマーケッツ、FXCM、2つのOKEビットの順でキャプを並べます。

この部分でも6つのサイトは全く区別出来ません。トップページはこれだけの内容しかないのでトップページは左上のロゴ以外の部分は6つのサイトでほぼ同じということになります。2つのICマーケッツ、2つのOKEビットのサイトについてはロゴの部分さえ同じですからURLアドレスが異なる別個のサイトであっても互いに全く同じに見えます。

次に連絡先情報を探しましたが開示されている情報は乏しいです。いずれのサイトにも「About Us」というページがあるのですがそれらのキャプを以下に示します。まずIGマーケッツの「About Us」のページのキャプです。

まずロゴが左に示したIG証券 (旧称・IGマーケッツ www.ig.com/jp) のロゴの盗用である疑いが濃いです。サイト名もIG証券の旧称を意識させるものでしょう。そしてこのIGマーケッツの「About Us」には連絡先情報は全く明記されていません。Introduction (紹介) の中に2016年創業で本社はシンガポールにあると書いてありますがそれ以上の連絡先情報はありません。

次は2つのICマーケッツの「About Us」です。

2つのICマーケッツのサイトはこの部分でも全く同じです。そしてこの場合も左に示したIC Markets (www.icmarkets.com/global/en) という日本語非対応のFX業者の社名とロゴが盗用されているものと思われます。左が盗用の対象になったと思われるIC Marketsのロゴです。

そしてIC マーケッツの「About Us」には会社の紹介として多少の説明があります。Google翻訳での訳文は以下のようになります。

>AIスマートブロックチェーン業界のグローバルリーダーとして、Mylay Groupのデジタル資産取引プラットフォームは、世界で最も多くのコンプライアンスライセンスを持つサービスプロバイダーの1つです。 ヨーロッパ、アメリカ、アジア太平洋に子会社または協力会社があります。 3,300人以上の従業員。 Mylayプラットフォームでのデジタル資産取引の規模は世界をリードし、130か国以上の数千万人のユーザーに安全で信頼性の高いバリューネットワークサービスを提供しています。

英語の原文におかしいのではないかと思われる部分があり、文意がよく分かりませんが従業員3300人以上を抱える大企業であるといった主張が書かれているのですが所属しているという「Mylay Group」を検索しても何も情報が出見つかりません。実在するグループなのか疑問です。またこの会社紹介の文章は以下に出てくるFXCMおよびOKEビットのサイトの会社紹介でも全く同じ文章が出てきます。文章がそのまま使い回しされていると思われ、明らかに異様です。

そして一応連絡先所法が書かれています。

>Address: 55 Water St, New York, NY 10041 United States

>Phone: +1 520 3793768

>Email: merai.service@gmail.com

住所はアメリカ・ニューヨークのWater Street 55 (ウォーター通り55番地)となっていますがこの住所を調べると「55 Water Street (55ウォーターストリート)」という53階建ての超高層ビルの住所であることが分かりました。この高層ビルにはEmblemHealthという保険会社の本社などが入居しているようであり、ICマーケッツが53階建ての超高層ビル全館を使っているとは思えません。しかし超高層ビルに入居しているならば階数とか部屋番号がないと不完全な住所ということになるはずです。信用出来るかどうか疑問です。さらにメールアドレスが無料登録できるgmailのメールアドレスです。そしてこの連絡先 (住所、電話番号、メールアドレス) は以下に示すOKEビットの「About Us」に出てくる連絡先情報と完全に同じです。論外としか言い様がありません。

次はFXCMの「About Us」です。

この場合も社名とロゴをFXCM (www.fxcm.com/markets/) という日本語非対応のFX業者から盗用している可能性が高いです。左が盗用対象になったと思われるFXCMのロゴです。

このFXCMの「About Us」でも最初に企業紹介的な文章が出てくるのですが、「As a global leader in」から始まる文章は上に示した2つのICマーケッツの「About Us」にあった文章と全く同じです。さらに以下に示すOKEビットの「About Us」に出てくる文章も全く同じです。但しICマーケッツとOKEビットの場合には記されている連絡先情報がFXCMの場合は一切示されていません。論外としか思えません。

次は2つのOKEビットの「About Us」のページを並べてみます。

ここにある企業紹介の文章や連絡先情報 (ニューヨークの住所、電話番号、メールアドレス) は全てICマーケッツの「About Us」にあったものと全く同じです。URLが違うだけで同じサイトが2つ存在しているとも言えます。これは論外でしょう。このOKEビットというサイト名やロゴについてもどこかに知名度のあるサイトがあって似せているのかもしれませんが、今回検索しただけでは特にそれらしいサイトは見つかりません。

所在地情報についてはいずれのサイトでもWho Is 情報に断片的な記述があります。例えば以下はシンガポールに本社があるとなっていたIGマーケッツのサイトのWho Is 情報のキャプです。

黄色の枠で囲った部分にサイトの登録・開設日が記されていますが2021年2月17日となっています。この検証は2021年2月末に書いているので2週間ほどしか経過していない非常に新しいサイトであることが分かります。そして赤枠に囲った部分に登録者に関する情報がありますが殆どはプライバシー保護の為に非公開となっています。しかし辛うじて公開されている所在地はタイのバンコックとなっています。

同様に他の5つのサイトも含めてWho Is情報に見えるサイト開設日と所在地の情報をまとめます。

開設日 所在地

IGマーケッツ (www.igmarketsex.com) 2021年2月17日 タイ・バンコック

ICマーケッツ (www.icmarketsex.cc) 2021年2月8日 タイ・バンコック

ICマーケッツ (www.icmarketsex.xyz) 2021年2月14日 タイ・バンコック

FXCM (coinomiex.site) 2020年12月15日 香港

OKEビット (okbitexchange.site) 2020年11月23日 中国・安徽省

OKEビット (www.okebitex.com) 2021年2月15日 タイ・バンコック


これら6つのサイトはいずれも非常に新しいサイトであることが分かります。最も古いサイトでも開設日から3ヶ月ほどしか経過していません。またこれだけ互いに似たサイトで同じグループによるサイトであるのにWho Is情報に見える所在地も一致していません。これらWho Is情報に見える所在地情報もあまり信用出来るとは思えません。

次に6つのサイトで取引されている仮想通貨についてまとめます。まず以下がIGマーケッツとICマーケッツで取引されている仮想通貨のリストです。

IGマーケッツと2つのICマーケッツ、計3つのサイトで取引されている仮想通貨リストは全く同じです。そしてビットコイン (BTC)、イーサリアム (ETH)といったメジャーな仮想通貨からあまり聞いたことがないような仮想通貨も並んでいるのですが、いずれのリストでも上から2番目、ビットコインの直下に見えるIGMという仮想通貨は仮想通貨データーベースのCoinMarketCapで情報を探しても見つからない仮想通貨です。名称からも取引所独自の仮想通貨である可能性が高いように思われますがこの仮想通貨に関する情報はいずれのサイトでも見つかりません。

残りの3つのサイトについても取引されている仮想通貨のリストを以下の示します。

これら3つのサイトで取引されている仮想通貨のリストもIGマーケッツやICマーケッツで取引されている仮想通貨リストと殆ど同じです。異なるのはこれら3つのサイトのリストでそれぞれ下から2番目に見える仮想通貨だけです。すなわちFXCMにおけるCOMI、2つのOKEビットのサイトにおけるOKBという仮想通貨です。このCOMI、OKBという仮想通貨についても仮想通貨データーベースのCoinMarketCapで情報を探しても見つかりません。OKBという仮想通貨は出てくるのですが2つのOKEビットのサイトで取引されているOKBは現在の相場が1ドルを少し超えた程度なのに対してCoinMarketCapで情報が見つかるOKBはこの検証を書いている2021年2月末時点で1700ドルほど相場水準が全く異なるので全くの別物としか思えません。

そこで6つのサイトの独自仮想通貨と思われる謎の仮想通貨についてチャートを確認してみることにしました。

まず以下がIGマーケッツ、2つのICマーケッツで取引されているIGMという仮想通貨のUSDT建て日足チャートのキャプです。

3つのチャートは互いに非常によく似ているように思えます。ローソク足で示されるIGMの値動きも出来高の推移も共通しています。現在の相場水準も1ドル強で共通しており、異なるサイトで取引されていてもIGMという仮想通貨は同じものと考えざるを得ません。

次にFXCMで取引されているCOMIという仮想通貨のUSDT建て日足チャートを見ましたがこのCOMIという仮想通貨のチャートは全く出てきません。日足チャートではなく5分足とか1時間足などのチャートも確認してみましたが全くチャートは出てきません。

最後に2つのOKEビットで取引されているOKBそれぞれのUSDT建て日足チャートを順に示します。

2つのサイトのOKBのチャートは全く同じに見えます。さらにIGマーケッツ、ICマーケッツで取引されているIGMの日足チャートと比較してもローソク足チャート、出来高のチャート共に全く同じに見えます。相場水準についてもチャートが出てこないFXCMで取引されているCOMIという仮想通貨も含めて全て1ドル強の水準にあります。

さらにチャートに違いがないか確認する為にIGマーケッツのIGM-USDT 5分足チャートとOKEビット (okbitexchange.site)のサイトのOKB-USDT 5分足チャートを以下で比較してみました。

5分足チャートで見ると出来高の棒グラフは互いに似ていても明らかに異なる部分がありますが、相場の動きを示すローソク足チャートは全く同じに見えます。IGMとOKBは実は全く同じ仮想通貨なのでしょうか?そもそもこれらのサイトの独自仮想通貨と思われるIGM、COMI、OKBというCoinMarketCapで全く情報が出てこない3つの仮想通貨は本当に取引されているのでしょうか?

さらにこれら5つのサイトへのアクセス数を調べてみるといずれも検出限界以下のアクセスしかないという結果が出ます。例えば以下はIGマーケッツへのアクセス数解析の結果のキャプですがアクセス数は検出限界以下です。これ以外の5つのサイトについてもアクセス数は全て検出限界以下です。

5分足チャートでも間断なくローソク足が出ているのならば相当数の投資家が売買に参加していなければならないのにアクセスが非常に少ないというのは明らかに矛盾しています。本項で検証している6つのサイトのチャートは現実の取引を反映しているとは思えません。

あらゆる点から考えて、これらの6つのサイトは詐欺目的で立ち上げられたサイトである可能性が極めて濃厚と考えざるを得ません。取引は絶対に避けるべきと結論します。


※付記

2つのOKEビットのサイトにあるロゴが2種類あることに気が付きました。まず左下がトップページ左上のロゴです。一方でExchangeというリアルタイムの相場情報やリアルタイムのチャートがまとめられているページのロゴを右下に示します。

同じグループがOKEビットではなく、OKビットという同様の詐欺サイトを運営していた可能性があると考えてそれらしき形跡が何処かに残っていないか探してみましたが確かな情報は見つかってきません。それでも同じグループが今後も似たような詐欺サイトを続々と立ち上げる可能性は高いものと思われ、厳重な注意が必要と考えます。


●WETRADE (ウィートレード www.wetradeex.com/、スマホ用サイト:www.wetradeex.com/wap/#/)

●Coincheck (コインチェック www.wetradeex.com/index.html、スマホ用サイト:www.wetradeex.com/wap/#/)

2つのサイトの形になっていますがURLアドレスは実質的に同じです。当初はURLアドレスと同じウィートレードというサイトだったのが一時期閉鎖され、その後復活したと思ったら名称がコインチェックに変更されていました。このサイトについてはまだウィートレードという名称だった時期にYahoo知恵袋に幾つかの質問投稿が出てきたことで知ることになりました。まずそれらの投稿を引用します。

2021年1月8日投稿

詳しい状況は分かりませんがマッチングアプリで知り合った外国人にウィートレードでの投資を執拗に勧誘されたということでURLアドレスが出ています。

2021年1月16日投稿

マッチングサイトとかSNSといったネットで知り合った人ではなく、異業種交流会で知り合った中国あるいは台湾の人にウィートレードでの投資を勧誘されたということです。こういうネットではない場所での勧誘が行われているというのは初めて聞くケースかもしれません。

2021年1月28日投稿

ペアーズというマッチングサイトで知り合った人物に勧誘されてウィートレードに入金してしまったようです。さらにこの質問に対しては自分も同じサイトで被害に遭っているという被害者からの回答が2件出ています。

これだけ多くの投稿が出て、かなり多くの被害者が出ているようなのでこのウィートレードのサイトを本サイトでの検証対象にするつもりだったのですが、他のサイトの検証を優先している間にサイトが閉鎖されてしまいました。閉鎖される前に以下に示すサイト冒頭のキャプだけを取得していてウィートレードというサイトが実在していたことを確認出来ます。

このサイト冒頭部は上で検証したIGマーケッツなど5つのサイトの冒頭部と極めてよく似ています。明らかに同じグループによるサイトでしょう。対応言語もIGマーケッツなどと同じで英語、香港語、中国語の3つになっています。そしてこのサイトは時期は不明ですが一時的に閉鎖されていました。しかし2021年3月になって再度アクセスしてみたところ、サイトがコインチェックというサイト名に変更して復活していました。以下がコインチェックに名称変更して復活したサイトの冒頭部のキャプです。

名称変更前のウィートレードのサイト、上で検証したIGマーケッツなど5つのサイトの冒頭部と左上のロゴの部分以外は全く同じに見えます。さらにこの冒頭部以降の部分をIGマーケッツなどのサイトと比較するとやはり非常によく似ています。まず以下はコインチェックのサイトのトレードソフトをダウンロードするためのリンクがある部分のキャプです。

この部分についても上で検証したIGマーケッツのサイトの対応部分 (以下に再掲) と比較すると全く区別出来ません。

さらにこの下にあるブロックチェーンに関する記述のある部分についてもコインチェックからのキャプとIGマーケッツからのキャプ (再掲) を以下に順に並べます。

この部分でもコインチェックとIGマーケッツのサイトは全く区別出来ません。

次にコインチェックのAbout Usのページのキャプを示します。

上で検証したIGマーケッツやICマーケッツの場合と同様、この場合も左に示した日本の仮想通貨交換業者、Coincheck (コインチェック coincheck.com/ja/) の社名とロゴが盗用されているものと思われます。左が盗用の対象になったと思われるコインチェックのロゴです。ロゴは極めてよく似ています。

そして盗用されたと思われるロゴの右側にある「As aglobal leader 」で始まる文章はICマーケッツ、FXCM、2つのOKEビットのサイトにあった文章と全く同じで3300人以上の従業員がいるとか世界130ヵ国以上に数千万人の顧客がいるといったことが書いてあります。しかし「About Us」のページなのに連絡先情報はなにも記されていません。

連絡先情報を求めてWho Is 情報も確認してみました (以下のキャプ参照)。

まず黄色の枠で囲った部分にサイトの登録・開設日が書いてありますが2020年12月9日となっています。本項の最初に引用したYahoo知恵袋に出てきたウィートレードに関する3件の質問投稿は2021年1月に集中していますから、サイト開設直後から勧誘が始まったものと思われます。そして2021年2月のどこかぐらいでサイトが閉鎖され、2021年3月にはサイトの名称がコインチェックに変更されてサイトが再開されたという経過になるものと思われます。非常に短期間に集中して詐欺勧誘が行われているものと思われます。

そして赤枠で囲った部分に一応登録者に関する情報があるはずなのですが、わずかに所在地情報としてbangkok, MOと書いてあるだけです。そしてMOというのは中国の特別行政区であるマカオを意味すると思われますし、bangkokというのはタイの首都のバンコックのこととしか思われません。意味が分かりません。

それからこのコインチェックのサイトへのアクセス状況を解析してみると以下のような結果になります。

要するに検出限界以下のアクセスしかありません。とてもではありませんが「About Us」の項目に書いてあった「3300人以上の従業員がいる」とか「世界130ヵ国以上に数千万人の顧客がいる」といった記述は到底事実とは思われません。

次にコインチェックのサイトで取引されている仮想通貨について触れておきます。右のキャプに示したのがコインチェックで取引されている13種類の仮想通貨のリストです。このリストは上で検証したIGマーケッツなどで取引されている仮想通貨のリストと殆ど同じです。異なるのは右のリストでビットコイン (BTC) の次、2番目に出てくるWETという仮想通貨のみです。

このWETという仮想通貨についても仮想通貨データーベースのCoinMarketCapで情報を探してみましたが該当すると思われる仮想通貨は見つかりません。WETという略号の仮想通貨としてはWeShow Tokenという仮想通貨が見つかるのですが右のキャプに出てくるWETという仮想通貨が1ドル7セント (約114円) で取引されているのに対してWeShow Tokenはこの検証を書いている2021年3月頭の時点で0.6円ほどで取引されていて全く相場水準が異なるので別物としか思われません。WETという仮想通貨の名称からもコインチェックの以前のサイト名であるWETRADE (ウィートレード) 独自の仮想通貨である可能性が高いです。

このコインチェックのサイトは前身であるウィートレードについて既に被害報告が出ていますし、URLアドレスを変更せずに名称とロゴだけ変更してサイトを再開した経緯にも不審を感じざるを得ません。記述にも真実とは思われない部分がありますし、連絡先情報などの開示もありません。ライセンスに関する記述も見つかりません。全く信用出来るとは思えません。このサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。


●CoinCheck (コインチェック www.coincheckex.com/index.html、スマホ用サイト:www.coincheckex.com/wap)

●IC Markets (ICマーケッツ www.hsduahdwf.site/index.html)

●BitMEX (ビットメックス www.bitmexvips.com/、スマホ用サイト:bitmexvips.com/wap)

●Binett (バイネット www.binettex.com/、スマホ用サイト:binettex.com/wap/#/)

●Fdlity Bitcoin Exchange (Fdlityビットコインエクスチェンジ amazon-tu.top/、スマホ用サイト:amazon-tu.top/wap/#/)

●Fdlity Bitcoin Exchange (Fdlityビットコインエクスチェンジ www.zwiahbgd.site/、スマホ用サイト:www.zwiahbgd.site/wap/#/)

●Fdlity Bitcoin Exchange (Fdlityビットコインエクスチェンジ www.esgexvip.com/、スマホ用サイト:www.esgexvip.com/wap/#/)

これら7つのサイトも上で検証したサイトと見かけが非常に似ており、コピペで作られたサイトであることが明らかなのでここで検証します。まず最初のコインチェックという上で検証したサイトと同じ名称で異なるURLアドレスのサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。それ以外の6つのサイトは画像検索あるいはサイト名の検索で見つかってきたサイトです。まず最初のコインチェックというサイトを知ることになったYahoo知恵袋の質問の引用から始めます。

2021年3月3日投稿

詳しい状況は不明ですが中国系の自称・シンガポール人から勧誘されたようです。早速この投稿にあったURLアドレスからサイトにアクセスしてみました。以下がサイト冒頭のキャプです。

このサイト冒頭部を見ただけで直ぐに上で検証したURLアドレスは異なるが同じコインチェックという名称のサイト (www.wetradeex.com/index.html) と非常に似ている、全く区別出来ないことに気が付きました。これは明らかに同じ詐欺グループがコピペで量産した詐欺サイトでしょう。表示対応言語は右上のプルダウンメニューに見えますが英語、中国語、香港語の3つです。尚、本稿で検証する7つのサイトは全て英語、中国語、香港語の3ヵ国語対応で共通しています。

明らかに酷似したサイトが再び見つかってきたということで他にも酷似したサイトが立ち上がっている可能性があると考えて上で検証したOKEビット (www.okebitex.com/index.html) のサイトの画像から画像検索を行ったところ、予想通りさらに3つの酷似した新たなサイトが見つかりました。それが表題の2~4番目のサイトです。まず以下が表題2番目のICマーケッツ (www.hsduahdwf.site/index.html) のサイトの冒頭部のキャプです。

このサイトについても上で検証した同じICマーケッツを名乗る2つのサイト、ICマーケッツ www.icmarketsex.cc/index.html)およびIC マーケッツ www.icmarketsex.xyz/index.html)のサイトと酷似していて見分けがつきません。左上のロゴも同じだし、表示対応言語も英語、香港語、中国語の3つで同じです。

表題3番目のビットメックス (www.bitmexvips.com/)、4番目のバイネット(www.binettex.com/)というサイトについても以下にサイト冒頭部のキャプを示しますが、このページで検証している他のサイトと極めてよく似ています。

5~7番目のサイトはURLアドレスは全く異なりますがいずれもFdlityビットコインエクスチェンジというサイト名になっており、見た目は区別不能です。以下にサイト冒頭のキャプを表題と同じFdlityビットコインエクスチェンジ (amazon-tu.top/)→(www.zwiahbgd.site/)→(www.esgexvip.com/)の順に3枚並べてみます。

サイト名も同じ、見た目もキャプ左上のロゴも含めて同じで互いに全く区別出来ません。

さらにこれら7つのサイトについても上で検証した一連のサイトや互い酷似しているのはこの冒頭部だけではありません。まずトレードソフトをダウンロードするためのリンクがある部分のキャプを表題の7つのサイトについて表題と同じ順、コインチェック→ICマーケッツ→ビットメックス→バイネット→Fdlityビットコインエクスチェンジ (amazon-tu.top/)→(www.zwiahbgd.site/)→(www.esgexvip.com/)の順で以下に示します。

7つのサイトで互いに比較すると画像中央のスマホ画面の部分とか右側のチャートの部分など少しばかりの違いがあるサイトもありますが明らかに互いに似ています。さらにこれら7つのサイトのトップページにはキャプは省略しますがブロックチェーンに関する記述のある部分が共通して存在します。トップページについてはここで検証している7つのサイトを含め、互いに酷似しており、特にURLアドレス違いで3つ存在するFdlityビットコインエクスチェンジのサイトは互いに区別不能です。

次に7つのサイトの「About Us」の項目を示します。まず最初のコインチェックのサイトからのキャプです。

この「About Us」は上で検証した別のコインチェックのサイト (www.wetradeex.com/index.html) の「About Us」と全く同じです。社名とロゴは日本の仮想通貨交換業者、Coincheck (コインチェック coincheck.com/ja/) のものが盗用されているものと思われます。そして連絡先情報は全く記されていません。

次は表題2番目のICマーケッツのサイトの「About Us」です。

この「About Us」も上で検証した2つのICマーケッツの「About Us」と全く同じです。記されている住所、電話番号、無料登録出来るgmailのメールアドレスがありますがこれらも全て上の2つのICマーケッツのサイトに記されていた連絡先情報と完全に同じです。

>Address: 55 Water St, New York, NY 10041 United States

>Phone: +1 520 3793768

>Email: merai.service@gmail.com

URLアドレスが異なるだけの違いしか見つからないICマーケッツのサイトが3つも共存しているという異様な状況であるということになります。サイト名のICマーケッツは既に指摘したように日本語非対応のFX業者・IC Markets (www.icmarkets.com/global/en) の社名とロゴが盗用されているものと思われます。

次はビットメックスのサイトの「About Us」です。

この場合も社名とロゴをBitMEX (www.bitmex.com/) という海外の仮想通貨取引業者から盗用しているものと思われます。左が盗用対象になったと思われるBitMEXのロゴです。仮想通貨データーベースのCoinMarketCapにあるBitMEXの情報によればそこそこの出来高がある取引所のようです。

検証対象の方のビットメックスのサイトの「About Us」に戻ると文章の冒頭に2016年に創業してシンガポールに本社があるといったことが書いてありますが、そのシンガポールの本社の住所など連絡先情報は一切開示されていません。情報開示は明らかに不充分、不適切ですし到底信用出来ません。

次はバイネットの「About Us」です。

このAbout Usには連絡先情報は一切ありません。明らかに情報開示が不適切です。サイト名やロゴについては特に盗用してきたものという様子は見つかりませんでした。そしてここにある記されている文章は非常に奇妙です。例えば最初の文章を以下に転載します。

>Fdlityex is a comprehensive blockchain application facility based on blockchain's integrated, social, fully open source, and Internet infrastructure.

この文章を読むと主語になっている「Fdlityex」の部分が理解不能です。普通に考えればここでの主語はサイト名である「Binett (バイネット)」になっているべきだと思われました。そこでこのバイネットのサイトは元々Fdlityexという別のサイトをテンプレートを元に作られたサイトではないのかと思い当たって「Fdlityex」を検索してみると予想通りに3つの「Fdlityex」のサイトが見つかってきた、それが本項で検証している3つのFdlityexのサイトであるという経緯になります。以下にはそれらサイト名の検索で見つかってきた3つのFdlityexのサイトのAbout Usのキャプを示します。

3つのFdlityexのサイトのAbout Usの記述は互いに全く同じです。さらに予想通りですがバイネットの「About Us」にあった文章とも完全に同じです。バイネットのサイトは3つのFdlityexのサイトのいずれかをテンプレートにして作られたサイトである可能性が極めて濃いです。そして連絡先情報とか金融ライセンス、経営者に関する情報などは全く見つかりません。

これら7つのサイトで開示されている連絡先情報は明らかに不足なので例によってWho Is情報を確認してみました。まずコインチェック (www.coincheckex.com/)のサイトのWho Is 情報です。

次はICマーケッツ (www.hsduahdwf.site/)のWho Is情報です。

3番目はビットメックス (www.bitmexvips.com/)のWho Is情報です。

次はバイネット (www.binettex.com/)のWho Is 情報です。

そして3つのFdlityexのサイトのWho Is情報をまとめて示します。最初のFdlityビットコイン (amazon-tu.top/)の登録機関名の欄に「蔡亮」という中国系の個人名らしきものが記されているのが気になります。

それぞれ黄色の枠で囲った部分にサイトの登録・開設日が、赤枠で囲った部分に登録者とその所在地に関する情報が一応記されています。上で検証した他のサイトも含めてWho Is情報に見えるサイト開設日と所在地の情報を改めて以下にまとめます。

開設日 所在地

IGマーケッツ (www.igmarketsex.com) 2021年2月17日 タイ・バンコック

ICマーケッツ (www.icmarketsex.cc) 2021年2月8日 タイ・バンコック

ICマーケッツ (www.icmarketsex.xyz) 2021年2月14日 タイ・バンコック

FXCM (coinomiex.site) 2020年12月15日 香港

OKEビット (okbitexchange.site) 2020年11月23日 中国・安徽省

OKEビット (www.okebitex.com) 2021年2月15日 タイ・バンコック

コインチェック (www.wetradeex.com) 2020年12月9日 マカオ? バンコック?

コインチェック (www.coincheckex.com) 2021年2月28日 タイ・バンコック

ICマーケッツ (www.hsduahdwf.site) 2020年11月21日 香港

ビットメックス (www.bitmexvips.com) 2021年1月11日 タイ・バンコック

バイネット (www.binettex.com/) 2021年3月28日 フランス・コルシカ島

Fdlityビットコイン (amazon-tu.top/) 2020年12月24日 中国・河南省

Fdlityビットコイン (www.zwiahbgd.site/) 2021年3月25日 アメリカ

Fdlityビットコイン (www.esgexvip.com/) 2021年3月24日 アメリカ・ジョージア州


サイトの開設日はいずれもかなり新しく、所在地情報はいずれも断片的な上に互いに酷似したサイトで同じグループによる運営の可能性が高いのに示されている所在地が一致しないといった点から信頼出来るとは全く思えません。

改めて結論するまでもありませんが、これらのサイトは到底信用出来るサイトとは思えません。特に他の仮想通貨取引所やFX業者などのサイト名やロゴを盗用していると思われる点、同じ名称のコピペで作られたと思われるようなサイトが複数存在する点など詐欺を目的に作られたサイトである可能性を強く感じざるを得ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。