本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。無登録の違法業者である可能性が高いです。また本ページで検証対象とするサイトは「検証112」で検証したサイトと同じテンプレートから同じグループによって量産されたサイトである可能性が高く、数百万円単位といったかなり大きな被害の報告が複数出ているサイトが含まれています。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」、「検証80」、「検証81」、「検証82」、「検証83」、「検証84」、「検証85」、「検証86」、「検証87」、「検証88」、「検証89」、「検証90」、「検証91」、「検証92」、「検証93」、「検証94」、「検証95」、「検証96」、「検証97」、「検証98」、「検証99」、「検証100」、「検証101」、「検証102」、「検証103」、「検証104」、「検証105」、「検証106」、「検証107」、「検証108」、「検証109」、「検証110」、「検証111」、「検証112」、「検証113」、「検証114」、「検証115」、「検証116」、「検証117」、「検証118」、「検証119」、「検証120」、「検証121」、「検証122」、「検証123」、「検証124」、「検証125」、「検証126」、「検証127」、「検証128」、「検証129」、「検証130」、「検証131」、「検証132」で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証71ページ目です。「検証134」、「検証135」、「検証136」、「検証137」、「検証138」、「検証139」、「検証140」、「検証141」、「検証142」、「検証143」、「検証144」、「検証145」、「検証146」、「検証147」、「検証148」、「検証149」、「検証150」、「検証153」、「検証155」、「検証156」、「検証157」、「検証158」、「検証159」、「検証160」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。検証項目は順次追加の予定です。
●CEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://7asx.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://9xchsb.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://bu9h.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://z7r3.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://xkudn83.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://w6pn.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://mnrntx.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://www.p9df.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://ptyp2022.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://5283.one/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://g7kw.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://cb6g.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://9xua.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://www.skw2.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://b9gt.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://ipang588.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://8wh9.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://www.halo857.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://cnmsb2.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://6397.one/m/#/) → 閉鎖確認
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://cxglobeinvestment.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://zhcomexvip.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://comexjpx.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://comexvjp.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://chcomexho.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://www.maternationalkacomex.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://www.comexjp.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://www.globecomexsupportjp.com/)
まず計21個のCEX.IOという同じサイト名でサイトの見かけも互いに酷似しているサイトをまとめて検証します。
●CEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://7asx.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://9xchsb.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://bu9h.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://z7r3.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://xkudn83.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://w6pn.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://mnrntx.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://www.p9df.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://ptyp2022.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://5283.one/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://g7kw.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://cb6g.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://9xua.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://www.skw2.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://b9gt.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://ipang588.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://8wh9.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://www.halo857.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://cnmsb2.com/m/#/) → 閉鎖確認
●CEX.IO (https://6397.one/m/#/) → 閉鎖確認
計21個のCEX.IOという同じサイト名でサイトの見かけも互いに酷似しているサイトをまとめて検証します。最初のCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) はYahoo知恵袋に複数の被害報告が出ています。他の20個のサイトは画像検索やIPアドレスを共有していることで見つかってきたサイトであり、同じグループによるサイトで間違いないでしょう。まず最初のCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) というサイトを知ることになったYahoo知恵袋への質問投稿を引用します。
ネットで知り合った「女性 」に勧誘されてCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) での投資を始めてしまい、数字の上では儲かっていたものの出金出来なくなって運用資産額を10万ドル以上にすることを出金の条件とされているようです。勧誘役が外国人あるいは外国人である可能性のある人物だったかどうかが不明ですが、「検証63」の冒頭で説明した勧誘の経緯に合致するように思われます。
この質問投稿も同じCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) というサイトでの出金に困難が生じているという質問になっています。投資を始めてしまった経緯については全く情報がありませんが500万円を投資してしまい、数字の上では利益が出たので出金しようとしたところ、出金先の口座情報を間違って入力したという理不尽としか思われない理由で口座を凍結され、本当に口座情報を間違って入力したという証拠も示されないまま出資金額を日本円で1000万円に増資しなければ出金出来ないという事態になっているようです。実際に追加入金に応じたところで出資できるようになるとは思えません。
Instagramから連絡のあった自称・中国人にCEX.IOでの投資を勧められ、勧誘役の指示に従って取引すると数字の上では毎日利益が出ていることになっているようです。サイト名は上の2件の質問投稿と同じCEX.IOですが、この投稿にはURLアドレスが記されていないので上の2件の投稿と同じCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) というサイトに関する質問なのか、あるいは表題に示したような同じ名称でURLアドレスが異なるサイトのいずれかに関する質問なのかは不明です。そしてさらに投資額を増やすように勧誘されているというのですが、「全く知らない人」の個人名義の銀行口座に投資資金を入金するように指示されていることなどに不審を感じて追加投資してよいかどうかという質問をしているようです。
SNSで知り合った外国人に勧誘されたこと、仮想通貨投資を勧誘役の指定した取引所で始めたこと、入金方法がなぜか日本国内の個人名義の銀行口座への入金であることなどやはり「検証63」の冒頭で説明した勧誘の経緯などに一致するように思われます。
とにかく最初の2つの質問投稿に出てきたURLアドレスのサイトのキャプ画像を左下に示します。
このサイトをみて既視感を感じたので調べてみると「検証112」で検証した幾つかのサイトと部分的に似ていることに気が付きました。右上に示したのがその一例で既に閉鎖されているようですが「検証112」で検証したCboe (https://www.cboeex.com/m/#/) というサイトのキャプです。特に「クイックリチャージ」と書かれている部分や簡単なイラストのアイコンが並んでいて「確認済み」などの項目名が付いている部分を比較すると互いに似ていることがよく分かるように思われます。以下に2つのサイトで似ていると思われる部分を拡大してCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) → Cboe (https://www.cboeex.com/m/#/) の順でキャプを示します。
「クイックリチャージ」と書かれている部分については文章も簡単なイラストも互いに非常によく似ていますし、その下の6個あるいは7個のアイコンと項目名が並んでいる部分についてもCboeの方が「ウリッピー」という項目が多いですがそれ以外の6項目はアイコンも「確認済み」といった項目名も互いに極めてよく似ています。
ちなみに右に示したのはCEX.IOのサイトで「言語を切り替える」という項目をクリックすると出てくる言語選択メニューです。表示言語の選択肢はタイ語、英語、日本語、中国語、香港語、フランス語、ドイツ語、韓国語、ベトナム語の9ヵ国語です。
さらに以下は登録画面の比較です。左下がCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) の登録画面、右下がCboe (https://www.cboeex.com/m/#/) の登録画面のキャプ画像です。やはり互いにかなり似ています。
そしてCboe (https://www.cboeex.com/m/#/) についてはYahoo知恵袋に2022年4月18日付でSNSで知り合った自称・台湾人男性に勧誘されて投資したところ、出金出来なくなったという被害者からの質問投稿が出ています。勧誘の手口などからもこれらのサイトは同じグループによるサイトである可能性が濃厚と考えます。
一方でCEX.IOというサイト名で検索するとCEX.IO (https://cex.io/) という仮想通貨取引所のサイトが見つかってきました。以下にそのサイトの冒頭部のキャプを示します。
このサイトのロゴを左下に、本項の検証対象であるCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) のロゴを右下に示します。ロゴは明らかに互いに酷似しています。
仮想通貨データーベースのCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) にあるCEX.IO (https://cex.io/) の情報によればCEX.IO (https://cex.io/) は2013年に開設された取引所となっています。後述するように項の検証対象であるCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) 以下の21個のサイトはいずれも2022年に開設されているのでCEX.IO (https://cex.io/) の名称やロゴを盗用している疑いが濃いです。
一方でCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) についてさらに調べていたところ、画像検索やIPアドレスの解析で同じCEX.IO という名称でサイトの見かけもそっくりですがURLアドレスが異なるサイトが多数存在することに気が付きました。それらのサイトについても勧誘の対象になる可能性が当然考えられるので以下にトップページとログイン画面のキャプを示していくことにします。
▼CEX.IO (https://7asx.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://9xchsb.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://bu9h.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://z7r3.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://xkudn83.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://w6pn.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://mnrntx.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://www.p9df.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://ptyp2022.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://5283.one/m/#/)
▼CEX.IO (https://g7kw.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://cb6g.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://9xua.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://www.skw2.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://b9gt.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://ipang588.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://8wh9.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://www.halo857.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://cnmsb2.com/m/#/)
▼CEX.IO (https://6397.one/m/#/)
これら21個のサイトはURLアドレスが異なるだけで互いに全く区別出来ません。同じキャプをこれ以上21枚貼り付けても意味がないので省略しますが、例えば表示言語の選択肢も全てCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) の場合と同じでタイ語、英語、日本語、中国語、香港語、フランス語、ドイツ語、韓国語、ベトナム語の9ヵ国語です。
そしてこれらのサイトには連絡先情報が全く見当たりません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する何らかの情報が示されていたのは最初のCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) の場合だけです。以下にキャプを示します。
まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2022年8月13日となっています。そして赤枠で囲った部分に記されている登録者に関する情報は以下のようになっています。
登録者名:plum Bruce
登録者所属機関名:Nasdaq
住所:ニューヨーク州・ニューヨーク市
国名:CN (中国)
電話番号:非開示
この情報は無茶苦茶です。登録者はNasdaqに所属するplum Bruceという人物になっているのですが、国名が中国になっています。到底信用できる情報とは思われません。
これ以外のサイトについては登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日とIPアドレスのみ以下にまとめることにします。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 IPアドレス
CEX.IO (www.cexio-otc.com) 2022年8月13日 134.122.134.32.
CEX.IO (7asx.com) 2022年6月16日 134.122.134.32.
CEX.IO (9xchsb.com) 2022年6月1日 134.122.134.32.
CEX.IO (bu9h.com) 2022年5月30日 134.122.134.32.
CEX.IO (z7r3.com) 2022年6月5日 134.122.134.32.
CEX.IO (xkudn83.com) 2022年5月25日 134.122.134.32.
CEX.IO (w6pn.com) 2022年5月19日 134.122.134.32.
CEX.IO (mnrntx.com) 2022年6月1日 134.122.134.32.
CEX.IO (www.p9df.com) 2022年6月16日 134.122.134.32.
CEX.IO (ptyp2022.com) 2022年5月30日 134.122.134.32.
CEX.IO (5283.one) 2022年6月21日 134.122.134.32.
CEX.IO (g7kw.com) 2022年6月8日 134.122.134.32.
CEX.IO (cb6g.com) 2022年6月16日 134.122.134.32.
CEX.IO (9xua.com) 2022年5月1日 134.122.134.32.
CEX.IO (www.skw2.com) 2022年5月30日 134.122.134.32.
CEX.IO (b9gt.com) 2022年6月16日 134.122.134.32.
CEX.IO (ipang588.com) 2022年5月29日 134.122.134.32.
CEX.IO (8wh9.com) 2022年6月8日 134.122.134.32.
CEX.IO (www.halo857.com) 2022年5月29日 134.122.134.32.
CEX.IO (cnmsb2.com) 2022年6月1日 134.122.134.32.
CEX.IO (6397.one) 2022年6月21日 134.122.134.32.
まず21個のサイト全てが同じIPアドレスを共有しています。IPアドレスを共有しているということはこれらのサイトのいずれかが本物で他のサイトは別のグループが模倣して立ち上げたサイトということではなく、全てのサイトが同じグループによるものであるとしか思えません。
登録・開設日については被害報告が出ている最初のCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) が2022年8月13日となっていますが、それ以外の20個のサイトはいずれもそれよりもやや早い、2022年5月から6月に掛けて登録されています。そして計21個のサイトは互いに全く区別出来ないほど非常によく似てます。
さらにこれ以外にも同じCEX.IOという名称でURLアドレスが異なるサイトが同じIPアドレス上に存在していたようです。具体的には例えばCEX.IO (https://www.xc2p.com/m/#/) というサイトを確認していたのですがこの検証を書く前に閉鎖されたようです。他にもサイトを確認してはいませんが、同じIPアドレス上に少なくとも10個ほどの以下のサイトが存在していた形跡があります。
なぜそれだけ多くのサイト名もサイトの見かけも同じサイトが大量に存在しているのか明確な理由は不明ですが、とにかくまともなサイトとは思われません。被害報告が確認出来ているのは最初のCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) だけですが、これらのサイトはやはり到底信用出来ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても応じるべきではないと結論します。
※付記1
表題最初のCEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) のWho Is 情報に登録者としてNasdaqに所属するplum Bruceといった情報があることを示しましたが、これと非常によく似た記述が「検証134」で検証しているBitop (https://www.bitop-otc.com/h5/#/) というサイトのWho Is 情報にあることが判明しました。CEX.IO (https://www.cexio-otc.com/m/#/) とBitopのサイトは特に似ているようには見えませんが、登録者の情報が一致しているということで同じグループによるサイトの可能性が高いものと考えられます。「検証134」を参照してください。
※付記2
2024年8月に確認したところ、本項で検証したCEX.IOという名称のサイトは全て何の告知もなく閉鎖されているようです。まともなサイトとは思えません。
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://cxglobeinvestment.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://zhcomexvip.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://comexjpx.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://comexvjp.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://chcomexho.com/)
これらのサイトのサイト名ははっきりしません。最初はCxglobeinvestment (Cxグローブインベストメント) という名称で検証を書いたのですが、ニューヨーク商品取引所 (Commodity Exchange, Inc、略称:COMEX) を名乗っているようでもあります。その後、以下で検証している明らかに同じテンプレート由来の3つのサイトがさらに見つかってきた時点でサイト名がInternationaltopcomex (インターナショナルトップcomex) に変更されていることを確認したのでこの検証でのサイト名も「Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex)」に変更することにしました。但しCOMEXという組織は以下で説明しますが現在は存在していない組織です。
最初のインターナショナルトップcomex (https://cxglobeinvestment.com/) はYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の4つの同名のサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。これら5つのサイトはサイト名が同じであるというだけでなく、サイトの見かけも互いに非常によく似ていてURLアドレスが異なるだけです。
まず最初のインターナショナルトップcomex (https://cxglobeinvestment.com/) についてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
「アプリで出会った人」にインターナショナルトップcomexでの投資を勧められて身分証明書のコピーを提出してしまったようです。「アプリ」というのはよく分かりませんが知り合ったということから考えればマッチングアプリではないかと思われます。勧誘してきた人物が外国人だったかどうかは不明です。
とにかくこの質問に出てきたURLアドレスにアクセスしてみると表題最初のインターナショナルトップcomex (https://cxglobeinvestment.com/) というサイトであることが分かりました。以下にまずトップページとログイン画面 (https://cxglobeinvestment.com/pages/common/login) の画像を示します。
▼インターナショナルトップcomex (https://cxglobeinvestment.com/)
表示言語の選択肢は以下に示したように英語、タイ語、日本語、韓国語、中国語、香港語、フランス語、スペイン語の8言語になっています。
トップページとログイン画面を見て最も気になるのはログイン画面に見える「COMEX」と書かれたロゴの部分です。このロゴの部分を拡大して以下に示します。
拡大してみると小さい活字の部分も判読可能になって以下のような文章であることが分かりました。
>Civil Service Commission (公務員委員会)
>COMEX
>Computerized Examination (コンピューター試験)
しかし全く意味が分かりません。そこでこのロゴを画像検索に掛けてみるとCivil Service Commission Computerized Examination (CSC-COMEX https://comex.csc.gov.ph/user/) というサイトが見つかってきました。このサイトのFAQ (よくある質問) のページ (https://comex.csc.gov.ph/user/faq/index.html) の冒頭部の原文とGoogle翻訳による日本語訳を以下に順に示します。
どうやらこのサイトは公務員採用試験の為のサイトのようです。なぜ公務員採用試験の為のサイトのロゴが使われているのか完全な推測になるのですが、このサイトを構築した人物はニューヨーク・マーカンタイル取引所 (New York Mercantile Exchange、略称:NYMEX) の傘下にある商品先物取引所であるニューヨーク商品取引所 (Commodity Exchange, Inc、略称:COMEX) のロゴを盗用しようとして「COMEX」を検索して見つかってきた公務員採用試験の為のサイトであるCSC-COMEXのロゴを盗用してしまったのではないかと思われました。実際問題、ニューヨーク商品取引所 (Commodity Exchange, Inc、略称:COMEX) はNYMEXの一部となっていて存在していないのですからロゴを探したところで見つからないのは当然でしょう。
そしてこの推測を裏付けるような記述が以下の私たちについてというサブページ (https://cxglobeinvestment.com/pages/common/aboutus) に見つかりました。
要するにこのサイトがニューヨーク商品取引所 (Commodity Exchange, Inc、略称:COMEX) のサイトであると主張しているのです。それなのにログイン画面には公務員採用試験の為のサイトのロゴが盗用されているのですから話になりません。この時点でこのサイトがまともなサイトではないことが確定でしょう。
次いで画像検索で見つかってきた表題2番目以降のインターナショナルトップcomexのサイトのトップページとログイン画面を順に示します。
▼インターナショナルトップcomex (https://zhcomexvip.com/)
▼インターナショナルトップcomex (https://comexjpx.com/)
▼インターナショナルトップcomex (https://comexvjp.com/)
▼インターナショナルトップcomex (https://chcomexho.com/)
要するにこれら4つの画像検索で見つかってきたサイトも全て表題最初のインターナショナルトップcomex (https://cxglobeinvestment.com/) のサイトと極めてよく似ていてURLアドレス以外は全て同じです。画像は省略しますが、表示言語の選択肢や「私たちについて」のサブページにあるニューヨーク商品取引所 (Commodity Exchange, Inc、略称:COMEX) のサイトであると主張する文章も全て同じです。既に書いたように既にNYMEXの一部となっているCOMEXのサイトが存在している、しかもURLアドレスが違うだけの同じサイトが少なくとも5つ存在するという時点で話になりません。
そしてこれらのサイトには連絡先情報らしきものが見当たりません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報を確認しました。以下には表題最初のインターナショナルトップcomex (https://cxglobeinvestment.com/) のサイトのWho Is 情報を調べた結果を示します。
まず黄色の枠で囲った部分を見るとサイトの登録・開設日が2024年7月6日となっていてこの検証を書いている2024年8月中旬時点で1ヵ月半も経過していないかなり新しいサイトであることが分かります。そして赤枠で囲った登録者に関する情報の部分ですが殆どの項目が非開示となっていて分かるのは登録者の所在地が「Jilin, China」つまり中国の吉林省であることだけです。
これ以外の4つのサイトについても同様にWho Is 情報を調べて以下にまとめます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者所在地
インターナショナルトップcomex (cxglobeinvestment.com) 2024年7月6日 中国・吉林省
インターナショナルトップcomex (zhcomexvip.com) 2024年2月4日 中国・河北省
インターナショナルトップcomex (comexjpx.com) 2024年2月2日 中国・吉林省
インターナショナルトップcomex (comexvjp.com) 2024年2月2日 中国・吉林省
インターナショナルトップcomex (chcomexho.com) 2024年2月4日 中国・河北省
2024年2月4日に登録された2つのサイトは登録者の所在地が中国・河北省、他の3つのサイトは同じ中国でも吉林省となっています。明らかに互いに酷似していて同じグループによるサイトとしか思われないサイトなのに所在地が河北省だったり、吉林省だったりするのは矛盾しているように思われます。所在地情報は信頼出来ない可能性が高いです。
改めて結論するまでもなくこれらのサイトは信頼出来る投資先とは到底思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://www.maternationalkacomex.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://www.comexjp.com/)
●Internationaltopcomex (インターナショナルトップcomex https://www.globecomexsupportjp.com/)
最初のインターナショナルトップcomex (https://www.maternationalkacomex.com/) はYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の2つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトでいずれも上で検証したインターナショナルトップcomex (https://cxglobeinvestment.com/) 以下の5つのサイトと酷似しており、同じテンプレートからコピペで量産されたサイトと考えられるのでここで検証することにします。まず最初のインターナショナルトップcomex (https://www.maternationalkacomex.com/) についてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
残念ながら状況が全く分かりませんが、この質問の投稿者の友人という人がインターナショナルトップcomex (https://www.maternationalkacomex.com/) での投資をおそらく勧誘されて既に入金してしまっているようです。さらに個人情報や免許証も送ってしまったということで対処をどうすべきか質問しているようです。この質問に書かれているURLアドレスの末尾にはアフィリエイターのIDと思われる部分 (?scode=183475) が付いているので勧誘役はアフィリエイト報酬目当てに勧誘を行っているものと考えられます。
とにかくこの質問に出てきたサイト、さらに画像検索で見つけてきた表題の残りの2つのサイトについてトップページとログイン画面の画像を以下に順に示します。
▼インターナショナルトップcomex (https://www.maternationalkacomex.com/)
▼インターナショナルトップcomex (https://www.comexjp.com/)
▼インターナショナルトップcomex (https://www.globecomexsupportjp.com/)
これら3つのサイトは互いにURLアドレスは異なりますが、トップページもログイン画面も互いに酷似していますし、上で検証対象としたインターナショナルトップcomex (https://cxglobeinvestment.com/) 以下の5つのサイトとも酷似していて互いに全く区別出来ません。ログイン画面に「comex」を誤解して使っているとしか思えないCivil Service Commission (公務員委員会) のロゴが使われているのも同じです。
また以下は表題最初のインターナショナルトップcomex (https://www.maternationalkacomex.com/) の表示言語の選択メニューの画像ですが、示されている表示言語の選択肢は3つのサイトのいずれの場合も以下に示したように英語、タイ語、日本語、韓国語、中国語、香港語、フランス語、スペイン語の8言語になっています。この表示言語の選択肢やその並び順も上で検証した5つのサイトと同じです。
また以下は表題最初のインターナショナルトップcomex (https://www.maternationalkacomex.com/) の「私たちについて」の画像ですがこの文章も本項で検証している3つのサイトや上で検証対象とした5つのサイトと共通です。
そして上のインターナショナルトップcomex (https://cxglobeinvestment.com/) 以下の5つのサイトの検証で書きましたが、ニューヨーク商品取引所 (Commodity Exchange, Inc、略称:COMEX) は既に合併によってNYMEXの一部となっていて存在していません。COMEXのサイトが現存しているはずがないのです。
そしてこれらのサイトには連絡先情報とかライセンス情報が全く見当たりません。例によって各サイトのWho Is 情報を一応確認して以下にまとめました。上で検証した5つのサイトを含めた計8つのサイトについて登録・開設日と登録者の所在地情報を示します。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者所在地
インターナショナルトップcomex (cxglobeinvestment.com) 2024年7月6日 中国・吉林省
インターナショナルトップcomex (zhcomexvip.com) 2024年2月4日 中国・河北省
インターナショナルトップcomex (comexjpx.com) 2024年2月2日 中国・吉林省
インターナショナルトップcomex (comexvjp.com) 2024年2月2日 中国・吉林省
インターナショナルトップcomex (chcomexho.com) 2024年2月4日 中国・河北省
インターナショナルトップcomex (www.maternationalkacomex.com) 2024年9月14日 米・メリーランド州
インターナショナルトップcomex (www.comexjp.com) 2024年2月2日 中国・吉林省
インターナショナルトップcomex (www.globecomexsupportjp.com) 2024年4月21日 中国・吉林省
これらのサイトは詐欺目的で量産されたサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。