このページで検証するサイトは互いに酷似しており、サイト名やロゴは海外の実在の金融機関の名称やロゴが盗用されているようです。つまりこれらのサイトはなりすましサイトということになります。盗用被害を受けているのは以下のサイトです。業種と共に示します。
▼ARES (https://www.aresmgmt.com/) [オルタナティブ投資会社]
▼fiserv. (https://www.fiserv.com/) [決済サービス業者]
▼STARTRADER (https://www.startraderjp.com/) [FX業者]
▼Independent Reserve (https://www.independentreserve.com/) [仮想通貨取引業者]
▼Accel (https://www.accel.com/) [ベンチャーキャピタル]
▼FOREX.com (https://www.forex.com/jp/) [FX業者]
▼InteractiveBrokers (インタラクティブ・ブローカーズ証券) (https://www.interactivebrokers.co.jp/jp/home.php) [証券会社]
またこのページで検証しているサイトは多くの被害者が出ている「検証147」や「検証158」で検証したサイトと部分的に似ており、強く警戒すべきと考えます。
本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。日本居住者に投資勧誘すれば無登録の違法業者ということになります。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」、「検証80」、「検証81」、「検証82」、「検証83」、「検証84」、「検証85」、「検証86」、「検証87」、「検証88」、「検証89」、「検証90」、「検証91」、「検証92」、「検証93」、「検証94」、「検証95」、「検証96」、「検証97」、「検証98」、「検証99」、「検証100」、「検証101」、「検証102」、「検証103」、「検証104」、「検証105」、「検証106」、「検証107」、「検証108」、「検証109」、「検証110」、「検証111」、「検証112」、「検証113」、「検証114」、「検証115」、「検証116」、「検証117」、「検証118」、「検証119」、「検証120」、「検証121」、「検証122」、「検証123」、「検証124」、「検証125」、「検証126」、「検証127」、「検証128」、「検証129」、「検証130」、「検証131」、「検証132」、「検証133」、「検証134」、「検証135」、「検証136」、「検証137」、「検証138」、「検証139」、「検証140」、「検証141」、「検証142」、「検証143」、「検証144」、「検証145」、「検証146」、「検証147」、「検証148」、「検証149」、「検証150」、「検証153」、「検証155」、「検証156」、「検証157」、「検証158」、「検証159」で検証してきた中国系と思われる海外の詐欺グループによって勧誘が行われていると思われる一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証95ページ目です。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。検証項目は順次追加の予定です。
●ARES (https://m.ares8a.com/#/) → 閉鎖確認
●ARES (https://m.ares8b.com/#/) → 閉鎖確認
●ARES (https://www.ares8c.com/#/) → 閉鎖確認
●fiserv. (https://www.fiserv-japan.com/#/)
●Trading Pla (トレーディング Pla https://trabbbb.com/#/)
●Trading Pla (トレーディング Pla https://traeeeb.com/#/)
●STARTRADER (スタートレーダー https://btceaxa.com/#/) → ログインを要求されてアクセス不能
●STARTRADER (スタートレーダー https://btceax.com/#/) → 閉鎖確認
●STARTRADER (スタートレーダー https://bctecxa.com/#/) → ログインを要求されてアクセス不能
●STARTRADER (スタートレーダー https://www.startradaba.vip/#/)
●Independent Reserve (インデペンデントリザーブ https://www.independentraba.vip/#/)
●Independent Reserve (インデペンデントリザーブ https://www.independentrabb.vip/#/)
●Accel (アクセル https://www.monexm.com/)
●Accel (アクセル https://www.monexm.vip/#/)
●Accel (アクセル https://www.monexxx.vip/#/)
●fiserv. (https://www.fiservaba.vip/#/)
●fiserv. (https://www.rsqaudi.com/#/)
●FOREX.com (https://forexegg.com/#/)
●FOREX.com (https://www.forexaba.vip/#/)
●IBKR (https://www.ibkrz.vip/#/)
まず以下の12個のサイトをまとめて検証します。
●ARES (https://m.ares8a.com/#/) → 閉鎖確認
●ARES (https://m.ares8b.com/#/) → 閉鎖確認
●ARES (https://www.ares8c.com/#/) → 閉鎖確認
●fiserv. (https://www.fiserv-japan.com/#/)
●Trading Pla (トレーディング Pla https://trabbbb.com/#/)
●Trading Pla (トレーディング Pla https://traeeeb.com/#/)
●STARTRADER (スタートレーダー https://btceaxa.com/#/) → ログインを要求されてアクセス不能
●STARTRADER (スタートレーダー https://btceax.com/#/) → 閉鎖確認
●STARTRADER (スタートレーダー https://bctecxa.com/#/) → ログインを要求されてアクセス不能
●STARTRADER (スタートレーダー https://www.startradaba.vip/#/)
●Independent Reserve (インデペンデントリザーブ https://www.independentraba.vip/#/)
●Independent Reserve (インデペンデントリザーブ https://www.independentrabb.vip/#/)
最初のARES (https://m.ares8a.com/#/) というサイトはYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたサイト、他の11個のサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。まず最初のARESというサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。
詳しい状況は分かりませんが、SNSで知り合った人物 (外国人かどうかは不明) にARESのサイトでの金先物取引を勧誘されて入金してしまい、個人情報も提出してしまったようです。ともかくこの質問投稿に出てきたARESというサイト、さらに画像検索で見つけてきた表題2~12番目の計12個のサイトについてサイト冒頭部の画像を以下に示していきます。
▼ARES (https://m.ares8a.com/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼ARES (https://m.ares8b.com/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼ARES (https://www.ares8c.com/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼fiserv. (https://www.fiserv-japan.com/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼トレーディング Pla (https://trabbbb.com/#/) [表示言語:ベトナム語、日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、タイ語、中国語、香港語]
▼トレーディング Pla (https://traeeeb.com/#/) [表示言語:ベトナム語、日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、タイ語、中国語、香港語]
▼スタートレーダー (https://btceaxa.com/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼スタートレーダー (https://btceax.com/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼スタートレーダー (https://bctecxa.com/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼スタートレーダー (https://www.startradaba.vip/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼インデペンデントリザーブ (https://www.independentraba.vip/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、ジョージア語、ポルトガル語、トルコ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼インデペンデントリザーブ (https://www.independentrabb.vip/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、ジョージア語、ポルトガル語、トルコ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
説明するまでもなくこれら計12個のサイトは冒頭部の比較で互いに明らかに似ています。またARESというサイトが3つ、トレーディング Plaというサイトが2つ、スタートレーダーというサイトが4つ、インデペンデントリザーブが2つ存在していてURLアドレス以外は互いに全く同じというのも異様です。この時点でこれらのサイトはまともなサイトとは思えません。
またこれらのサイトの内、ARES、fiserv.、スタートレーダー、インデペンデントリザーブについてはサイト名やロゴが既存のサイトから盗用されているようです。まずARESというサイトについてですが、以下にサイト冒頭部の画像を示した同名のARESという不動産などオルタナティブ投資の会社の名称やロゴを盗用しているようです。
▼ARES (https://www.aresmgmt.com/)
サイト全体は全く似ていませんが、ロゴの部分だけ抜き出して比べてみると明らかに似ています。左下が本項で検証しているARES (https://m.ares8a.com/#/) のロゴ、右下がARES (https://www.aresmgmt.com/) のロゴです。
表題4番目のfiserv. (https://www.fiserv-japan.com/#/) というサイトについてもサイト名やロゴが一致するfiserv. (https://www.fiserv.com/) というサイトが見つかってきました。以下にサイト冒頭部の画像を示します。
▼fiserv. (https://www.fiserv.com/)
このfiserv. (https://www.fiserv.com/) という会社は投資関係の会社ではなく、決済サービスの会社のようです。そしてサイト全体としては本項で検証しているfiserv. のサイト (https://www.fiserv-japan.com/#/) と全く似ていませんが、ロゴは似ています。左下が本項で検証しているfiserv. (https://www.fiserv-japan.com/#/) のロゴ、右下がfiserv. (https://www.fiserv.com/) のロゴです。やはり明らかに似ています。
さらに表題7~10番目の3つのSTARTRADER (スタートレーダー) というサイトについても姉妹サイトの「検証7」で検証したSTARTRADER (スタートレーダー https://www.startraderjp.com/) というサイトとロゴが似ています。まず比較の為にスタートレーダー (https://www.startraderjp.com/) のサイト冒頭部の画像を示します。
▼スタートレーダー (https://www.startraderjp.com/)
やはりサイト全体としては似ていませんがロゴの部分のみ抜き出してみると似ているようです。左下が表題7番目のスタートレーダー (https://btceaxa.com/#/) のサイトのロゴ、右下が姉妹サイトの「検証7」で検証したスタートレーダー (https://www.startraderjp.com/) のサイトのロゴです。
全く同じという訳ではありませんが、かなり似ています。偶然と考えるのは難しいのではないかと考えます。
さらに表題11~12番目のインデペンデントリザーブという2つのサイトのロゴは以下にサイト冒頭部の画像を示したオーストラリアの仮想通貨取引所、Independent Reserve (インデペンデントリザーブ https://www.independentreserve.com/) のロゴと一致します。以下にまずそのオーストラリアの仮想通貨取引所のサイトの冒頭部の画像を示します。
▼インデペンデントリザーブ (https://www.independentreserve.com/)
この場合もサイト全体としては全く似ていませんが、上の画像の左上に見えるロゴは本項で検証している2つのインデペンデントリザーブのサイトのロゴと酷似しています。左下が表題11番目のインデペンデントリザーブ (https://www.independentraba.vip/#/) のロゴ、右下が盗用元ではないかと思われるオーストラリアのインデペンデントリザーブ (https://www.independentreserve.com/) のロゴの画像です。
これら2つのサイトのロゴが互いに酷似しているのは間違いありません。
次に言語選択メニューの画像を示します。まず左下が表題最初のARES (https://m.ares8a.com/#/) のサイトの言語選択メニュー、右下が表題4番目のfiserv. (https://www.fiserv-japan.com/#/) のサイトの言語選択メニューです。選択出来る10個の言語とその並び順まで全く同じです。
さらに左下が表題5番目のトレーディング Pla (https://trabbbb.com/#/) のサイトの言語選択メニュー、右下が表題11番目のインデペンデントリザーブ (https://www.independentraba.vip/#/) のサイトの言語選択メニューです。
トレーディング Plaの言語選択メニューの選択肢はARESやfiserv.の場合と同じ10言語で選択肢の並び順でベトナム語の選択肢が7番目に出てくるか、それとも最初に出てくるかという違いしかありません。一方でインデペンデントリザーブの言語選択メニューではジョージア語、ポルトガル語、トルコ語の3言語が加わった13言語から選択出来るようになっています。
表題の12個のサイトの内、2つのインデペンデントリザーブのサイトのみが13言語からの選択、残りの10個のサイトでは共通の10言語からの選択ということになっています。
次にPCでも画面の幅を狭くすると出現するスマホ用と思われるサイト、およびスマホ用サイトのログイン画面の画像を示していきます。
▼ARES (https://m.ares8a.com/#/)
▼ARES (https://m.ares8b.com/#/)
▼ARES (https://www.ares8c.com/#/)
▼fiserv. (https://www.fiserv-japan.com/#/)
▼トレーディング Pla (https://trabbbb.com/#/)
▼トレーディング Pla (https://traeeeb.com/#/)
▼スタートレーダー (https://btceaxa.com/#/)
▼スタートレーダー (https://btceax.com/#/)
▼スタートレーダー (https://bctecxa.com/#/)
▼スタートレーダー (https://www.startradaba.vip/#/)
▼インデペンデントリザーブ (https://www.independentraba.vip/#/)
▼インデペンデントリザーブ (https://www.independentrabb.vip/#/)
改めて指摘するまでもなく、これら12個のサイトはスマホ用サイトの比較でも互いに非常によく似ています。
さらにこれらのサイトは互いに明らかに似ているだけでなく、「検証147」や「検証158」で検証してきたサイトとも部分的にですが似ているようです。以下には「検証158」で検証したWEB3EX (https://web3exk.vip/#/) というサイトの冒頭部の画像を比較の為に再掲します。この冒頭部の比較ではWEB3EXのサイトが本項で検証対象としている12個のサイトと比較して明確に似ているとは言い難いです。
▼WEB3EX (https://web3exk.vip/#/)
しかしこの冒頭部に続く部分を見ていくとWEB3EXのサイトがここで検証している12個のサイトと似ている点が見つかってきます。
まず本項で検証している12個のサイトについて冒頭部に続く「すべての人に適した取引プラットフォーム」と題された部分の画像を順に示します。まず表題の1~4番目の4つのサイトについて表題と同じ順、ARES (https://m.ares8a.com/#/) → ARES (https://m.ares8b.com/#/) → ARES (https://www.ares8c.com/#/) → fiserv. (https://www.fiserv-japan.com/#/) という順で画像を示します。
同様に表題5~8番目のサイトについても同じ部分の画像を表題と同じ順、トレーディング Pla (https://trabbbb.com/#/) → トレーディング Pla (https://traeeeb.com/#/) → スタートレーダー (https://btceaxa.com/#/) → スタートレーダー (https://btceax.com/#/)という順で示します。
さらに同様に表題の9~12番目の4つのサイトについても表題と同じ順、 スタートレーダー (https://bctecxa.com/#/) → スタートレーダー (https://www.startradaba.vip/#/) → インデペンデントリザーブ (https://www.independentraba.vip/#/) → インデペンデントリザーブ (https://www.independentrabb.vip/#/) という順で同じ部分の画像を示します。
この部分で12個のサイトは互いに区別出来ないほどに似ています。7.8M (780万人) の顧客、サポートされている国が190ヵ国以上、$289.9B (2899億ドル) の四半期取引量といった数字まで一致しているのは有り得ないでしょう。
そして「検証147」や「検証158」で検証してきたサイトと最も似ているように思われるのがこの「すべての人に適した取引プラットフォーム」と題された部分です。比較の為に以下には「検証158」で検証したWEB3EX (https://web3exk.vip/#/) というサイトの相当すると思われる部分の画像を再掲します。
「すべての人に適した取引プラットフォーム」と「誰もが利用できる暗号通貨取引所です」というタイトルが内容的に似ているように思えますし、楕円形の中に顧客数、サポートされている国、四半期ごとの取引高の3つの数字が並んでいる点が一致しています。さらに本項で検証している7つのサイトでも「検証158」で検証したWEB3EXでも顧客数 (クライアント数) が780万人、サポートされている国が190ヵ国以上になっていて同じです。特に顧客数が一致していることについては偶然とは考えにくいです。顧客数についてはまた後述します。
さらに本項で検証している12個のサイトで「操作が簡単で、新しい体験」、「検証158」で検証したWEB3EXのサイトでは「数分で仮想通貨を購入」と題された口座開設から取引までを簡単に説明している部分も互いに似ています。これらのサイトが同じグループによるサイトである可能性がかなり高いものと考えます。
次にこれらのサイトで連絡先情報を探しましたが、殆ど開示されていません。いずれのサイトでも脚注に「私たちについて」という項目があってサブページへのリンクになっているように見えるのですが、サブページへのリンクになっているのは表題1~3番目の3つのARESというサイトの場合のみです。そして3つのARESのサイトで共通する「私たちについて」のリンク先サブページの画像を以下に示します。
記述を以下に書き出します。
>私たちについて
>Ares Capital Corporation (NASDAQ株式コード:ARCC) は、市場をリードするビジネス開発会社であり、米国最大の直接貸付期間の1つです (1) 当社の活気に満ちたグローバルプラットフォームは、強力な発起能力と広範な知識を組み合わせて、さまざまな業界の中規模民間企業の独自かつ十分にサービスされていない資金ニーズに対応する包括的なソリューションを提供します。(以下略)
ここに出てくるアメリカのNASDAQ市場に株式コード (Ticker Symbol) ARCCで株式を上場しているAres Capital Corporationというのが既に上でARESのロゴが盗用されたものであることを指摘していますが、株式コード (Ticker Symbol) ARCCから調べて出てきたのがAres Capital Corporation (https://www.arescapitalcorp.com/) です。以下はアメリカのYahoo! Financeで株式コード (Ticker Symbol) ARCCで出てきた上場企業の情報です。
上の画像の左下にこの株式コード (Ticker Symbol) ARCCで出てきたAres Capital CorporationのサイトのURLアドレス (https://www.arescapitalcorp.com/) が示されています。このURLアドレスは本項の検証対象としている3つのARESのサイトのURLアドレスとは別個であり、上で既にARESのロゴの盗用元として示したサイトのURLアドレスに一致します。本項で検証している3つのARESのサイトはアメリカの上場企業であるARESの社名やロゴを盗用したなりすましサイトで間違いありません。実はロゴが盗用されていることに気が付いたのもこの「私たちについて」の記述からです。
さらに3つのARESのサイト以外のサイトにはこうした記述もありません。住所とか電話番号といった連絡先情報や金融ライセンス情報は本項で検証している12個のサイトのいずれにも見当たりません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが開示されている情報はわずかです。以下には表題最初のARES (https://m.ares8a.com/#/) のサイトのWho Is 情報を示します。
黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録開設日は2024年10月23日となっています。さらに赤枠で囲った部分に記されている登録者に関する情報は殆ど非開示になっていますが、所在地がマレーシアの「JI Long PO」となっています。そしてこの「JI Long PO」というのはマレーシアの首都であるクアラルンプールの漢字表記 (吉隆坡) を意味するようです。つまりクアラルンプールの中国語表記です。
同様に本項の検証対象である他の11個のサイトについてもWho Is 情報を調べて以下にまとめます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者所在地
ARES (m.ares8a.com) 2024年10月23日 クアラルンプール
ARES (m.ares8b.com) 2024年10月23日 クアラルンプール
ARES (www.ares8c.com) 2025年1月13日 クアラルンプール
fiserv. (www.fiserv-japan.com) 2024年11月7日 クアラルンプール
トレーディング Pla (trabbbb.com) 2024年12月14日 クアラルンプール
トレーディング Pla (traeeeb.com) 2024年12月14日 クアラルンプール
スタートレーダー (btceaxa.com) 2024年12月31日 クアラルンプール
スタートレーダー (btceax.com) 2024年12月31日 クアラルンプール
スタートレーダー (bctecxa.com) 2024年12月31日 クアラルンプール
スタートレーダー (www.startradaba.vip) 2025年1月14日 クアラルンプール
インデペンデントリザーブ (www.independentraba.vip) 2025年1月13日 クアラルンプール
インデペンデントリザーブ (www.independentrabb.vip) 2025年1月13日 クアラルンプール
これらのサイトはいずれもかなり新しいサイトであることが分かります。この検証は2025年1月中旬に書いているのですが、2025年になってから登録・開設されたサイトが4つも含まれており、この検証を書いている時点で登録・開設から10日未満という状況です。上で示したようにこれら12個のサイトには共通して
>7.8M (780万人) の顧客
という記述があるのですが、サイトが開設されて10日も経過していないような極めて新しいサイトで780万人もの顧客を既に抱えているとは到底思えません。12個のサイトが共通して780万人の顧客を抱えているというのも不自然ですし、こうしたサイトの記述はデタラメとしか思われません。
そもそも明らかに同じテンプレートから量産されたサイトが少なくとも12個見つかってくるという時点でこれらのサイトは信頼できる投資先とは到底思われません。これらのサイトでの投資は決して推奨できません。
※付記
この検証を書いている途中で表題最初のARES (https://m.ares8a.com/#/)と表題8番目のスタートレーダー (https://btceax.com/#/) が何の告知もなく閉鎖されたようです。また表題7番目のスタートレーダー (https://btceaxa.com/#/) のサイト、表題9番目のスタートレーダー (https://bctecxa.com/#/) についてはアクセスしようとすると中国語のログイン画面にリダイレクトされ、サイトを確認出来なくなりました。以下の画像は表題7番目のスタートレーダー (https://btceaxa.com/#/) のサイトにアクセスしようとするとリダイレクトされる中国語のログイン画面 (https://btceaxa.com/#/login) の画像です。
同様に以下は表題9番目のスタートレーダー (https://bctecxa.com/#/) のサイトにアクセスしようとするとリダイレクトされる中国語のログイン画面 (https://bctecxa.com/#/login) の画像です。
中国語のメッセージが出ることはこれらのサイトが中国系のグループによるサイトである可能性と矛盾しません。
残りのサイトについても何の告知もなく突然閉鎖されたり、やはり何の説明もなく中国語のログイン画面しか見ることが出来なくなる可能性が充分にあるものと考えざるを得ません。
●Accel (アクセル https://www.monexm.com/)
●Accel (アクセル https://www.monexm.vip/#/)
●Accel (アクセル https://www.monexxx.vip/#/)
●fiserv. (https://www.fiservaba.vip/#/)
●fiserv. (https://www.rsqaudi.com/#/)
●FOREX.com (https://forexegg.com/#/)
●FOREX.com (https://www.forexaba.vip/#/)
●IBKR (https://www.ibkrz.vip/#/)
最初のアクセル (https://www.monexm.com/) というサイトはYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたサイトですが、この検証を書いている間に2番目の同じアクセルでURLアドレスの違うサイト (https://www.monexm.vip/#/) にリダイレクトされるようになっています。それ以外の6つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。表題4番目、5番目のfiserv.という2つのサイトは上で検証したfiserv. (https://www.fiserv-japan.com/#/) というサイトと名称も見かけも実質的に同じでURLアドレスだけ異なるサイトになっています。
まず最初のアクセル (https://www.monexm.com/) というサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
どういう勧誘だったのか分かりませんが、表題最初のアクセル (https://www.monexm.com/) での投資を勧誘をされたようです。怪しいと感じて調べたところ、fiserv.という非常によく似たサイトが詐欺サイトであるという情報を見つけたということでアクセル (https://www.monexm.com/) についても詐欺サイトであると確信して注意を呼び掛ける為にこの投稿をしているという状況と思われます。
この質問を見て直ぐに気が付きましたが添付画像に示されているアクセルのサイトは上で検証したARES、fiserv.など12個のサイトに酷似しています。そこでこの質問投稿に示されていたURLアドレスのサイトにアクセスしてみました。まず以下にPC用サイトの画像を示します。さらに画像検索で見つけてきた表題2番目以降のサイトについても同様にPC用サイトの画像を示していきます。
▼アクセル (https://www.monexm.com/) [表示言語: 日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼アクセル (https://www.monexm.vip/#/) [表示言語: 日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼アクセル (https://www.monexxx.vip/#/) [表示言語: 日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼fiserv. (https://www.fiservaba.vip/#/) [表示言語: 日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼fiserv. (https://www.rsqaudi.com/#/) [表示言語: 日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼FOREX.com (https://forexegg.com/#/) [表示言語: 英語、日本語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼FOREX.com (https://www.forexaba.vip/#/) [表示言語: 英語、日本語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
▼IBKR (https://www.ibkrz.vip/#/) [表示言語: 日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
説明するまでもなく、これら8つのサイトは互いに酷似しています。また上で検証した12個のサイトも同様に酷似しています。以下には比較の為に上で検証したサイトの内、ARES (https://m.ares8a.com/#/) のサイト冒頭部の画像を再掲します。
▼ARES (https://m.ares8a.com/#/) [表示言語:日本語、韓国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語、タイ語、中国語、香港語]
次に言語選択メニューの画像を示します。まず左下が表題最初のアクセル (https://www.monexm.com/) のサイトの言語選択メニュー、右下が表題4番目のfiserv. (https://www.fiservaba.vip/#/) のサイトの言語選択メニューです。選択出来る10個の言語とその並び順まで全く同じです。
同様に表題6番目のFOREX.com (https://forexegg.com/#/) の言語選択メニューを左下に、表題8番目のIBKR (https://www.ibkrz.vip/#/) の言語選択メニューを右下に示します。
IBKRの言語選択メニューはアクセルやfiserv.の言語選択メニューと全く同じです。選択肢となっている10の言語とその並び順まで全く同じです。一方でFOREX.comの場合はスペイン語が加わった11言語からの選択が可能となっており、選択肢の並び順も変わっていますが、言語選択メニュー全体としては他のサイトの言語選択メニューとよく似ています。
次にPCでも画面の幅を狭くすると出現するスマホ用サイト、およびスマホ用サイトのログイン画面の画像を示していきます。
▼アクセル (https://www.monexm.com/)
▼アクセル (https://www.monexm.vip/#/)
▼アクセル (https://www.monexxx.vip/#/)
▼fiserv. (https://www.fiservaba.vip/#/)
▼fiserv. (https://www.rsqaudi.com/#/)
▼FOREX.com (https://forexegg.com/#/)
▼FOREX.com (https://www.forexaba.vip/#/)
▼IBKR (https://www.ibkrz.vip/#/)
これらスマホ用サイトでも本項で検証している8つのサイトは互いに非常によく似ていますし、上で検証した12個のサイトともよく似ています。以下には比較対象として上で検証したARES (https://m.ares8a.com/#/) のスマホ用サイトとログイン画面の画像を再掲します。
そして上で検証したARESなどのサイトの多くが既存の金融、投資関係のサイトの名称やロゴを盗用したサイトであることを指摘しましたが、本項で検証しているサイトについても同様に既存の金融、投資関係のサイトから名称やロゴの盗用が行われているようです。
まずAccelという3つのサイトについてはアメリカのカリフォルニア州に本社があるAccel (https://www.accel.com/) というベンチャーキャピタルの名称やロゴを盗用しています。
▼英語版Wikipedia - Accel (company)
以下にそのベンチャーキャピタルのサイトの冒頭部の画像を示します。
本項で検証しているAccel (アクセル https://www.monexm.com/) のロゴを左下に、盗用元と思われるAccel (https://www.accel.com/) というベンチャーキャピタルのロゴを右下に示しますが極めてよく似ています。
fiserv.という2つのサイトについては上で検証したfiserv. (https://www.fiserv-japan.com/#/) の場合と同じでfiserv. (https://www.fiserv.com/) という決済サービスの会社の名称やロゴを盗用しています。
次はFOREX.comというサイト名とロゴですが、以下に冒頭部の画像を示したFOREX.com (https://www.forex.com/jp/) という日本の金融庁で登録を得ているFX業者の名称やロゴを盗用しています。
この冒頭部の画像で確認出来るようにこのFOREX.com (https://www.forex.com/jp/) のサイトには以下の様な警告が出ています。
>現在、弊社ブランド「Forex.com」及び社名「StoneX」を装った詐欺行為が確認されております。
>フィッシングサイトやソーシャルメディアを介した不正な勧誘につきましては十分ご注意ください。
そして本項で検証しているFOREX.com (https://forexegg.com/#/) のロゴを左下に、盗用元と思われるFOREX.com (https://www.forex.com/jp/) のロゴを右下に並べて比較してみると非常によく似ていることが確認出来ます。
そもそも「FOREX.com」というサイト名ならば当然URLアドレスも「FOREX.com」であるべきでしょう。本項で検証している
FOREX.com (https://forexegg.com/#/)
FOREX.com (https://www.forexaba.vip/#/)
という2つのサイトはサイト名とURLアドレスが食い違っていてその時点で違和感があるのです。
最後はIBKRの場合ですが、InteractiveBrokers (インターラクティブ・ブローカーズhttps://www.interactivebrokers.co.jp/jp/home.php) という証券会社が盗用元と思われます。以下にインターラクティブ・ブローカーズのサイト冒頭部の画像を示します。
このインターラクティブ・ブローカーズのサイトにも以下に示した「詐欺行為防止に関する通知」と題された警告が出ています。
>詐欺行為防止に関する通知
インタラクティブ・ブローカーズ・グループ(以下「IBKR」)では、IBKRになりすましたウェブサイトのリスクについてお知らせします。これらの詐欺的なウェブサイトは、お客様から金銭や身分証明書などの個人情報をだまし取ろうとする可能性があります。また、これらの詐欺的なウェブサイトは、類似したブランド、ロゴ、デザイン、コンテンツを使用することで、IBKRウェブサイトを模倣しようとする場合があります。誤解が生じないよう、IBKRのウェブサイトはwww.interactivebrokers.comとなりますのでご注意ください。IBKRはその他のウェブサイトドメインを所有していますが、サードパーティのウェブサイトや企業との関連性や提携は一切ありません。お客様は詐欺の可能性に注意していただき、個人データや情報の提供には常に注意を払うようお願いします。
要するにインタラクティブ・ブローカーズ (IBKR) の詐欺目的と思われるなりすましサイトが存在しているので注意を呼び掛けているということです。
そしてここでも本項で検証しているIBKR (https://www.ibkrz.vip/#/) のスマホ用サイトのログイン画面にあるロゴを左下に、InteractiveBrokers (インターラクティブ・ブローカーズhttps://www.interactivebrokers.co.jp/jp/home.php) のロゴを右下に並べて比較してみます。
IBKR (https://www.ibkrz.vip/#/) のサイトで「InteractiveBrokers」という表記はこのスマホ用サイトのログイン画面にしか見当たらず、他の部分では「IBKR」となっているのですが、やはり明らかに名称やロゴの盗用が行われているものと考えます。
次にサイトのトップページに戻って冒頭部に続いて出てくる「すべての人に適した取引プラットフォーム」と題された部分の画像を順に示します。まず表題の1~3番目の3つのアクセルというサイトについて表題と同じ順、アクセル (https://www.monexm.com/) → アクセル (https://www.monexm.vip/#/) → アクセル (https://www.monexxx.vip/#/) という順で画像を示します。
同様に表題4~7番目の4つのサイトについても表題と同じ順、fiserv. (https://www.fiservaba.vip/#/) → fiserv. (https://www.rsqaudi.com/#/) → FOREX.com (https://forexegg.com/#/) → FOREX.com (https://www.forexaba.vip/#/) という順で同じ部分の画像を示します。
さらに表題8番目のIBKR (https://www.ibkrz.vip/#/)、比較対象として上で検証したARES (https://m.ares8a.com/#/)、さらに「検証158」で検証したWEB3EX (https://web3exk.vip/#/) の相当部分の画像を順に示します。
本項で検証した8つのサイトはこの部分でARESなど上で検証したサイトと見分けがつかないほど酷似しています。「7.8M (=780万人)」という顧客数、「+190 (190以上)」の国でサポートされていて「$289.9B (=2899億ドル)」の四半期出来高があるという3つの数字まで一致しているのは明らかにおかしいです。
また「検証158」で検証したWEB3EX (https://web3exk.vip/#/) と比較してもこの部分は明らかに似ています。同じグループによって立ち上げられているサイトである可能性が極めて濃厚と考えざるを得ません。
次にこれらのサイトで連絡先情報を探しましたが、殆ど開示されていません。いずれのサイトでも脚注に「私たちについて」という項目があってサブページへのリンクになっているように見えるのですが、サブページへのリンクになっているのは表題1~3番目の3つのアクセル、表題6~7番目の2つのFOREX.comの場合のみです。以下にまずアクセル (https://www.monexm.com/) の「私たちについて」の画像を示します。この部分は3つのアクセルのサイトで共通です。
この文章には強い違和感があります。主語がAccel (アクセル) ではなく、Ares Capital Corporationになっているのです。そしてこの文章は上で検証した3つのAresのサイトの「私たちについて」の文章と全く同じです。以下にARES (https://m.ares8a.com/#/) の私たちについての文章の画像を再掲します。
しかも上に書いたARESの検証で説明しましたがNASDAQに株式を上場しているAres Capital Corporationは不動産などのオルタナティブ投資の会社であり、公式サイト (https://www.aresmgmt.com/) は別にあります。
3つのアクセルのサイトはおそらく上で検証したARESのサイトをテンプレートにして立ち上げられたサイトであり、サイト名の変更に合わせて当然修正しなければならない「私たちについて」の文章を修正しなかった為に主語がサイト名と一致しないという意味不明の状態になっているものと考えられます。
次に2つのFOREX.comのサイトを代表してFOREX.com (https://forexegg.com/#/) の「私たちについて」の画像を以下に示します。
この「私たちについて」の文章にもおかしな部分があります。主語は「Forex Capital Corporation」となっていてサイト名の「Forex.com」と矛盾はないようにも見えるのですが、
>(NASDAQ株式コード:ARCC)
という部分は明らかにおかしいのです。この株式コードの記述は既に示したように上で検証した3つのARESというサイトや本項で検証した3つのアクセルのサイトにも記されており、実際にARCCという株式コード (Ticker Symbol) が割り当てられてるのは以下に画像を示したYahoo! finance (英語版) の情報に示されているようにAres Capital Corporation (https://www.arescapitalcorp.com/) というオルタナティブ投資の会社です。また「Forex Capital Corporation」という上場企業が別にあるのかもしれないと考えて検索してみましたが見つかりません。
2つのFOREX.comのサイトの「私たちについて」の記述はデタラメとしか思えません。
そして本項で検証している8つのサイトについて住所、電話番号、メールアドレスといった連絡先情報はいずれも全く見当たりません。情報開示は明らかに不充分、不適切です。そこで例によって各サイトのWho Is 情報を確認しました。以下に示したのは表題最初のアクセル (https://www.monexm.com/) のWho Is 情報です。
まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2025年1月28日となっています。この検証は2025年3月下旬に書いているのでサイトの登録・開設から2ヶ月という新しいサイトであることが分かります。さらに赤枠で囲った部分に記されている登録者の情報は殆どの項目が非開示となっていてわずかに開示されているのが登録者の所在地が「JI Long PO, MY」であるということだけです。これはマレーシアの「吉隆坡」、マレーシアの首都であるクアラルンプールの中国語表記のようです。
他の7つのサイトについてもWho Is 情報に記されている情報を以下にまとめます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者・所在地
アクセル (www.monexm.com) 2025年1月28日 マレーシア・クアラルンプール
アクセル (www.monexm.vip) 2025年1月28日 マレーシア・クアラルンプール
アクセル (www.monexxx.vip) 2025年1月28日 マレーシア・クアラルンプール
fiserv. (www.fiservaba.vip) 2025年1月13日 マレーシア・クアラルンプール
fiserv. (www.rsqaudi.com) 2021年11月29日 アメリカ・イリノイ州・シカゴ
FOREX.com (forexegg.com) 2025年1月2日 マレーシア・クアラルンプール
FOREX.com (www.forexaba.vip) 2025年1月14日 マレーシア・クアラルンプール
IBKR (www.ibkrz.vip) 2025年2月10日 マレーシア・クアラルンプール
表題5番目のfiserv. (https://www.rsqaudi.com/#/) の場合だけサイトの登録・開設日が2021年11月29日、登録者の所在地がアメリカのシカゴとなっており、中古ドメインの使い回しの可能性が高いように思われます。それ以外の7つのサイトは全て2025年1月以降に開設された新しいサイトであり、登録者の所在地がマレーシアのクアラルンプールとなっています。最も新しいIBKRのサイトは2025年2月10日に開設されており、この検証を書いている2025年3月下旬時点で開設から1ヶ月半ほどしか経過していないことになります。一方で上で示したようにこれら8つのサイトにはそれぞれ780万人もの顧客を抱えているという記述があるのですが、サイトの開設から1ヵ月半で780万人もの顧客を獲得するというのは非現実的としか思えません。これらのサイトの記述の信頼性を疑わざるを得ません。
これらのサイトは情報開示が明らかに不充分、不適切であり、連絡先情報は殆ど何も開示されていません。また金融ライセンスに関する記述が見当たりません。無登録の違法業者で間違いないでしょう。さらに顧客数などの情報も到底信用出来るとは思えません。さらにこれらのサイトの名称やロゴは既存の金融、投資関係のサイトから盗用されているものと考えらえます。同じ名称のサイトが複数存在するというのも明らかに異常です。投資先として信頼性に著しく欠けており、これらのサイトでの投資は全く推奨出来ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。