本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。日本居住者に投資勧誘すれば無登録の違法業者ということになります。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」、「検証80」、「検証81」、「検証82」、「検証83」、「検証84」、「検証85」、「検証86」、「検証87」、「検証88」、「検証89」、「検証90」、「検証91」、「検証92」、「検証93」、「検証94」、「検証95」、「検証96」、「検証97」、「検証98」、「検証99」、「検証100」、「検証101」、「検証102」、「検証103」、「検証104」、「検証105」、「検証106」、「検証107」、「検証108」、「検証109」、「検証110」、「検証111」、「検証112」、「検証113」、「検証114」、「検証115」、「検証116」、「検証117」、「検証118」、「検証119」、「検証120」、「検証121」、「検証122」、「検証123」、「検証124」、「検証125」、「検証126」、「検証127」、「検証128」、「検証129」、「検証130」、「検証131」、「検証132」、「検証133」、「検証134」、「検証135」、「検証136」、「検証137」、「検証138」、「検証139」、「検証140」、「検証141」、「検証142」、「検証143」、「検証144」、「検証145」、「検証146」、「検証147」、「検証148」、「検証149」、「検証150」、「検証153」、「検証155」、「検証156」で検証してきた中国系と思われる海外の詐欺グループによって勧誘が行われていると思われる一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証92ページ目です。「検証158」、「検証159」、「検証160」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。検証項目は順次追加の予定です。
●P2B-Max (P2B-マックス https://p2b-max.com/#/index) → 閉鎖確認
●SuperCi (スーパーCi https://www.superciw.com/#/index) → 閉鎖確認
●SSLM max (SSLMマックス https://mejiaiu.com/#/index)
●SSLM max (SSLMマックス https://www.sslmexchangeit.com/#/index)
●Orange (オレンジ https://orangexe.com/www/) → 閉鎖確認
●CTVX (https://aisti.vip/#/index)
●CTVX (https://ctvxx.online/#/index)
●JUBI (https://www.jubiclub.com/#/index)
●JUBI (https://jubinto.com/#/index)
●COINUCC (コインUCC https://coinucc.org/#/index)
●Coinkey (コインキー https://www.coinkeyexc.com/#/index)
●PFGSGMAX (https://pfgexsgo.com/#/index) → 閉鎖確認
●IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) → 閉鎖確認
●cooew (https://cooew.com/www/)
●JUBI (https://jubipro.com/#/index)
●BITKEEPX (https://bitkeepx.com/)
●IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index)
まず以下の4つのサイトを検証します。
●P2B-Max (P2B-マックス https://p2b-max.com/#/index) → 閉鎖確認
●SuperCi (スーパーCi https://www.superciw.com/#/index) → 閉鎖確認
●SSLM max (SSLMマックス https://mejiaiu.com/#/index)
●SSLM max (SSLMマックス https://www.sslmexchangeit.com/#/index)
最初のP2B-マックスはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の3つは画像検索などで見つけてきた同じテンプレート由来と思われる非常によく似たサイトです。まず最初のP2B-マックスについてYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。
X (旧Twitter) で知り合った人物にP2B-マックスでの取引を勧められたようです。勧誘してきた人物が外国人だったかどうかなど情報がありません。とにかくこの質問に出てきたサイトにアクセスしてみました。まず以下にサイト冒頭部の画像を示します。さらに画像検索で見つけてきた表題2番目以降のサイトについても同様にサイト冒頭部の画像を示します。
▼P2B-マックス (https://p2b-max.com/#/index) (表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語)
▼スーパーCi (https://www.superciw.com/#/index) (表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語)
▼SSLMマックス (https://mejiaiu.com/#/index) (表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語)
▼SSLMマックス (https://www.sslmexchangeit.com/#/index)
これら4つのサイトは互いに酷似しています。違いは左上のロゴとサイト名の部分などわずかです。3番目、4番目の共にSSLMマックスという名称のURLが異なる2つのサイトの場合のみ上の画像の左下に唯一の連絡先情報としてメールアドレスと金融ライセンスの番号らしきものが記載されています。2B-マックスとスーパーCiの場合にはメールアドレスさえ見当たりません。明らかに情報開示は不充分、不適切です。
ともかく以下にその部分の拡大画像をSSLMマックス (https://mejiaiu.com/#/index) → SSLMマックス (https://www.sslmexchangeit.com/#/index) という順で示します。
2つのSSLMマックスのサイトに記されている登録番号とメールアドレスは同一です。
>MSB 登録番号:31000274637745
>会社のメール:support@sslmexchangeus.com
実は画像検索で見つかってきたのは表題3番目のSSLMマックス (https://mejiaiu.com/#/index) のサイトだけで表題4番目のSSLMマックス (https://www.sslmexchangeit.com/#/index) はこのメールアドレスのドメイン名 (sslmexchangeus.com) を検索することで見つかってきたサイトです。サイトの名称が同じで見かけも全く同じ、連絡先のメールアドレスが同一というサイトが2つ存在するという異常なことになっているのです。強い不審を感じざるを得ません。MSBの登録番号 (31000274637745) についてはまた後述します。
さらに以下には表示言語の選択画面をやはり表題と同じ順、P2B-マックス → スーパーCi → SSLMマックス (https://mejiaiu.com/#/index) → SSLMマックス (https://www.sslmexchangeit.com/#/index) という順で示します。
これらの表示言語選択画面は形式、選択出来る言語やその並び順など互いに全く同じです。
さらに冒頭部に続く部分についても4つのサイトを比較していきます。まず以下には「仮想通貨のポートフォリオを今すぐ作成」と題されたサイトの特徴的な機能を説明している部分の画像をやはり表題と同じ順、P2B-マックス → スーパーCi → SSLMマックス (https://mejiaiu.com/#/index) → SSLMマックス (https://www.sslmexchangeit.com/#/index) という順で示します。
この部分でも4つのサイトは互いに酷似していて違いはサイト名の部分だけです。さらに以下は情報が足りませんけれどもおそらく口座開設ボーナスあるいは入金ボーナスに関する説明の部分と思われます。ここでも表題と同じ順、P2B-マックス → スーパーCi → SSLMマックス (https://mejiaiu.com/#/index) → SSLMマックス (https://www.sslmexchangeit.com/#/index) という順で画像を示します。
この部分にはそれぞれのサイトのサイト名も含まれていないので4つのサイトが互いに全く同じに見えます。
さらに以下はサイトの信頼性を説明している部分の比較です。ここでも表題と同じ順、P2B-マックス → スーパーCi → SSLMマックス (https://mejiaiu.com/#/index) → SSLMマックス (https://www.sslmexchangeit.com/#/index) という順で画像を示します。
4つのサイトはここでも互いに酷似していて異なるのはサイト名の部分だけです。
次にトップページの最後に出てくるアプリをダウンロード出来るようになっている部分の画像を比較します。やはり表題と同じ順、P2B-マックス → スーパーCi → SSLMマックス (https://mejiaiu.com/#/index) → SSLMマックス (https://www.sslmexchangeit.com/#/index) という順で画像を示します。
この部分でも4つのサイトは互いに非常によく似ていて違いはQRコードの部分だけだと思われます。
そして既に書きましたが、これらのサイトに記されている連絡先情報は2つのSSLMマックスのサイトに記さている共通のメールアドレス (support@sslmexchangeus.com) だけです。そこで例によって各サイトのWho Is 情報を確認しましたがやはり開示されている情報はわずかです。
サイト名 (URLアドレス) サイトの登録開設日 登録者所在地
P2B-マックス (p2b-max.com) 2024年9月5日 記載なし
スーパーCi (www.superciw.com) 2023年7月24日 記載なし
SSLMマックス (mejiaiu.com) 2024年5月31日 タイ
SSLMマックス (www.sslmexchangeit.com) 2024年5月30日 タイ
P2B-マックスのサイトは2024年9月5日に登録・開設されています。本項の最初で引用したP2B-マックスに関するYahoo知恵袋への質問投稿の日付が2024年10月29日ですからサイトが開設されてから2ヶ月以内でYahoo知恵袋に質問が出てきたことになります。
また2つのSSLMマックスのサイトは2024年5月の30日、31日に立て続けに登録・開設されています。どちらかが他方を模倣したサイトというのではなく、同じグループによって立ち上げられたサイトと考えざるを得ませんが、同じグループがURLアドレスが違うだけでサイト名もサイトの見かけも非常によく似たサイトを複数立ち上げる意味が分かりません。この点だけ考えてもまともなサイトとは思えません。
また登録者の情報については2つのSSLMマックスのサイトで登録者の所在地がタイであることだけ開示されていますが、信用できる情報かどうかは極めて疑問です。やはり情報開示は極めて不充分、不適切です。
それから2つのSSLMマックスのサイトでは冒頭部に金融ライセンスに関すると思われる以下のような記述があることを上で書きました。
>MSB 登録番号:31000274637745
これはアメリカのFinancial Crimes Enforcement Network (FinCEN https://www.fincen.gov/) という組織でMoney Services Businesses (MSBs) の登録を得ているという主張だと思われるのでFinCENのサイトに用意されているMSB Registrant Searchのページで「31000274637745」という登録番号を入力すると以下の登録情報が出てきました。
一部を抜粋して以下にまとめます。
登録法人名: SSLM max LTD
住所: 1670 Broadway, Denver, CO, 80202
登録事業: 401、402、404、405、408、409、413、415
登録日: 2024年6月18日
住所はアメリカのコロラド州・デンバーになっています。この住所を検索してみると「1670 Broadway」という住所と同じ名称の36階建ての高層ビルの住所であることが分かりましたが、FinCENのMSB登録情報にある住所には階数とか部屋番号が示されておらず、本当にこの高層ビルに入居しているかどうか確認出来ません。
また本サイトの姉妹サイトでは何度も同じことを書いていますが、そもそもFinCENは金融ライセンスを管理するような組織ではなく、マネーロンダリング防止などを目的とする組織です。また登録事業がコード番号で示されていますが、このコード番号と事業内容の対照表を以下に示します。左下が原文、右下がGoogle翻訳による日本語訳です。
SSLMマックスの事業としてMSBに登録されている401、402、404、405、408、409、413、415という登録番号と照らし合わせると以下のようになります。
401 トラベラーズチェックの発行者
402 トラベラーズチェックの販売業者
404 為替手形の発行者
405 為替手形の販売者
408 小切手換金係
409 送金業者
413 プリペイドアクセスの販売者
415 外国為替ディーラー
トラベラーズチェックや小切手の発行、販売などが主な事業となっていて仮想通貨関連の事業に関する認可は含まれていないようです。やはりSSLMマックスが仮想通貨交換業者を営むのに有効な金融ライセンスを取得しているとは思えません。
これらのサイトの情報開示は極めて不充分、不適切であり、連絡先情報は殆ど開示されていませんし、有効な金融ライセンスも確認出来ません。そもそも明らかに同じテンプレートのコピペで量産されたサイトが4つも確認される、特にその内の2つはURLアドレスが異なるだけでサイト名さえ同じというサイトが存在するだけで信頼出来るサイトとは到底思えません。これらのサイトが中国系と思われる詐欺グループによるサイトかどうかについては情報が不足していて断言できませんが、サイトの特徴などからその可能性はかなり高いものと考えます。いずれにしろ信頼できる投資先とは到底思われませんからこれらのサイトでの投資を勧誘されても応じないことを推奨します。
※付記1
以下で検証しているオレンジ以下のサイトは本項で検証した4つのサイトと似ている部分が多く、同じグループによるいわば改訂版のサイトと思われます。参照してください。
※付記2
2025年3月上旬に確認したところ、本項で検証した4つのサイトの内、最初の2つのサイト、P2B-マックスとスーパーCiのサイトが閉鎖されているようです。
●Orange (オレンジ https://orangexe.com/www/) → 閉鎖確認
●CTVX (https://aisti.vip/#/index)
●CTVX (https://ctvxx.online/#/index)
●JUBI (https://www.jubiclub.com/#/index)
●JUBI (https://jubinto.com/#/index)
●COINUCC (コインUCC https://coinucc.org/#/index)
●Coinkey (コインキー https://www.coinkeyexc.com/#/index)
●PFGSGMAX (https://pfgexsgo.com/#/index) → 閉鎖確認
●IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) → 閉鎖確認
最初のオレンジというサイトはYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたサイト、それ以外のサイトは画像検索で見つけてきた明らかに同じテンプレートから量産されたと思われるサイトです。そしてこれらのサイトは上で検証した上で検証したP2B-マックス以下の4つのサイトと数々の共通点があり、同じグループによるサイトであるものと考えられます。まず最初のオレンジというサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
急にSMSでメッセージを送ってきた自称・韓国人とLINEに移行してやり取りをしていたらオレンジというサイトでの投資を勧められたようです。勧誘してきた人物は豪華な食事の画像など経済的に成功しているアピールをしていたようです。この投稿の投稿者は詐欺の可能性に気が付いていたので投資勧誘されても日本の業者であるコインチェックで投資すると主張する返信をしていたようですが、かなり強引にオレンジでの投資を勧めてきたようです。
ともかくこの質問投稿に出てきたURLアドレスのサイトにアクセスしてみました。以下には画像検索で見つけてきた表題2番目以降のサイトも含めた計9個のサイトについてまずサイト冒頭部の画像を示します。
▼オレンジ (https://orangexe.com/www/) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
▼CTVX (https://aisti.vip/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語、ベトナム語]
▼CTVX (https://ctvxx.online/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語、ベトナム語]
▼JUBI (https://www.jubiclub.com/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
▼JUBI (https://jubinto.com/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
▼コインUCC (https://coinucc.org/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
▼コインキー (https://www.coinkeyexc.com/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語、ベトナム語]
▼PFGSGMAX (https://pfgexsgo.com/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
▼IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
説明するまでもなく、最後のIoE AIというサイトを除く8つのサイトはこの冒頭部で互いに非常によく似ています。また見かけが似ていない最後のIoE AIというサイトを含めて言語選択メニューの形式や選択出来る言語とその並び順が互いに非常によく似ています。以下には比較の為に表題1番目、2番目、9番目の以下のサイト
オレンジ (https://orangexe.com/www/)
CTVX (https://aisti.vip/#/index)
IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index)
について言語選択メニューの画像を順に示します。
サイト冒頭部は他の8つのサイトと似ているとは言えない表題最後のIoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) の場合を含めてここで検証している9つのサイトでは中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語の8言語が共通して表示言語の選択肢となっており、その並び順も同じです。さらにCTVX (https://aisti.vip/#/index)、CTVX (https://ctvxx.online/#/index)、コインキー (https://www.coinkeyexc.com/#/index) の3つのサイトでは9番目の選択肢としてベトナム語が加えられています。またベトナム語が選択可能な3つのサイトでは日本語の選択肢が「やまと」というかなり異様な選択肢の名称になっていてかなり違和感があります。
さらにこの言語選択メニューを見て気が付きましたが、この言語選択メニューは上で検証したP2B-マックス以下の4つのサイトの言語選択メニューと明らかに似ています。比較の為に以下にはP2B-マックスのサイトの言語選択メニューの画像を再掲します。
中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語の8言語の選択肢は本項で検証している9つのサイトの選択肢と共通でその並び順や表示形式まで同じです。この一致は偶然とは思われず、上で検証したP2B-マックス以下の4つのサイトと本項で検証している9つのサイトは同じグループによるサイトである可能性に気が付くことになりました。そこで上で検証したP2B-マックス以下の4つのサイトと本項で検証している9つのサイトをさらに比較してみると他にも明らかに似ている部分があることが分かってきました。例えば本項で検証している9つのサイトと上で検証したP2B-マックス以下の4つのサイトの登録画面やログイン画面は互いに非常によく似ているようです。以下では本項で検証している9つのサイトの内、オレンジ (https://orangexe.com/www/)、CTVX (https://aisti.vip/#/index)、IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) の3つのサイトと上で検証したP2B-マックス (https://p2b-max.com/#/index) 、計4つのサイトの登録画面の画像を順に示します。
▼オレンジ (https://orangexe.com/www/) の登録画面
▼CTVX (https://aisti.vip/#/index) の登録画面 (https://aisti.vip/#/register)
▼IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) の登録画面 (https://ioeaiin.com/#/register)
▼P2B-マックス (https://p2b-max.com/#/index) の登録画面 (https://p2b-max.com/#/register)
微妙な違いはありますが、本項で検証している9つのサイトの登録画面と上で検証したP2B-マックス以下の4つのサイトの登録画面は明らかに似ています。
さらにトップページに戻りますが、以下には本項で検証している9個のサイトで冒頭部に続いて出てくる「仮想通貨ポートフォリオを今すぐ作成」と題された部分の画像を示していきます。まず表題最初の3つのサイトについて表題と同じ順、オレンジ (https://orangexe.com/www/) → CTVX (https://aisti.vip/#/index) → CTVX (https://ctvxx.online/#/index) という順で3枚の画像を示します。
次は表題4~6番目の3つのサイトについて表題と同じ順、JUBI (https://www.jubiclub.com/#/index) → JUBI (https://jubinto.com/#/index) → コインUCC (https://coinucc.org/#/index) という順で3枚の画像を示します。
同様に表題7~9番目の3つのサイトについて表題と同じ順、コインキー (https://www.coinkeyexc.com/#/index) → PFGSGMAX (https://pfgexsgo.com/#/index) → IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) という順で3枚の画像を示します。
それぞれ記されているサイト名の部分以外は互いに全く同じです。そしてこの部分についても上で検証した4つのサイトに似た部分があります。以下には比較の為に上で検証した4つのサイトの内、P2B-マックス (https://p2b-max.com/#/index) の相当すると思われる部分の画像を再掲します。
本項で検証している9つのサイトの相当部分と比較して画像部分は異なりますが、文章は非常によく似ています。「仮想通貨ポートフォリオを今すぐ作成」というタイトル、「ポートフォリオの管理」「定期購入」「ボールト保護」「優れた技術」という4つの項目の文章もほぼ同じです。わずかな違いは「優れた技術」という4項目目の文章の文末部分です。本項で検証している9つのサイトでは
▼優れた技術
Android または iOS 向けのアプリで市場の一歩先を行きましょう。
となっていますが、P2B-マックス (https://p2b-max.com/#/index) の場合には
▼優れた技術
Android または iOS 向けアプリで市場の一歩先を行く
となっていて文章が少し短くなっています。それでもほぼ同じであることに変わりはありません。
さらに以下では「最大100ドル相当の暗号通貨を獲得」と題された部分の画像を示していきます。まず表題最初の3つのサイトについて表題と同じ順、オレンジ (https://orangexe.com/www/) → CTVX (https://aisti.vip/#/index) → CTVX (https://ctvxx.online/#/index) という順で3枚の画像を示します。
次は表題4~6番目の3つのサイトについて表題と同じ順、JUBI (https://www.jubiclub.com/#/index) → JUBI (https://jubinto.com/#/index) → コインUCC (https://coinucc.org/#/index) という順で同じ部分の3枚の画像を示します。
同様に表題7~9番目の3つのサイトについて表題と同じ順、コインキー (https://www.coinkeyexc.com/#/index) → PFGSGMAX (https://pfgexsgo.com/#/index) → IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) という順で同じ部分の3枚の画像を示します。
左側の文章についてフォントの異なるバージョンがありますが、文章自体は9つのサイトで全く同じです。また右側のイラストは9つのサイトで共通です。そしてこの部分についても上で検証した4つのサイトに対応する部分があります。以下にはやはり上で検証した4つのサイトの内、P2B-マックス (https://p2b-max.com/#/index) の相当すると思われる部分の画像を再掲します。
右側のイラストは全く別物ですが、左半分の文章は同じ文章のようです。
▼オレンジ (https://orangexe.com/www/) のサイトの文章
>最大 100 ドル相当の暗号通貨を獲得
>特定の暗号通貨がどのように機能するかを学び、それぞれの情報を入手して自分で試してみてください.
▼P2B-マックス (https://p2b-max.com/#/index) のサイトの文章
>最大 100 ドル相当の暗号通貨を獲得
>特定の暗号通貨がどのように機能するかを学び、それぞれの情報を入手して自分で試してみてください.
次は「最も信頼できる暗号通貨プラットフォーム」と題されたサイトの特長を説明している部分について比較します。やはりまず表題最初の3つのサイトについて表題と同じ順、オレンジ (https://orangexe.com/www/) → CTVX (https://aisti.vip/#/index) → CTVX (https://ctvxx.online/#/index) という順で3枚の画像を示します。
次は表題4~6番目の3つのサイトについて表題と同じ順、JUBI (https://www.jubiclub.com/#/index) → JUBI (https://jubinto.com/#/index) → コインUCC (https://coinucc.org/#/index) という順で同じ部分の3枚の画像を示します。
同様に表題7~9番目の3つのサイトについて表題と同じ順、コインキー (https://www.coinkeyexc.com/#/index) → PFGSGMAX (https://pfgexsgo.com/#/index) → IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) という順で同じ部分の3枚の画像を示します。
この部分でもそれぞれの文章の中に出てくるサイト名の部分以外は9つのサイトで互いに全く同じです。そしてこの部分についても上で検証した4つのサイトに似た部分があります。以下には比較の為に上で検証した4つのサイトの内、P2B-マックス (https://p2b-max.com/#/index) の相当すると思われる部分の画像を再掲します。
やはりこの部分でも本項で検証している9つのサイトと上で検証した4つのサイトの文章はかなり似ています。活字が小さくて画像では判読が困難な部分もあるので以下にオレンジとP2B-マックスの文章を比較してみます。
▼オレンジ (https://orangexe.com/www/) のサイトの文章
>最も信頼できる暗号通貨プラットフォーム
>ここにOrangeを選ぶべきいくつかの理由があります
>安全な保管場所
>デジタル資産の大部分を安全なオフライン ストレージに保管しています。
>保険適用
>Orange は暗号保険を維持しており、すべての米ドルの現金残高は 250,000 ドルまでの FDIC 保険に加入しています。
>業界のベストプラクティス
>Orange は、最も人気のある多くのデジタル通貨をサポートしています。
▼P2B-マックス (https://p2b-max.com/#/index) のサイトの文章
>最も信頼できる暗号通貨プラットフォーム
>P2B-Max を選ぶ理由をいくつかご紹介します
>安全な保管場所
>デジタル資産の大部分を安全なオフライン ストレージに保存しています。
>保険適用対象
>P2B-Max は暗号保険を維持しており、すべての米ドルの現金残高は 250,000 ドルまでの FDIC 保険に加入しています。
>業界のベスト プラクティス
>P2B-Max は、最も人気のある多くのデジタル通貨をサポートしています。
やはり微妙な違いはありますが、互いに非常によく似た文章になっています。本項で検証しているサイトは上で検証したP2B-マックス以下の4つのサイトと同じテンプレートから量産されたサイトと考えて間違いないと考えます。
次に何の説明もないのですが、取引量、顧客数などを示していると思われる部分の画像を以下に示していきます。ここまでと同様、まず表題最初の3つのサイトについて表題と同じ順、オレンジ (https://orangexe.com/www/) → CTVX (https://aisti.vip/#/index) → CTVX (https://ctvxx.online/#/index) という順で3枚の画像を示します。
同様に表題4~6番目の3つのサイトについて表題と同じ順、JUBI (https://www.jubiclub.com/#/index) → JUBI (https://jubinto.com/#/index) → コインUCC (https://coinucc.org/#/index) という順で同じ部分の3枚の画像を示します。
同様に表題7~9番目の3つのサイトについて表題と同じ順、コインキー (https://www.coinkeyexc.com/#/index) → PFGSGMAX (https://pfgexsgo.com/#/index) → IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) という順で同じ部分の3枚の画像を示します。
3つの数字が並んでいますが、最初のオレンジ (https://orangexe.com/www/) と6番目のコインUCC (https://coinucc.org/#/index) の場合はそれぞれの数字が「四半期の取引量」「サポートされている国」「認証済みユーザー」となっています。ところがそれ以外の7つのサイトではそれぞれの数字が「四半期の取引量」「サポートされている国」「サポートされている国」となっていて2番目と3番目の数字が共に「サポートされている国」となっています。これは明らかに間違いでしょう。3番目の数字「103M+」というのは「103Million+」すなわち「1億300万人以上」の顧客を抱えているという意味だと思われます。これが「サポートしている国」の数だとすれば「1億300万以上の国」をサポートしているということになってしまいます。しかしこれら9つのサイトがいずれも「1億300万人以上」の顧客を抱えているかどうかは極めて疑問です。この点についてはまた後述します。
次に各サイトで連絡先情報を探しましたが殆ど情報がありません。唯一表題最後のIoE AIのサイトの場合のみトップページの最後の方に以下の画像に示した部分があってメールアドレスのみ記されています。
>お問い合わせ メールボックス: support@ioeaius.com
他の8つのサイトにはこの「に関して IoE AI」という部分に相当する部分が存在せず、メールアドレスを含む連絡先情報も見当たりません。 IoE AIのサイトでも唯一の連絡先情報がメールアドレスという状況では情報開示が不充分、不適切としか思えません。
さらに上の画像に見える「多くの賞を受賞した高品質なサービス」と題された部分も唯一表題最後のIoE AIのサイトの場合のみにしか存在しません。2017年~2019年に「デジタルブランド賞」など複数の賞を受賞したと書いてありますが、「デジタルブランド賞」などを認定しているのがどんな組織なのか情報はありません。この受賞歴についてもまた後述します。
ともかく連絡先情報が殆ど見当たらないという状況なので例によって各サイトのWho Is 情報を確認しました。例えば以下は表題最初のオレンジのサイトのWho Is 情報の画像です。
まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2024年10月4日となっていてこの検証を書いている2024年11月下旬時点でサイトの登録・開設日から2ヶ月も経過していない非常に新しいサイトであることが分かります。これほど新しいサイトで上で示した「1億300万人以上」の顧客を抱えているという記述は非現実的としか思えません。
さらにWho Is 情報の赤枠で囲った部分に記されている登録者情報を以下に整理して書き出します。
登録者: orange st
登録者住所: 1860 U.S. Hwy 40, Winona, KS 67764
住所はアメリカのカンザス州のWinonaという町になっています。Wikipedia英語版の「Winona, Kansas」の記事によればこの町の人口は2020年時点で193人となっています。そしてこの住所をGoogle Street Viewで見ると以下の画像に示したFrontier AG (https://www.frontieraginc.com/) という会社のグレインエレベーター (穀物エレベーター/穀物サイロ) の住所になっています。どうやら周辺に拡がる農地から収穫された穀物を集積する為の施設のようです。
この住所にオレンジという仮想通貨取引所が実在するとは到底思えません。
本項で検証している9つのサイトのWho Is 情報に記されている情報を以下にまとめます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者所在地
オレンジ (orangexe.com) 2024年10月4日 アメリカ・カンザス州・Winona
CTVX (aisti.vip) 2024年5月18日 香港
CTVX (ctvxx.online) 2024年11月5日 香港
JUBI (www.jubiclub.com) 2024年1月23日 ブラジル
JUBI (jubinto.com) 2024年1月23日 ブラジル
コインUCC (coinucc.org) 2024年7月24日 香港
コインキー (www.coinkeyexc.com) 2024年11月11日 アメリカ・アイオワ州
PFGSGMAX (pfgexsgo.com) 2024年5月13日 マレーシア
IoE AI (ioeaiin.com) 2023年8月14日 記載なし
最後のIoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) のサイトを除いてサイトの登録開設日は全て2024年になってからです。特に3番目のCTVX (https://ctvxx.online/#/index) や7番目のコインキー (https://www.coinkeyexc.com/#/index) のサイトは2024年11月になってから開設されており、この検証を書いている2024年11月下旬現在で開設から1ヶ月も経過していない非常に新しいサイトです。これらの里に共通して記されている「1億300万人以上」の顧客を抱えているといった記述は到底事実とは思えません。また登録者の所在地はアメリカ・カンザス州の他、香港、ブラジル、アメリカ・アイオワ州、マレーシアなど世界中に分散しています。これまで示してきたようにこれらのサイトは互いに非常によく似ており、同じグループによるサイトとしか思えませんから登録者の所在地が世界中に分散しているというのは有り得ないでしょう。登録者の所在地情報は信頼出来るようには思われません。
またこれらのサイトには金融ライセンス情報は全く見当たりません。
改めて結論するまでもないと思いますが、これらのサイトは到底信頼できる投資先とは思えません。情報開示は明らかに不充分、不適切ですし、金融ライセンス情報も確認出来ません。さらに「1億300万人以上」の顧客を抱えているといった記述は全く信頼出来るとは思えません。そもそも明らかにコピペで量産された互いに酷似したサイトが多数存在するという時点で信頼できる要素は見出し難いです。
これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではないと結論せざるを得ません。
※付記1
本項では9個のサイトを検証対象としましたが、実は画像検索でもう1つ明らかに同じテンプレート由来と思われるサイトが見つかっていました。但しそのサイトはこの検証を書いている途中で何の告知もなく閉鎖されてしまったようです。以下にその閉鎖されてしまったサイトの冒頭部の画像だけ示しておきます。
▼CTVX (https://www.ctvxc.cc/#/index)
本項で検証した9つのサイトも突然閉鎖されてしまう可能性があるものと考えざるを得ません。非常に危険です。
※付記2
2025年3月上旬に確認したところ、本項で検証した9つのサイトの内、オレンジ、PFGSGMAX、IoE AIの3つのサイトが閉鎖されているようです。一方で閉鎖されたサイトの代わりということなのでしょうか、本項で検証したサイトと良く似た同じテンプレート由来と考えられるサイトが新たに見つかってきたので次項で検証しています。参照してください。
●cooew (https://cooew.com/www/)
●JUBI (https://jubipro.com/#/index)
●BITKEEPX (https://bitkeepx.com/)
●IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index)
最初のcooewはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の3つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。そしてこれらのサイトは上で検証してきた一連のサイトとよく似ており、同じテンプレート由来と考えられるのでここで検証します。2番目のJUBIと4番目のIoE AIというサイトについてはそれぞれ同じ名称のサイトについて上で検証していますが、URLアドレスが微妙に異なる別個のサイトとなっています。まず最初のcooewというサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
間違いメールを送ってきたセキュリティ会社のリーダーと自称する裕福な女性と知り合い、表題最初のcooewというサイトでの投資を勧められたようです。資金が無いので断ったところ、勧誘役の女性が2万ドルを融資してくれたようです。融資と言ってもおそらく詐欺サイトの数字を動かしただけで実際にお金を貸してくれたわけではないものと考えられます。そして取引を重ねたところ数字の上では資産を増やすことは出来たが出金しようとするとマネーロンダリング防止の為に出金制限が掛かっており、2万ドル入金しないと出金出来ないと主張されて日本の銀行の個人名義の口座に入金するように指示されたということのようです。勿論、まともな金融機関の入金先が個人名義の銀行口座なんてことは絶対にないでしょう。お金に困ったような人たちから買い取ってきた銀行口座が使われているものと考えられます。また出金しようとすると税金とか保証金とか意味不明の名目での追加入金を要求されて出金出来ないというのはまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致します。
とにかくこの質問に出てきたcooewというサイト、さらに画像検索で見つけてきた同じテンプレート由来と思われる表題の他の3つのサイト、計4つのサイトについてまずはサイト冒頭部の画像を以下に順に示していきます。まず最初の3つ、cooew、JUBI、BITKEEPXという3つのサイトについて画像を示します。
▼cooew (https://cooew.com/www/) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
▼JUBI (https://jubipro.com/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
▼BITKEEPX (https://bitkeepx.com/) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
これら3つのサイトの冒頭部は互いに酷似しており、さらに上で検証したオレンジ (https://orangexe.com/www/) からPFGSGMAX (https://pfgexsgo.com/#/index) までの8つのサイトと酷似しています。以下には比較の為にオレンジ (https://orangexe.com/www/) のサイト冒頭部の画像を再掲します。
▼オレンジ (https://orangexe.com/www/) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
さらに表題4番目のIoE AIというサイトについても同様に冒頭部の画像を示します。
▼IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
このサイトの冒頭部は表題1~3番目のサイトの冒頭部とは似ていませんが、上で検証した同じサイト名でURLアドレスが異なるサイト、IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) の冒頭部と酷似しています。比較の為にIoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) の冒頭部の画像を以下に再掲します。
▼IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) [表示言語:中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語]
2つのURLアドレスが異なるIoE AIというサイト冒頭部は互いに酷似しています。そしてこの部分に記されている文章に違和感があります。
>バランスのとれた投資、スマートな生活
>あなたよりも理解 "スマートな投資ツール" 比您 更懂
最後の「比您 更懂」という部分は明らかに日本語ではなく、中国語 (簡体字) です。Google翻訳で翻訳してみると「あなたよりよく知っている」という意味のようです。英語版と比較してみると上の画像でも確認出来る「あなたよりも理解」という部分が日本語と中国語で繰り返されているようです。おそらく中国語バージョンが原版で日本語版を作る際に中国語の部分を一部削除し忘れた為にこうなっているのではないかと思われます。このサイトが中国系のグループによるものであることを強く示唆しているように思われます。
次に4つのサイトの言語選択メニューを表題と同じ順、cooew (https://cooew.com/www/) → JUBI (https://jubipro.com/#/index) → BITKEEPX (https://bitkeepx.com/) → IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index) という順で示します。
さらに比較対象として上で検証したオレンジ (https://orangexe.com/www/) のサイトの言語選択メニューの画像を示します。
サイト冒頭部では他の3つのサイトと大きく異なる IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index) の場合も含めて表示言語の選択肢 (中国語、英語、香港語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、日本語の8言語) は全く同じですし、メニューの形式も同じです。
さらに以下では登録画面を比較していきます。
▼cooew (https://cooew.com/www/) の登録画面
▼JUBI (https://jubipro.com/#/index) の登録画面 (https://jubipro.com/#/register)
▼BITKEEPX (https://bitkeepx.com/) の登録画面 (https://bitkeepx.com/pc.html#/register)
▼IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index) の登録画面 (https://ioeaiuk.com/#/register)
さらに比較対象のオレンジ (https://orangexe.com/www/) の登録画面も再掲します。
▼オレンジ (https://orangexe.com/www/) の登録画面
登録画面を見ても本項で検証している4つのサイトは互いに酷似していますし、オレンジなど上で検証したサイトの登録画面とも非常によく似ています。
さらにトップページに戻って冒頭部に続いて出てくる「仮想通貨ポートフォリオを今すぐ作成」と題された部分の画像を示していきます。ここでも4つのサイトの画像を表題と同じ順、cooew (https://cooew.com/www/) → JUBI (https://jubipro.com/#/index) → BITKEEPX (https://bitkeepx.com/) → IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index) という順で示します。
さらに比較対象のオレンジ (https://orangexe.com/www/) の相当部分の画像も再掲します。
さらに以下では「最大100ドル相当の暗号通貨を獲得」と題された部分の画像を示していきます。まず本項の検証対象である4つのサイトの画像を表題と同じ順、cooew (https://cooew.com/www/) → JUBI (https://jubipro.com/#/index) → BITKEEPX (https://bitkeepx.com/) → IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index) という順で示します。
さらに比較対象のオレンジ (https://orangexe.com/www/) の相当部分の画像も再掲します。
同様に以下には「最も信頼できる暗号通貨プラットフォーム」と題された部分の画像を示していきます。まず本項の検証対象である4つのサイトの画像を表題と同じ順、cooew (https://cooew.com/www/) → JUBI (https://jubipro.com/#/index) → BITKEEPX (https://bitkeepx.com/) → IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index) という順で示します。
さらに比較対象のオレンジ (https://orangexe.com/www/) の同じ部分の画像も再掲します。
これらの部分でも4つのサイト+比較対象のオレンジのサイトは互いに全く区別出来ないほど酷似しています。
次は取引量、顧客数などを示していると思われる部分の画像を以下に示していきます。やはりcooew (https://cooew.com/www/) → JUBI (https://jubipro.com/#/index) → BITKEEPX (https://bitkeepx.com/) → IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index) という順で4枚の画像を示します。
比較対象のオレンジ (https://orangexe.com/www/) の同じ部分の画像も再掲します。
いずれのサイトでも「$217B」「100+」「103M+」という3つの数字が並んでいて最初の2つは「四半期の取引量」「サポートされている国」となっていますが、3つ目の数字については「認証済みユーザー」となっている場合と「サポートされている国」となっている場合があります。「103M+」の「M」は「Million (100万)」の意味だと思われ、「103M+」は1億300万以上を意味することになりますから「サーポートされている国」ではなく「認証済みユーザー」の数字だと考えられますが、これらのサイトに本当に1億人以上の認証済みユーザーがいるかどうかは極めて疑問です。これらのサイトが本当に1億人以上の顧客を抱えているならこれらのサイトに関する情報が大量に見つかるべきと考えますが、実際には検索しても殆ど情報が見つからないのです。そもそもそれぞれのサイトの取引量とか認証済みユーザーの数字が同じということは有り得ないでしょう。適当に数字を並べて多くの顧客を抱えた信頼できる取引所であると主張しているだけとしか思えません。
次に各サイトで連絡先情報を探しましたが、cooew、JUBI、BITKEEPXの3つのサイトについては何も情報がありません。表題最後のIoE AIの場合のみ以下の画像に示した「に関して IoE AI」と題された部分にメールアドレスのみ記載されています。
>お問い合わせ メールボックス: support@ioeaius.com
このメールアドレスは上で検証した同じIoE AIという名称でURLアドレスだけ異なる、そして既に閉鎖されたと思われるIoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) のサイトに記されていたメールアドレスと同じです。
連絡先情報がこれだけでは話にならないので各サイトのWho Is 情報も確認しましたが、唯一cooewのサイトのWho Is 情報にのみ登録者に関する情報が信頼できるかどうかはともかくとして記されていました。以下に画像を示します。
黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2024年7月15日となっています。そして赤枠で囲った部分に登録者に関する情報が記されています。以下に記述を整理します。
登録者名: ma'son st
登録者所属: 記載なし
登録者住所: W45H+WGC, Union Rd, Khum Kaoh Sdach, Khum Kaoh Sdach, Koh kong, 09401, KH
登録者は「ma'son st」という個人名 (?) になっており、住所はカンボジアの南西部にあるココン州の州都、ココンになっています。こうしたサイトとの関連が疑われている殺猪盤 (さつちょばん) と呼ばれている中国系の詐欺グループの運営拠点はミャンマーとかカンボジアにあるという報道が多いことを考えるとカンボジアの住所は案外正しい情報なのかもしれないとも考えられますが、この住所に何があるのかは分かりません。
他の3つのサイトについてはWho Is 情報に登録者に関する情報が何も記されていないのでサイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日
cooew (https://cooew.com/www/) 2024年7月15日
JUBI (https://jubipro.com/#/index) 2024年1月23日
BITKEEPX (https://bitkeepx.com/) 2024年9月10日
IoE AI (https://ioeaiuk.com/#/index) 2023年8月14日
最後のIoE AIは2023年8月に開設されてこの検証を書いている2025年3月時点でサイト開設から1年半以上経過していますがBITKEEPXは2024年9月開設でちょうど半年ほどという新しいサイトです。
これらのサイトの情報開示は明らかに不充分、不適切ですし、金融ライセンス情報も確認出来ません。さらに例えば「1億300万人以上」の顧客を抱えているといった記述は全く信頼出来るとは思えません。また明らかにコピペで量産された互いに酷似したサイトが多数存在しており、しかも前項で検証した9つのサイトの内、既にオレンジ、PFGSGMAX、IoE AI (https://ioeaiin.com/#/index) の3つのサイトが何の告知もなく閉鎖されています。さらに前項の付記で触れたCTVX (https://www.ctvxc.cc/#/index) という明らかに同じテンプレートから量産されたサイトが検証を書く直前に閉鎖されたという状況と同じでこの検証に含める予定だったHuobio (https://coobw.com/#/index) という画像検索で見つかっていたサイトが突然閉鎖されたようです。このサイトについては残念ながら画像が全く残っていませんが、cooewのサイトからの画像検索で見つかっていたサイトで間違いなくcooewなどのサイトと酷似した同じテンプレート由来のサイトでした。こうした状況から本項で検証したサイトについても突然閉鎖される可能性が当然考えられます。そして本項の最初で引用したように少なくともcooewについては出金出来なくなったという報告が確認されています。
これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。