検証153
本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。日本居住者に投資勧誘すれば無登録の違法業者ということになります。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」、「検証80」、「検証81」、「検証82」、「検証83」、「検証84」、「検証85」、「検証86」、「検証87」、「検証88」、「検証89」、「検証90」、「検証91」、「検証92」、「検証93」、「検証94」、「検証95」、「検証96」、「検証97」、「検証98」、「検証99」、「検証100」、「検証101」、「検証102」、「検証103」、「検証104」、「検証105」、「検証106」、「検証107」、「検証108」、「検証109」、「検証110」、「検証111」、「検証112」、「検証113」、「検証114」、「検証115」、「検証116」、「検証117」、「検証118」、「検証119」、「検証120」、「検証121」、「検証122」、「検証123」、「検証124」、「検証125」、「検証126」、「検証127」、「検証128」、「検証129」、「検証130」、「検証131」、「検証132」、「検証133」、「検証134」、「検証135」、「検証136」、「検証137」、「検証138」、「検証139」、「検証140」、「検証141」、「検証142」、「検証143」、「検証144」、「検証145」、「検証146」、「検証147」、「検証148」、「検証149」、「検証150」で検証してきた中国系と思われる海外の詐欺グループによって勧誘が行われていると思われる一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証89ページ目です。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。検証項目は順次追加の予定です。
●bitfymarkoex (https://www.bitfymarkoex.top/#/)
●bitmaxexc (https://bitmaxexc.top/#/)
●bitmakeits (https://bitmakeits.com/#/)
●bitmakeitx (https://bitmakeitx.ink/#/)
●bitmakeitx (https://k.taurusen.site/#/)
最初のbitfymarkoexと2番目のbitmaxexcはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外の3つのサイトは同じIPアドレス上にあることで見つかってきたサイトです。これら5つのサイトは互いに非常によく似ており、明らかに同じテンプレートからコピペで量産されたサイトと考えられます。まず最初の2つのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
▼2024年4月30日投稿 (bitfymarkoexに関する質問)
質問の投稿者本人ではなく、投稿者の親がネットで知り合った外国人に勧められてbitfymarkoexというサイトでの投資を始めてしまい、既に10万円を入金してしまったようです。投稿者は詐欺の可能性を疑って情報を求めているという状況のようです。添付画像からbitfymarkoexのサイトのURLアドレスを読みとることが出来ます。
▼2024年7月2日投稿 (bitmaxexcに関する質問投稿)
情報が乏しいですが、質問の投稿者はbitmaxexcというサイトでの投資を勧誘されているようです。
そしてこれらの質問に出てきたサイトについて調べてみると互いに非常によく似たサイトであり、さらにIPアドレス (123.1.189.30.) を共有していることが判明しました。そこでさらにこのIPアドレスを調べてみたところ、さらに3つのサイトが見つかってきました。計5つのIPアドレスを共有しているサイトについて表題と同じ順で以下にトップページとログイン画面の画像を示していきます。
▼bitfymarkoex (https://www.bitfymarkoex.top/#/)
▼bitmaxexc (https://bitmaxexc.top/#/)
▼bitmakeits (https://bitmakeits.com/#/)
▼bitmakeitx (https://bitmakeitx.ink/#/)
▼bitmakeitx (https://k.taurusen.site/#/)
これら5つのサイトは互いに非常によく似ていてサイト名とURLアドレスが違うだけのように見えます。明らかに同じテンプレートからコピペでサイトが量産されています。
そしてこれらのサイトには連絡先情報とか金融ライセンス情報が一切見当たりません。登録してログインすればそうした情報も出てくる可能性はありますが、登録しなくても情報開示はするべきでしょう。
仕方がないので例によってサイトのWho Is 情報を確認しましたが、登録者に関する情報は殆ど開示されていません。唯一表題4番目のbitmakeitx (https://bitmakeitx.ink/#/) のWho Is 情報の場合のみわずかに情報があるので以下に画像を示します。
まず黄色の枠で囲った部分にサイトの登録・開設日が2023年10月26日であると記されています。そして赤枠で囲った範囲に登録者情報が記されているのですが多くの項目が非開示になっており、開示されているのは以下に書き出した情報だけです。
登録者所属機関: Li Chao Bing
所在地: 中国・貴州省
所属機関名が「Li Chao Bing」となっていますがこれは所属機関の名称というよりも中国系の人物の個人名ではないかと思われます。住所も中国の貴州省となっており、どれほど信頼できる情報なのか分かりませんが中国系の組織によるサイトである可能性が示唆されます。
これ以外の4つのサイトについては登録者に関する情報が何も開示されていないのでサイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日
bitfymarkoex (www.bitfymarkoex.top) 2024年3月17日
bitmaxexc (bitmaxexc.top) 2024年5月10日
bitmakeits (bitmakeits.com) 2023年12月16日
bitmakeitx (bitmakeitx.ink) 2023年10月26日
bitmakeitx (k.taurusen.site) 2021年9月1日
情報開示は明らかに不充分、不適切です。金融ライセンス情報も見当たりませんし、そもそも互いに非常によく似たサイトが少なくとも5つ存在するという時点で到底信用できるサイトとは思えません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。