検証117

本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。また本ページで検証しているサイトについて日本人に向けた勧誘が行われており、無登録の違法業者と考えられるだけでなく、i幾つかのサイトについては被害報告も出ています。

削除の解除の再検討をお願いします。→ 姉妹サイト雑記0


このサイトは最近、ニュースで頻繁に報道されているいわゆるSNS型投資詐欺、非常に被害者が多い中国系の詐欺グループと戦っているサイトです。このブログを削除 (閲覧不能) にしているのは詐欺グループに味方するも同然です。プラットフォーム企業としての社会的責任を考慮して頂けるよう配慮をお願いします。特にこのページで検証したサイトは2024年3月現在で全て何の告知もなく閉鎖されています。まともな投資サイトだったとは思えませんし、本ページ削除の意味がありません。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112「検証113「検証114「検証115「検証116で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証55ページ目です。「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。検証項目は順次追加の予定です。


●DCEP Global (DCEPグローバル https://www.dcepcoinglobal.com/)

●LME (https://www.lmevipglobal.com/)

●Interactive (インターラクティブ https://www.interactived-jp.com/)

●XT (https://www.xtfx-top.com/p/m/)

●egg (エッグ http://www.eggsvip.com/#/main)

●Easy Markets (イージーマーケッツ https://www.easy-marketx.com/)

●Zaif (https://www.zacoinif.com/)

●Egg (エッグ https://www.eggvt.com/#/main)


まず以下のサイトを検証します。

●DCEP Global (DCEPグローバル https://www.dcepcoinglobal.com/)

これはTwitterに被害者からの投稿が出ていたことで知ったサイトです。まずそのTwitterへの投稿を添付画像と共に引用します。

2022年8月13日投稿

このTwitter投稿だけではURLアドレスが分からなかったので検索してみると表題のサイトが見つかってきました。見つかってきたサイトのキャプを左下に示しますが、ほぼ間違いなく同じサイトでしょう。さらにTwitter投稿の添付画像では分かりませんでしたが日本語にも対応しています。右下に示したのは言語選択画面で英語、香港語、日本語、インドネシア語、韓国語、タイ語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、ヒンディー語、ドイツ語、中国語の12ヵ国語が選択出来るようになっています。

このサイトは明らかにスマホ用のサイトですが、対応するPC用のサイトは見つかりません。また連絡先情報とか金融ライセンスに関する情報も見当たりません。サイトのWho Is 情報も確認しましたがやはり登録者に関する情報は全く開示されていません。サイトの登録・開設日は2022年6月18日となっています。そして最初に引用したようにTwitterにはこのサイトで被害を受けたという証言があり、この検証を書いている2022年9月中旬現在でサイトは既に閉鎖されています。また以下にまとめていきますが、このサイトと明らかに同じテンプレート由来と思われるサイトが複数見つかってきています。決定的な証拠はありませんが、このサイトも「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの一角である可能性が濃厚と考えます。


●LME (https://www.lmevipglobal.com/)

Yahoo知恵袋に質問が相次いで2件出てきたサイトです。まずそれらの質問投稿を引用します。

2022年8月15日投稿

この投稿ではどういう経緯でこの質問をしているのか全く情報がありませんが日本語に違和感があったことなどから安全なサイトかどうか質問しているようです。


2022年8月16日投稿

こちらは既に入金してしまい、出金出来なくなってしまった被害事例と思われます。

1件目の投稿に記されていたURLアドレスのサイトのキャプを以下に示します。左下がスマホ用と思われるサイトのトップページのキャプ、右下が表示言語の選択画面のキャプです。英語、日本語、香港語、インドネシア語、韓国語、タイ語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、ヒンディー語、ドイツ語、中国語の12ヵ国語からの選択で上に示したDCEPグローバルの場合と全く同じです。日本語と香港語の登場順が入れ替わっているだけの違いしかありません。

このスマホサイトは上で引用した2022年8月16日付の2件目の質問投稿の添付画像と全く同じに見えます。また上で検証したDCEPグローバルのサイトとも明らかに似ている部分があります。左下が本項で検証しているLMEのサイト、右下が上で検証したDCEPグローバルのサイトの共通性の高い部分のキャプです。

これら2つのサイトは明らかに同じテンプレート由来であり、同じグループによるサイトでしょう。そして上で引用したYahoo知恵袋への被害投稿からこれらのサイトは非常に危険な詐欺目的のサイトである可能性が極めて濃いです。このサイトあるいは同じテンプレート由来と思われるサイトについて投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●Interactive (インターラクティ https://www.interactived-jp.com/)

これもYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。まずその質問投稿を引用します。

2022年9月14日投稿

知り合いに誘われたとあるだけで詳しい勧誘の経緯などは全く不明です。URLの最後に「191453」という数字が付いていますがこれはおそらくアフィリエイターのID番号でしょう。勧誘役は組織的なものではなく、アフィリエイト報酬を払うという形で集めているのではないかと思われます。

さらにこの検証を書いた後ですが同じサイトに関する質問が出てきました。

2022年10月7日投稿

勧誘された経緯、勧誘してきた人物の情報が全く分かりませんが、

>投資に誘われて、元になる資金の5万円を入金するために一度ここへ送金しろと言われました。

ということです。サイト名は書かれていませんが、添付画像からサイトのURLアドレス (interactived-jp.com) を読みとることが出来ます。PayPay銀行の個人名義の口座への入金を指示されたようです。まともな金融機関が入金先として個人名義の銀行口座を指定するわけがありません。おそらくお金に困った人たちから買ってきたような口座が使われているものと思われます。

とにかくこの質問投稿に記されていたURLアドレスのサイトのキャプを左下に、言語選択メニューを右下に示します。

このサイトも明らかに上で示したDCEPグローバル (https://www.dcepcoinglobal.com/) やLME (https://www.lmevipglobal.com/) のサイトに似ています。表示言語の選択肢も英語、日本語、香港語、インドネシア語、韓国語、タイ語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、ヒンディー語、ドイツ語、中国語の12ヵ国語からの選択で並び順まで含めてLMEの場合と全く同じです。また特に似ているのがLMEのサイトの検証でも比較対象にしたトップページの中央付近の部分です。左下が本項で検証しているインターラクティのサイトのキャプ、右下が上で検証したLMEのサイトからのキャプです。この部分で2つのサイトは互いに酷似しているのが明らかです。

また上の2つのキャプで一番下の部分、「ロックアップマイニング」と書いてある下にさらに何か日本語ではない、おそらく中国語と思われる5文字があって意味が分かりません。こうした細かい部分からすればやはりこのサイトは中国系のグループによって立ち上げられているサイトの可能性が高いように思われます。

そしてインターラクティのサイトで連絡先情報を探しましたがやはり何の情報もありません。金融ライセンスに関する情報もありません。そこで例によってサイトのWho Is 情報を確認しました。以下にキャプを示します。

まず黄色の枠で囲った部分にあるサイトの登録・開設日は2022年9月4日となっています。本項の最初に引用したこのサイトに関するYahoo知恵袋の質問の日付が2022年9月14日ですからサイトの登録・開設からわずか10日で既に勧誘が行われていたことになります。そして赤枠で囲った部分に断片的ですが登録者に関する情報が記されています。

登録者名: 非開示

登録者所属機関名: lin da xia

所在地: 中国・北京

所属機関名が「lin da xia」となっていますがこれは機関名というよりも中国系の人物の個人名のような気がします。所在地は中国・北京とだけ記されています。信頼できる情報とは思いませんが、やはりこのサイトを運営しているのは中国系のグループである可能性が高いように思われます。

このサイトも信頼できるサイトとは全く思えません。


●XT (https://www.xtfx-top.com/p/m/)

Yahoo知恵袋に質問が2件出てきたサイトです。まずそれらの投稿を引用します。

2023年2月27日投稿

「ある知人」に投資を勧められたとあるだけでその人物がどういう関係の人物なのかは不明です。そしてやはり個人名義の銀行口座に入金するように指示されたようです。まともな投資とは思えません。

2023年3月19日投稿

この投稿ではやはり質問している経緯が何も分かりませんが、2023年2月27日の投稿と同じサイトで既に被害を受けてしまったようです。そしてこれらの投稿の質問対象となっていたXTというサイトのキャプを左下に、右下には比較対象として本ページで最初に検証したDCEPグローバル (https://www.dcepcoinglobal.com/) のキャプ示します。

説明するまでもなく、これら2つのサイトは互いに酷似しています。注目するべき変化としては上のキャプで「ロックアップマイニング」と書かれている部分の直下にDCEPグローバルでは中国語と思われる5文字が記されていますがXTのサイトでは「ワンストップサービス」になっています。

さらに以下では表示言語の選択画面を比較します。左下が本項の検証対象であるXTのサイトの言語選択画面、右下がDCEPグローバルのサイトの言語選択画面の再掲です。

XTのサイトの表示言語の選択肢は英語、香港語、日本語、インドネシア語、韓国語、タイ語、ベトナム語、フランス語の8ヵ国語となっています。丸い国旗型のアイコンで選択肢が示されている形式は全く同じです。選択肢の数はDCEPグローバルのサイト場合より4ヵ国語少ないですが、共通する8ヵ国語については並び順まで同じです。これら2つのサイトが同じテンプレートからおそらく同じグループによって量産されたサイトであることは間違いないでしょう。

そしてこのサイトにはやはり連絡先情報が何もありません。Who Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日は2023年2月11日になっています。最初に引用したYahoo知恵袋に出てきた質問の1件目は2023年2月27日付ですからやはり開設から短期間で勧誘が行われていたことになります。これも非常に危険な詐欺目的のサイトであったとしか思われません。


●egg (エッグ http://www.eggsvip.com/#/main)

●Easy Markets (イージーマーケッツ https://www.easy-marketx.com/)

これらもYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトで明らかに同じテンプレート由来と思われるのでまとめて検証します。まずはこれらのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年4月26日投稿 (エッグ (http://www.eggsvip.com/#/main) に関する投稿)

取引を始めてしまった経緯などは全く分かりませんがこの投稿の投稿者は既に入金してしまい、出金しようとしたところ20%の税金とか100万円の手数料とか次々と請求されてそれらの追加入金の要求にも応じてしまったようです。これはまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致するように思われます。

2023年5月17日投稿 (イージーマーケッツ (https://www.easy-marketx.com/) に関する投稿)

この投稿でも誰からどういう状況で勧誘されたのか全く分かりませんが誰かからFX投資を勧められてリンクが送られてきたようです。リンクが送られてきたという点からするとネットを介した勧誘であったことが推測されます。とにかくこれらの投稿に出てきたURLアドレスにアクセスしてみました。左下がエッグ、右下がイージーマーケッツのサイトのキャプ画像です。

エッグのサイトの方がメニューの項目数が少なくなっているなど若干の違いはありますが、それでもやはりこれらのサイトが互いに相当に通っていることは間違いありません。特に右上のイージーマーケッツのサイトは上で検証してきたDCEPグローバル以下のサイトと非常によく似ています。またDCEPグローバルなどのサイトで中国語と思われる記述が残っていることを指摘しましたが、左上のエッグのサイトの「市場ランキング」と書いてある部分の直下に

>合约 限时

と書いてある部分があります。これはGoogle翻訳に掛けてみると中国語 (簡体字) で「契約 期間限定」を意味するようです。エッグのサイトも元々中国語で構築されたサイトであり、日本語に翻訳し忘れた部分が残っているとしか思われません。

さらに以下はこれらのサイトの表示言語選択画面の比較です。やはり左下がエッグ、右下がイージーマーケッツの表示言語選択画面です。

表示言語は以下のようになっています。

エッグ:香港語、英語、日本語、韓国語、ベトナム語、タイ語

イージーマーケッツ:英語、日本語、香港語、インドネシア語、韓国語、ベトナム語、フランス語、スペイン語

選択肢の数は異なりますが、円形の国旗アイコンが使われている点など上で検証してきたDCEPグローバル以下のサイトの表示言語選択画面とよく似ています。

さらに以下は設定画面の比較です。左下がエッグ、右下がイージーマーケッツの設定画面です。

右上のイージーマーケッツの方が項目数が多いですが、やはり鳥 (?) のアバターなど互いに明らかに似ています。

そしていずれのサイトでも連絡先情報が見当たりません。各サイトのWho is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は一切開示されていません。サイトの登録・開設日は

エッグ: 2023年2月15日

イージーマーケッツ: 2023年5月15日

となっています。最初に引用したエッグに関するYahoo知恵袋への投稿の投稿の日付が2023年4月26日、イージーマーケッツに関する投稿の日付が2023年5月17日ですから特にイージーマーケッツへの勧誘は開設から2日後には行われていたことになります。多数のサイトとコピペで量産して使い捨てにしているものと考えられます。

そしてこれらのサイトも非常に危険なサイトとしか思われません。今後も同じテンプレート由来のサイトが続々と登場してくる可能性が充分にありますから警戒が必要です。


●Zaif (https://www.zacoinif.com/)

これもYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたサイトです。まずその投稿を引用します。

2023年6月3日投稿

どういう経緯で取引を始めてしまったのか情報がありませんが、日本の仮想通貨取引所であるZaif (https://zaif.jp/) の名称やロゴを盗用したとしか思えないサイトで取引してしまい、出金しようとしたところ20%の税金を支払うように要求され、この質問投稿をしているようです。海外の取引所が源泉徴収に対応しているわけがありませんし、出金しようとすると税金とか保証金とか意味不明の名目で追加入金を要求してくるというのは「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致します。

 とにかくこの質問投稿に記されていたURLアドレスのサイトに行ってみました。すると質問の添付画像を見た時点で気が付いていましたが上で検証してきたDCEPグローバル以下のサイトとよく似たサイトであることが分かりました。左下がトップページ、右下が表示言語選択画面のキャプ画像です。

表示言語の選択肢は英語、香港語、日本語、インドネシア語、韓国語、タイ語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、ヒンディー語、ドイツ語、中国語の12ヵ国語でトップページも言語選択ページも上で検証してきた一連のサイトと明らかに似ています。

さらに左下は設定画面、右下はアプリのダウンロード画面のキャプ画像です。アプリのダウンロード画面に見えるQRコードの中央にも日本の仮想通貨取引所であるZaif (https://zaif.jp/) のロゴが使われています。設定画面は上で検証してきたサイトの設定画面と非常によく似ています。

そしてこのサイトにはやはり連絡先情報が何も記されていません。例によってサイトのWho Is情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日は2023年4月29日です。最初に引用したYahoo知恵袋に出てきた被害者からの質問の投稿が2023年6月3日付ですからサイトの開設から質問が出てくるまでわずか1ヶ月ほどということになります。

これは非常に危険なサイトで間違いありません。このサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●Egg (エッグ https://www.eggvt.com/#/main)

Yahoo知恵袋に2件の質問が出てきたサイトです。上でエッグ (http://www.eggsvip.com/#/main) という同名のサイトについて検証していますが、サイト名は同じでもURLアドレスは微妙に異なります。まずこのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた2件の質問投稿を引用します。

2023年6月15日投稿

アプリで知り合ったというのはよく分かりませんがマッチングアプリで知り合ったということかもしれません。とにかくアプリで知り合った人 (外国人かどうかは不明) から投資を勧誘されて表題のエッグというサイトを紹介されたようです。勧誘役はお姉さんと一緒に投資していると自称しているようです。紹介されたサイトについて検索しても情報が出てこないので知恵袋で質問しているようです。

2023年7月9日投稿

知りあった経緯が分かりませんが、北海道出身アメリカ育ちと自称する人物から表題のエッグというサイトでの投資を勧誘され、最初は出金できたもののおそらく入金を躊躇していると勧誘役の人物が800万円を貸してくれたようです。しかしその800万円を元手に再度投資して得た利益を出金しようとすると税金を払う必要があると言われて出金できず、勧誘役の人物がさらに600万円融資ということになったものの今度はマネーロンダリングの疑いがあるということで200万円の保証金を要求されているという状況のようです。出金しようとすると税金分の追加入金が必要とかマネーロンダリングの疑いがあるから保証金を追加入金しろと要求されるのは「検証63」の冒頭で説明したようにまさに中国系と思われるグループによる詐欺の手口と合致します。海外の金融機関が日本の源泉徴収に対応しているわけがありませんし、税金ならば出ている利益の一部を留保すれば済むことなのですから税金分の追加入金が必要になるという主張はデタラメとしか思えませんし、マネーロンダリングの疑いがあるから保証金を積めというのも理解不能です。こうした経過からこの質問の投稿者も詐欺の可能性を強く疑っているようです。

とにかくこれらの質問投稿で投資先となっている冒頭のエッグというサイトについてキャプ画像を示します。左下が本項の検証対象であるエッグ (https://www.eggvt.com/#/main) のトップページ、右下が上で検証したエッグ (http://www.eggsvip.com/#/main) のトップページのキャプ画像です。

2つのエッグという名称のサイトはURLアドレスは異なっても互いに非常によく似ていることが分かります。またよく見るといずれのサイトでも「合约」「限时」という日本語ではない、おそらく中国語の簡体字で書かれていると思われる部分があります。Google翻訳で日本語訳すると「合约」は「契約」、「限时」は「期間限定」という意味になるようです。日本語表示にしても中国語の部分が残るという状況からこのサイトを運営しているのはやはり中国系と思われるグループである可能性が高いように思われます。

さらに左下は本項の検証対象であるエッグ (https://www.eggvt.com/#/main) の表示言語選択画面、右下が設定画面のキャプ画像です。

これら言語選択画面、設定画面についても上で検証してきた一連のサイトと似ているようです。同じテンプレートから同じグループによって立ち上げられたサイトである可能性は極めて高いと考えます。そしてこのサイトにも連絡先情報が全く見当たりません。そこで例によってサイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日は2023年5月23日となっています。

このサイトでの投資を勧誘されても応じないことを強く推奨します。