検証118

本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。無登録の違法業者である可能性が高いです。またアメリカの大手金融機関であるシティグループや日本の三菱UFJファイナンシャルグループ、さらには日本郵便株式会社やアメリカの大手金融機関であるゴールドマンサックス社、同じくアメリカのプライベートエクイティファンドであるTPGの名称やロゴを盗用したと思われるサイトが含まれています。

尚、本ページで検証対象としているサイトは「検証114」で一度検証したサイトあるいはそれらと同じテンプレートからおそらくは同じグループによって量産されたサイトと思われます。またさらに同じテンプレートが使われているサイトは「検証126」でも検証しています。参照してください。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112「検証113「検証114「検証115「検証116「検証117」で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証56ページ目です。「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。


●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecrypto.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecrypto.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecfk.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecfk.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiext.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiext.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiebase.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiebase.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpieor.cc/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpieor.cc/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpietrust.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpietrust.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecoin.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecoin.com/h5/#/)

●GCEXcoin (GCEXコイン https://www.vkhflgs.top//#/、スマホ用サイト:https://www.vkhflgs.top/h5)

●Citi Exchange (シティエクスチェンジ https://www.citicoinex.com/#/、スマホ用サイト:https://www.citicoinex.com/h5/#/)

●Citi Exchange (シティエクスチェンジ https://www.fpqaknx.top//#/、スマホ用サイト:https://www.fpqaknx.top/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiestart.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiestart.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecoins.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecoins.com/h5/#/)

●GCEXcoin (GCEXコイン https://www.fniib96ged.xyz/#/、スマホ用サイト:https://www.fniib96ged.xyz/h5/#/)

●FTX Pro (FTXプロ https://www.ftxproakp.com/#/、スマホ用サイト:https://www.ftxproakp.com/h5/#/)

●Blockchain (ブロックチェーン https://www.blockchainkp.net/#/、スマホ用サイト:https://www.blockchainkp.net/h5/#/)

●tokocrypto (tokoクリプト https://www.wbhqdvp.top//#/、スマホ用サイト:https://www.wbhqdvp.top/h5/#/)

●Tycoonse (https://www.tycoonserf.cc//#/、スマホ用サイト:https://www.tycoonserf.cc/h5/#/)

●UKEX (https://www.lnfkigr.top//#/、スマホ用サイト:https://www.lnfkigr.top/h5/#/)

●LedgerX LLC (レジャーX LLC https://www.jbngief.top//#/、スマホ用サイト:https://www.jbngief.top/h5/#/)

●MUFG coin (MUFGコイン https://www.jvgrbqn.top/#/、スマホ用サイト:https://www.jvgrbqn.top/h5/#/)

●Colorcoin (カラーコイン https://www.bpiqdwy.top//#/、スマホ用サイト:https://www.bpiqdwy.top/h5/#/)

●AIIB coin (AIIBコイン https://www.ocbdvew.top//#/、スマホ用サイト:https://www.ocbdvew.top/h5)

●日本郵便 (https://www.jppostxyg.top/#/、スマホ用サイト:https://www.jppostxyg.top/h5/#/)

●Bitpie (https://www.knlfyui.top/#/、スマホ用サイト:https://www.knlfyui.top/h5/#/)

●Goldman Sachs (ゴールドマンサックス https://www.goldmansachsdyo.com//#/

スマホ用サイト:https://www.goldmansachsdyo.com/h5/#/)

●TPG (https://www.tpg-incesyr.com//#/、スマホ用サイト:https://www.tpg-incesyr.com/h5/#/)

●BitViroPro (https://www.yoxxwfe.top//#/、スマホ用サイト:https://www.yoxxwfe.top/h5/#/)


まず以下の8つのサイトを検証します。

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecrypto.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecrypto.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecfk.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecfk.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiext.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiext.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiebase.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiebase.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpieor.cc/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpieor.cc/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpietrust.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpietrust.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecoin.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecoin.com/h5/#/)

●GCEXcoin (GCEXコイン https://www.vkhflgs.top//#/、スマホ用サイト:https://www.vkhflgs.top/h5)

これら8つのサイトは実はいずれも「検証114」で一度検証したサイトです。但し「検証114」で検証した際と比べてPC用のサイトはかなり見かけが改変されていて全く別物のサイトになっているので改めて検証することにします。まず最初のビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) のサイトについて改変前と改変後のサイト冒頭部のキャプ画像を以下で比較します。

ビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) 改変前

ビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) 改変

改変前と改変後を比較するとURLアドレスが同じサイトなのにかなり印象が変わっています。しかしそれでも共通点と言える部分も見つかります。例えば右側に見える表示言語選択のプルダウンメニューに見える表示言語の選択肢は英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語で共通ですし、その並び順も同じ、国旗のアイコンも同じです。さらにそれぞれのキャプの中央に見える

>世界をリードするデジタル資産取引プラットフォーム

>最も人気のあるデジタル資産取引プラットフォーム,市場で最も強力で便利なテクニカル分析および取引ツールへのアクセス。

という文章は改変前、改変後で同じです。またメニューバーの項目名も左から「ホームページ」「コイン取引」「契約トランザクション」「法定通貨取引」「財務管理」まで改変前と改変後で同じです。要するに背景画像以外の部分は改変前と改変後で殆ど変わっていません。

表題の残りの7つのサイトについても「検証114」で検証して以降、ビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/)と同様の改変が行われていました。以下に残りの7つのサイトの改変後の冒頭部のキャプ画像を表題と同じ順で示します。

▼ビットパイ (https://www.bitpiecfk.com/#/) 改変後

▼ビットパイ (https://www.bitpiext.com/#/) 改変後

▼ビットパイ (https://www.bitpiebase.com/#/) 改変後

▼ビットパイ (https://www.bitpieor.cc/#/) 改変後

▼ビットパイ (https://www.bitpietrust.com/#/) 改変後

▼ビットパイ (https://www.bitpiecoin.com/#/) 改変後

▼GCEXコイン (https://www.vkhflgs.top//#/) 改変後

少なくとも8つのサイトが一斉に大きく改変していることが判明しました。そして改変前に互いに酷似していたこれら8つのサイトは大きく改変された後も互いに酷似しています。

さらに改変後の8つのサイトについて冒頭部に続く部分を見ていくことにします。実際問題としては本項で検証している8つのサイトは冒頭部だけでなくサイト全体が互いに酷似しているので代表して最初のビットパイのサイト (https://www.bitpiecrypto.com/#/) について改変前と改変後を比較していくことにします。

まずサイトの取引高とかユーザー数、取引手数料などを説明する部分について改変前 → 改変後の順でキャプを以下に示します。

イラスト部分は改変後にカラフルになっていますが、

>24時間取引量 +430億

>私たちを信頼する登録ユーザー +3000万

>裁定取引手数料 < 0.10%

といった記述は全く同じです。

さらにこの部分に続く「私たちの機能」と題してサイトの特長を説明する部分についても表題最初のビットパイのサイト (https://www.bitpiecrypto.com/#/) 改変前 → 改変後の順でキャプを以下に示します。

一見して改変前と改変後では大きく変わっているように見えますが、「私たちの機能」という題目は同じですし、示されている6つの特長の項目名も「私たちは安全です」「ベストサポート」「私たちはグローバルです」「私たちは強力です」「豊富な種類の暗号通貨」「高度なデーター暗号化」の6項目で完全に一致しています。さらに6項目の特長の説明文も改変前と改変後で一致しています。改変では中央のイラストを加え、同じ文書を配置を変えて配置しているだけということになります。

さらにトップページの最後には改変前でも改変後でもアプリがダウンロード出来るようになっている部分が出てきます。やはり改変前 → 改変後の順でキャプを以下に示します。

この部分でもスマホの配置などは異なりますが、本来は「ダウンロード」と書かれているべきと思われる題字がいずれも「ダウンロー」になっている点など明らかに共通点が見つかります。さらにはQRコードも改変前と改変後で同じもののようです。

この部分については残りの7つのサイトについても相当する部分のキャプ画像を以下に示していきます。まず表題2~4番目の

ビットパイ (https://www.bitpiecfk.com/#/) 改変後

ビットパイ (https://www.bitpiext.com/#/) 改変後

ビットパイ (https://www.bitpiebase.com/#/) 改変後

の3つのサイトの相当部分のキャプを以下に順に示します。

次に表題5~8番目の

ビットパイ (https://www.bitpieor.cc/#/) 改変後

ビットパイ (https://www.bitpietrust.com/#/) 改変後

ビットパイ (https://www.bitpiecoin.com/#/) 改変後

GCEXコイン (https://www.vkhflgs.top//#/) 改変後

の4つのサイトについて相当部分のキャプを順に示します。

このアプリがダウンロード出来る部分の比較でも8つのサイトは互いに極めてよく似ています。7つのビットパイという名称のサイトでは左側に見えるQRコードさえ全て同じもので最後のGCEXコインのQRコードのみは別物のようです。

このようにPC用のサイトは改変によって大きく印象を変えているのですが、対してスマホ用のサイトは殆ど改変されていないようです。やはり表題最初のビットパイのスマホ用サイト (https://www.bitpiecrypto.com/h5/#/) についてまずログイン画面の改変前のキャプを左下に、 改変後のキャプを右下に示します。

さらにスマホ用サイトのトップページの改変前を左下に、改変後を右下に示します。

ここに示した表題最初のビットパイのスマホ用サイト (https://www.bitpiecrypto.com/h5/#/) については改変前と改変後で全く変わっているように見えません。

これ以外の7つのサイトについてもごくわずかに変化している部分がないわけではありませんがほぼ改変前と同じです。例えば表題最後のGCEXコインのスマホ用サイト (https://www.vkhflgs.top/h5) についてもまずログイン画面について改変前 (左下) と改変後 (右下) で比較します。

改変前は「モバイルログイン」と書いてあった部分が「携帯電話でログインします」になっているなど文章が微妙に変化しているようです。同じGCEXコインのスマホ用サイト (https://www.vkhflgs.top/h5) のトップページについても改変前 (左下) と改変後 (右下) で比較します。

このスマホ用サイトのトップページでも「リチャージコイン」が「入金」に変わるなど微妙な変化はありますがやはり大きな変化ではありません。

そして改変前でも改変後でもこれらのサイトには連絡先情報とか金融ライセンスに関する情報が全く見当たりません。またそもそもBitpie (ビットパイ) という同じ名称のサイトが少なくとも7つも確認されるという時点で極めて異様です。改変後のこれらのサイトでの投資を勧誘されたとか出金出来なくなっているという報告は現時点では確認されていませんが、信頼できるサイトとは到底思えません。仮想通貨に投資を考えるにしてもこれらのサイトの利用は避けるべきと判断します。

●Citi Exchange (シティエクスチェンジ https://www.citicoinex.com/#/、スマホ用サイト:https://www.citicoinex.com/h5/#/)

●Citi Exchange (シティエクスチェンジ https://www.fpqaknx.top//#/、スマホ用サイト:https://www.fpqaknx.top/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiestart.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiestart.com/h5/#/)

●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecoins.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecoins.com/h5/#/)

●GCEXcoin (GCEXコイン https://www.fniib96ged.xyz/#/、スマホ用サイト:https://www.fniib96ged.xyz/h5/#/)

●FTX Pro (FTXプロ https://www.ftxproakp.com/#/、スマホ用サイト:https://www.ftxproakp.com/h5/#/)

●Blockchain (ブロックチェーン https://www.blockchainkp.net/#/、スマホ用サイト:https://www.blockchainkp.net/h5/#/)

●tokocrypto (tokoクリプト https://www.wbhqdvp.top//#/、スマホ用サイト:https://www.wbhqdvp.top/h5/#/)

●Tycoonse (https://www.tycoonserf.cc//#/、スマホ用サイト:https://www.tycoonserf.cc/h5/#/)

●UKEX (https://www.lnfkigr.top//#/、スマホ用サイト:https://www.lnfkigr.top/h5/#/)

●LedgerX LLC (レジャーX LLC https://www.jbngief.top//#/、スマホ用サイト:https://www.jbngief.top/h5/#/)

これらは上で検証したビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) からの画像検索で見つかってきたサイトです。また最初のシティエクスチェンジという2つのサイトのいずれかに関するのではないかと思われる質問投稿がYahoo知恵袋に出ていることにも気が付きました。まずそのYahoo知恵袋への投稿を引用します。

2022年9月21日投稿

質問投稿ではCiti Exchangeというサイトでの投資をInstagramから接触してきた人物 (外国人かどうかは不明) に勧誘されたということのようです。勧誘されたCiti ExchangeというサイトのURLアドレスは不明です。そして回答の1つに自分もInstagramから接触してきたハーフ美女から勧誘され、しかも勧誘役のハーフ美女が2700ドルを入金してくれたというのですが、本当にあったこともない人物が2700ドルをプレゼントしてくれるなんてことは考えられませんし、詐欺グループの勧誘役が詐欺口座の数字を動かしただけという可能性が高いと思われます。こうした勧誘役が資金を提供してくれるという手口での勧誘もこれまで見てきた中国系と思われる詐欺グループによる詐欺では確認されています。残念ながら回答者の件でもCitiのサイトのURLアドレスは不明です。

この投稿がここで検証する画像検索で見つかってきた2つのシティエクスチェンジのサイトのいずれに関する質問なのかは確証がありませんが、とにかく本項表題に示した11個のサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に順に示していきます。

▼シティエクスチェンジ (https://www.citicoinex.com/#/)

▼シティエクスチェンジ (https://www.fpqaknx.top//#/)

▼ビットパイ (https://www.bitpiestart.com/#/)

ビットパイ (https://www.bitpiecoins.com/#/)

▼ブロックチェーン (https://www.blockchainkp.net/#/)

▼tokoクリプト (https://www.wbhqdvp.top//#/)

▼レジャーX LLC (https://www.jbngief.top//#/)

11枚のキャプ画像を並べましたが互いに酷似していて左上のロゴの部分以外は全く同じに見えますし、上で検証してきた7つのビットパイという名称のサイト、さらにGCEXコイン (https://www.vkhflgs.top//#/) を加えた8つのサイトとも極めてよく似ています。右側に見える表示言語選択のプルダウンメニューに見える表示言語の選択肢は英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語で共通ですし、その並び順も同じ、国旗のアイコンも全て同じです。それぞれのキャプの中央に見える「世界をリードするデジタル資産取引プラットフォーム」から始まる文章も全く同じです。

さらに上で検証した8つのサイトの検証と同様にアプリをダウンロード出来るようになっている部分のキャプを以下に示します。まず最初の4つのサイト

シティエクスチェンジ (https://www.citicoinex.com/#/)

シティエクスチェンジ (https://www.fpqaknx.top//#/)

ビットパイ (https://www.bitpiestart.com/#/)

ビットパイ (https://www.bitpiecoins.com/#/)

の4つのサイトのキャプを順に示します。

次に表題5~8番目の4つのサイトについても以下の順でキャプ画像を順に示します。

GCEXコイン (https://www.fniib96ged.xyz/#/)

FTXプロ (https://www.ftxproakp.com/#/)

ブロックチェーン (https://www.blockchainkp.net/#/)

tokoクリプト (https://www.wbhqdvp.top//#/)

さらに表題9~11番目の3つのサイトについても相当する部分のキャプを以下の順で示します。

Tycoonse (https://www.tycoonserf.cc//#/)

UKEX (https://www.lnfkigr.top//#/)

レジャーX LLC (https://www.jbngief.top//#/)

よく見るとQRコードだけは同じではありませんが、他の部分は11個のサイトで全く同じです。そして上で検証した8つのサイトと比べてもQRコード以外の部分は全く同じです。

次にスマホ用のサイトを確認していきます。それぞれスマホ用サイトのトップページとログイン画面をセットにして以下に示します。

▼シティエクスチェンジ (https://www.citicoinex.com/h5/#/)

▼シティエクスチェンジ (https://www.fpqaknx.top/h5/#/)

これら2つのシティエクスチェンジというサイトは「検証114」で検証した同じグループによると思われるCitiCoin (シティコイン https://www.citicoiniing.com/#/、スマホ用サイト:https://www.citicoiniing.com/h5) の場合と同じでアメリカの大手金融機関、Citigroup Inc. (シティグループ) の名称やロゴを盗用しているとしか思われません。右に示したのはCiti Japanのサイト (https://www.citigroup.jp/jp/index.html) から取得したCitiのロゴのキャプです。2つのシティエクスチェンジのサイトにあるロゴと酷似しています。

これら2つのビットバイという名称のサイトは上で検証した同じビットパイという7つのサイトと名称が一致しているだけでなく、ロゴやサイト全体の見かけも非常によく似ています。同じグループによって同じテンプレートからURLアドレスだけ変更して量産されたサイトで間違いないものと考えます。

▼ブロックチェーン (https://www.blockchainkp.net/h5/#/)

▼tokoクリプト (https://www.wbhqdvp.top/h5/#/)

▼レジャーX LLC (https://www.jbngief.top/h5/#/)

いずれもサイト名とロゴが異なるだけで他の部分はほぼ同一です。これだけコピペで量産されたとしか思われないサイトが大量に存在しているというだけでこれらのサイトの信頼性は極めて低いと判断せざるを得ません。またこれらのサイトには連絡先情報が全く見当たりません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報を確認しました。幾つかのサイトのWho Is 情報には登録者に関する断片的な情報が見つかります。例えば以下は最初のシティエクスチェンジ (https://www.citicoinex.com/#/) のWho Is 情報です。

まず黄色の枠で囲った部分を見るとサイトの登録・開設日は2022年8月5日となっています。そして赤枠で囲った部分に登録者の所在地が「HeBeiSheng, CN」とだけ記されています。これは「中国の河北省」を意味するものと思われます。本項の検証対象である11個のサイトのWho Is 情報についてまずサイトの登録・開設日を以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

シティエクスチェンジ (https://www.citicoinex.com/#/) 2022年8月5日

シティエクスチェンジ (https://www.fpqaknx.top//#/) 2022年722日

ビットパイ (https://www.bitpiestart.com/#/) 2022613日

ビットパイ (https://www.bitpiecoins.com/#/) 202269日

GCEXコイン (https://www.fniib96ged.xyz/#/) 2022年6月23日

FTXプロ (https://www.ftxproakp.com/#/) 2022422日

ブロックチェーン (https://www.blockchainkp.net/#/) 202238日

tokoクリプト (https://www.wbhqdvp.top//#/) 2022728日

Tycoonse (https://www.tycoonserf.cc//#/) 2022227日

UKEX (https://www.lnfkigr.top//#/) 2022814日

レジャーX LLC (https://www.jbngief.top//#/) 2022年8月14日

いずれも2022年になってから開設された新しいサイトです。

さらに登録者 (所属機関) と連絡先情報についても以下にまとめます。

シティエクスチェンジ (https://www.citicoinex.com/#/)

所在地:中国・河北省

シティエクスチェンジ (https://www.fpqaknx.top//#/)

登録者所属機関:Di Shou Long

所在地:中国・HuNaSheng (HuNaShengは検索しても該当なし。スペルミス?) 

ビットパイ (https://www.bitpiestart.com/#/)

登録者:tianping Yang

所在地:beijinglu235hao, XinXiangShi, HeNan, 453000, China (中国・河南省新郷市)

電話番号:+86.13402050377

メールアドレス:shapailang62@163.com

ビットパイ (https://www.bitpiecoins.com/#/)

登録者:qikun Guo

所在地:simenzizhen, ZiBoShi, ShanDong, 255000, China (中国・山東省淄博市 (しはく-し))

電話番号:+86.18650674807

メールアドレス:zaduanzhao2327@163.com

GCEXコイン (https://www.fniib96ged.xyz/#/)

登録者に関する情報の記載なし。

FTXプロ (https://www.ftxproakp.com/#/)

所在地:中国・河北省

ブロックチェーン (https://www.blockchainkp.net/#/)

登録者に関する情報の記載なし。

tokoクリプト (https://www.wbhqdvp.top//#/)

登録者所属機関:Yang Tian Ping

所在地:中国・上海市

Tycoonse (https://www.tycoonserf.cc//#/)

登録者に関する情報の記載なし。

UKEX (https://www.lnfkigr.top//#/)

登録者所属機関:Yang Tian Ping

所在地:中国・上海市

レジャーX LLC (https://www.jbngief.top//#/)

登録者所属機関:Yang Tian Ping

所在地:中国・上海市

登録者に関して断片的な情報は記載されているのですが、信頼できる情報かどうかは極めて疑問です。2つのサイトについて記されている電話番号はいずれも[+86] という中国の国番号で始まっていて、8つのサイトに記載がある住所は全て中国国内となっています。しかしこれらのサイトは互いに酷似していて同じグループによるサイトとしか思われないのに住所は中国国内でもかなりばらけています。例えば2つのビットパイというサイトの住所は一方が中国河南省、他方が他方が山東省です。これらの情報は信用出来るものとは思えません。

これらのサイトについては投資を勧誘されたとか、出金出来なくなったといった報告が現時点で確認されているわけではありません。しかしながら明らかに同じテンプレートから量産されたサイトが多数存在していることだけでもこれらのサイトの信頼性は著しく低いものと考えます。さらに金融ライセンスに関する記述は一切ありませんし、連絡先情報などの開示も極めて不充分、不適切です。さらにアメリカの大手金融機関のロゴを盗用しているとしか思われないサイトも含まれている点などからもこれらのサイトは非常に危険と考えざるを得ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを推奨します。


●MUFG coin (MUFGコイン https://www.jvgrbqn.top/#/、スマホ用サイト:https://www.jvgrbqn.top/h5/#/)

●Colorcoin (カラーコイン https://www.bpiqdwy.top//#/、スマホ用サイト:https://www.bpiqdwy.top/h5/#/)

MUFGコインはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、2つ目のカラーコインは画像検索で見つけてきたサイトです。まずMUFGコインのサイトに関してYahoo知恵袋に出てきた投稿を引用します。

2022年9月20日投稿

いずれの投稿の質問も「知り合い」からMUFG coin (MUFGコイン) というサイトでの投資を勧められているが信頼出来るサイトかどうか知りたいという内容の内容になっています。勧誘役の「知り合い」が外国人あるいは外国人の疑いがある人物かどうかは言及がなく、不明です。そして1つ目の投稿にはURLアドレスの記載がありませんが、2つ目の投稿の添付画像の一番下にURLアドレスが断片的ですが記されています。このURLアドレスから表題のMUFGコインというサイトを見つけてきました。画像検索で見つけてきた表題2つ目のカラーコインというサイトと一緒にまずはPC用のサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に示します。

▼MUFGコイン (https://www.jvgrbqn.top/#/)

▼カラーコイン (https://www.bpiqdwy.top//#/)

改めて指摘するまでもないと思いますが、これら2つのサイトは互いに酷似しているだけでなく、上で検証してきたビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) 以下の19個のサイトとも非常によく似ています。右上のプルダウンメニューに国旗アイコンが表示されている表示言語の選択肢も英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語でこれまで上で検証してきたサイトと共通です。

次にこれら2つのサイトについて上で検証した8つのサイトの検証と同様にアプリをダウンロード出来るようになっている部分のキャプを表題と同じ順で以下に示します。

この部分でもMUFGコイン、カラーコインの2つのサイトは上で検証してきたビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) 以下の19個のサイトと極めてよく似ています。

さらにこれらのサイトのスマホ用のサイトについても以下にキャプ画像を示します。それぞれスマホ用サイトのトップページのキャプを左下に、ログイン画面のキャプを右下に示します。

スマホ用のサイトの冒頭部の画像はスライドショー形式で3つのパターンが順に表示される設定になっています。左上に示したのは最初のパターンで左下に示したのが2番目のパターン、右下に示したのが3番目のパターンです。本項で最初に引用したYahoo知恵袋への質問投稿の添付画像はこれら2番目、3番目のパターンと一致しています。

▼カラーコイン (https://www.bpiqdwy.top/h5/#/)

これら2つのサイトのスマホ用のサイトも互いによく似ていますし、さらに上で検証してきたビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) 以下の19個のサイトとも非常によく似ています。

次に各サイトの連絡先情報を探しましたがMUFGコインのサイトの場合のみ、脚注のリンクからアクセスできる「私たちについて」というサブページに以下のような記述があります。

住所とか電話番号といった連絡先情報は何も記されていないのですが、日本の三菱UFJファイナンシャルグループに関する紹介が書かれていてMUFGコインはそのグループの一員であるかのような記述になっています。また左下に拡大図を示したMUFGコインのサイトのロゴは右下に示した三菱UFJファイナンシャルグループの公式サイト (https://www.mufg.jp/index.html) にあるロゴと酷似しています。

しかしここで検証しているMUFGコインのサイトが日本の三菱UFJファイナンシャルグループが運営するサイトとは到底思えません。三菱UFJファイナンシャルグループの公式サイト (https://www.mufg.jp/index.html) にある「グループ会社一覧」を見てもMUFGコインなどというグループ会社は見当たりませんし、三菱UFJファイナンシャルグループに属する仮想通貨取引所ならば日本の金融庁で暗号資産交換業者の登録を得ずに営業するとは思えません。金融庁のサイトで公表されている暗号資産交換業者の登録リストを見てもMUFGコインに相当すると思われる登録は見当たりません。また上に示した「私たちについて」というサブページの三菱UFJファイナンシャルグループを紹介する文章の日本語はかなり不自然です。例えば

>三菱 UFJ フィナンシャル グループ (MUFG) は、日本最大の金融機関であり、世界最大の総合金融機関の 1 つです。ネットワークになりました。

という部分がありますが、「ネットワークになりました。」という部分は日本語として明らかに不自然で意味不明です。これは日本人が書いた文章とは思われません。さらにMUFGコインのサイトのWho Is 情報を以下に示します。

まず黄色の枠で囲った部分を見るとこのサイトは2022年8月14日に登録されたばかりの新しいサイトであることが分かります。この検証は2022年10月上旬に書いているので開設から2ヶ月も経過していません。そして赤枠で囲った部分に断片的ですが登録者に関する情報が記されています。

登録者名: 非開示

登録者所属機関: Yang Tian Ping

所在地: ShangHaiShi, CN (中国・上海市)

開示されている情報はわずかですが、登録者は中国系と思われます。日本の三菱UFJファイナンシャルグループの名称やロゴを盗用しているとしか思われません。

一方、カラーコインのサイトにもMUFGコインのサイト同様に「私たちについて」というサブページがあります。しかしそのサブページを見ると全くの空欄になっています。実は上で検証してきた同じテンプレート由来と思われる19個のサイトの大半でもこのサブページは空欄です。これは異様です。

さらにカラーコインのサイトのWho Is 情報を以下に示します。

黄色の枠で囲った部分にあるサイトの登録開設日は2022年326日になっています。そしてやはり赤枠で囲った部分に断片的ですが登録者に関する情報が記されています。

登録者名: 非開示

登録者所属機関: Yang Tian Ping

所在地: ShangHaiShi, CN (中国・上海市)

登録者所属機関名の「Yang Tian Ping」も所在地が中国・上海市になっているのもMUFGコインのサイトのWho Is情報と同じです。

結論としてこれら2つのサイトは全く信用出来ません。特に日本の大手金融機関の名称やロゴを盗用しているとしか思われないMUFGコインのサイトは日本人を主な標的としている可能性が極めて濃く、非常に危険です。これらのサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


●AIIB coin (AIIBコイン https://www.ocbdvew.top//#/、スマホ用サイト:https://www.ocbdvew.top/h5)

Yahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。まずその質問投稿を引用します。2件の質問が出ていますが、投稿者は同一で2件の質問を総合すると勧誘された経緯から分かります。

2022年11月6日投稿

最初の質問投稿には自分も勧誘されているという回答者が2人出てきています。質問者と2人の回答者の回答を総合するとInstagramから最初は趣味の話に応じる形で外国人が翻訳ソフトを使って連絡してきてAIIBコインでの投資を勧誘されているという状況のようです。さらに2件目の質問投稿によれば30万ドル以上の口座残高がないという意味の分からない理由で出金拒否を受けているようです。こうした経過はまさに「検証63」の冒頭に書いた中国系と思われる詐欺グループによる勧誘の手口に合致するように思われます。

さらにこの検証を書いた後ですが、もう1件、勧誘されたという投稿が出てきました。

2022年11月18日投稿

こちらもインスタグラムでのDMで接触してきた男性 (外国人かどうかは不明) に勧誘されてAIIBコインで10万円投資して1万円ほどの利益を得て、出金について問題があったものの一応は出金出来たものの詐欺を疑っているという状況のようです。ここで最初は少額の出金に応じて信頼出来るサイトと誤認させるというのは詐欺の常套手段ですから出金出来たことに安心できるとは思えません。

そして2件目の投稿にAIIBコインのURLアドレス (https://www.aiibcoin.com/h5) が出ているのでアクセスしてみました。するとどういうことなのか分かりませんが、表題のURLアドレス (https://www.ocbdvew.top//#/、スマホ用サイト:https://www.ocbdvew.top/h5) に転送されます。URLアドレスは変わっていますがサイト名は確かにAIIBコインとなっています。左下がアクセスしてみたサイトのキャプ画像で表題に示したスマホ用サイト、右下はこのスマホ用サイトのログイン画面のキャプです。

まずAIIBというサイト名と右上のキャプに見えるロゴはAsian Infrastructure Investment Bank (AIIB、アジアインフラ投資銀行 https://www.aiib.org/en/index.html) の名称や右に示したロゴを盗用したものと思われます。ちなみにアジアインフラ投資銀行は中国主導で設立された国際金融開発機関の1つであって仮想通貨とは何の関係も確認出来ません。

またこのスマホ用のサイトは上で検証してきたビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecrypto.com/h5/#/) 以下のサイトのスマホ用サイトと非常によく似ています。以下には比較の為にビットパイのスマホ用サイトとログイン画面のキャプを再掲します。

さらにビットパイ以下のサイトにはスマホ用サイトに加えてPC用のサイトが存在することが分かっていたのでAIIBコインの場合も対応するPC用のサイトが存在することが予測されました。そして探してみると予測通り、表題に示したPC用サイトが見つかってきました。以下にキャプを示します。

このPC用サイトの冒頭部についても上で検証してきたサイトと比較すると似ている部分が認められます。以下にはビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) のサイト冒頭部を比較の為に再掲します。

2つのサイトの冒頭部を相互比較すると左半分に大きな活字で示されている文章、

>世界をリードするデジタル資産取引プラットフォーム

>最も人気のあるデジタル資産取引プラットフォーム,市場で最も強力で便利なテクニカル分析および取引ツールへのアクセス。

が全く同じです。さらに表示言語の選択肢や国旗アイコン、その並びなども全く同じです。ちなみに表示言語の選択肢はプルダウンメニューの上から英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語となっています。

さらにAIIBコインのサイトで冒頭部に続いては「私たちの機能」と題してサイトの特長を6項目にまとめて説明している部分が出てきます。以下にキャプを示します。

そして上で検証してきたビットパイ以下のサイトにも「私たちの機能」と題してサイトの特長を6項目にまとめて説明している部分があります。以下には再びビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) の相当する部分のキャプを比較の為に再掲します。

項目の配置や添えられているイラスト画像は異なりますが、

>私たちの機能

>複数の PC およびモバイル オペレーティング システムをサポート

という項目のタイトル部分、さらに6つの特長の項目名が「私たちは安全です」「私たちは強力です」「豊富な種類の暗号通貨」「ベストサポート」「私たちはグローバルです」「高度なデータ暗号化」と共通ですし、それぞれの項目の文章も全て同じです。

さらに以下はAIIBコインのサイトにある「仕組み」と題された部分のキャプ画像です。

上で検証してきたビットパイ以下のサイトにも「仕組み」と題して取引量、ユーザー数、裁定取引手数料の3項目を説明している部分があります。以下には再びビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) の相当する部分のキャプを比較の為に再掲します。

イラスト部分は少し変わっていますがやはり明らかに似ています。24時間取引量が「+430億」、登録ユーザー数が「+3000万」、裁定取引手数料「<0.10%」という数字の部分は全く同じです。

しかしこれらのサイトにそれぞれ3000万人以上の登録ユーザーがいるかどうかは極めて疑問です。3000万人もの登録ユーザーが本当にいるならこれらのサイトの例えばURLアドレスで検索すれば多数の情報が見つかるはずですが、実際には検索してもほぼ情報がありません。多数の上で検証してきたサイトのいずれもが登録ユーザー3000万人以上といった数字が全く同じであるといった点を考えてもこれらの数字は全く信用出来るようには思えません。

さらにAIIBコインのサイトで「仕組み」の項目に続いては以下にキャプを示す「ダウンロー」と題されたアプリをダウンロード出来るようになっている部分が出てきます。「ダウンロー」は明らかに「ダウンロード」の間違いでしょう。

そしてこの部分についても上で検証してきた一連のサイトに同じような部分があります。しかもその部分のタイトルはやはり「ダウンロード」ではなく、「ダウンロー」になっています。以下には再びビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) の相当する部分のキャプを比較の為に再掲します。

2台のスマホの配置が変わっていますがよく見ると2台のスマホの画面は全く同じです。例えば左側のスマホに示されているビットコイン (BTC) の相場が5万56ドル30セント、イーサリアム (ETH) の相場が3333ドル57セントといった数字さえ同じです。これは同じ画像の使い回しでしょう。

次にAIIBコインのサイトで連絡先情報や金融ライセンスに関する記述を探しましたが何も見当たりません。そこで例によってWho Is 情報だけ確認しました。以下に示します。

まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2022年9月17日となっています。この検証を書いている2022年11月中旬の時点で2ヶ月ほどしか経過していない新しいサイトです。そして赤枠で囲った部分に示されている登録者に関する情報を以下にまとめます。

登録者名:記載なし

登録者所属機関:Yang Tian Ping

所在地:中国・上海市

登録者所属機関名が「Yang Tian Ping」となっていますがこれは中国人の個人名ではないかと思われます。それ以外には所在地が中国・上海市という情報があるだけです。

このサイトは上で検証してきたビットバイ以下のサイトと同じテンプレートを少々改変して作られたサイトと思われます。そして情報開示は明らかに不充分、不適切であり、信頼性に欠けます。アジアインフラ投資銀行の名称やロゴを使っているのも盗用としか思えません。ライセンス情報や連絡先情報も開示されていませんし、最初に引用したYahoo知恵袋の質問投稿では出金に困難が生じているようです。勧誘の手口から言っても「検証63」以降で検証してきた中国系と思われる詐欺グループによるサイトの一角である可能性が高く、全く信用できません。このサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●日本郵便 (https://www.jppostxyg.top/#/、スマホ用サイト:https://www.jppostxyg.top/h5/#/)

●Bitpie (https://www.knlfyui.top/#/、スマホ用サイト:https://www.knlfyui.top/h5/#/)

●Goldman Sachs (ゴールドマンサックス https://www.goldmansachsdyo.com//#/

スマホ用サイト:https://www.goldmansachsdyo.com/h5/#/)

●TPG (https://www.tpg-incesyr.com//#/、スマホ用サイト:https://www.tpg-incesyr.com/h5/#/)

●BitViroPro (https://www.yoxxwfe.top//#/、スマホ用サイト:https://www.yoxxwfe.top/h5/#/)

最初の3つのサイト、日本郵便、Bitpie、ゴールドマンサックスはYahoo知恵袋に質問が出てきたBlackstone (ブラックストーン https://www.blackstoneqax.com/#/、スマホ用サイト:https://www.blackstoneqax.com/h5/#/) というサイトからの画像検索で見つかってきたサイトです。しかしブラックストーンのサイトはその質問が出た直後に閉鎖されており、キャプ画像なども全く残っていないので本項では検証することが出来ませんが、本項で検証する3つのサイトはその閉鎖されたブラックストーンのサイトと酷似しており、さらに上で検証してきたビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecrypto.com/h5/#/) 以下の一連のサイトとも酷似していて明らかに同じテンプレート由来のサイトなのでここで検証することにします。

さらに3番目のゴールドマンサックスのサイトについてはこの検証を書いた後ですが、やはりYahoo知恵袋に質問が出てきています。4番目のTPGというサイトもまた新たにYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、5番目のBitViroProはTPGのサイトからの画像検索で見つけたサイトです。これらも同じテンプレート由来のサイトなのでまとめて検証します。

まず既に閉鎖されたブラックストーンというサイトに関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年6月3日投稿

「ある方」から勧誘されたとあるだけで何の情報もありません。しかしサイトの信頼性について疑問があるようで質問投稿しているという状況のようです。そして最初に書いたようにこのサイトはこの質問が投稿された直後に閉鎖されてしまい、キャプ画像も残っていないのですが、URLアドレスをGoogle検索してみるとキャッシュが残っていてサイトが存在していたことは確認出来ます。

次に表題3番目のゴールドマンサックス、表題4番目のTPGというサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿も同様に引用します。

2023年10月9日投稿 (ゴールドマンサックスに関する質問)

この質問には何の情報もなく、どういう経緯でこの質問をしているのか全く分かりません。「詐欺でしょうか?」とあるのでおそらく誰かに勧誘されていて詐欺を疑っているという状況と思われます。そしてこの質問に書いてある以下のURLアドレス

https://www.goldmansachsgpy.com/h5

にアクセスしてみるとURLアドレスが微妙に異なる以下のサイト

https://www.goldmansachsdyo.com/h5/#/

に自動的にリダイレクト (転送) されます。そしてこの転送されるサイトが表題3番目のゴールドマンサックスのスマホ用サイトであることに気が付きました。元々画像検索で見つけてきたサイトですが、やはり投資勧誘が行われていると感が低位と思います。

次に表題4番目のTPGというサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿も同様に引用します。

インスタグラムで知り合った日本語が不自然な人物、つまりはおそらく外国人から投資を勧誘されたようです。そしてこの質問投稿には2つのURLアドレスが記されています。まず以下のサイトです。

>https://www.tpg.com/

このサイトはTPG Inc. というアメリカの投資ファンドのサイトのようです。このTPG Inc. についてはオンライン百科事典のWikipediaにもTPG Inc. (TPGキャピタル) の項目がありますが非上場企業の株式投資を事業としているようであり、いわゆるプライベート・エクイティ・ファンドに属する会社と思われます。Wikipediaのプライベート・エクイティ・ファンドの項目にも大手のファンドの一例としTPGキャピタルが挙げられています。個人投資家向けに仮想通貨取引を提供しているとは全く思えません。

そしてもう1つのURLアドレスが問題です。

>https://www.tpg-incesyr.com/h5/#/

このサイトもサイト名は「TPG Inc.」となっているのですが、明らかにURLアドレスが異なっており、以下で示すように上で検証してきた、あるいは本項で検証する一連のサイトと明らかに同じテンプレートから作られたサイトであり、TPG Inc. の偽サイトと思われます。

このTPGサイトに関するYahoo知恵袋への投稿に戻りますが、入金方法は日本国内のネット銀行の口座を指定されて入金するパータンで指定される口座は毎回変わっていたということです。口座が詐欺被害に遭った人の申し出で凍結されるので口座を多数用意して毎回指定される口座を変えざるを得ないということと思われます。そして出金しようとしたところ、取引量が不足しているという意味の分からない理由で出金を拒否されているようです。勧誘された経緯、入金方法、意味の分からない理由で出金が拒否されていることなどまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる勧誘の手口に合致するように思われます。

とにかく本項で検証対象とする5つのサイトについて以下にまず冒頭部のキャプ画像を順に示します。

▼ゴールドマンサックス (https://www.goldmansachsdyo.com//#/)

これら5つのサイトは互いに酷似しているだけでなく、上で検証してきたビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) 以下の22個のサイトとも非常によく似ています。右上のプルダウンメニューに国旗アイコンが表示されている表示言語の選択肢も英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語でこれまで上で検証してきたサイトと共通です。上で検証した22個のサイトの中にはBitpieという名称のサイトが9個も含まれていますが、本項で検証するBitpieはそれら9個のBitpieというサイトとURLアドレスが明らかに異なっていて10個目のBitpieのサイトということになります。

最初のサイトの名称は「日本郵便」で左下に示したこのサイトのロゴも右下に示した日本郵便株式会社 (https://www.post.japanpost.jp/index.html) のサイトのロゴと比べると非常によく似ています。

しかしこのサイトが日本郵便株式会社が運営するサイトとは全く思えません。日本の法律では仮想通貨 (暗号資産) の交換業務を行うには金融庁から暗号資産交換業者の登録を得ることが必要ですが、金融庁のサイトで公表されている暗号資産交換業者の登録リストを見ても日本郵便の登録はありません。日本郵便が日本の法律を守らずに無登録で仮想通貨取引所を営むはずがありません。これは日本郵便の名称やロゴを勝手に盗用した偽サイトとしか思われません。

同様に表題3番目のGoldman Sachs (ゴールドマンサックス) というサイトもアメリカの大手金融機関であるGoldman Sachs (ゴールドマンサックス https://www.goldmansachs.com/) の名称やロゴを盗用したサイトでしょう。左下がここで検証しているゴールドマンサックス (https://www.goldmansachsdyo.com//#/) のロゴの拡大ですが、右下に示したアメリカの金融機関であるゴールドマンサックスの公式Twitterアカウント (https://twitter.com/goldmansachs) 冒頭で確認出来るロゴと酷似しています。 

さらに表題4番目のTPGというサイトについても既に書いたようにアメリカのプライベートエクイティファンドであるTPG Inc.社の名称やロゴを盗用した偽サイトの疑いが濃厚です。左下がここで検証対象としているTPG (https://www.tpg-incesyr.com//#/) のサイトのロゴの拡大、右下が本物のTPG Inc. のサイト (https://www.tpg.com/) のロゴです。 

上で検証したシティエクスチェンジという名称の2つのサイトはアメリカの大手金融機関であるシティグループの名称やロゴを盗用したサイト、MUFGコインは日本の三菱UFJファイナンシャルグループの名称やロゴを盗用したサイトと思われますが、これと同様に本項で検証するサイトについても日本郵便、ゴールドマンサックス、TPG Inc.の名称やロゴが盗用されているものと考えられます。

さらにこれら5つのサイトの比較を続けます。以下には冒頭部に続いて出てくる「仕組み」と題された部分のキャプを表題と同じ日本郵便 → Bitpie → ゴールドマンサックス → TPG → BitViroProという順で示します。

この部分は5つのサイトで完全に同じですし、上で検証してきたサイトでも全く同じあるいは非常によく似た部分が確認されています。そして説明不足ですが3000万人以上の登録ユーザーがいるという主張をしているようですがいずれのサイトについてもこれだけの登録ユーザーを抱えているという主張が事実かどうかは極めて疑わしいです。

さらにこの部分に続いては「私たちの機能」と題された部分が出てきます。この部分でも5つのサイトは全く同じなので以下には代表して最初の日本郵便のサイトからのキャプ画像だけを示します。

この部分についても本項で検証している5つのサイトで互いに全く同じですし、上で検証してきたサイトで相当する部分が確認されています。さらにこの部分に続く、アプリをダウンロード出来るようになっている5つのサイトの部分のキャプ画像を表題と同じ日本郵便 → Bitpie → ゴールドマンサックス → TPG → BitViroProという順で以下に示します。

よく見るとQRコードだけは5つのサイトで互いに異なるようですが、それ以外の部分は全く同じですし、上で検証してきた一連のサイトでもこれと酷似した部分が確認されています。これらのサイトが同じテンプレートから量産されたサイトであることは間違いありませんし、日本郵便とアメリカの大手金融会社であるゴールマンサックスやTPGのサイトが互いに酷似しているなんてことがあるはずがありません。上で検証したシティグループや三菱UFJを名乗るサイトと一緒でサイト名やロゴを盗用した偽サイトで間違いないものと判断します。

次にこれらのサイトのスマホ用サイトを確認しておきます。それぞれスマホ用サイトのトップページとログイン画面のキャプを示します。

▼日本郵便 スマホ用サイト (https://www.jppostxyg.top/h5/#/)

▼Bitpie スマホ用サイト (https://www.knlfyui.top/h5/#/)

▼ゴールドマンサックス スマホ用サイト (https://www.goldmansachsdyo.com/h5/#/)

▼TPGスマホ用サイト (https://www.tpg-incesyr.com/h5/#/)

▼BitViroProスマホ用サイト (https://www.yoxxwfe.top/h5/#/)

2番目のBitpieのスマホ用サイト (https://www.knlfyui.top/h5/#/) はトップページもログイン画面も上で検証してきた一連のサイトのスマホ用サイトとよく似ています。一方で日本郵便とゴールドマンサックスのスマホ用サイトは上で検証してきたサイトのスマホ用サイトとはかなり変わっているようです。そしてログイン画面の方は日本郵便、ゴールドマンサックス、TPGの3つのサイトで互いに非常によく似ています。少しずつモデルチェンジが行われているのだと思われます。それでもこれら5つのスマホ用サイトトップページには共通の画像が使われているなど共通点もあります。

次に連絡先情報ですが、それぞれのサイトの脚注にある「私たちについて」という項目を選択すると信頼できるかどうかは疑問ですが連絡先情報が出てきます。まず以下は日本郵便の「私たちについて」の場合です。

>私たちについて

>株式会社ゆうちょ銀行は、2006 年 9 月 1 日に設立された日本の銀行です。日本郵政が保有する会社で、日本政府が過半数の株式を所有しています。本社日本〒100-8798 東京都千代田区大手町二丁目3番1号財務大臣(政府に代わって株式を保有) 34.29% 日本マスタートラスト信託銀行 9.98% 日本郵政会員持株会 2.37% 日本カストディ信託銀行 2.77%

サイト名は「日本郵便」なのにここには「株式会社ゆうちょ銀行」の情報が示されています。「日本郵便」「株式会社ゆうちょ銀行」は同じ日本郵政のグループ会社ですが、明らかに別会社であり、それぞれ別個に株式上場しています。この「私たちについて」の文章を書いた人物は「日本郵便」と「ゆうちょ銀行」の関係性さえ理解していない人物としか思われます。話になりません。

次はBitpie (https://www.knlfyui.top/#/) の「私たちについて」の場合です。

このサイトの場合は連絡先に関する情報は何もありません。最後の行にカナダの法律に準拠するといった記述があるのでカナダのどこかに本社があるということになるかと思われますが、連絡先情報が何も記されていないのは論外としか思われません。

次はゴールドマンサックスの「私たちについて」の記述を確認します。

アメリカの大手金融機関であるゴールドマンサックスの説明が記されていますがこのサイトがゴールドマンサックスによって運営されているサイトとは全く思えません。住所だけ記されていますが

>200 West Street in Lower Manhattan

という住所は明らかに不完全です。

次は4番目のTPGのサイトの「私たちについて」の記述を示します。

これはサイト名やロゴを盗用したと思われるアメリカのプライベート・エクイティ・ファンドであるTPG Inc. (https://www.tpg.com/) の事業内容の説明になっています。連絡先情報は何もありません

最後はBitViroProのサイトの「私たちについて」を示します。

これは上に示したBitpie (https://www.knlfyui.top/#/) の「私たちについて」の文章と全く同じです。連絡先情報は何も記されていません。

これら5つのサイトは同じグループによるサイトとしか思えないのに「私たちについて」に所在地が記されている3つのサイトでは所在地が東京、カナダ、ニューヨークに分散しているのはおかしいでしょう。信頼できる情報とは全く思えません。

連絡先情報が到底信用出来ないということで例によって各サイトのWho Is 情報も確認しました。開示されている情報は極めて限定されていますし、信頼性にも疑問がありますが以下にまとめます。

サイト名 登録・開設日 登録者所属機関 所在地

日本郵便 2023年4月20日 Sun Yu Juan 中国・山東省

Bitpie 2022年9月17日 Lin Ming Yang 中国・青海省

ゴールドマンサックス 2023年4月24日 非開示 中国・山東省

TPG 2023年6月2日 非開示 中国・吉林省

BitViroPro 2023年2月18日 Sun Yu Juan 中国・山東省

日本郵便、ゴールドマンサックス、TPGのサイトはかなり新しいサイトであることが分かります。そしてこれら5つのサイトはいずれも登録者の所在地が中国になっています。やはりこれらのサイトの運営グループは中国系である可能性が高いように思われます。

いずれにしろこれらのサイトは到底信用できるサイトとは思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。