本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。無登録の違法業者である可能性が高いです。また本ページで検証対象とするサイトは「検証123」や「検証130」で検証した一連のサイトと似ており、同じテンプレートから同じグループによって立ち上げられたサイトでほぼ間違いありませんし、一部のサイトではネットで知り合ったおそらく外国人に投資を勧誘されたという証言が確認されています。「検証123」や「検証130」で検証したサイトの大半が既に何の告知もなく閉鎖されていることなど考えても非常に危険なサイトと考えざるを得ません。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」、「検証80」、「検証81」、「検証82」、「検証83」、「検証84」、「検証85」、「検証86」、「検証87」、「検証88」、「検証89」、「検証90」、「検証91」、「検証92」、「検証93」、「検証94」、「検証95」、「検証96」、「検証97」、「検証98」、「検証99」、「検証100」、「検証101」、「検証102」、「検証103」、「検証104」、「検証105」、「検証106」、「検証107」、「検証108」、「検証109」、「検証110」、「検証111」、「検証112」、「検証113」、「検証114」、「検証115」、「検証116」、「検証117」、「検証118」、「検証119」、「検証120」、「検証121」、「検証122」、「検証123」、「検証124」、「検証125」、「検証126」、「検証127」、「検証128」、「検証129」、「検証130」、「検証131」、「検証132」、「検証133」、「検証134」、「検証135」、「検証136」、「検証137」、「検証138」、「検証139」、「検証140」、「検証141」、「検証142」で検証してきた中国系と思われる海外の詐欺グループによって勧誘が行われていると思われる一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証81ページ目です。「検証144」、「検証145」、「検証146」、「検証147」、「検証148」、「検証149」、「検証150」、「検証153」、「検証155」、「検証156」、「検証157」、「検証158」、「検証159」、「検証160」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。特にLINEのグループを利用した勧誘については「雑記2」に説明があります。本ページでは以下のサイトを検証します。検証項目は順次追加の予定です。
●Commodity (コモディティ https://commodityexs.com/app/#/、スマホ用サイト:https://commodityexs.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●TGX Trade (TGXトレード https://tgxtrade.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tgxtrade.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●Golden Week (ゴールデンウィーク https://goldenweekfx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://goldenweekfx.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●DGDMX (https://dgdmxcoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://dgdmxcoin.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●SERO EX (https://seroex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://seroex.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●Bibox (https://bi-boxcoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://goldenweekfx.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●MFGVC (https://mfgvcprox.com/app/#/、スマホ用サイト:https://mfgvcprox.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●XMPro (XMプロ https://xmproex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://xmproex.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●LCE Market (LCEマーケット https://www.martslcemax.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.martslcemax.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●Swqt.us (https://swqt-usex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://swqt-usex.com/mobile/#/)
●I.UE (https://www.iuecoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.iuecoin.com/mobile/#/)
●Ozybit (https://www.ozybit.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.ozybit.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●CIT-invest (CIT-インベスト https://www.cit-invest.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.cit-invest.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●CIT-invest (CIT-インベスト https://cit-investsx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://cit-investsx.com/mobile/#/)
●JPX (https://jpxtradex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://jpxtradex.com/mobile/#/)
●Lipton assets (リプトンアセッツ https://liptonassets.com/app/#/、スマホ用サイト:https://liptonassets.com/mobile/#/)
●OANDA (オアンダ https://onademuex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://onademuex.com/mobile/#/)
●NCS (https://ncscoinmax.com/app/#/、スマホ用サイト:https://ncscoinmax.com/mobile/#/)
●I.US (https://iuscoinpro.com/app/#/、スマホ用サイト:https://iuscoinpro.com/mobile/#/)
●I.US (https://iuscoinex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://iuscoinex.com/mobile/#/)
●EUFNYSE (https://www.eufnyse.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.eufnyse.com/mobile/#/)
まず以下の6つのサイトをまとめて検証します。
●Commodity (コモディティ https://commodityexs.com/app/#/、スマホ用サイト:https://commodityexs.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●TGX Trade (TGXトレード https://tgxtrade.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tgxtrade.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●Golden Week (ゴールデンウィーク https://goldenweekfx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://goldenweekfx.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●DGDMX (https://dgdmxcoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://dgdmxcoin.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●SERO EX (https://seroex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://seroex.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●Bibox (https://bi-boxcoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://goldenweekfx.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
最初の3つのサイト、コモディティ、TGXトレード、ゴールデンウィークの3つのサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外の3つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。これら計6つのサイトは互いに明らかに似ているだけでなく、既に上に書きましたが「検証123」や「検証130」で検証したサイトとも明らかに似ており、同じテンプレートから量産されたサイトと考えられます。まず最初の3つのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
▼2023年10月2日投稿 (コモディティに関する投稿)
SNSで知り合っただけの人物に添付画像のサイトでの投資を勧められたようです。勧誘役が外国人だったかどうかは不明です。分かりにくいですが、添付画像の上端に投資先として勧められたサイトのURLアドレス (https://commodityexs.com/mobile/) が記されています。
▼2023年10月13日投稿 (TGXトレードに関する投稿)
Instagram経由で知り合った人 (この場合も外国人かどうかは不明) にTGXトレードでの投資を勧誘されて無視したら怒っていたということのようです。
▼2023年11月1日投稿 (ゴールデンウィークに関する投稿)
おそらくSNS経由のメールで知り合った外国人に勧誘され、おそらく日本国内の銀行の個人名義の口座を指定されて詐欺の可能性を疑いつつ、数万円だけですが入金してしまったようです。勧誘役の指示に従って取引したところ数字の上では多少の利益が出たようですが、求められた追加投資は断ったようです。出金手続きをしたけれども出金できたかどうかは不明です。
以上、3つのサイトについていずれもネットで知り合っただけで実際に会ったことはない人物に勧誘されたという点については共通しています。特に3件目のゴールデンウィークのサイトについては勧誘役が外国人だったそうですから「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループの勧誘の手口に合致するように思われます。
とにかくこれらの質問に出てきたサイト、さらに画像検索で見つかってきたサイトについてまずはPC用サイトの冒頭部の画像を以下に表題と同じ順で示していきます。
▼コモディティ (https://commodityexs.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
▼TGXトレード (https://tgxtrade.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
▼ゴールデンウィーク (https://goldenweekfx.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
▼DGDMX (https://dgdmxcoin.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]
▼SERO EX (https://seroex.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]
▼Bibox (https://bi-boxcoin.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
これら6つのサイトは互いに似ている部分が認められます。例えば各サイトの画像の右端に見える言語選択メニューの形式、選択可能な言語とその並び順など互いに非常によく似ています。
さらにこれらのサイトは既に書いたように「検証123」や「検証130」で検証したサイトとも似ています。以下には比較の為に「検証130」で検証したBITOKMAXというサイトのPC用サイト (https://bitidky.com/app/#/) の冒頭部の画像を再掲します。
▼BITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]
本項の検証対象である6つのサイトの冒頭部と比較すると特に表題4番目のDGDMX (https://dgdmxcoin.com/app/#/) のサイトとよく似ているようです。
さらに以下ではスマホ用のサイトを比較します。
まず表題最初のコモディティのスマホ用サイト (https://commodityexs.com/mobile/#/) とログイン画面を以下に示します。
次はTGX Tradeのスマホ用サイト (https://tgxtrade.com/mobile/#/) です。やはりログイン画面と共に示します。
次は表題3番目のゴールデンウィークのスマホ用サイト (https://goldenweekfx.com/mobile/#/) です。
次は表題4番目のDGDMXのスマホ用サイト (https://dgdmxcoin.com/mobile/#/) とログイン画面です。
同様に以下は表題5番目のSERO EXのスマホ用サイト (https://seroex.com/mobile/#/) とログイン画面です。
最後は表題6番目のBiboxのスマホ用サイト (https://goldenweekfx.com/mobile/#/)
これらスマホ用サイトはトップページも互いに部分的に似ている部分が認められるようですが、それぞれのログイン画面は互いに非常によく似ています。
さらにこれらのサイトが互いに非常によく似ていて同じテンプレート由来であることが分かるのがPC用サイトの冒頭部に続いて出てくる部分です。まずサイトの特長を5項目にまとめて説明している部分を以下で比較します。最初の3つのサイトについてコモディティ → TGXトレード → ゴールデンウィークの順で画像を以下に示します。
次いで表題4~6番目のサイトについても表題と同じ順、DGDMX → SERO EX → Biboxという順で相当部分の画像を示します。
さらに以下には比較対象として「検証130」で検証したBITOKMAXというサイト (https://bitidky.com/app/#/) の相当部分の画像を示します。
検証対象の6つのサイト+比較対象のBITOKMAXというサイトはこの部分で互いに非常によく似ています。異なるのは各画像の上端に
>Why 「サイト名」?
という形で示されているサイト名の部分だけのようです。
さらに以下ではアプリをダウンロード出来るようになっている部分について比較します。まず最初の3つのサイトについてコモディティ → TGXトレード → ゴールデンウィークの順で画像を以下に示します。
さらに表題4~6番目のサイトについても表題と同じ順、DGDMX → SERO EX → Biboxという順で同じ部分の画像を示します。
この部分ではこれら6つのサイトは全く同じに見えます。これらのサイトは同じテンプレートからコピペで量産されたサイトで間違いないと考えます。
次にそれぞれのサイトで連絡先情報を探しましたがわずかに脚注部分にメールアドレスが記されているだけのようです。また例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は全く開示されていません。脚注部分に記されているメールアドレスとWho Is 情報に記されているサイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。
サイト名 メールアドレス サイトの登録・開設日
コモディティ info@commodityexs.com 2023年8月20日
TGXトレード info@tgxtrade.com 2023年8月30日
ゴールデンウィーク info@goldenweekfx.com 2023年10月17日
DGDMX info@dgdmxcoin.com 2023年2月25日
SERO EX info@seroex.com 2023年9月19日
Bibox support@bi-boxcoin.com 2022年10月1日
特にゴールデンウィークやSERO EXは非常に新しいサイトであることが分かります。
そしてこれらのサイトの情報開示は明らかに不充分、不適切です。またそもそも同じテンプレートからコピペでサイトが量産されている状況は到底まともなものとは思えません。報告されているこれらのサイトでの投資勧誘の手口は「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる勧誘の手口と合致するように思われことからもこれらのサイトの信頼性を高く評価することは出来ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても応じないことを強く推奨せざるを得ません。
※付記
2024年12月下旬に確認したところ、本項で検証した6つのサイトは全て閉鎖されているようです。代わりに同じテンプレート由来と思われるサイトがまた見つかってきたので以下で検証しています。参照してください。
●MFGVC (https://mfgvcprox.com/app/#/、スマホ用サイト:https://mfgvcprox.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●XMPro (XMプロ https://xmproex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://xmproex.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●LCE Market (LCEマーケット https://www.martslcemax.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.martslcemax.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●Swqt.us (https://swqt-usex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://swqt-usex.com/mobile/#/)
●I.UE (https://www.iuecoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.iuecoin.com/mobile/#/)
●Ozybit (https://www.ozybit.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.ozybit.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●CIT-invest (CIT-インベスト https://www.cit-invest.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.cit-invest.com/mobile/#/) → 閉鎖確認
●CIT-invest (CIT-インベスト https://cit-investsx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://cit-investsx.com/mobile/#/)
●JPX (https://jpxtradex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://jpxtradex.com/mobile/#/)
最初のMFGVCというサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外のサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。そしてこれらのサイトは「検証123」や「検証130」、上で検証した8個のサイトと明らかに似ており、同じテンプレート由来と考えられるのでここで検証します。まず最初のMFGVCというサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
この質問の投稿者はネットで勧誘されたのではなく、友人からMFGVCのサイトを紹介されて登録だけはしてしまったということですがおそらくその友人が詐欺に遭っていて善意で紹介してくれたのだろうという推測をしています。とにかくこの質問に出てきたMFGVCのPC用サイトの冒頭部の画像を以下に示します。さらに表題の他の8つのサイトについても同様にPC用サイトの冒頭部の画像を順に示します。
▼MFGVC (https://mfgvcprox.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
▼XMプロ (https://xmproex.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
▼LCEマーケット (https://www.martslcemax.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
▼Swqt.us (https://swqt-usex.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]
▼I.UE (https://www.iuecoin.com/app/#/) [表示言語:英語、ベトナム語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]
▼Ozybit (https://www.ozybit.com/app/#/) [表示言語:英語、ベトナム語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]
▼CIT-インベスト (https://www.cit-invest.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
▼CIT-インベスト (https://cit-investsx.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
▼JPX (https://jpxtradex.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
これら9つのサイトは互いに似ている部分が認められます。例えば各サイトの画像の右端に見える言語選択メニューの形式、選択可能な言語とその並び順など互いに非常によく似ています。
さらにこれらのサイトは既に書いたように「検証123」や「検証130」で検証したサイトとも似ています。比較の為に「検証130」で検証したBITOKMAXというサイトのPC用サイト (https://bitidky.com/app/#/) の冒頭部の画像を以下に再掲します。
▼BITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]
この比較対象としたBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) のサイト冒頭部は特に表題4番目のSwqt.us (https://swqt-usex.com/app/#/) というサイトと似ているようです。
さらに表題9番目のJPX (https://jpxtradex.com/app/#/) というサイトですが、「検証130」で検証したサイトの中に同じJPXという名称でURLアドレスが異なるサイトが3つあります。
▼JPX (https://jpxtradeups.com/app/#/)
▼JPX (https://jpxtrademax.com/app/#/)
▼JPX (https://jpxtradefx.com/app/#/)
いずれも既に閉鎖されていますが、ここで検証しているJPX (https://jpxtradex.com/app/#/) のサイトと名称が一致しているだけでなく、サイトの見かけも酷似しています。以下には比較の為に「検証130」で検証した3つのJPXというサイトの内、JPX (https://jpxtradeups.com/app/#/) のサイト冒頭部の画像を再掲します。
▼JPX (https://jpxtradeups.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
URLアドレスが異なっても全く同じに見えます。表示言語の選択肢やその並び順なども同じです。JPXというサイト名の互いに酷似したサイトが少なくとも4つ確認されたことになります。また「検証130」で指摘しましたがJPXというサイト名やロゴは日本の証券取引所を運営する日本取引所グループ (JPX https://www.jpx.co.jp/) の名称とロゴを盗用したものと考えられます。左下が本項で検証対象としているJPX (https://jpxtradex.com/app/#/) のロゴの拡大、右下が日本取引所グループ (JPX https://www.jpx.co.jp/) のロゴです。
次にスマホ用サイト、スマホ用サイトのログイン画面の画像を表題と同じ順で以下に示していきます。
▼MFGVC スマホ用サイト (https://mfgvcprox.com/mobile/#/)
▼XMプロ スマホ用サイト (https://xmproex.com/mobile/#/)
▼LCEマーケット スマホ用サイト (https://www.martslcemax.com/mobile/#/)
▼Swqt.us スマホ用サイト (https://swqt-usex.com/mobile/#/)
▼I.UE スマホ用サイト (https://www.iuecoin.com/mobile/#/)
▼Ozybit スマホ用サイト (https://www.ozybit.com/mobile/#/)
▼CIT-インベスト スマホ用サイト (https://www.cit-invest.com/mobile/#/)
▼CIT-インベスト スマホ用サイト (https://cit-investsx.com/mobile/#/)
▼JPX スマホ用サイト (https://jpxtradex.com/mobile/#/)
次は表題4~6番目のサイトについて同様に表題と同じ順、Swqt.us → I.UE → Ozybit という順で画像を示します。
同様に表題7~9番目の3つのサイトについても表題と同じ順、CIT-インベスト (https://www.cit-invest.com/app/#/) → CIT-インベスト (https://cit-investsx.com/app/#/) → JPX という順で画像を示します。
この部分では9つのサイトが互いにほぼ同じで違いはサイト名の部分だけだと思われます。またこれらのサイトはこの部分でも「検証123」や「検証130」で検証したサイト、上で検証してきたサイトと明らかに似ています。比較の為にここでも「検証130」で検証したBITOKMAXというサイトのPC用サイト (https://bitidky.com/app/#/) の相当部分の画像を以下に再掲します。
次は「Trade Anytime. Anywhere.」と題されたアプリをダウンロード出来る部分を比較します。まず表題1~3番目の3つのサイトについて表題と同じ順、MFGVC → XMプロ → LCEマーケットという順で画像を示します。
次は表題4~6番目のサイトについて同様に表題と同じ順、Swqt.us → I.UE → Ozybit という順で画像を示します。
同様に表題7~9番目の3つのサイトについても表題と同じ順、CIT-インベスト (https://www.cit-invest.com/app/#/) → CIT-インベスト (https://cit-investsx.com/app/#/) → JPX という順で画像を示します。
この部分はサイト名も記されていないので表題の9つのサイトが互いに全く同じに見えます。また「検証123」や「検証130」で検証したサイト、上で検証してきたサイトと見分けることが出来ないほどに似ています。ここでも比較の為に「検証130」で検証したBITOKMAXというサイト (https://bitidky.com/app/#/) の相当する部分の画像を以下に再掲します。
これらのサイトは間違いなく同じテンプレートのコピペで量産されているサイトで間違いないものと結論出来ると考えます。
次にそれぞれのサイトで連絡先情報を探しましたがわずかに脚注部分にメールアドレスが記されているだけのようです。また各サイトのWho Is 情報も確認しましたが開示されている情報はわずかです。脚注部分に記されているメールアドレスとWho Is 情報に記されているサイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。
サイト名 (URLアドレス) メールアドレス サイトの登録・開設日
MFGVC (mfgvcprox.com) info@mfgvcmarket.com 2024年11月29日
XMプロ (xmproex.com) info@xmproex.email 2024年2月3日
LCEマーケット (www.martslcemax.com) info@lcemarketmx.email 2024年6月28日
Swqt.us (swqt-usex.com) info@swqt-usex.com 2024年3月6日
I.UE (www.iuecoin.com) info@iuecoin.com 2024年1月17日
Ozybit (www.ozybit.com) info@ozybit.com 2024年4月14日
CIT-インベスト (www.cit-invest.com) info@cmeforxcrm.com 2022年12月27日
CIT-インベスト (cit-investsx.com) info@cmeforxcrm.com 2024年9月18日
JPX (jpxtradex.com) info@jpxtrademax.top 2024年6月12日
7番目のCIT-インベスト (www.cit-invest.com) は2022年12月に登録・開設されていますがそれ以外の8つのサイトはいずれも2024年になってから開設された比較的新しいサイトです。特に最初のMFGVC (mfgvcprox.com) というサイトは2024年11月29日に登録・開設されており、この検証を書いている2024年12月下旬現在で登録・開設から1ヶ月も経過していない非常に新しいサイトであることが分かります。
これ以外に登録者の断片的な所在地情報が以下の3つのサイトについてWho Is 情報に示されていますが明らかに同じグループによるサイトとしか思われないのに登録者の所在地がアメリカのメリーランド州とペンシルベニア州の2ヵ所に分かれていて信頼できる情報とは思えません。
サイト名 (URLアドレス) 所在地
XMプロ (xmproex.com) アメリカ・メリーランド州
CIT-インベスト (www.cit-invest.com) アメリカ・ペンシルベニア州
JPX (jpxtradex.com) アメリカ・メリーランド州
これらのサイトは明らかに同じテンプレートからコピペで量産されたサイトであり、連絡先情報などの情報開示は極めて不充分、不適切です。また金融ライセンス情報も確認出来ず、違法な無登録業者と考えられます。そして少なくとも表題最初のMFGVCについては本項最初に引用したYahoo知恵袋への質問投稿で日本人を対象に勧誘が行われていることが確認されます。
そしてこれらのサイトと同じテンプレートからコピペで量産されたと思われる多数のサイトの内、「検証123」で検証した21個中18個のサイトが閉鎖されていますし、「検証130」で検証した31個のサイトや上で検証した6個のサイトは全て何の告知もなく閉鎖されています。
本項で検証した9個のサイトについても何の告知もなく閉鎖される可能性が充分に考えられ、到底安心して利用できる投資先とは思われません。これらのサイトでの投資は推奨できません。
●Lipton assets (リプトンアセッツ https://liptonassets.com/app/#/、スマホ用サイト:https://liptonassets.com/mobile/#/)
●OANDA (オアンダ https://onademuex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://onademuex.com/mobile/#/)
●NCS (https://ncscoinmax.com/app/#/、スマホ用サイト:https://ncscoinmax.com/mobile/#/)
●I.US (https://iuscoinpro.com/app/#/、スマホ用サイト:https://iuscoinpro.com/mobile/#/)
●I.US (https://iuscoinex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://iuscoinex.com/mobile/#/)
●EUFNYSE (https://www.eufnyse.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.eufnyse.com/mobile/#/)
最初のリプトンアセッツというサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外の5つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。2番目のOANDA (オアンダ) というサイトは日本にも進出しているOANDA証券 (https://www.oanda.jp/) の名称を盗用したなりすましサイトと思われます。
まず最初のリプトンアセッツというサイトについてYahoo知恵袋に出てきた2件の質問投稿を引用します。
状況がよく分かりませんが「友人」からリプトンアセッツというサイトでの投資を勧誘されているようで信頼性を知りたいような趣旨の投稿になっています。この質問にはリプトンアセッツというサイトのURLアドレスなどの情報もなかったのですが、数日後に以下の質問が出てきました。
URLアドレスが書かれていて詐欺サイトである可能性を質問しているだけでどういう経緯でこのサイトについて詐欺の可能性を疑っているのか全く分かりませんが、アクセスしてみるとリプトンアセッツというサイトであることが判明して3月19日に投稿された質問に結びつきました。さらにこのリプトンアセッツというサイトが「検証123」や「検証130」、さらに上で検証してきた一連のサイトと似ていることにも気が付きました。
まずこのリプトンアセッツというサイト、さらに画像検索で探してきた表題の他の5つのサイト、計6つのサイトの冒頭部の画像を以下に順に示します。
▼リプトンアセッツ (https://liptonassets.com/app/#/) [表示言語: 英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
▼オアンダ (https://onademuex.com/app/#/) [表示言語: 英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
▼NCS (https://ncscoinmax.com/app/#/) [表示言語: 英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、中国語、香港語]
▼I.US (https://iuscoinpro.com/app/#/) [表示言語: 英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]
▼I.US (https://iuscoinex.com/app/#/) [表示言語: 英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]
▼EUFNYSE (https://www.eufnyse.com/app/#/) [表示言語: 英語、ベトナム語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]
これら6つのサイトの冒頭部を相互比較すると表題3番目のNCS~6番目のEUFNYSEまでの4つのサイトは互いに酷似しています。また例えば言語選択のプルダウンメニューや選択肢となっている言語の種類や並び順など6つのサイトに共通して似ている部分もあります。以下で示すようにこの冒頭部以降の部分ではさらに互いによく似ている部分が出てきます。そして表題2番目のオアンダというサイトの冒頭部は例えば上で検証したコモディティやゴールデンウィークといったサイトの冒頭部に非常によく似ています。比較の為にそのコモディティのサイトの冒頭部の画像を以下に再掲します。
▼コモディティ (https://commodityexs.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]
さらに表題3番目のNCS~6番目のEUFNYSEまでの4つのサイトの冒頭部は上で検証したSERO EX、I.UE (https://www.iuecoin.com/app/#/)、Ozybitといったサイトの冒頭部と酷似しています。URLアドレスが微妙に違うだけで同じI.UEというサイト名で見かけもそっくりなサイトが少なくとも3つあることになります。以下には比較の為にSERO EXのサイト冒頭の画像を再掲します。
▼SERO EX (https://seroex.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]
さらに本項の検証対象である6つのサイトの内、特に気になるのは2番目のOANDA (オアンダ https://onademuex.com/app/#/)というサイトの名称とロゴです。以下にそのオアンダのサイトの冒頭部左上にあるロゴの部分の画像を示します。
OANDA (オアンダ) という名称は日本にも進出しているOANDA証券 (オアンダ証券 https://www.oanda.jp/) と重なります。さらにロゴについては2022年11月にロゴの変更があったようで公式サイトにロゴの変更に関する告知が出ています。以下に変更前後のロゴを含む告知の画像を示します。
表題2番目のOANDA (オアンダ https://onademuex.com/app/#/)というサイトのロゴは2022年10月まで使われていた以前のロゴに明らかに似ています。サイト名やロゴの盗用が行われているものと考えられます。
さらに以下ではスマホ用のサイトを比較します。
まず表題最初のリプトンアセッツのスマホ用サイト (https://liptonassets.com/mobile/#/) とログイン画面 (https://liptonassets.com/mobile/#/login) の画像を以下に示します。
次は表題2番目のオアンダのスマホ用サイト (https://onademuex.com/mobile/#/) とログイン画面 (https://onademuex.com/mobile/#/login) の画像を示します。
次は表題3番目のNCSのスマホ用サイト (https://ncscoinmax.com/mobile/#/) とログイン画面 (https://ncscoinmax.com/mobile/#/login) の画像を示します。
次は表題4番目のI.USのスマホ用サイト (https://iuscoinpro.com/mobile/#/) とログイン画面 (https://iuscoinpro.com/mobile/#/login) の画像を示します。
さらに以下は表題5番目のI.USのスマホ用サイト (https://iuscoinex.com/mobile/#/) とログイン画面 (https://iuscoinex.com/mobile/#/login) の画像です。
最後は表題6番目のEUFNYSEのスマホ用サイト (https://www.eufnyse.com/mobile/#/) とログイン画面 (https://www.eufnyse.com/mobile/#/login) の画像を示します。
これら6つのスマホ用サイトは互いにそれなりに似ています。特にログイン画面は6つのサイトで互いに非常によく似ています。
さらにPC用サイト冒頭部の比較対象とした2つのサイト、上で検証したコモディティとSERO EXの2つのサイトのスマホ用サイトの画像をやはり比較対象として以下に示します。
まずコモディティのスマホ用サイト (https://commodityexs.com/mobile/#/) とログイン画面の画像を以下に示します。
同様に以下はSERO EXのスマホ用サイト (https://seroex.com/mobile/#/) とログイン画面の画像です。
これら比較対象のコモディティとSERO EXのサイトについてもログイン画面は互いにあるいは本項の検証対象である6つのサイトのスマホ用サイトログイン画面と非常によく似ています。スマホ用サイトのトップページもそれなりに似ています。特にPCサイト相互の比較で互いに非常によく似ていたオアンダとコモディティのサイトはスマホ用サイトの相互比較ても互いに非常によく似ています。
次にPC用サイトに戻って各サイトの冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を説明している部分を比較します。まず表題1~3番目の3つのサイトについて表題と同じ順、リプトンアセッツ → オアンダ → NCSという順で画像を示します。
同様に表題4~6番目の3つのサイトについて表題と同じ順、I.US (https://iuscoinpro.com/app/#/) → I.US (https://iuscoinex.com/app/#/) → EUFNYSEという順で同じ部分の画像を示します。
さらに比較対象としているコモディティとSERO EXの相当部分の画像を以下に再掲します。
同様に表題4~6番目の3つのサイトについて表題と同じ順、I.US (https://iuscoinpro.com/app/#/) → I.US (https://iuscoinex.com/app/#/) → EUFNYSEという順で同じ部分の画像を示します。
さらに比較対象としているコモディティとSERO EXの相当部分の画像を以下に再掲します。
この部分にはサイト名の記述もないので本項で検証している6つのサイト、比較対象の2つのサイトなど上で検証したサイトはこの部分で互いに全く同じです。さらに「検証123」で検証した21個のサイト、「検証130」で検証した31個のサイトについてもこの部分では全く区別出来ません。これらのサイトは明らかに同じテンプレートからのコピペで量産されているものと考えられます。
次にそれぞれのサイトで連絡先情報を探しましたが具体的な連絡先情報としては脚注部分にメールアドレスが記されているだけのようです。また各サイトのWho Is 情報も確認しましたが開示されている情報はわずかです。脚注部分に記されているメールアドレスとWho Is 情報に記されているサイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。
サイト名 (URLアドレス) メールアドレス サイトの登録・開設日
リプトンアセッツ (liptonassets.com) 記載なし 2024年12月2日
オアンダ (onademuex.com) info@oandacoin.email 2024年5月1日
NCS (ncscoinmax.com) info@ncscoinmax.com 2023年2月2日
I.US (iuscoinpro.com) info@iuscoin-pro.email 2024年5月17日
I.US (iuscoinex.com) info@iuscoin-pro.email 2024年6月19日
EUFNYSE (www.eufnyse.com) info@eufnyse.com 2024年10月17日
これ以外には脚注部分に「About」という項目があってサブページへのリンクになっています。その内、以下にはリプトンアセッツの「About」のサブページの記述を示します。
活字が小さくて読みづらいので以下に文章を書き出します。
>About Lipton assets
>Lipton Assets is an international group headquartered in the UK and has obtained an MSB financial license regulated and issued by FinCEN in the United States. It specializes in online trading services, covering a wide range of markets, including foreign exchange, energy, cryptocurrency, commodity gold and silver trading. Based on our success in the UK market and in order to extend our online trading services to countries around the world, we have extended our base in the UK to all parts of the world.
>Our philosophy is to build a trading platform that combines low cost and ease of use, and strives to create a good investment environment for customers.
>For more information about the group, please visit the website https://liptonassets.com/
最初の文節のみ日本語訳を示します。
>リプトン・アセットは英国に本社を置く国際グループで、米国のFinCENが規制・発行するMSB金融ライセンスを取得しています。オンライン取引サービスに特化しており、外国為替、エネルギー、暗号通貨、金・銀商品取引など、幅広い市場をカバーしています。英国市場での成功に基づき、オンライン取引サービスを世界各国に拡大するため、英国での拠点を世界各地に拡大しました。
具体的な住所はありませんが、イギリスに本社があってアメリカのFinCENでMSB金融ライセンスを得ていると書いてあるので確認を試みました。まずイギリスに本社があるというのでイギリスの法人登録を探してみると確かに以下に示したリプトンアセッツのものと思われる法人登録情報が見つかってきました。
この法人登録の日付は2024年12月3日となっていてリプトンアセッツのサイトのWho Is 情報にあるサイトの登録・開設日 (2024年12月2日) と1日違いでしかありません。また業種は金融関係となっていて矛盾がありません。そしてこの法人登録には以下の住所が所在地として記されています。
>77 Farringdon Road, London, United Kingdom, EC1M 3JU
この住所を検索してみるとRegus (https://www.regus.com/ja-jp) というシェアオフィス/バーチャルオフィス業者の以下の拠点の住所に一致します。
この住所にリプトンアセッツの本社が実在するかどうかは極めて疑問であり、シェアオフィス/バーチャルオフィス業者を利用した名目だけの住所、架空住所の疑いが濃厚です。
そしてこの法人登録の経営者情報のページを見ると以下に示した「DA SILVA JUNIOR, Ademir Antonio」というブラジル国籍、アメリカ・コロラド州在住の人物が唯一の経営者として登録されています。
唯一の経営者がアメリカ在住であるということからもイギリスに本社が実在するかどうかは疑問です。
一方でアメリカのFinancial Crimes Enforcement Network (FinCEN https://www.fincen.gov/)という組織でMSB金融ライセンスを得ているという主張についてもFinCENのサイトにある登録情報を検索できるページで「Lipton Assets」の登録を探してみると以下の登録情報が見つかってきました。
この登録情報に記されている情報を以下に書き出します。
住所: 1710 Sherman St., Denver CO, 80203
MSB業務内容コード: 405, 409, 415
登録日: 2024年12月3日
登録の日付はイギリスの法人登録の日付と同じ2024年12月3日となっており、これがリプトンアセッツの主張するMSBの登録で間違いないでしょう。住所はコロラド州・デンバーとなっており、イギリスの法人登録上の経営者である「DA SILVA JUNIOR, Ademir Antonio」というブラジル国籍の人物の住所と同じコロラド州内です。
しかしこのサイトでは何度も同じことを書いていますが、Financial Crimes Enforcement Network (FinCEN, 金融犯罪取締ネットワーク) という組織はその名称からも推測できるように金融ライセンスの監理を行う為の組織ではなく、マネーロンダリングなどの防止を目的とする組織であり、MSB (Money Services Business) の登録は金融ライセンスと呼べるようなものではありません。「405, 409, 415」という登録で認められている業務内容もコードのリストを見ると
405 Seller of money orders (郵便為替販売業者)
409 Money transmitter (送金業者)
415 Dealer in foreign exchange (外国為替ディーラー)
という業務内容になります。仮想通貨交換業者の業務に対応するような業務は認められていません。
本項で検証している6つのサイトの内、リプトンアセッツ以外の5つのサイトの「About」のサブページには連絡先情報とか金融ライセンス情報が基本的に示されていません。わずかでもそれらしい記述があるのは表題3番目のNCSの場合だけのようです。以下に活字が小さくて殆ど読めませんが画像を示します。
>NCS is a digital asset trading platform that provides trading services for BTC, ETH, EOS,LTC, TRB and other blockchain assets. It is worth mentioning that NCS uses EOS Airdrop as the mainstream cryptocurrency. Its two founders have more than 20 years and 10 years of experience in the financial and commodity markets respectively, and its core team members are all outstanding talents from the financial and commodity markets. They have clearing and settlement, proprietary trading, assets Expertise in management, investment banking, custody services and blockchain. NCS adopts advanced technology to ensure fast and smooth asset transactions, and provides users with detailed real-time quotations, aiming to give users the ultimate trading experience. At present, the company has established independent operation teams in the United Arab Emirates, Hong Kong, Taiwan, Malaysia, the United Kingdom and other countries and regions.
Google翻訳による日本語訳も示します。
>NCSは、BTC、ETH、EOS、LTC、TRBなどのブロックチェーン資産の取引サービスを提供するデジタル資産取引プラットフォームです。NCSが主流の暗号通貨としてEOSエアドロップを使用していることは特筆に値します。その2人の創設者は、それぞれ金融市場と商品市場で20年以上と10年以上の経験を持ち、そのコアチームメンバーは皆、金融市場と商品市場からの優れた人材です。彼らは、清算と決済、自己勘定取引、資産管理、投資銀行業務、保管サービス、ブロックチェーンの専門知識を持っています。NCSは、迅速かつスムーズな資産取引を確保するために高度なテクノロジーを採用し、ユーザーに詳細なリアルタイムの相場を提供し、ユーザーに究極の取引体験を提供することを目指しています。現在、同社はアラブ首長国連邦、香港、台湾、マレーシア、英国などの国と地域に独立した運営チームを設立しています。
「アラブ首長国連邦、香港、台湾、マレーシア、英国などの国」に拠点があるというのですが、具体的な連絡先情報は示されていませんし、金融ライセンス情報もありません。また
>それぞれ金融市場と商品市場で20年以上と10年以上の経験を持ち
というのですが、既に示したようにNCSのサイトのWho Is情報に記されているサイトの登録・開設日は2023年2月2日となっています。本項で検証している6つのサイトの中ではドメインの登録時期が最も古いですが、「20年以上と10年以上の経験」があるとは思えません。
情報開示は明らかに不充分、不適切ですし、記述内容の信頼性も低いです。
改めて結論するまでもなく、これらのサイトは投資先として全く信頼出来るようには思われません。同じテンプレートから量産されたと思われる上で検証したサイト、「検証123」や「検証130」で検証した一連のサイトが続々と何の告知もなく閉鎖されていることからも非常に危険なサイトと考えざるを得ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。