▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
本ページではこれまで検証してきたサイトとは明らかに異なる手口、例えばクラウドファンディングのサイトで出資を申し出てきた外国人が指定してきた仮想通貨関連のサイトに入金したお金を出金するのに手数料などの名目で入金を迫られるという詐欺の疑いが濃厚な件について検証します。融資保証金詐欺と呼ばれる詐欺の手口に似ています。証拠として確実ではないのですが、「検証152」で検証したxTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) というサイトと明らかに似ている部分が認められ、「検証151」、「検証152」で説明、検証した詐欺目的と思われるサイトと同じ海外の詐欺グループによる可能性が考えられます。画像検索でかなり多くの同じテンプレートから量産されたサイトが見つかるという点から見てもまともな投資サイトとは思えません。このページでは以下のサイトを検証します。検証対象は順次追加の予定です。
●Reibit (レイビット https://reibit.io/)
●Coinhot (コインホット https://coinhot.io/)
●MT4TRADE (MT4トレード https://www.mt4tradefx.com/)
●MT4TRADE (MT4トレード https://mt4tradecommunity.com/)
●TRADEPRIMEFX (トレードプライムFX https://tradeprimefx.com/)
●META4TRADE (メタ4トレード https://meta4trade.com/)
●SKYDCX (https://www.skydcx.com/)
●EDGE WALLET (エッジ ウォレット https://edgewallet.io/)
●TOP GLOBAL FX (トップ グローバル FX https://www.topglobalfx.com/)
●BITMART OPTIONS (ビットマート オプションズ https://bitmartoptions.com/index.html)
●Trad8 Genuis (トラッド8 ジーニアス https://trad8genuis.com/)
●247 Crypto Wealth Builder (247クリプト ウェルス ビルダー https://247cryptowealthbuider.live/)
●Eewbnktrades (Eewbnkトレーズ https://eewbnktrades.com/index.html)
●Traderx Nest (トレーダーエックス ネスト https://traderxnest.com/)
●Superb Bit (スーパーブ ビット https://superbbit.com/)
最初のレイビットと2番目のコインホットはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外のサイトはレイビットのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトでレイビットやコインホットと同じテンプレートからコピペで量産されたサイトと思われます。まずレイビットやコインホットのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。レイビットについては2件の質問が出ています。
▼2024年7月17日投稿 (レイビットに関する投稿)
クラウドファンディングのサイト、CAMOFIRE (キャンプファイヤー https://camp-fire.jp/) 経由で自称・イギリス在住のウクライナ人から連絡があり、数か月間に渡って事業経営の話があってアドバイスなども受けていたようです。最終的に出資してもよいという申し出があってレイビットのサイトを指定され、ビットコイン建てで入金があったものの出金出来ないという状態になっているようです。どうやったら出金出来るのかカスタマーサポートにも問い合わせているがレイビットのサイトの信頼性に疑問を抱いてこの質問を投稿しているという状況と思われます。
▼2024年7月26日投稿 (レイビットに関する投稿)
この質問の投稿者もクラウドファンディングのサイトを介して自称・イギリス在住のウクライナ人から出資の申し出があってレイビットに口座を開設してビットコインが入金されたことは確認したものの出金出来ないという状況になっているようです。そしてサポートに問い合わせると0.025ビットコイン (1BTC=1000万円で計算して25万円) を入金すれば資金を移動できるようになると言われたようです。そしてこの質問に対して3件の回答が寄せられていますが、その内の1件は自分も同様にイギリス在住のウクライナ人にレイビットを入金先として指定されたという回答になっています。
これは相当に怪しい話でしょう。0.025ビットコインを入金したところで出金出来るようにはならない詐欺の疑いが相当にあるものと考えられます。
さらにこの検証を書いた後ですがやはりレイビットでの被害者からと思われる投稿が出てきました。
詳しい状況は分かりませんが。100万円相当以上のビットコインを送金したのに出金できないという状況に陥っているようです。
次に表題2番目のコインホットというサイトに関する質問投稿を引用します。
▼2024年7月26日投稿 (コインホットに関する投稿)
この質問の投稿者はグラフィックデザイナーでクラウドのお仕事募集に連絡先を掲載していたところ自称・ウクライナ人から連絡があってウクライナからの支払いに困難があるので仮想通貨払いにしたいということでコインホットというサイトでの受け渡しを指示されたということのようです。そしてコインホットのアカウントに約100万円分の仮想通貨建ての入金が確認されたものの出金は試みていないようです。出金方法について知りたいということでこの質問を投稿しているようです。ネットを介して接触してきた自称・ウクライナ人から仮想通貨のサイトを指定されて入金があったという経緯はレイビットに関する2件の質問の経緯と似ています。そしてこれらの質問に出てきた2つのサイトにアクセスしてみると互いに非常によく似たサイトであることが判明しました。まず以下にはそれぞれのサイトの冒頭部の画像を示します。
▼レイビット (https://reibit.io/)
▼コインホット (https://coinhot.io/)
いずれのサイトも表示言語を切り替えることは出来ない、英語だけのサイトです。また本項で検証対象としている15個のサイトは全て同様に英語だけのサイトです。
そしてこれら2つのサイトは既に上で書いたように、「検証152」で検証したxTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) という詐欺目的と思われるサイトと明らかに似ている部分があることに気が付きました。xTraderAi 4.3 GPTのサイトでレイビットやコインホットのサイトの冒頭部と似ているのは冒頭部ではなく、以下に画像を再掲した「収益を最大化」と題された部分です。
右側のがスマホ2台が並ぶ画像部分は全く同じに見えます。また後述しますがxTraderAi 4.3 GPTのサイトがレイビットやコインホットのサイトと似ているのはこの部分だけではありません。
またレイビットとコインホットのサイトが互いに非常によく似ている、同じテンプレートから量産されたサイトで間違いないであろうと考えられたことからさらに多くの似たようなサイトが存在している可能性を考えて画像検索してみると予測された通り、多数の非常によく似た表題3番目以降のサイトが続々と見つかってきました。以下にまずそれらのサイトの冒頭部の画像を示していきます。
▼MT4トレード (https://www.mt4tradefx.com/)
▼MT4トレード (https://mt4tradecommunity.com/)
▼トレードプライムFX (https://tradeprimefx.com/)
▼メタ4トレード (https://meta4trade.com/)
▼SKYDCX (https://www.skydcx.com/)
▼エッジ ウォレット (https://edgewallet.io/)
▼トップ グローバル FX (https://www.topglobalfx.com/)
▼ビットマート オプションズ (https://bitmartoptions.com/index.html)
▼トラッド8 ジーニアス (https://trad8genuis.com/)
▼247クリプト ウェルス ビルダー (https://247cryptowealthbuider.live/)
▼Eewbnkトレーズ (https://eewbnktrades.com/index.html)
▼トレーダーエックス ネスト (https://traderxnest.com/)
▼スーパーブ ビット (https://superbbit.com/)
説明するまでもなく、これら15個のサイトの冒頭部は互いに非常によく似ています。右側のスマホ2台の画像はスマホの画面に映っているロゴの部分を除いて全く同じです。そして画面に映るロゴの部分をよく見るとサイト名とロゴが一致しているサイトと一致していないサイトがあるようです。例えばメタ4トレード (https://meta4trade.com/) のスマホ画像のロゴの部分を見るとサイトのロゴと一致しているようですがトラッド8 ジーニアス (https://trad8genuis.com/) と247クリプト ウェルス ビルダー (https://247cryptowealthbuider.live/) のサイトの冒頭部のスマホ画像にも同じメタ4トレードのロゴが確認出来ます。左下から右下に向けてメタ4トレード (https://meta4trade.com/) → トラッド8 ジーニアス (https://trad8genuis.com/) → 247クリプト ウェルス ビルダー (https://247cryptowealthbuider.live/) のサイトのスマホ画像のロゴの部分を切り取った画像を示します。
こうした奇妙な一致はこれらのサイトがコピペで量産されていることを強く示唆していると考えます。
さらにこれらのサイトが互いに似ているのはサイト冒頭部だけではありません。以下にはレイビットやコインホットのサイトで冒頭部に続いて出てくる顧客数などを示している部分の画像を示していきます。まず表題1~5番目のサイトの画像を表題と同じ順、レイビット → コインホット → MT4トレード (https://www.mt4tradefx.com/) → MT4トレード (https://mt4tradecommunity.com/) → トレードプライムFXという順で5枚の画像を示します。
次に表題6~10番目の5つのサイトについて相当部分の画像を表題と同じ順、メタ4トレード → SKYDCX → エッジ ウォレット → トップ グローバル FX → ビットマート オプションズという順で以下に示します。
同様に表題11~15番目の5つのサイトについても相当部分の画像を表題と同じ順、トラッド8 ジーニアス → 247クリプト ウェルス ビルダー → Eewbnkトレーズ → トレーダーエックス ネスト → スーパーブ ビットという順で示します。
15個のサイトに共通して右側にはドットで描かれた世界地図があり、何を意味するのか分からない色の点が似たような配置で散りばめられています。点の意味は全く分かりません。普通に考えて本店、支店など拠点の位置を示しているのかとも思いましたが、よく見ると北極圏と思われるグリーンランドに点があります。さすがにグリーンランドに国際的な金融機関とか仮想通貨取引所の拠点があるとは思えません。
左側の文章は3つぐらいのパターンに分かれています。Yahoo知恵袋に質問が出てきた2つのサイト、レイビットとコインホットのサイトでは以下のような文章が記されています。
>Global Reach, Unparalleled Trust (世界的な展開、比類のない信頼)
>Our platform extends its exceptional services to users worldwide, thus cementing our reputation as the most reliable cryptocurrency trading platform. (当社のプラットフォームは、世界中のユーザーに優れたサービスを提供し、最も信頼できる仮想通貨通貨取引プラットフォームとしての評判を確立しています。)
そしていずれのサイトでも「+450k (45万人以上)」の顧客を抱えているとあります。
2番目のパターンとして表題3番目のMT4トレード (https://www.mt4tradefx.com/) から14番目のトレーダーエックス ネストまで12個のサイトには以下のような文章が記されています。
>Our best users are all over the world with wide coverage (私たちの顧客は世界中にいます。)
>Our platform reaches people all over the world, hereby we are trusted as the best platform for crypto trading (当社のプラットフォームは世界中の人々に使われており、仮想通貨取引の最高のプラットフォームとして信頼されています。)
文章は異なりますが、レイビットやコインホットのサイトの文章と内容的には似ています。そして14番目のトレーダーエックス ネストでは「43k+ (4万3000人以上)」、8番目のエッジウォレットでは「22M+ (2200万人以上)」それ以外の11個のサイトでは「20M+ (2000万人以上)」という非常に多くの顧客を抱えていると主張しています。しかし後述しますがこれらのサイトがそれだけ多くの顧客を獲得しているかどうかは極めて疑問です。
表題最後のスーパーブビットの文章はそれ以外のサイトの文章とかなり異なって3番目のパターンになります。以下のような文章が記されています。
>Superbbit - an international crypto exchange company (スーパーブビット 国際的な仮想通貨交換業者)
>We help to exchange cryptocurrency in an easy way – using Fiat cards (Visa, Mastercard) anywhere in the world. Superbitt is working under Lithuanian* license. (当社は、世界中のどこでもフィアットカード(Visa、Mastercard)を使用して、仮想通貨を簡単に交換できるようお手伝いします。スーパービットはリトアニア*のライセンスに基づいて運営されています。)
>*Lithuania is one of the independent and most friendly countries that is actively exploring further cryptocurrency regulations. (*リトアニアは、仮想通貨について最も友好的で新たな規制導入の検討を行っている国の一つです。)
スーパーブ ビットの場合、顧客数などに関する情報はありません。リトアニアのライセンスを得ていると書いてあり、後述するようにサイトの脚注にはリトアニアの住所も記されているのですが信頼できる情報かどうかはかなり疑問です。
それからこの顧客数などに関する記述や意味がよく分からない世界地図の部分についてもサイト冒頭部と同様に「検証152」で検証したxTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) という詐欺目的と思われるサイトに以下に画像を再掲しましたが似たような部分が確認されています。
世界地図に何を意味しているのか分からない色付きの点が散りばめられている点まで同じです。本項で検証している15のサイトがxTraderAi 4.3 GPTのサイトと偶然似ていると考えるのは相当に無理があるように思います。
次に顧客の声を取り上げている部分を比較します。まず表題1~4番目のサイトの画像を表題と同じ順、レイビット → コインホット → MT4トレード (https://www.mt4tradefx.com/) → MT4トレード (https://mt4tradecommunity.com/) という順で4枚の画像を示します。
何故かは不明ですが表題5番目のトレードプライムFXのサイトには相当する部分が見当たらず、この顧客の声を集めた部分が存在しているべきではないかと思われる部分が大きな空白になっています。トレードプライムFXのサイトを作成する際に何らかのミスがあってこの部分が欠落してしまったのかもしれません。
次に次に表題6~10番目の5つのサイトについて相当部分の画像を表題と同じ順、メタ4トレード → SKYDCX → エッジ ウォレット → トップ グローバル FX → ビットマート オプションズという順で以下に5枚の画像を示します。
同様に表題11~14番目の4つのサイトについても相当部分の画像を表題と同じ順、トラッド8 ジーニアス → 247クリプト ウェルス ビルダー → Eewbnkトレーズ → トレーダーエックス ネストという順で示します。表題15番目のスーパーブ ビットのサイトについては顧客の声を紹介する部分が存在しません。
表題14番目のビットマート オプションズを除く12個のサイトで評価を寄せている人の名前が「Jason Adams」「Michael Scott」「Max Perez」となっていて共通です。これらの人物が12個のサイトを実際に使ったことがある実在の人物とは到底思えません。添えられている画像もCGで作った人形の画像で自作自演の架空人物によるレビューであると考えてまず間違いないでしょう。
表題14番目のビットマート オプションズの場合には評価を寄せている3人 (3組) のユーザーの名前が「Rebecca Oswald」「Michael Drakensberg」「Sunil/Shyla Prakash」となっていてそれぞれ実写と思われる画像が添えられています。しかしその添えられている画像が大問題です。例えば2番目の「Michael Drakensberg」の画像、3番目の「Sunil/Shyla Prakash」の画像を別タブで開くとぞれぞれ以下のような画像が出てきます。
これらの画像を画像検索に掛けてみると「Michael Drakensberg」の画像は複数のサイトに掲載されているSimon Sinek という人物の画像に一致します。例えば以下はアメリカの報道機関であるCNBCのサイトで見つけたSimon Sinek氏の画像と簡単な紹介です。
このSimon Sinekという人物についてはX (旧 Twitter) のアカウントや公式サイトも存在するようです。
さらに「Sunil/Shyla Prakash」の画像についても画像検索してみるとパキスタンの首相を務めた経歴のあるNawaz Sharif (ナワーズ・シャリーフ) 氏とその娘であるMaryam Nawaz氏の画像であることが判明しました。以下はNDTV WORLD (https://www.ndtv.com/world) というインドの報道機関のサイトで見つけたナワーズ・シャリーフ氏親子の画像が掲載された記事の冒頭部です。
ビットマート オプションズのサイトの顧客の評価も自作自演の捏造としか思われません。
尚、「検証152」で検証したxTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) という詐欺目的と思われるサイトにも以下に画像を再掲しましたが、顧客の声を紹介する部分が存在します。本項で検証しているサイトの顧客の声を紹介する部分と特に似ているとは思いませんが、似たような構成になっていることは確かです。
次に各サイトで連絡先情報を探しましたが、開示されている情報は充分とは到底言えません。連絡先情報はまず全てのサイトではありませんが、サイト冒頭の右上にメールアドレスあるいは電話番号が書かれています。またこれも全てのサイトではありませんが、メニューバーにある「contact (us)」という項目からリンクされているサブページに連絡先情報が書かれている場合もあります。
サブページに連絡先情報が書かれているサイトについて以下に画像を示していきます。
▼MT4トレード (https://www.mt4tradefx.com/)
▼MT4トレード (https://mt4tradecommunity.com/)
▼トレードプライムFX (https://tradeprimefx.com/)
▼メタ4トレード (https://meta4trade.com/)
▼SKYDCX (https://www.skydcx.com/)
▼トップ グローバル FX (https://www.topglobalfx.com/)
▼トラッド8 ジーニアス (https://trad8genuis.com/)
▼247クリプト ウェルス ビルダー (https://247cryptowealthbuider.live/)
▼Eewbnkトレーズ (https://eewbnktrades.com/index.html)
▼トレーダーエックス ネスト (https://traderxnest.com/)
記載されている情報を以下にまとめます。まずメールアドレスと電話番号です。
サイト名 (URLアドレス) メールアドレス 電話番号
レイビット (reibit.io) support@reibit.io 記載なし
コインホット (coinhot.io) support@coinhot.io 記載なし
MT4トレード (www.mt4tradefx.com) support@mt4tradefx.com +12569624037
MT4トレード (mt4tradecommunity.com) support@mt4tradecommunity.com +12569624037
トレードプライムFX (tradeprimefx.com) support@tradeprimefx.com +14053455298
メタ4トレード (meta4trade.com) support@meta4trade.com +1 (443) 252-3977
SKYDCX (www.skydcx.com) support@skydcx.com +12569624037
エッジ ウォレット (edgewallet.io) 記載なし 記載なし
トップ グローバル FX (www.topglobalfx.com) support@topglobalfx.com +18642809591
ビットマート オプションズ (bitmartoptions.com) 記載なし 記載なし
トラッド8 ジーニアス (trad8genuis.com) support@trad8genuis.com 記載なし
247クリプトウェルス (247cryptowealthbuider.live) support@247cryptowealthbuider.live 記載なし
Eewbnkトレーズ (eewbnktrades.com) support@eewbnktrades.com.com +01234 5678 9000
トレーダーエックス ネスト (traderxnest.com) support@traderxnest.com +1 (814) 205-3561
スーパーブ ビット (superbbit.com) support@superbbit.com 記載なし
8つのサイトについて電話番号が記されていますが、いずれの電話番号も[+1]というアメリカあるいはカナダの国番号から始まっています。但しこれらの電話番号が実際に使われている電話番号かどうか疑問があります。例えばEewbnkトレーズの「+01234 5678 9000」という電話番号は適当に数字を並べただけではないかと疑わざるを得ません。またURLアドレスが異なる2つのMT4トレードのサイト、さらにSKYDCXのサイトの計3つのサイトの電話番号はいずれも「+12569624037」となっていて同一です。同じグループによるサイトであることは確実でしょう。
次いで住所についてもまとめます。
サイト名 (URLアドレス) 住所
レイビット (reibit.io) 記載なし
コインホット (coinhot.io) 記載なし
MT4トレード (www.mt4tradefx.com) 202 Helga Springs Rd, Crawford, TN 38554
MT4トレード (mt4tradecommunity.com) 202 Helga Springs Rd, Crawford, TN 38554
トレードプライムFX (tradeprimefx.com) 202 Helga Springs Rd, Crawford, TN 38554
メタ4トレード (meta4trade.com) 147-40 Archer Ave, Queens, NY 11435, United States
SKYDCX (www.skydcx.com) 202 Helga Springs Rd, Crawford, TN 38554
エッジ ウォレット (edgewallet.io) 記載なし
トップ グローバル FX (www.topglobalfx.com) 202 Helga Springs Rd, Crawford, TN 38554
ビットマート オプションズ (bitmartoptions.com) 記載なし
トラッド8 ジーニアス (trad8genuis.com) 147-40 Archer Ave, Queens, NY 11435, United States
247クリプトウェルス (247cryptowealthbuider.live) 147-40 Archer Ave, Queens, NY 11435, United States
Eewbnkトレーズ (eewbnktrades.com) 3015 Suit pagla road, Singapore
トレーダーエックス ネスト (traderxnest.com) 119 Forbes Avenue, Pittsburgh, Pennsylvania, PA, USA
house office 9103 141 morden road Mitchen England CR4 4DG
スーパーブ ビット (superbbit.com) 記載なし
「202 Helga Springs Rd, Crawford, TN 38554」という住所になっているサイトが5つ、「147-40 Archer Ave, Queens, NY 11435, United States」という住所になっているサイトが3つあります。さらにEewbnkトレーズはシンガポールの住所、トレーダーエックス ネストについてはアメリカとイギリスの2ヵ所の住所が記されています。
まず5つのサイトで共有されている「202 Helga Springs Rd, Crawford, TN 38554」という住所ですが検索してみると以下に示したUS Postal Service (USPS)、つまり郵便局の住所に一致します。同じ住所を所在地としているサイトが他にも多数見つかるのでこれはおそらく郵便局の私書箱の住所なのだろうと思われます。この住所に5つの過疎通貨取引所が実在するとは思えません。
次に3つのサイトで所在地とされている「147-40 Archer Ave, Queens, NY 11435, United States」というニューヨークの住所ですが検索してみるとJamaica Crossing という30階建てのマンションの住所に一致します。オフィスビルではなく、高層マンションの住所に一致しているということでやはりこの住所に3つの仮想通貨交換業者が実在するかどうか極めて疑問です。
次はEewbnkトレーズ (https://eewbnktrades.com/index.html) のシンガポールの住所 (3015 Suit pagla road, Singapore) ですがこのシンガポールの住所を検索するとどういうことなのか全く同じ住所を所在地としているサイトが少なくとも数十の単位で見つかります。またこの住所はおそらく不完全であり、実在する住所かどうか確認出来ません。
最後はトレーダーエックス ネスト (https://traderxnest.com/) の以下の2つの住所です。
>119 Forbes Avenue, Pittsburgh, Pennsylvania, PA, USA
>house office 9103 141 morden road Mitchen England CR4 4DG
まずアメリカのペンシルベニア州・ピッツバーグの住所をGoogle Street Viewで見ると以下に示した「Galardi's Dry Cleaners」というクリーニング店の住所に一致します。
このStreet Viewの画像は2021年7月に撮影されていて既に3年ほど経過しているのでその間にクリーニング店が既に閉店している可能性も考えられますが、クリーニング店があった場所に仮想通貨交換業者が店開きするかどうか極めて疑問である。この住所にトレーダーエックス ネスト (https://traderxnest.com/) が実在するようには思えません。
残るはトレーダーエックス ネスト (https://traderxnest.com/) のイギリスの住所ですが、検索すると以下のAccess Self Storage (https://www.accessstorage.com/) というおそらく日本のトランクルーム的な業者の拠点の住所と一致します。
記述が不明確でよく分からないのですがこのトランクルーム業者はオフィススペースも提供しているようなのでバーチャルオフィス的なサービスが提供されているのかもしれません。この住所は架空住所の可能性が考えられます。そもそもこれらの互いに非常によく似たサイトは同じグループによるサイトとしか思えませんが、住所がアメリカとなっているサイト、シンガポールになっているサイトが共存しているという状態は信頼出来るようには思われません。
示されている連絡先情報が充分でない、信頼性も疑わしいということで例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は殆ど開示されていません。以下にWho Is 情報で示されているサイトの登録・開設日と登録者の所在地についてまとめます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 所在地
レイビット (reibit.io) 2023年11月22日 記載なし
コインホット (coinhot.io) 2024年3月13日 記載なし
MT4トレード (www.mt4tradefx.com) 2023年10月27日 記載なし
MT4トレード (mt4tradecommunity.com) 2023年10月03日 記載なし
トレードプライムFX (tradeprimefx.com) 2023年11月3日 記載なし
メタ4トレード (meta4trade.com) 2023年3月12日 NL (オランダ)
SKYDCX (www.skydcx.com) 2024年4月12日 記載なし
エッジ ウォレット (edgewallet.io) 2022年7月24日 AE (アラブ首長国連邦)
トップ グローバル FX (www.topglobalfx.com) 2023年9月17日 NL (オランダ)
ビットマート オプションズ (bitmartoptions.com) 2024年1月19日 記載なし
トラッド8 ジーニアス (trad8genuis.com) 2024年1月23日 記載なし
247クリプトウェルス (247cryptowealthbuider.live) 2024年4月25日 記載なし
Eewbnkトレーズ (eewbnktrades.com) 2024年4月3日 記載なし
トレーダーエックス ネスト (traderxnest.com) 2023年6月5日 記載なし
スーパーブ ビット (superbbit.com) 2021年8月17日 記載なし
さらに各サイトのWho Is 情報を調べていて気が付きましたがメタ4トレード (https://meta4trade.com/) とSKYDCX (https://www.skydcx.com/) は同一のIPアドレス (156.67.74.135) 上にあります。同様にトラッド8 ジーニアス (https://trad8genuis.com/) と247 Crypto Wealth Builder (https://247cryptowealthbuider.live/) もIPアドレス (195.35.15.233) を共有しています。 組織的な繋がりを示していると考えられます。
またやはりWho Is 情報を調べていて気が付きましたが、これらのサイトへのアクセス数は非常に少ないです。例えば以下は表題最初のレイビット (https://reibit.io/) のサイトへのアクセス状況を調べた結果です。
1日当たりの独立訪問者数とか1ヶ月のアクセス数といった数字が全て検出限界以下になっています。レイビットのサイトには上で示したように「+450k (45万人以上)」の顧客を抱えているという記述がありますが、到底事実とは思われません。本項で検証対象としている他のサイトについてもアクセス状況を調べてみましたが、大半のサイトはアクセス数が検出限界以下となっています。最もアクセス数が多かったのは表題8番目のエッジ ウォレット (https://edgewallet.io/) の場合ですが、それでも以下に示したように1日当たりの独立訪問者数が54人、月間のアクセス数が1536回という程度です。
上で示したようにエッジウォレットのサイトには「22M+ (2200万人以上)」という非常に多くの顧客を抱えているという記述がありますが、アクセス数は2200万人以上の顧客を抱えているサイトとは全く思えないレベルでしかありません。
改めて結論するまでもなく、これらのサイトは到底信頼できるサイトとは思われません。情報開示は極めて不充分、不適切ですし、金融ライセンスも確認出来ません。サイトの記述には明らかに信頼出来ない部分が認められますし、そもそもこれだけ互いによく似たサイトが少なくとも15個も存在しているという時点で怪しいサイトと考えざるを得ません。さらにこの検証を書いている2024年8月上旬に表題10番目のビットマート オプションズ (https://bitmartoptions.com/index.html) のサイトが突然何の告知もなく閉鎖されたようです。他のサイトについても突然閉鎖される可能性があるものと考えざるを得ず、これらのサイトでの取引は全く推奨できません。最初に引用したYahoo知恵袋に出てきた複数の投稿などからおそらく海外の詐欺グループが融資などを餌にして出金するには手数料などの名目で入金を要求されるというパターンで送金させ、結局お金を騙し取られるというパターンの詐欺である可能性が濃厚です。そして本項で検証した一連のサイトが「検証152」で検証したxTraderAi 4.3 GPT (https://xtraderai.com/ja/) というサイトと明らかに似ていることを考えるとこれらのサイトはかなり多くの被害者を出している「検証151」、「検証152」で説明した有名人の名前や画像を盗用したニセ記事広告で勧誘を行ってきた海外の詐欺グループによる詐欺サイトではないかと疑わざるを得ません。この詐欺グループは姉妹サイトの「検証83」や「検証4」で検証したFXの詐欺サイトにも関わっている可能性が濃厚です。
とにかくここで検証した一連のサイトでの取引は推奨できません。厳重な警戒が必要と考えます。