検証129

本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。無登録の違法業者である可能性が高いです。またこれらのサイトを検証する端緒となったGFNCBITというサイトについては外国人による投資の勧誘を受けて結局400万円もの被害を受けたという報告が出ていますし、その後検証することになったAMATAKというサイトでも被害が出ているようです。さらにこれらのサイトは「検証105で検証した14個のサイトと部分的に明らかに似ており、同じグループによって同じテンプレートから立ち上げられたサイトの可能性が高いです。それら以前に検証した14個のサイトの幾つかでも被害報告が出ていることから本項で検証するサイトも危険なサイトである疑いが極めて濃厚です。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112「検証113「検証114「検証115「検証116「検証117」「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証67ページ目です。「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。検証項目は順次追加の予定です。


●GFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home)

●BTDFA (http://www.bitdxenwallet.com/#/home)

●Bitskrix (https://www.bitskrix.net/#/home)

●Bitskrix (https://gs8coin.com/#/home)

●TMGM (http://www.lmeec.com/#/)

●Coin Global Ltd. (コイングローバルリミテッド http://www.hcdcoin.com/#/)

●Gine (https://www.pcgine.com/#/home)

●Nano (https://mmecion.com/#/home)

●Nano (https://dydcnni.com/#/home)

●SBGCOIN (SBGコイン https://sbgcoin.com/#/home)

●VITD (https://www.vsdtd.com/#/home)

●Coinbmeta (https://www.coinbmeta.com/#/home)

●AMATAK (https://www.echangecoin.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.echangecoin.com/)

●Binance (バイナンス http://www.jbbinance.com/#/home、スマホ用サイト:http://h5.jbbinance.com/#/pages/base/index)

●Gemini (ジェミニ http://www.gemini.ski/#/home、スマホ用サイト:https://h5.gemini.ski/#/pages/base/index)

●CoinTiger (コインタイガー https://www.cointigerone.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.cointigerone.com/#/pages/base/index)

●TXN (https://web.txncash.com/#/home、スマホ用サイト: http://www.txncash.com/#/pages/base/index)

●BiPi (http://www.bipicoin.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.bipicoin.com/#/pages/base/index)

●BiPi (https://www.bipifund.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.bipifund.com/#/pages/base/index)

●UNLCOIN-JP (UNLコイン-JP https://unlcoin-jp.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.unlcoin-jp.com/#/pages/base/index)

●BKcoin (BKコイン https://www.bkcoinjp.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.bkcoinjp.com/#/pages/base/index)

●BTCLETAO (https://www.btcletao.com/#/home、スマホ用サイト:https://app.btcletao.com/)

●MTK (https://www.mtkcoin.com/#/home、スマホ用サイト:https://h5.mtkcoin.com/#/pages/base/index)

●Bitpanda (ビットパンダ https://pc.bitpanda.bet/#/home、スマホ用サイト:https://m.bitpanda.bet/#/pages/base/index)

●Bitpanda (ビットパンダ https://pc.coinmama.vip/#/home、スマホ用サイト:https://m.coinmama.vip/#/pages/base/index)

●UNL-C取引所 (https://www.unlcoin-jp.me/)

●EIENCOIN LTD (EIENコインリミテッド https://eiencoin.jp/)


まず以下の6つのサイトをまとめて検証します。

●GFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home)

●BTDFA (http://www.bitdxenwallet.com/#/home)

●Bitskrix (https://www.bitskrix.net/#/home)

●Bitskrix (https://gs8coin.com/#/home)

●TMGM (http://www.lmeec.com/#/)

●Coin Global Ltd. (コイングローバルリミテッド http://www.hcdcoin.com/#/)

最初のGFNCBITはYahoo知恵袋に被害者からと思われる質問投稿が出てきたサイト、それ以外の5つのサイトは基本的に画像検索で見つけてきた同じテンプレート由来と思われるサイトです。まずGFNCBITのサイトに関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年1月29日投稿

ネットで知り合った自称・シンガポール在住で美容院を経営しながら仮想通貨の取引で利益を出している32歳の女性と親しくなり、その女性が指定してきたGFNCBITという取引所に運用資金を入金してしまったようです。そして勧誘役の指示に従って取引を繰り返したところ数字の上では大きな利益が出たので出金しようとすると20%の税金の支払いを要求され、要求に従って240万円ものお金を税金名目で払ったものの、さらに税金分の追加として170万円を要求されたということのようです。そこでようやく税金ならば日本の税務署に支払うべきではないのかということに気が付いてこの質問をしているという状況のようです。入金してしまった金額は当初の運用資金と税金分として追加入金してしまった240万円を合計すると400万円にもなるということのようです。そしてこの経緯はまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致するように思われます。

とにかくこの勧誘役に誘導されたGFNCBITという仮想通貨取引所のサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に示します。

▼GFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home) [表示言語:英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語、中国語、香港語]

ついでに表題2番目以降の画像検索で見つかってきたサイトについてもサイト冒頭部のキャプ画像を表題と同じ順で以下に示します。

▼BTDFA (http://www.bitdxenwallet.com/#/home) [表示言語:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼Bitskrix (https://www.bitskrix.net/#/home) [表示言語:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼Bitskrix (https://gs8coin.com/#/home) [表示言語:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼TMGM (http://www.lmeec.com/#/) [表示言語:中国語、香港語、英語、ドイツ語、フランス語、韓国語、日本語]

▼コイングローバルリミテッド (http://www.hcdcoin.com/#/) [表示言語:中国語、香港語、英語]

これら6つのサイトを互いに比較すると2つ存在するBitskrixは互いに酷似しています。しかしそれ以外については冒頭部を比較するだけでは背景画像が全く異なるので一見して互いに特に似ているようには見えません。それでもそれぞれのキャプ画像の下端に仮想通貨のUSDT (ドル) 建ての相場情報が示されている点とか右上に「ログイン」「登録」のリンクボタンが並んでいる点など共通性も見つかります。また最初の4つのサイト、GFNCBIT、BTDFA、2つのBitskrixについては表示言語の選択肢が英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語、中国語、香港語の15言語で一致しています。ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語といったそれほど対応するサイトが多いとは思えない言語も含めて選択肢が一致するというのは偶然とは思えません。プルダウンメニューでの並びも中国語と香港語の2つが最初に出てくるか、最後に出てくるかの違いしかありません。

さらにこれらのサイトの冒頭部を見て気が付いたのですが、これらのサイトはやはり部分的にですが「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) などのサイトに似ているようです。このBEKONというサイトはYahoo知恵袋にマッチングアプリで知り合った中国人に投資を勧誘されたという投稿が出ていたサイトで既に何の告知もなく閉鎖されています。以下にそのBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) のサイトの冒頭部のキャプを再掲します。

このBEKONのサイトの冒頭部を見比べると本項で検証する6つのサイト冒頭部の共通点として挙げた

1) キャプ画像の下端に仮想通貨のUSDT (ドル) 建ての相場情報が示されている。

2) 右上に「ログイン」「登録」のリンクボタンが並んでいる

といった共通点がそのまま当てはまりますし、表示言語の選択肢が英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語の15言語となっていて並び順は少し変わっていますがGFNCBIT、BTDFA、2つのBitskrixのサイト、計4つのサイトの表示言語の選択肢と同じです。これは組織的な繋がりの可能性を強く示唆するように思われます。

この冒頭部に続いては6つのサイトに共通して仮想通貨の相場情報を示す部分、さらにその次にはサイトの特長を説明する部分が出てきます。そのサイトの特長を説明している部分のキャプをまずGFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home) → BTDFA (http://www.bitdxenwallet.com/#/home) → Bitskrix (https://www.bitskrix.net/#/home) → Bitskrix (https://gs8coin.com/#/home) という順、表題と同じ順で最初の4つのサイトからのキャプを示します。

これら4つのサイトのこの部分は3つの特長を挙げており、互いに全く同じに見えます。そして冒頭部について「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) などのサイトの冒頭部と似ていることを指摘しましたが、この3つの特長を説明している部分についても「検証105」で検証したサイトと似ていることが分かりました。以下にはBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) の相当する部分のキャプの再掲ですが極めてよく似ていることが分かると思います。

さらに本項で検証している残りの2つのサイトの相当部分についても表題と同じ順、TMGM (http://www.lmeec.com/#/) → コイングローバルリミテッド (http://www.hcdcoin.com/#/) の順で以下に示します。

これら2つのサイトについては挙げられている特長が3項目ではなく、6項目になっていてそれらが入れ替わりで順に表示されるような形式になっています。しかしイラストや特長として挙げられている項目の内容は上の3つのサイトの場合と明らかに似通っています。

さらにこの部分に続いてはモバイル用のアプリをダウンロードする為のQRコードが示されている部分が出てきます。その部分についてもまずGFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home) → BTDFA (http://www.bitdxenwallet.com/#/home) → Bitskrix (https://www.bitskrix.net/#/home) → Bitskrix (https://gs8coin.com/#/home) という順、表題と同じ順で最初の4つのサイトからのキャプを示します。

これら4つのサイトはこのアプリをダウンロードする為に用意されているQRコードが示されている部分で互いによく似ています。特に2つのBitskrixのサイトではQRコードまで全く同じものです。

またこの部分についても「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) などのサイトに似た部分があったことが確認出来ます。以下はそのBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) のサイトの相当すると思われる部分のキャプの再掲です。

右側のイラスト部分は全く異なりますが、左側のQRコードなどの部分はやはりかなり似ています。

さらに本項の検証対象の残りの2つのサイトの相当部分についても表題と同じ順、TMGM (http://www.lmeec.com/#/) → コイングローバルリミテッド (http://www.hcdcoin.com/#/) の順で以下に示します。

これら2つのサイトについては最初の4つのサイトと同じイラスト画像があるだけでアプリをダウンロードする為のQRコードとかリンクがありません。何のためにこのイラスト画像が存在しているのか全く分かりませんが同じイラスト画像が存在しているというだけでもこれら2つのサイトとQRコードが用意されている4つのサイトの組織的な繋がりは示されているものと考えます。

次にサイトの脚注にあるロゴやメールアドレスが示されている部分のキャプを示します。これらのサイトについてこの部分に示されているメールアドレス以外に連絡先情報は見当たらないようです。この部分については6つのサイトのキャプを表題と同じ順、すなわちGFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home) → BTDFA (http://www.bitdxenwallet.com/#/home) → Bitskrix (https://www.bitskrix.net/#/home)  → Bitskrix (https://gs8coin.com/#/home) → TMGM (http://www.lmeec.com/#/) → コイングローバルリミテッド (http://www.hcdcoin.com/#/) という順で一気に示します。

4番目のTMGMの場合のみ表示されているリンクの項目数が少ないですが、他は互いによく似ています。さらにこの部分についても「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) などのサイトの脚注部分と似ているようです。以下はそのBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) のサイトのl脚注部分のキャプの再掲です。明らかに本項で検証対象としている6つのサイトの相当部分と似ています。

「連絡します (contact us)」の項目に記されているメールアドレスを以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

GFNCBIT (www.gfncbit.cc) gfncbit@gmail.com

BTDFA (www.bitdxenwallet.com) bitdocwalle@gmail.com

Bitskrix (www.bitskrix.net) bitskrix@gs8coin.com

Bitskrix (gs8coin.com) bitskrix@gs8coin.com

TMGM (www.lmeec.com) tmgmce6@gmail.com

コイングローバルリミテッド (www.hcdcoin.com) hcdcoin@gmail.com

2つのBitskrixのサイトに記されているメールアドレスは同じです。実は画像検索で引っかかってきたのはBitskrix (www.bitskrix.net) の方だけであり、2番目のBitskrix (gs8coin.com) はこのメールアドレスから見つけてきたサイトです。このメールアドレスはドメイン名が2番目のBitskrix (gs8coin.com) のURLアドレスと同じですから本来は2番目のBitskrix (gs8coin.com) のサイトの為のメールアドレスとして準備されたものでしょう。

一方で2つのBitskrixのサイト以外の4つのサイトのメールアドレスは全て「@gmail.com」で終わっている無料登録できるgmailのアドレスです。連絡先がフリーメールというのはセキュリティーの観点から話にならないでしょう。それだけでこれらのサイトはまともな仮想通貨取引所のサイトとは思えません。

連絡先情報としては本項で検証している6つのサイト全てではありませんが、幾つかのサイトについては脚注にある「About Us」という項目から繋がっているサブページに運営本拠に関する断片的な記述があります。例えば以下はGFNCBITのサイトのAbout Usの記述です。

最初の行に

>GFNCBITは技術公益連盟の組織で、米国に本部を置く。

と書いてあってアメリカに本拠があるというのですがその住所とか電話番号といった具体的な連絡先情報はありません。また金融ライセンスに関する情報もありません。

また以下はコイングローバルリミテッドのサイトの記述とGoogle翻訳による日本語訳です。

活字が小さいですがやはり最初の行に

>Founded in 2018 and headquartered in the financial center of Singapore (2018年に設立され、シンガポールの金融センターに本社を置くこの取引所)

と書いてあります。2018年に創設され、シンガポールに本社があるというのですがやはり住所とか電話番号といった具体的な連絡先情報はありません。上で示してきたように本項で検証している6つのサイトには互いに明らかに似ている部分があって同じグループによって同じテンプレートから立ち上げられたサイトとしか思われないのですが、GFNCBITはアメリカに本部があるという記述がある一方でコイングローバルリミテッドはシンガポールに本社があるという主張です。同じグループによるとしか思えないサイトの本社がアメリカとシンガポールに分散しているということがあるでしょうか?相当に違和感があります。

さらに以下はBitskrix (https://www.bitskrix.net/#/home) のAbout Usの記述のキャプおよびGoogle翻訳による日本語訳のキャプです。もう1つのBitskrix、Bitskrix (https://gs8coin.com/#/home) の記述も全く同じでいずれの場合も事業の本拠に関する記述は全くありません。

この文章で非常に気になるのは主語がBitskrixというサイト名と一致しておらず、「BitWell」になっていることです。推測に過ぎませんが、このBitWellというのは同じグループによる同じテンプレート由来のサイトでそのサイトをテンプレートとしてBitskrixのサイトを立ち上げる際に修正を忘れた為にこのようなことになっているのではないかと思われます。そこでBitWellというサイトが現在でも存在している可能性があるかもしれないと考えて検索してみましたが、既に閉鎖されたのか見つけることが出来ませんでした。

本項で検証対象とした6つのサイトの内、これ以外の2つのサイト、BTDFATMGMのサイトにはそもそもAbout Us の文章が存在しないようです。

いずれのサイトについても明確な連絡先情報が見つからないということで例によって各サイトのWho Is 情報も確認してみましたが登録者に関する情報は何も開示されていないようです。各サイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

GFNCBIT (www.gfncbit.cc) 2022年7月18日

BTDFA (www.bitdxenwallet.com) 2022年10月12日

Bitskrix (www.bitskrix.net) 2022年10月17日

Bitskrix (gs8coin.com) 2022年9月28日

TMGM (www.lmeec.com) 2022年10月24日

コイングローバルリミテッド (www.hcdcoin.com) 2022年7月15日

いずれのサイトもこの検証を書いている2023年2月上旬時点で開設からせいぜい半年を経過したばかりという新しいサイトであることが分かります。上で示したようにコイングローバルの「About Us」には2018年に創設されたと書いてあるのですが、サイトが登録・開設されたのは2022年7月15日なのです。2018年に創設されたという記述が事実かどうか疑問を感じざるを得ません。

少なくともGFNCBITについては本項の冒頭で紹介したようにYahoo知恵袋に400万円というかなりのお金を失ったという被害報告が出ていること、同じテンプレート由来と思われるサイトが幾つもあって情報開示が明らかに不充分、不適切であること、記述内容に信用出来ない部分があること、そしてやはり同じテンプレート由来と思われる「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) など14個のサイトの幾つかで出金できないといった報告が確認されている上にそれら14個全てのサイトが何の告知もなく閉鎖されていることなど考え併せるとこれらのサイトは信頼できる投資先とは思えません。BEKONなどのサイトのように突然閉鎖されてしまう可能性も充分に考えられます。これらのサイトでの投資を勧誘されても応じないことを推奨します。

尚、以下で検証している計13個のサイトも本項で検証した6つのサイトと同じテンプレート由来のサイトと思われ、ネットで知り合った外国人に勧誘された、投資したら出金出来なくなったといった報告が確認されています。参照してください。


●Gine (https://www.pcgine.com/#/home)

●Nano (https://mmecion.com/#/home)

●Nano (https://dydcnni.com/#/home)

●SBGCOIN (SBGコイン https://sbgcoin.com/#/home)

●VITD (https://www.vsdtd.com/#/home)

●Coinbmeta (https://www.coinbmeta.com/#/home)

これらも上で検証したGFNCBIT以下のサイトと明らかに似ており、同じテンプレート由来と思われるサイトです。そして最初のGineというサイトはYahoo知恵袋に外国人から勧誘されているという質問が出てきたことで知ったサイトです。それ以外の5つのサイトはGineのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトであり、明らかに似ています。まずGineのサイトに関してYahoo知恵袋に出てきた質問をかなり長いですが添付画像と共に引用します。

2023年3月27日投稿 (Gineに関する質問)

言語交流サイトで知り合った自称・シンガポール在住の中国系マレーシア人女性から勧誘されているようです。そして本人は美容関係の仕事をしているがCitibankに勤務している友人から仕入れた情報を基に投資した新規公開されたGCTという仮想通貨で利益が出ているという話をされ、同じGCTという仮想通貨への投資を勧誘されたということのようです。そしてその仮想通貨を買うことが出来るサイトとして紹介されたのがここで検証するGineというサイトです。とにかくこのGineというサイトの冒頭部のキャプを以下に示します。

Gine (https://www.pcgine.com/#/home) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

さらにこのサイトからの画像検索で見つかってきた表題2番目以降の5つのサイトについてもサイト冒頭のキャプ画像を順に示します。

▼Nano (https://mmecion.com/#/home) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼Nano (https://dydcnni.com/#/home) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼SBGCOIN (SBGコイン https://sbgcoin.com/#/home) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼VITD (https://www.vsdtd.com/#/home) [表示言語:英語、香港語、ベトナム語、インドネシア語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、トルコ語]

▼Coinbmeta (https://www.coinbmeta.com/#/home) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

最後のCoinbmetaというサイトの冒頭部は以下にキャプを再掲しましたが「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) などのサイトに酷似しています。目につく違いはキャプ左上のロゴの部分だけです。

また表題5番目のVITDのサイトは10言語、それ以外の5つのサイトは15言語に対応しています。そして15言語の中にウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語といったこの手のサイトで選択肢として用意されることの少ない言語が含まれていることで気が付きましたが、Gineなど5つのサイトで選択可能な15の表示言語は「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) や上で検証したGFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home)、BTDFA (http://www.bitdxenwallet.com/#/home)、Bitskrix (https://www.bitskrix.net/#/home)、Bitskrix (https://gs8coin.com/#/home) の4つのサイトの表示言語の選択肢と並び順まで含めて同じです。

またこれらのサイトのメニューバーの項目名やその並びも互いに似ているようです。

さらにこの冒頭部に続く部分でも本項で検証対象としている6つのサイトは「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) などのサイトや上で検証したGFNCBITなどのサイトと似ていることに気が付きました。例えばGineのサイトにも上で検証したGFNCBIT以下のサイト、「検証105」で検証したBEKONなどのサイトにも「核心的な優勢」と題された部分があります。まず以下には本項で検証している6つのサイトからのキャプを表題と同じ順、Gine → Nano (https://mmecion.com/#/home) → Nano (https://dydcnni.com/#/home) → SBGコイン → VITD → Coinbmeta という順で以下に示します。

本項の検証対象である6つのサイトはこの「核心的な優勢」と題された部分で互いに全く同じに見えます。そしてこの部分は上で検証したGFNCBITなどのサイトや「検証105」で検証したBEKONなどのサイトとの比較でも非常によく似ています。以下に比較の為にGFNCBIT (再掲) → BEKON (再掲) という順で2枚のキャプ画像を示します。

さらにこの部分に続くアプリをダウンロードするためのQRコードが用意されている部分についてもまず本項の検証対象である6つのサイトからのキャプを表題と同じ順、Gine → Nano (https://mmecion.com/#/home) → Nano (https://dydcnni.com/#/home) → SBGコイン → VITD → Coinbmeta という順で以下に示します。

左側に見えるQRコードの上には各サイトの名称が出てきますがそれ以外の部分は互いに非常によく似ています。そしてここでも上で検証したGFECBITや「検証105」で検証したBEKONのサイトの相当部分と比較してみます。以下にはGFNCBIT (再掲) → BEKON (再掲)という順でキャプを示します。

この部分では本項で検証している6つのサイトは「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) サイトの相当部と非常によく似ています。GFNCBITのサイトの相当部分との比較でも右側のイラスト部分は全く異なりますが左側のQRコードの部分などにはやはり共通性が認められます。

次にサイトの脚注にあるロゴやメールアドレスが示されている部分のキャプを示します。やはり表題と同じ順、Gine → Nano (https://mmecion.com/#/home) → Nano (https://dydcnni.com/#/home) → SBGコイン → VITD → Coinbmeta という順でキャプを以下に示します。

最初のGineのサイト以外の5つのサイトについてはそれぞれ連絡先情報としてメールアドレスのみ記されています。

また本項で取り上げている6つのサイトの内、5番目のVITDのサイトを除いた5つのサイトについては上に示した「核心的な優勢」と題された部分にメールアドレスが隠れて示されていることにも気が付きました。例えば左下に示したのは表題最初のGineのサイトの「核心的な優勢」と題された部分、第3項の「24/7多言語リアルタイムサービス」という項目のキャプです。そしてこの部分にマウスを移動すると右下に示したようなメールアドレスを含む記述が出てきます。

他の5つのサイトでも同様にマウスをこの部分に持ってくると似たような記述が出てくるのですが5番目のVITDのサイトの場合以外はメールアドレスが含まれています。こうして各サイト、2ヵ所にメールアドレスが記されている可能性があるということになります。記されているメールアドレスを以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 脚注のメールアドレス 「核心的な優勢」のメールアドレス

Gine (www.pcgine.com) 記載なし gine1nft@gmail.com

Nano (mmecion.com) dydcnni@hotmail.com support@mmecion.com

Nano (dydcnni.com) dydcnni@hotmail.com support@dydcnni.com

SBGコイン (sbgcoin.com) sbgcoin9@gmail.com support@sbgcoin.com

VITD (www.vsdtd.com) support@vsdtd.com 記載なし

Coinbmeta (www.coinbmeta.com) goldmetax99@gmail.com admin@graysalehk.com

まず2つのNanoのサイトの脚注に書かれているメールアドレスが同一です。またこれを含めて脚注に書いてあるメールアドレスはVITDの場合を除いて無料登録できるhotmailあるいはgmailのアドレスです。まともな仮想通貨取引所の連絡先がフリーメールのアドレスということは有り得ないでしょう。「核心的な優勢」の項目に記されているメールアドレスについてもGineのメールアドレスはフリーメールのアドレスです。

とにかくメールアドレスしか連絡先情報が見つからないということで例によって各サイトのWho Is 情報を確認しました。しかしいずれのサイトについても登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

Gine (www.pcgine.com) 2023年2月2日

Nano (mmecion.com) 2022年5月1日

Nano (dydcnni.com) 2023年2月17日

SBGコイン (sbgcoin.com) 2023年2月4日

VITD (www.vsdtd.com) 2023年2月10日

Coinbmeta (www.coinbmeta.com) 2022年12月23日

2022年5月1日に開設されている表題2番目のNano (mmecion.com) というサイト以外はかなり新しいサイトです。特に最初のGine (www.pcgine.com)、3番目のNano (dydcnni.com)、4番目のSBGコイン (sbgcoin.com)、5番目のVITD (www.vsdtd.com) の計4つのサイトはいずれも2023年2月に開設されており、この検証を書いている2023年3月下旬現在で開設から2ヶ月以内という非常に新しいサイトです。

それから本項の最初に引用した2023年3月27日付のYahoo知恵袋への質問投稿ではGineのサイトで取引されているGCTという仮想通貨への投資を勧められたという情報があります。しかしGCTという仮想通貨は聞いたことがありませんし、仮想通貨データーベースのCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) で調べてもGCTという仮想通貨に関する情報が出てきません。そこでGineのサイトで確認すると確かにGCTという仮想通貨が取引されています。しかしそのチャートを見ると異様なパターンを示していることに気が付きました。以下にGCTのサイトで確認したGCTのUSDT (米ドル) 建て日足チャートを示します。

このGCTという仮想通貨は2023年2月11日に始値0.01ドルで取引開始されて以来、陰線が1度もない一方的な右肩上がりの上昇を続けており、2023年3月下旬時点で0.74ドルほどになっています。さらに以下は同じGCTという仮想通貨の5分足チャートです。

5分足チャートで見ると陽線、陰線が入り混じっていますが、最も気になるのは5分足チャートでもローソク足が上ヒゲ、下ヒゲを含んで間断なく並んでいるということです。上ヒゲ、下ヒゲ付きのローソク足ということは5分間の間に4回以上の取引が成立しているということになります。非常に多くの人がこのGCTという聞き慣れない仮想通貨の売買に参加していなければならないということになります。しかし既に書いたようにCoinMarketCapの仮想通貨リストにも見当たらない仮想通貨を誰が売買しているのか皆目想像もつきません。日足チャートが一方的な右肩上がりになっていることと併せ、このGCTという仮想通貨のチャートは本当に実際の取引を反映したものなのか疑わしいです。

さらに本項で検証している6つのサイトで取引されている仮想通貨のチャートを調べてみると他にも似たようなチャートを発見しました。以下は表題6番目のCoinbmeta (https://www.coinbmeta.com/#/home) で取引されているCJKという仮想通貨のUSDT (米ドル) 建て日足チャートです。ちなみにこのCJKという仮想通貨についてもCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) で調べても情報が出てきません。

Gineのサイトで取引されているGCTの日足チャートと同じで取引開始の2023年2月25に初値0.05ドルで取引されてからこの検証を書いている2023年3月下旬に至るまで陰線が1度も出現しておらず、陽線ばかりで右肩上がりの上昇になっています。現在の相場は3.31ドルほど、上場初値と比べるとわずか1カ月強の間に約66倍という暴騰ぶりです。さらに出来高のチャートも不自然です。なぜか1日の出来高が800万枚程度に揃っている日が多いのです。

さらに以下はこのCJKという仮想通貨の5分足チャートです。

この5分足チャートでも上ヒゲ、下ヒゲ付きでローソク足が間断なく並んでいます。非常に多くの人がこの情報が見つからない仮想通貨の売買に参加していなければこうはならないはずです。やはりこのCJKという仮想通貨のチャートが現実の取引を反映しているのか疑問を感じます。

さらに以下はSBGコイン (https://sbgcoin.com/#/home) のサイトで取引されているSBGという仮想通貨の5分足チャートです。このSBGコインについては日足チャートは特に不自然とは思わないのですが5分足チャートは幾何学的な明らかに不自然なチャートになっています。

しかも出来高が半端ではありません。5分間に1000万枚以上の取引が成立していることになっています。このチャートの画像を取得した時点で1枚の相場が270ドルほどになっていますから1000万枚の取引は27億ドルということになります。5分間で27億ドルの取引が成立するなら1時間で324億ドル、同じペースで24時間取引が続けば1日に7776億ドル、1ドル=130円で計算すれば100兆円以上の取引成立ということになります。2022年10月に報告された外国為替相場全体の取引高が1日平均で7.5兆ドルですから1つの聞き慣れない仮想通貨の出来高だけで外国為替相場全体の少なくとも1割ということになります。全く非現実的な数字です。これも現実の取引を反映したチャートとは到底思えないのです。

総合的に判断して本項で検証した6つのサイトは到底信頼出来るとは思えません。これらのサイトでの投資を勧誘されても応じないことを強く推奨します。


●AMATAK (https://www.echangecoin.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.echangecoin.com/)

●Binance (バイナンス http://www.jbbinance.com/#/home、スマホ用サイト:http://h5.jbbinance.com/#/pages/base/index)

●Gemini (ジェミニ http://www.gemini.ski/#/home、スマホ用サイト:https://h5.gemini.ski/#/pages/base/index)

●CoinTiger (コインタイガー https://www.cointigerone.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.cointigerone.com/#/pages/base/index)

●TXN (https://web.txncash.com/#/home、スマホ用サイト: http://www.txncash.com/#/pages/base/index)

●BiPi (http://www.bipicoin.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.bipicoin.com/#/pages/base/index)

●BiPi (https://www.bipifund.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.bipifund.com/#/pages/base/index)

最初のAMATAKと2番目のバイナンスはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の5つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。そしてこれらのサイトは上で検証したGFNCBIT以下のサイトや「検証105」で検証した14個のサイトとよく似ており、同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトと思われます。

まずAMATAKとバイナンスに関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年4月10日投稿 (AMATAKに関する投稿)

SNSで知り合った自称・シンガポール人女性から勧誘されてAMATAKというサイトでの投資を始めてしまったようです。そして当初は数字の上では利益が出ていたし、少額を出金してみたところ普通に出金できたので信頼してしまい、投資額を増やしてしまったようです。その後、出金を試みたところ審査待ちのままで放置され、さらに全額出金を試みたところ税金を追加入金しないと出金出来ないという事態になり、さすがに不審を抱いてこの質問を投稿したという状況のようです。こういった経緯はまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる勧誘の手口に合致しているように思われます。

2023年4月21日投稿 (バイナンスに関する投稿)

信頼できるかどうかというだけの質問になっていてどういう経緯で質問しているのか分かりませんが、勧誘されて信頼性について質問しているのではないかと思われます。質問本文にはURLアドレスは記されていませんが、添付画像の下端部分からURLアドレス (h5.jbbinance.com) を読み取ることが出来たのでこの画像から読みとったURLアドレスからサイトを探してきました。

これらYahoo知恵袋に質問投稿が出てきた2つのサイト、さらに画像検索で探してきた同じテンプレート由来と思われる4つのサイトについてまずはPC用サイトの冒頭部のキャプを順に示していきます。

▼AMATAK (https://www.echangecoin.com/#/home) [表示言語:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼バイナンス (http://www.jbbinance.com/#/home) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼ジェミニ (http://www.gemini.ski/#/home) [表示言語:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼コインタイガー (https://www.cointigerone.com/#/home) [表示言語:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

このコインタイガーのサイトではなぜか背景画像が正常に表示されません。しかし表示言語を英語にすると以下のように背景画像が表示されます。

▼TXN (https://web.txncash.com/#/home) [表示言語:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼BiPi (http://www.bipicoin.com/#/home) [表示言語:英語、韓国語、日本語、香港語]

▼BiPi (https://www.bipifund.com/#/home) [表示言語:英語、韓国語、日本語、香港語]

これら7つのサイトの冒頭部の比較では最初のAMATAK (https://www.echangecoin.com/#/home) と3番目のジェミニ (http://www.gemini.ski/#/home)が互いに非常によく似ています。また6番目のBiPi (http://www.bipicoin.com/#/home) と 7番目のBiPi (https://www.bipifund.com/#/home) もサイト名が同じというだけでなくURLアドレス以外に違いが見つからないほど互いに非常によく似ています。

またこれら7つのサイトに共通してキャプ右上のログインボタン、メニューバーの項目名とその並びなど互いに似ている点が認められます。2つのBiPiのサイトは表示言語の選択肢が「英語、韓国語、日本語、香港語」の4言語と少ないですが、他の5つのサイトはウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語といったこの手のサイトでは稀な選択肢も含めて14あるいは15言語に対応しており、その並び順もよく似ています。さらにウクライナ語などを含む表示言語の選択肢やその並び順は上で検証してきたGFNCBIT以下のサイトとも似ているように思われます。

次に7つのサイトについてスマホ用サイトのトップページと設定画面を示します。

▼AMATAK スマホ用サイト (https://m.echangecoin.com/)

▼バイナンス スマホ用サイト (http://h5.jbbinance.com/#/pages/base/index)

▼ジェミニ スマホ用サイト (https://h5.gemini.ski/#/pages/base/index)

▼コインタイガー スマホ用サイト (https://m.cointigerone.com/#/pages/base/index)

▼TXN スマホ用サイト (http://www.txncash.com/#/pages/base/index)

▼BiPi スマホ用サイト (https://m.bipicoin.com/#/pages/base/index)

▼BiPi スマホ用サイト (https://m.bipifund.com/#/pages/base/index)

これら7つのサイトのスマホ用サイトのトップページの比較ではPC用サイトでも互いに明らかに似ているAMATAK スマホ用サイト (https://m.echangecoin.com/) とジェミニ スマホ用サイト (https://h5.gemini.ski/#/pages/base/index) は互いに明らかに似ています。またやはりPC用サイトで互いに区別出来ないほど似ている2つのBiPiのサイトはスマホ用サイトの比較でも互いに区別出来ないほど似ています。しかしそれ以外の組み合わせはあまり似ているようには見えません。特に2番目のバイナンス スマホ用サイトや5番目のTXN スマホ用サイトは他のサイトとかなりデザインが異なっていてスマホ用サイトだけ見ていたのではこれらが同じグループのサイトである可能性に気が付かないくらいだと思います。それでもスマホ用サイトのトップページではなく、設定画面の方を互いに比べると互いにかなり似ているように思われます。

さらにこれらのサイトが互いにあるいは上で検証してきたGFNCBIT以下のサイトとも似ていることはPC用サイトの冒頭部に続く部分を比較することでより明確になります。上にキャプ画像を示した冒頭部に続いては7つのサイトに共通してリアルタイムの相場情報があり、さらに続いていずれのサイトでも「核心的な優勢」と題された部分が出てきます。まず最初の4つのサイトについてその部分のキャプ画像をAMATAK → バイナンス → ジェミニ → コインタイガー という表題と同じ順で以下に示します。

残りの3つのサイトについても相当部分のキャプを表題と同じTXN → BiPi (http://www.bipicoin.com/#/home) → BiPi (https://www.bipifund.com/#/home) という順で示します。

説明するまでもなく、これら7つのサイトはこの部分で互いに全く同じに見えますし、上で検証したGFNCBIT以下のサイトの相当部分とも極めてよく似ています。また「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) など一連のサイトとも酷似しています。

さらにこの部分に続くアプリをダウンロードするためのQRコードが用意されている部分についても同様に比較します。まず最初の4つのサイトについてキャプ画像をAMATAK → バイナンス → ジェミニ → コインタイガーという表題と同じ順で以下に示します。

さらに残りの3つのサイトについても相当部分のキャプを表題と同じTXN → BiPi (http://www.bipicoin.com/#/home) → BiPi (https://www.bipifund.com/#/home) という順で示します。

本項で検証している7つのサイトはこのアプリをダウンロード出来るようになっている部分についても互いに似ていますが、全く同じという訳ではありません。まず右側のイラスト部分ですが2番目のバイナンスの場合のみイラストが異なります。バイナンスのイラストは上で検証したGine、 Nano (https://mmecion.com/#/home) Nano (https://dydcnni.com/#/home) SBGコインVITD Coinbmeta の6つのサイトや「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) などのサイトと同じイラストのようです。

一方、バイナンス以外の6つのサイトのイラスト部分は上で検証したサイトの内、GFNCBITBTDFABitskrix (https://www.bitskrix.net/#/home)、Bitskrix (https://gs8coin.com/#/home) の4つのサイトと同じものと思われます。さらに「検証105」で検証したファインX (https://www.casafinex.com/#/home) などのサイトのイラストも同じものと思われます。

さらに上の7つのキャプ画像の左半分、QRコードが示されている部分についても互いにかなり似ているだけでなく、気になる部分が幾つかあります。まず2番目のバイナンスの場合ですがバイナンスのスペルが間違っています。サイトのURLアドレスもBinanceが正しいスペルのはずですがBianceとなっていて3文字目の「n」が抜けています。これは英語版を見ても同じです。

また5番目のTXNのサイトではQRコードの上に

>ダウンロードCoinTigerモバイル端末

と書いてあります。サイト名がTXNで他のサイトではサイト名が記されている部分にCoinTigerと書いてあるのはおかしいでしょう。TXNのサイトはコインタイガーのサイトをテンプレートにして作られていて、修正を忘れた為にこういう異様なことになっているのだとしか思われません。

次にサイトのロゴやメールアドレスが示されている脚注部分のキャプ画像を示します。この部分についてもまず最初の3つのサイトについてキャプ画像をAMATAK → バイナンス → ジェミニという表題と同じ順で以下に示します。

このGemini (ジェミニ) というサイト名とロゴは偶然気が付いたのですが、アメリカ・ニューヨーク州に本拠を置く仮想通貨取引所であるGEMINI (https://www.gemini.com/) の名称とロゴの盗用である可能性が高いです。左に示したのが盗用元と思われるGEMINIのロゴです。 このGEMINIという取引所はCoinMarketCapの出来高ランキングで上位に入るような取引所であり、CoinMarketCapの情報によれば2015年10月に開設されています。


尚、2番目のバイナンスというサイトの名称についてもBinance (バイナンス https://www.binance.com/en) という最大手の取引所からの盗用が疑われますが、ロゴは全く異なります。

さらに残りの4つのサイトについても同じ脚注のロゴとメールアドレスが示されている部分のキャプ画像を表題と同じコインタイガー → TXN → BiPi (http://www.bipicoin.com/#/home) → BiPi (https://www.bipifund.com/#/home) という順で示します。

これら4つのサイトの中でもコインタイガーについては同じ名称の仮想通貨取引所のサイト、COINTIGER (https://www.cointiger.com/ja-jp/#/index) という2017年11月に開設されたシンガポールの取引所サイトが存在しており、CoinMarketCapに情報があります。しかしロゴは異なります。

そしてこれら7つのサイトの脚注部分にはロゴと並んでいずれもメールアドレスが記されています。また上で検証したGineなどのサイトの場合と同様、2つのBiPiのサイトを除く5つのサイトでは「核心的な優勢」と題された部分、第3項の「24/7多言語リアルタイムサービス」という項目の部分にマウスを移動するとメールアドレスを含む記述が出てきます。例えば左下がAMATAK、右下はバイナンスのキャプ画像です。

いずれのサイトでもこれ以外に連絡先情報は見当たりません。本項で検証している7つのサイトの脚注と「核心的な優勢」に記されているメールアドレスを以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) 脚注のメールアドレス 「核心的な優勢」

AMATAK (www.echangecoin.com) echangecoin@gmail.com support@AMATAK.com

バイナンス (www.jbbinance.com) jbbinance.com@gmail.com flycoin88@gmail.com

ジェミニ (www.gemini.ski) Gemini888@gmail.com support@Gemini.com

コインタイガー (www.cointigerone.com) cointigernftc@gmail.com support@cointiger.com

TXN (web.txncash.com) support@txncash.com support@coinletter.com

BiPi (www.bipicoin.com) bipiexchange@gmail.com 記載なし

BiPi (www.bipifund.com) bipiexchange@gmail.com 記載なし

脚注に記されているメールアドレスはTXNの場合を除いて無料登録できるgmailのアドレスです。バイナンスについては「核心的な優勢」にあるメールアドレスもgmailのアドレスです。まともな取引所の連絡先がフリーメールのアドレスということは有り得ないでしょう。またgmailのアドレスではないメールアドレスにも疑問が残るものがあります。例えばジェミニ (www.gemini.ski) の「核心的な優勢」に記されているメールアドレス (support@Gemini.com) となっていますが「Gemini.com」というドメイン名は上で説明したように別の仮想通貨取引所であるGemini (https://www.gemini.com/) のドメイン名です。このメールアドレスでジェミニ (www.gemini.ski) の運営に連絡できるとは全く思えません。

同様にコインタイガー (www.cointigerone.com) のメールアドレス (support@cointiger.com) のcointiger.com」というドメイン名も別個の仮想通貨取引所であるCOINTIGER (https://www.cointiger.com/ja-jp/#/index) のドメイン名です。これもおかしいでしょう。示されているメールアドレスの情報全体を疑わざるを得ません。

連絡先情報がこれだけでは話にならないので例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが開示されている情報は乏しいです。例えば以下はこれでも最も開示情報が多いジェミニ (http://www.gemini.ski/#/home) のWho Is 情報です。

まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2023年2月24日となっています。この検証は2023年4月下旬に書いているのでサイトの開設からちょうど2ヶ月ほどしか経過していない新しいサイトということになります。

そして赤枠で囲った部分にある登録者の情報をまとめると以下のようになります。

登録者所属機関名:Zheng Zhi

所在地:中国・長沙市 (湖南省)

最も開示されている情報が多いジェミニのサイトのWho Is 情報でも開示されているのはこれだけです。他のサイトについても以下にまとめてみます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 所在地

AMATAK (www.echangecoin.com) 2023年2月3日 中国・湖南省

バイナンス (www.jbbinance.com) 2023年3月28日 記載なし

ジェミニ (www.gemini.ski) 2023年2月24日 中国・湖南省長沙市

コインタイガー (www.cointigerone.com) 2023年1月10日 記載なし

TXN (web.txncash.com) 2023年3月31日 記載なし

BiPi (www.bipicoin.com) 2023年4月3日 記載なし

BiPi (www.bipifund.com) 2023年4月3日 記載なし

登録者とか登録者所属機関に関して記載があるのは上にWho Is 情報のキャプを示したジェミニの場合のみ、登録者の所在地に関して情報があるのもAMATAKとジェミニの2つのサイトのみです。所在地情報があるAMATAKとジェミニの所在地はいずれも中国・湖南省となっていますが明らかに不完全な住所ですし、どれだけ信用できる情報かは疑問です。登録・開設日はいずれも2023年になってからで新しいサイトであることが分かります。特に最後のBiPiという2つのサイトはいずれも2023年4月3日に登録されており、この検証を書いている2023年4月下旬現在で開設から1ヶ月も経過していない非常に新しいサイトです。

本項で検証した7つのサイトは全て上で検証したGFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home) 以下のサイトや「検証105」で検証したBEKON (https://www.bekonex.com/#/home) など14個のサイトと同じテンプレートから同じグループによって量産されたサイトと思われます。そしてこれらのサイトの情報開示などは明らかに不充分、不適切であり、さらに本項で検証したAMATAKや上で検証したGFNCBITについて勧誘されて投資したら出金出来なくなったという被害事例と思われる報告が確認されています。しかも勧誘の経緯は「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の勧誘の経緯に合致します。これらのサイトは非常に危険と判断せざるを得ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても応じないことを強く推奨します。


●UNLCOIN-JP (UNLコイン-JP https://unlcoin-jp.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.unlcoin-jp.com/#/pages/base/index)

●BKcoin (BKコイン https://www.bkcoinjp.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.bkcoinjp.com/#/pages/base/index)

●BTCLETAO (https://www.btcletao.com/#/home、スマホ用サイト:https://app.btcletao.com/)

●MTK (https://www.mtkcoin.com/#/home、スマホ用サイト:https://h5.mtkcoin.com/#/pages/base/index)

最初の3つのサイト、UNLコイン-JP、BKコイン、BTCLETAOの3つのサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、最後のMTKは画像検索で見つけてきたサイトです。そしてこれらのサイトは上で検証してきたサイトと明らかに似ており、同じテンプレート由来のサイトと思われます。まず最初の3つのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用していきます。最初はUNLコイン-JPに関する質問投稿ですが、どうやら「雑記2」で説明しているLINEのグループを介した勧誘が行われているようです。

2023年6月21日投稿 (UNLコイン-JPに関する投稿)

「松田よしひこ」と名乗る人物が複数のLINEグループを運営していて「UNLコイン-JP」という仮想通貨取引所での投資を勧めているようです。さらに購入すれば6000円ほどする「フィボナッチ分析とディナポリレベル」という専門書を配布しているようです。そしてこれが詐欺の勧誘ではないのかというのが質問になっています。

この質問投稿に対して3件の回答が付いていますが、その内、2件は自分も「松田よしひこ」のLINEグループに加入しているという回答者からのものになっていて、それぞれの回答に質問の投稿者から返信があります。まず1つ目の回答と質問者からの返信を示します。

この回答の回答者もLINEグループを介して「UNLコイン-JP」という仮想通貨取引所での投資を勧められているようです。この回答に対してLINEグループでの勧誘について以前にやはりLINEのグループで勧誘された人たちがグロウンアップグループ (植華集団、市場コード:01842) という香港株の全力買いを指示されて一時的な株価の釣り上げに利用された仕手の際の勧誘の経過と似ていることを質問の投稿者が指摘しています。このグロウンアップグループ (植華集団、市場コード:01842) という香港株の仕手による詐欺の経過については姉妹サイトの「雑記2」にまとめがあるので参照してください。

さらに以下がもう1件の回答です。

この回答の投稿者も同じLINEのグループに参加していて先生役が推奨する株式に投資したら利益が出たということですが、これはこれまでの同様の勧誘が行われた事例から判断するといわば撒き餌と思われます。これで信頼してしまうと最後に落とし穴が待ち構えているということになりかねません。そしてLINEのグループの担当者が「UNLコイン-JP」での口座開設を完了するように催促が来たということで口座開設の状況が把握できているLINEのグループと「UNLコイン-JP」が密接に結びついていることは間違いないように思われます。

以下も同じUNLコイン-JPに関する投稿です。

2023年8月17日投稿 (UNLコイン-JPに関する投稿)

この投稿でもインスタグラム (の広告?) にあったリンクから「株の勉強会」と称し、「松田よしひこ」と名乗る人物が主催するLINEの投資関係グループに加入することになり、そのLINEのグループでUNLコイン-JPでの仮想通貨投資を勧誘されたようです。「松田よしひこ」というLINEグループ主催者の名前は上で引用した2023年6月21日付の投稿で登場したLINEグループの主催者名と同じです。それ以外に先生役として加藤隆志、アシスタント役の山田じゅんし、財務担当の竹田優樹といった複数の人物が登場しているようです。こうしたLINEのグループを勧誘の場として利用する手口はまさに「雑記2」にまとめた手口に合致します。そしてUNLコイン-JPに投資したところ、出金するには20%の税金を追加入金しなければならないという主張で出金拒否を受けているようです。税金ならば出ている利益の一部を留保すれば済むことですから追加入金を要求してくるのは絶対におかしいですし、出金しようとすると税金とか手数料など意味の分からない名目で追加入金を要求してくるのは「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致しています。

さらにこの質問についても同様のLINEグループに加入しているという人から以下のような回答が出ています。

この回答者も現在進行形で似たようなLINEのグループに加入しており、松田吉彦、加藤りゅうじといった登場人物の名前が一致しているようです。登場人物の名前が漢字だったり、平仮名だったりするのは検索で同じ人物によるLINEグループが多数存在していることに気づかれないようにする為の工夫なのかもしれません。こうした多数のLINEグループで勧誘が行われていると思われる状況はまさに姉妹サイトの「雑記2」で説明しているLINEのグループを介した勧誘の経緯に合致しているようです。

次に表題2番目のBKコインのサイトに関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年7月21日投稿 (BKコインに関する質問)

どういう経緯でこのサイトについて質問しているのか全く分かりませんが、添付画像からURLアドレスを読みとることが出来ます。誰かにこのサイトでの投資を勧誘されているのではないかと思われます。


次は表題3番目のBTCLETAOというサイトに関する質問投稿を引用します。

2023年8月25日投稿 (BTCLETAOに関する投稿)

Facebook経由で知り合った外国人にBTCLETAOでの投資を勧誘されているようです。

そしてとにかく本項で検証する4つのサイトについてまずPC用サイトの冒頭部の画像を以下に順に示します。

▼UNLコイン-JP (https://unlcoin-jp.com/#/home) [表示言語:香港語、英語、韓国語、日本語]

▼BKコイン (https://www.bkcoinjp.com/#/home) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼BTCLETAO (https://www.btcletao.com/#/home) [表示言語:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼MTK (https://www.mtkcoin.com/#/home) [表示言語:中国語、香港語、英語、ロシア語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

2番目のBKコインのサイトは背景画像が表示されず、サイトが未完成のような印象を受けます。このサイトについては以下に示すスマホ用のサイトが主に使われているのかもしれません。そしてこのPC用サイトの冒頭部だけを見たのではこれら4つのサイトが明らかに似ているという印象は受けません。但し、上の4枚の画像の右上にある「ログイン」「登録する」と書かれたリンクボタンとか表示言語の選択メニューなどは互いに似ているようです。表示言語の選択肢は最初のUNLコイン-JPの場合は4言語にしか対応していませんが、残りの3つのサイトはウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語といったこの手のサイトでは稀な選択肢も含めた15あるいは16種類の言語に対応しています。そしてウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語といった言語に対応しているという点については上で検証したGFNCBIT以下の幾つかのサイトとも共通しています。

さらにこれらのPC用サイトの冒頭部に続いては仮想通貨のリアルタイム相場情報を占めてしている部分が出てきて、さらにそのにサイトの特長を説明している部分が出てきます。4つのサイトについてサイトの特長を説明している部分のキャプを表題と同じ順、UNLコイン-JP → BKコイン → BTCLETAO → MTKという順で以下に示します。

表題名が「主なメリット」だったり「核心的な優勢」だったりしますがこれは翻訳の違いに由来する違いかもしれません。この部分では4つのサイトが互いに非常によく似ていますし、上で検証してきたGFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home) 以下のサイトとも非常によく似ています。以下には比較対象としてGFNCBITの相当部分のキャプを再掲しますが本項の検証対象である4つのサイトと酷似しています。

さらにこの部分に続いてはアプリをダウンロードする為のQRコードが用意されている部分が出てきます。やはり表題と同じ順、UNLコイン-JP → BKコイン → BTCLETAO → MTKという順で以下に画像を示します。

この部分には不可解な点が幾つかあります。まず最初のUNLコイン-JPの場合、他のサイトでQRコードがある位置にQRコードがありません。2番目のBKコインで

>ダウンロードcoinmxモバイル端末

と書かれていますが、これはおそらく「ダウンロードBKcoinモバイル端末」の間違いでしょう。おそらくこのBKコインのサイトはcoinmxというサイトをコピペすることで構築されており、修正を忘れた為にこうした間違いが生じているものと思われます。3番目のBTCLETAOの場合も他のサイトで「モバイル端末」と書かれている部分がひらがなで「いどうたんし」となっていて違和感があります。

右側のイラスト部分についてはUNLコイン-JPBKコインMTKの3つではスマホの画像になっており、例えば上で検証したGine (https://www.pcgine.com/#/home) の場合と同じです。以下にGineのサイトの相当部分の画像を再掲します。

一方で3番目のBTCLETAOの場合は右側にPCの取引画面とスマホのイラストが描かれており、上で検証したサイトの内、例えば以下に再掲したGFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home) のイラスト画像と一致します。

次にサイトの脚注にあるロゴやメールアドレスが示されている部分のキャプを示します。やはり本項の検証対象である4つのサイトについて表題と同じ順でキャプ画像を順に示します。

この部分にはそれぞれ唯一の連絡先情報としてメールアドレスが記されています。以下に記されているメールアドレスを書き出します。

サイト名 メールアドレス

UNLコイン-JP support@unlcoin-jp.com

BKコイン Bkcoin168@gmail.com

BTCLETAO btc.letao@gmail.com

MTK support@mtkcoin.com

2番目のBKコイン、3番目のBTCLETAOのメールアドレスは無料登録できるgmailのアドレスです。まともな取引所の唯一の連絡先がフリーメールのアドレスということは有り得ないでしょう。

次にスマホ用のサイトを比較します。まず最初のUNLコイン-JPのスマホ用サイト (https://m.unlcoin-jp.com/#/pages/base/index) とスマホ用サイトの設定画面を以下に示します。

同様に以下は表題2番目のBKコインのスマホ用サイト (https://m.bkcoinjp.com/#/pages/base/index)とスマホ用サイトの設定画面です。

次は表題3番目のBTCLETAOのスマホ用サイト (https://app.btcletao.com/) と設定画面です。

最後はMTKのスマホ用サイト (https://h5.mtkcoin.com/#/pages/base/index) とスマホ用サイトの設定画面を示します。

スマホ用サイトの相互比較では最初のUNLコイン-JPと最後のMTKの場合が特に似ているようです。それ以外の2つのサイトも特に設定画面の方では互いに似ていることが分かります。そしてこれらのスマホ用サイトにも連絡先情報のようなものは見当たりません。登録してログインすれば何らかの連絡先が出てくるのかもしれませんが、情報開示は明らかに不充分、不適切です。

開示されている連絡先情報がメールアドレスしかないということで例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたがやはり登録者に関する情報は殆ど開示されていません。わずかでも登録者に関する情報が見つかったのはBTCLETAOのWho Is 情報の場合のみです。以下BTCLETAOのWho Is 情報を示します。

まず黄色の枠で囲った部分にはサイトの登録・開設日が記されており、2023年1月19日となっています。そして赤枠で囲った部分に登録者に関する情報が記されているのですが、殆どの項目が非開示となっていて分かるのは登録者の住所がBJ, CNであるということだけです。これは中国の北京市を意味すると思われます。この情報もどれほど信頼出来るかは疑問ですがやはりこのサイトを運営しているのは中国系のグループである可能性は高いように思われます。

BTCLETAO以外の3つのサイトについては既に書いたようにWho Is 情報に登録者情報が何もありません。サイトの登録・開設日、アップデート日だけ以下にまとめておきます。

サイト名 登録・開設日 アップデート日

UNLコイン-JP 202332日 2023年3月2日

BKコイン 2023年4月23日 2023年4月23日

BTCLETAO 2023年1月19日 2023年1月19日

MTK 2020年10月13日 2022年11月25日


改めて結論するまでもなく、これらのサイトでの投資は推奨できません。特にLINEのグループで勧誘が行われているUNLコイン-JPについては最大限の警戒を怠るべきではないと考えます。


●Bitpanda (ビットパンダ https://pc.bitpanda.bet/#/home、スマホ用サイト:https://m.bitpanda.bet/#/pages/base/index)

●Bitpanda (ビットパンダ https://pc.coinmama.vip/#/home、スマホ用サイト:https://m.coinmama.vip/#/pages/base/index)

1つ目のビットパンダ (https://pc.bitpanda.bet/#/home) はYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、2番目の同じビットパンダという名称でURLアドレスが異なるサイト (https://pc.coinmama.vip/#/home) は1つ目のビットパンダのサイトと同じIPアドレス上のサイトとして見つかってきたサイトです。そしてこれら2つのサイトは名称が同じであるというだけでなく、サイトの見かけも互いに非常によく似ており、さらに上で検証してきたGFNCBIT (https://www.gfncbit.cc/#/home) 以下のサイトや「検証105」で検証した14個のサイトとも一致している部分が認められ、同じテンプレート由来のサイトと考えられるのでここで検証することにします。

まず最初のビットパンダ (https://pc.bitpanda.bet/#/home) についてYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2024年1月19日投稿

Pairsというマッチングサイトで知り合った自称・台湾人に勧誘されて既に250万円も入金してしまったようです。マッチングサイトで知り合った外国人に投資を勧誘されたという時点で「検証63」の冒頭で説明した中國系と思われる詐欺グループによる詐欺の可能性が疑われました。

とにかくこの質問投稿に示されていたサイトについて調べてみるとこの質問投稿に記されていたURLアドレスはスマホ用のサイトのURLアドレスであり、別にPC用サイトが存在することが分かりました。また同じIPアドレス (52.199.168.200.) 上に表題2番目に示した同じビットパンダという名称のサイトが見つかりました。こうして見つかってきた2つのビットパンダという名称のサイト、まずはPC用サイトについてサイト冒頭部の画像を以下に示します。

▼ビットパンダ (https://pc.bitpanda.bet/#/home) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

▼ビットパンダ (https://pc.coinmama.vip/#/home) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

これら2つのビットパンダのサイトはURLアドレスは全く異なりますが、互いに区別不能なほどに非常によく似ています。またこれらのサイトはこの冒頭部だけの比較でも上で検証してきたサイトとも似ている部分があり、特に似ているのが以下に画像を再掲したバイナンス (http://www.jbbinance.com/#/home) の冒頭部です。

▼バイナンス (http://www.jbbinance.com/#/home) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語、ポーランド語、ポルトガル語、トルコ語]

サイト名の部分が変わっているだけで非常によく似ています。プルダウンメニューに見える選択可能な表示言語の選択肢やその並び順まで同じです。特にウクライナ語、スウェーデン語、フィンランド語といったこの手のサイトで対応している場合が決して多くない言語に対応しているのが特徴的です。

さらにこれらのサイトが互いに似ているのはこの冒頭部だけではありません。まずスマホ用サイトとスマホ用サイトの設定画面を比較します。まず本項の検証対象である2つのビットパンダのサイト、そしてPC用サイトの冒頭部で非常によく似ていることを示した比較対象のバイナンスのサイトの画像を以下に順に示します。

スマホ用サイトの比較でも本項で検証対象としている2つのビットパンダのサイトは互いに非常によく似ていますし、以前に検証したバイナンスのスマホ用サイトとも非常によく似ています。

さらにPC用サイトのトップページに戻ってこれら3つのサイトの相互比較を続けます。以下には「核心的な優勢」と題されたサイトの特長を3項目にまとめて説明している部分を比較します。この部分についてもやはりビットパンダ (https://pc.bitpanda.bet/#/home) → ビットパンダ (https://pc.coinmama.vip/#/home) バイナンス (http://www.jbbinance.com/#/home) という順で3枚の画像を以下に並べます。

この部分では3つのサイトは全く同じに見えます。さらに以下はスマホ用のアプリを説明していると思われる部分の比較です。やはりビットパンダ (https://pc.bitpanda.bet/#/home) → ビットパンダ (https://pc.coinmama.vip/#/home) → バイナンス (http://www.jbbinance.com/#/home) という順で3枚の画像を以下に順に示します。

やはりこの部分でも3つのサイトは互いに非常によく似ています。

次にサイトのロゴやメールアドレスが示されている脚注部分の画像をやはりビットパンダ (https://pc.bitpanda.bet/#/home) → ビットパンダ (https://pc.coinmama.vip/#/home) → バイナンス (http://www.jbbinance.com/#/home) という順で3枚の画像を以下に順に示します。

このロゴやメールアドレスが記されている部分でも3つのサイトは互いに非常によく似ています。特に左側の見えるロゴが3つのサイトで全く共通という状況には驚きます。また唯一の連絡先情報として記されているメールアドレスを以下に書き出します。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

ビットパンダ (https://pc.bitpanda.bet/#/home) service.bitpanda@gmail.com

ビットパンダ (https://pc.coinmama.vip/#/home) service.bitpanda@gmail.com

バイナンス (http://www.jbbinance.com/#/home) jbbinance.com@gmail.com

2つのビットパンダのサイトに記されているメールアドレスは共通です。また比較対象のバイナンスのサイトを含む3つのサイトのメールアドレスはいずれも無料登録できるgmailのアドレスです。唯一示されている連絡先情報がフリーメールのアドレスというのは話になりません。

これ以外に上に示した脚注部分には「About Us」と書かれたサブページへのリンクがあるので確認してみました。以下にビットパンダ (https://pc.bitpanda.bet/#/home) → ビットパンダ (https://pc.coinmama.vip/#/home) の順で「About Us」のサブページに記されている文章を示します。

このサブページに記されている文章も2つのビットパンダのサイトで共通です。その文章を以下に書き出します。

>CoinAllはOKEX初のオープンでウィンウィンなプラットフォームで、世界をリードするセキュリティシステム、2000万人のユーザーグループをOKEXと共有し、ユーザーに優れたデジタル資産取引体験を提供します。 CoinAllの優れたプロジェクトはOKEXに優先的にログインします。 同時に、新しいコミュニティプラットフォームのナビゲーターとして、CoinAllは優良コミュニティと協力して、優良プロジェクトを積極的に選別し、革新的なコミュニティ文化の伝播と応用方式を結び付けて、本著の「革新、サービス、ウィンウィン」の趣旨は、利用者の利益を最大化する。

理解不能なのですが、主語が「ビットパンダ」ではなく「CoinAll (コインオール)」となっています。推測ですがこれら2つのビットパンダのサイトは「コインオール」という名称のサイトをテンプレートにして開設されている可能性が高いと思われます。しかし「CoinAll (コインオール)」という名称でビットパンダのサイトとよく似たサイトは見つかりません。かつては「CoinAll (コインオール)」というサイトが存在していたが既に閉鎖されてしまった可能性が考えられます。

さらに連絡先情報を探して2つのビットパンダのサイトのWho is 情報も確認しましたが、いずれのビットパンダのサイトでも登録者に関する情報は全く開示されていません。サイトの登録・開設日のみ以下に示します。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

ビットパンダ (https://pc.bitpanda.bet/#/home) 2023年12月28日

ビットパンダ (https://pc.coinmama.vip/#/home) 2023年10月21日

登録・開設日は2ヶ月ほど離れていますが、いずれもかなり新しいサイトです。特に最初に引用した2024年1月19日付のYahoo知恵袋への質問投稿で取り上げられていたビットパンダ (https://pc.bitpanda.bet/#/home) は質問が投稿された時点で開設から1ヶ月も経過していなかった非常に新しいサイトです。

改めて結論するまでもないと思いますが、これら2つのビットパンダというサイトは投資先として到底信頼出来るようには思われません。情報開示は明らかに不充分、不適切で唯一示されている連絡先情報がフリーメールのアドレスという状況は論外としか思えません。また金融ライセンスに関する情報もありません。さらにこれら2つのビットパンダというサイトは以前に検証したバイナンス (http://www.jbbinance.com/#/home) というサイトなど上で検証してきた一連のサイトと酷似していて明らかに同じテンプレートから同じグループによって立ち上げられたサイトでしょう。

これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●UNL-C取引所 (https://www.unlcoin-jp.me/)

●EIENCOIN LTD (EIENコインリミテッド https://eiencoin.jp/)

これらのサイトは説明が難しいのですがおそらく仮想通貨取引所のサイトではなく、宣伝の為のサイト、いわゆるランディングページのようなものと思われます。最初のUNL-C取引所というサイトは上で検証したUNLコイン-JP (https://unlcoin-jp.com/#/home、スマホ用サイト:https://m.unlcoin-jp.com/#/pages/base/index) に対応する勧誘用のサイトと思われ、上で検証したUNLコイン-JPのサイトについて検索していて見つけたサイトです。

一方、2番目のEIENコインリミテッドというサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトで対応する仮想通貨取引所のサイトが残念ながら特定されていないのですが、最初のUNL-C取引所というサイトと非常によく似ているのでまとめて説明することにします。そしていずれの場合も姉妹サイトの「雑記2」で説明したLINEのグループを勧誘の場として利用する手口で勧誘が行われているようです。

まず2番目の2番目のEIENコインリミテッドというサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2023年11月20日投稿

これだけの質問では何も分かりませんが、この質問に対する複数の回答で状況が多少分かってきます。

情報が断片的ですが、繋ぎ合わせると「株式投資マスター」というLINEのグループがあって佐藤先生、高橋信夫先生、EIENCOINアジア地域 VIP専用ラインカスタマーサービス部の桜井麻衣などと名乗る人物によってEIENCOINというおそらく仮想通貨のサイトでの投資が勧誘されているらしいこと、勧誘側の日本語に違和感を感じる部分があること、そしてEIENCOINのサイトのURLアドレスが「eiencoin.jp」であることなどが分かります。ベストアンサーではどういう根拠があるのか全く分かりませんが、Chun Zhangという中国系と思われる人物が関与しているといったことが書いてあります。このChun Zhangという名前の人物についてはまた後述します。

2023年11月25日投稿

詳しい状況が分かりませんが、広告を見たことをきっかけにEIENでの投資を勧誘されている状況のようです。やはりLINEのグループで勧誘されている可能性が考えられます。

2023年11月28日投稿

この質問の投稿者も高橋信夫と名乗る人物が運営側として登場するLINEのグループに加入しており、EIEN取引所での投資を勧誘されているようです。他にアシスタントの田中正光という人物も登場しているようです。そしてグループからは上の画像に示されているお茶碗がプレゼントして届けられたようです。LINEグループに加入したら投資の専門書とかクオカードがプレゼントされたといった情報はこれまでにも確認されています。

さらに以下はこの検証を書いた後で出てきた投稿ですがやはりLINEのグループに加入して投資を勧誘されているようです。

2023年12月4日投稿

最初は詐欺を疑っていたけれども最初に出金できたことで信頼できる投資先かもしれないと判断に迷っているということのようですが、最初に少額の出金に応じて信頼できる投資先と思い込ませている可能性が強く疑われます。

2024年2月24日投稿

経緯は不明ですがEIEN取引所での投資に参加してしまい、「日本の金融庁との関係を深める為」という意味不明の名目で税金の前払いと称して追加入金を要求されているようです。さらにこの質問投稿に自分も同様に追加入金を要求されているという回答が2件出ています。

この質問の投稿者も経緯は全く分かりませんがEIEN取引所での投資に参加してしまい、既に300万円を入金してしまい、出金出来なくなっているようです。入金方法は日本国内の個人名義の銀行口座を指定されて入金するというパターンだったようです。中国系と思われる詐欺グループによる詐欺被害の事例である可能性が濃厚です。

さらに以下もEIEN取引所に関する質問投稿なのですが、不自然にEIEN取引所を称賛しており、自作自演の可能性が疑われます。発信者情報を知りたいところです。

2024年2月2日投稿

そして本項で検証対象とする表題の2つのサイトは互いにかなり似ていることが分かりました。以下にまずこれら2つのサイトの冒頭部の画像を示します。

▼UNL-C取引所 (https://www.unlcoin-jp.me/)

▼EIENコインリミテッド (https://eiencoin.jp/)

2つのサイトの冒頭部だけを比較すると雰囲気は似ているように感じます。さらにもう1つ姉妹サイトの「検証66」で検証したハイストーンキャピタル (https://highstone.info/) というサイトの冒頭部の画像を以下に示します。このサイトは同じ名称でやはり姉妹サイトの「検証66」で検証しているハイストーンキャピタル (https://highstonefx.com/) という詐欺目的と思われるサイトへのランディングページと考えられます。

ハイストーンキャピタル (https://highstone.info/)

上の画像の中央に書かれている文章は上に示したUNL-C取引所 (https://www.unlcoin-jp.me/) の冒頭部に書かれている文章と似ているようです。以下に文章を書き出して比較します。

UNL-C取引所 (https://www.unlcoin-jp.me/)

>松田吉彦先生オリジナルの松田投資ポートフォリオ公式】

>完備された投資システムによって、投資がさらに簡単・便利に

ハイストーンキャピタル (https://highstone.info/)

>寺山 正雄先生オリジナルの【寺山投資ポートフォリオ公式】

>完備された投資システムによって、投資がさらに簡単・便利に

「松田吉彦」と「寺山正雄」という名前の部分が入れ替わっているだけで他は全く同じです。

さらにこの冒頭部に続く部分でも3つのサイトを比較します。UNL-C取引所 → EIENコインリミテッド → ハイストーンキャピタルの順で画像を示します。

まず文章を比較するとUNL-C取引所のサイトとハイストーンキャピタルのサイトの文章がかなり似通っています。中央の「トレンド分析」、右側の「取引の機械化」と題された項目の文章は2つのサイトで全く同じです。左側の項目もかなり一致している部分が多いです。一方でEIENコインリミテッドのサイトにある文章は他の2つのサイトと似ているとは言い難いです。しかしこれら3つのサイトで2つの画像の部分を比較すると右側の画像は3つのサイトで共通のようです。中央の画像は3つのサイトで異なりますが、全て受付のような場所の画像であることは共通しています。ちなみにハイストーンキャピタルの受付のような場所の画像は姉妹サイトの「検証66」にあるハイストーンキャピタルの検証で示してありますが、通販サイトで使われている画像を加工した画像である可能性が高いです。実在するハイストーンキャピタルの受付の画像ではないと思われます。

さらに3つのサイトの比較を続けます。以下に示す画像もやはりUNL-C取引所 → EIENコインリミテッド → ハイストーンキャピタルの順で示します。

「レッスンの特徴」「トレンド分析」「取引の機械化」という3項目のタイトルは3つのサイトで共通です。特にUNL-C取引所のサイトの文章とハイストーンキャピタルのサイトの記述はかなり似ていますし、中央と右側の2つの画像も共通です。

さらにこの部分に続いてそれぞれの看板、広告塔的な扱いを受けている人物の簡単な紹介が出てきます。その部分についてもやはりUNL-C取引所 → EIENコインリミテッド → ハイストーンキャピタルの順で画像を示します。

右側の人物の画像は異なりますが、左側の文章は3つのサイトで互いにかなり似ています。

>正しい投資アプローチには、持続可能で収益性のある投資システムが求められます!

>そして、途切れない運用の洗練によって、計画された期間内に計画された富の目標へ到達していきます。

という2つの文章は3つのサイトで完全に共通ですし、UNL-C取引所の松田吉彦とハイストーンキャピタルの寺山正雄の「投資モットー」はいずれも

>投資モットー 合理的な投資+取引の機械化こそ、投資市場で利益を上げる唯一の方法である!

となっていて完全に同じです。2人の投資家の「投資モットー」が全く同じというのは明らかにオカシイでしょう。これら3つのサイトは同じグループによるサイトであると考えて間違いないと考えます。

そしてハイストーンキャピタルの寺山正雄については姉妹サイトの「検証66」にあるハイストーンキャピタルの検証で既に説明してありますが以下に示したように画像がgettyimages (ゲッティイメージズ https://www.gettyimages.co.jp/) というサイトで素材画像として販売されており、架空の人物としか思われません。

これと似たような状況がEIENコインリミテッドのサイトでも見つかります。EIENコインリミテッドのトップページではなく、メニューバーの「プラットフォーム概要」という項目から選択出来る「アナリスト紹介」というサブページ (https://eiencoin.jp/?aboutus/) には高橋信夫以外に以下の4名のアナリストが画像付きで紹介されています。

▼氏名 : 李宏偉(シンガポール) 職位 : EIEN 取引所ブロックチェーン専門家兼アナリスト

▼氏名 : ジョン・スミス(アメリカ) 職位 : EIEN 取引所データ科学者兼アナリスト

▼氏名 : エミリー・ジョンソン(イギリス) 職位 : EIEN 取引所アナリスト

▼氏名 : ジョージ・アンダーソン(オーストラリア) 職位 : EIEN 取引所アナリスト

そして以下がエミリー・ジョンソンと名乗る女性アナリストの紹介です。

オックスフォード大学で金融額の学士号とロンドン金融学院の修士号を取得したEIEN取引所のアナリストであると紹介されています。しかしこの女性の画像を画像検索に掛けるとかなり多くのサイトでこの女性の画像が使われていることが判明しました。さらに調べてみるとこの女性の画像は以下に示すようにPexels (https://www.pexels.com/ja-jp/) というサイトでフリー素材としてダウンロード出来る画像であることが判明しました。

オックスフォード大学で金融額の学士号とロンドン金融学院の修士号を取得したEIEN取引所のアナリスト」がフリー素材のモデルも務めているとは思えません。エミリージョンソンというアナリストは実在の人物かどうか極めて疑問です。ハイストーンキャピタルのチーフアナリスト・寺山正雄と同様に架空の人物である可能性が濃厚と判断せざるを得ません。

尚、3つのサイトの内で連絡先情報が記されているのはEIENコインリミテッドのサイトのみです。以下にEIENコインリミテッドのサイトの脚注部分に記されている連絡先情報の画像を示します。

記述内容をまとめて以下に示します。

会社名: EIENCOIN LTD

メールアドレス: contact@eien-coin.com

住所: 1312 17TH ST UNIT NUM 2955, Denver, COLORADO, 80202

メールアドレスとアメリカのコロラド州・デンバーの住所が書いてあります。電話番号は示されていません。そしてデンバーの住所を検索してみるとPostNet (http://www.postnet.com/) という印刷や発送などのサービスを提供する企業の拠点の住所に一致するようです。そしてこの拠点では私書箱のサービスも提供しているようです。この住所は私書箱番号が書いてありませんが、私書箱の住所である可能性が高いと考えます。別の言い方をすればこの住所にEIENコインリミテッドが実在する可能性は低いです。

UNL-C取引所については連絡先情報の記述がない、EIENコインリミテッドの連絡先についても信頼出来るか疑わしいということで例によって各サイトのWho Is 情報を確認しました。UNL-C取引所のサイトのWho Is 情報では登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日は2023年5月21日となっています。そして一方のEIENコインリミテッドのサイトのWho Is 情報を以下に示します。

まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2023年10月2日となっています。かなり新しいサイトということになります。そして赤枠に囲った部分に登録者に関する断片的な情報が記されています。記されている情報をまとめて以下に示します。

登録者: chun zhang

メールアドレス: 857772075@qq.com

郵便番号: 136-0074

住所: 3901 OLD SEWARD HWY, ANCHORAGE

電話番号: +86.111111 

登録者名は「chun zhang」となっていてYahoo知恵袋に出ていた2023年11月20日付の投稿のベストアンサーに出ていた名前と一致します。ベストアンサーの投稿者はWho Is 情報を情報源としてこの名前を挙げていたのかもしれません。但しこの登録者の名前がどれほど信頼出来るかは疑問でしょう。ともかくこの人物の連絡先情報としてメールアドレス、住所、電話番号が一応記されています。しかしこの連絡先情報には疑問があります。

まず住所ですが「3901 OLD SEWARD HWY, ANCHORAGE」という住所はアメリカのアラスカ州・アンカレッジの住所と思われます。EIENコインリミテッドのサイトの脚注にはアメリカのコロラド州・デンバーの住所が記されていますが、明らかに異なる住所です。ともかく住所はアメリカなのですが、電話番号は[+86]という中国の国番号から始まっています。さらに国番号以降が「111111」となっていますが、これで電話番号として機能するかどうか極めて疑問でしょう。またメールアドレスは「@qq.com」という中国で広く使われているフリーメールのアドレスになっているようです。ともかく住所がアメリカで電話番号が中国の国番号から始まっているという組み合わせは明らかにおかしいです。

UNL-C取引所のサイトの場合はサイト自体にもWho Is 情報にも連絡先情報が何も見当たらないという状況ですし、これら2つのサイトの情報開示は明らかに不充分、不適切です。アナリストなどとして登場している人物も実在の人物であるかどうか極めて疑わしく、これらのサイトが信頼できるサイトとは全く思えません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。