ミッドナイトタイピングスクール

MTSとは?

SSIトリスターから2004年に発売されたタイピングソフト。ミッドナイトホラースクールがMHSなのでミッドナイトタイピングスクールはMTS。

タッチタイピングとは何かというお話から始まり、指の置き方と各指の守備範囲について手取り足取り教えられ、文字、単語、文章を入力する練習ときて、文字種変換やショートカットキーについての解説なども挟みつつ、最後はエクセルやメールのごくごく基本的な使い方まで全26レッスンで学べる、子供向けのタイピングソフト。アルファベット26文字分のキャラクターがいるアニメでタイピングソフトを作ろうと企画した人は偉い。

言うても十年以上前のパソコンソフトなので、今となってはプレイできるマシンを見つけること自体が難しくなりつつあるわけで、うちのパソコンがダメになってしまう前にちょっと内容を記録しておきたいと思います。

タイトル画面

「PRESS ANY KEY」

最初に名前を登録すると、そのイニシャルのキャラクターが「あなたのイメージキャラクター」として表示される。たとえばゲケユーはGでジーニーなのであります。プレイする上では、だからどうということはないんだが。

データは5人分まで保存しておくことができるので、ぜひともご家族やお友達みんなでお楽しみください。

メニュー画面

一般コース
キッズコース
この吹き出しのセリフをヒッキーの声でしゃべってくれるわけよ

一般コースとキッズコースがあり、キッズコースの方はところどころレッスン内容がシンプルになっている。

このソフト、随所で生徒や先生のセリフが出てくるのですが、これがフルボイス付きなのです。

BGMや効果音も全部おなじみの劇伴。例えば部屋を移動するときはエレベーターの音→スロット扉の音が鳴って楽しい。

ワイプは骨型

クラスルーム

A〜Zの全26レッスン+総まとめの卒業試験

これがメインコンテンツ。各レッスンではまず先生の解説を聞き、次に練習問題があったりなかったりして、最後にテストを受け、合格点を取れば次のレッスンに進めるようになる。ので、最初はアンプーしかいないところから始まります。

各クラスの先生がめっちゃ丁寧に解説してくれます。レッスンBだけヘッダーとフッターのデザインが違うのはキッズコース仕様

テストは三択クイズ形式のものと、実際に入力したり操作したりして行うものがあって、制限時間内に一定以上の点数を取ると合格。合格するのはさほど、というか全然難しくはないのですが、自分の場合このソフトを手に入れた当時既にタッチタイピングができたので、むしろ真面目にやろうとするとめちゃくちゃかったるいのであった……しかし先生方が丁寧に指導してくださるので聞かないわけにはいかないのだ。多分このソフト、担任の先生3人が一番セリフ量多いと思う。



(レッスン中の画面もいずれ上げたい)

文章を入力する形式のテストの場合、出てくる例文はMHSとは無関係なんですが、この例文なんかちょっとヘンテコなやつが多い。

「お嬢さん鼻毛でてるよ」

「墓場で遊んではいけません」

「彼のHEARTを鷲づかみ!」

いやまあ、漢字ひらがなアルファベット混じりの例文とか出さなきゃいけないとはいえさあ!!

テスト中のBGMはキャラによって違うものもあり、例えばGのレッスンのBGMは「ユルマキ、キマルユ…緩く巻け!」のときの曲だった。

うわーっ

Zのレッスンまでクリアするとこれまでの総まとめの卒業試験を受けられるようになります。「?」の隠しステージがあるんじゃないかとか期待していたんですがそんなものはなかった。

職員室

カーソルを合わせるとキャラクターが動く

過去のレッスンの成績を確認することができます。キャラゲーとして見るなら実はこっちの方がメインみたいなとこある。

テストの成績に応じて各生徒がコメントをくれるんですが、得点率により優良可の3段階×各5種類前後のセリフがボイス付きで聞けるのです。

レッスン内容によってはどう頑張っても100点か不合格かみたいな点数しか取りようがないものもあるので、そーいう子は良や可のコメントが聞けなかったりして悲しい。いずれにせよ100点取ったり不合格になったりするのは簡単なのだが、ちょうどよく良や可の点数を取るのがなかなか難しく、悪戦苦闘しながらコメント集めてます。

MTSコメントまとめ 現在調査中


カフェテリア・音楽室・美術室

そういえばヒッキーって本編で美術室にいたことなくない?

カフェテリアはユーザー選択、音楽室は音量設定、美術室では文字入力方法の設定ができる。

ここで担当キャラにビンセントが出てくるって珍しすぎると思いませんか


グラウンド

60秒過ぎるとドッキーに「それまで!」って止められる

アルファベット26文字がランダムに(キッズコースではABC順に)1文字ずつ出てきて、60秒でどれだけタイピングできるかというタイムトライアルのミニゲーム。キャラクターが自分のアルファベットを読み上げてくれるんですが、ということはつまり、Fのときだけは無音なのである。フェイントだー。


図書室

ここにも「?」は影も形もいないのであった

キャラクター紹介。各キャラの担当レッスンをクリアしないと解放されないので、最初は本棚がガラガラ。

内容は公式サイトにあったやつ、つまりDVDに入っている文章と同じものです。

……というわけで、ミッドナイトタイピングスクールのお話でした。こういうデジタルデータ系のコンテンツはデバイスの方が新しくなると内容にアクセスすることもままならなくなるのが実につらいところだ。