前述の通りだが、力が衰えた横綱であっても常に大関より上にあり、この不整合を解消するには、大関が昇進しない限り横綱を引退させるしかない。番付が実力の順位表であるという大原則からすると、降格制度がないのは甚だ好ましくない。しかし、横綱降格という前例のない制度を設けるのは大きな決断であり、現実との乖離が大きい。前述のように現実との乖離を小さい昇進基準を作成するという方針に基づき、横綱降格制度を設けないものとする。
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