軽井沢の別荘から八ツ場ダムへ行きました。かつてのダム不要論争の象徴となってしまったダムですが、その必要性を訴えるためでしょうか、建設見学ツアーなどを積極的にやっていて、建設工事現場を見下ろせる展望台なども用意するなど、気持ち悪いぐらい広報に積極的です。とはいえ建設中のダムを見ることができるのは今後もおそらくここぐらいでしょう。その点では貴重です。
もう一か所、草津温泉から流れ出るの酸性湯を中和する施設と、沈殿物を取り除くためにその水を貯めるダムという、非常に珍しい施設を見てきました。
上の写真は八ッ場ダム建設地。国道やJR吾妻線は高台に付け替えられましたが、湖底に沈むはずのところにはまだ何となく生活の匂いがします。
左は立ち退き者のための住宅でしょうか。ダムが完成した後、この人たちはどういう思いでかつての自宅が水に沈んでいく光景を見るのでしょうか。
こんな展望台が作られています。駐車場完備。近くには食堂や土産物屋も。近くの道の駅を含めここは今や観光地です。かくいう私も物珍しさで来たのですが。
看板の説明書きがわかりやすい。ここで中和された水が吾妻川に流れ込んでいます。かつては魚が住まない川だったとか。
草津温泉大滝の湯のすぐ裏手にある中和施設まで足を延ばしました。ここで石灰を湯川に投入します。透明な川の水が白濁します。それが中木ダムまで流れ込んでています。