C. E. Rokkor

ミノルタが70-80年代に作った引き伸ばしレンズで、30mm (F = 2.8)、50mm (F = 2.8)、80mm (F = 5.6) の3本があります。

X のサフィックスは輸出用のものに付けられたようで、国内生産分にはありません。

設計は、80mm がオルソメター(4群6枚)。50mm は変形ダブルガウス(5群6枚)と説明書にあります。30mm はおそらくダブルガウスのようですね。

残念なことに、こいつらにはフロントスレッドがなく、リバース高倍率が困難です。

一番高倍率撮影にアドバンテージがありそうな 30mm で撮影。

こいつはもともとはハーフ引き伸ばしレンズです。

WD 20mm。フォーカスバックは 21cm くらいかな。

倍率7倍。F = 8 です。

これを、みくろた30mm で撮ると、こうなります。

おんなじような条件にしてあります。

いい勝負ですが、僅差でロッコールの方が上ですかね。

F = 8、回折ボケがひどくなりだしたところがいいですね。

F = 5.6 も大丈夫。しかしこれ以上開けると軸上の色収差が出ます。

まあ、それはミクロタも同様。