カゲロウから油を取り出してみた
2009年9月、厚木市でカゲロウが大発生しました。
昭和橋に行って・・・
マ ジ で ビ ビ り ま し た。
なにこれなにこれ?!
昭和橋は車道と歩道が分離しているんですが、歩道の方がすごくて、吹き溜まりにカゲロウが積もってるんです。3cmぐらいの厚さで。カゲロウのじゅうたん。
ウスバじゃなくてコカゲロウかな。それにしてもすごい量っす。
彼らは腹の中に黄色い卵のうを抱え込んでるんですが、これが脂を多く含むみたいで、橋のたもとの鉄板の部分が脂で濡れて、たもとの交差点を曲がる車がその上で滑ってます。
踏み潰さずには歩けないので、踏むと小気味よい音で卵がつぶれて、プチプチプチプチいうの。
これだけで私はおなかいっぱいなんです。もうだめです。
これだけ集まると虫の臭いがすごくて、ちょっと虫いきれに酔ってしまい、さすがの私も気持ち悪くなります。
で、なんとなくもったいない感じがしたのでコンビニ袋に詰めてみたんですが、脂でギトギト。
こりゃあ含油率高いっす。
なんとなく、ここから脂をとりだせないかなー、と考え、抽出してみました。
鉄製乳鉢を用意しまして・・・
↓新鮮なカゲロウ190gを投入
↓オレのために死ね!
カゲロウ・ペーストができます
↓水・CHCl3 で分配抽出
カゲロウ・ココアミックス
↓ろ過・分液
カゲロウ・サンセット
↓有機層を分離・乾燥・濃縮
カゲロウ・ピュアオイル
カゲロウ・オイル18gをゲットしました。
虫臭くてたいへんです。カゲロウ・フレーバーにもうタジタジ。
引火性は低いんですが、火を近づけると何とか燃えます。
よけいくさくて死にそうです。
実験すると、最後に近づくにつれ臭いが強くなり、服にもしみつきます。
こりゃダメだ。
(結論)カゲロウは次世代資源としては何の有用性も見出せない。以上。