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結晶美術館

銅

(111)面を双晶面とする双晶を作りやすい傾向があります。

真ん中あたりのサイコロは、(001)面のみよりなる単結晶、その横のひしゃげたサイコロは、双晶です。

上の大きいのも双晶。骸晶を作りやすい癖があります。

銅塩を触媒として反応を試みたんですが、この中にステンレスのスパチュラを放り込んで放置したら、スパチュラがボロボロに溶け(イオン化傾向のせいです)、金属銅がガシガシ成長してしまったのでした。

想定外沈殿銅。

Leitz Wetzlar Photar 50mm F4 (F = 5.6)/Nikon Multiphot/Nikon D3

アリゾナの自然銅です。師匠に見繕ってもらいました。

面白いことに、石膏(天然の硫酸カルシウム水和物)の結晶のなかに、銅の結晶が閉じ込められています。

石膏と自然銅は同時期成長のようです。

銅は酸化でくすみやすい金属ですが、この状態ですといつまでも赤銅色を保っています。

FoV = 6.0 mm

Mission pit, Mission complex, San Xavier, Pima District, Sierrita Mts., Pima county, Arizona, USA

師匠のはなしでは、92年にちょこっと出たっきりで、いろいろゴタゴタがあってあまり標本の残存数が多くないのだそうです。

天然資源としては、自然銅および多くの銅鉱物が利用されますが、最も多産し有用なのは黄銅鉱でしょう。

黄銅鉱は鉄との複硫化物で、銅の含有量は 35% とそれほどではないんですが、まとまった鉱床を作りやすく、積極的に利用されます。

金色に輝く美しい鉱物ですが、くすみやすく、新鮮なものを野外で見出すのは意外と大変です。

次の写真は、阿仁鉱山(秋田県)の黄銅鉱と方鉛鉱です。古い標本で、明治期のものでしょう。

秋田県北秋田市阿仁町 阿仁鉱山

東京大学総合研究博物館蔵(登録番号 00079)

標本長: 90 mm

Nikon Micro Nikkor 60mm F2.8G ED (F = 22)/Nikon D3

酸化されると2価のイオンを生じ、これは美しい青を示し、銅の存在の指標となります。

こちらはチリのアタカマ石。

銅は熱および電気伝導性が著しく高く、これらの特性が必要な用途によく用いられます。 蒸着装置の蒸着源コントロール部です。

荷電粒子の加速器のカットモデルです。純銅とタングステンよりできています。

銅は、古くから適当な産出量と耐久性から、貨幣として世界中で広く使用されています。

寛永通宝(江戸時代)

明治時代の龍一銭および二銭硬貨です。銅98%、スズと亜鉛がそれぞれ1%ずつ入っています。

銅や青銅(銅とスズの合金)は鋳造に向きます。

日本橋

ある種の植物は、他の生物が生きられないような比較的高濃度の銅イオンが存在するような場所でも、問題なく生きられるものがいます。

以下の写真は、銅鉱山の露頭で生じた銅塩の周りに育ったチャツボミゴケ Jungermannia vulcanicola。

牡蠣などの貝類は低濃度の銅を好みます。

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