・一般動詞
一般動詞とは言ってもすべての文型をいきなり扱うのは無理なので、まずは意味がわかりやすく文が作りやすいSVO(SVA)を扱う
・教科書のそのようになっている
・ただし、SVOとSVAの区別はさほど重要でない
・あくまで品詞の学習の一環としそれらの区別を問うのもありかもしれない
・最初から三単現のsも扱ってしまうのは意外とメリットが多い
・be動詞から入った場合は主語による限定を強調しているはずで、三単現を除外することでその習慣が失われるのは惜しい
・主語のバリエーションが増やせるので例文を作りやすくなる
・sをつける際の処理を少しでも簡単にするため、studyのようなものは登場を後にずらす手もある
・動作動詞の現在形は若干難しいので、意味を際だたせるために過去形も一緒に導入してしまう手もあるにはある
・が、過去を表す表現が足りないのと不規則動詞が覚えきれない問題などもあるので最初からは難しい
・現在形との対比のために概念だけ紹介するにとどめておくのが無難
・中1の多くは、実は“I play tennis.”がどのような意味なのかよく分かっていない
・正しく理解させるために、動作動詞の現在形は(主に)習慣的動作を表していることをきちんと伝えたほうがよい
・後の進行形との混同を避けるためでもある
・every dayやusually、oftenなど頻度を表す副詞をつけた文を増やすとよいかもしれない
動作を表す動詞 状態を表す動詞
現在形 現在の習慣を表す 現在の状態を表す
過去形 過去の動作を表す 過去の状態を表す
・これらは原則であって他の意味を表すこともあることや、beが原則的に状態を表すことなどには触れておきたい
・動作とも状態とも言い難い知覚動詞と使役動詞については今は触れなくてもよいだろう
・ともかく、最初はSVOやSVAの文をたくさん作る練習をさせたい
・サンプル(クリックで拡大)