・関数は、現行課程では比例と反比例(中1)/一次関数(中2)/y=ax²(中3)と分かれている
・「関数1/関数2/関数3」という構成のつもりでいたほうがよい
・関数全般に共通する内容はくり返し扱ったほうがよいし、既習の関数もどんどん出していきたい
・比例は一次関数に含まれるが、反比例は完全に忘れ去られている傾向があるので多めに登場させたい
・この時点で唯一の直線でない曲線であるという意味でも存在意義が大きい
・まずは中1の関数でやったように、色々な関数の式について対応表を書かせてそれをもとに点を打ってグラフを描く練習をしていく
・既習の反比例は曲線にしてほしいが、放物線は折れ線になってもよい
・もちろん知っていた生徒や自力で気づいた生徒が放物線にするのは問題ない
・対応表やグラフ、関数の式について比例と反比例は復習し、1次関数は新たに解説する
・対応表では同じ比率で増えて(減って)いること、グラフでは直線になることなどを押さえておきたい
・比例を含むことや比例とどう違うかなどにも触れておく
・比例との差異はもちろん+bの部分だが、これをどう解釈できるかについていろいろな例を上げておくとよい
・初期パラメータ、グラフのy軸方向のズレ、y切片、などなど
・x切片とy切片は初出となるので用語の説明だけはしておきたい
・序盤に「1次関数を選ぶ」という問題がよく出てくるが、これは文章を式で表す問題とセットになっていることが多い
・これらは要求される知識や理解に関して別の話なので、できれば混ぜたくない
・まずは式や対応表やグラフから比例、反比例、一次関数、どれでもないの4択をさせる
・原点を通った直線は比例と一次関数の両方を答える必要があるが、中2なので片方だけでも◯にしてよいだろう
・一次関数を×にして比例のみ◯にすることのないように
・文章を式で表す問題は各種方程式や中1の文字式でやった通りだが、ここでもう一度復習してもよい
・動点の問題を混ぜてもいいだろう
・「関数かどうか答える」という問題については、文章から「式を経由させずに」答えさせるのもよい
・そもそも式に表せないものもある
・「高さxmの位置にある10円玉の質量yg」のようなものを入れてもよいかもしれない