・同類項の整理は1年の内容とさほど変わらない
・文字が二種類以上の式が出てくる、二次式を扱うようになる、という違いは一応ある
・単項式の乗除では処理の面倒なものが結構混じってくるのでそこを重点的にやりたい
・分数同士の加減で分母を払う生徒がまた出てくることがあるので、方程式との混合プリントなどを復習させて引き戻しておきたい
・そろそろ本格的に計算速度を上げていきたい頃
・乗除なら係数と各文字をそれぞれ暗算
・同類項の整理なら項ごとに暗算
・といった方法で1行で済ませる練習をしてもいいだろう
・サンプル(クリックで拡大
・この辺の作法が身についたら大量の問題を高速で解かせてスピード慣れさせつつ精度も上げていきたい
・精度を上げるために、確認の方法を紹介しておく手もある
・xやyに簡単な数を代入して計算前の式と計算後の式を比較してみるなど
・もちろん偶然あってしまうこともあるが、それなりの確率で間違いを見つけられる
・もちろん方程式におけるそれほど確実ではない
・除算に関して、6xy÷2yのような表記は表記法が混在しているため計算結果が一意に定まらない
・場合分けをさせる手もないではないが、括弧をつけるか「中高の数学ではこのように定めている」と明言しておく必要があるだろう
・現状は暗黙のルールのようになっており、望ましくない
・式の値(いわゆる代入計算)
・前項の検算でも出てきているが、その目的では負の数や分数などややこしいものを代入することは少ないと思うのでここでもきっちりやっておきたい
・文字式の計算を済ませてから代入するのが基本だが、元の式にもいきなり代入して計算し、照らし合わせるようにすると計算力がつくし確実性が増す
・中3内容にならないと計算を楽にするようなギミックは混ぜづらいところ
・複雑な乗除の式にx=3とy=1/3を代入するような問題(xyを消してから計算すると楽)を混ぜておくくらいはできるかもしれない
・そうでなくても、係数も利用して1が作れるところは消していってしまうなど工夫の余地はある