・最初に項や次数などの用語をいくつか扱う
・「xの項」「yの項」「定数項」や(文字が一種類なら)「二次の項」「一次の項」などといった表現をこの辺から指導者が多用していきたい
・覚えさせるためもあるが、馴染ませるためというのが大きい
・頭では分かっていて試験で問われれば意味を答えられるものの、その用語に馴染んでおらず咄嗟に話が通じづらい生徒も結構いる
・この辺が通じないと解説に余計な時間がかかる。特に定数項が通じないと後々困るので馴染ませておきたい
・中(高)の数学は多項式の定義が少しおかしいので訂正しておいたほうがいいかもしれない
・一般的な数学用語としては、多項式のうち項が一つしかないものを単項式という
・つまり、単項式も多項式のうちに入る(正方形と長方形のようなもの)
・中高では単項式でないものを多項式としている
・そのため高校ではそれらを総括する用語として「整式」が登場する(一般的には多項式と同義になる)