・中~下位の初学者には把握しづらい概念のよう
・もちろん定義が大事なので導入が重要になる
・平方根とはなにかをいきなり教える前に、「二乗すると9になる数は?」というような質問をしていくといいだろう
・3はすぐ出てくるだろうが-3が出てくるまで粘りたい
・それをいくつか繰り返してから「二乗すると10になる数は?」などに切り替える
・これも誘導しながら少数第一位くらいまでは持っていきたい
・その後無理数の話を経由して円周率などを引き合いに出しつつ√表記の話へ
・例えば√3には3という数字が見えているのでそれに引きずられて量的感覚がおかしくなる生徒が結構多い
・実際の数字や数直線などで「最も近いもの」を答える4択問題などやらせて少しでも感覚を掴ませたい
・「25の平方根は」と「√25は」という問題は定番
・その違いがどの程度重要なのかは微妙なラインだが、違いがあることは確かで定期試験では頻出でもあるのできちんと押さえておいたほうが無難だろう
・導入後間もなく大小関係が出てくるが、この時点ではシンプルなものしか扱えない
・無理数同士の大小関係や整数部分(5と6の間、のようなもの)はあとあと大事になってくるので、4√2や√5-2のような表現を身につけてから改めて扱ったほうがよい
・条件を満たすnやその個数を求める系の問題は√表記の取り扱いに馴染む意味では割と効果があるので多めに扱うとよい