・中2で出てくるのはSVOOだけだが、せっかく文型という概念を教えてあるのなら小出しにせずここでSVOC・(SVOA)も教えてしまいたい
・SVOO
・costやtake、askなどを持ち出さず授与形動詞(give型、buy型)に限定すれば型としては意味の統一感が強いので教えやすく生徒にも分かりやすい
・中学生ならそれで十分でもある
・SVOOの基本的な意味、SVOに書き換える際のto型(到達点)とfor型(受益者)の違い等、どの教材にも登場する基本的なところを押さえておけば大丈夫だろう
・余力があればIOとDO、及びその関係(IO has/gets DO)にも触れておくとよい
・情報構造を教えていればそれに関連する話もしておきたい。あくまでおまけ情報として参考程度に(情報構造の項を参照)
・SVOCについて
・ここまでそのつもりで授業していれば目的語はもういい加減定着しているだろう
・一方で補語はまだ微妙かもしれないのでSVCの復習から入る手もある
・教科書でもbe以外のSVC(lookなど)が出てくる頃合いなのでちょうどいいかもしれない
・SVOCはSVOOほど統一感のある和訳の型は作れないので、目的格補語の機能を中心に成り立ちの説明をして、代表的な動詞ごとの役を覚えていく形になるだろう
・中3の教科書ではなぜかcallやnameが好まれるので、ここではより重要と思われるmakeやfindを中心に、余力があればkeepやleaveも扱っておきたい
・OC間の意味上の主述関係(いわゆる「ネクサス関係」)は非常に重要なのでしつこく繰り返し説明しておきたい
・言ってみれば、それがSVOCの「型」でもある
・want O toVやtell O toVは中学のうちに出てくるのでそこでも再確認
・SVOA
・移動系の動詞と授与型の動詞が中心となる
・前者はtake、bring、putあたり、後者はSVOOで扱った動詞でよいだろう
・Aの意味がはっきりしていて動詞との関連も分かりやすい場合が多いので教えやすい方だろう
・そもそもSVAを教えていないとAの意味がわからないので場合によってはそちらから
・五文型を採用している、つまりAが存在しない体系で指導している場合は当然SVAもSVOAも教える必要はない
・「英語準備→文の要素」のテキスト例にSVOOやSVOC・SVOAの記述もあるのでそちらも参考にされたし