・平均変化率
・直線しか扱わないと常に一定なものしか出てこないので妙な感じになる
・反比例を多用するとよい
・まずは「3日間で1,200円使うと1日あたりいくらずつ使う割合になるか」のような具体例から
・次は「3日間」と「1,200円」の部分を「9月15日から18日まで」「1,000円から2,200円まで」のように変えたものも混ぜておく
・ただし、日付を例にすると最初の一日を含むかどうかが紛らわしいので注意
・文字に移行する際も、いきなり「変化の割合」でなく「xが1増えるごとにyはどれだけずつ増える(減る、変化する)か」のような設問を挟みたい
・これは変化の割合を定義した後もしつこく出していきたい
・変化の割合という用語はちょっとダサいが、平均変化率と言うとちょっと難しそうなので教科書に合わせて変化の割合のほうが無難
・単に変化率と言うと微分係数を指してしまうことがあるのでこれもいまいち
・グラフの傾きの話は当然出てくると思うので、二点間の傾きを出す練習もしておきたい
・「xの増加量」「yの増加量」という用語は長い上に画数が多いので、⊿xや⊿yなどを定義して塾内ではそれで通す手もある
・「えっくすのぞうかりょーぶんのわいぞうかりょー」より「でるたえっくすぶんのでるたわい」の方が言いやすいし板書もだいぶ楽になる
・「変化の割合」も「⊿y/⊿x」で済む
・新しい記号を導入して目立たせることで「x」と「⊿x」は違うのだ、ということを印象付けられる、かもしれない
・「xの増加量」にどこかのxの値を適用してしまう子は低学力帯を中心に結構多いので注意と対策を要する
・変化の割合と⊿xを与えられた状態から⊿yを求めるような問題の正答率が意外と低い
・「yの増加量=変化の割合×xの増加量」と公式化しているテキストや指導者もいる
・ひどい例になると「a×xの増加量」と書いてある
・これができないのは変化の割合が全然分かっていないということなので、その場しのぎで切り抜けずにきちんと向き合いたい
・場合によっては変化の割合の最初から復習したほうがよいだろう